JPH087341A - 光学的情報記録媒体及び光学的情報の記録再生方法並びに装置 - Google Patents
光学的情報記録媒体及び光学的情報の記録再生方法並びに装置Info
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- JPH087341A JPH087341A JP6155431A JP15543194A JPH087341A JP H087341 A JPH087341 A JP H087341A JP 6155431 A JP6155431 A JP 6155431A JP 15543194 A JP15543194 A JP 15543194A JP H087341 A JPH087341 A JP H087341A
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- GGCZERPQGJTIQP-UHFFFAOYSA-N sodium;9,10-dioxoanthracene-2-sulfonic acid Chemical compound [Na+].C1=CC=C2C(=O)C3=CC(S(=O)(=O)O)=CC=C3C(=O)C2=C1 GGCZERPQGJTIQP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ピット情報とバーコード情報の両者を効率よ
く記録すること。 【構成】 所定間隔を隔てて並列的に延びた複数のガイ
ドトラック3の間を情報記録用トラック4としてピット
の形態で情報を記録する第1の記録領域と、ピットの形
態とは異なる所定の形態からなる光学的なバーコード情
報を記録する第2の記録領域とを有する光学的情報記録
媒体において、第2の記録領域が複数のガイドトラック
を含んでおり、ピット情報の記録/再生のための光学ヘ
ッドを使用して複数トラックにわたる範囲で連続的に又
は断続的に塗りつぶす形態で、バーコード情報を記録す
る。
く記録すること。 【構成】 所定間隔を隔てて並列的に延びた複数のガイ
ドトラック3の間を情報記録用トラック4としてピット
の形態で情報を記録する第1の記録領域と、ピットの形
態とは異なる所定の形態からなる光学的なバーコード情
報を記録する第2の記録領域とを有する光学的情報記録
媒体において、第2の記録領域が複数のガイドトラック
を含んでおり、ピット情報の記録/再生のための光学ヘ
ッドを使用して複数トラックにわたる範囲で連続的に又
は断続的に塗りつぶす形態で、バーコード情報を記録す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば光カードのよう
な光学的情報記録媒体に関し、特に本来のピット情報と
は別に所定のバーコード情報を記録する領域を有する記
録媒体に関し、更には該記録媒体に対してバーコード情
報を記録するための方法及び装置に関する。
な光学的情報記録媒体に関し、特に本来のピット情報と
は別に所定のバーコード情報を記録する領域を有する記
録媒体に関し、更には該記録媒体に対してバーコード情
報を記録するための方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、光学的手段、例えばレーザビ
ームを用いて、このレーザビームの光軸と直角をなすよ
うにして相対的に移動するようにしたカード状の光学的
記録媒体(以下「光カード」という)上に情報を記録し
再生する光学的記録再生装置が知られている。最近で
は、光カードは、コンピュータ等の発達と普及に伴い、
携帯性、安全性そして小型ながら記録容量が大きい等の
理由から普及が期待されており、例えば医療関係におけ
る患者の診断記録媒体としての応用など、多方面での応
用が考えられている。
ームを用いて、このレーザビームの光軸と直角をなすよ
うにして相対的に移動するようにしたカード状の光学的
記録媒体(以下「光カード」という)上に情報を記録し
再生する光学的記録再生装置が知られている。最近で
は、光カードは、コンピュータ等の発達と普及に伴い、
携帯性、安全性そして小型ながら記録容量が大きい等の
理由から普及が期待されており、例えば医療関係におけ
る患者の診断記録媒体としての応用など、多方面での応
用が考えられている。
【0003】そのような光カードの一例を示すと、図1
2,図13のようである。図12は周知の光カード11
の平面図、図13は図12に示す光カード11のA部拡
大図である。図において、情報記録領域12は、所定間
隔を隔てて並列的に延びた複数のガイドトラック13
と、このガイドトラック13の間の情報記録用トラック
(以下、データトラックとも言う)14とからなってい
る。情報記録領域12には、例えば銀塩写真材料をベー
スとした記録層が形成されており、この記録層に対して
光学ヘッドにより記録用の適性エネルギのレーザ光スポ
ットを照射することによって、光学的情報の単位である
ピットを情報記録用トラック14上に記録形成すること
ができる。
2,図13のようである。図12は周知の光カード11
の平面図、図13は図12に示す光カード11のA部拡
大図である。図において、情報記録領域12は、所定間
隔を隔てて並列的に延びた複数のガイドトラック13
と、このガイドトラック13の間の情報記録用トラック
(以下、データトラックとも言う)14とからなってい
る。情報記録領域12には、例えば銀塩写真材料をベー
スとした記録層が形成されており、この記録層に対して
光学ヘッドにより記録用の適性エネルギのレーザ光スポ
ットを照射することによって、光学的情報の単位である
ピットを情報記録用トラック14上に記録形成すること
ができる。
【0004】ガイドトラック13は情報記録用トラック
14とは異なる反射率からなっていて、光学的に識別可
能である。例えば、1本のガイドトラック13は、所定
の幅の1本の直線状の反射率の相対的に低い部分からな
る。記録及び再生時においては、ガイドトラック13を
光学的に識別/参照して、その間の情報記録用トラック
14に対して所望の情報をピットの形態で記録する、又
は情報記録用トラック14に記録されたピット情報を読
み取る。光学ヘッドから発する光ビームは、各種有る読
み書き方式に応じて2ビームあるいは3ビーム等の複数
ビームからなり、例えば、ガイドトラック13の位置を
参照するために使用する副ビームと、ピットデータの記
録又は再生に使用する主ビームとを含む。周知のよう
に、主ビームの光エネルギは、記録時と再生時では異な
っており、記録時はピットを形成するに必要なエネルギ
を持つ。
14とは異なる反射率からなっていて、光学的に識別可
能である。例えば、1本のガイドトラック13は、所定
の幅の1本の直線状の反射率の相対的に低い部分からな
る。記録及び再生時においては、ガイドトラック13を
光学的に識別/参照して、その間の情報記録用トラック
14に対して所望の情報をピットの形態で記録する、又
は情報記録用トラック14に記録されたピット情報を読
み取る。光学ヘッドから発する光ビームは、各種有る読
み書き方式に応じて2ビームあるいは3ビーム等の複数
ビームからなり、例えば、ガイドトラック13の位置を
参照するために使用する副ビームと、ピットデータの記
録又は再生に使用する主ビームとを含む。周知のよう
に、主ビームの光エネルギは、記録時と再生時では異な
っており、記録時はピットを形成するに必要なエネルギ
を持つ。
【0005】光学ヘッドから発する光ビームを所望のト
ラックにアクセスし、該光ビームが該所望トラックから
外れないように自動トラッキング制御を行いながら、光
カード11を相対的にX軸方向(光カード11のデータ
及びガイドトラックに平行方向)に移動させ、所望のピ
ット記録位置で光エネルギをスポット的に高めることに
より1ピットの記録を行う。こうして情報記録用トラッ
ク14に沿って所望のデジタル情報に対応する所望の配
列でピット列を形成することができる。このようなピッ
ト列の記録とその再生によって、所望のデジタル情報の
記録/再生が行われる。光学ヘッドによって形成される
1つのピットのサイズは例えば数μm程度である。な
お、記録又は再生の対象とするトラックを変更する場合
は、光カード11に対して光ビームをY軸方向(並列ト
ラックを横切る方向)に相対的に移動することにより所
望のトラックにアクセスする。
ラックにアクセスし、該光ビームが該所望トラックから
外れないように自動トラッキング制御を行いながら、光
カード11を相対的にX軸方向(光カード11のデータ
及びガイドトラックに平行方向)に移動させ、所望のピ
ット記録位置で光エネルギをスポット的に高めることに
より1ピットの記録を行う。こうして情報記録用トラッ
ク14に沿って所望のデジタル情報に対応する所望の配
列でピット列を形成することができる。このようなピッ
ト列の記録とその再生によって、所望のデジタル情報の
記録/再生が行われる。光学ヘッドによって形成される
1つのピットのサイズは例えば数μm程度である。な
お、記録又は再生の対象とするトラックを変更する場合
は、光カード11に対して光ビームをY軸方向(並列ト
ラックを横切る方向)に相対的に移動することにより所
望のトラックにアクセスする。
【0006】このような光カード11において、従来よ
り、情報記録領域12とは別の所定領域、例えば図12
に示すように情報記録領域12の右上の所定位置に、バ
ーコード記録部15が設けられている。このバーコード
記録部15には、所定の識別情報がバーコードの形態で
記録される。バーコード記録部15に記録するバーコー
ドの一例を示すと図14のようであり、例えば、バーコ
ードを構成する1つのバー16の幅は数十μm、長さは
数百μmである。例えば、個別の光カードを発行する際
に、各カード毎に個別に付与したユニークな識別コード
を該バーコード情報の形で記録する。従来は、このバー
コード記録部15に対するバーコード情報の記録は、付
与しようとするバーコードのパターンを写真技術によっ
て転写することにより行っていた。
り、情報記録領域12とは別の所定領域、例えば図12
に示すように情報記録領域12の右上の所定位置に、バ
ーコード記録部15が設けられている。このバーコード
記録部15には、所定の識別情報がバーコードの形態で
記録される。バーコード記録部15に記録するバーコー
ドの一例を示すと図14のようであり、例えば、バーコ
ードを構成する1つのバー16の幅は数十μm、長さは
数百μmである。例えば、個別の光カードを発行する際
に、各カード毎に個別に付与したユニークな識別コード
を該バーコード情報の形で記録する。従来は、このバー
コード記録部15に対するバーコード情報の記録は、付
与しようとするバーコードのパターンを写真技術によっ
て転写することにより行っていた。
【0007】光カードの発行の際には、上記のようなバ
ーコード情報とは別に、所定の情報をピットの形態で記
録する必要もある。このピット情報は上記のように、光
学ヘッドによって情報記録領域12に記録される。例え
ば、情報記録領域12の一部がプリフォーマット領域1
7となっており、このプリフォーマット領域17には、
所定の情報がピットの形態で予め記録される。また、情
報記録領域12のその他の領域にも、その光カードの使
用目的に応じて必要なデータ又は情報類が適宜予め記録
されてよく、その領域はROM(リードオンリーメモ
リ)として機能する。このほか、情報記録領域12にお
いては、ユーザによって所望の情報が記録可能な領域を
含んでいてよい。
ーコード情報とは別に、所定の情報をピットの形態で記
録する必要もある。このピット情報は上記のように、光
学ヘッドによって情報記録領域12に記録される。例え
ば、情報記録領域12の一部がプリフォーマット領域1
7となっており、このプリフォーマット領域17には、
所定の情報がピットの形態で予め記録される。また、情
報記録領域12のその他の領域にも、その光カードの使
用目的に応じて必要なデータ又は情報類が適宜予め記録
されてよく、その領域はROM(リードオンリーメモ
リ)として機能する。このほか、情報記録領域12にお
いては、ユーザによって所望の情報が記録可能な領域を
含んでいてよい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、光カード11
に必要な情報を記録しようとする場合、従来は、光学ヘ
ッドによるピット情報の記録処理と、写真技術によるバ
ーコード情報の形成処理とを、夫々別の記録システムを
用いて行わなければならなかった。そのため、記録処理
の効率が悪いという欠点があった。本発明は上述の点に
鑑みてなされたもので、ピット情報とバーコード情報の
両者を効率よく記録することのできる光学的情報記録媒
体及び光学的情報の記録方法並びに装置を提供しようと
するものである。
に必要な情報を記録しようとする場合、従来は、光学ヘ
ッドによるピット情報の記録処理と、写真技術によるバ
ーコード情報の形成処理とを、夫々別の記録システムを
用いて行わなければならなかった。そのため、記録処理
の効率が悪いという欠点があった。本発明は上述の点に
鑑みてなされたもので、ピット情報とバーコード情報の
両者を効率よく記録することのできる光学的情報記録媒
体及び光学的情報の記録方法並びに装置を提供しようと
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光学的情報
記録媒体は、所定間隔を隔てて並列的に延びた複数のガ
イドトラックの間を情報記録用トラックとしてピットの
形態で情報を記録する第1の記録領域と、前記ピットの
形態とは異なる所定の形態からなる光学的なバーコード
情報を記録する第2の記録領域とを有する光学的情報記
録媒体において、前記第2の記録領域が複数のガイドト
ラックを含んでおり、複数トラックにわたる範囲で前記
バーコード情報が記録されていることを特徴とするもの
である。
記録媒体は、所定間隔を隔てて並列的に延びた複数のガ
イドトラックの間を情報記録用トラックとしてピットの
形態で情報を記録する第1の記録領域と、前記ピットの
形態とは異なる所定の形態からなる光学的なバーコード
情報を記録する第2の記録領域とを有する光学的情報記
録媒体において、前記第2の記録領域が複数のガイドト
ラックを含んでおり、複数トラックにわたる範囲で前記
バーコード情報が記録されていることを特徴とするもの
である。
【0010】本発明に係る上記のような第1及び第2の
記録領域を有する光学的情報記録媒体に対する光学的情
報の記録方法は、ピット情報の記録又は再生のために使
用する光学ヘッドを使用して、前記第1の記録領域に対
して所望の情報をピットの形態で記録するステップと、
前記光学ヘッドを使用して、前記第2の記録領域におい
て前記ガイドトラックを参照しながら所望のバーコード
パターンからなる前記バーコード情報を記録するステッ
プとを具えることを特徴とするものである。
記録領域を有する光学的情報記録媒体に対する光学的情
報の記録方法は、ピット情報の記録又は再生のために使
用する光学ヘッドを使用して、前記第1の記録領域に対
して所望の情報をピットの形態で記録するステップと、
前記光学ヘッドを使用して、前記第2の記録領域におい
て前記ガイドトラックを参照しながら所望のバーコード
パターンからなる前記バーコード情報を記録するステッ
プとを具えることを特徴とするものである。
【0011】本発明に係る上記のような第1及び第2の
記録領域を有する光学的情報記録媒体に対する光学的情
報の記録装置は、情報の記録又は再生のために前記記録
媒体に対して光ビームを照射する光学ヘッドと、前記光
学ヘッドが第1の記録モードで動作するよう制御し、こ
の第1の記録モードでは前記第1の記録領域に対して所
望の情報をピットの形態で記録する制御を行う第1の記
録制御手段と、前記光学ヘッドが第2の記録モードで動
作するよう制御し、この第2の記録モードでは前記第2
の記録領域において前記ガイドトラックを参照しながら
所望のバーコードパターンからなる前記バーコード情報
を記録する制御を行う第2の記録制御手段とを具えるこ
とを特徴とするものである。
記録領域を有する光学的情報記録媒体に対する光学的情
報の記録装置は、情報の記録又は再生のために前記記録
媒体に対して光ビームを照射する光学ヘッドと、前記光
学ヘッドが第1の記録モードで動作するよう制御し、こ
の第1の記録モードでは前記第1の記録領域に対して所
望の情報をピットの形態で記録する制御を行う第1の記
録制御手段と、前記光学ヘッドが第2の記録モードで動
作するよう制御し、この第2の記録モードでは前記第2
の記録領域において前記ガイドトラックを参照しながら
所望のバーコードパターンからなる前記バーコード情報
を記録する制御を行う第2の記録制御手段とを具えるこ
とを特徴とするものである。
【0012】
【作用】本発明に係る光学的情報記録媒体によれば、ピ
ットの形態とは異なる所定の形態からなる光学的なバー
コード情報を記録する第2の記録領域が、複数のガイド
トラックを含んでおり、複数トラックにわたる範囲で前
記バーコード情報が記録されているものである。第2の
記録領域が第1の記憶領域と同様に複数のガイドトラッ
クを含むことにより、該第2の記録領域に対するバーコ
ード情報の記録は、ピット情報を記録するための光学ヘ
ッドと同じものを使用して行うことができる。
ットの形態とは異なる所定の形態からなる光学的なバー
コード情報を記録する第2の記録領域が、複数のガイド
トラックを含んでおり、複数トラックにわたる範囲で前
記バーコード情報が記録されているものである。第2の
記録領域が第1の記憶領域と同様に複数のガイドトラッ
クを含むことにより、該第2の記録領域に対するバーコ
ード情報の記録は、ピット情報を記録するための光学ヘ
ッドと同じものを使用して行うことができる。
【0013】本発明に係る光学的情報の記録方法によれ
ば、ピット情報を記録するための光学ヘッドを使用し
て、第2の記録領域においてガイドトラックを参照しな
がら所望のバーコードパターンからなるバーコード情報
を記録するようにしているので、第1の記録領域に対し
て所望の情報をピットの形態で記録する処理と、第2の
記録領域に対してバーコード情報を記録する処理とを、
共通の光学ヘッドを使用して行うことができる。
ば、ピット情報を記録するための光学ヘッドを使用し
て、第2の記録領域においてガイドトラックを参照しな
がら所望のバーコードパターンからなるバーコード情報
を記録するようにしているので、第1の記録領域に対し
て所望の情報をピットの形態で記録する処理と、第2の
記録領域に対してバーコード情報を記録する処理とを、
共通の光学ヘッドを使用して行うことができる。
【0014】本発明に係る光学的情報の記録装置によれ
ば、同じ光学ヘッドを使用した記録動作モードとして、
所望の情報をピットの形態で記録する第1の記録モード
と、ガイドトラックを参照しながら所望のバーコードパ
ターンからなるバーコード情報を記録する第2の記録モ
ードのどちらか一方のモードで選択的に動作するよう制
御することができるので、第1の記録領域に対して所望
の情報をピットの形態で記録する処理と、第2の記録領
域に対してバーコード情報を記録する処理とを、共通の
光学ヘッドを使用して行うことができる。従って、本発
明によれば、ピット情報とバーコード情報の両者を、共
通の光学ヘッドを使用して、効率よく記録することがで
きるという優れた効果を奏する。
ば、同じ光学ヘッドを使用した記録動作モードとして、
所望の情報をピットの形態で記録する第1の記録モード
と、ガイドトラックを参照しながら所望のバーコードパ
ターンからなるバーコード情報を記録する第2の記録モ
ードのどちらか一方のモードで選択的に動作するよう制
御することができるので、第1の記録領域に対して所望
の情報をピットの形態で記録する処理と、第2の記録領
域に対してバーコード情報を記録する処理とを、共通の
光学ヘッドを使用して行うことができる。従って、本発
明によれば、ピット情報とバーコード情報の両者を、共
通の光学ヘッドを使用して、効率よく記録することがで
きるという優れた効果を奏する。
【0015】本発明の一実施態様によれば、バーコード
情報を記録する処理ステップでは、1つのバーのトラッ
ク長手方向に関する部分を記録するために、トラック長
手方向に該バーのサイズに対応する所定距離だけ光学ヘ
ッドからの光ビームスポットを相対的に移動させながら
連続的に記録照射する処理ステップを含んでいてよい。
これにより、本来がピット情報の形成を目的とする光学
ヘッドを用いて、トラック長手方向に関する適切なバー
部分の形成が行えるようになる。
情報を記録する処理ステップでは、1つのバーのトラッ
ク長手方向に関する部分を記録するために、トラック長
手方向に該バーのサイズに対応する所定距離だけ光学ヘ
ッドからの光ビームスポットを相対的に移動させながら
連続的に記録照射する処理ステップを含んでいてよい。
これにより、本来がピット情報の形成を目的とする光学
ヘッドを用いて、トラック長手方向に関する適切なバー
部分の形成が行えるようになる。
【0016】本発明の一実施態様によれば、バーコード
情報を記録する処理ステップでは、1つのバーのトラッ
ク横断方向に関する部分を記録するために、前記光学ヘ
ッドからの光ビームスポットをトラック横断方向に相対
的に移動する処理ステップを含んでいてよく、これによ
り、隣接するトラックを横断して該バーに対応する部分
が連続的に形成されるようになっていてよい。これによ
り、本来がピット情報の形成を目的とする光学ヘッドを
用いて、トラック横断方向に関する適切なバー部分の形
成が行えるようになる。
情報を記録する処理ステップでは、1つのバーのトラッ
ク横断方向に関する部分を記録するために、前記光学ヘ
ッドからの光ビームスポットをトラック横断方向に相対
的に移動する処理ステップを含んでいてよく、これによ
り、隣接するトラックを横断して該バーに対応する部分
が連続的に形成されるようになっていてよい。これによ
り、本来がピット情報の形成を目的とする光学ヘッドを
用いて、トラック横断方向に関する適切なバー部分の形
成が行えるようになる。
【0017】本発明の一実施態様によれば、バーコード
情報を記録するときに前記光学ヘッドから発する光ビー
ムの集束度を、ピット情報を記録するときの集束度より
も下げるようにする。これにより、バーコード情報を記
録するときの光ビームスポット径が相対的に大きくな
り、この径の大きな光ビームスポットをトラックの長手
方向に所定距離だけ移動させて連続的に記録照射するこ
とにより、ピットに比べて面積の広いバーの一部分を比
較的容易にかつ短時間で効率的に形成することができ
る。
情報を記録するときに前記光学ヘッドから発する光ビー
ムの集束度を、ピット情報を記録するときの集束度より
も下げるようにする。これにより、バーコード情報を記
録するときの光ビームスポット径が相対的に大きくな
り、この径の大きな光ビームスポットをトラックの長手
方向に所定距離だけ移動させて連続的に記録照射するこ
とにより、ピットに比べて面積の広いバーの一部分を比
較的容易にかつ短時間で効率的に形成することができ
る。
【0018】本発明の一実施態様によれば、バーコード
情報を記録するときに前記光学ヘッドから発する光ビー
ムのビーム径が、前記記録媒体上にて前記ガイドトラッ
クの配列ピッチの略半分となるように該光ビームの集束
度を調節するようにする。これにより、トラック横断方
向に関する1回分の光ビームスポットの相対的移動量を
トラック配列ピッチの略半分として記録処理を行うこと
によって、トラック横断方向に関して連続するバーの形
成を容易にかつ短時間で効率的に行うことができる。
情報を記録するときに前記光学ヘッドから発する光ビー
ムのビーム径が、前記記録媒体上にて前記ガイドトラッ
クの配列ピッチの略半分となるように該光ビームの集束
度を調節するようにする。これにより、トラック横断方
向に関する1回分の光ビームスポットの相対的移動量を
トラック配列ピッチの略半分として記録処理を行うこと
によって、トラック横断方向に関して連続するバーの形
成を容易にかつ短時間で効率的に行うことができる。
【0019】
【実施例】以下、添付図面を参照してこの発明の一実施
例を詳細に説明しよう。図1において、光カード1は、
本発明に係る光学的情報記録媒体の一実施例を示すもの
である。情報記録領域2は、図13に示したように、所
定間隔を隔てて並列的に延びた複数のガイドトラック1
3と、このガイドトラック13の間の情報記録用トラッ
ク14とを具えており、光学ヘッドにより記録用又は再
生用の適性エネルギのレーザ光スポットを照射すること
によって、光学的情報の単位であるピットの記録又は再
生が行われる領域である。この情報記録領域2におい
て、その頂部及び底部の外側寄りの複数トラックからな
る部分が、該記録領域2の境界を定義するためのガード
トラック部8,9となっている。各ガードトラック部
8,9は、例えば、10本の情報記録用トラックを含ん
でおり、ガードトラックであることを示す所定の情報が
ピットの形態で適宜予め記録される。このガードトラッ
ク部8,9は、トラック横断方向に関する情報記録領域
2の境界を定義するものであり、頂部及び底部ガードト
ラック部8,9の内側の記録領域2が所望の情報の記録
又は再生のための領域に相当する。
例を詳細に説明しよう。図1において、光カード1は、
本発明に係る光学的情報記録媒体の一実施例を示すもの
である。情報記録領域2は、図13に示したように、所
定間隔を隔てて並列的に延びた複数のガイドトラック1
3と、このガイドトラック13の間の情報記録用トラッ
ク14とを具えており、光学ヘッドにより記録用又は再
生用の適性エネルギのレーザ光スポットを照射すること
によって、光学的情報の単位であるピットの記録又は再
生が行われる領域である。この情報記録領域2におい
て、その頂部及び底部の外側寄りの複数トラックからな
る部分が、該記録領域2の境界を定義するためのガード
トラック部8,9となっている。各ガードトラック部
8,9は、例えば、10本の情報記録用トラックを含ん
でおり、ガードトラックであることを示す所定の情報が
ピットの形態で適宜予め記録される。このガードトラッ
ク部8,9は、トラック横断方向に関する情報記録領域
2の境界を定義するものであり、頂部及び底部ガードト
ラック部8,9の内側の記録領域2が所望の情報の記録
又は再生のための領域に相当する。
【0020】この実施例では、バーコード情報を記録す
るための領域5として、頂部のガードトラック部8の一
部を使用する。バーコード情報を記録していない状態に
おけるバーコード記録用領域5の一例を拡大して図2に
示す。バーコード記録用領域5においては、他の記録領
域2と同様に所定のピッチ(Y軸方向のガイドトラック
繰返し間隔)Pで複数のガイドトラック3が並列に設け
られている。ただし、この実施例において、バーコード
記録用領域5における各ガイドトラック3は、連続的な
直線からなるものではなく、他の領域に比べて反射率の
異なる部分3aが断続的に設けられたものからなってい
る。つまり、この領域5においてガイドトラック3は点
線状に形成されている。これは、ガイドトラック3の部
分においてもバーコードのバー部分を記録形成すること
ができるようにするため、つまり、ガイドトラック3の
部分においてもバーの有無を表現できるようにするため
である。なお、断続的な部分つまりガイドトラック要素
3aの間のX方向の隔たり(スペース)は、トラッキン
グ用の光ビームスポット径よりも小さくし、トラッキン
グ用の光ビームスポットが断続的なガイドトラック要素
3aに常に照射されるようにする。
るための領域5として、頂部のガードトラック部8の一
部を使用する。バーコード情報を記録していない状態に
おけるバーコード記録用領域5の一例を拡大して図2に
示す。バーコード記録用領域5においては、他の記録領
域2と同様に所定のピッチ(Y軸方向のガイドトラック
繰返し間隔)Pで複数のガイドトラック3が並列に設け
られている。ただし、この実施例において、バーコード
記録用領域5における各ガイドトラック3は、連続的な
直線からなるものではなく、他の領域に比べて反射率の
異なる部分3aが断続的に設けられたものからなってい
る。つまり、この領域5においてガイドトラック3は点
線状に形成されている。これは、ガイドトラック3の部
分においてもバーコードのバー部分を記録形成すること
ができるようにするため、つまり、ガイドトラック3の
部分においてもバーの有無を表現できるようにするため
である。なお、断続的な部分つまりガイドトラック要素
3aの間のX方向の隔たり(スペース)は、トラッキン
グ用の光ビームスポット径よりも小さくし、トラッキン
グ用の光ビームスポットが断続的なガイドトラック要素
3aに常に照射されるようにする。
【0021】記録領域5に対するバーコード情報の記録
は、ピット情報の記録に使用する光学ヘッドと同じもの
を使用して行う。しかし、同じ光学ヘッドを使用するに
しても、以下に述べるように、バーコード情報の記録動
作は、通常のピット情報の記録動作とは全く異なる動作
モードで動作する。通常のピット情報の記録動作を「第
1の記録モード」と称すると、バーコード情報の記録動
作は「第2の記録モード」と称することができる。すな
わち、本発明によれば、光学的情報記録再生装置を構成
する光学系システム及び制御系システムが、通常のピッ
ト情報を記録するときは所定の「第1の記録モード」で
動作し、バーコード情報の記録を行うときは所定の「第
2の記録モード」で動作するようになっている。「第1
の記録モード」の動作内容については、公知の通常のピ
ット情報の記録動作を採用すればよいので、詳しくは説
明しない。「第2の記録モード」つまりバーコード情報
の記録動作について、以下では詳しく説明する。
は、ピット情報の記録に使用する光学ヘッドと同じもの
を使用して行う。しかし、同じ光学ヘッドを使用するに
しても、以下に述べるように、バーコード情報の記録動
作は、通常のピット情報の記録動作とは全く異なる動作
モードで動作する。通常のピット情報の記録動作を「第
1の記録モード」と称すると、バーコード情報の記録動
作は「第2の記録モード」と称することができる。すな
わち、本発明によれば、光学的情報記録再生装置を構成
する光学系システム及び制御系システムが、通常のピッ
ト情報を記録するときは所定の「第1の記録モード」で
動作し、バーコード情報の記録を行うときは所定の「第
2の記録モード」で動作するようになっている。「第1
の記録モード」の動作内容については、公知の通常のピ
ット情報の記録動作を採用すればよいので、詳しくは説
明しない。「第2の記録モード」つまりバーコード情報
の記録動作について、以下では詳しく説明する。
【0022】「第2の記録モード」時つまりバーコード
情報記録時においては、光学ヘッドから記録媒体上に照
射する光ビームスポットの径が、「第1の記録モード」
時つまりピット情報記録/再生時のそれよりも大きくな
るように、該光ビームの集束度を下げる。例えば、図3
に例示するように、光学ヘッドから記録媒体上に照射す
る光ビームスポット21,22の径が、記録媒体上にて
ガイドトラック3の配列ピッチPの略半分となるよう
に、該光ビームの集束度を、ピット情報を記録/再生
(読み書き)するときの集束度よりも下げる。そうすれ
ば、1回につきP/2の幅のX軸方向への記録スキャン
を2回行うことによってトラック1ピッチに対応する幅
Pを網羅することができる。
情報記録時においては、光学ヘッドから記録媒体上に照
射する光ビームスポットの径が、「第1の記録モード」
時つまりピット情報記録/再生時のそれよりも大きくな
るように、該光ビームの集束度を下げる。例えば、図3
に例示するように、光学ヘッドから記録媒体上に照射す
る光ビームスポット21,22の径が、記録媒体上にて
ガイドトラック3の配列ピッチPの略半分となるよう
に、該光ビームの集束度を、ピット情報を記録/再生
(読み書き)するときの集束度よりも下げる。そうすれ
ば、1回につきP/2の幅のX軸方向への記録スキャン
を2回行うことによってトラック1ピッチに対応する幅
Pを網羅することができる。
【0023】図2のような断続的なガイドトラック3を
具備する記録領域5に対するバーコード情報の記録方法
の一列について図3を参照して次に示す。図3は、光学
ヘッドから発した主ビーム21と副ビーム22の2ビー
ムを使用してトラッキングとフォーカシング及び情報の
記録/再生を行うようにした例について示している。こ
の例では、主副ビーム21,22間のY軸方向の中心間
距離はP/2である。主ビーム21と副ビーム22は上
記のようにそれぞれ略P/2の径になるように集束度が
下げられており、副ビーム22のエネルギは主ビーム2
1のそれよりも弱い。バーを記録する箇所に対応して主
ビーム21が記録用の強いエネルギにスイッチされて
も、副ビーム22の照射箇所では記録が行われないよう
になっている。バーコードの1つのバーは、バーの横幅
に対応するX軸方向スキャンによる連続的記録と、バー
のたて長さに対応するY軸方向スキャンによる連続的記
録との組み合せによって形成される。なお、一般的に
は、記録用の強いエネルギを持つ主ビーム21の照射に
よって記録形成されたバーの部分は、記録されていない
他の記録面部分に比べて、反射率が相対的に低いものと
なる。
具備する記録領域5に対するバーコード情報の記録方法
の一列について図3を参照して次に示す。図3は、光学
ヘッドから発した主ビーム21と副ビーム22の2ビー
ムを使用してトラッキングとフォーカシング及び情報の
記録/再生を行うようにした例について示している。こ
の例では、主副ビーム21,22間のY軸方向の中心間
距離はP/2である。主ビーム21と副ビーム22は上
記のようにそれぞれ略P/2の径になるように集束度が
下げられており、副ビーム22のエネルギは主ビーム2
1のそれよりも弱い。バーを記録する箇所に対応して主
ビーム21が記録用の強いエネルギにスイッチされて
も、副ビーム22の照射箇所では記録が行われないよう
になっている。バーコードの1つのバーは、バーの横幅
に対応するX軸方向スキャンによる連続的記録と、バー
のたて長さに対応するY軸方向スキャンによる連続的記
録との組み合せによって形成される。なお、一般的に
は、記録用の強いエネルギを持つ主ビーム21の照射に
よって記録形成されたバーの部分は、記録されていない
他の記録面部分に比べて、反射率が相対的に低いものと
なる。
【0024】バーの記録方法としては、例えば、約数1
0μm 程度の幅でX方向の記録用スキャンとY方向への
移動を繰り返して1本のバーを記録完成させ、次のバー
の記録に移る方法(第1の方法)と、バーコード記録領
域5の横幅に相当する約数mm程度の幅のX方向の記録用
スキャンによってバーの数だけの短い帯状部分を記録形
成し、それからY方向への移動を行い、このX方向の記
録用スキャンとY方向への移動を繰り返して複数本のバ
ーを記録完成させる方法(第2の方法)とがある。
0μm 程度の幅でX方向の記録用スキャンとY方向への
移動を繰り返して1本のバーを記録完成させ、次のバー
の記録に移る方法(第1の方法)と、バーコード記録領
域5の横幅に相当する約数mm程度の幅のX方向の記録用
スキャンによってバーの数だけの短い帯状部分を記録形
成し、それからY方向への移動を行い、このX方向の記
録用スキャンとY方向への移動を繰り返して複数本のバ
ーを記録完成させる方法(第2の方法)とがある。
【0025】前者の方法(第1の方法)に従う記録例に
ついて以下説明する。この場合、まず、副ビーム22が
一番上のガイドトラック3(これを3−1とする)に対
応するように、光ビームを該トラックにアクセスし、光
ビームが矢印+Xの方向に移動するように光カード1を
X軸方向に相対的に移動する。この移動の間では、副ビ
ーム22がガイドトラック3−1を参照して自動トラッ
キング制御が行われるのは勿論である。こうしてX軸方
向に光ビームが移動しているときに、バーを記録すべき
箇所に至ると、主ビーム21を記録用の強いエネルギに
スイッチし、1本のバーの横幅(トラック長手方向に関
する部分)に対応する所定距離だけ光学ヘッドからの主
ビームスポット21を相対的に移動させながら連続的に
照射する。こうして、1本のバーの横幅に対応するX軸
方向スキャンによる連続的記録が行われ、バーの横幅に
対応する短い長さを持つ略P/2の幅の小さな帯状部分
16aが、一番上のガイドトラック3−1の直下のデー
タトラック4(これを4−1とする)に記録形成され
る。
ついて以下説明する。この場合、まず、副ビーム22が
一番上のガイドトラック3(これを3−1とする)に対
応するように、光ビームを該トラックにアクセスし、光
ビームが矢印+Xの方向に移動するように光カード1を
X軸方向に相対的に移動する。この移動の間では、副ビ
ーム22がガイドトラック3−1を参照して自動トラッ
キング制御が行われるのは勿論である。こうしてX軸方
向に光ビームが移動しているときに、バーを記録すべき
箇所に至ると、主ビーム21を記録用の強いエネルギに
スイッチし、1本のバーの横幅(トラック長手方向に関
する部分)に対応する所定距離だけ光学ヘッドからの主
ビームスポット21を相対的に移動させながら連続的に
照射する。こうして、1本のバーの横幅に対応するX軸
方向スキャンによる連続的記録が行われ、バーの横幅に
対応する短い長さを持つ略P/2の幅の小さな帯状部分
16aが、一番上のガイドトラック3−1の直下のデー
タトラック4(これを4−1とする)に記録形成され
る。
【0026】次に、光ビームスポットをトラック横断方
向に略P/2の距離だけ相対的に移動するY軸方向スキ
ャンを行い、副ビーム22’がデータトラック4−1に
今書き込まれたばかりの帯状部分16aに対応するよう
にする。この状態で、副ビーム22’が帯状部分16a
を照射してこれを参照して自動トラッキングを行い、主
ビーム21’は上から2番目のガイドトラック3−2に
対応する位置を照射する状態となる。この状態で、光ビ
ームスポットをX軸方向に相対的に移動させて、上記と
同様に、バーの横幅に対応するX軸方向スキャンによる
連続的記録を行う。こうして、バーの横幅に対応する短
い長さを持つ略P/2の幅の小さな帯状部分16bが、
前記帯状部分16aの真下に密接して記録形成すること
ができる。なお、図3では、帯状部分16bが記録途中
のように図示されており、帯状部分16bの記録のため
のXスキャン方向は、帯状部分16aのときと同じ+X
方向であるかのように示されている。しかし、これに限
らず、帯状部分16aを記録し終えた後、−X方向に戻
るときに帯状部分16bの記録を行うようにしてもよ
い。以上の動作の繰返しによって、1本のバーを記録形
成し終えたら、次は、同様の手順の繰返しによって別の
バーを記録する。図4は、以上の手順の繰返しによって
記録形成された2本のバー16−1,16−2を拡大し
て例示するものである。こうして、最終的に所望の完成
されたパターンからなるバーコード情報が記録領域5に
書き込まれる。
向に略P/2の距離だけ相対的に移動するY軸方向スキ
ャンを行い、副ビーム22’がデータトラック4−1に
今書き込まれたばかりの帯状部分16aに対応するよう
にする。この状態で、副ビーム22’が帯状部分16a
を照射してこれを参照して自動トラッキングを行い、主
ビーム21’は上から2番目のガイドトラック3−2に
対応する位置を照射する状態となる。この状態で、光ビ
ームスポットをX軸方向に相対的に移動させて、上記と
同様に、バーの横幅に対応するX軸方向スキャンによる
連続的記録を行う。こうして、バーの横幅に対応する短
い長さを持つ略P/2の幅の小さな帯状部分16bが、
前記帯状部分16aの真下に密接して記録形成すること
ができる。なお、図3では、帯状部分16bが記録途中
のように図示されており、帯状部分16bの記録のため
のXスキャン方向は、帯状部分16aのときと同じ+X
方向であるかのように示されている。しかし、これに限
らず、帯状部分16aを記録し終えた後、−X方向に戻
るときに帯状部分16bの記録を行うようにしてもよ
い。以上の動作の繰返しによって、1本のバーを記録形
成し終えたら、次は、同様の手順の繰返しによって別の
バーを記録する。図4は、以上の手順の繰返しによって
記録形成された2本のバー16−1,16−2を拡大し
て例示するものである。こうして、最終的に所望の完成
されたパターンからなるバーコード情報が記録領域5に
書き込まれる。
【0027】後者の記録方法(第2の方法)の場合は、
バーコード記録領域5の横幅に相当するX方向の記録用
スキャンを継続する間に、各バーに対応する箇所で主ビ
ーム21の記録エネルギスイッチングを夫々行い、各バ
ーについての略P/2の幅からなる帯状部分を夫々記録
形成する。それからY方向への移動を行い、X方向の記
録用スキャンを再び行う。こうして、バーコード記録領
域5の横幅に相当するX方向の記録用スキャンとY方向
への移動を繰り返して複数本のバーを記録完成させる。
ところで、上記第1の方法の場合は、1本のバー幅分の
X方向スキャンとY方向スキャンの繰返しによって、ガ
イドトラックの無い部分では書き込み済みのバー部分を
常に参照してトラッキングを行うので、トラッキングに
全く支障はない。これに対して、上記第2の方法の場合
は、副ビーム22がガイドトラック3に対応していると
きは問題ないが、データトラック4に対応しているとき
は、バーに対応する帯状部分16a,16bが無い部分
では副ビーム22’がトラックを一時的に参照できない
ことになる。しかし実際には、X方向スキャンの慣性運
動により、トラッキング用トラックがない部分(帯状部
分16a,16bが無い部分)は光ビームスポットがそ
のまま飛び越えて正しいトラック(帯状部分16a,1
6bが有る部分)上にオンできるので、トラッキングに
問題は生じない。例えばコンパクトディスク(CD)で
は500μm程度のきずがあってトラックが欠損してい
ても、光ビームスポットはそのまま飛び越えて正しいト
ラック上にオンし、音飛びは起こらないことが知られて
いる。
バーコード記録領域5の横幅に相当するX方向の記録用
スキャンを継続する間に、各バーに対応する箇所で主ビ
ーム21の記録エネルギスイッチングを夫々行い、各バ
ーについての略P/2の幅からなる帯状部分を夫々記録
形成する。それからY方向への移動を行い、X方向の記
録用スキャンを再び行う。こうして、バーコード記録領
域5の横幅に相当するX方向の記録用スキャンとY方向
への移動を繰り返して複数本のバーを記録完成させる。
ところで、上記第1の方法の場合は、1本のバー幅分の
X方向スキャンとY方向スキャンの繰返しによって、ガ
イドトラックの無い部分では書き込み済みのバー部分を
常に参照してトラッキングを行うので、トラッキングに
全く支障はない。これに対して、上記第2の方法の場合
は、副ビーム22がガイドトラック3に対応していると
きは問題ないが、データトラック4に対応しているとき
は、バーに対応する帯状部分16a,16bが無い部分
では副ビーム22’がトラックを一時的に参照できない
ことになる。しかし実際には、X方向スキャンの慣性運
動により、トラッキング用トラックがない部分(帯状部
分16a,16bが無い部分)は光ビームスポットがそ
のまま飛び越えて正しいトラック(帯状部分16a,1
6bが有る部分)上にオンできるので、トラッキングに
問題は生じない。例えばコンパクトディスク(CD)で
は500μm程度のきずがあってトラックが欠損してい
ても、光ビームスポットはそのまま飛び越えて正しいト
ラック上にオンし、音飛びは起こらないことが知られて
いる。
【0028】なお、常にガイドトラックを参照できるよ
うにするために、変形例として、バーコード記録用領域
5においては、断続的なガイドトラック3を形成する要
素3bをデータトラック4の箇所にも設けるようにし、
光ビームスポットが常に断続的なガイドトラック3を参
照することができるようにしてもよい(例えば図4の左
側に例示的に示されているように)。その場合は、断続
的なガイドトラック3のピッチはビームスポット径と同
じP/2となるであろう。なお、前者(第1の方法)の
場合も後者(第2の方法)の場合も、データトラック4
のみに短い帯状のバー部分を記録形成するだけとし、ガ
イドトラック3にはバー部分を記録形成しないようにし
てもよい。この場合、バーが微視的には横縞模様とな
り、バーコード全体としてのコントラストが少し悪くな
り、バーコード再生のエラー発生マージンが多少減る
が、実際上は問題ない。
うにするために、変形例として、バーコード記録用領域
5においては、断続的なガイドトラック3を形成する要
素3bをデータトラック4の箇所にも設けるようにし、
光ビームスポットが常に断続的なガイドトラック3を参
照することができるようにしてもよい(例えば図4の左
側に例示的に示されているように)。その場合は、断続
的なガイドトラック3のピッチはビームスポット径と同
じP/2となるであろう。なお、前者(第1の方法)の
場合も後者(第2の方法)の場合も、データトラック4
のみに短い帯状のバー部分を記録形成するだけとし、ガ
イドトラック3にはバー部分を記録形成しないようにし
てもよい。この場合、バーが微視的には横縞模様とな
り、バーコード全体としてのコントラストが少し悪くな
り、バーコード再生のエラー発生マージンが多少減る
が、実際上は問題ない。
【0029】ところで、バーコード記録用領域5におけ
るガイドトラック3を図2のような断続的形状としてい
る理由は、ガイドトラック3の部分に対してもバー部分
の記録を行うようにしたためであり、その場合において
ガイドトラック3におけるバー16が記録されない部分
の光反射率を相対的に大きくすることによって、ガイド
トラック3の部分におけるバー16の有無に応じた反射
率の相違(反射光の明暗のコントラスト)を大きくし、
バーの有無を区別できるようにするためである。従っ
て、ガイドトラック3の部分に対してバー部分を記録し
たときと記録しなかったときとで、検知可能な程度に反
射光のコントラストが出せるのであれば、ガイドトラッ
ク3は必ずしも図2のような断続的形態である必要はな
く、通常知られたガイドトラックのように直線的に連続
する形態からなっていてもよい。
るガイドトラック3を図2のような断続的形状としてい
る理由は、ガイドトラック3の部分に対してもバー部分
の記録を行うようにしたためであり、その場合において
ガイドトラック3におけるバー16が記録されない部分
の光反射率を相対的に大きくすることによって、ガイド
トラック3の部分におけるバー16の有無に応じた反射
率の相違(反射光の明暗のコントラスト)を大きくし、
バーの有無を区別できるようにするためである。従っ
て、ガイドトラック3の部分に対してバー部分を記録し
たときと記録しなかったときとで、検知可能な程度に反
射光のコントラストが出せるのであれば、ガイドトラッ
ク3は必ずしも図2のような断続的形態である必要はな
く、通常知られたガイドトラックのように直線的に連続
する形態からなっていてもよい。
【0030】図5は、光学ヘッド30を構成する光学系
の一例を略示する図である。半導体レーザ31から放射
された発散レーザ光が、コリメータレンズ32で平行ビ
ームに変換され、回折格子33で主ビームと2つの副ビ
ームに分けられ、ビームスプリッタ34を透過し、対物
レンズ35で集束(フォーカシング)されて光カード1
に照射される。光カード1からの反射光は、対物レンズ
35を逆行し、ビームスプリッタ34で反射され、受光
レンズ36で集束されて光検出器37で受光される。光
検出器37で検出した受光信号は、情報読取り信号とサ
ーボ制御用信号とからなっており、そのうちサーボ制御
用信号はトラッキング及びフォーカシング制御用の制御
回路部38に与えられ、その出力がトラッキング及びフ
ォーカシング用のアクチュエータ部39に入力される。
トラッキング及びフォーカシング用のアクチュエータ部
39は、対物レンズ35をY軸方向及びZ軸方向(カー
ド1の記録面に垂直な方向)に微小移動させることによ
り、自動トラッキング及び自動フォーカシングのための
駆動を行うものであり、電磁コイル等を含む。図5の例
に限らず、光学ヘッド30の構成は、その他のどのよう
な構成でもよい。
の一例を略示する図である。半導体レーザ31から放射
された発散レーザ光が、コリメータレンズ32で平行ビ
ームに変換され、回折格子33で主ビームと2つの副ビ
ームに分けられ、ビームスプリッタ34を透過し、対物
レンズ35で集束(フォーカシング)されて光カード1
に照射される。光カード1からの反射光は、対物レンズ
35を逆行し、ビームスプリッタ34で反射され、受光
レンズ36で集束されて光検出器37で受光される。光
検出器37で検出した受光信号は、情報読取り信号とサ
ーボ制御用信号とからなっており、そのうちサーボ制御
用信号はトラッキング及びフォーカシング制御用の制御
回路部38に与えられ、その出力がトラッキング及びフ
ォーカシング用のアクチュエータ部39に入力される。
トラッキング及びフォーカシング用のアクチュエータ部
39は、対物レンズ35をY軸方向及びZ軸方向(カー
ド1の記録面に垂直な方向)に微小移動させることによ
り、自動トラッキング及び自動フォーカシングのための
駆動を行うものであり、電磁コイル等を含む。図5の例
に限らず、光学ヘッド30の構成は、その他のどのよう
な構成でもよい。
【0031】バーコードの記録のために光カード1に照
射する光ビームの集束度を低下させるための手法として
は、例えば、アクチュエータ部39におけるフォーカシ
ング用のアクチュエータに対して印加するフォーカシン
グ用サーボ信号の直流分を変化させることによって行う
ことができる。そのための具体例としては、制御回路部
38におけるフォーカシングサーボ制御用回路に印加す
る光検出器37の出力信号を直流的にオフセットする。
例えば1つの光ビームスポットを受光するようになした
2素子からなる受光素子の一方の受光素子出力に所定の
直流電圧を加算し、それから両素子の受光信号を差動増
幅することにより、フォーカシングエラー信号を得るよ
うにすれば、加算した直流分だけオフセットされたフォ
ーカシングエラー信号を得ることができる。このオフセ
ットされたフォーカシングエラー信号をフォーカシング
サーボループに入力すれば、ループゲインを特に変更す
ることなく、集束度を低下させたフォーカシングサーボ
制御を行うことができる。
射する光ビームの集束度を低下させるための手法として
は、例えば、アクチュエータ部39におけるフォーカシ
ング用のアクチュエータに対して印加するフォーカシン
グ用サーボ信号の直流分を変化させることによって行う
ことができる。そのための具体例としては、制御回路部
38におけるフォーカシングサーボ制御用回路に印加す
る光検出器37の出力信号を直流的にオフセットする。
例えば1つの光ビームスポットを受光するようになした
2素子からなる受光素子の一方の受光素子出力に所定の
直流電圧を加算し、それから両素子の受光信号を差動増
幅することにより、フォーカシングエラー信号を得るよ
うにすれば、加算した直流分だけオフセットされたフォ
ーカシングエラー信号を得ることができる。このオフセ
ットされたフォーカシングエラー信号をフォーカシング
サーボループに入力すれば、ループゲインを特に変更す
ることなく、集束度を低下させたフォーカシングサーボ
制御を行うことができる。
【0032】光学ヘッド30の回折格子33では1つの
主ビームと2つの副ビームに分けられるが、1つの主ビ
ームと1つの副ビームを使用する2ビーム法によって読
み書き及びトラッキングとフォーカシングを行う場合
は、1つの副ビームは不要である。その場合、光検出器
37において、不要な副ビームに対応する検出器を設け
ないようにすればよい。図6は、そのような2ビーム法
によって光学ヘッド30を構成する場合の光検出器37
における受光素子配置例を示す。この場合、光検出器3
7では、主ビーム21の反射光を受光するための受光素
子37aと、1つの副ビーム22の反射光を受光するた
めの2分割された受光素子37b,37cとからなって
いる。副ビーム22の反射光を受光するための2分割さ
れた各受光素子37b,37cの各出力が差動アンプ4
0に入力されており、プッシュプル動作によってトラッ
キングエラー信号を得るようになっている。ピット情報
の再生信号は受光素子37aから出力される。なお、フ
ォーカシングエラー信号を得るために、受光素子37a
は更に複数の受光素子に分割されていてよいが、この点
の詳細は特に図示しない。
主ビームと2つの副ビームに分けられるが、1つの主ビ
ームと1つの副ビームを使用する2ビーム法によって読
み書き及びトラッキングとフォーカシングを行う場合
は、1つの副ビームは不要である。その場合、光検出器
37において、不要な副ビームに対応する検出器を設け
ないようにすればよい。図6は、そのような2ビーム法
によって光学ヘッド30を構成する場合の光検出器37
における受光素子配置例を示す。この場合、光検出器3
7では、主ビーム21の反射光を受光するための受光素
子37aと、1つの副ビーム22の反射光を受光するた
めの2分割された受光素子37b,37cとからなって
いる。副ビーム22の反射光を受光するための2分割さ
れた各受光素子37b,37cの各出力が差動アンプ4
0に入力されており、プッシュプル動作によってトラッ
キングエラー信号を得るようになっている。ピット情報
の再生信号は受光素子37aから出力される。なお、フ
ォーカシングエラー信号を得るために、受光素子37a
は更に複数の受光素子に分割されていてよいが、この点
の詳細は特に図示しない。
【0033】トラッキングエラーの検出について説明す
ると、副ビーム22の反射光スポットが図6に示すよう
に2つの受光素子37b,37cで等分に受光されてい
る状態がトラッキングエラー“0”の状態であり、この
状態ではガイドトラック3の真上に副ビーム22のスポ
ットが位置している。このトラッキングエラー“0”の
状態では、差動アンプ40の出力は“0”であり、所定
のトラック位置に正確に位置決めされていることを示し
ている。副ビーム22のスポット照射位置がY軸方向に
少しずれると、両受光素子37b,37cの受光量がプ
ッシュプル的に変化し、その差に対応するトラッキング
エラー信号が差動アンプ40から出力される。このトラ
ッキングエラー信号に応じてエラー“0”となるように
サーボループが動作し、アクチュエータ部39のトラッ
キング用アクチュエータが駆動される。
ると、副ビーム22の反射光スポットが図6に示すよう
に2つの受光素子37b,37cで等分に受光されてい
る状態がトラッキングエラー“0”の状態であり、この
状態ではガイドトラック3の真上に副ビーム22のスポ
ットが位置している。このトラッキングエラー“0”の
状態では、差動アンプ40の出力は“0”であり、所定
のトラック位置に正確に位置決めされていることを示し
ている。副ビーム22のスポット照射位置がY軸方向に
少しずれると、両受光素子37b,37cの受光量がプ
ッシュプル的に変化し、その差に対応するトラッキング
エラー信号が差動アンプ40から出力される。このトラ
ッキングエラー信号に応じてエラー“0”となるように
サーボループが動作し、アクチュエータ部39のトラッ
キング用アクチュエータが駆動される。
【0034】図3に例示したような光ビームスポットの
配置では、主ビーム21と副ビーム22が同じX軸位置
で隣接配置されているので、相互の光の漏洩による悪影
響が生じるおそれがある。これを避けるためには、回折
格子33を少し傾けるとよい。そうすると、図7に例示
するように、主ビーム21と副ビーム22のスポットの
配置がスキューしてそのX軸位置が異なるものとなり、
相互の光の漏洩による悪影響を回避することができる。
また、別の例として、図8に示すように、主ビーム21
のスポット位置と副ビーム22のスポット位置との間に
Y軸方向に1トラック分のスペースが空くようにしても
よい。
配置では、主ビーム21と副ビーム22が同じX軸位置
で隣接配置されているので、相互の光の漏洩による悪影
響が生じるおそれがある。これを避けるためには、回折
格子33を少し傾けるとよい。そうすると、図7に例示
するように、主ビーム21と副ビーム22のスポットの
配置がスキューしてそのX軸位置が異なるものとなり、
相互の光の漏洩による悪影響を回避することができる。
また、別の例として、図8に示すように、主ビーム21
のスポット位置と副ビーム22のスポット位置との間に
Y軸方向に1トラック分のスペースが空くようにしても
よい。
【0035】図8の場合、バー記録手順は、まず、副ビ
ーム22が一番上のガイドトラック3−1に対応するよ
うにアクセスし、光カード1を光ビームに対して相対的
にX軸方向に移動(X軸方向スキャン)しながら、主ビ
ーム21によってデータトラック4−2に沿ってバーの
横幅に対応する短い長さを持つ略P/2の幅の小さな帯
状部分16aを記録形成する。次に、光ビームをカード
1に対して相対的にY軸方向に移動(Y軸方向スキャ
ン)して副ビーム22’が上から2番目のガイドトラッ
ク3−2に対応するようにアクセスし、X軸方向スキャ
ンしながら主ビーム21’によってデータトラック4−
3に沿ってバーの横幅に対応する短い長さを持つ略P/
2の幅の小さな帯状部分16bを記録形成する。次に、
Y軸方向スキャンによって副ビーム22''が記録済みの
帯状部分16aに対応するようにアクセスして、X軸方
向スキャンしながら主ビーム21''によってガイドトラ
ック3−4に沿ってバーの横幅に対応する短い長さを持
つ略P/2の幅の小さな帯状部分16cを記録形成す
る。以下、同様にして、X軸方向スキャンとY軸方向ス
キャンを繰返して、所定の縦横サイズを持つバー16を
記録形成する。なお、この場合、帯状部分16aと16
bの間のガイドトラック3−2にはバー部分が書き込ま
れないが、バー全体から見るとわずかな面積であるから
特に問題ない。
ーム22が一番上のガイドトラック3−1に対応するよ
うにアクセスし、光カード1を光ビームに対して相対的
にX軸方向に移動(X軸方向スキャン)しながら、主ビ
ーム21によってデータトラック4−2に沿ってバーの
横幅に対応する短い長さを持つ略P/2の幅の小さな帯
状部分16aを記録形成する。次に、光ビームをカード
1に対して相対的にY軸方向に移動(Y軸方向スキャ
ン)して副ビーム22’が上から2番目のガイドトラッ
ク3−2に対応するようにアクセスし、X軸方向スキャ
ンしながら主ビーム21’によってデータトラック4−
3に沿ってバーの横幅に対応する短い長さを持つ略P/
2の幅の小さな帯状部分16bを記録形成する。次に、
Y軸方向スキャンによって副ビーム22''が記録済みの
帯状部分16aに対応するようにアクセスして、X軸方
向スキャンしながら主ビーム21''によってガイドトラ
ック3−4に沿ってバーの横幅に対応する短い長さを持
つ略P/2の幅の小さな帯状部分16cを記録形成す
る。以下、同様にして、X軸方向スキャンとY軸方向ス
キャンを繰返して、所定の縦横サイズを持つバー16を
記録形成する。なお、この場合、帯状部分16aと16
bの間のガイドトラック3−2にはバー部分が書き込ま
れないが、バー全体から見るとわずかな面積であるから
特に問題ない。
【0036】次に、光学ヘッド30で発生する1つの主
ビーム21と2つの副ビーム22,23を全て使用する
3ビーム法による実施例について説明する。図9は、1
つの主ビーム21と2つの副ビーム22,23からなる
光ビームを用いてバー部分を記録形成している最中の一
状態例を示している。この例では、主ビーム21の両側
に位置する2つの副ビーム22,23のY軸方向のスポ
ット中心間距離は、上のガイドトラック3の下側縁部3
Lと下のガイドトラック3の上側縁部3Uとの間の距離
に対応している。すなわち、上の副ビーム22のスポッ
ト中心がガイドトラック3の下側縁部3Lに一致すると
き、下の副ビーム23のスポット中心がその下のガイド
トラック3の上側縁部3Uに一致し、かつ、主ビーム2
1のスポット中心がデータトラック4の中央に一致す
る。また、2つの副ビーム22,23のX軸方向のスポ
ット中心間距離は、断続的なガイドトラック3の断続的
部分の繰返しピッチの整数倍となるようにする。すなわ
ち、両副ビーム22,23のガイドトラック3の断続的
部分に対する位相が同じになるようにする。
ビーム21と2つの副ビーム22,23を全て使用する
3ビーム法による実施例について説明する。図9は、1
つの主ビーム21と2つの副ビーム22,23からなる
光ビームを用いてバー部分を記録形成している最中の一
状態例を示している。この例では、主ビーム21の両側
に位置する2つの副ビーム22,23のY軸方向のスポ
ット中心間距離は、上のガイドトラック3の下側縁部3
Lと下のガイドトラック3の上側縁部3Uとの間の距離
に対応している。すなわち、上の副ビーム22のスポッ
ト中心がガイドトラック3の下側縁部3Lに一致すると
き、下の副ビーム23のスポット中心がその下のガイド
トラック3の上側縁部3Uに一致し、かつ、主ビーム2
1のスポット中心がデータトラック4の中央に一致す
る。また、2つの副ビーム22,23のX軸方向のスポ
ット中心間距離は、断続的なガイドトラック3の断続的
部分の繰返しピッチの整数倍となるようにする。すなわ
ち、両副ビーム22,23のガイドトラック3の断続的
部分に対する位相が同じになるようにする。
【0037】上記のように主ビーム21の中心がデータ
トラック4の中央に正確に一致している状態がトラッキ
ングエラー“0”の状態である。このトラッキングエラ
ー“0”の状態から光ビームのスポット位置がY軸方向
に少しでもずれると、上下の副ビーム22,23のガイ
ドトラック3に対する照射面積が差動的に変化する。従
って、2つの副ビーム22,23の反射光量の差に基づ
きトラッキングサーボ制御を行うことができる。
トラック4の中央に正確に一致している状態がトラッキ
ングエラー“0”の状態である。このトラッキングエラ
ー“0”の状態から光ビームのスポット位置がY軸方向
に少しでもずれると、上下の副ビーム22,23のガイ
ドトラック3に対する照射面積が差動的に変化する。従
って、2つの副ビーム22,23の反射光量の差に基づ
きトラッキングサーボ制御を行うことができる。
【0038】このような3ビーム法のための光検出器3
7における受光素子配置例は図10のようである。この
場合、光検出器37は、主ビーム21の反射光を受光す
るための受光素子37dと、各副ビーム22,23の反
射光を夫々別々に受光するための受光素子37e,37
fとからなっている。副ビーム22,23の反射光を受
光するための各受光素子37e,37fの各出力が差動
アンプ41に入力されており、プッシュプル動作によっ
てトラッキングエラー信号を得るようになっている。ピ
ット情報の読み取り信号は主ビーム21の反射光を受光
するための受光素子37dから出力される。この場合
も、フォーカシングエラー信号を得るために、受光素子
37dは更に複数の受光素子に分割されていてよいが、
この点の詳細は特に図示しない。
7における受光素子配置例は図10のようである。この
場合、光検出器37は、主ビーム21の反射光を受光す
るための受光素子37dと、各副ビーム22,23の反
射光を夫々別々に受光するための受光素子37e,37
fとからなっている。副ビーム22,23の反射光を受
光するための各受光素子37e,37fの各出力が差動
アンプ41に入力されており、プッシュプル動作によっ
てトラッキングエラー信号を得るようになっている。ピ
ット情報の読み取り信号は主ビーム21の反射光を受光
するための受光素子37dから出力される。この場合
も、フォーカシングエラー信号を得るために、受光素子
37dは更に複数の受光素子に分割されていてよいが、
この点の詳細は特に図示しない。
【0039】トラッキングエラーの検出について説明す
ると、図9に示すように主ビーム21の中心がデータト
ラック4の中央に正確に一致している状態では、上の副
ビーム22のスポット中心がガイドトラック3の下側縁
部3Lに一致し、下の副ビーム23のスポット中心がそ
の下のガイドトラック3の上側縁部3Uに一致するの
で、両副ビーム22,23の反射光量は等しく、差動ア
ンプ41の出力は“0”である。これがトラッキングエ
ラー“0”の状態である。このトラッキングエラー
“0”の状態から光ビームのスポット位置がY軸方向に
少しでもずれると、上下の副ビーム22,23のガイド
トラック3に対する照射面積が差動的に変化し、これに
対応して差動アンプ41から出力されるトラッキングエ
ラー信号が“0”以外の値となる。このトラッキングエ
ラー信号に応じてエラー“0”となるようにサーボルー
プが動作し、図5のアクチュエータ部39のトラッキン
グ用アクチュエータが駆動される。
ると、図9に示すように主ビーム21の中心がデータト
ラック4の中央に正確に一致している状態では、上の副
ビーム22のスポット中心がガイドトラック3の下側縁
部3Lに一致し、下の副ビーム23のスポット中心がそ
の下のガイドトラック3の上側縁部3Uに一致するの
で、両副ビーム22,23の反射光量は等しく、差動ア
ンプ41の出力は“0”である。これがトラッキングエ
ラー“0”の状態である。このトラッキングエラー
“0”の状態から光ビームのスポット位置がY軸方向に
少しでもずれると、上下の副ビーム22,23のガイド
トラック3に対する照射面積が差動的に変化し、これに
対応して差動アンプ41から出力されるトラッキングエ
ラー信号が“0”以外の値となる。このトラッキングエ
ラー信号に応じてエラー“0”となるようにサーボルー
プが動作し、図5のアクチュエータ部39のトラッキン
グ用アクチュエータが駆動される。
【0040】3ビーム方式によるバーの記録形成法は、
前述と同様に、バーの縦横に対応してX軸方向スキャン
とY軸方向スキャンを繰り返せばよい。その場合、上下
の副ビーム22,23でガイドトラック3を参照してト
ラッキングを行う限り、図9に示すように、バーの一部
分を構成する帯状部分16a,16bは、データトラッ
ク4にのみ形成され、ガイドトラック3に対してはバー
部分の記録が行われない。しかし、そのような横縞模様
のバー16であっても、全体としては、バーの有無に応
じたコントラストを確保することが可能であるので、さ
しつかえない。
前述と同様に、バーの縦横に対応してX軸方向スキャン
とY軸方向スキャンを繰り返せばよい。その場合、上下
の副ビーム22,23でガイドトラック3を参照してト
ラッキングを行う限り、図9に示すように、バーの一部
分を構成する帯状部分16a,16bは、データトラッ
ク4にのみ形成され、ガイドトラック3に対してはバー
部分の記録が行われない。しかし、そのような横縞模様
のバー16であっても、全体としては、バーの有無に応
じたコントラストを確保することが可能であるので、さ
しつかえない。
【0041】勿論、ガイドトラック3に対してもバー部
分の記録を行い、きれいに塗りつぶしたバー16を記録
形成したい場合は、適宜そのように行えばよい。例え
ば、図11に示すように、ガイドトラック3に対してバ
ー部分16xの記録を行うときは、主ビーム21の反射
光の受光出力を用いて前述したようなプッシュプル方式
でトラッキングサーボ制御を行うことができる。そのた
めには、例えば、図10において破線で示すように、主
ビーム21の反射光を受光するための受光素子37dを
2分割された素子37d1,37d2で構成し、両素子素
子37d1,37d2を差動アンプ42に入力して、プッ
シュプル方式によるトラッキングエラー信号を得るよう
にすればよい。
分の記録を行い、きれいに塗りつぶしたバー16を記録
形成したい場合は、適宜そのように行えばよい。例え
ば、図11に示すように、ガイドトラック3に対してバ
ー部分16xの記録を行うときは、主ビーム21の反射
光の受光出力を用いて前述したようなプッシュプル方式
でトラッキングサーボ制御を行うことができる。そのた
めには、例えば、図10において破線で示すように、主
ビーム21の反射光を受光するための受光素子37dを
2分割された素子37d1,37d2で構成し、両素子素
子37d1,37d2を差動アンプ42に入力して、プッ
シュプル方式によるトラッキングエラー信号を得るよう
にすればよい。
【0042】このように、3ビーム法を採用する場合に
おいてきれいに塗りつぶしたバー16を記録形成したい
場合は、データトラック4に対してバー部分16a,1
6b,…を記録するときは差動アンプ41の出力をトラ
ッキングエラー信号としてトラッキングサーボ制御を行
い、ガイドトラック3に対してバー部分16x,…を記
録するときは差動アンプ42の出力をトラッキングエラ
ー信号としてトラッキングサーボ制御を行う、というよ
うにトラッキングモードを切り換えればよい。
おいてきれいに塗りつぶしたバー16を記録形成したい
場合は、データトラック4に対してバー部分16a,1
6b,…を記録するときは差動アンプ41の出力をトラ
ッキングエラー信号としてトラッキングサーボ制御を行
い、ガイドトラック3に対してバー部分16x,…を記
録するときは差動アンプ42の出力をトラッキングエラ
ー信号としてトラッキングサーボ制御を行う、というよ
うにトラッキングモードを切り換えればよい。
【0043】上記実施例では、バーコード記録領域5
は、ガードトラック部8,9の一部に設けたが、これに
限らず、情報記録領域2の中の適宜の範囲をバーコード
記録領域5としてもよい。あるいは、従来と同様に、情
報記録領域2外の所定の箇所(図12のバーコード記録
領域15のような箇所)にバーコード記録領域5を設け
てもよい。その場合も、バーコード記録領域5において
は、上記のように複数のガイドトラック3を設けるもの
とする。また、上記実施例では、バーコードのバーの並
びはX軸方向であるが、それとは90度違えて、Y軸方
向であってもよい。その場合は、1つのバーの長い方が
X軸に沿い、短い方がY軸に沿うように、X軸スキャン
とY軸スキャンを制御して記録を行うようにする。
は、ガードトラック部8,9の一部に設けたが、これに
限らず、情報記録領域2の中の適宜の範囲をバーコード
記録領域5としてもよい。あるいは、従来と同様に、情
報記録領域2外の所定の箇所(図12のバーコード記録
領域15のような箇所)にバーコード記録領域5を設け
てもよい。その場合も、バーコード記録領域5において
は、上記のように複数のガイドトラック3を設けるもの
とする。また、上記実施例では、バーコードのバーの並
びはX軸方向であるが、それとは90度違えて、Y軸方
向であってもよい。その場合は、1つのバーの長い方が
X軸に沿い、短い方がY軸に沿うように、X軸スキャン
とY軸スキャンを制御して記録を行うようにする。
【0044】トラッキング方式については、上記実施例
でいくつか説明した方式(すなわち1個の副ビームによ
るプッシュプル方式、3ビーム方式、主ビームによるプ
ッシュプル動作など)に限らず、その他のどのような方
式を用いてもよい。また、フォーカシング方式について
は特に詳細を説明しなかったが、公知の非点収差法ある
いはナイフエッジ法など、適宜の方式を採用してよく、
その場合は、光検出器37における受光素子数やその配
置が、トラッキング方式に影響を与えることなく、適宜
変更されることがある。
でいくつか説明した方式(すなわち1個の副ビームによ
るプッシュプル方式、3ビーム方式、主ビームによるプ
ッシュプル動作など)に限らず、その他のどのような方
式を用いてもよい。また、フォーカシング方式について
は特に詳細を説明しなかったが、公知の非点収差法ある
いはナイフエッジ法など、適宜の方式を採用してよく、
その場合は、光検出器37における受光素子数やその配
置が、トラッキング方式に影響を与えることなく、適宜
変更されることがある。
【0045】また、以上の説明では、ガイドトラックや
バー部分が記録面の他の部分よりも反射率が低下する媒
体(つまり記録箇所の反射率が相対的に低下する媒体)
を例にして説明したが、その逆に、ガイドトラックやバ
ー部分が記録面の他の部分よりも反射率が高くなる媒体
(つまり記録箇所の反射率が相対的に高くなる媒体)に
対しても、本発明を適用することができるのは勿論であ
る。また、光学的情報記録媒体としては、上記実施例の
ようなカード状の媒体に限らず、ディスク状の媒体(従
ってトラックが円状または螺旋状)や、円筒や曲面など
その他適宜の形状の媒体であっても本発明を適用するこ
とができる。
バー部分が記録面の他の部分よりも反射率が低下する媒
体(つまり記録箇所の反射率が相対的に低下する媒体)
を例にして説明したが、その逆に、ガイドトラックやバ
ー部分が記録面の他の部分よりも反射率が高くなる媒体
(つまり記録箇所の反射率が相対的に高くなる媒体)に
対しても、本発明を適用することができるのは勿論であ
る。また、光学的情報記録媒体としては、上記実施例の
ようなカード状の媒体に限らず、ディスク状の媒体(従
ってトラックが円状または螺旋状)や、円筒や曲面など
その他適宜の形状の媒体であっても本発明を適用するこ
とができる。
【0046】また、以上で説明した各実施例や変更例
は、その適当な一部を抜粋して適宜にその組合せを変更
してもよく、多様な組み合わせで実施の態様を構成する
ことができるのは勿論である。なお、本発明に従って記
録したバーコードの再生(読み取り)は、専用のバーコ
ード読み取り器によって行うようにしてもよいし、ある
いはピット情報の再生(読み取り)を行うための光学ヘ
ッドを使用して行うようにしてもよい。
は、その適当な一部を抜粋して適宜にその組合せを変更
してもよく、多様な組み合わせで実施の態様を構成する
ことができるのは勿論である。なお、本発明に従って記
録したバーコードの再生(読み取り)は、専用のバーコ
ード読み取り器によって行うようにしてもよいし、ある
いはピット情報の再生(読み取り)を行うための光学ヘ
ッドを使用して行うようにしてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上の通りこの発明によれば、ピット情
報とバーコード情報の両者を共通の光学ヘッドを使用し
て記録することができるので、主としてピット情報を記
録するための光学的情報記録媒体に対して、バーコード
情報の記録を効率よく行うことができるという優れた効
果を奏する。
報とバーコード情報の両者を共通の光学ヘッドを使用し
て記録することができるので、主としてピット情報を記
録するための光学的情報記録媒体に対して、バーコード
情報の記録を効率よく行うことができるという優れた効
果を奏する。
【図1】本発明の光学式情報記録媒体の一実施例を示す
平面略図。
平面略図。
【図2】図1の記録媒体におけるバーコード記録領域の
一例を拡大して示す平面略図。
一例を拡大して示す平面略図。
【図3】図2のバーコード記録領域に対するバーコード
の記録例を示す平面略図。
の記録例を示す平面略図。
【図4】図3の記録例に従って記録されたバーコードの
一部を示す拡大図。
一部を示す拡大図。
【図5】本発明の一実施例において利用可能な光学系の
一例を略示する図。
一例を略示する図。
【図6】図5に示された光検出器における受光素子配置
例を示す図。
例を示す図。
【図7】図2のバーコード記録領域に対するバーコード
の別の記録例を示す平面略図。
の別の記録例を示す平面略図。
【図8】図2のバーコード記録領域に対するバーコード
の更に別の記録例を示す平面略図。
の更に別の記録例を示す平面略図。
【図9】図2のバーコード記録領域に対するバーコード
の別の記録例を示す平面略図。
の別の記録例を示す平面略図。
【図10】図5に示された光検出器における別の受光素
子配置例を示す図。
子配置例を示す図。
【図11】図2のバーコード記録領域に対するバーコー
ドの更に別の記録例を示す平面略図。
ドの更に別の記録例を示す平面略図。
【図12】従来の光学式情報記録媒体の一実施例を示す
平面略図。
平面略図。
【図13】図12の記録媒体におけるガイドトラック及
び情報記録用トラックの一例を示す拡大図。
び情報記録用トラックの一例を示す拡大図。
【図14】図12の記録媒体におけるバーコード記録部
において記録されるバーコードの一例を示す図。
において記録されるバーコードの一例を示す図。
1,11 光カード 2,12 情報記録領域 3,13 ガイドトラック 3a ガイドトラック要素 4,14 情報記録用トラック 5,15 バーコード記録用領域 8,9 ガードトラック部 30 光学ヘッド 37 光検出器 37a〜37f 受光素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06K 19/06 G11B 7/00 Q 9464−5D
Claims (11)
- 【請求項1】 所定間隔を隔てて並列的に延びた複数の
ガイドトラックの間を情報記録用トラックとしてピット
の形態で情報を記録する第1の記録領域と、前記ピット
の形態とは異なる所定の形態からなる光学的なバーコー
ド情報を記録する第2の記録領域とを有する光学的情報
記録媒体において、前記第2の記録領域が複数のガイド
トラックを含んでおり、複数トラックにわたる範囲で前
記バーコード情報が記録されていることを特徴とする光
学的情報記録媒体。 - 【請求項2】 所定間隔を隔てて並列的に延びた複数の
ガイドトラックの間を情報記録用トラックとしてピット
の形態で情報を記録する第1の記録領域と、前記ピット
の形態とは異なる所定の形態からなる光学的なバーコー
ド情報を記録する第2の記録領域とを有する光学的情報
記録媒体に対して、情報を記録するための方法であっ
て、該記録媒体の前記第2の記録領域が複数のガイドト
ラックを含んでおり、前記方法が、 ピット情報の記録又は再生のために使用する光学ヘッド
を使用して、前記第1の記録領域に対して所望の情報を
ピットの形態で書き込むステップと、 前記光学ヘッドを使用して、前記第2の記録領域におい
て前記ガイドトラックを参照しながら所望のバーコード
パターンからなる前記バーコード情報を記録するステッ
プとを具えることを特徴とする光学的情報の記録方法。 - 【請求項3】 前記バーコード情報を記録するステップ
では、1つのバーのトラック長手方向に関する部分を記
録するために、トラック長手方向に該バーのサイズに対
応する所定距離だけ前記光学ヘッドからの光ビームスポ
ットを相対的に移動させながら連続的に記録照射するス
テップを含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。 - 【請求項4】 前記バーコード情報を記録するステップ
では、1つのバーのトラック横断方向に関する部分を記
録するために、前記光学ヘッドからの光ビームスポット
をトラック横断方向に相対的に移動するステップを含ん
でおり、隣接するトラックを横断して該バーに対応する
部分が連続的に形成されることを特徴とする請求項2又
は3に記載の方法。 - 【請求項5】 所定間隔を隔てて並列的に延びた複数の
ガイドトラックの間を情報記録用トラックとしてピット
の形態で情報を記録する第1の記録領域と、前記ピット
の形態とは異なる所定の形態からなる光学的なバーコー
ド情報を記録する第2の記録領域とを有する光学的情報
記録媒体に対して、情報を記録するための装置であっ
て、該記録媒体の前記第2の記録領域が複数のガイドト
ラックを含んでおり、前記装置が、 情報の記録又は再生のために前記記録媒体に対して光ビ
ームを照射する光学ヘッドと、 前記光学ヘッドが第1の記録モードで動作するよう制御
し、この第1の記録モードでは前記第1の記録領域に対
して所望の情報をピットの形態で記録する制御を行う第
1の記録制御手段と、 前記光学ヘッドが第2の記録モードで動作するよう制御
し、この第2の記録モードでは前記第2の記録領域にお
いて前記ガイドトラックを参照しながら所望のバーコー
ドパターンからなる前記バーコード情報を記録する制御
を行う第2の記録制御手段とを具えることを特徴とする
光学的情報の記録装置。 - 【請求項6】 前記バーコード情報を記録するときに前
記光学ヘッドから発する光ビームの集束度を、ピット情
報を記録するときの集束度よりも下げたことを特徴とす
る請求項2乃至5のいずれかに記載の方法又は装置。 - 【請求項7】 前記バーコード情報を記録するときに前
記光学ヘッドから発する光ビームのビーム径が、前記記
録媒体上にて前記ガイドトラックの配列ピッチの略半分
となるように該光ビームの集束度を調節することを特徴
とする請求項6に記載の方法又は装置。 - 【請求項8】 前記光学的情報記録媒体において、第1
の記録領域の一部が前記第2の記録領域として利用され
ることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の
記録媒体又は方法又は装置。 - 【請求項9】 前記光学的情報記録媒体の前記第1の記
録領域において、その外側寄りの複数トラックからなる
部分が該第1の記録領域の境界を定義するためのガード
トラック部となっており、このガードトラック部の少な
くとも一部が前記第2の記録領域として利用されること
を特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の記録媒
体又は方法又は装置。 - 【請求項10】 前記光学的情報記録媒体において、前
記第1の記録領域とは別の位置に前記第2の記録領域が
設けられていることを特徴とする請求項1乃至7のいず
れかに記載の記録媒体又は方法又は装置。 - 【請求項11】 前記光学的情報記録媒体において前記
第2の記録領域において設けられた前記ガイドトラック
は、反射率の異なる部分が断続的に設けられており、こ
れによって該ガイドトラックの部分に対してもバーコー
ド情報のバー部分の形成が可能であることを特徴とする
請求項1乃至10のいずれかに記載の記録媒体又は方法
又は装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6155431A JPH087341A (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 光学的情報記録媒体及び光学的情報の記録再生方法並びに装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6155431A JPH087341A (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 光学的情報記録媒体及び光学的情報の記録再生方法並びに装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH087341A true JPH087341A (ja) | 1996-01-12 |
Family
ID=15605875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6155431A Pending JPH087341A (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 光学的情報記録媒体及び光学的情報の記録再生方法並びに装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH087341A (ja) |
-
1994
- 1994-06-15 JP JP6155431A patent/JPH087341A/ja active Pending
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