JPH08727A - チュ−ブクランプ及びこれを使用した自動腹膜透析装置 - Google Patents
チュ−ブクランプ及びこれを使用した自動腹膜透析装置Info
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- JPH08727A JPH08727A JP6158070A JP15807094A JPH08727A JP H08727 A JPH08727 A JP H08727A JP 6158070 A JP6158070 A JP 6158070A JP 15807094 A JP15807094 A JP 15807094A JP H08727 A JPH08727 A JP H08727A
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- A61M1/28—Peritoneal dialysis ; Other peritoneal treatment, e.g. oxygenation
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- A61M39/00—Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
- A61M39/02—Access sites
- A61M39/0247—Semi-permanent or permanent transcutaneous or percutaneous access sites to the inside of the body
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- A61M39/00—Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
- A61M39/22—Valves or arrangement of valves
- A61M39/28—Clamping means for squeezing flexible tubes, e.g. roller clamps
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- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
- External Artificial Organs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】自動腹膜透析装置にセットされた2本のチュ−
ブ(透析回路)を、簡易な機構で開閉することが可能な
閉止手段であり、また腹膜透析回路の開放状態、或いは
閉塞状態を長時間維持する場合に、前記閉止手段の開閉
状態を保持するための通電が不要であるため、電力消費
や発熱が少ない点で有利なチュ−ブクランプを提供す
る。更に該チュ−ブクランプを付設した自動腹膜透析装
置を提供する。 【構成】2本のチュ−ブの一方または両方を任意に閉止
できるクランプであって、前記チュ−ブを保持する手段
と、2本のチュ−ブ間で回転する回転部材と、チュ−ブ
と当接し、閉止する回転部材上に所定の角度で配置され
た3つの当接部材と、当接部材が一本のチュ−ブのみを
閉止する位置までの回転を許容し、それ以上の回転を阻
止するストッパ−とから構成されることを特徴とするチ
ュ−ブクランプ。また該チュ−ブクランプを、腹膜透析
回路の閉止手段として用いたことを特徴とする自動腹膜
透析装置に関する。
ブ(透析回路)を、簡易な機構で開閉することが可能な
閉止手段であり、また腹膜透析回路の開放状態、或いは
閉塞状態を長時間維持する場合に、前記閉止手段の開閉
状態を保持するための通電が不要であるため、電力消費
や発熱が少ない点で有利なチュ−ブクランプを提供す
る。更に該チュ−ブクランプを付設した自動腹膜透析装
置を提供する。 【構成】2本のチュ−ブの一方または両方を任意に閉止
できるクランプであって、前記チュ−ブを保持する手段
と、2本のチュ−ブ間で回転する回転部材と、チュ−ブ
と当接し、閉止する回転部材上に所定の角度で配置され
た3つの当接部材と、当接部材が一本のチュ−ブのみを
閉止する位置までの回転を許容し、それ以上の回転を阻
止するストッパ−とから構成されることを特徴とするチ
ュ−ブクランプ。また該チュ−ブクランプを、腹膜透析
回路の閉止手段として用いたことを特徴とする自動腹膜
透析装置に関する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、腎臓の機能が低下した
患者の腹腔に透析液を注入し、貯留後、排液することに
よって、老廃物を除去する腹膜透析装置に有用なチュ−
ブクランプと、これを使用した自動腹膜透析装置に関す
る。
患者の腹腔に透析液を注入し、貯留後、排液することに
よって、老廃物を除去する腹膜透析装置に有用なチュ−
ブクランプと、これを使用した自動腹膜透析装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】腹膜を介して透析を行う腹膜透析には、
透析液の交換のため患者自身が注液・排液の操作を行う
連続携行式腹膜透析(CAPD)と、透析液の交換を機
械で自動的に行う自動腹膜透析(APD)があり、患者
の病態やその他の制約によってこれらが選択されてい
る。しかし、前者の方法によると透析液の注入・排出の
操作を患者自身が行わなくてはならず面倒で、特に体の
不自由な患者にとっては大きな負担となる。更に手技に
よる交換では汚染される機会が多く、操作手順を誤る危
険性も存在する。
透析液の交換のため患者自身が注液・排液の操作を行う
連続携行式腹膜透析(CAPD)と、透析液の交換を機
械で自動的に行う自動腹膜透析(APD)があり、患者
の病態やその他の制約によってこれらが選択されてい
る。しかし、前者の方法によると透析液の注入・排出の
操作を患者自身が行わなくてはならず面倒で、特に体の
不自由な患者にとっては大きな負担となる。更に手技に
よる交換では汚染される機会が多く、操作手順を誤る危
険性も存在する。
【0003】そのため、最近では夜間就寝中に行うAP
Dが注目されてきた。本方法は、装置をセットすること
により数回に亘る透析液の交換(注入・排出)を装置が
代行してくれるので、患者の負担が軽減され、汚染され
る機会も大幅に減少できる利点を有する。上記の腹膜透
析装置には、透析液を注入・排出するために、腹膜透析
回路のチュ−ブを開放或いは閉塞するチュ−ブクランプ
(バルブ)が必要であるが、チュ−ブの両方又は一方の
みを閉止するためのクランプを別個に設置しようとする
と制御回路が複雑となり、コストも高くなるため、でき
るだけ簡易な装置(でき得れば単一なクランプ)で上述
の機能を達成するものが検討されてきた。このような場
合、従来ではチュ−ブの開閉手段として、ピンチバルブ
を使用することが一般的であった。例えば実開平3−1
18754(実願平2−28893)に記載されたチュ
−ブクランプでは、チュ−ブの開放した状態、或いは閉
止した状態で保持するため、電磁石式のピンチバルブを
使用する必要があり、チュ−ブの開放状態または閉塞状
態が継続する場合でもチュ−ブクランプに持続的に通電
していなければならず、電力消費や装置の発熱の点で問
題があった。
Dが注目されてきた。本方法は、装置をセットすること
により数回に亘る透析液の交換(注入・排出)を装置が
代行してくれるので、患者の負担が軽減され、汚染され
る機会も大幅に減少できる利点を有する。上記の腹膜透
析装置には、透析液を注入・排出するために、腹膜透析
回路のチュ−ブを開放或いは閉塞するチュ−ブクランプ
(バルブ)が必要であるが、チュ−ブの両方又は一方の
みを閉止するためのクランプを別個に設置しようとする
と制御回路が複雑となり、コストも高くなるため、でき
るだけ簡易な装置(でき得れば単一なクランプ)で上述
の機能を達成するものが検討されてきた。このような場
合、従来ではチュ−ブの開閉手段として、ピンチバルブ
を使用することが一般的であった。例えば実開平3−1
18754(実願平2−28893)に記載されたチュ
−ブクランプでは、チュ−ブの開放した状態、或いは閉
止した状態で保持するため、電磁石式のピンチバルブを
使用する必要があり、チュ−ブの開放状態または閉塞状
態が継続する場合でもチュ−ブクランプに持続的に通電
していなければならず、電力消費や装置の発熱の点で問
題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、きわ
めて簡易な機構で2本のチュ−ブの開閉を自由に行う装
置を提供することにある。特に腹膜透析装置にセットさ
れた透析回路を開閉する手段として、注液・排液チュ−
ブの両者又は一方のみを開放することも、閉止すること
も可能なチュ−ブクランプを提供することにあり、さら
に本発明の第2の目的は透析回路の開放状態、或いは閉
塞状態の長時間維持することが必要な自動腹膜透析装置
に、該チュ−ブクランプを使用することによって、前記
クランプへの通電が不要のため、電力消費や発熱の少な
い点で有利な装置を提供することにある。
めて簡易な機構で2本のチュ−ブの開閉を自由に行う装
置を提供することにある。特に腹膜透析装置にセットさ
れた透析回路を開閉する手段として、注液・排液チュ−
ブの両者又は一方のみを開放することも、閉止すること
も可能なチュ−ブクランプを提供することにあり、さら
に本発明の第2の目的は透析回路の開放状態、或いは閉
塞状態の長時間維持することが必要な自動腹膜透析装置
に、該チュ−ブクランプを使用することによって、前記
クランプへの通電が不要のため、電力消費や発熱の少な
い点で有利な装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な機能を持つ閉止手段について種々の検討を行った結
果、新規な構造を有するチュ−ブクランプを使用するこ
とによって、上記の目的を達成できることを見出だし
た。すなわち本願における発明は、2本のチュ−ブの一
方または両方を任意に閉止することができるクランプで
あって、2本のチュ−ブを所定の間隔をおいて平行に保
持する手段と、該2本のチュ−ブの中間位置で回転する
回転部材と、該回転部材の回転中心からチュ−ブまでの
距離にほぼ等しい長さを半径とする円周上に配置された
3つのチュ−ブ当接部材と、該当接部材が両方のチュ−
ブを同時に閉止する位置では前記回転部材の両方向への
回転部材の回転を許容し、いずれの方向に対してもこの
位置から片方のチュ−ブのみを閉止する位置までの回転
は許容するが、それ以上の回転は阻止するストッパ−と
から構成されてなるチュ−ブクランプであり、さらに前
記当接部材の中の第1当接部材と第2当接部材が回転軸
を中心としてなす角度をθ1 とし、第2当接部材と第3
当接部材が回転軸を中心としてなす角度をθ2 とした場
合に、θ1 が120〜180°未満となるように第1当
接部材と第2当接部材が配置され、θ2 が20〜60°
となるように第2当接部材と第3当接部材が配置され、
且つθ2 がθ1 に含まれる位置関係にあることを特徴と
するチュ−ブクランプである。
な機能を持つ閉止手段について種々の検討を行った結
果、新規な構造を有するチュ−ブクランプを使用するこ
とによって、上記の目的を達成できることを見出だし
た。すなわち本願における発明は、2本のチュ−ブの一
方または両方を任意に閉止することができるクランプで
あって、2本のチュ−ブを所定の間隔をおいて平行に保
持する手段と、該2本のチュ−ブの中間位置で回転する
回転部材と、該回転部材の回転中心からチュ−ブまでの
距離にほぼ等しい長さを半径とする円周上に配置された
3つのチュ−ブ当接部材と、該当接部材が両方のチュ−
ブを同時に閉止する位置では前記回転部材の両方向への
回転部材の回転を許容し、いずれの方向に対してもこの
位置から片方のチュ−ブのみを閉止する位置までの回転
は許容するが、それ以上の回転は阻止するストッパ−と
から構成されてなるチュ−ブクランプであり、さらに前
記当接部材の中の第1当接部材と第2当接部材が回転軸
を中心としてなす角度をθ1 とし、第2当接部材と第3
当接部材が回転軸を中心としてなす角度をθ2 とした場
合に、θ1 が120〜180°未満となるように第1当
接部材と第2当接部材が配置され、θ2 が20〜60°
となるように第2当接部材と第3当接部材が配置され、
且つθ2 がθ1 に含まれる位置関係にあることを特徴と
するチュ−ブクランプである。
【0006】本発明のチュ−ブクランプの好ましい態様
として、片方のチュ−ブのみを閉止する位置以上の回転
を阻止するストッパ−の作動位置を、チュ−ブからの応
力により回転部材が平衡を保って自発的に回転しない位
置を僅かに過ぎて前記チュ−ブを閉止したまま、前記応
力がやや不均等になって、ストッパ−がなければ回転部
材が自発的に回転を始める位置にしたもの等があり、必
要に応じて上述のようなストッパ−の各実施態様と前記
θ1 が140〜170°で前記θ2 が25〜50°の範
囲にあるもの、更に前記θ1 が150〜160°で前記
θ2 が32〜42°の範囲にあるものを組み合わせて実
施することができる。
として、片方のチュ−ブのみを閉止する位置以上の回転
を阻止するストッパ−の作動位置を、チュ−ブからの応
力により回転部材が平衡を保って自発的に回転しない位
置を僅かに過ぎて前記チュ−ブを閉止したまま、前記応
力がやや不均等になって、ストッパ−がなければ回転部
材が自発的に回転を始める位置にしたもの等があり、必
要に応じて上述のようなストッパ−の各実施態様と前記
θ1 が140〜170°で前記θ2 が25〜50°の範
囲にあるもの、更に前記θ1 が150〜160°で前記
θ2 が32〜42°の範囲にあるものを組み合わせて実
施することができる。
【0007】本願の第2の発明は、上記のチュ−ブクラ
ンプを腹膜透析回路の閉止手段として用いたことを特徴
とする自動腹膜透析装置である。
ンプを腹膜透析回路の閉止手段として用いたことを特徴
とする自動腹膜透析装置である。
【0008】
【作用】本願発明にかかるチュ−ブクランプは、第1当
接部材及び第2当接部材をチュ−ブに当接させることに
よって、両方のチュ−ブを閉止することができる。ま
た、本願発明のチュ−ブクランプは第3当接部材が一方
のチュ−ブに当接した場合に、他の2つの当接部材は両
方のチュ−ブに当接しないので、任意の一方のチュ−ブ
のみを閉止することが可能である。ただし、この場合回
転部材が1本のチュ−ブにのみ当接しており、チュ−ブ
からの応力により回転し易くなるので、前記ストッパ−
により前記回転部材が1方のチュ−ブを閉止する位置ま
では回転が可能であるが、閉止した位置からそれ以上の
回転を係止することが必要となる。
接部材及び第2当接部材をチュ−ブに当接させることに
よって、両方のチュ−ブを閉止することができる。ま
た、本願発明のチュ−ブクランプは第3当接部材が一方
のチュ−ブに当接した場合に、他の2つの当接部材は両
方のチュ−ブに当接しないので、任意の一方のチュ−ブ
のみを閉止することが可能である。ただし、この場合回
転部材が1本のチュ−ブにのみ当接しており、チュ−ブ
からの応力により回転し易くなるので、前記ストッパ−
により前記回転部材が1方のチュ−ブを閉止する位置ま
では回転が可能であるが、閉止した位置からそれ以上の
回転を係止することが必要となる。
【0009】
【実施例】以下、図面を用いて本発明をさらに具体的に
説明する。
説明する。
【0010】第1図は、本発明のチュ−ブクランプ2を
使用した自動腹膜透析装置1の概略図であり、おおまか
に注液バッグ載置部3、注液計量器4、制御装置部(操
作ボックス)5、チュ−ブクランプ2、排液計量器6に
分類される。
使用した自動腹膜透析装置1の概略図であり、おおまか
に注液バッグ載置部3、注液計量器4、制御装置部(操
作ボックス)5、チュ−ブクランプ2、排液計量器6に
分類される。
【0011】第2図は、該チュ−ブクランプ2に注液バ
ッグ7、排液バッグ8を含んだ腹膜透析回路をセットし
た模式図である。以下に、本発明の自動腹膜透析装置1
による操作手順を簡単に説明する。
ッグ7、排液バッグ8を含んだ腹膜透析回路をセットし
た模式図である。以下に、本発明の自動腹膜透析装置1
による操作手順を簡単に説明する。
【0012】[回路セット]:注・排液バッグ7,8を
含んだ腹膜透析回路を自動腹膜透析装置1にセットす
る。すなわち注液バッグ7を注液計量器4に、排液バッ
グ8を排液計量器6に載置し、注液チュ−ブ9と排液チ
ュ−ブ10を前記チュ−ブクランプ2に嵌入させた後、
前記腹膜透析回路の患者側チュ−ブ11を、腹腔カテ−
テルに接続している延長チュ−ブ12に連結する。
含んだ腹膜透析回路を自動腹膜透析装置1にセットす
る。すなわち注液バッグ7を注液計量器4に、排液バッ
グ8を排液計量器6に載置し、注液チュ−ブ9と排液チ
ュ−ブ10を前記チュ−ブクランプ2に嵌入させた後、
前記腹膜透析回路の患者側チュ−ブ11を、腹腔カテ−
テルに接続している延長チュ−ブ12に連結する。
【0013】[排液モ−ド]:患者側チュ−ブ11よ
り、腹腔に貯留された液を排液チュ−ブ10を経由して
排液バッグ8に排液した後、排液重量を排液計量器6に
よって計量する。
り、腹腔に貯留された液を排液チュ−ブ10を経由して
排液バッグ8に排液した後、排液重量を排液計量器6に
よって計量する。
【0014】[洗浄モ−ド]:その後注液バッグ7より
注液チュ−ブ9を経由して、少量の透析液を流して患者
側チュ−ブ11と接続部13を洗浄した後、排液バッグ
8に排液する。
注液チュ−ブ9を経由して、少量の透析液を流して患者
側チュ−ブ11と接続部13を洗浄した後、排液バッグ
8に排液する。
【0015】[注液モ−ド]:洗浄後、注液バッグ7よ
り透析液を注液チュ−ブ9、患者側チュ−ブ11を経由
して患者の腹腔に注入する。注液量は注液計量器4によ
って計量される。
り透析液を注液チュ−ブ9、患者側チュ−ブ11を経由
して患者の腹腔に注入する。注液量は注液計量器4によ
って計量される。
【0016】[貯留モ−ド]:透析液の注入が終了した
ら注・排液チュ−ブ9,10を閉止して所定時間、腹腔
内に貯留する。
ら注・排液チュ−ブ9,10を閉止して所定時間、腹腔
内に貯留する。
【0017】第3図は本発明のチュ−ブクランプ2の各
モ−ドにおける作動態様を示す詳細な正面図である。図
において、14が回転部材であり、回転軸15を中心に
回転する。そして、回転部材14には3つのロ−ラ型の
チュ−ブ当接部材、すなわち第1当接部材16、第2当
接部材17、第3当接部材18が取り付けられている。
当接部材16と17のなす角度は120〜180°未満
(すなわちθ1 が120〜180°未満)であり、より
好ましくはθ1 が140〜170°であり、さらに好ま
しくはθ1 が150〜160°の範囲である。当接部材
17と18とのなす角度θ2 は20〜70°であり、よ
り好ましくはθ2 が25〜50°であり、さらに好まし
くはθ2 が32〜42°の範囲にある。本発明におい
て、このθ1 、θ2 の角度が重要であり、以下にその理
由を説明する。第1当接部材及び第2当接部材とのなす
角θ1 が180°未満となるように配置することによっ
て、チュ−ブから2つの当接部材が受ける応力の向きは
回転方向への力としては逆向きになるため、力が打ち消
しあって回転モ−メントが生じない。そのため、第1当
接部材及び第2当接部材を両方のチュ−ブに当接させて
も回転部材14が回転しにくく、両方のチュ−ブを閉止
した位置で保持することができる。ところが、該当接部
材のなす角θ1 が180°の場合、当接部材が両方のチ
ュ−ブを均等に閉止する位置から少しでもずれると、当
接部材がチュ−ブから受ける応力は回転方向の力の向き
が同じになるため、回転し易くなって両方のチュ−ブを
閉止したままの位置に保持しておくのが困難になる。逆
に該角度θ1 が120°未満になると、両方のチュ−ブ
を閉止することが困難になる。該角度θ1 を上述したよ
うな好ましい範囲に限定するほど、当接部材が両方のチ
ュ−ブを均等に閉止する位置から少しずれても、回転モ
−メントが生じにくく、また両方のチュ−ブを閉止でき
る位置が長くなる。また第3の当接部材が他の2つの当
接部材の一方となす角度θ2 が20〜70°(もう一方
からは110〜160°)の範囲にない場合にはチュ−
ブの開閉に支障を生じる場合がある。すなわちこの角度
が小さいと一方のチュ−ブのみを閉止するのが困難にな
り、角度が大きいと両方のチュ−ブを開放状態にするの
が困難になる。また該角度θ2 を上述したような好まし
い範囲に限定するほど、前記のような両者の欠点(一方
のチュ−ブのみを閉止したり、両方のチュ−ブを開放状
態にするのが困難になること)が現れにくくなる。
モ−ドにおける作動態様を示す詳細な正面図である。図
において、14が回転部材であり、回転軸15を中心に
回転する。そして、回転部材14には3つのロ−ラ型の
チュ−ブ当接部材、すなわち第1当接部材16、第2当
接部材17、第3当接部材18が取り付けられている。
当接部材16と17のなす角度は120〜180°未満
(すなわちθ1 が120〜180°未満)であり、より
好ましくはθ1 が140〜170°であり、さらに好ま
しくはθ1 が150〜160°の範囲である。当接部材
17と18とのなす角度θ2 は20〜70°であり、よ
り好ましくはθ2 が25〜50°であり、さらに好まし
くはθ2 が32〜42°の範囲にある。本発明におい
て、このθ1 、θ2 の角度が重要であり、以下にその理
由を説明する。第1当接部材及び第2当接部材とのなす
角θ1 が180°未満となるように配置することによっ
て、チュ−ブから2つの当接部材が受ける応力の向きは
回転方向への力としては逆向きになるため、力が打ち消
しあって回転モ−メントが生じない。そのため、第1当
接部材及び第2当接部材を両方のチュ−ブに当接させて
も回転部材14が回転しにくく、両方のチュ−ブを閉止
した位置で保持することができる。ところが、該当接部
材のなす角θ1 が180°の場合、当接部材が両方のチ
ュ−ブを均等に閉止する位置から少しでもずれると、当
接部材がチュ−ブから受ける応力は回転方向の力の向き
が同じになるため、回転し易くなって両方のチュ−ブを
閉止したままの位置に保持しておくのが困難になる。逆
に該角度θ1 が120°未満になると、両方のチュ−ブ
を閉止することが困難になる。該角度θ1 を上述したよ
うな好ましい範囲に限定するほど、当接部材が両方のチ
ュ−ブを均等に閉止する位置から少しずれても、回転モ
−メントが生じにくく、また両方のチュ−ブを閉止でき
る位置が長くなる。また第3の当接部材が他の2つの当
接部材の一方となす角度θ2 が20〜70°(もう一方
からは110〜160°)の範囲にない場合にはチュ−
ブの開閉に支障を生じる場合がある。すなわちこの角度
が小さいと一方のチュ−ブのみを閉止するのが困難にな
り、角度が大きいと両方のチュ−ブを開放状態にするの
が困難になる。また該角度θ2 を上述したような好まし
い範囲に限定するほど、前記のような両者の欠点(一方
のチュ−ブのみを閉止したり、両方のチュ−ブを開放状
態にするのが困難になること)が現れにくくなる。
【0018】第3図(a) は排液モ−ドにおいて、注液バ
ッグ7に接続された注液チュ−ブ9を閉止した状態を示
している。この状態で、液の流れは患者側チュ−ブ11
と排液バッグ8に連なる排液チュ−ブ10の間のみ許容
され、患者の腹腔から所定時間貯留された透析液が排出
される。
ッグ7に接続された注液チュ−ブ9を閉止した状態を示
している。この状態で、液の流れは患者側チュ−ブ11
と排液バッグ8に連なる排液チュ−ブ10の間のみ許容
され、患者の腹腔から所定時間貯留された透析液が排出
される。
【0019】しかし、当接部材18が一本のチュ−ブ
(排液モ−ドにおいては、注液チュ−ブ9)にのみ当接
しているため、チュ−ブからの応力を受けて回転部材1
4が右方向、或いは左方向に回り易くなる。すなわち、
回転部材14の回転モ−メントのバランスが取りにく
く、チュ−ブと当接部材のバランスの取れる接点はほと
んど一点となる。図4にその状態の一例を示す。第4図
は当接部材18が一本のみのチュ−ブを閉止し、回転部
材14の回転モ−メントがバランスされる前後の状態を
詳細に示したものである。特に図4(a)は回転部材1
4の回転モ−メントが、ほとんど一点の接点でバランス
された状態を示したものである。図4(b)は、当接部
材18がチュ−ブの開放された状態から閉止した状態へ
移行したもので、且つ回転部材14が回転モ−メントの
バランスされた状態に到達する僅か前のものであり、チ
ュ−ブからの応力による回転モ−メントは矢印の方向に
なる。図4(c)は当接部材18がチュ−ブの閉止した
状態から開放された状態へ移行せんとする前のもので、
且つ回転部材14が回転モ−メントのバランスされた状
態を僅かに過ぎたもので、チュ−ブからの応力による回
転モ−メントは図4(b)の場合とは逆の方向になる。
図4(a)のようにバランスの取れた接点から当接部材
18が少しでもどちらかにずれると、すなわち図4
(b),(c)のような位置になると、回転部材14が
自発的に回転を始め、回転部材14をチュ−ブの閉止さ
れた位置に止めておくのが困難である。そのため、スト
ッパ−により前記回転部材14の回転を係止することが
必要となる。
(排液モ−ドにおいては、注液チュ−ブ9)にのみ当接
しているため、チュ−ブからの応力を受けて回転部材1
4が右方向、或いは左方向に回り易くなる。すなわち、
回転部材14の回転モ−メントのバランスが取りにく
く、チュ−ブと当接部材のバランスの取れる接点はほと
んど一点となる。図4にその状態の一例を示す。第4図
は当接部材18が一本のみのチュ−ブを閉止し、回転部
材14の回転モ−メントがバランスされる前後の状態を
詳細に示したものである。特に図4(a)は回転部材1
4の回転モ−メントが、ほとんど一点の接点でバランス
された状態を示したものである。図4(b)は、当接部
材18がチュ−ブの開放された状態から閉止した状態へ
移行したもので、且つ回転部材14が回転モ−メントの
バランスされた状態に到達する僅か前のものであり、チ
ュ−ブからの応力による回転モ−メントは矢印の方向に
なる。図4(c)は当接部材18がチュ−ブの閉止した
状態から開放された状態へ移行せんとする前のもので、
且つ回転部材14が回転モ−メントのバランスされた状
態を僅かに過ぎたもので、チュ−ブからの応力による回
転モ−メントは図4(b)の場合とは逆の方向になる。
図4(a)のようにバランスの取れた接点から当接部材
18が少しでもどちらかにずれると、すなわち図4
(b),(c)のような位置になると、回転部材14が
自発的に回転を始め、回転部材14をチュ−ブの閉止さ
れた位置に止めておくのが困難である。そのため、スト
ッパ−により前記回転部材14の回転を係止することが
必要となる。
【0020】図5に本発明の一例であるストッパ−を付
設したチュ−ブクランプの背面方向からの斜視図を、さ
らに図6に該ストッパ−の各モ−ドにおける作動態様を
示すチュ−ブクランプ2の背面図を示す。前記チュ−ブ
クランプ2の後方に前記回転部材14の回転軸15が突
き出しており、該回転軸15まわりに付設されて回転部
材14と一体的に回転する剛性体19が、回転軸15と
共に剛性体19を嵌入できるように内円の空いた剛性板
20(但し、剛性板20は回転軸15や回転部材14と
一緒に回転しないように前記チュ−ブクランプ背面部に
固定されている。)の内円円周部の突起21に突き当た
ることによって回転が係止される。即ち、前記回転部材
14が一本のチュ−ブのみを閉止し、且つ回転部材の前
記回転モ−メントがバランスされた状態よりも僅かに過
ぎた状態、例えば図4(c)のような位置で、丁度回転
が係止されるようにストッパ−の剛性板20の内円円周
部の突起21、及び前記剛性体19の位置と大きさを調
整することにより、前記回転部材14が一本のチュ−ブ
のみを閉止した位置で保持されることが可能となる。例
えば、前記ストッパ−が、前記回転部材の回転軸を中心
とした0〜240°の回転を許容し、前記回転部材が前
記範囲外の回転を阻止する機構を有するものによって、
上述したような機能が達成され、また図6(a)におい
て剛性体19の両縁部C,Dと回転軸15とのなす角θ
3 が80〜100°で、剛性板20の突起21の両縁部
A,Bと回転軸15とのなす角θ4 が70〜90°であ
るようなストッパ−によって、より好ましくは角θ3 が
85〜95°で、角θ4 が77〜87°であるようなス
トッパ−によって、さらに好ましくは角θ3 が88〜9
2°で、角θ4 が80〜84°であるようなストッパ−
によって、より容易にその機能が達成される。当該角度
θ3 、θ4 は大き過ぎても、小さ過ぎても回転部材14
の可動範囲が狭過ぎたり、広過ぎたりして所定の位置で
止めることができなくなり、互いの角度の大きさや回転
部材14の形状によっても係止位置が影響されるためで
ある。該排液モ−ドでは、例えば図6(a)にみられる
ようにストッパ−の前記剛性板20の突起21の縁部A
と前記剛性体19の縁部Cが接触して、前記回転部材1
4の回転を係止できる。
設したチュ−ブクランプの背面方向からの斜視図を、さ
らに図6に該ストッパ−の各モ−ドにおける作動態様を
示すチュ−ブクランプ2の背面図を示す。前記チュ−ブ
クランプ2の後方に前記回転部材14の回転軸15が突
き出しており、該回転軸15まわりに付設されて回転部
材14と一体的に回転する剛性体19が、回転軸15と
共に剛性体19を嵌入できるように内円の空いた剛性板
20(但し、剛性板20は回転軸15や回転部材14と
一緒に回転しないように前記チュ−ブクランプ背面部に
固定されている。)の内円円周部の突起21に突き当た
ることによって回転が係止される。即ち、前記回転部材
14が一本のチュ−ブのみを閉止し、且つ回転部材の前
記回転モ−メントがバランスされた状態よりも僅かに過
ぎた状態、例えば図4(c)のような位置で、丁度回転
が係止されるようにストッパ−の剛性板20の内円円周
部の突起21、及び前記剛性体19の位置と大きさを調
整することにより、前記回転部材14が一本のチュ−ブ
のみを閉止した位置で保持されることが可能となる。例
えば、前記ストッパ−が、前記回転部材の回転軸を中心
とした0〜240°の回転を許容し、前記回転部材が前
記範囲外の回転を阻止する機構を有するものによって、
上述したような機能が達成され、また図6(a)におい
て剛性体19の両縁部C,Dと回転軸15とのなす角θ
3 が80〜100°で、剛性板20の突起21の両縁部
A,Bと回転軸15とのなす角θ4 が70〜90°であ
るようなストッパ−によって、より好ましくは角θ3 が
85〜95°で、角θ4 が77〜87°であるようなス
トッパ−によって、さらに好ましくは角θ3 が88〜9
2°で、角θ4 が80〜84°であるようなストッパ−
によって、より容易にその機能が達成される。当該角度
θ3 、θ4 は大き過ぎても、小さ過ぎても回転部材14
の可動範囲が狭過ぎたり、広過ぎたりして所定の位置で
止めることができなくなり、互いの角度の大きさや回転
部材14の形状によっても係止位置が影響されるためで
ある。該排液モ−ドでは、例えば図6(a)にみられる
ようにストッパ−の前記剛性板20の突起21の縁部A
と前記剛性体19の縁部Cが接触して、前記回転部材1
4の回転を係止できる。
【0021】第3図(b) は洗浄モ−ドにおいて、前記接
続部13を注液バッグ7の透析液で洗浄して排液バッグ
8に排液するために、注液チュ−ブ9、排液チュ−ブ1
0ともに開放している状態を示している。図6(b)に
示すように、洗浄モ−ドではストッパ−は作用していな
い。
続部13を注液バッグ7の透析液で洗浄して排液バッグ
8に排液するために、注液チュ−ブ9、排液チュ−ブ1
0ともに開放している状態を示している。図6(b)に
示すように、洗浄モ−ドではストッパ−は作用していな
い。
【0022】第3図(c) は注液モ−ドにおける状態を示
している。排液バッグ8に透析液が流出しないように排
液チュ−ブ10を閉止し、注液チュ−ブ9と患者側チュ
−ブ11の間の液の流れのみを許容して、患者の腹腔に
透析液を注入している。注液モ−ドでは排液モ−ドと同
様に、当接部材18が一本のチュ−ブ(注液モ−ドでは
排液チュ−ブ10)にのみ当接しており、回転部材14
をチュ−ブの閉止された位置に止めておくのが困難であ
るため、ストッパ−機構が必要となる。本モ−ドでは、
図6(c)に示すようにストッパ−の前記剛性板20の
突起縁部Bと前記剛性体19の縁部D、すなわち排液モ
−ドとは逆側の縁部同士が接触して、前記回転部材14
の回転を係止している。
している。排液バッグ8に透析液が流出しないように排
液チュ−ブ10を閉止し、注液チュ−ブ9と患者側チュ
−ブ11の間の液の流れのみを許容して、患者の腹腔に
透析液を注入している。注液モ−ドでは排液モ−ドと同
様に、当接部材18が一本のチュ−ブ(注液モ−ドでは
排液チュ−ブ10)にのみ当接しており、回転部材14
をチュ−ブの閉止された位置に止めておくのが困難であ
るため、ストッパ−機構が必要となる。本モ−ドでは、
図6(c)に示すようにストッパ−の前記剛性板20の
突起縁部Bと前記剛性体19の縁部D、すなわち排液モ
−ドとは逆側の縁部同士が接触して、前記回転部材14
の回転を係止している。
【0023】第3図(d) は貯留モ−ドにおける状態を示
し、患者の腹腔に注入した透析液が流出してしまわない
ように注・排液チュ−ブ9,10を閉止している。貯留
モ−ドでは、第1当接部材16と第2当接部材17を、
θ1 が上述した範囲の角度になるように配置しており、
第3図(d) で示すようにチュ−ブから2つの当接部材1
6,17が受ける応力の向きは回転方向への力として逆
向きになるため、力が打ち消しあって回転モ−メントが
生じない。図6(d)に示すように、貯留モ−ドではス
トッパ−は作用していないが、上述したように回転部材
14にはチュ−ブ応力による回転モ−メントが生じない
ので、回転防止手段は不要である。
し、患者の腹腔に注入した透析液が流出してしまわない
ように注・排液チュ−ブ9,10を閉止している。貯留
モ−ドでは、第1当接部材16と第2当接部材17を、
θ1 が上述した範囲の角度になるように配置しており、
第3図(d) で示すようにチュ−ブから2つの当接部材1
6,17が受ける応力の向きは回転方向への力として逆
向きになるため、力が打ち消しあって回転モ−メントが
生じない。図6(d)に示すように、貯留モ−ドではス
トッパ−は作用していないが、上述したように回転部材
14にはチュ−ブ応力による回転モ−メントが生じない
ので、回転防止手段は不要である。
【0024】以上説明したように、本発明のチュ−ブク
ランプを使用することにより、腹膜透析回路における閉
止手段を簡易なものとすることが可能となり、更に該チ
ュ−ブクランプを自動腹膜透析装置に使用することによ
り、多くの利点を得ることができる。
ランプを使用することにより、腹膜透析回路における閉
止手段を簡易なものとすることが可能となり、更に該チ
ュ−ブクランプを自動腹膜透析装置に使用することによ
り、多くの利点を得ることができる。
【0025】
【発明の効果】本発明のチュ−ブクランプはきわめて簡
易な機構で、2本のチュ−ブの開閉を自由に行うことが
できる。したがって2本のチュ−ブを自動開閉する装置
に有用であり、特に自動腹膜透析装置に利用することが
好適である。更に該チュ−ブクランプを付設した自動腹
膜透析装置は透析回路の開放状態、或いは閉塞状態を長
時間維持する必要があるが、このような用途に本発明の
チュ−ブクランプを使用した場合、開閉状態を保持する
ためのクランプへの通電が不要のため、電力消費や発熱
が少ない点で有利である。
易な機構で、2本のチュ−ブの開閉を自由に行うことが
できる。したがって2本のチュ−ブを自動開閉する装置
に有用であり、特に自動腹膜透析装置に利用することが
好適である。更に該チュ−ブクランプを付設した自動腹
膜透析装置は透析回路の開放状態、或いは閉塞状態を長
時間維持する必要があるが、このような用途に本発明の
チュ−ブクランプを使用した場合、開閉状態を保持する
ためのクランプへの通電が不要のため、電力消費や発熱
が少ない点で有利である。
【図1】本発明のチュ−ブクランプを付設した自動腹膜
透析装置を示す斜視図である。
透析装置を示す斜視図である。
【図2】本発明のチュ−ブクランプに、腹膜透析回路を
セットした状態を示す正面図である。
セットした状態を示す正面図である。
【図3】本発明のチュ−ブクランプの、各モ−ドにおけ
る作動態様を示す正面図である。
る作動態様を示す正面図である。
【図4】本発明のチュ−ブクランプによって、一本のチ
ュ−ブのみを閉止した状態を示した詳細な正面図であ
る。
ュ−ブのみを閉止した状態を示した詳細な正面図であ
る。
【図5】本発明のチュ−ブクランプ後方部、及びストッ
パ−を示す背面方向からの斜視図である。
パ−を示す背面方向からの斜視図である。
【図6】本発明のチュ−ブクランプのストッパ−の、各
モ−ドにおける作動態様を示す背面図である。
モ−ドにおける作動態様を示す背面図である。
1.自動腹膜透析装置 2.チュ−ブクランプ 3.注液バッグ載置部 4.注液計量器 5.制御装置部 6.排液計量器 7.注液バッグ 8.排液バッグ 9.注液チュ−ブ 10.排液チュ−ブ 11.患者側チュ−ブ 12.延長チュ−ブ 13.接続部 14.回転部材 15.回転軸 16.第1チュ−ブ当接部材 17.第2チュ−ブ当接部材 18.第3チュ−ブ当接部材 19.剛性体 20.剛性板 21.突起 A,B.剛性板の縁部 C,D.剛性体の縁部 θ1 .第1当接部材と第2当接部材が回転軸を中心とし
てなす角度 θ2 .第2当接部材と第3当接部材が回転軸を中心とし
てなす角度 θ3 .剛性体の両縁部C,Dと回転軸とのなす角度 θ4 .剛性板の両縁部A,Bと回転軸とのなす角度
てなす角度 θ2 .第2当接部材と第3当接部材が回転軸を中心とし
てなす角度 θ3 .剛性体の両縁部C,Dと回転軸とのなす角度 θ4 .剛性板の両縁部A,Bと回転軸とのなす角度
Claims (10)
- 【請求項1】 2本のチュ−ブの一方または両方を任意
に閉止することができるクランプであって、2本のチュ
−ブを所定の間隔をおいて平行に保持する手段と、該2
本のチュ−ブの中間位置で回転する回転部材と、該回転
部材の回転中心からチュ−ブまでの距離にほぼ等しい長
さを半径とする円周上に配置された3つのチュ−ブ当接
部材と、該当接部材が両方のチュ−ブを同時に閉止する
位置では前記回転部材の両方向への回転部材の回転を許
容し、いずれの方向に対してもこの位置から片方のチュ
−ブのみを閉止する位置までの回転は許容するが、それ
以上の回転は阻止するストッパ−とから構成されてなる
チュ−ブクランプであり、さらに前記当接部材の中の第
1当接部材と第2当接部材が回転軸を中心としてなす角
度をθ1 とし、第2当接部材と第3当接部材が回転軸を
中心としてなす角度をθ2 とした場合に、θ1 が120
〜180°未満となるように第1当接部材と第2当接部
材が配置され、θ2 が20〜60°となるように第2当
接部材と第3当接部材が配置され、且つθ2 がθ1 に含
まれる位置関係にあることを特徴とするチュ−ブクラン
プ。 - 【請求項2】 片方のチュ−ブのみを閉止する位置以上
の回転を阻止するストッパ−の作動位置が、チュ−ブか
らの応力により回転部材が平衡を保って自発的に回転し
ない位置を僅かに過ぎて前記チュ−ブを閉止したまま、
前記応力がやや不均等になって、ストッパ−がなければ
回転部材が自発的に回転を始める位置である請求項1記
載のチュ−ブクランプ。 - 【請求項3】 θ1 が140〜170°で、θ2 が25
〜50°の範囲にある請求項1または2記載のチュ−ブ
クランプ。 - 【請求項4】 θ1 が150〜160°で、θ2 が32
〜42°の範囲にある請求項1または2記載のチュ−ブ
クランプ。 - 【請求項5】 前記ストッパ−が、前記回転部材の回転
軸のまわりに付設されて前記回転部材と一体的に回転す
る剛性体と、前記回転軸と共に前記剛性体を嵌入できる
ように内円の空いた剛性板と、該剛性板の内円円周部に
設けられた突起とから構成されてなり、該剛性板は回転
軸と一緒に回転しないように固定されてなり、前記スト
ッパ−による回転係止が、前記剛性体と前記突起との係
止によって行われる請求項1、2、3または4記載のチ
ュ−ブクランプ - 【請求項6】 前記ストッパ−が、前記回転部材の回転
軸を中心とした0〜240°の回転を許容し、前記回転
部材が前記範囲外の回転を阻止する機構を有する請求項
1、2、3、4または5記載のチュ−ブクランプ。 - 【請求項7】 前記ストッパ−の前記剛性体が縦に分割
した円柱形状であり、該分割した円柱の円周角、すなわ
ち前記剛性体の両縁部C,Dと回転軸とのなす角度θ3
が80〜100°であり、さらに前記剛性板の突起は中
心部の無い扇状であり、該扇状突起の円周角、すなわち
剛性板の突起両縁部A,Bと回転軸とのなす角度θ4 が
70〜90°であるような請求項1、2、3、4、5ま
たは6記載のチュ−ブクランプ。 - 【請求項8】 前記角度θ3 が85〜95°であり、前
記角度θ4 が77〜87°であるような請求項1、2、
3、4、5、6または7記載のチュ−ブクランプ。 - 【請求項9】 前記角度θ3 が88〜92°であり、前
記角度θ4 が80〜84°であるような請求項1、2、
3、4、5、6、7または8記載のチュ−ブクランプ。 - 【請求項10】 前記請求項1、2、3、4、5、6、
7、8または9記載のチュ−ブクランプを腹膜透析液回
路の閉止手段として用いたことを特徴とする自動腹膜透
析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6158070A JP2874724B2 (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | チュ−ブクランプ及びこれを使用した自動腹膜透析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6158070A JP2874724B2 (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | チュ−ブクランプ及びこれを使用した自動腹膜透析装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08727A true JPH08727A (ja) | 1996-01-09 |
JP2874724B2 JP2874724B2 (ja) | 1999-03-24 |
Family
ID=15663650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6158070A Expired - Fee Related JP2874724B2 (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | チュ−ブクランプ及びこれを使用した自動腹膜透析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2874724B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11192302A (ja) * | 1997-12-26 | 1999-07-21 | Jms Co Ltd | 医療用流体流路切換装置 |
WO2000010626A1 (fr) * | 1998-08-19 | 2000-03-02 | Jms Co., Ltd. | Appareil de permutation de passage de fluide utilise dans un traitement medical |
JP2004520904A (ja) * | 2001-02-05 | 2004-07-15 | アラリス メディカル システムズ,インコーポレイテッド | 改良型ビュレット安全バルブ |
JP2007014599A (ja) * | 2005-07-08 | 2007-01-25 | Jms Co Ltd | 腹膜灌流装置およびその駆動プログラム |
EP3031490A1 (en) * | 2008-01-23 | 2016-06-15 | DEKA Products Limited Partnership | Fluid flow occluder and methods of use for medical treatment systems |
JP5938137B1 (ja) * | 2015-12-15 | 2016-06-22 | プライムテック株式会社 | 流体切替弁および流体輸送カートリッジ |
US11766554B2 (en) | 2012-05-24 | 2023-09-26 | Deka Products Limited Partnership | Flexible tubing occlusion assembly |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109224195B (zh) * | 2018-07-11 | 2020-11-20 | 宁波工程学院 | 可重复使用点滴顺序控制器 |
-
1994
- 1994-06-16 JP JP6158070A patent/JP2874724B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11192302A (ja) * | 1997-12-26 | 1999-07-21 | Jms Co Ltd | 医療用流体流路切換装置 |
WO2000010626A1 (fr) * | 1998-08-19 | 2000-03-02 | Jms Co., Ltd. | Appareil de permutation de passage de fluide utilise dans un traitement medical |
US6589197B1 (en) | 1998-08-19 | 2003-07-08 | Jms Co., Ltd. | Fluid passage change-over apparatus for medical treatment |
JP2004520904A (ja) * | 2001-02-05 | 2004-07-15 | アラリス メディカル システムズ,インコーポレイテッド | 改良型ビュレット安全バルブ |
JP2007014599A (ja) * | 2005-07-08 | 2007-01-25 | Jms Co Ltd | 腹膜灌流装置およびその駆動プログラム |
EP3031490A1 (en) * | 2008-01-23 | 2016-06-15 | DEKA Products Limited Partnership | Fluid flow occluder and methods of use for medical treatment systems |
US9839776B2 (en) | 2008-01-23 | 2017-12-12 | Deka Products Limited Partnership | Fluid flow occluder and methods of use for medical treatment systems |
US11766554B2 (en) | 2012-05-24 | 2023-09-26 | Deka Products Limited Partnership | Flexible tubing occlusion assembly |
JP5938137B1 (ja) * | 2015-12-15 | 2016-06-22 | プライムテック株式会社 | 流体切替弁および流体輸送カートリッジ |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2874724B2 (ja) | 1999-03-24 |
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