JPH08728Y2 - プラスチック磁石 - Google Patents

プラスチック磁石

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JPH08728Y2
JPH08728Y2 JP4708590U JP4708590U JPH08728Y2 JP H08728 Y2 JPH08728 Y2 JP H08728Y2 JP 4708590 U JP4708590 U JP 4708590U JP 4708590 U JP4708590 U JP 4708590U JP H08728 Y2 JPH08728 Y2 JP H08728Y2
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JP
Japan
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magnet
plastic magnet
center
plastic
injection molding
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JP4708590U
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JPH045605U (ja
Inventor
武志 安保
照実 藤墳
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
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  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は例えば自動車のスピードメーター、オイルゲ
ージ等のメーター類、精密小型モーター等に用いられる
プラスチック磁石に関するものである。
〔従来の技術〕
この種のプラスチック磁石は、強磁性体粉末とプラス
チック結着剤との混合物を射出成形することによって作
製されるが、該プラスチック磁石においては、射出成形
時に突起状あるいは凹部状のゲート跡が形成される。例
えば第5図に示す円盤状の磁石(1)Aにあっては上面
周縁部に凹部状ゲート跡(2)Aが形成され、第6図に
示すリング状磁石(11)Aにあっては上縁に凹部状ゲー
ト跡(12)Aが形成される。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながらプラスチック磁石にこのようなゲート跡
が形成されるとプラスチック磁石の回転中心と中心とが
一致しなくなり、メーターやモーターのマグネットロー
ターとして用いた場合、回転時の振動や騒音が大きくな
る、と云う問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記従来の課題を解決するための手段とし
て、強磁性体粉末とプラスチック結着剤との混合物を射
出成形することによって作製したプラスチック磁石
(1)であって、該プラスチック磁石(1)において射
出成形時に形成されるゲート跡(2)に対応する突起あ
るいは凹部(3),(4)を設けて、該プラスチック磁
石(1)の回転中心と重心とを一致させたプラスチック
磁石(1)を提供するものである。
〔作用〕
強磁性体粉末とプラスチック結着剤との混合物を射出
成形することによって作製したプラスチック磁石(1)
に形成されたゲート跡(2)に対応する突起あるいは凹
部(3),(4)を設けて、該磁石(1)の回転中心と
重心とを一致させる。
〔考案の効果〕
したがって本考案においては、該プラスチック磁石を
メーターをモーターのマグネットローター等として用い
た場合に回転が振れることなく円滑に行なわれ、振動や
騒音が低減される。
〔実施例〕
本考案の第1実施例を第1図および第2図に示す。図
に示すプラスチック磁石(1)は径20mm、厚さ8mmの円
盤状であり、射出成形により作製され、上面周縁部にゲ
ート跡(2)が形成されているが、更に上面周縁部に孔
状の凹部(3),(4)が形成されて、回転中心Pと重
心とが一致せしめられている。本実施例の磁石(1)を
メーターのマグネットローターとして用いると、メータ
ーの作動が円滑になりメーター精度が格段に向上する。
これと比較すると第5図に示す磁石(1)Aを用いたメ
ーターはゲート跡(2)Aにより回転中心Pと重心とが
一致せず、回転バランスが悪くメーター作動が円滑でな
く精度も低いものとなる。
本考案の第2実施例を第3図および第4図に示す。図
に示すプラスチック磁石(11)は外径20mm、内径16mm、
高さ15mmのリング状であり、射出成形により作製され、
上縁にゲート跡(12)が形成されているが、更に上縁に
溝状の凹部(13),(14),(15)が形成されて、回転
中心Pと重心とが一致せしめられている。本実施例の磁
石(11)をモーターのマグネットローターとして用いる
と、モーターの回転が円滑に行なわれ、第6図に示す磁
石(11)Aを用いたモータと比較すると、振動および騒
音ともに約1/5に低減することが出来た。
本考案の磁石はNd-Fe−B合金やSm-Co合金のような希
土類合金の急冷粉や、SrO・6Fe2O3のようなフェライト
系粉末等の強磁性体粉末にポリアミド、ポリイミド、エ
ポキシ樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、ポリフェニレン
サルファイド、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレ
ン−エチルアクリレート共重合体、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体等のプラスチック結着剤を通常1〜30重量%
程度混合した混合物を射出成形することによって作製さ
れる。そして磁石(1),(11)の凹部(3),
(4),(13),(14),(15)は成形後切削等により
加工してもよいが、予め金型に凹部成形部分を設けてお
いて、成形と同時に該凹部を形成させることが望まし
い。
本考案によいては、磁石のゲート跡が突起状である場
合にはそれに対応する位置に突起を設けてもよい。この
場合でも金型に突起成形部を設けておいて、成形と同時
に該突起を形成させることが望ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の第1実施例を示すもので
あり、第1図は平面図、第2図は側断面図、第3図およ
び第4図は本考案の第2実施例を示すものであり、第3
図は平面図、第4図は側断面図であり、第5図は従来例
の斜視図、第6図は他の従来例の斜視図である。 図中、(1),(11)……磁石、(2),(12)……ゲ
ート跡、(3),(4),(13),(14),(15)……
凹部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】強磁性体粉末とプラスチック結着剤との混
    合物を射出成形することによって作製したプラスチック
    磁石であって、該プラスチック磁石において射出成形時
    に形成されるゲート跡に対応する突起あるいは凹部を設
    けて、該プラスチック磁石の回転中心と重心とを一致さ
    せたことを特徴とするプラスチック磁石
JP4708590U 1990-05-02 1990-05-02 プラスチック磁石 Expired - Lifetime JPH08728Y2 (ja)

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JP4708590U JPH08728Y2 (ja) 1990-05-02 1990-05-02 プラスチック磁石

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JPH045605U JPH045605U (ja) 1992-01-20
JPH08728Y2 true JPH08728Y2 (ja) 1996-01-10

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ID=31562711

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5829059B2 (ja) * 2011-07-01 2015-12-09 アイチエレック株式会社 固定子および回転機
JP6314443B2 (ja) * 2013-11-25 2018-04-25 Tdk株式会社 弓形磁石片およびモータ
JP2019158409A (ja) * 2018-03-08 2019-09-19 Tdk株式会社 磁石構造体、回転角度検出器、及び電動パワーステアリング装置

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JPH045605U (ja) 1992-01-20

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