JPH0871836A - コルゲート型インナーフィンの製造方法 - Google Patents

コルゲート型インナーフィンの製造方法

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JPH0871836A
JPH0871836A JP20986094A JP20986094A JPH0871836A JP H0871836 A JPH0871836 A JP H0871836A JP 20986094 A JP20986094 A JP 20986094A JP 20986094 A JP20986094 A JP 20986094A JP H0871836 A JPH0871836 A JP H0871836A
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JP
Japan
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inner fin
corrugated
curved
heat transfer
corrugated material
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JP20986094A
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Hiroyuki Inaba
浩行 稲葉
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Marelli Corp
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Calsonic Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 両端縁と伝熱管内面とのろう付け接合を確実
に行なえるコルゲート型インナーフィンを安価に製造す
る。 【構成】 アルミニウム合金製の薄板を、交互に湾曲方
向が異なる複数の湾曲部12、12と、隣り合う湾曲部
12、12同士を連続部16、16とで連続する波形素
材11に塑性加工する。次いで、波形素材11の湾曲部
12に平坦部19を形成する。次いでこの波形素材11
を、この平坦部19の中間部で切断し、コルゲート型イ
ンナーフィンとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係るコルゲート型イン
ナーフィンの製造方法は、例えば自動車用冷房装置を構
成する冷凍機に組み込んで冷媒蒸気を凝縮液化する、コ
ンデンサのインナーフィンを製造する場合に利用する。
【0002】
【従来の技術】自動車用の空気調和装置には、一般的
に、蒸気圧縮式冷凍機が組み込まれている。この様な蒸
気圧縮式冷凍機には、コンプレッサから吐出した高温高
圧の冷媒蒸気を凝縮し液化する為、コンプレッサの後
に、図4に示す様なコンデンサ1を設けている。
【0003】このコンデンサ1は、間隔をあけて配置さ
れた左右1対のタンク2a、2bと、両タンク2a、2
b同士を連通する複数の伝熱管3、3と、隣り合う伝熱
管3、3同士の間に設けられたフィン4、4と、一方の
タンク2aに設けられた流体入口5と、他方のタンク2
bに設けられた流体出口6とから構成されている。これ
ら構成各部品2a、2b、3、4、5、6は、何れもア
ルミニウム合金により造られている。
【0004】コンプレッサから吐出された高温高圧の冷
媒を凝縮液化する場合には、流体入口5を通じて一方の
タンク2aに送り込んだ冷媒を、複数の伝熱管3、3を
通じて他方のタンク2bに向けて送る。各伝熱管3、3
の内部を流れる間に上記冷媒は、伝熱管3、3とフィン
4、4とから構成されるコア部7を通過する空気との間
で熱交換を行なって冷却され凝縮液化する。この様にし
て凝縮液化した冷媒は、上記他方のタンク2bに設けら
れた流体出口6から、エバポレータに向けて送り出され
る。
【0005】図5は、上述の様なコンデンサ1に組み込
まれる伝熱管3を示している。この伝熱管3は、芯材の
内外両面にろう材(Siを多く含むアルミニウム合金)
を積層した板材9を幅方向中間部でU字形に折り返すと
共に、この板材9の幅方向両縁部に形成した1対の折り
曲げ縁10、10同士を突き合わせ、この突き合わせ部
をろう付けして成る。この様な伝熱管3には、インナー
フィン8を内蔵している。このインナーフィン8は、上
記伝熱管3内部の伝熱面積を広げ、熱交換効率を向上さ
せると共に、この伝熱管3の耐圧強度を向上させる役目
を有する。このインナーフィン8はコルゲート型と呼ば
れるもので、アルミニウム合金により図5に示す様に、
複数の湾曲部を有する波形形状に造られている。
【0006】前記コンデンサ1を組立てる際には、この
様なインナーフィン8を内蔵している伝熱管3、3及び
フィン4、4並びに流体入口5或は流体出口6を組み付
けたタンク2a、2bを、図4に示した状態に組み合わ
せる。そして、上記各部材2a、2b、3、4、5、6
を治具(図示せず)により仮固定する。この様に各部材
2a、2b、3、4、5、6を仮固定した状態で、隣り
合う部材同士の当接部にはろう材が介在する。そこで、
これら各部材2a、2b、3、4、5、6を加熱炉中で
加熱し、これら各部材2a、2b、3、4、5、6同士
をろう付け結合すれば、コンデンサ1となる。尚、上記
伝熱管3の内部ではインナーフィン8の複数の湾曲部の
外周面及び両端部(図5の左右両端部)と伝熱管3の内
面とが互いにろう付けされる。又、前記1対の折り曲げ
縁10、10同士もろう付けされる。この結果、上記各
伝熱管3、3の周壁部が密封され、しかも内部に圧力流
体を送り込んだ場合にも十分な耐圧強度を発揮できる様
になる。
【0007】ところで、上述したコンデンサ1を構成す
る伝熱管3に内蔵するコルゲート型のインナーフィン8
は、波形に塑性加工したアルミニウム合金製の薄板を、
所定の幅寸法に切断する事で製造している。この薄板を
波形に塑性加工する方法としては、例えばプレス金型等
を使用するプレス加工、或は互いに平行に配設された1
対のロールの間を上記薄板を通過させるロール加工が用
いられる。このうちのプレス加工では、薄板を上下1対
の金型の間に送り込み、両金型の間で強く押圧する事
で、上記薄板を波形に形成する。又、このインナーフィ
ンの製造に使用する切断装置として従来から、例えば実
開昭57−186218号公報には以下に示す様な切断
装置が知られている。
【0008】図6は、この公報に記載された従来の切断
装置の第1例を示している。11は上述の様な、塑性加
工により造られた波形素材で、この波形素材11は、交
互に湾曲方向が異なる複数の湾曲部12、12と、隣り
合う湾曲部12、12同士を連続させる連続部16、1
6とを、それぞれ複数ずつ形成して成る。
【0009】又、この波形素材11を切断して所定の幅
寸法のインナーフィンとする切断装置17は、昇降自在
な可動刃14と、昇降しない固定刃15とで構成され
る。上記波形素材11を切断する際には、予め波形に塑
性加工した波形素材11の切断すべき部分を上記固定刃
15上に載置した状態で上記可動刃14を下降させ、こ
の波形素材11を切断して、所定の幅寸法を有するイン
ナーフィンとする。この様に、インナーフィンの一端側
となる湾曲部12を切断した後、送り込み装置によりイ
ンナーフィン1個分に見合う分だけ上記波形素材11
を、(図6の右方向に)送り込み、更に、インナーフィ
ンの他端側となる湾曲部12を切断して、所定の幅寸法
のインナーフィンとする。
【0010】又、図7は、前記公報に記載された従来の
切断装置の第2例を示している。切断装置17aは、可
動刃14と、この可動刃14の前面(図7の左側面)
に、この可動刃14に対し昇降自在に添設された抑え板
18と、固定刃15とから構成される。波形素材11を
切断する際にこの抑え板18の下端部が図7(B)に示
す様に、切断部分である湾曲部12を抑え付ける。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した様
な切断装置17、17aを使用するインナーフィンの製
造方法の場合、以下の様な問題が生じる。先ず、図6に
示した従来構造の第1例では、アルミニウム合金製の薄
板を波形に塑性加工した後、この波形素材11の湾曲部
12の中央部分(図6のa点)と固定刃15の端縁(図
6の右端縁)とを整合させ、この部分を可動刃14によ
り切断するが、切断する位置が上記波形素材11の幅方
向にずれ易い。例えば切断位置が図6のb点にずれる
と、図8に示す様に、端部(図8の右下方部)が欠損し
ているインナーフィンが造られてしまう。この様に端部
が欠損したインナーフィン8を、前述したコンデンサ1
(図4)に組み込む伝熱管3に内蔵し、両部材3、8同
士をろう付けしようとしても、上記端部と、この端部が
対向する伝熱管3の内面とは離れている為、当該部分が
ろう付けされない。又、このインナーフィンの端部と伝
熱管3内面との離れている部分は、伝熱管3の内部で隙
間空間となる。この為、伝熱管3が耐圧不良となるだけ
でなく、この伝熱管3を組み込んだコンデンサ1の熱交
換効率が低下する。更に、従来構造の第2例に就いて
も、抑え板18を設けて波形素材11の切断部分である
湾曲部12を抑え付ける事で、幅方向のずれを防止し、
所定位置での切断を容易にしているが、やはり上記波形
素材11と固定刃15との位置関係が所定位置からずれ
る可能性があり、切断位置が例えば図7のb点にずれた
場合には、第1例と同様に端部が欠損したインナーフィ
ン8が造られ、ろう付け不良による伝熱管3の耐圧不良
や熱交換不良が発生する。
【0012】以上に述べた、波形素材11の切断位置の
ずれにより端部が欠損しているインナーフィン8の製造
を防止する為には、図9に示す様に、上記波形素材11
となる薄板に複数の湾曲部12、12を形成する外、平
坦部19を形成する事が考えられる。即ち、図9に示す
様に薄板を複数の湾曲部12、12を形成すると共に、
幅寸法yを有する平坦部19を形成する。そして、この
平坦部19を、前記可動刃14による切断部分とする。
平坦部19を切断部分とする為、上記切断位置がこの平
坦部19の幅寸法yの範囲内でずれても、得られるイン
ナーフィン8の両端部には平坦部が存在し、端部が欠損
しているインナーフィン8を造る事がなくなる。
【0013】しかしながら、上述の様なプレス加工によ
ると、プレス加工用金型には、複数の波形形状を形成す
る為の湾曲したプレス面の外に、上記平坦部19を形成
する為の平坦なプレス面が必要になる。従って、湾曲部
12、12の数が異なって幅寸法が異なるインナーフィ
ン8を製造する場合には、それぞれの大きさに対応する
プレス加工用金型を用意しなければならない。この為、
生産コストの増大を招く。
【0014】本発明のコルゲート型インナーフィンの製
造方法は、上述の様な不都合を何れも解消するものであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のコルゲート型イ
ンナーフィンの製造方法は、金属薄板を塑性変形させる
事により交互に湾曲方向が異なる複数の湾曲部と、隣り
合う湾曲部同士を連続させる連続部とを、それぞれ複数
ずつ形成してコルゲート型のインナーフィン素材を形成
した後、何れかの湾曲部の中央部を両面から加圧する。
そして、この中央部に平坦部を形成し、この平坦部の中
間部で上記インナーフィン素材を切断する事により、所
定の幅寸法を有するコルゲート型インナーフィンとす
る。
【0016】
【作用】上述の様に構成される本発明のコルゲート型イ
ンナーフィンの製造方法の場合、製造されるインナーフ
ィンの両端部には常に平坦部を形成する事ができる。
又、異なった幅寸法を有するインナーフィンを製造する
場合にも、波形素材の送り量を変えるだけで対応でき
る。即ち、この波形素材を造る為の金型を新たに用意す
る必要はない。
【0017】
【実施例】図1の(A)〜(C)は、本発明のコルゲー
ト型インナーフィンの製造方法の第一実施例を示してい
る。本発明のコルゲート型インナーフィンの製造方法
は、前述した従来例と同様、アルミニウム合金製の薄板
を波形に塑性加工し、この波形素材を所定の幅寸法に切
断する事で、インナーフィンとする。波形素材11は従
来と同様に、アルミニウム合金製の薄板にプレス加工、
或はロール加工等の塑性加工を施す事により、波形に造
られる。この波形素材11は、交互に湾曲方向が異なる
複数の湾曲部12、12と、隣り合う湾曲部12、12
同士を連続させる連続部16、16とを複数ずつ形成し
て成る。本発明では、予め波形素材11に形成した複数
の湾曲部12、12のうち、この波形素材11の幅方向
端縁から、製造すべきインナーフィンの幅寸法分だけ離
れた位置に存在する湾曲部12に平坦部19を形成す
る。
【0018】即ち、図1(A)に示す様に、上記波形素
材11を鋼板等の基台20上に載置し、更に切断すべき
位置に対応する、何れかの湾曲部12を、下面を平坦面
としたプレス部材21により押圧し、当該湾曲部12を
上記基台20の上面とプレス部材21の下面との間で強
く挟持する、プレス加工を施す。このプレス加工に基づ
きこの湾曲部12には、同図(B)に示す様な、幅寸法
xを有する平坦部19が形成される。次いで上記波形素
材11を、この平坦部19の中間位置で切断する事によ
り、所定の幅寸法を有するコルゲート型のインナーフィ
ンとする。この様に、上記平坦部19の中間位置を切断
した状態でこの平坦部19は、同図(C)に示す様に、
1 なる幅寸法を有する第一平坦部と、x2 なる幅寸法
を有する第二平坦部とに分割される(x=x1 +x
2 )。上記第一の平坦部の幅寸法x1は、第二の平坦部
の幅寸法x2 よりも、上記平坦部19を切断する為の可
動刃14(図6)が入り込む幅寸法分だけ大きい(x1
>x2 )。
【0019】この図1(A)〜(C)で示す本発明の製
造方法により造られるインナーフィン8の1例を図2に
示す。この図2から明らかな通り、本発明の製造方法に
よれば、両端部に欠損がなく、幅方向両端縁と伝熱管3
(図5)の内面とを確実に接触させて、当該接触部分を
確実にろう付けする事が可能なインナーフィンを得るこ
とができる。尚、図2に示したインナーフィン8の寸法
は、例えば図2の左右方向に亙る幅寸法が15〜20m
m、同じく表裏方向に亙る長さ寸法が600〜800m
m、肉厚が0.2〜0.4mm、第一の平坦部の幅寸法x1
が0.2mm程度、第二の平坦部の幅寸法x2 が0.0
5mm程度となる。
【0020】本発明の製造方法は、上述の様に、切断位
置が多少幅方向にずれても、端縁部に欠損のないコルゲ
ート型インナーフィンを造れる。即ち、本発明の製造方
法により造られるコルゲート型インナーフィンは、上述
の様に幅方向両端部が欠損せず、第一、第二の平坦部が
存在する。この為、このインナーフィン8を伝熱管3
(図5)に内蔵し、ろう付けを行なう場合に、このイン
ナーフィン8の両端部と伝熱管3の内面とを確実に当接
させて、この部分のろう付けを確実に行なえる。又、本
発明の製造方法では、先ず最初にアルミニウム合金製の
薄板に、波形形状を有するプレス金型(プレス加工によ
る塑性加工を行なう場合)によりプレス加工を施して波
形素材11とした後、この波形素材11を構成する湾曲
部12に対し平坦部19を形成するプレス加工を行な
う。そしてこの平坦部19部分で上記波形素材11を所
定の幅寸法に切断して、インナーフィンとしする。従っ
て、幅寸法が異なり、湾曲部12、12の数が異なるイ
ンナーフィンを製造する場合でも、1種類のプレス金型
を共用する事ができる。
【0021】次に図3(A)〜(C)は、本発明の第二
実施例を示している。本実施例は、前述した図7の従来
構造に組み込まれた切断装置17aの固定刃15の構造
を工夫すると共に、抑え板18と可動刃14とにプレス
部材としての機能を持たせて、波形素材11の湾曲部1
2に平坦部19を形成し、更にそのまま切断可能として
いる。
【0022】本実施例に使用する切断装置22は、昇降
自在な、上刃23と、この上刃23の側面に、この上刃
23に対し昇降自在に添設された抑え板26と、下刃2
4とで構成される。このうちの上刃23は、プレス加工
機のラムにより昇降自在で、抑え板26はばね等の圧縮
弾力により下方に押圧している。但し、この抑え板26
の下縁と上記上刃23の下縁とは、この抑え板26が上
刃23に対し最も下降した状態で、同一平面に位置す
る。又、下刃24は波形素材11の湾曲部12、12の
内周面(図3の下側)と嵌合自在な、波形の断面形状を
有する。そして、この下刃24は中央部分で2分割さ
れ、一方(図3の左側)を基台25に載置され動く事の
ない載置ブロック24aとし、他方(図3の右側)を昇
降自在な昇降ブロック24bとしている。又、これら載
置ブロック24aと昇降ブロック24bの幅方向端面同
士は、上記中央部分で互いに摺接している。そして、こ
の摺接部分の両側上面を平坦面としている。上記昇降ブ
ロック24bの下面は、圧縮自在なばね等の支持部材
(図示せず)により支えられている。そして、後述する
波形素材11の切断時には、プレス加工機のラムにより
下降する上刃23の押圧力により、弾性的に下降する。
【0023】この様に構成される切断装置22によるイ
ンナーフィンの製造作業は以下の様にして行なう。先
ず、図3(A)に示す様に、波形素材11を上記載置ブ
ロック24aと昇降ブロック24bとで構成される下刃
24に載せる。そして、図3(A)〜(B)に示す様に
下刃24に載せた波形素材11の上方から切断すべき湾
曲部12に向けて、抑え板26と上刃23とを下降さ
せ、これら抑え板26と上刃23の下端面でこの湾曲部
12の上面を押圧して、平坦部19とする。即ち、上記
抑え板26と上刃23との下降により、図3(B)に示
す様に、切断すべき湾曲部12が、載置ブロック24a
及び昇降ブロック24b上面の平坦面と上記抑え板26
及び上刃23の下端縁との間で挟持される。上刃23に
対し抑え板26を下方に押圧する弾力、並びに昇降ブロ
ック24bを上方に押圧する弾力は、上記波形素材11
を塑性変形させる為に要する力よりも遥かに大きい。従
って、上記抑え板26と上刃23との下降により上記湾
曲部12がプレス加工され、この部分に、x′なる幅寸
法を有する平坦部19が形成される。この状態から更に
上記上刃23を下降させると、図3(C)に示す様に、
抑え板26が、上記平坦部19の片半部で上記載置ブロ
ック24a上に位置する部分を抑え付けた状態のまま、
上刃23が、昇降ブロック24bを押圧しつつ更に下降
する事で、この平坦部19の中間部を切断する。本実施
例はこの様に、平坦部19の形成作業とこの平坦部19
の切断作業とを一挙に行なえる。この為、コルゲート型
インナーフィンの製造作業の能率化を図れる。
【0024】
【発明の効果】本発明のコルゲート型インナーフィンの
製造方法は、以上の様に構成され作用する為、伝熱管内
面とを確実にろう付け接合可能なインナーフィンを得ら
れる。又、幅寸法が異なるインナーフィンを製造する場
合でもプレス金型は共用でき、製造コストを高くする事
もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を工程順に示す断面図。
【図2】本発明のコルゲート型インナーフィンの製造方
法により造られるインナーフィンの1例を示す断面図。
【図3】本発明の第二実施例を工程順に示す断面図。
【図4】本発明の対象となるコルゲート型インナーフィ
ンが組み込まれるコンデンサの1例を示す斜視図。
【図5】伝熱管の端部斜視図。
【図6】従来のインナーフィンの製造方法の第1例を示
す略縦断面図。
【図7】同第2例を工程順に示す略縦断面図。
【図8】インナーフィンのろう付け不良状態を示す、図
5のA部拡大図。
【図9】本発明をなす前に考えた波形素材を示す断面
図。
【符号の説明】
1 コンデンサ 2a、2b タンク 3 伝熱管 4 フィン 5 流体入口 6 流体出口 7 コア部 8 インナーフィン 9 板材 10 折り曲げ縁 11 波形素材 12 湾曲部 14 可動刃 15 固定刃 16 連続部 17、17a 切断装置 18 抑え板 19 平坦部 20 基台 21 プレス部材 22 切断装置 23 上刃 24 下刃 24a 載置ブロック 24b 昇降ブロック 25 基台 26 抑え板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属薄板を塑性変形させる事により、交
    互に湾曲方向が異なる複数の湾曲部と、隣り合う湾曲部
    同士を連続させる連続部とを、それぞれ複数ずつ形成し
    てコルゲート型のインナーフィン素材を形成した後、何
    れかの湾曲部の中央部を両面から加圧する事によりこの
    中央部に平坦部を形成し、この平坦部の中間部で上記イ
    ンナーフィン素材を切断する事により、所定の幅寸法を
    有するコルゲート型インナーフィンとする、コルゲート
    型インナーフィンの製造方法。
JP20986094A 1994-09-02 1994-09-02 コルゲート型インナーフィンの製造方法 Pending JPH0871836A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012240151A (ja) * 2011-05-19 2012-12-10 Hidaka Seiki Kk コルゲートフィンの切断装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012240151A (ja) * 2011-05-19 2012-12-10 Hidaka Seiki Kk コルゲートフィンの切断装置

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