JPH0872499A - 額 縁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本体枠の内部に飾り空間を設け立体的な飾り
物を飾り付ける飾り板の装着を可能にする一方、この飾
り板に写真ケースを備えケース内部に出入れ自由に写真
等を飾れるようにした額縁を提供すること。 【構成】 所要奥行き深さを以て構成される本体枠１の
内部に飾り枠２を収め、この飾り枠に設ける装着窓１１
に前面に立体的な飾り物を装置する飾り板５を着脱自由
に嵌め付け、上記飾り物を本体枠の前面の透明板３とで
形成される飾り空間１０に収める一方、上記飾り板５の
前面には写真ケース１８を備えて該ケースに写真２３等
を交換自由に収め、飾り板前面の飾り物或いは図柄１３
と関連付けて固有の飾り物を演出できるようにした額
縁。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、飾り物を立体的に装置
できるようにした額縁に関する。

【０００２】

【従来の技術】知られるように額縁は書画や写真等を飾
り、掲示するものとして広く知られている。額縁は一般
に矩形に枠組された本体枠を以て構成され、この内部に
台枠に固定した書画、写真等の掲示物を収めたり、或い
は裏板に掲示物を貼付けて固定したりして掲示の用に供
しているが、更に上記固定した掲示物を塵埃から守った
り、人の手が触れたりするのを防止するため上記本体枠
の前面にガラス板等の透明板を装着した額縁が知られて
いる。

【０００３】額縁はこの様に書画、写真等を掲示するた
め使用されるが、額縁の本体枠自体は固定的であるため
掲示物を入れ替えない限り変化することはない。また、
掲示物は書画や写真等のシート状のもので、これらは前
述したように台枠や裏板を介して額縁内に収められ掲示
されるが、これの入れ替えの場合を除いて掲示内容に変
化をもたらすことはなく常に同一のものとなる。

【０００４】

【発明が解決しようとする問題点】この様に、従来提供
されている額縁は本体枠を基礎に裏板を備えたり、ガラ
ス板を装着したものが広く利用されているが、本体枠自
体は予め形成した形状に固定されて全く変化することが
ないため、掲示内容によっては同一の額縁を利用するこ
とができないことがある。また同時に従来の額縁は書
画、写真等シート状の掲示物を主として掲示し、この掲
示物自体に手を加えることができないものとなっている
ことから、掲示内容に変化を加えることが出来ず、固定
化する欠点がある。

【０００５】本発明はこの様な従来の額縁における欠陥
に鑑み、これを改善する目的で研究開発されたもので、
額縁の外形を構成する本体枠自体を変更することなく該
本体枠の外観を任意変更可能にして異なる掲示物に対応
した額縁に変えられるようにしたことにあり、また併せ
て掲示物を任意交換自由にすると同時に、この掲示物に
対応した補助掲示物を交換自由に組合せて予め設定され
た掲示物内容に他の掲示要素を付加し任意変更が可能と
なるようにした額縁を提供せんとするものである。

【０００６】即ち、額縁は前述したように主として掲示
物を縁飾って引き立てる役割をもっており、このため本
体枠自体には各種の装飾が施されるがこの装飾はその額
縁固有の飾りであって変化せず、従って額縁は掲示する
内容物によって取り替えられるものとなる。本発明はこ
の様な状況に鑑み、本体枠に交換可能な要素を付加し
て、その取り替えによって本体枠の外観に変更を加え、
それぞれ異なる掲示物に対応できるようにしたことにあ
る。

【０００７】また、本発明は上記本体枠に組込まれ固定
される掲示物に他の掲示物の組合せを可能にして掲示内
容に変更を与え、使用者の創意を付加できるようにした
ことにある。

【０００８】

【問題点を解決するための手段】本発明は上述目的に基
づきなされたもので、その特徴とするところを詳述する
と、本発明額縁は外形を構成する所要奥行き深さを有す
る本体枠と、この本体枠の前面開口部を塞ぐ透明板と、
本体枠内周に嵌め込まれ前記透明板との間に所要奥行き
深さを有した飾り空間を形成し、且つ中央部に装着窓を
開設してなる飾り枠と、この飾り枠の上記装着窓に着脱
自由に装着される飾り板と、該飾り板を装着状態に固定
する止め付け手段とを有し、上記飾り板の前面に前記飾
り空間に向けて突き出し状に飾り物を装着してなること
を特徴とした額縁を提供することにある。

【０００９】また本発明は上記額縁において、前記本体
枠には内周面に沿って所要奥行き幅を有する補助内枠を
装着し、その前端縁で透明板の背面周囲を押付固定する
一方、後端縁に前記飾り枠の前面周縁部を当接し、透明
板と飾り枠間に所要奥行き深さの飾り空間を形成するこ
とを特徴とした額縁を提供することにある。

【００１０】また本発明は上記額縁において、前記飾り
枠の装着窓内周面に背面側から嵌合凹部を段設し、該嵌
合凹部に背後から臨ませる飾り板の周縁部を嵌め入れる
ことによって着脱自由に装着することを特徴とした額縁
を提供することにある。

【００１１】また、本発明は上述額縁において、飾り板
の前面に飾り空間に向けて突き出すように少なくとも１
つの棚板を備え、該棚板上に人形等の飾り物を載置する
ことを特徴とした額縁を提供することにある。

【００１２】また、本発明は上記額縁において、前記本
体枠の背面開口部に嵌合凹部を形成し、該嵌合凹部に板
状の止め付け手段の周縁部を着脱自由に嵌合し、且つ本
体枠背面開口部の背面部に備える係止クリップで止め付
けると共に、板状止め付け手段の前面を飾り板の背面に
当接して固定することを特徴とした額縁を提供すること
にある。

【００１３】更にまた、本発明は上記額縁において、前
記飾り板の前面には飾り物を装置すると共に写真ケース
を一体に装置することを特徴とした額縁を提供すること
にあり、更に上記写真ケースはケース枠に対して該ケー
ス枠の前面を塞ぐ透明板を抜差自由に装着することを特
徴とした額縁を提供することにある。

【００１４】そして本発明は上記額縁において、写真ケ
ースのケース枠前面を塞ぐ透明板を２枚の接面する透明
板から形成し、該透明板間に写真（絵画であってもよ
い。）を挿入し接面状に挟持することを特徴とした額縁
を提供するものであり、更に上記透明板は可撓性を有す
る合成樹脂製透明フィルムであることを特徴とした額縁
を提供することにある。また更に本発明は、前記写真ケ
ースの２枚の透明板は一方の透明板の周縁部を半透明若
しくは不透明にして縁取りを設けることを特徴とした額
縁を提供するものである。

【００１５】

【作 用】本発明の額縁は上述の如く構成されること
から本体枠に対してその内部に収められる飾り枠を差し
替えれば、本体枠の外形状は同一であっても前面から外
見される全体形状は新たな飾り枠によって全く異なる形
状となり異なる印象の額縁に変更されることになる。そ
の一方、上記飾り枠によって本体枠前面開口部との間に
飾り空間が確保されると共に、この飾り枠を介して飾り
板が装着され、その前面に装置する飾り物が上記空間に
突出することから立体的な装飾が施されることになる。

【００１６】また更に本発明額縁は上記飾り板の前面に
写真ケースを装置することに伴って、該ケースに飾り板
に施す飾り物に関連した写真或いは絵画等を掲示するこ
とが可能であることから、一般的内容の飾り物から写真
等との組合せによってこの飾り物の内容を固有の内容物
に変更することが可能となる。

【００１７】また本発明額縁は写真ケースの透明板が着
脱自由であることに伴って、任意の写真等と交換が可能
であると共に、透明板を裏表に差し変えることで枠付き
或いは枠無しの写真ケースに変更することができる。

【００１８】

【実施例】次ぎに、本発明を図示する実施例につきそれ
ぞれ詳述し、その特徴を明らかにすると共に、その他の
特徴につき併せて説明することにする。図１は本発明に
係る額縁の正面図であり、図２は図１のＡ−Ａ線に沿っ
て断面とした拡大縦断側面図、図３は図２の部分を分解
して示した拡大縦断分解側面図である。図面において、
１は額縁の外形を構成する本体枠で、２はこの本体枠内
に組込まれる飾り枠、３は本体枠の前面開口部４を塞ぐ
透明板、５は上記飾り枠を介して本体枠１内に組込まれ
る飾り板であり、６はこの飾り板５を飾り枠２とともに
本体枠１に固定する止め付け手段たる止め板である。

【００１９】本体枠１は所要の幅員を有した４枚の板材
を矩形に枠組して奥行きを有した枠体に形成してあり、
前面開口部内周縁には突条７を設けて本体枠の背面開口
部８から挿入する透明板３、ここではガラス板の縁を受
け止めてこの開口部を塞ぐようにしてある。上記ガラス
板３は本体枠の背面開口部８から差し入れる矩形の補助
内枠９の前縁部によって固定され、この補助内枠９の後
縁部によって飾り枠２が位置決めされるようになってい
る。

【００２０】補助内枠９は図示するように奥行き方向に
幅を有し、本体枠１の内周面に接面した状態で固着され
る。そして、この補助内枠９の背後から本体枠の内周面
に沿って飾り枠２を侵入させ、その後縁部に飾り枠の前
面外周縁部を当接して位置決めし、この飾り枠２の前方
に位置するガラス板３との間に飾り空間１０を形成す
る。

【００２１】飾り枠２は外形を本体枠１の内法形状に適
合させた矩形の枠にして且つ前方に向けて拡張するテー
パー形に形成してあり、その中央部には飾り板５を装着
する装着窓１１が開設してある。この飾り枠２は図２に
示すようにここでは補助内枠９に当接させて本体枠１内
部に収めたとき、後方に突き出す装着窓１１が略本体枠
の背面開口部８に揃うように奥行き深さをもたせてあ
り、且つこの装着窓１１の内周縁には段部を設けて飾り
板５の周縁部を受け入れる嵌合凹部１２を形成してい
る。

【００２２】飾り板５は上記装着窓１１に適合した形状
に形成される板体であって、その前面には所要の図柄１
３，模様等が施されると共に、この実施例では前方に突
き出すように雛壇となる人形台１４，１５が棚設され、
各人形台１４，１５に人形１６，１７が載置される。更
にこの飾り板５の前面には上記人形台１４，１５を避け
てその上方に写真ケース１８が装置される。

【００２３】写真ケース１８は背面板１９と、ケース枠
２０と、透明板２１から構成され、この実施例では図
４，図５に示したように矩形に形成されるケース枠２０
の左右と下部の各枠部２０ａ，２０ｂ，２０ｃをコ字形
に組んで背面板１９に一体に止着し、上枠部２０ｄを取
り外し自由にする一方、この上枠部２０ｄに透明板２１
を取付け、ケース枠２０に対して着脱自由にしてある。

【００２４】透明板２１はこの実施例ではフレキシブル
な合成樹脂製フィルムを２枚重ねにしたものにしてあ
る。ここでは長方形状の一枚のフィルムを２つ折りにし
て２重にして折り曲げ部を上枠部２０ｄの下面に長さ方
向に沿って形成する溝に差し入れて一体に組付けてあ
る。そして、ケース枠２０の本体を構成するコ字形をな
す枠部２０ａ，２０ｂ，２０ｃには各内周面にそれぞれ
連続する溝２２を形成して上方から差し入れる上記透明
板２１の縁部を受け入れ、この溝をガイドにして落とし
込み、上枠部２０ｄを左右の枠部２０ａ，２０ｂの上端
間に渡すことによって矩形のケース枠２０を構成するよ
うにしてある。

【００２５】この写真ケース１８は飾り板５の前面に施
される図柄１３や、飾り物である人形１６，１７と関係
する題材の写真２３を収納し飾ることによって固有の意
味をもたせることができるもので、例えば人形１６，１
７に三月の雛人形を、更に具体的には上段の人形台１４
には内裏雛を飾り、下段の人形台１５には三人官女雛を
飾る一方、写真ケース１８には三月の節句を祝う女児の
写真２３を飾ると、飾り板５に施された一般的意味合い
の飾り物がこの写真によって固有の意味をもつことにな
り、特別の飾り物となる。

【００２６】写真ケース１８に飾られる写真２３（絵画
等であってもよい。以下単に写真と記す。）はケース枠
２０の上枠部２０ｄを持ち上げ、溝２２から透明板２１
を引き抜いたのち２枚のフィルムを開いてこの間に差し
入れ、再びフィルムを閉じ合わせて溝２２にこのフィル
ムの両縁を差し入れ落とし込むことによって装着され
る。

【００２７】ところで、図６，図７及び図８は上記写真
ケース１８の他の実施例を示したものである。このうち
図６と図７の実施例は前記上枠部２０ｄに固着する透明
板２１の変更例を示したものである。即ち、図６，７に
示した透明板２１は前述の例と同様に長方形状の一枚の
プラスチック製の透明板を２つ折にしてその折り曲げ部
を上枠部２０ｄの下面に設ける溝に差し入れて組付けた
ものである。そして、更にここでは２枚重ねにした一方
２１ａを全面透明とし、他方のフィルム２１ｂは中央部
を透明部２４にしてこれを取り囲む周縁部を半透明若し
くは不透明の縁取り２５としたものである。

【００２８】この異なるフィルム２１ａ，２１ｂからな
る透明板２１はケース枠２０に対して表裏を変えること
によって半透明若しくは不透明の縁取り２５が現れるこ
とになり、縁取り付きの写真ケースとなり趣を変えるの
に有効となる。

【００２９】図８は上記合成樹脂製の２枚のフィルムか
らなる透明板２１に代えてこれをガラス板２６とした他
の実施例である。この実施例における写真ケース１８は
背面板２７の前面にコ字形に組んだケース枠２８を止着
し、このケース枠から外せるようにした上枠部２８ａに
前記ガラス板２６を取付け、このガラス板２６をケース
枠内周に設ける溝２９に沿って落とし込むことによって
組立られるようにしたもので、写真２３を背面板２７と
ガラス板２６との間の空間に収め飾ることになる。

【００３０】上述それぞれ説明の写真ケース１８を前面
に装備した飾り板５は写真ケース内に任意の写真２３を
収めたのち本体枠１の背後から臨ませて先に収めた飾り
枠２の装着窓１１に嵌め付けることになる。飾り板５は
装着窓１１に対して周縁部を嵌合凹部１２に嵌め入れて
飾り枠２と一体となり、透明板３との間に密閉された飾
り空間１０を形成し、この中に飾り板前面に施した人形
などの飾り物と写真ケース１８を収めることになる。

【００３１】飾り板５は飾り枠２に組付けた状態でその
背面が本体枠１の背面開口部８に揃うことになり、その
背後から臨ませる止め板６を接面させることによって固
定される。止め板６は背面開口部内周面に沿って設ける
凹部３０に周縁部を嵌め入れ係止クリップ３１を回転さ
せ掛け止めることによって止め付けられる。

【００３２】本発明額縁は上述の様に構成されるもの
で、飾り板５を取り替えることによって掲示の内容が変
化すると共に、この飾り板を装着する飾り枠２を取り替
えると同時に飾り物の交換がなくとも変化することにな
る。本発明において飾り板５の入れ替え交換は自由であ
り、この飾り板の交換によって掲示する内容を自由が変
えることができるが、この飾り板５と同時に飾り枠２を
入れ替えて飾り物とマッチした飾り枠と交換すると更に
効果的に装飾の内容を変更することができる。

【００３３】特に、飾り枠２に関しては、その前面部の
装飾が重要であり、色彩，模様を施すことによって特徴
付けが出来ると共に、格子や桟等立体的な組付けを行う
ことによって飾り板の飾り物の特徴を更に引立てること
が可能となる。

【００３４】尚、実施例において飾り板５の止め付け手
段として止め板６を用いる場合につき説明したが、本体
枠１の背面開口部８に紐を渡して固定しても、また棒状
の桟を渡して飾り板を止め付けてもよい。また、本発明
の額縁は本体枠１の背面に吊り紐を備えて壁付け型にし
ても、また止め板に支柱を備えて台置型にしてもよく飾
り方については自由に選択することができる。

【００３５】

【発明の効果】以上本発明を実施例につき詳述したが、
本体枠１に対して飾り枠２を着脱自由にし、またこの飾
り枠を介して飾り板５を着脱自由に組付けるようにした
ことから、自由にこれら部品を交換することができると
共に、これら部品の交換によって掲示の内容を変えるこ
とができる利点がある。そしてこの場合、飾り板５単独
での交換が出来る外、飾り枠２の交換を併せて行えるこ
とから額縁の本体枠１と一体性をもった変更が出来るこ
とになり、様相を一変させられる利点がある。特に、こ
の額縁における飾り枠２は飾り板５との関係においてそ
の背景となることから飾り物と密接な関係があり、その
交換は額縁全体を交換するに匹敵する効果がある。

【００３６】また本発明額縁は、上記飾り枠２の介挿に
よって本体枠１の内部に飾り空間１０を形成することか
ら飾り板５の前面に立体的に飾り物を装備することがで
きる。また、この飾り板５に装備される写真ケース１８
に任意の写真２３を交換自由に組込めることから一般的
飾り物に固有の意味付けが出来ることになり、従って記
念の置物等としても利用できる利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る額縁の一実施例を示す使用状態の
正面図。

【図２】図１のＡ−Ａ線に沿って断面とした拡大縦断側
面図。

【図３】図２の部分を分解して示した拡大縦断側面図。

【図４】写真ケースの透明板を少し引き上げた状態を示
す一部欠截した拡大正面図。

【図５】図４の中央縦断側面図。

【図６】他の実施例における写真ケースの上枠部を組付
けた透明板の正面図。

【図７】図６に示す透明板の斜面図。

【図８】他の実施例における写真ケースの透明板を引き
抜いた状態の中央縦断側面図である。

【符号の説明】

１ 額縁の本体枠 ２ 飾り枠 ３ 透明板 ４ 本体枠の前面開口部 ５ 飾り板 ６ 止め付け手段たる止め板 ８ 本体枠の背面開口部 ９ 補助内枠 １０ 飾り空間 １１ 装着窓 １２ 嵌合凹部 １３ 図柄 １４，１５ 人形台 １６，１７ 飾り物たる人形 １８ 写真ケース ２０ ケース枠 ２０ａ，２０ｂ，２０ｃ，２０ｄ ケース枠の枠部 ２１ 透明板 ２２ 溝 ２３ 写真

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 外形を構成する所要奥行き深さを有する
   本体枠と、この本体枠の前面開口部を塞ぐ透明板と、本
   体枠内周に嵌め込まれ前記透明板との間に所要奥行き深
   さを有した飾り空間を形成し、且つ中央部に装着窓を開
   設してなる飾り枠と、この飾り枠の上記装着窓に着脱自
   由に装着される飾り板と、該飾り板を装着状態に固定す
   る止め付け手段とを有してなり、上記飾り板前面に前記
   飾り空間に向けて突き出し状に飾り物を装備してなるこ
   とを特徴とした額縁。
2. 【請求項２】 請求項１の記載において、本体枠には内
   周面に沿って所要奥行き幅を有する補助内枠を装着し、
   その前端縁で透明板の背面周囲を押付固定する一方、後
   端縁に前記飾り枠の前面周縁部を当接し、透明板と飾り
   枠間に所要奥行き深さの飾り空間を形成することを特徴
   とした額縁。
3. 【請求項３】 請求項１の記載において、飾り枠の装着
   窓内周面には背面側から嵌合凹部を段設し、該嵌合凹部
   に背後から臨ませる飾り板の周縁部を嵌め入れることに
   よって着脱自由に装着することを特徴とした額縁。
4. 【請求項４】 請求項１の記載において、飾り板の前面
   には飾り空間に向けて突き出すように少なくとも１つの
   棚板を備え、該棚板上に人形等の飾り物を載置すること
   を特徴とした額縁。
5. 【請求項５】 請求項１の記載において、本体枠の背面
   開口部には嵌合凹部を形成し、該嵌合凹部に板状の止め
   付け手段の周縁部を着脱自由に嵌合し、且つ本体枠背面
   開口部の背面部に備える係止クリップで止め付けると共
   に、板状止め付け手段の前面を飾り板の背面に当接して
   固定することを特徴とした額縁。
6. 【請求項６】 請求項１の記載において、飾り板の前面
   には飾り物を装備すると共に写真ケースを一体に装置す
   ることを特徴とした額縁。
7. 【請求項７】 請求項６の記載において、写真ケースは
   ケース枠に対して該ケース枠の前面を塞ぐ透明板を抜差
   自由に装着することを特徴とした額縁。
8. 【請求項８】 請求項７の記載において、写真ケースの
   ケース枠前面を塞ぐ透明板を接面する２枚の透明板から
   形成し、該透明板間に写真を挿入し接面状に挟持するこ
   とを特徴とした額縁。
9. 【請求項９】 請求項７及び８の記載において、透明板
   は可撓性を有する合成樹脂製透明フィルムであることを
   特徴とした額縁。
10. 【請求項１０】 請求項８の記載において、写真ケース
    の２枚の透明板は一方の透明板の周縁部を半透明若しく
    は不透明にして縁取りを設けることを特徴とした額縁。