JPH08729Y2 - マグネット保持具 - Google Patents

マグネット保持具

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JPH08729Y2
JPH08729Y2 JP8712590U JP8712590U JPH08729Y2 JP H08729 Y2 JPH08729 Y2 JP H08729Y2 JP 8712590 U JP8712590 U JP 8712590U JP 8712590 U JP8712590 U JP 8712590U JP H08729 Y2 JPH08729 Y2 JP H08729Y2
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JP
Japan
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magnet
plate
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ferrite magnet
magnet holder
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JP8712590U
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JPH0444110U (ja
Inventor
光昭 和田
Original Assignee
東芝ケミカル株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は電気機器用部品の絶縁ワニス含浸処理工程で
ワークを保持するために使用されるマグネット保持具に
関する。
(従来の技術) 電気機器用部品の絶縁ワニス含浸処理においては大量
のワークを能率よく処理する連続ワニス含浸処理装置が
利用されており、自動搬送されるワークは保持具に支持
された状態で含浸処理に掛けられる。この保持具にワー
クを固定する方法は様々な方法が提案されているが、い
ずれの保持具にも一長一短があり、使用される保持具が
そのワークに適しない場合は仕上り精度に影響が及ぶこ
とになる。
例えば、トランスコイルの含浸処理ではクリップ式の
保持具が使用されることがある。この場合、トランスコ
イルが常に正しい姿勢でつかまれるとは限られず、多少
なりともトランスコイルに傾きが生じてしまえば、一様
な厚さの含浸処理は望めなくなる。最近、こうした位置
決め上の問題を解決するためにフェライトマグネットを
応用した保持具の採用が検討され、実施に移されてい
る。
以下、このマグネット保持具の一例を第2図を参照し
て説明する。第2図(a)(b)において、フェライト
マグネット1の両面には金属製のプレート2が止めねじ
3を介して設けられており、これらは磁性体として働
く。磁力によってプレート2の下端に並ぶトランスコイ
ル4はプレート2の下端が面一であることから常に同じ
位置に取り付けられる。また、複数本の止めねじ3によ
ってフェライトマグネット1とプレート2との金属同士
の緊密な接触が保たれている。
(考案が解決しようとする課題) 上記のようにフェライトマグネット1と2枚のプレー
ト2とからなる磁性体は複数本の止めねじ3によって緊
密に接触しているが、この場合止めねじ4の固定力が強
過ぎると、次に行なわれる絶縁ワニスの乾燥工程でフェ
ライトマグネット1およびプレート2がワークと共に加
熱されるため、このときの熱膨張によりフェライトマグ
ネット1が双方のプレート2の間に挟まれて割れが発生
することがある。
これを防止するには、例えばプレート2とフェライト
マグネット1との間の接触を少しだけ弱めることも考え
られるが、このやり方は磁力を保つうえで適当でなく、
万一磁力が小さくなってしまえば保持具としての機能が
損なわれる。一方また、フェライトマグネット1に穴加
工等の細工を施すことはフェライト材料が難削材である
ことから、可能な限り避けたい。
そこで、本考案の目的はフェライトマグネットと2枚
のプレートとの間の接触を良好に保ちながら、フェライ
トマグネットの損傷を確実に防止するようにしたマグネ
ット保持具を提供することにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案は平板状のマグネッ
トの双方の平面部に平板状のプレートを緊密に接触させ
て一体の磁性体として構成してなるマグネット保持具に
おいて、マグネットおよびプレートの双方を結合剤を用
いて一体化したことを特徴とするものである。
(作用) マグネットおよびプレートの双方を、例えばポリブタ
フェン樹脂からなる結合剤を用いて一体化するならば、
双方の部材が熱膨張のために外側に伸びようとすると
き、その変位が拘束部材によって拘束されないので、マ
グネットに局部的な力が作用せず、マグネットに割れ等
が発生しない。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図を参照して説明す
る。第1図(a)(b)において、フェライトマグネッ
ト1と、その両面に組合わされる2枚のプレート2とか
らなる磁性体は結合剤、例えばポリブタジェン樹脂5を
用いて一体化される。このポリブタジェン樹脂はフェラ
イトマグネット1およびプレート2の双方の外面を覆い
尽くす含浸工程の中で使用され、後の乾燥工程でこれが
固まるとき、フェライトマグネット1とプレート2とは
緊密に接触させられる。2枚のプレート2にあるトラン
スコイルの取付面がずれて取付けられることがないよう
に含浸工程中、プレート2は接着剤を使ってフェライト
マグネット1に仮付される。
上記の結合剤を用いてフェライトマグネット1とプレ
ート2とを一体化したマグネット保持具においては、フ
ェライトマグネット1およびプレート2が熱膨張によっ
て外側に伸びるとき、その変位を拘束する部材がなく、
フェライトマグネット1を局部的に加圧する力は生じな
いから、フェライトマグネット1に割れが発生すること
がない。一方、2枚のプレート2はフェライトマグネッ
ト1と金属同士が緊密に接触しており、磁力の低下する
懸念は全くない。
ちなみに、被覆剤としてエポキシ樹脂あるいはポリエ
ステル樹脂を用いた場合には双方の接触は強くなるもの
の、熱膨張、熱収縮を繰り返す中でこれらの材料は劣化
が進み易く、ポリブタジェン樹脂と比べて明らかに劣っ
ている。
[考案の効果] 上記説明したように本考案はマグネットおよびプレー
トの双方を結合剤を用いて一体化しているから、マグネ
ットとプレートとの間の接触を良好に保ちながら、マグ
ネットに損傷が発生するのを防止することができ、保持
具としての信頼性を長期にわたって保つことができると
いう優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)および(b)は本考案に係るマグネット保
持具の一実施例を示す正面図および断面図、第2図
(a)および(b)は従来のマグネット保持具の一例を
示す正面図および断面図である。 1……フェライトマグネット 2……プレート 3……トランスコイル 5……ポリブタジェン樹脂

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】平板状のマグネットの双方の平面部に平板
    状のプレートを緊密に接触させて一体の磁性体として構
    成してなるマグネット保持具において、前記マグネット
    および前記プレートの双方を結合剤を用いて一体化した
    ことを特徴とするマグネット保持具。
  2. 【請求項2】ポリブタジェン樹脂からなる結合剤を用い
    て前記マグネットおよび前記プレートの双方を一体化し
    たことを特徴とする請求項1記載のマグネット保持具。
JP8712590U 1990-08-21 1990-08-21 マグネット保持具 Expired - Lifetime JPH08729Y2 (ja)

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JP8712590U JPH08729Y2 (ja) 1990-08-21 1990-08-21 マグネット保持具

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JP8712590U JPH08729Y2 (ja) 1990-08-21 1990-08-21 マグネット保持具

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Publication Number Publication Date
JPH0444110U JPH0444110U (ja) 1992-04-15
JPH08729Y2 true JPH08729Y2 (ja) 1996-01-10

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ID=31819217

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