JPH087354Y2 - 乾燥施設における排風ダクトの風圧ダンパー装置 - Google Patents

乾燥施設における排風ダクトの風圧ダンパー装置

Info

Publication number
JPH087354Y2
JPH087354Y2 JP14167089U JP14167089U JPH087354Y2 JP H087354 Y2 JPH087354 Y2 JP H087354Y2 JP 14167089 U JP14167089 U JP 14167089U JP 14167089 U JP14167089 U JP 14167089U JP H087354 Y2 JPH087354 Y2 JP H087354Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wind pressure
exhaust duct
exhaust
pressure damper
drying facility
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP14167089U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0380288U (ja
Inventor
愛次郎 金子
敏次 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KANEKONOKI CO., LTD.
Original Assignee
KANEKONOKI CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KANEKONOKI CO., LTD. filed Critical KANEKONOKI CO., LTD.
Priority to JP14167089U priority Critical patent/JPH087354Y2/ja
Publication of JPH0380288U publication Critical patent/JPH0380288U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH087354Y2 publication Critical patent/JPH087354Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、複数台よりなる乾燥機の排風ダクトの吐出
口をそれぞれ集塵室内にのぞませて、乾燥作業時に発生
した塵埃や籾殻等を排風とともに集塵室内へ能率よく排
出せしめると同時に、停止中の乾燥機の排風ダクト内に
集塵室より排風が逆流するのを確実に防止して良好な乾
燥作業を継続することができる乾燥施設における排風ダ
クトの風圧ダンパー装置の改良に関する。
[従来の技術] 従来、複数台の乾燥機1・・・・を並列状に配設し、
それぞれの乾燥機1・・・・に装着された排風ダクト2
・・・・の吐出口4・・・・を集塵室5内にのぞませ
て、吸引排風機3を稼動した運転中の乾燥機より発生し
た塵埃や、籾殻等を排風とともに集塵室内に排出し収集
せしめる作業を行った場合に、集塵室内の気圧が前記排
風作業によって次第に高くなり、大気圧よりも上昇して
集塵室内に予め収集された塵埃を含んだ排風が運転中の
乾燥機は勿論のこと、停止中の乾燥機の排風ダクト内に
逆流し、乾燥性能を著しく低下させる許りか、乾燥作業
室内の作業環境を悪化させるという欠点があり、これが
欠点を解決するために、排風ダクト2の吐出口4の上部
内側に半円状の取付板7を張り出し状に装着し、これが
取付板7の端部に蝶番8を介し風圧ダンパー6を垂下状
に枢着して、風圧作用により風圧ダンパー6を押し開い
て吐出口4を開口したり、或は風圧作用がない時には風
圧ダンパー6の自重たれ下がり作用で吐出口4を開口せ
しめた乾燥施設における排風ダクトの風圧ダンパー装置
は、第4図および第5図に示されたように、本出願前公
知である。
[考案が解決しようとする課題] ところで、従前のこの種の風圧ダンパーは、略0.6mm
厚さの薄鋼板で塑性され、しかも風圧ダンパーは排風ダ
クトの吐出口の上部内側に張り出し状に装着した取付板
へ蝶番を介し枢着された構成となっていたので、風圧ダ
ンパーの開閉動作は吸引排風機の風圧の強弱に左右され
ることになる。
しかしながら、排風ダクト内部を吐出口に向け流通す
る排風は旋回状を呈しながら排風ダクト内壁に沿って流
通しようとするため、排風の一部は吐出口において半円
状の取付板と衝突して阻止され、風圧力が著しく減退さ
れる許りか、風圧ダクトは高温、多湿の除塵室内に位置
されている関係で塵埃等が多く付着して重くなり目一杯
開くことができなくなり、その結果、排風作業が不円滑
となって塵埃や籾殻等の排出が思うようにできず、バー
ナの燃焼効率を著しく低下させ、乾燥性能に悪影響を及
ぼすこととなり、良好な乾燥作業ができないという問題
点を有していた。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、風
圧ダンパーの形状を排風ダクト内を流れる空気の速度が
中央において最も大きくなる速度勾配と同等となるよう
排風ダクトの長さ方向に向って放物線状を呈して尖端状
に形成せしめて、風圧抵抗による損失を極力少なくする
と同時に、風圧ダンパーの表面に塵埃等が付着するのを
確実に防止し、もって、小さな排風動圧であっても吐出
口を全開させ、乾燥性能や燃焼性能に悪影響を与えず、
良好な乾燥作業が達成できる乾燥施設における排風ダク
トの風圧ダンパー装置を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案における乾燥施設
における排風ダクトの風圧ダンパー装置は、乾燥機を複
数台並列状に配設し、それぞれの乾燥機に装着した排風
ダクトの吐出口を集塵室内にのぞませた乾燥施設におい
て、前記排風ダクトの吐出口には排風ダクトの長さ方向
に向って放物線状を呈して尖端状に形成され、その外周
端側が排風ダクトの吐出口に圧接して全閉されるように
拡開される風圧ダンパーを、外周端に設けられる取付片
によりスプリングを介して摺動自在に設けてなるもので
ある。
[作用] 今、乾燥施設内に設置された複数台の乾燥機のうち、
その数台を運転し、他の乾燥機の運転を停止せしめてお
く。さすれば、運転乾燥機の乾燥作動で発生した塵埃や
籾殻等は排風と共に排風ダクトを通って吐出口より集塵
室内に排出収集せられる。
ところで、排風ダクト内に排風とともに塵埃や籾殻等
が排出されると、吐出口を閉鎖していた風圧ダンパー
は、排風動圧によりスプリングの付勢弾力に抗して吐出
口より外側方向に押し開かれるように摺動され、吐出口
を速やかに全開させると同時に、風圧ダンパーの形状
は、排風ダクト内を流れる空気の速度が中央において最
も大きくなる速度勾配が得られるよう排風ダクトの長さ
方向に向って放物線状を呈して尖端状に形成されている
ため、排風ダクト内を流通する排風は何等の風圧抵抗を
受けることなく速い速度をもって吐出口より円滑に排風
されると同時に、風圧ダンパーの表面に付着しようとし
た塵埃は、排風ダクト内を流れる空気の速度が風圧ダン
パーの表面において最も大きいため吹き飛ばされ、付着
することなく吐出口より集塵室内へ排出収集される。し
たがって、風圧ダンパーは小さな風圧であっても正確に
付勢弾力に抗して摺動され、吐出口を全開するものであ
る。
一方、集塵室内への集塵作業を継続すると集塵室内の
気圧は排塵風の連続排出作業で大気圧よりも上昇し、運
転中の乾燥機は勿論のこと、停止中の乾燥機の排風ダク
ト内に集塵室内の排風が逆流しようとする。しかしなが
ら、運転中の乾燥機においては、吐出口より常時流通速
度が大きい排風が排出されているため、逆流しようとし
た排風は、押し戻されて排風ダクト内に逆流することが
防止されるとともに、休止中の乾燥機においても吐出口
がスプリングの付勢弾力により圧接された風圧ダンパー
により完全に閉口されているので、逆風が休止乾燥機の
排風ダクト内に流れ込むのを未然に防止することができ
る。
したがって、集塵室内の排風が逆流するのが完全に防
止されるため、乾燥室内の作業環境を悪化させたり或は
運転乾燥機の乾燥条件を低下させることなく、良好な乾
燥作業を遂行させることができる。
[実施例] 実施例について図面を参照して説明する。
第1図および第2図において、Aは、竪流下する穀物
を流通する乾燥風により乾燥することができる複数台の
乾燥機101a,101b,101c・・・・101nを並列状に設置した
乾燥施設であって、前記乾燥機101a,101b,101c・・・・
101nにはそれぞれ内部に吸引排風機103a,103b,103c・・
・・103nを回転自在に収納した排風ダクト102a,102b,10
2c・・・・102nが装着されている。
そして、前記排風ダクト102a,102b,102c・・・・102n
の吐出口104a,104b,104c・・・・104nは、乾燥施設Aの
一側に配設した集塵室105内へそれぞれ挿通開口せしめ
てある。前記排風ダクト102a,102b,102c・・・・102nの
吐出口104a,104b,104c・・・・104nには、風圧ダンパー
106がスプリング110・・・・の付勢弾力により摺動自在
に圧接されている。前記風圧ダンパー106は、その全体
形状を、排風ダクト102a,102b,102c・・・・102n内を流
れる空気が排風ダクト102a,102b,102c・・・・の中央に
おいて最も大きくなる速度勾配と同等となるよう排風ダ
クト102a、102b、102c・・・・102nの長さ方向に向って
放物線状を呈して尖端状に形成されている。そして、前
記風圧ダンパー106は、吐出口104a,104b,104c・・・・1
04n部に圧接されるよう、その左右両側に突設した取付
片107,107に一端を固着した摺動案内杆108,108の他端
を、吐出口104a,104b,104c・・・・104nの周端に設けた
取付フランジ109a,109b,109c・・・・109nへ夫々貫通せ
しめるとともに、貫通した摺動案内杆108,108にはスプ
リング110,110を巻装した後、ナット111,111で緊定せし
めた構成となっている。したがって、吸引排風機103a,1
03b,103c・・・・103nを運転しない時には、スプリング
106,106の付勢弾力で吐出口104a,104b,104c・・・・104
nを完全に閉口して集塵室105よりの逆風の進入を確実に
防止し、また、吸引排風機103a,103b,103c・・・・103n
の運転中においては、排風圧により付勢弾力に抗して風
圧ダンパー106を摺動案内杆108,108により案内させなが
ら押し開くよう摺動せしめて吐出口104a,104b,104c・・
・・104nを開口し、塵埃や籾殻等を含んだ排風を速い速
度をもって風圧ダンパー106に沿い勢いよく排出せしめ
ることができる。
[考案の効果] 本考案は、上述のとおりに構成されているので、次に
記載する効果を奏する。
乾燥施設において、並列状に配設した複数台の乾燥機
の運転作動により発生した塵埃や籾殻等を排風ダクトを
通して吐出口より集塵室内に排出せしめて収集すること
ができる許りか、複数台の乾燥機を運転し、他の乾燥機
を休止せしめた際に、運転乾燥機の連続排風作用で集塵
室内の気圧が大気圧よりも上昇し、運転乾燥機の排風が
停止乾燥機側の排風ダクト内に逆流するのをスプリング
の付勢弾力により吐出口に密接される風圧ダンパーの閉
鎖作動で確実に防止できるは勿論のこと、運転中の乾燥
機においても吐出口より風圧ダンパーに沿って速い速度
で吐出口より排出できる排風により逆風の進入を未然に
防止し、もって、乾燥作業室内の作業環境を悪化させた
り或は運転乾燥機の乾燥条件を低下させることを皆無な
らしめ、良好な状態のもとに乾燥作業を遂行せしめるこ
とができる。その上、本考案装置においては、排風ダク
トの吐出口には、全体が排風ダクトの長さ方向に向って
放物線状を呈して尖端状に形成される風圧ダンパーをス
プリングにより摺動自在に圧接したので、排風ダクト内
を流れる空気の速度を中央において最も大きくなるよう
にして、風圧抵抗による損失を極力少なくせしめ、小さ
な排風圧であっても風圧ダンパーを摺動し、吐出口を全
開せしめることができるとともに、排風作業時に風圧ダ
ンパーの表面にたとえ塵埃等が付着しようとしても、風
圧ダンパーの表面に沿って流通する風速が速いため吹き
飛ばされ、付着するのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、要部を破断した乾燥施設における排風ダクト
の風圧ダンパー装置の平面図、第2図は、排風作業状態
を示す一部切欠した要部の拡大平面図、第3図は、風圧
ダンパーの拡大斜視図、第4図は、従来例の一部切欠し
た平断面図、第5図は、第4図における風圧ダンパーの
拡大側面図である。 A…乾燥施設、101a,101b,101c・・・・101n…乾燥機、
102a,102b,102c・・・・102n…排風ダクト、104a,104b,
104c・・・・104n…吐出口、105…集塵室、106…風圧ダ
ンパー、110,110…スプリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】乾燥機を複数台並列状に配設し、それぞれ
    の乾燥機に装着した排風ダクトの吐出口を集塵室内にの
    ぞませた乾燥施設において、前記排風ダクトの吐出口に
    は、排風ダクトの長さ方向に向って放物線状を呈して尖
    端状に形成され、その外周端側が排風ダクトの吐出口に
    圧接して全閉されるように拡開される風圧ダンパーを、
    外周端に設けられる取付片によりスプリングを介して摺
    動自在に設けてなる乾燥施設における排風ダクトの風圧
    ダンパー装置。
JP14167089U 1989-12-07 1989-12-07 乾燥施設における排風ダクトの風圧ダンパー装置 Expired - Lifetime JPH087354Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14167089U JPH087354Y2 (ja) 1989-12-07 1989-12-07 乾燥施設における排風ダクトの風圧ダンパー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14167089U JPH087354Y2 (ja) 1989-12-07 1989-12-07 乾燥施設における排風ダクトの風圧ダンパー装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0380288U JPH0380288U (ja) 1991-08-16
JPH087354Y2 true JPH087354Y2 (ja) 1996-03-04

Family

ID=31688544

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14167089U Expired - Lifetime JPH087354Y2 (ja) 1989-12-07 1989-12-07 乾燥施設における排風ダクトの風圧ダンパー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH087354Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020197335A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 井関農機株式会社 穀物乾燥装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020197335A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 井関農機株式会社 穀物乾燥装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0380288U (ja) 1991-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH087354Y2 (ja) 乾燥施設における排風ダクトの風圧ダンパー装置
KR970015752A (ko) 다단식 연소시스템의 다방향 애프터-에어포트
FI78549B (fi) Flaektanordning foer utrymmen.
JP2009505032A (ja) 空気調和機の室内機
WO1991008425A1 (en) Heat recovering ventilator
CA2171785A1 (en) Air Conditioner Having Opening/Closing Mechanism for Air-Flow Direction Changing Blades
KR100432222B1 (ko) 공기조화기
CN210197518U (zh) 一种用于计算机机房的除尘防潮装置
JPH08303831A (ja) ダクト用換気扇装置
JP2000220867A (ja) 除湿機
JPS62172131A (ja) ダクト用空調換気扇
KR20050025617A (ko) 공기 조화기의 실내기
CN115355573B (zh) 一种新型进风方式的除湿机
CN214204382U (zh) 一种用于发动机的箱式降温装置
CN117937263B (zh) 一种散热除湿电气控制柜
CN107504613B (zh) 具有换气结构的室内机及空调器
CN213362674U (zh) 空调室内机及具有其的空调器
JPH10314068A (ja) ハンドドライヤー
KR0170840B1 (ko) 에어컨의 공기정화시의 개폐구조
KR970066445A (ko) 냉기조절수단을 갖는 냉장고
SU1691673A1 (ru) Устройство дл вентил ции помещений повышенной взрывоопасности
JP2530198Y2 (ja) 空調装置
JP2004340438A (ja) 浴室換気乾燥機
JP2716645B2 (ja) 給排気口切替えユニット
KR20050019604A (ko) 공기조화기의 토출구 자동 개폐장치