JPH08720Y2 - 音響反射集束装置 - Google Patents

音響反射集束装置

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JPH08720Y2
JPH08720Y2 JP2310890U JP2310890U JPH08720Y2 JP H08720 Y2 JPH08720 Y2 JP H08720Y2 JP 2310890 U JP2310890 U JP 2310890U JP 2310890 U JP2310890 U JP 2310890U JP H08720 Y2 JPH08720 Y2 JP H08720Y2
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acoustic reflector
acoustic
reflector
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microphone
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裕保 加藤
剛 梅沢
俊一 高松
圭介 吉松
次美 町村
直文 印牧
和典 島村
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Itoki Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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  • Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばテレビジョンを用いた会議や、拡声
電話機を用いた会議等に利用されるものであって、一対
の音響反射体とマイクロホンとスピーカとを用いて効率
の良い音の入力と出力とが実現されるようにした音響反
射集束装置の構造に関するものである。
〔従来の技術と考案が解決しようとする課題〕
最近、例えば遠く離れた2箇所にいる人が互いの意見
等を交換するため、テレビジョンを用いた会議設備や、
電話機を用いた会議設備を事務所内に設けることが行わ
れている。
この場合、各人の音声をマイクロホン(送話器)で収
音(入力)し、イヤホン(受話器)で音声を聞かせるよ
うにすれば、イヤホン(受話器)からの出力である音声
がマイクロホン(送話器)に影響を及ぼすことがない。
しかし、音声を送話器で入力するときには、その送話器
を手で持たねばならず、筆記をし難いという欠点があ
る。
また、人に音声を聞かせる手段としてイヤホンやヘッ
ドホンを耳に付けると、違和感、圧迫感を受け易い。
このような欠点を回避する手段として、音声の入力を
マイクロホンで行い、音声の出力をスピーカで行うとき
には、このスピーカからの音が再度マイクロホンに入っ
て増幅されてスピーカから出力されて一種のうなり現象
が生じるという、いわゆるハウリングが生じるおそれが
あるので、スピーカとマイクロホンとの設置位置関係を
工夫する等の必要があった。
さらに、スピーカから出力する音響(音声等)を人に
聞かせる場合には、スピーカの出力をある程度大きくし
なければならないから、このスピーカからの音は一つの
室の遠くまで到達するし、マイクロホンを人の口から遠
ざけて設置すると、このマイクロホンに入力する音声エ
ネルギーを大きくしなければならないから、人の発する
音声も勢い大きくなるので、例えば大部屋の片隅に前記
のような会議設備を設けると他人の邪魔になる。
この不都合を解消するには、別室としての会議室を必
要としたり、事務所の一角の室を防音性を有する壁で別
途区切る等の工夫が必要となっていた。
本考案は、これらの問題を解決することを目的とする
ものである。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため本考案は、各々長径を二分し
た断面略半楕円筒状であって、前記各筒軸線が各々上下
方向に延びるように配設して成る第1音響反射体と第2
音響反射体とを、その各音響反射体に対する各焦点が当
該両音響反射体で囲まれる内径部に位置するように相対
向して配設し、前記第1音響反射体に対する2つの焦点
のうち、この第1音響反射体から遠い側の焦点またはそ
の近傍には、当該第1音響反射体の内面に向かうマイク
ロホンを配設し、前記第2音響反射体に対する2つの焦
点のうちその第2音響反射体に近い側の焦点またはその
近傍には、当該第2音響反射体の内面に向かうスピーカ
を配設する一方、前記第1音響反射体及び第2音響反射
体のうちいずれか一方または両方の上部には、前記内径
部上方を覆うための庇部を設けたものである。
〔考案の作用・効果〕
この構成によれば、第1音響反射体に対する2つの焦
点のうち、第1音響反射体の内面に近い側の焦点または
その近傍から出た音は、当該第1音響反射体の内面に反
射されて遠い側(第2音響反射体の内面に近い側)の焦
点に集まるから、その焦点またはその近傍に配置したマ
イクロホンで効率良く収音できる。
同様に、第2音響反射体に対する2つの焦点のうち、
第2音響反射体の内面に近い側の焦点またはその近傍に
配置し、且つその音響反射体の内面に向かって音を出力
するスピーカからの音は、前記内面で反射されて前記第
1音響反射体に近い側の焦点に集まるので、その焦点箇
所またはその近傍に位置する人の耳には、前記スピーカ
からの音が良く聞こえる。
従って一対の音響反射体の内径部に前述のような配置
関係で人とマイクロホンとスピーカとを配置すれば、マ
イクロホンによる音の収音を効率良く行うことができる
と共にスピーカの出力を小さくしたものであっても良く
聞こえることができ、本装置の外側に音が漏れ出すこと
を防止することができる。
そして、本考案では、前記第1音響反射体及び第2音
響反射体のうちいずれか一方または両方の上部に、前記
内径部の上方を覆うように庇部を設けたものであるか
ら、これら第1音響反射体または第2音響反射体の内径
部側からの音は庇部で反射して外部に漏出するのを防止
できるし、反対に本装置外からの音が逆に内側に進入す
るのを防止して、本装置を使用しての会議中、会議の内
容が聞取り難くなるのを回避することができるのであ
る。
〔実施例〕
次に実施例について説明する。第1図及び第2図に示
す第1音響反射体1及び第2音響反射体2は、室の床面
3等から天井方向に延びる縦長(高さ寸法H)の半筒体
であって、その横断面形状が、各々楕円の長径を二分し
た略半楕円形状を有し、前記長径と直角方向の長手軸線
である筒軸線を上下に延ばした半楕円筒状体である。
第1音響反射体1及び第2音響反射体2は、その内面
側が音響を良く反射できる滑らかな表面を有するように
形成した、アルミや鉄板等の金属板部材、合成樹脂部
材、ガラス繊維や炭素繊維等の入った繊維強化合成樹脂
(FRP)等で成形する。
また、これら第1及び第2音響反射体1,2を、縦長・
細幅の板状部材を略隙間なく並べて横断面が半楕円形状
になるようにしても良い。
前記第1音響反射体1の左右両側縁1a,1b間の巾寸法
(W1)は、第2音響反射体2の左右両側副2a,2b間の巾
寸法(W2)より大きくなるように形成してある。
そして、前記第1音響反射体1と第2音響反射体2と
を相対向させて立設し、第1音響反射体1に対する2つ
の焦点をF11,F12とし、第2音響反射体2に対する2つ
の焦点をF21,F22とするとき、これらの4つの焦点が前
記2つ音響反射体1,2によって囲まれる内径部に入るよ
うに配置する(第2図参照)。
さらに、前記相対向して配設した前記第1音響反射体
1と第2音響反射体2とを、その両音響反射体の側縁間
から人が出入りすることができる隙間を有するように配
置する。
そして、前記第1音響反射体1に対する2つの焦点の
うち、当該第1音響反射体1の内面に近い側の焦点F11
近傍には、この第1音響反射体1の内面と対面するよう
に座る、または立った人の口(発声部)が位置するよう
にし、この第1音響反射体1に対する2つの焦点のうち
遠い側の焦点F12またはその近傍には、当該第1音響反
射体1の内面に向かうようにマイクロホン4を配置し、
前記人の口から出た音声が第1音響反射体1の内面で反
射してマイクロホン4で収音できるようにする。
また、前記第2音響反射体2に対する2つの焦点のう
ち、当該第2音響反射体2に近い側の焦点F21またはそ
の近傍には、この第2音響反射体の内面に向かうように
スピーカ5を配設し、前記第1音響反射体1に近い側の
焦点F22近傍に人の耳が位置するようにするのである。
第1図に示す符号6,7は第1音響反射体1の上端、第
2音響反射体2の上端に各々設けて前記内径部の上方を
覆うための庇部で、この実施例における庇部6,7はそれ
ぞれ略半円錐状(各音響反射体の内径部に行くに従って
高くなる)に形成するものである。
この構成により、ひとつの楕円における一方の焦点か
ら出て当該楕円の内面で反射した音は他方の焦点に集ま
り、音のエネルギーが拡散し難くなるという、楕円の性
質を利用することができる。従って、第1音響反射体の
内面に近い側の焦点F11近傍から出た音声は、焦点F12
傍の位置し、かつ第1音響反射体1方向に向いたマイク
ロホン4で効率良く収音できるのである。
なお、このマイクロホン4の指向特性は、第1音響反
射体1の内面方向の指向性が大きく、第2音響反射体内
面方向への指向性がないものが望ましい。
同様に、第2音響反射体2の内面に向かって出力され
たスピーカ5からの音は、当該第2音響反射体2の内面
で反射し、他方の焦点F22近傍に位置する人の耳に集ま
るから、スピーカ5からの出力を大きくしなくても、前
記した位置の人の耳にはスピーカからの音が良く聞こえ
るのである。
そして、第1音響反射体1の上端及び第2音響反射体
2の上端に各々庇部6,7を設けたので、例えば第3図に
示すように、第1音響反射体1の内径部側からの音が当
該音響反射体1の内面等にて反射して上に突き抜けよう
としても、庇部6の内面で音を再度反射させることがで
き、外部に音が漏出ることを防止できるのであり、反対
に外部の音が室の天井面で反射して下向きに来る場合に
も、音響反射集束装置内に進入するのを有効に防止する
ことができるのである。
第4図の実施例は、第1音響反射体1の左右両側に、
第2音響反射体2の巾より外側に向かって延びる側縁板
8,8を一体的または連結して設けたものであり、第2音
響反射体2の左右両側縁と、前記側縁板6との隙間から
人が第1音響反射体1の内径部に出入りすることができ
るように構成している。
この実施例においては、第1音響反射体1の上端に設
ける庇部9(一点鎖線で示す)の自由端縁を、第2音響
反射体2の上方まで延長してあり、前記前記一対の側縁
板8,8で第2音響反射体2の外側を平面視で略囲むこと
と相俟って、一層音響反射集束装置の外に音が一層漏出
し難く、且つ外からの音の進入も防止できるという効果
を有する。
なお、第1音響反射体1の巾寸法(W1)を、第2音響
反射体2の巾寸法(W2)よりも大きくすることで、半楕
円筒状の第1音響反射体1の内径部箇所に人が対面して
すっぽりと包み、且つその内部の人には第1音響反射体
1の存在で圧迫感を受けることが少なくなり、第1音響
反射体と第2音響反射体との配置間隔を短いものにした
ものでありながら、本装置の内径部に入る人に圧迫感を
与えることなく、人の出入りもたやすくできるという効
果を有するのである。
第5図は前記第1音響反射体1及び/又は第2音響反
射体2の上端乃至は上部に設ける庇部10を3次元曲面を
有するように成形した場合であり、第6図は平面視扇状
(略半円環状)の複数枚の小板11から成る庇部12を示
し、前記小板11を平面し一部重複するように上下に積み
重ねるに際して適宜の隙間13を有するようにしている。
このように構成した庇部12であっても前記各実施例と
略同様に、音響反射体内径部側の人の口からの音声やス
ピーカからの音を外に漏出し難くすると共に、反対に外
部の音の進入も防止でき、且つ、換気機能も有するので
ある。
なお、第1音響反射体1には、その内面側に位置する
人が見ることができるテレビジョンのCRT(表示装置)
を設けておいても良い。
また、前記マイクロホン4及びスピーカ5に関連させ
る総合アンプや、遠隔地との会議では、電話回線網、や
データ通信用のDDX網、ISDN網等を利用したテレビ用・
音声用等の送信・受信設備を設けられることは当然であ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は装置の斜視図、
第2図は横断面図、第3図は第1図のIII−III視断面
図、第4図は第2実施例の断面図、第5図及び第6図は
各々他の実施例の側断面図である。 1……第1音響反射体、2……第2音響反射体、3……
床面、4……マイクロホン、5……スピーカ、6,7,9,1
0,12……庇部、11……小板、8……側縁板。
フロントページの続き (72)考案者 梅沢 剛 大阪府大阪市中央区淡路町1丁目6番11号 株式会社イトーキ内 (72)考案者 高松 俊一 大阪府大阪市城東区今福東1丁目4番18号 株式会社伊藤喜工作所内 (72)考案者 吉松 圭介 大阪府大阪市城東区今福東1丁目4番18号 株式会社伊藤喜工作所内 (72)考案者 町村 次美 大阪府大阪市城東区今福東1丁目4番18号 株式会社伊藤喜工作所内 (72)考案者 印牧 直文 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 島村 和典 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−49398(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】各々長径を二分した断面略半楕円筒状であ
    って、前記各筒軸線が各々上下方向に延びるように配設
    して成る第1音響反射体と第2音響反射体とを、その各
    音響反射体に対する各焦点が当該両音響反射体で囲まれ
    る内径部に位置するように相対向して配設し、前記第1
    音響反射体に対する2つの焦点のうち、この第1音響反
    射体から遠い側の焦点またはその近傍には、当該第1音
    響反射体の内面に向かうマイクロホンを配設し、前記第
    2音響反射体に対する2つの焦点のうちその第2音響反
    射体に近い側の焦点またはその近傍には、当該第2音響
    反射体の内面に向かうスピーカを配設する一方、前記第
    1音響反射体及び第2音響反射体のうちいずれか一方ま
    たは両方の上部には、前記内径部上方を覆うための庇部
    を設けたことを特徴とする音響反射集束装置。
JP2310890U 1990-03-07 1990-03-07 音響反射集束装置 Expired - Lifetime JPH08720Y2 (ja)

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JPH03114899U JPH03114899U (ja) 1991-11-26
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