JP3965796B2 - 医療用流体流路切換装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明の第一は、医療用流体流路切換装置、特に図4に示すようにCAPDシステム(持続腹膜透析装置)のY字形の接続チューブ部分に設けられる流体流路切換装置に関する。
本発明の第二は、前記第一の医療用流体流路切換装置の構成部材、特に該装置で使用するチュ−ブに関する。
本発明の第三は、前記第一の医療用流体流路切換装置、または前記第2のチュ−ブを使用した前記第一の医療用流体流路切換装置を用いたCAPD(持続腹膜透析装置)システムに関する。
【0002】
【従来技術】
(1)CAPD療法における、バックフリーシステム、ツインバックシステムでは、図1に示すように患者の体内に埋め込まれたカテーテルと接続する第1のチューブ1と、第1のチューブの一端に接続したY字状に分岐したY字状管4の他端に接続された患者に新しい透析液を供給するための透析液バッグ5と連結された第2のチューブ2と一定時間患者の腹腔内に貯留されていた透析液を排出するための排液バッグ6と連結された第3のチューブ3の各チューブにそれぞれに設けられたクランプKl、K2、K3の3つのクランプを下表1に示す手順にしたがって各々操作しなければならない。
【0003】
【表1】
Figure 0003965796
前表において、→の数が操作の数である。
前記一連の操作を行うためには、患者は8回のクランプの開閉を行わなければならず、手順が煩雑なため誤操作を招く可能性があり、また新規の患者へのシステムの導入を困難なものとしている。そのためかかる問題を解決するため特表平2−502882がある。
【0004】
(2)前記特表平2−502882の発明は、略円筒形状のハウジング内に略円筒形状のアクチュエーターを収納して、ハウジングに3つのポートを有するバルブで、各ポートに第1〜3のチューブがそれぞれ接続されるものである。このバルブは、全てのポートが遮断されるポジション、第1および第2ポートの流体の通路が確保されるポジション、第2および第3ポートの流体の通路が確保されるポジション、第1および第3ポートの流体の通路が確保されるポジションをとることができるようなっている。
しかしながら、このような構成ではアクチュエーターとハウジングとの気密性、液密性を確保するための手段が必要となる。このような装置において、気密性、液密性が不十分であると、空気中のバクテリア等の腹腔内への進入により腹膜炎を引き起こす恐れがあるからである。この発明では、アクチュエーターと円筒形状のハウジングをO−リングでシールして気密、液密性をとっているが、十分なものではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の第一は、一連の流路切換操作を平易に行うことができる医療用システムの流体流路切換装置、特にCAPDシステム(持続腹膜透析装置)の流体流路切換装置の一連の流路切換操作を平易に行うことができ、かつ液漏れや、細菌感染の恐れがないCAPDシステム(持続腹膜透析装置)用の流体流路切換装置を提供することにある。
【0006】
本発明の第二は、特に前記第一の流体流路切換装置のハウジング組み合わせ部を改良し、ハウジング組み合わせ部の寸法精度が高精度で、かつハウジングの組立が簡単であって、また組立た後の組立物の分離が困難であるので安全性に優れた流体流路切換装置を提供することにある。
【0007】
本発明の第三は、前記第一および第二の流体流路切換装置を小型化することが可能なチュ−ブを提供することにある。
【0008】
本発明の第四は、前記第一及び第二の流体流路切換装置で使用するクランプは小型で、かつチュ−ブを挟み込むため組立性が悪く、さらに複数の同じパーツを組み込むため、入れ忘れ等の組立不良を生じ易いので、これら問題点を解消した流体流路切換装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は回転可能な軸(回転軸)、前記回転軸軸の回転操作に連動して回転可能な円柱状の立体カム、およびチューブ貫通孔を有し、その内部に前記カムを保持することのできる円柱状の上蓋と下蓋よりなるハウジングを少なくとも備えた医療用流体流路切換装置であって、前記円柱状の立体カムがその周壁に前記回転軸と平行な切り欠き部を有し、該切り欠き部を有する円筒状の周壁下面と前記下蓋の円形平面部で前記チューブの閉塞および開放操作を行うことを特徴とする医療用流体流路切換装置を提供することにある。本発明の流体流路切換装置の例を図2および3に示す。但し、本発明の流体流路切換装置は、これら図面のものに限定されるものではない。
【0010】
図2の流体流路切換装置においては、カムCを軸着させ、操作用ハンドルAを有する軸F、前記軸Fの挿通穴Gとチューブ挿通穴Hを有し、かつハウジング下蓋Eと嵌合してカムCを収納可能なハウジングを形成する円柱形状のハウジング上蓋D、前記ハウジング上蓋Dのチューブ挿通穴Hと対応する位置にチューブ貫通孔Iを有する円柱形状のハウジング下蓋E、前記ハウジング上蓋Dとハウジング下蓋Eで構成されたハウジング内に、操作者の前記ハンドルAのハンドル操作に連動して回転し、選択されたポジションでチューブBの開放および閉塞を行うことのできるカムCを有して構成されたものである。
【0011】
図3の流体流路切換装置においては、カムCおよびカムCを回転可能に結合した軸と一体成形された操作用ハンドルJをハウジングLに保持して構成されるものである。
【0012】
本発明には、前記流体流路切換装置のハウジング内に、カムのチューブを閉塞するための力成分をチューブに伝達するための部材をさらに有するものも挙げられる。このようなチューブを閉塞するための力成分をチューブに伝達するための部材としては、前記カムの回転操作に連動してチューブを閉塞・開放できるクランプが挙げられる。
【0013】
例えばCAPD(持続腹膜透析装置)システムのY字形の接続チューブ部分に設けられる流体流路切換は下表2に示す各ポジションにしたがって操作される。
また、下表2に示す各ポジションを本発明の流路切換装置で選択した場合の各クランプの開放あるいは閉塞状態を図6〜8に示す。この図6〜8において、切り欠き部がチューブの所に位置していればチューブは開放状態にあり、切り欠き部以外の場所では閉塞状態にある。切り欠き部は90゜間隔で設けられ、45゜回転すると次のポジションに位置するようになっている。
【0014】
【表2】
Figure 0003965796
前表中、
* 必須のポジション
× 製造上必要なポジション
☆ あったほうが好ましいポジション
◎ 従来のシステムにはあったほうが良いが本発明にはなくてもよいポジション
【0015】
以下、前表2の各ポジションについて、説明する。
初期状態は、滅菌によるチューブのブロッキング防止のため、流体流路切換装置のK1、K2およびK3クランプは開いて包装されている。
前表2の各ポジションの選択は、軸を手動で回転させることにより、全ポジションを全部手動で行うこともできるが、また、全部機械的に自動制御してもよいし、あるいはポジション4〜6は時間設定により機械的に自動制御し、患者との液体のやり取りがあるポジション1〜3と6〜8では、患者によって排液の排出速度等個人差があるので手動で行うこともできる。
【0016】
従来の方法では、前表1および2中の各ポジションの操作を行うためには、各ポジションのクランプKl、K2、およびK3の全てのクランプを開放あるいは閉塞操作を行うことが必要であったが、本発明ではカムで制御できるクランプについてはカムで制御すれば良く、各クランプを操作する必要はない。例えば、クランプKl、K2、およびK3の全てのクランプをカムで制御できるタイプのものについては、各ポジションをハンドルによって選択すれば良く、クランプKl、K2、およびK3自体の開放あるいは閉塞操作は必要がない。
従って、患者等の流体流路切換操作が簡単になり、また、カムあるいはクランプによってチューブを押圧、開放することで流路を切り替えるので、液漏れ、雑菌の混入の恐れもない。
【0017】
ただし、本発明においては、クランプKl、K2、およびK3の全てをカムで制御できる場合のものに限定されるものではなく、図9〜11に示すようにK2およびK3のみを前記カムにより制御し、K1は患者が操作するタイプのものであっても良い。
【0018】
以下、図9〜11の前記軸に連動して回転する平面カムおよび各ポジションのチューブの閉塞および開放状態を示す。
▲1▼は初期状態ポジション、▲2▼は排液準備ポジション、▲3▼は排液ポジション、▲4▼はフラッシング準備ポジション、▲5▼はフラッシングポジション、▲6▼は注液準備ポジション、▲7▼は注液ポジションおよび▲8▼は終了ポジションをそれぞれ示す。
各ポジションにおける、注液チューブと排液チューブの開放および閉塞状態を次表3に示す。表中、〇はチューブ開放状態、×はチューブ閉塞状態をそれぞれ示す。
【0019】
【表3】
Figure 0003965796
この実施の形態においては、同一平面上にある2つのクランプを一枚の平面カムで制御するが、2つ以上のクランプを並列し、それに対応して前記複数の平面カムをそれぞれ90゜ずつ位相をずらして、同軸上に並列するものであっても良い。
【0020】
以下、本発明の医療用システムの流体流路切換装置の構成部材について具体的に説明する。
(1)ハウジング
▲1▼ 図2に示すように、ハウジングは上蓋Dおよび下蓋Eよりなる。該上蓋Dと下蓋Eはその内部にカムC、さらにはクランプを収納可能な収納室を形成し、また上蓋Dにはハンドル貫通孔と表面に流路切換の所定の各ポジションが表示されている。ポジションとしては、3〜8のポジションが表示される。
この上蓋および下蓋の側面には、カムあるいはクランプによって閉塞または開放されるチューブのチューブ貫通孔を有する。
【0021】
▲2▼ ハウジングの形状としては、円柱形状のものが好ましく、かつ可能なかぎりコンパクトなものが好ましい。
ハウジングを形成する材料としては、ステンレス等の金属、セラミックス、耐熱性の合成樹脂材料、例えばポリアセタール、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ABS樹脂、ポリエチレンなどが挙げられる。
ただし、ハウジング内に前記カムは必ずしも収納させる必要はなく、図3に示すように、ハウジングの機能は前記軸、該軸に固定されたカム、さらにはクランプを保持可能なものであればその形状、構造は特に制限されるものではない。
【0022】
▲3▼ カム、あるいはカムとクランプによりチューブを閉塞した際の閉塞の確実性を確保するためと、ハンドルでカムを回転する操作性との両方の機能を満たすためには、上蓋Dおよび下蓋Eは、高精度な寸法で組み立てられる必要がある。特にチューブの閉塞の確実性が確保されることは極めて重要であり、ハウジングの上蓋Dと下蓋Eの上下方向(厚さ方向とも言う)の寸法精度、さらに最も要求されるのは上方向(上蓋Dと下蓋Eとが離れる方向)の寸法精度である。所望の寸法精度は、ハウジングを上下方向に嵌合させる組み立て方法によった場合に、ハウジングの嵌合部位が嵌合の衝撃によって受ける僅かな損傷によっても影響を受けるものである。
本発明者らは、前記技術的課題を解決するために接着剤により上蓋Dおよび下蓋Eを組み立てた試作品を作製したが、前記精度を達成することは困難であった。また、ねじ止めにより組み立てた場合、前記精度を達成することはできたが、組み立て作業に長時間を要し、生産ベースで採用するには、適当な方法ではなかった。
そこで、本発明者らは、さらに検討した結果、上蓋Dおよび下蓋Eの組み立てにおいて、組み立て部品をねじ止めではなく、後述のはめ込み構造とすることにより、前記目的が達成できることを見出した。
【0023】
はめ込み構造としては、例えば上蓋Dを下蓋Eに被せ、回転させながら上蓋Dに設けられた切り欠き部P内に下蓋Eに設けられたリブQを嵌め込み、同時に下蓋Eのツメ部分Rを切り欠き部Pの所定の位置へスライドし嵌合させる構造の前記図12(a)および(b)のような構造が挙げられる。このはめ込み構造は、上蓋Dに設けられた切り欠き部Pと下蓋Eに設けられたリブQとをはめ合わせることにより、上蓋Dと下蓋Eの上下方向の位置決めがなされ、ツメ部分Rが上蓋Dの内側面に形成された傾斜面Uを超え、ツメ部分Rの面r1と切り欠き部Pの面p1とが接するように嵌合させることによって組み立てられる。
このようなはめ込み構造を採用したことにより、ハウジングの上下方向の位置決めをする切り欠き部PとリブQは、上記のような嵌合等による損傷を何ら受けることがないため、両者によって所定の寸法精度を達成することができる。一方、下蓋Eのツメ部分R、傾斜面Uと切り欠き部Pの面p1は嵌合、摩擦等により、僅かに損傷を受けていることが予想されるが、多少の損傷を受けても上下方向の寸法精度に影響を与えることはない。
【0024】
前記ツメ部分Rは、上蓋と下蓋の組み立てに際しては両者の嵌合を容易にすると言う機能を奏し、また、組み立てた後には両者の分離を防止すると言うストッパー的な機能も奏する。したがって、前記ツメ部分Rの形状は、前記のような機能を奏する形状のものであれば特に限定されるものではないが、上蓋と下蓋の組み立ての容易性を考えると、R部を面r2に形成したものが好ましい。また、前記リブQとツメ部分Rは下蓋Eと一体的に成形して設けても良いし、あるいは別途形成されたリブQとツメ部分Rを適当な結合手段で下蓋Eに結合しても良い。
【0025】
前記はめ込み構造を構成するリブQの形状は、切り欠き部Pにはめ込むことが出来、はめ込むことのよって、上蓋と下蓋の上下方向の位置決めをすることができるものであれば、特にその形状は制限されるものではないが、リブQおよび切り欠き部Pを設ける位置は、リブQが形成された下蓋の開口端面が、上蓋の円形状の上面の内面に当接するように設けるものが、装置の強度が高くなるから好ましい。
【0026】
前記はめ込み構造は、前記図12および図13のものに限定されるものではなく、切り欠き部Pが下蓋Eに設けられ、リブQやツメ部分Rが上蓋Dに設けられる形態のものであっても良い。また、はめ込み構造は、上下方向(特に上方向)の位置決めをする手段を有し、上下方向に対して垂直方向に形成された面と面が接するように嵌合する構造のものであれば良い。前記の例では、リブQの面q1と切り欠き部Pの面p2により下方向の、また、面q2と面p3により上方向の位置決めを行なっているが、ツメ部分Rの面r3と切り欠き部Pの面p2により下方向の、面q2と面p3により上方向の位置決めをし、前記の例と同様にツメ部分Rの面r1と切り欠き部Pの面p1とが接するように嵌合するような形態のものであっても良い。さらには、リブQの面q2と切り欠き部Pの面p3により、少なくとも上方向の寸法精度を確保し、面q1と切り欠き部Pの面p2の間には多少の隙間が形成され、前記の例と同様にツメ部分Rの面r1と切り欠き部Pの面p1とが嵌合するような形態のものであっても良い。
前記はめ込み構造は、ハウジングに少なくとも1箇所形成されていれば良いが、軸の回転操作中に上蓋Dと下蓋Eとが左右にぐらつかないように2〜5箇所程度形成されているのが好ましい。
【0027】
(2)軸
患者のような操作者は、この軸、あるいは該軸に結合したハンドルを回転操作することにより、各ポジションを選択することができる。
【0028】
(3)カムカムは前記軸操作により、軸操作に連動して回転し、直接、またはクランプを介して前記各ポジションにおいて必要とする所定のチューブの開放および閉塞状態を形成できる構造のものであり、平面カム、立体カムがある。本発明で採用されるカムとして図2および図5に示すような切り欠き構造を有するものが挙げられる。図5に示す切り欠き構造aは、チューブの開放状態を確保する部位b、チューブの閉塞状態から開放状態へ移行する部位c、およびチューブの開放状態から閉塞状態へ移行する部位eを有して構成されるものであり、前記部位cでチューブの閉塞状態から開放状態への移行、前記部位bでチューブの開放状態の確保、および前記部位eチューブの開放状態から閉塞状態への移行を行い、非切り欠き部の閉塞状態を維持する部位(d)でチューブの閉塞状態を維持することによって行われる。
【0029】
前記チューブの開放状態を確保する部位bとチューブの閉塞状態を維持する部位dの間隔は、クランプの有る場合も無い場合にも、チューブを開放あるいは閉塞するのに必要な長さである。例えばカムでチューブを閉塞する時は、チューブの厚さを無視すればチューブの直径の大きさと実質的に同じ間隔である。また、カムを介在させる場合には、カムの形状によって、前記間隔は変化し、チューブの直径以上、あるいは以下になる場合がある。
【0030】
またチューブの閉塞状態から開放状態へ移行する部位cは前記部位dの水平面に対して時計回転方向で45〜135゜の角度を有するものであり、逆回転防止の理由から前記角度は85〜95゜のものが好ましい。また、チューブの開放状態から閉塞状態へ移行する部位eの角度は、クランプの角度によって決まるが、該部位eは、チューブを閉塞する初期には力はあまり必要としないが、後期にはチューブを強く押しつぶす必要があるので、図3に示すように勾配が急な部分IIIと勾配がなだらかな部分IIで形成されたものが好ましい。さらに、前記なだらかな部分IIは、カムのクランプを押さえる力を連続的に、かつ軽い力でクランプの先端IVに加えることができるので、フラット面ではなく、曲面であるのが好ましい。
【0031】
カムCは平面方向が円形状であり、その平面方向の円形状の大きさは、その直径は前記ハウジング上蓋Dとハウジング下蓋Eで構成されたハウジングの直径の40〜90%程度、好ましくは70〜80%程度である。
図4〜5に示す切り欠き部分の数は、ポジションの数で決まる。
ポジションが3つであれば切り欠き部分は1つである。排液、フラッシング、注液は必須のポジションであり、各ポジションでK2閉、K1閉、K3閉であれば良く、図5の切り欠き部分の部位dが1カ所で良いからである。ポジションが4〜8つである場合には、切り欠き部分は3つである。
【0032】
(4)チュ−ブ
1. チュ−ブ
▲1▼ 医療用流体流路切替装置(例えばCAPDの流路)に通常用いられるチュ−ブとしては、その内径が5mm程度、外径が7mm程度のチュ−ブが使用されている。しかしながら、このようなチュ−ブを前記のような回転可能な軸、該軸の回転操作に連動して回転し、流体流路を形成するチューブを閉塞・開放できるカム、およびチューブ貫通孔を有し、かつ前記カムを保持することのできるハウジングを少なくとも備えたことを特徴とする医療用流体流路切換装置に使用すると、該装置自体の形状が大きくなる。その理由は、チュ−ブ外径の大きさによって、カムの直径および高さの最低寸法が決定され、また、ハウジングは、チュ−ブ直径以上の内部高さが必要だからである。また、前記のようなチュ−ブを使用すると、チュ−ブの外径が大きく、特にその肉厚が厚いため、ハンドルに加える力も大きく、ハンドルの回転操作性が良くない。
【0033】
▲2▼ 前記医療用流体流路切替装置(例えばCAPDの流路)に使用するチュ−ブ寸法を小さくすれば、装置自体の形状が大きくなると言う前記の問題点は解決されるが、一方でチュ−ブ寸法、特にその内径を小さくすると流量の減少が生じてしまう。例えば、前記のような内径が5mm程度、外径が7mm程度のチュ−ブに代えてチュ−ブ内径が3mm程度のもので行なったところ、排液時間が前者に比べて5%も延長した。そこで、本発明においては、チューブの細径化に伴う排液時間の延長を考慮して適当なチュ−ブ寸法、特にその内径が決定される。
【0034】
前記細径化したチュ−ブは、その内径は1〜4mm、外径は2〜5mm程度であり、例えば一例として、内径3.5mm程度、外径4.5mm程度、肉厚0.5mm程度のものが挙げられる。
前記チューブの細径化は、クランプまたはクランプおよびカムによって開放・閉塞される部分を細径化しても良いが、装置内に収納される部分全体(三方分岐状のチューブとも言う)を細径化しても良い。また、三方分岐状チューブは、開放・閉塞される部分から各分岐チューブの開口部に向かって徐々に太径にするものであっても良い。
三方分岐状チューブの各分岐チューブの開口部は、従来用いられているチュ−ブとの接続を考慮して、従来用いられているチュ−ブの大きさ、例えば内径が2〜9mm程度、外径が4〜10mm程度のものとしたチュ−ブが挙げられる。
三方分岐状チューブは細径部とそれ以外の部分が接着剤により接続されたものであっても良いが、射出成形等により一体的に成形したものであっても良い。
また、細径部以外の部分がハウジングのチューブ貫通穴H,Iを両側面から挟むようにリング状の部材、あるいは外側面に位置させるリング状の部材を形成したものが好ましい。該リング状の部材によって三方分岐状チューブはハウジング内に容易に固定できる。該リング状の部材もチューブと一体的に成形しても良いし、あるいは、別途形成されたリング状の部材をチューブ上に適当な結合手段で結合しても良い。
【0035】
チューブの肉厚は、該チューブ内の気密保持に必要な力を決定するファクターであるが、該肉厚が薄い程、気密保持に必要な力を必要とせず、軸の回転操作生が良くなるので、0.1〜1.5mm程度、好ましくは0.3〜0.7mm程度の薄いものが好ましい。
特に閉塞・開放するチューブの肉厚を0.3〜0.7mm程度の薄いものとすることにより、下記のようにダイレクトにカムでチュ−ブを閉塞できるタイプ(ダイレクトタイプ)とすることができる。
【0036】
▲3▼ すなわち、前記医療用流体流路切換装置の部品数の削減と容積減少、また装置の高さ方向を低くすることを検討した結果、前記のような内径が5mm程度、外径が7mm程度の通常用いられているチュ−ブをカムで直接に閉塞・開放した場合には、該チュ−ブにカムによりダメージが発生するにもかかわらず、前記のように肉厚を0.3〜0.7mm程度のものにあっては、驚くべきことにカムで直接にチュ−ブを閉塞・開放してもダメージが発生する事は無かった。
これは、チューブの肉厚を小さくしたことにより、チューブを閉塞するためのカムを動かす力が大きく減少したことによるためと推測される。
【0037】
前記のようなダイレクトタイプの構造のものとすると、クランプが省略でき、かつクランプが省略できることによりカムの厚みを減じることができるので、前記小径薄肉部分を有するチューブを使用する効果と相俟って、前記医療用流体流路切換装置の部品数の削減と装置の高さ方向を低くして小型化したデザインとすることが出来る。さらに、このダイレクトタイプの構造のものは、厚さ方向のみならず、半径方向にも小型化できるので、より一層の小型化が可能となった。
【0038】
クランプは、前記カムと連動してチューブを開放あるいは閉塞可能な一対の突出片と該突出片を連結する湾曲部で形成されたものが好ましい。クランプがカムの切り欠き部の部位dから部位cを経て部位bに至った際にチューブは開放されるが、湾曲部が自己復元力を有するため、チューブの弾性による復元が妨げられることなく、速やかに開放されるからである。しかしながら、本発明で使用するクランプは上記のものに限定されるものではなく、それ以外に、例えば、前記一対の突出片や該突出片とそれに対応した凹部とがヒンジによって連結されてなるもの、橋げたに板状部材が摺動自在に支持されてなるもの等が挙げられる。
【0039】
本発明の医療用流体流路切換装置が、前記クランプを複数個有する型のものである場合には、クランプ同士、あるいは該クランプと他の部品を一体化して構成することが出来る。例えば、複数個のクランプの上側部品(チューブよりカムの近くに位置する部品)を一体化し、下側部品(チューブよりカムの遠くに位置する部品)をそれぞれ一体化して構成することが出来る。前記のように一体化構成とすることにより、特に複数個のクランプを使用して医療用流体流路切換装置を組立る際に生ずる組立性の困難性、および部品の入れ忘れ等による組立不良を生じ易いと言う問題点を解消することができる。
また、下側部品は、ハウジングの下蓋Eの内部に一体的に形成することも出来る。前記のように、一体的に形成することにより、部品数の削減が出来、装置の高さ方向を低くすることができ好ましい。
【0040】
また、本発明の医療用流体流路切換装置が、前記ダイレクトタイプである場合においても、クランプの下側部品(チューブよりカムの遠くに位置する部品)を一体化して構成することが出来る。また、前記と同様に、下側部品は、ハウジングの下蓋Eの内部に一体的に形成することも出来る。
ダイレクトタイプで使用するカムは、クランプを介在させるタイプのものに比べ、カムのチューブを閉塞する部分を肉薄に形成するのが好ましい。また、カムのチューブを閉塞する部分をR形状にするのが好ましい。また、カムのチューブを閉塞する部分に前記下側部品に形成された凹部に対応した突出部を形成するのが、チューブを閉塞し易いから好ましい。
【0041】
本発明の医療用流体流路切換装置は、CAPDシステム(持続腹膜透析装置)のY字形の接続チューブ部分の流体流路切換装置として有用であるが、その他、従来使用されている流体流路切換装置、例えば三方活栓等が使用されている流体流路システムの流体流路切換装置として有用である。
【0042】
本発明の流体流路切換装置を使用することにより、三方活栓を使用した場合の問題である液もれや、雑菌の混入の問題を解消することができる。このような分野としては、例えば輸液セットがあるが、その他、数種類の薬液を使用時に混合し一液製剤化(用時混合)して投与するもの(例えば、栄養輸液ではアミノ酸および電解質を含有する製剤とぶどう糖製剤、重炭酸含有腹膜透析液の場合は、炭酸含有液とグルコース含有液)、血液回路、輸血セット、血液成分の分離システム等が挙げられる。
【0043】
【効果】
患者等の流路切換操作が簡単になり、また、カムあるいはクランプによってチューブを押圧、開放することで流路を切り替えるので、液漏れ、雑菌の混入の恐れもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来CAPD療法における、バックフリーシステム、ツインバックシステムの概略図である。
【図2】本発明の流体流路切換装置の一例を示す図である。
【図3】本発明の流体流路切換装置の他の例を示す図である。
【図4】本発明の流体流路切換装置を使用したCAPD療法における、バックフリーシステム、ツインバックシステムの概略図である。
【図5】本発明の流体流路切換装置で使用するカムの切り欠き構造の一例である。
【図6】本発明の流体流路切換装置で選択した各ポジション、各クランプの開放あるいは閉塞状態を示す図である。
(1)は初期状態ポジション、(2)は排液準備ポジション、(3)は排液ポジション。
【図7】本発明の流体流路切換装置で選択した各ポジション、各クランプの開放あるいは閉塞状態を示す図である。
(4)はフラッシング準備ポジション、(5)はフラッシングポジション、
(6)は注液準備ポジション。
【図8】本発明の流体流路切換装置で選択した各ポジション、各クランプの開放あるいは閉塞状態を示す図である。
(7)は注液ポジション、(8)は終了ポジション。
【図9】K2およびK3のみをカムにより制御し、K1は患者が操作する各ポジションの平面カムおよびチューブの閉塞および開放状態を示す図である。
▲1▼は初期状態ポジション、▲2▼は排液準備ポジション、▲3▼は排液ポジション。
【図10】K2およびK3のみをカムにより制御し、K1は患者が操作する各ポジションの平面カムおよびチューブの閉塞および開放状態を示す図である。
▲4▼はフラッシング準備ポジション、▲5▼はフラッシングポジション、▲6▼は注液準備ポジション。
【図11】K2およびK3のみをカムにより制御し、K1は患者が操作する各ポジションの平面カムおよびチューブの閉塞および開放状態を示す図である。
▲7▼は注液ポジション、▲8▼は終了ポジション。
【図12】ハウジングの蓋部のはめ込み構造を示す図である。
(a)切り欠き部を設けた上蓋。
(b)リブとツメ部分を設けた下蓋。
【図13】図12の蓋部のはめ込み構造を組み立て状態を示す図である。
【符号の説明】
1 患者の体内に埋め込まれたカテーテルと接続する第1のチューブ
2 患者に新しい透析液を供給するための透析液バッグ5と連結された第2のチューブ
3 患者の腹腔内に貯留されていた透析液を排出するための排液バッグ6と連結された第3のチューブ
4 Y字状に分岐したY字状管
5 透析液バッグ
6 排液バッグ
A ハンドル
B チューブ
C カム
D ハウジング上蓋
E ハウジング下蓋
F ハンドルの軸
G ハンドルの軸Fの軸の挿通穴
H チューブ挿通穴
I チューブ貫通孔
J 軸と一体成形された操作用ハンドル
K クランプ
L ハウジング
P 切り欠き部
p1 Pの面
p2 Pの面
p3 Pの面
Q リブ
q1 Qの面
q2 Qの面
R ツメ部分
r1 Rの面
r2 Rの面
r3 Rの面
U 上蓋Dの内側面に形成された傾斜面
a カム切り欠き構造
b チューブの開放状態を確保する部位
c チューブの閉塞状態から開放状態へ移行する部位
d チューブの閉塞状態を維持する部位
e チューブの開放状態から閉塞状態へ移行する部位
Kl クランプ
K2 クランプ
K3 クランプ
M 薬液バッグ
Pt 患者
N 排液バッグ
II 勾配がなだらかな部分
III 勾配が急な部分
IV クランプの先端

Claims (7)

  1. 回転可能な軸(回転軸)、前記回転軸軸の回転操作に連動して回転可能な円柱状の立体カム、およびチューブ貫通孔を有し、その内部に前記カムを保持することのできる円柱状の上蓋と下蓋よりなるハウジングを少なくとも備えた医療用流体流路切換装置であって、前記円柱状の立体カムがその周壁に前記回転軸と平行に形成された切り欠き部を有し、該切り欠き部を有する円柱状の周壁下面と前記下蓋の円形平面部で前記チューブの閉塞および開放操作を行うことを特徴とする医療用流体流路切換装置。
  2. 前記切り欠き部がチューブの閉塞状態から開放状態へ移行する部位、チューブの開放状態を確保する部位、およびチューブの開放状態から閉塞状態へ移行する部位を有し、前記カムのチューブの閉塞および開放操作が前記切り欠き部でチューブの閉塞状態から開放状態への移行、チューブの開放状態の確保、およびチューブの開放状態から閉塞状態への移行を行い、非切り欠き部でチューブの閉塞状態を維持することによって行われることを特徴とする請求項1記載の医療用流体流路切換装置。
  3. 前記チューブの開放状態から閉塞状態への移行を行う部位の切り欠きが初期には急な勾配部分、後期にはなだらかな勾配部分で形成されたものである請求項1または2に記載の医療用流体流路切換装置。
  4. 前記回転可能な軸と連結し該軸を手動で回転可能なハンドルを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の医療用流体流路切換装置。
  5. CAPDシステム(持続携行式腹膜透析装置)に用いられるものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の医療用流体流路切換装置。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載の医療用流体流路切換装置を装着したCAPDシステム(持続携行式腹膜透析装置)。
  7. 前記医療用流体流路切換装置によって閉塞および開放操作を行うCAPD(持続腹膜透析装置)の患者に埋め込まれたカテーテルに接続するチューブ、該チューブの一端に接続されたY字状管に接続された透析液バッグと連結したチューブおよび患者の腹腔内に貯留されて透析液を排出するための排液バッグと連結したチューブ部分を他のチューブ部分に比較して細径化したことを特徴とする請求項6記載のCAPDシステム(持続携行式腹膜透析装置)。
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