JPH08727A - チュ−ブクランプ及びこれを使用した自動腹膜透析装置 - Google Patents

チュ−ブクランプ及びこれを使用した自動腹膜透析装置

Info

Publication number
JPH08727A
JPH08727A JP6158070A JP15807094A JPH08727A JP H08727 A JPH08727 A JP H08727A JP 6158070 A JP6158070 A JP 6158070A JP 15807094 A JP15807094 A JP 15807094A JP H08727 A JPH08727 A JP H08727A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
angle
contact member
tube clamp
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6158070A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2874724B2 (ja
Inventor
Daisei Miura
大生 三浦
Takashi Takada
孝 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JMS Co Ltd
Original Assignee
JMS Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JMS Co Ltd filed Critical JMS Co Ltd
Priority to JP6158070A priority Critical patent/JP2874724B2/ja
Publication of JPH08727A publication Critical patent/JPH08727A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2874724B2 publication Critical patent/JP2874724B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M1/00Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
    • A61M1/14Dialysis systems; Artificial kidneys; Blood oxygenators ; Reciprocating systems for treatment of body fluids, e.g. single needle systems for hemofiltration or pheresis
    • A61M1/28Peritoneal dialysis ; Other peritoneal treatment, e.g. oxygenation
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M39/02Access sites
    • A61M39/0247Semi-permanent or permanent transcutaneous or percutaneous access sites to the inside of the body
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M39/22Valves or arrangement of valves
    • A61M39/28Clamping means for squeezing flexible tubes, e.g. roller clamps

Landscapes

  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】自動腹膜透析装置にセットされた2本のチュ−
ブ(透析回路)を、簡易な機構で開閉することが可能な
閉止手段であり、また腹膜透析回路の開放状態、或いは
閉塞状態を長時間維持する場合に、前記閉止手段の開閉
状態を保持するための通電が不要であるため、電力消費
や発熱が少ない点で有利なチュ−ブクランプを提供す
る。更に該チュ−ブクランプを付設した自動腹膜透析装
置を提供する。 【構成】2本のチュ−ブの一方または両方を任意に閉止
できるクランプであって、前記チュ−ブを保持する手段
と、2本のチュ−ブ間で回転する回転部材と、チュ−ブ
と当接し、閉止する回転部材上に所定の角度で配置され
た3つの当接部材と、当接部材が一本のチュ−ブのみを
閉止する位置までの回転を許容し、それ以上の回転を阻
止するストッパ−とから構成されることを特徴とするチ
ュ−ブクランプ。また該チュ−ブクランプを、腹膜透析
回路の閉止手段として用いたことを特徴とする自動腹膜
透析装置に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、腎臓の機能が低下した
患者の腹腔に透析液を注入し、貯留後、排液することに
よって、老廃物を除去する腹膜透析装置に有用なチュ−
ブクランプと、これを使用した自動腹膜透析装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】腹膜を介して透析を行う腹膜透析には、
透析液の交換のため患者自身が注液・排液の操作を行う
連続携行式腹膜透析(CAPD)と、透析液の交換を機
械で自動的に行う自動腹膜透析(APD)があり、患者
の病態やその他の制約によってこれらが選択されてい
る。しかし、前者の方法によると透析液の注入・排出の
操作を患者自身が行わなくてはならず面倒で、特に体の
不自由な患者にとっては大きな負担となる。更に手技に
よる交換では汚染される機会が多く、操作手順を誤る危
険性も存在する。
【0003】そのため、最近では夜間就寝中に行うAP
Dが注目されてきた。本方法は、装置をセットすること
により数回に亘る透析液の交換(注入・排出)を装置が
代行してくれるので、患者の負担が軽減され、汚染され
る機会も大幅に減少できる利点を有する。上記の腹膜透
析装置には、透析液を注入・排出するために、腹膜透析
回路のチュ−ブを開放或いは閉塞するチュ−ブクランプ
(バルブ)が必要であるが、チュ−ブの両方又は一方の
みを閉止するためのクランプを別個に設置しようとする
と制御回路が複雑となり、コストも高くなるため、でき
るだけ簡易な装置(でき得れば単一なクランプ)で上述
の機能を達成するものが検討されてきた。このような場
合、従来ではチュ−ブの開閉手段として、ピンチバルブ
を使用することが一般的であった。例えば実開平3−1
18754(実願平2−28893)に記載されたチュ
−ブクランプでは、チュ−ブの開放した状態、或いは閉
止した状態で保持するため、電磁石式のピンチバルブを
使用する必要があり、チュ−ブの開放状態または閉塞状
態が継続する場合でもチュ−ブクランプに持続的に通電
していなければならず、電力消費や装置の発熱の点で問
題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、きわ
めて簡易な機構で2本のチュ−ブの開閉を自由に行う装
置を提供することにある。特に腹膜透析装置にセットさ
れた透析回路を開閉する手段として、注液・排液チュ−
ブの両者又は一方のみを開放することも、閉止すること
も可能なチュ−ブクランプを提供することにあり、さら
に本発明の第2の目的は透析回路の開放状態、或いは閉
塞状態の長時間維持することが必要な自動腹膜透析装置
に、該チュ−ブクランプを使用することによって、前記
クランプへの通電が不要のため、電力消費や発熱の少な
い点で有利な装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な機能を持つ閉止手段について種々の検討を行った結
果、新規な構造を有するチュ−ブクランプを使用するこ
とによって、上記の目的を達成できることを見出だし
た。すなわち本願における発明は、2本のチュ−ブの一
方または両方を任意に閉止することができるクランプで
あって、2本のチュ−ブを所定の間隔をおいて平行に保
持する手段と、該2本のチュ−ブの中間位置で回転する
回転部材と、該回転部材の回転中心からチュ−ブまでの
距離にほぼ等しい長さを半径とする円周上に配置された
3つのチュ−ブ当接部材と、該当接部材が両方のチュ−
ブを同時に閉止する位置では前記回転部材の両方向への
回転部材の回転を許容し、いずれの方向に対してもこの
位置から片方のチュ−ブのみを閉止する位置までの回転
は許容するが、それ以上の回転は阻止するストッパ−と
から構成されてなるチュ−ブクランプであり、さらに前
記当接部材の中の第1当接部材と第2当接部材が回転軸
を中心としてなす角度をθ1 とし、第2当接部材と第3
当接部材が回転軸を中心としてなす角度をθ2 とした場
合に、θ1 が120〜180°未満となるように第1当
接部材と第2当接部材が配置され、θ2 が20〜60°
となるように第2当接部材と第3当接部材が配置され、
且つθ2 がθ1 に含まれる位置関係にあることを特徴と
するチュ−ブクランプである。
【0006】本発明のチュ−ブクランプの好ましい態様
として、片方のチュ−ブのみを閉止する位置以上の回転
を阻止するストッパ−の作動位置を、チュ−ブからの応
力により回転部材が平衡を保って自発的に回転しない位
置を僅かに過ぎて前記チュ−ブを閉止したまま、前記応
力がやや不均等になって、ストッパ−がなければ回転部
材が自発的に回転を始める位置にしたもの等があり、必
要に応じて上述のようなストッパ−の各実施態様と前記
θ1 が140〜170°で前記θ2 が25〜50°の範
囲にあるもの、更に前記θ1 が150〜160°で前記
θ2 が32〜42°の範囲にあるものを組み合わせて実
施することができる。
【0007】本願の第2の発明は、上記のチュ−ブクラ
ンプを腹膜透析回路の閉止手段として用いたことを特徴
とする自動腹膜透析装置である。
【0008】
【作用】本願発明にかかるチュ−ブクランプは、第1当
接部材及び第2当接部材をチュ−ブに当接させることに
よって、両方のチュ−ブを閉止することができる。ま
た、本願発明のチュ−ブクランプは第3当接部材が一方
のチュ−ブに当接した場合に、他の2つの当接部材は両
方のチュ−ブに当接しないので、任意の一方のチュ−ブ
のみを閉止することが可能である。ただし、この場合回
転部材が1本のチュ−ブにのみ当接しており、チュ−ブ
からの応力により回転し易くなるので、前記ストッパ−
により前記回転部材が1方のチュ−ブを閉止する位置ま
では回転が可能であるが、閉止した位置からそれ以上の
回転を係止することが必要となる。
【0009】
【実施例】以下、図面を用いて本発明をさらに具体的に
説明する。
【0010】第1図は、本発明のチュ−ブクランプ2を
使用した自動腹膜透析装置1の概略図であり、おおまか
に注液バッグ載置部3、注液計量器4、制御装置部(操
作ボックス)5、チュ−ブクランプ2、排液計量器6に
分類される。
【0011】第2図は、該チュ−ブクランプ2に注液バ
ッグ7、排液バッグ8を含んだ腹膜透析回路をセットし
た模式図である。以下に、本発明の自動腹膜透析装置1
による操作手順を簡単に説明する。
【0012】[回路セット]:注・排液バッグ7,8を
含んだ腹膜透析回路を自動腹膜透析装置1にセットす
る。すなわち注液バッグ7を注液計量器4に、排液バッ
グ8を排液計量器6に載置し、注液チュ−ブ9と排液チ
ュ−ブ10を前記チュ−ブクランプ2に嵌入させた後、
前記腹膜透析回路の患者側チュ−ブ11を、腹腔カテ−
テルに接続している延長チュ−ブ12に連結する。
【0013】[排液モ−ド]:患者側チュ−ブ11よ
り、腹腔に貯留された液を排液チュ−ブ10を経由して
排液バッグ8に排液した後、排液重量を排液計量器6に
よって計量する。
【0014】[洗浄モ−ド]:その後注液バッグ7より
注液チュ−ブ9を経由して、少量の透析液を流して患者
側チュ−ブ11と接続部13を洗浄した後、排液バッグ
8に排液する。
【0015】[注液モ−ド]:洗浄後、注液バッグ7よ
り透析液を注液チュ−ブ9、患者側チュ−ブ11を経由
して患者の腹腔に注入する。注液量は注液計量器4によ
って計量される。
【0016】[貯留モ−ド]:透析液の注入が終了した
ら注・排液チュ−ブ9,10を閉止して所定時間、腹腔
内に貯留する。
【0017】第3図は本発明のチュ−ブクランプ2の各
モ−ドにおける作動態様を示す詳細な正面図である。図
において、14が回転部材であり、回転軸15を中心に
回転する。そして、回転部材14には3つのロ−ラ型の
チュ−ブ当接部材、すなわち第1当接部材16、第2当
接部材17、第3当接部材18が取り付けられている。
当接部材16と17のなす角度は120〜180°未満
(すなわちθ1 が120〜180°未満)であり、より
好ましくはθ1 が140〜170°であり、さらに好ま
しくはθ1 が150〜160°の範囲である。当接部材
17と18とのなす角度θ2 は20〜70°であり、よ
り好ましくはθ2 が25〜50°であり、さらに好まし
くはθ2 が32〜42°の範囲にある。本発明におい
て、このθ1 、θ2 の角度が重要であり、以下にその理
由を説明する。第1当接部材及び第2当接部材とのなす
角θ1 が180°未満となるように配置することによっ
て、チュ−ブから2つの当接部材が受ける応力の向きは
回転方向への力としては逆向きになるため、力が打ち消
しあって回転モ−メントが生じない。そのため、第1当
接部材及び第2当接部材を両方のチュ−ブに当接させて
も回転部材14が回転しにくく、両方のチュ−ブを閉止
した位置で保持することができる。ところが、該当接部
材のなす角θ1 が180°の場合、当接部材が両方のチ
ュ−ブを均等に閉止する位置から少しでもずれると、当
接部材がチュ−ブから受ける応力は回転方向の力の向き
が同じになるため、回転し易くなって両方のチュ−ブを
閉止したままの位置に保持しておくのが困難になる。逆
に該角度θ1 が120°未満になると、両方のチュ−ブ
を閉止することが困難になる。該角度θ1 を上述したよ
うな好ましい範囲に限定するほど、当接部材が両方のチ
ュ−ブを均等に閉止する位置から少しずれても、回転モ
−メントが生じにくく、また両方のチュ−ブを閉止でき
る位置が長くなる。また第3の当接部材が他の2つの当
接部材の一方となす角度θ2 が20〜70°(もう一方
からは110〜160°)の範囲にない場合にはチュ−
ブの開閉に支障を生じる場合がある。すなわちこの角度
が小さいと一方のチュ−ブのみを閉止するのが困難にな
り、角度が大きいと両方のチュ−ブを開放状態にするの
が困難になる。また該角度θ2 を上述したような好まし
い範囲に限定するほど、前記のような両者の欠点(一方
のチュ−ブのみを閉止したり、両方のチュ−ブを開放状
態にするのが困難になること)が現れにくくなる。
【0018】第3図(a) は排液モ−ドにおいて、注液バ
ッグ7に接続された注液チュ−ブ9を閉止した状態を示
している。この状態で、液の流れは患者側チュ−ブ11
と排液バッグ8に連なる排液チュ−ブ10の間のみ許容
され、患者の腹腔から所定時間貯留された透析液が排出
される。
【0019】しかし、当接部材18が一本のチュ−ブ
(排液モ−ドにおいては、注液チュ−ブ9)にのみ当接
しているため、チュ−ブからの応力を受けて回転部材1
4が右方向、或いは左方向に回り易くなる。すなわち、
回転部材14の回転モ−メントのバランスが取りにく
く、チュ−ブと当接部材のバランスの取れる接点はほと
んど一点となる。図4にその状態の一例を示す。第4図
は当接部材18が一本のみのチュ−ブを閉止し、回転部
材14の回転モ−メントがバランスされる前後の状態を
詳細に示したものである。特に図4(a)は回転部材1
4の回転モ−メントが、ほとんど一点の接点でバランス
された状態を示したものである。図4(b)は、当接部
材18がチュ−ブの開放された状態から閉止した状態へ
移行したもので、且つ回転部材14が回転モ−メントの
バランスされた状態に到達する僅か前のものであり、チ
ュ−ブからの応力による回転モ−メントは矢印の方向に
なる。図4(c)は当接部材18がチュ−ブの閉止した
状態から開放された状態へ移行せんとする前のもので、
且つ回転部材14が回転モ−メントのバランスされた状
態を僅かに過ぎたもので、チュ−ブからの応力による回
転モ−メントは図4(b)の場合とは逆の方向になる。
図4(a)のようにバランスの取れた接点から当接部材
18が少しでもどちらかにずれると、すなわち図4
(b),(c)のような位置になると、回転部材14が
自発的に回転を始め、回転部材14をチュ−ブの閉止さ
れた位置に止めておくのが困難である。そのため、スト
ッパ−により前記回転部材14の回転を係止することが
必要となる。
【0020】図5に本発明の一例であるストッパ−を付
設したチュ−ブクランプの背面方向からの斜視図を、さ
らに図6に該ストッパ−の各モ−ドにおける作動態様を
示すチュ−ブクランプ2の背面図を示す。前記チュ−ブ
クランプ2の後方に前記回転部材14の回転軸15が突
き出しており、該回転軸15まわりに付設されて回転部
材14と一体的に回転する剛性体19が、回転軸15と
共に剛性体19を嵌入できるように内円の空いた剛性板
20(但し、剛性板20は回転軸15や回転部材14と
一緒に回転しないように前記チュ−ブクランプ背面部に
固定されている。)の内円円周部の突起21に突き当た
ることによって回転が係止される。即ち、前記回転部材
14が一本のチュ−ブのみを閉止し、且つ回転部材の前
記回転モ−メントがバランスされた状態よりも僅かに過
ぎた状態、例えば図4(c)のような位置で、丁度回転
が係止されるようにストッパ−の剛性板20の内円円周
部の突起21、及び前記剛性体19の位置と大きさを調
整することにより、前記回転部材14が一本のチュ−ブ
のみを閉止した位置で保持されることが可能となる。例
えば、前記ストッパ−が、前記回転部材の回転軸を中心
とした0〜240°の回転を許容し、前記回転部材が前
記範囲外の回転を阻止する機構を有するものによって、
上述したような機能が達成され、また図6(a)におい
て剛性体19の両縁部C,Dと回転軸15とのなす角θ
3 が80〜100°で、剛性板20の突起21の両縁部
A,Bと回転軸15とのなす角θ4 が70〜90°であ
るようなストッパ−によって、より好ましくは角θ3 が
85〜95°で、角θ4 が77〜87°であるようなス
トッパ−によって、さらに好ましくは角θ3 が88〜9
2°で、角θ4 が80〜84°であるようなストッパ−
によって、より容易にその機能が達成される。当該角度
θ3 、θ4 は大き過ぎても、小さ過ぎても回転部材14
の可動範囲が狭過ぎたり、広過ぎたりして所定の位置で
止めることができなくなり、互いの角度の大きさや回転
部材14の形状によっても係止位置が影響されるためで
ある。該排液モ−ドでは、例えば図6(a)にみられる
ようにストッパ−の前記剛性板20の突起21の縁部A
と前記剛性体19の縁部Cが接触して、前記回転部材1
4の回転を係止できる。
【0021】第3図(b) は洗浄モ−ドにおいて、前記接
続部13を注液バッグ7の透析液で洗浄して排液バッグ
8に排液するために、注液チュ−ブ9、排液チュ−ブ1
0ともに開放している状態を示している。図6(b)に
示すように、洗浄モ−ドではストッパ−は作用していな
い。
【0022】第3図(c) は注液モ−ドにおける状態を示
している。排液バッグ8に透析液が流出しないように排
液チュ−ブ10を閉止し、注液チュ−ブ9と患者側チュ
−ブ11の間の液の流れのみを許容して、患者の腹腔に
透析液を注入している。注液モ−ドでは排液モ−ドと同
様に、当接部材18が一本のチュ−ブ(注液モ−ドでは
排液チュ−ブ10)にのみ当接しており、回転部材14
をチュ−ブの閉止された位置に止めておくのが困難であ
るため、ストッパ−機構が必要となる。本モ−ドでは、
図6(c)に示すようにストッパ−の前記剛性板20の
突起縁部Bと前記剛性体19の縁部D、すなわち排液モ
−ドとは逆側の縁部同士が接触して、前記回転部材14
の回転を係止している。
【0023】第3図(d) は貯留モ−ドにおける状態を示
し、患者の腹腔に注入した透析液が流出してしまわない
ように注・排液チュ−ブ9,10を閉止している。貯留
モ−ドでは、第1当接部材16と第2当接部材17を、
θ1 が上述した範囲の角度になるように配置しており、
第3図(d) で示すようにチュ−ブから2つの当接部材1
6,17が受ける応力の向きは回転方向への力として逆
向きになるため、力が打ち消しあって回転モ−メントが
生じない。図6(d)に示すように、貯留モ−ドではス
トッパ−は作用していないが、上述したように回転部材
14にはチュ−ブ応力による回転モ−メントが生じない
ので、回転防止手段は不要である。
【0024】以上説明したように、本発明のチュ−ブク
ランプを使用することにより、腹膜透析回路における閉
止手段を簡易なものとすることが可能となり、更に該チ
ュ−ブクランプを自動腹膜透析装置に使用することによ
り、多くの利点を得ることができる。
【0025】
【発明の効果】本発明のチュ−ブクランプはきわめて簡
易な機構で、2本のチュ−ブの開閉を自由に行うことが
できる。したがって2本のチュ−ブを自動開閉する装置
に有用であり、特に自動腹膜透析装置に利用することが
好適である。更に該チュ−ブクランプを付設した自動腹
膜透析装置は透析回路の開放状態、或いは閉塞状態を長
時間維持する必要があるが、このような用途に本発明の
チュ−ブクランプを使用した場合、開閉状態を保持する
ためのクランプへの通電が不要のため、電力消費や発熱
が少ない点で有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチュ−ブクランプを付設した自動腹膜
透析装置を示す斜視図である。
【図2】本発明のチュ−ブクランプに、腹膜透析回路を
セットした状態を示す正面図である。
【図3】本発明のチュ−ブクランプの、各モ−ドにおけ
る作動態様を示す正面図である。
【図4】本発明のチュ−ブクランプによって、一本のチ
ュ−ブのみを閉止した状態を示した詳細な正面図であ
る。
【図5】本発明のチュ−ブクランプ後方部、及びストッ
パ−を示す背面方向からの斜視図である。
【図6】本発明のチュ−ブクランプのストッパ−の、各
モ−ドにおける作動態様を示す背面図である。
【符号の説明】
1.自動腹膜透析装置 2.チュ−ブクランプ 3.注液バッグ載置部 4.注液計量器 5.制御装置部 6.排液計量器 7.注液バッグ 8.排液バッグ 9.注液チュ−ブ 10.排液チュ−ブ 11.患者側チュ−ブ 12.延長チュ−ブ 13.接続部 14.回転部材 15.回転軸 16.第1チュ−ブ当接部材 17.第2チュ−ブ当接部材 18.第3チュ−ブ当接部材 19.剛性体 20.剛性板 21.突起 A,B.剛性板の縁部 C,D.剛性体の縁部 θ1 .第1当接部材と第2当接部材が回転軸を中心とし
てなす角度 θ2 .第2当接部材と第3当接部材が回転軸を中心とし
てなす角度 θ3 .剛性体の両縁部C,Dと回転軸とのなす角度 θ4 .剛性板の両縁部A,Bと回転軸とのなす角度

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本のチュ−ブの一方または両方を任意
    に閉止することができるクランプであって、2本のチュ
    −ブを所定の間隔をおいて平行に保持する手段と、該2
    本のチュ−ブの中間位置で回転する回転部材と、該回転
    部材の回転中心からチュ−ブまでの距離にほぼ等しい長
    さを半径とする円周上に配置された3つのチュ−ブ当接
    部材と、該当接部材が両方のチュ−ブを同時に閉止する
    位置では前記回転部材の両方向への回転部材の回転を許
    容し、いずれの方向に対してもこの位置から片方のチュ
    −ブのみを閉止する位置までの回転は許容するが、それ
    以上の回転は阻止するストッパ−とから構成されてなる
    チュ−ブクランプであり、さらに前記当接部材の中の第
    1当接部材と第2当接部材が回転軸を中心としてなす角
    度をθ1 とし、第2当接部材と第3当接部材が回転軸を
    中心としてなす角度をθ2 とした場合に、θ1 が120
    〜180°未満となるように第1当接部材と第2当接部
    材が配置され、θ2 が20〜60°となるように第2当
    接部材と第3当接部材が配置され、且つθ2 がθ1 に含
    まれる位置関係にあることを特徴とするチュ−ブクラン
    プ。
  2. 【請求項2】 片方のチュ−ブのみを閉止する位置以上
    の回転を阻止するストッパ−の作動位置が、チュ−ブか
    らの応力により回転部材が平衡を保って自発的に回転し
    ない位置を僅かに過ぎて前記チュ−ブを閉止したまま、
    前記応力がやや不均等になって、ストッパ−がなければ
    回転部材が自発的に回転を始める位置である請求項1記
    載のチュ−ブクランプ。
  3. 【請求項3】 θ1 が140〜170°で、θ2 が25
    〜50°の範囲にある請求項1または2記載のチュ−ブ
    クランプ。
  4. 【請求項4】 θ1 が150〜160°で、θ2 が32
    〜42°の範囲にある請求項1または2記載のチュ−ブ
    クランプ。
  5. 【請求項5】 前記ストッパ−が、前記回転部材の回転
    軸のまわりに付設されて前記回転部材と一体的に回転す
    る剛性体と、前記回転軸と共に前記剛性体を嵌入できる
    ように内円の空いた剛性板と、該剛性板の内円円周部に
    設けられた突起とから構成されてなり、該剛性板は回転
    軸と一緒に回転しないように固定されてなり、前記スト
    ッパ−による回転係止が、前記剛性体と前記突起との係
    止によって行われる請求項1、2、3または4記載のチ
    ュ−ブクランプ
  6. 【請求項6】 前記ストッパ−が、前記回転部材の回転
    軸を中心とした0〜240°の回転を許容し、前記回転
    部材が前記範囲外の回転を阻止する機構を有する請求項
    1、2、3、4または5記載のチュ−ブクランプ。
  7. 【請求項7】 前記ストッパ−の前記剛性体が縦に分割
    した円柱形状であり、該分割した円柱の円周角、すなわ
    ち前記剛性体の両縁部C,Dと回転軸とのなす角度θ3
    が80〜100°であり、さらに前記剛性板の突起は中
    心部の無い扇状であり、該扇状突起の円周角、すなわち
    剛性板の突起両縁部A,Bと回転軸とのなす角度θ4 が
    70〜90°であるような請求項1、2、3、4、5ま
    たは6記載のチュ−ブクランプ。
  8. 【請求項8】 前記角度θ3 が85〜95°であり、前
    記角度θ4 が77〜87°であるような請求項1、2、
    3、4、5、6または7記載のチュ−ブクランプ。
  9. 【請求項9】 前記角度θ3 が88〜92°であり、前
    記角度θ4 が80〜84°であるような請求項1、2、
    3、4、5、6、7または8記載のチュ−ブクランプ。
  10. 【請求項10】 前記請求項1、2、3、4、5、6、
    7、8または9記載のチュ−ブクランプを腹膜透析液回
    路の閉止手段として用いたことを特徴とする自動腹膜透
    析装置。
JP6158070A 1994-06-16 1994-06-16 チュ−ブクランプ及びこれを使用した自動腹膜透析装置 Expired - Fee Related JP2874724B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6158070A JP2874724B2 (ja) 1994-06-16 1994-06-16 チュ−ブクランプ及びこれを使用した自動腹膜透析装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6158070A JP2874724B2 (ja) 1994-06-16 1994-06-16 チュ−ブクランプ及びこれを使用した自動腹膜透析装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08727A true JPH08727A (ja) 1996-01-09
JP2874724B2 JP2874724B2 (ja) 1999-03-24

Family

ID=15663650

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6158070A Expired - Fee Related JP2874724B2 (ja) 1994-06-16 1994-06-16 チュ−ブクランプ及びこれを使用した自動腹膜透析装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2874724B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11192302A (ja) * 1997-12-26 1999-07-21 Jms Co Ltd 医療用流体流路切換装置
WO2000010626A1 (fr) * 1998-08-19 2000-03-02 Jms Co., Ltd. Appareil de permutation de passage de fluide utilise dans un traitement medical
JP2004520904A (ja) * 2001-02-05 2004-07-15 アラリス メディカル システムズ,インコーポレイテッド 改良型ビュレット安全バルブ
JP2007014599A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Jms Co Ltd 腹膜灌流装置およびその駆動プログラム
EP3031490A1 (en) * 2008-01-23 2016-06-15 DEKA Products Limited Partnership Fluid flow occluder and methods of use for medical treatment systems
JP5938137B1 (ja) * 2015-12-15 2016-06-22 プライムテック株式会社 流体切替弁および流体輸送カートリッジ
US11766554B2 (en) 2012-05-24 2023-09-26 Deka Products Limited Partnership Flexible tubing occlusion assembly

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109224195B (zh) * 2018-07-11 2020-11-20 宁波工程学院 可重复使用点滴顺序控制器

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11192302A (ja) * 1997-12-26 1999-07-21 Jms Co Ltd 医療用流体流路切換装置
WO2000010626A1 (fr) * 1998-08-19 2000-03-02 Jms Co., Ltd. Appareil de permutation de passage de fluide utilise dans un traitement medical
US6589197B1 (en) 1998-08-19 2003-07-08 Jms Co., Ltd. Fluid passage change-over apparatus for medical treatment
JP2004520904A (ja) * 2001-02-05 2004-07-15 アラリス メディカル システムズ,インコーポレイテッド 改良型ビュレット安全バルブ
JP2007014599A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Jms Co Ltd 腹膜灌流装置およびその駆動プログラム
EP3031490A1 (en) * 2008-01-23 2016-06-15 DEKA Products Limited Partnership Fluid flow occluder and methods of use for medical treatment systems
US9839776B2 (en) 2008-01-23 2017-12-12 Deka Products Limited Partnership Fluid flow occluder and methods of use for medical treatment systems
US11766554B2 (en) 2012-05-24 2023-09-26 Deka Products Limited Partnership Flexible tubing occlusion assembly
JP5938137B1 (ja) * 2015-12-15 2016-06-22 プライムテック株式会社 流体切替弁および流体輸送カートリッジ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2874724B2 (ja) 1999-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1057149A (en) Apparatus for peritoneal dialysis
US6592558B2 (en) Clamp device, method and system for exchanging a solution
JP3912800B2 (ja) 医療用チューブコネクタ装置
JP2003033441A (ja) 三方活栓
US6589197B1 (en) Fluid passage change-over apparatus for medical treatment
US4821996A (en) Fluid flow control valve and transfer set
JP4919461B2 (ja) 医療用活栓
US5928177A (en) Technique for loading a pump header within a peristaltic pump of a dialysis machine
US20010031222A1 (en) Reversing flow blood processing system having reduced clotting potential
JPH08727A (ja) チュ−ブクランプ及びこれを使用した自動腹膜透析装置
CA1198088A (en) Medical container
JPH11319078A (ja) 患者接続器
WO2009070566A1 (en) Flow control device for peritoneal dialysis
JPH02502882A (ja) 持続性自己管理腹膜透析の装置
JP2016502911A (ja) 腹膜透析システム、並びに関連する装置および方法
EP3325038B1 (en) Fluid connectors for dialysis
US5047011A (en) Piercing pin transfer device for continuous ambulatory peritoneal dialysis
JP3965796B2 (ja) 医療用流体流路切換装置
JPS6139448Y2 (ja)
JP4543335B2 (ja) 医療用チューブコネクタ装置
CN215230976U (zh) 一种具有自泄气的输液装置
CN112773969A (zh) 一种具有自泄气的输液装置
JP2001029457A (ja) 腹膜透析用バッグ
JP4951887B2 (ja) 腹膜灌流装置およびその駆動プログラム
JP4854394B2 (ja) 血液浄化装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees