JPH087372Y2 - 識別用着色線条が設けられた螺旋スペーサの着色異常検出装置 - Google Patents

識別用着色線条が設けられた螺旋スペーサの着色異常検出装置

Info

Publication number
JPH087372Y2
JPH087372Y2 JP9712889U JP9712889U JPH087372Y2 JP H087372 Y2 JPH087372 Y2 JP H087372Y2 JP 9712889 U JP9712889 U JP 9712889U JP 9712889 U JP9712889 U JP 9712889U JP H087372 Y2 JPH087372 Y2 JP H087372Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spiral
optical fiber
spiral spacer
rotating body
identification
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP9712889U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0337405U (ja
Inventor
真治 豊川
秀信 長屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube-Nitto Kasei Co Ltd
Original Assignee
Ube-Nitto Kasei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ube-Nitto Kasei Co Ltd filed Critical Ube-Nitto Kasei Co Ltd
Priority to JP9712889U priority Critical patent/JPH087372Y2/ja
Publication of JPH0337405U publication Critical patent/JPH0337405U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH087372Y2 publication Critical patent/JPH087372Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、識別用着色線条が設けられた螺旋スペーサ
の着色異常検出装置に関する。
《従来の技術》 光ファイバを集合させてケーブル化する場合に、外周
に複数の螺旋状溝が形成された螺旋スペーサを使用する
ことが知られている。
この種の光ファイバは、通常、抗張力線を芯材とし、
その外周に熱可塑性樹脂の被覆層を形成し、この被覆層
に光ファイバを収容する螺旋状溝を形成したものであっ
て、螺旋状溝の数はケーブルの容量によって異なるが、
概ね4〜12本程度に設定されている。
ところで、ケーブル化した光ファイバを敷設するとき
などには、ファイバ同士の接続や分岐などの作業が行わ
れるが、このとき螺旋状溝の内部に収納されている光フ
ァイバを特定し、対象となる光ファイバを識別する必要
がある。
しかしながら、溝は前述したように複数あって、その
形状がほとんど同一で、しかも、所定のピッチで螺旋状
になっており、このような条件下で特定の光ファイバを
識別することが困難であった。
そこで、本出願人が、実開昭62−716076号公報で、ス
ペーサの螺旋状溝に凹条を形成しこの凹条内をインクに
より塗色し、スペーサに識別用の線条を設けることを提
案している。
この公報に開示されている螺旋スペーサによれば、螺
旋状溝に着色線条が形成されているので、特定の光ファ
イバを識別することが簡単にできるものの、以下に説明
する技術的課題があった。
《考案が解決しようとする課題》 すなわち、上記公報に示されている螺旋スペーサで
は、凹条を形成し、その内部にインクを塗色するが、イ
ンクの付着が充分でなく、剥離やかすれなどの異常が発
生する場合があり、その対策が望まれていた。
この種の異常を検出する手段としては、例えば、CCD
カメラを使用した画像処理が考えられるが、製造工程中
にこの検出手段を採用するとすれば、インクが塗色され
た螺旋状溝が回転するので、溝の回転に追随できるよう
に構成しなければならないが、このときCCDカメラが重
いため、螺旋スペーサを走行させることだけで回転させ
ることが難しい。
回転に追随させるためには、強制回転手段を用いれば
良さそうに思われるが、制御が複雑になり、装置も高価
になる。
また、仮この様な問題が解決されたとしても、回転系
から固定系に画像処理の取出しを高速で行わなければな
らず、これに対応させる信号伝達機構が複雑になるとい
う問題もある。
本考案は、このような従来の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、比較的簡単な構
成により識別用着色線条の異常が検出できる螺旋スペー
サの着色異常検出装置を提供することにある。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するために、本考案は、光ファイバを
収容する長手方向に延びる複数の螺旋状溝を有し、前記
螺旋状溝ないしはこの螺旋状溝を画成するリブに識別用
の着色線条を施した螺旋スペーサの着色異常検出装置に
おいて、前記螺旋状溝に係合して前記螺旋スペーサの走
行に伴なって回転する回転体と、この回転体に支持さ
れ、前記着色線条に光を投射してその反射光を受光する
光ファイバセンサと、この光ファイバセンサの出力信号
を電気信号に変換する前記回転体に支持された変換器
と、この変換器の出力信号から前記着色線条の正,異常
を判断する判別器とからなることを特徴とする。
《考案の作用》 上記構成の着色異常検出装置によれば、螺旋スペーサ
の走行に伴なって回転する回転体には、光ファイバセン
サと、この光ファイバセンサの出力信号を電気信号に変
換する変換器だけが搭載され、これらの部品は軽量なの
で、回転体を螺旋スペーサの走行だけで円滑に回転させ
ることができる。
また、変換器と判別器との間で授受する電気信号は、
光ファイバセンサで受光した反射光の強度などを変換し
た比較的単純な信号なので、画像処理のように高速で信
号を授受する伝達機構も不要になる。
《実施例》 以下、本考案の好適な実施例について添付図面を参照
にして詳細に説明する。
第1図から第4図は、本考案にかかる識別用着色線条
が設けられた螺旋スペーサの着色異常検出装置の一実施
例を示している。
同図に示す着色異常検出装置は、螺旋スペーサの製造
ラインないしは光ファイバケーブルの製造ライン中に設
置され、第3図に示す螺旋スペーサ10の着色異常を検出
するものであって、螺旋スペーサ10は、鋼線などからな
る抗張力線10aと、抗張力線10aの外周に設けられた熱可
塑性樹脂製の被覆層10bとを有し、被覆層10bには、スペ
ーサ10の長手方向に沿って延びる複数の螺旋状溝10c
と、螺旋状溝10cを画成するリブ10dが形成されている。
複数のリブ10dの外周には、共押出し、または、刻設
した凹条にインクを塗着することにより、被覆層10bと
異なった色の着色線条10eが一本ないし複数本設けられ
ている。
着色異常検出装置は螺旋スペーサ10の引取機12の前方
に設置され、架台14上に設けられた複数のV溝ガイドロ
ーラ16を有しており、引取機12とガイドローラ16とで螺
旋スペーサ10を所定の間隔で挟持することによりそのブ
レを排除している。
そして、着色異常検出装置は、ガイドローラ16と引取
機12との間において架台14に取付台18を介して設置され
た回転体20,信号伝達機構22と、架台14内に設置された
判別器24,表示記録計26とを有している。
上記回転体20と信号伝達機構22の詳細を第2図に示し
ており、回転体20は、取付台18上に立設されたブラケッ
ト29にベアリング30を介して回転可能に支持されてお
り、その中心部に上記螺旋スペーサ10が挿通可能な透孔
20aが穿設されており、回転体20の前面には、螺旋スペ
ーサ10の螺旋状溝10cに係合する複数のピン32が取り付
けられている。
また、回転体20の前面側には、透孔20aに挿通された
螺旋スペーサ10の着色線条10eに先端が対向するように
一対の光ファイバセンサ34が取り付けられている。
この光ファイバセンサ34は、反射型の光電スイッチが
用いられていて、着色線条10eに光を投射し、その反射
光を受光するものであり、光ファイバは第3図に示すよ
うに、ステンレススリーブ34aで保護されている。
さらに、回転体20の外周縁部には、一対の信号変換器
36が設置されており、この信号変換器36は、上記光ファ
イバセンサ34とそれぞれ光学的に接続され、光ファイバ
センサ34で受光した光信号を電気信号に変換して増幅す
るものである。
一方、上記信号伝達機構22は、回転系から固定系に電
気信号を伝達するものであって、本実施例ではスリップ
リング機構が採用されており、上記回転体20と機械的に
連結され、回転体20とともに回転し、かつ、上記信号変
換器36と電気的に接続されたスリップリング22aと、ス
リップリング22aに摺接するブラシ22bとから構成されて
いる。
上記ブラシ22bは、それぞれブラケット28に固設さ
れ、ブラシ22bに一端が接続されたリード線38の他端
は、上記判別器24および表示記録計26に接続されてい
る。
判別器24の構成を第3図に示している。
判別器24は、上記ブラシ22bを介して変換器36の出力
信号を受ける比較器24aと、比較器24aに基準信号を入力
する設定器24bと、比較器24aの出力信号を受けて警報を
発する警報器24cとから構成されている。
さて、以上のように構成された着色異常検出装置で
は、螺旋スペーサ10を引取機12を介して所定の速度で引
き取ると、螺旋状溝10cに回転体20に取付けられたピン3
2が係合しているので、回転体20およびスリップリング2
2aが螺旋スペーサ10の走行に伴なって回転する。
このとき、回転体20には螺旋スペーサ10の着色線条10
eに対向する光ファイバセンサ34が設けられ、線条10eに
向けて光線を投射し、線条10eからの反射光を常時受光
しているので、線条10eに脱落やかすれ等の異常がある
と、反射光の強度が変動し、その変動は変換器36,信号
伝達機構22を介して比較器24aに入力され、ここで設定
器24bからの基準信号と比較され、この変動の大きさが
許容範囲外であれば警報器24cで警報が発せられること
になる。
ここで、本考案の着色異常検出装置において特に注目
すべきことは、回転体20には、着色線条10eに向けて光
を投射し、その反射光を受光する光ファイバセンサ34
と、この光ファイバセンサ34の出力信号を電気信号に変
換する変換器36だけが搭載されていることであり、この
構成によりこれらの部品が軽量なので、回転体20を螺旋
スペーサ10の走行だけで円滑に回転させることができ
る。
また、変換器36と判別器24との間で授受する電気信号
は、光ファイバセンサ34で受光した反射光の強度などを
変換した比較的単純な信号なので、画像処理のように高
速で信号を授受する伝達機構も不要になる。
なお、第5図は、螺旋スペーサ10の螺旋状溝10cない
しはリブ10dに設けられる着色線条10eの複数の例を示し
ており、本考案の着色異常検出装置はこれらのいずれに
も適用することができる。
また、本考案の装置では、例えば、光ファイバセンサ
34の照射範囲を比較的大きくすれば螺旋スペーサ10のリ
ブ10dに欠けなどの欠陥があった場合にこれを検出する
こともできる。
《考案の効果》 以上実施例で説明したように、本考案にかかる識別用
着色線状が設けられた螺旋スペーサの着色異常検出装置
によれば、螺旋スペーサの走行に伴なって回転する回転
体と、この回転体に支持された光ファイバセンサおよび
変換器と、この変換器の出力信号から前記着色線条の
正,異常を判断する判別器とで装置を構成しているの
で、比較的簡単な構成にもかかわらず、螺旋スペーサの
製造工程中や光ファイバケーブルの製造工程中に設置し
て確実に着色異常を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の設置状態の説明図、第2図は回転
体と信号伝達機構の詳細図、第3図は着色線条と光ファ
イバセンサとの位置関係の説明図、第4図は判別器の内
部構成のブロック図、第5図は着色線条の設けられる位
置の説明図である。 10……螺旋スペーサ 10c……螺旋状溝 10e……着色線条 20……回転体 24……判別器 34……光ファイバセンサ 36……信号変換器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバを収容する長手方向に延びる複
    数の螺旋状溝を有し、前記螺旋状溝ないしはこの螺旋状
    溝を画成するリブに識別用の着色線条を施した螺旋スペ
    ーサの着色異常検出装置において、前記螺旋状溝に係合
    して前記螺旋スペーサの走行に伴なって回転する回転体
    と、この回転体に支持され、前記着色線条に光を投射し
    てその反射光を受光する光ファイバセンサと、この光フ
    ァイバセンサの出力信号を電気信号に変換する前記回転
    体に支持された変換器と、この変換器の出力信号から前
    記着色線条の正,異常を判断する判別器とからなること
    を特徴とする識別用着色線条が設けられた螺旋スペーサ
    の着色異常検出装置。
JP9712889U 1989-08-22 1989-08-22 識別用着色線条が設けられた螺旋スペーサの着色異常検出装置 Expired - Lifetime JPH087372Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9712889U JPH087372Y2 (ja) 1989-08-22 1989-08-22 識別用着色線条が設けられた螺旋スペーサの着色異常検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9712889U JPH087372Y2 (ja) 1989-08-22 1989-08-22 識別用着色線条が設けられた螺旋スペーサの着色異常検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0337405U JPH0337405U (ja) 1991-04-11
JPH087372Y2 true JPH087372Y2 (ja) 1996-03-04

Family

ID=31646278

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9712889U Expired - Lifetime JPH087372Y2 (ja) 1989-08-22 1989-08-22 識別用着色線条が設けられた螺旋スペーサの着色異常検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH087372Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2516399B (en) * 2012-04-20 2020-08-12 Satake Eng Co Ltd Piezoelectric valve, and optical particulate matter sorter provided with air-blowing means that uses piezoelectric valve

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2516399B (en) * 2012-04-20 2020-08-12 Satake Eng Co Ltd Piezoelectric valve, and optical particulate matter sorter provided with air-blowing means that uses piezoelectric valve

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0337405U (ja) 1991-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2301339C (en) Method and system for identifying a feature on a longitudinally advancing member and marking the advancing member based on the identification
US9121693B2 (en) Method and apparatus for detecting shape of strip-shaped member and two-dimensional displacement sensor
WO1993009442A1 (en) Reactor coolant pump shaft speed/position sensor system
EP0316798B1 (en) Apparatus for inserting optical fibers into a spacer having spiral grooves
KR20010041454A (ko) 결함 검출 장치
CN110954295B (zh) 一种检测光纤着色质量的装置及其检测方法
JPH087372Y2 (ja) 識別用着色線条が設けられた螺旋スペーサの着色異常検出装置
DE602005005582T2 (de) Drehmoment-Messvorrichtung für ein rotierendes Teil mit einem lichtemittierenden Element an der Drehachse
GB2093991A (en) Torque measurement apparatus
KR101658232B1 (ko) 비틀림측정장치를 구비한 수직연합기
US6006000A (en) Composite ribbon coupling cable for rotary coupling apparatus
EP1379883B1 (fr) Dispositif de lecture de vitesse de rotation pour pulverisateur de peinture a bol tournant
JPH0656366B2 (ja) ケーブルの表面欠陥検出装置
US6102173A (en) Rotary coupling apparatus for transmission cables
JPH02221068A (ja) ケーブル巻き状態検出方法
JP4177088B2 (ja) 線状体の残量検出方法
GB2223576A (en) Optical fibre monitoring
JPH0425687Y2 (ja)
JPS5871412A (ja) 光回転計
JPS61170708A (ja) 光フアイバケ−ブル引取り装置
JPH07318845A (ja) 光走査装置
JPH01299403A (ja) 回転電機のエアギャップ監視装置
JP2000056207A (ja) レンズ鏡筒
JP3175866B2 (ja) 光ファイバ式車輪速度センサ装置
JPS6239314Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term