JPH0871447A - パチンコホール用空気浄化システム - Google Patents

パチンコホール用空気浄化システム

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JPH0871447A
JPH0871447A JP24050294A JP24050294A JPH0871447A JP H0871447 A JPH0871447 A JP H0871447A JP 24050294 A JP24050294 A JP 24050294A JP 24050294 A JP24050294 A JP 24050294A JP H0871447 A JPH0871447 A JP H0871447A
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JP
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air
air purification
outlet
installation island
purification system
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JP24050294A
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Meiji Hayashi
明治 林
Naoto Ozaki
直人 尾崎
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Daikoku Denki Co Ltd
Original Assignee
Daikoku Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パチンコホール内の空気を均一に浄化でき、
しかもホールの実情に合わせて浄化能力をきめ細かく調
整できる空気浄化システムを提供する。 【構成】 空気浄化システムCは、遊技台設置島B上に
所定間隔で配置される複数の空気浄化装置1を含む。そ
れら各空気浄化装置1はファンユニット、静電気式集塵
装置、消臭装置及び芳香発生部等を備え、その空気吸入
口4及び空気吹出口5は、設置島Bの幅方向における一
方の側及び他方の側に開口するものとされる。複数の空
気浄化装置1が設置島B上に分散して配置されるので、
ホール内の空気を均一に浄化することができるほか、既
設の換気装置やエアコン等を考慮して空気浄化装置1の
設置台数を調整することにより、過不足のない空気浄化
能力の設定が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコホールの空気
を浄化する空気浄化システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコホールの空気の浄化にお
いては、ホールの天井等に大型の空気浄化装置を設置
し、その浄化装置により汚れた空気を集中的に吸い込ん
で、浄化した後これを吹き出すことが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】大型の空気浄化装置を
天井等に設置する方法においては、装置自体が高価であ
るばかりでなく、設置の工事も大掛かりで労力と費用を
要する。また、一ケ所で集中的に空気の浄化を行うた
め、例えば喫煙者が集中する遊技台設置島の近辺等、局
所的に空気の浄化が不十分となる場合がある。
【0004】また、エアコンや埋込み式の換気装置が天
井等にすでに設置されているホールにおいて、新たに空
気浄化装置を設置する場合には、天井に大型の装置を設
置するスペースがなかったり、仮に設置できても、既設
の換気装置やエアコン等の換気能力を考慮した場合、空
気の浄化能力が過剰となって無駄が多くなる問題も生じ
うる。換言すれば、従来の大型の空気浄化装置を使用し
た場合、ホールの実情に合わせてきめ細かく空気浄化能
力を付与ないし調整することが困難であった。
【0005】本発明の課題は、ホール内の遊技台設置島
を利用して手軽に設置が可能で、ホール内の空気を均一
に浄化でき、しかもホールの実情に合わせて浄化能力を
きめ細かく調整できる空気浄化システムを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の空気浄化システ
ムは、パチンコホール内において、パチンコ遊技台の設
置島上に配置される複数の空気浄化装置を含む。そし
て、それら各空気浄化装置は、空気吸入口と空気吹出口
とを備えるケース本体と、空気吸入口からケース本体内
へ空気を送るとともに、その空気を前記空気吹出口から
吹き出す送気手段と、ケース本体に送られる空気が含有
する塵埃粒子を静電気力により吸引除去する静電気式集
塵装置とを備えることを特徴とする。
【0007】それら複数の空気浄化装置は、設置島上に
おいて各種態様に配置でき、例えば横長に形成された設
置島の長さ方向に沿って所定の間隔で配置することがで
きる。また、各空気浄化装置を電源コード及びコンセン
トを備えるものとし、そのコンセントは電源コードが電
源に接続された状態において、他の空気浄化装置の電源
として機能するとともに、設置島上に配置された各空気
浄化装置は、それと隣接する空気浄化装置のコンセント
から電源コードを介して受電・作動するものとすること
ができる。
【0008】各空気浄化装置の空気吸入口及び空気吹出
口は、設置島の幅方向における一方の側及び他方の側に
開口するものとできる。また、空気浄化装置を、設置島
の幅方向において、その中央に関してほぼ対称な形状の
外観を有するものとすることもできる。そして、それら
複数の空気浄化装置を、横長に形成された設置島の長さ
方向に沿って所定の間隔で配置し、各空気浄化装置の空
気吸入口及び空気吹出口は、当該設置島の幅方向におい
て交互に反対側に開口するものとすることができる。
【0009】上述の空気浄化装置は、酸化物イオン発生
体と、そのイオン発生体に紫外線を照射する紫外線発生
部とを備え、その紫外線発生部からの紫外線照射により
前記イオン発生体をイオン放出状態に励起して、そのイ
オン発生体から放出されるイオンを上記空気に作用させ
ることにより、これを消臭する消臭装置を備えるものと
することができる。また、芳香成分を含有する物質を保
持して、ケース本体内を流れる空気にその芳香成分を混
入させる芳香発生部を備えるものとすることもできる。
【0010】
【発明の作用及び効果】本発明の空気浄化システムは、
複数の空気浄化装置が遊技台設置島上に分散して配置さ
れるので、ホール内の空気を均一に浄化することができ
る。また、個々の空気浄化装置は静電気式集塵装置を備
えて優れた空気浄化能力を有し、それが設置島を利用し
て遊技者の近くに配置されるので、例えば喫煙者の集中
する設置島においても、煙草の煙等で汚れた空気を速や
かに浄化することができる。さらに、ホール内の既設の
換気装置やエアコン等の換気能力を考慮して空気浄化装
置の設置台数を調整することができ、ひいてはホールの
実情に合わせたきめ細かい浄化能力の設定が可能とな
る。
【0011】それら複数の空気浄化装置は、設置島の大
きさや形状に合わせて配置を自由に設定でき、例えば横
長に形成された設置島においては、浄化装置を長さ方向
に沿って所定の間隔で配置することにより、よりきめ細
かい空気の浄化が可能となる。この場合、空気浄化装置
にコンセントを設けることにより、設置島上で隣接する
空気浄化装置はそのコンセントから受電・作動できるの
で、設置島に多数の電源を設けたり、煩雑な電力供給用
配線を施したりする必要がなくなる。
【0012】各空気浄化装置の空気吸入口及び空気吹出
口を、設置島の幅方向における一方の側及び他方の側に
開口するものとすれば、遊技者の喫煙に伴う煙等を速や
かに吸い込んで浄化することができる。この場合、空気
浄化装置の外観を、設置島の幅方向において中央に関し
てほぼ対称な形状とすることにより、空気吹出口と空気
吸入口の区別がつきにくくなり、特に空気吹出口側の遊
技者の、空気の吹出しに対する意識を和らげることがで
きる。
【0013】また、空気浄化装置が消臭装置を備える構
成においては、紫外線により励起された酸化物イオン発
生体からのイオン放出により空気が消臭され、浄化効果
が高められる。また、空気浄化装置が芳香発生部を備え
る構成においては、浄化済みの空気に芳香が付与され、
消臭効果が高められる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。図1は、本発明のパチンコホール用空気浄化シス
テムを構成する空気浄化装置の一例を示すものである。
空気浄化装置1は、例えば横長の遊技台設置島(以下、
単に設置島という)B上にベース2を介して取り付けら
れるケース本体3を有する。ケース本体3は、設置島B
の幅方向において、その中央に関してほぼ対称かつ下側
がすぼまる台形状の断面形状を有する外観を備えてい
る。そして、ケース本体3の幅方向における一方及び他
方の側に形成された傾斜面のそれぞれには、ルーバ16
及び17を備えた空気吸入口4及び空気吹出口5がそれ
ぞれ形成され、ホール内の空気Sは空気吸入口4から吸
い込まれて装置1内で浄化された後、空気吹出口5から
吹き出されるようになっている。ここで、空気吹出口5
を覆うルーバ17は、図2に示すように、リンクプレー
ト36により上下方向に互いに連動して回動する複数の
横板35を含むように構成すれば、空気Sの上下方向の
吹出角度を調整することができる。また、同様の機構に
より、横方向の吹出角度を調整する縦板37を設けるこ
ともできる。
【0015】図3に示すように、上記空気浄化装置1
は、パチンコホール内の横長の設置島B上に複数台が所
定の間隔で取り付けられて、本発明の空気浄化システム
Cが形成される。各空気浄化装置1の空気吸入口4及び
空気吹出口5は、設置島Bの幅方向において交互に反対
側に開口するように配置される。図4(a)に示すよう
に、ベース2は設置島B上に螺子(例えばタッピング螺
子)60等を用いて取り付けられ、ベース2又はケース
本体3底面のいずれかに設けられた係合爪部61を、他
方に設けられた係合穴62に差し込んでケース本体3を
ベース2に対しスライドさせることにより、(b)に示
すようそれら係合爪部61と係合穴62が係合し、ケー
ス本体3がベース2に対し固定される。
【0016】ホール内に設置される空気浄化装置1の台
数はホールの大きさによって異なり、例えば、ホール内
の空間体積X(m3)を浄化装置1台当たりの空気処理
能力Y(m3/時間)で割り、ホール内空気の単位時間
当たりの浄化反復回数M(例えば10回)を掛けること
により、必要な設置台数Nを算出することができる(す
なわちN=(X÷Y)×M)。しかしながら、ホール内
において、例えば天井等に埋め込み式の換気装置やエア
コン等がすでに設置されている場合には、それら換気装
置ないしエアコン等の換気能力を考慮して、適宜その設
置台数を調整することができる。
【0017】空気浄化装置1は、図14に示すように、
ケース本体3の、空気吸入口4及び空気吹出口5が形成
されない側の側面のうち一方の下部には、電源コード3
0、電源スイッチ31の他、コンセント32が設けられ
ている。このコンセント32は、図1に示すように、ケ
ース本体3の反対側の側面下部にも設けられている。図
5は、設置島B上における空気浄化装置1の電源との接
続例を示す。例えば設置島Bの長手方向端部に主コンセ
ント100が設けられている場合、その端部近傍に位置
する装置1は、そのコンセント100から電源コード3
0を介して受電・作動するとともに、自身のコンセント
32も電力供給が可能な状態となる。そして、そのコン
セント32から、隣接する浄化装置1が、電源コード3
0を介して受電することとなる。このようにして、各装
置1は主コンセント100側に隣接する装置1のコンセ
ント32から順次受電・作動することができ、設置島B
に多数のコンセントや電源供給用の複雑な配線を設ける
必要がなくなる。
【0018】ところで、各装置1の空気吸入口4及び空
気吹出口5は交互に反対方向に開口するように配置され
るため、各装置1の向きは設置島Bの幅方向において交
互に反転することとなる。そこで、装置1がいずれの方
向に配置されていても、隣接する装置1の電源コード3
0を接続しやすくするために、コンセント32は装置1
の設置島Bの長さ方向における両側面に設けられてい
る。一方、電源コード30はケース本体3の側面のいず
れか一方に固定的に接続されている関係上、電源コード
30の基端部30aが主コンセント100側とは反対側
の側面に位置するケースが生ずる。この場合、電源コー
ド30は装置1の下側を通されて、隣接する装置1のコ
ンセント32に接続される。なお、図6に示すように、
ベース2には電源コード30を通すための切欠部33を
形成することができる。
【0019】また、図7に示すように、電源コード30
は、装置1の両側面にチャージプラグ34を設けて、そ
のいずれかに着脱可能に接続する構成が可能である。こ
こで、不使用側のチャージプラグ34は、キャップ35
等により適宜塞ぐことができる。これにより、装置1の
方向が変化した場合でも、電源コード30を反対側のチ
ャージプラグ34に付け替えることができ、図8に示す
ように、電源コード30は装置1の下側をくぐることな
く、隣接する装置1のコンセント32に接続することが
できる。
【0020】以下、空気浄化装置1の内部の構成につい
て説明する。図1に示すケース本体3は、アクリロニト
リルブタジエンスチレン樹脂等のプラスチック、木材、
スチール等により構成され、その内部には図9に示すよ
うに、その空気吸入口4から空気吹出口5へ向かう方向
に、プレフィルタ6、静電気式集塵装置(以下、集塵装
置という)7、消臭装置8、送気手段としてのファンユ
ニット9、及び芳香発生部10がこの順序で収容されて
いる。ファンユニット9は、横長円筒状のファン9a
と、これをその軸線周りに回転駆動するモータ9b等を
備える。
【0021】図9に示すように、集塵装置7は、内部に
1ないしそれ以上の放電ワイヤ21aを有する放電ユニ
ット21と、集塵ユニット22とを備え、それぞれ空気
吸入口4から流入する空気Sの流通を許容するととも
に、ケース本体3内の収容枠23に対し、出し入れ可能
に収容されている。集塵ユニット22は、例えば図10
に示すように、偏平格子状のフレーム22a内に層状に
巻かれた集塵電極22bが収容されたもので、電極22
bの積層方向に対しほぼ直角な方向(すなわち紙面に垂
直な方向)に空気Sが流通するようになっている。そし
て、図11に示すように、ケース本体3の上面には、蓋
部3bにより開閉可能に覆われた開口部3aが形成され
ており、放電ユニット21及び集塵ユニット22は、こ
の開口部3aから出し入れされる。
【0022】集塵装置7の作動回路部は、図9におい
て、集塵装置7の長手方向における一方の端部側の、ケ
ース本体3の側壁部3cに沿った狭い空間部3dに収容
されており、図12に示すように、コロナ放電用の昇圧
トランス18の他、図示しない整流器等を含むものであ
る。また、放電ユニット21及び集塵ユニット22に
は、その長手方向の端面に電極端子21c及び22cが
設けられ、収容枠23側に設けられた電極端子19及び
20とそれぞれ接触して、放電ワイヤ21a及び集塵電
極22bが上記作動回路部に接続されるようになってい
る。
【0023】プレフィルタ6は、図13に示すように、
窓枠状に形成されたフレーム6aに、布や多孔質の樹脂
等で構成されるフィルタ部6bを支持させたもので、放
電ユニット21の空気吸入口4と対向する面に着脱可能
に取り付けられ、放電ユニット21とともにケース本体
3に対し出し入れされる。
【0024】消臭装置8は、図9及び図14に示すよう
に、紫外線発生部としての紫外線ランプ24と酸化物イ
オン発生体25等を備える。図15に示すように、酸化
物イオン発生体25は、酸化チタン等のイオン発生物質
粉末の圧縮体ないし焼結体として板状に形成されてお
り、図16に示すように、ケース本体3の底面に対し立
てた状態で紫外線ランプ24を前後から挟むように配置
され、その紫外線UVを受けるようになっている(図1
5及び図16において、紫外線ランプ24は1本のみを
描いている)。また、図15に示すように、その板圧方
向には多数の通気孔25aが形成されて空気Sの流通を
許容している。なお、紫外線ランプ24の点灯回路とし
ては、図12に示す安定器24a及びグロースタータ2
4b等を含む公知のものが、集塵装置7の作動回路と同
様に、図9に示す空間部3dに収容されている。
【0025】次に、芳香発生部10は、図17に示すよ
うに、芳香発生媒体10c及びこれを収容する容器26
を備え、図14に示すように、ファンユニット9の下側
に形成された収容部10a内に配置されて、流れ込む空
気に芳香成分を混入させるものである。収容部10aの
空気吹出口5に面する側には、芳香調整機構10bが設
けられている。これは、例えば図18に示すように、窓
部40が形成された遮蔽板41と、その遮蔽板41に対
してスライド可能に設けられたスライド板43を備え、
スライド板43による窓部40の被覆面積を変化させ
て、芳香成分を含んだ空気Sの窓部40から空気吹出口
5への流出量、ひいては芳香の強さを調整するものであ
る。ここで、図14に示すように、芳香発生部10の収
容部10aへの出入れ、及びスライド板43の操作を容
易にするために、ケース本体3の空気吹出口5側の側面
部3eは開閉可能とされている。
【0026】芳香発生媒体10cとしては、プラスチッ
クゲル、寒天、ゼラチン等のゲル状物質に各種芳香成分
を配合・保持させたものが使用でき、その芳香成分とし
て、天然の芳香成分、例えば各種植物精油ないし植物か
らの抽出芳香成分を使用することができる。具体的な例
としては、フィトンチッド、ヒノキチオール、トロポロ
ン等、ヒノキやヒバなどの樹木から分離ないし抽出され
る成分や、花、果物、香草からの抽出成分等が用いられ
る。また、麝香、抹香等の動物性の芳香成分の使用も可
能である。さらに、化学合成により得られる各種人工芳
香成分を使用してもよい。また、容器26としては、図
17に示すように、例えばリング26bを起こして引き
上げることにより、蓋部26aを取り除いて開口部26
cを形成する公知の開缶機構を備えた金属缶の他、樹脂
容器等も使用できる。
【0027】以下、空気浄化システムCの作用について
説明する。図3及び図5等に示すように、各空気浄化装
置1を設置島B上に設置し、電源スイッチ31(図1
4)をオンにすると、図14に示すように、各装置1の
集塵装置7、消臭装置8が作動するとともに、ファンユ
ニット9のファン9aが回転して、空気吸入口4からケ
ース本体3内へ空気Sが送られる。なお、スイッチ31
により電源をオン・オフする代わりに、装置1にリモコ
ン端子70を設け、これにリモコンユニットを接続し
て、遠隔操作により電源をオン・オフすることもでき
る。
【0028】ケース本体3内に送られた空気Sは、やや
大きい埃等がプレフィルタ6により取り除かれた後集塵
装置7内を通過する。このとき、空気S中の微細な粒子
(例えば煙草の煙の粒子等)は、放電ワイヤ21からの
コロナ放電により正負のいずれかに帯電し、集塵ユニッ
ト22内の集塵電極22b(図10)に吸い付けられて
除去される。次に、空気Sは消臭装置8を通過する。図
16に示すように、消臭装置8内では、酸化物イオン発
生体25が紫外線ランプ24からの紫外線UVの照射を
受けて励起し、イオン50を気流内に放出する。このと
き、気流中に含有される臭い成分の分子は、イオン50
のアタックを受けて分解したり、イオン50と結合した
りして無臭成分へと変化し、気流の消臭が行われる。ま
た、紫外線UVの照射により気流中の雑菌等も殺菌・除
去される。図14に戻って、消臭装置8により消臭され
た空気Sは、その一部が芳香発生部10に流れ込み、芳
香発生媒体10cと接触して芳香成分を混入させる。以
上のようにして、ホール内の空気Sは空気浄化装置1に
より浄化・消臭され、さらに芳香が付与されて、空気吹
出口5からホール内に吹き出されることとなる。
【0029】本発明の空気浄化システムCによれば、図
3に示すように、その空気浄化装置1が遊技台設置島B
上に分散して配置されるので、ホール内の空気を均一に
浄化することができる。そして、ホール内に既設の換気
装置やエアコン等が存在する場合には、それらの換気能
力を考慮して空気浄化装置1の設置台数を調整すること
により、ホールの実情に合わせたきめ細かい浄化能力の
設定が可能となる。また、各浄化装置1は設置島Bでパ
チンコを楽しむ遊技者の近くに位置し、例えば喫煙者の
集中する設置島Bにおいても、煙草の煙等を速やかに吸
い込んで浄化することができる。さらに、図1に示すよ
うに、空気浄化装置1は設置島Bの幅方向において中央
に関してほぼ対称な形状の外観を有し、空気吹出口4と
空気吸入口5との区別がつきにくくなり、特に空気吹出
口5側で遊技する遊技者の空気Sの吹出しに対する意識
を和らげることができる。また、個々の空気浄化装置1
は、静電気式集塵装置7及び消臭装置8を備えて空気の
浄化能力に優れ、さらに芳香発生部10により浄化され
た空気に芳香が付与されるため、ホール内の雰囲気を心
地よい状態に保つことができる。
【0030】ここで、図9に示す集塵装置7の放電ワイ
ヤ21a(図9)及び集塵電極22b(図10)が汚れ
たり寿命が尽きたりした場合には、図12に示すよう
に、蓋部3bを開け、放電ユニット21あるいは集塵ユ
ニット22を抜き取って清掃ないし交換する。また、図
9及び図12に示すように、集塵装置7の側方には空気
浄化装置1の電源をオン・オフするためのマイクロスイ
ッチ38と、蓋部3bを閉じるとそのスイッチ38を押
圧してこれをオン状態とするプッシャ部材39が設けら
れており、装置1の作動中に蓋部3bが開いた場合は、
プッシャ部材39が図示しない弾性部材の付勢により上
方に退避してスイッチ38の押圧が解除され、装置1の
作動が停止するようになっている。
【0031】ここで、図13に示すように、ケース本体
3の正面下部には、電源及び紫外線ランプ24のオン状
態を指示する発光ダイオード等のインジケータ71及び
72とともに、集塵ユニット22の交換時期を知らせる
インジケータ73が設けられている。この場合、インジ
ケータ73は、集塵ユニット22の目詰まりに伴う風圧
の変化等を圧力センサ等で検出して点灯させるようにし
てもよいが、タイマを用いることにより浄化装置1の積
算運転時間が所定の値を超えたときに自動的に点灯する
ようにしてもよい。
【0032】以上、本発明の空気浄化システムCの一実
施例を述べたが、システムCを構成する空気浄化装置1
は上述の構成・形状のものに限らず、例えば静電気式集
塵装置とファンユニットのみを備えたものや、設置島B
の幅方向において、その中央に関し非対称な外観形状を
有するものを使用することもできる。
【0033】また、図19に示すように、各設置島Bの
長さが比較的短い場合には、空気浄化装置1を各設置島
Bに対し1つずつ設けるようにすることもできる。一
方、空気吸入口4及び空気吹出口5の向きは、設置島B
の幅方向両側に開口する態様に限らず、例えば図19に
示すように、設置島Bの長手方向両側に開口するように
してもよい。また、図20に示すように、浄化装置1は
円形の設置島Bの上面に配置することもできる。さら
に、空気浄化装置1の設置場所は設置島上に限らず、例
えば図21に示すように、浄化装置1をベース2を介し
て壁面Wに取り付けることも可能である。図21に示し
た例においては浄化装置1は、その空気吸入口4及び空
気吹出口5はケース本体3の下側及び上側にそれぞれ開
口するように配置されているが、それらが左右両側に開
口するように配置してもよい。また、本実施例で述べた
空気浄化装置1は、汎用の空気浄化装置として家庭用等
に単独で使用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気浄化システムに使用される空気浄
化装置の一例を示す斜視図。
【図2】風向調整機構を備えたルーバの例を示す断面
図。
【図3】本発明の空気浄化システムを概念的に示す平面
図。
【図4】空気浄化装置の設置島への取付方法の一例を示
す側面図。
【図5】設置島上における空気浄化装置と電源との接続
態様を示す平面図。
【図6】空気浄化装置の電源コード基端部付近を示す側
面図。
【図7】電源コードを空気浄化装置に対し着脱可能に構
成した例を示す側面図。
【図8】図7に示す電源コードを用いた場合の、設置島
上における空気浄化装置と電源との接続態様を示す平面
図。
【図9】空気浄化装置の平面断面図。
【図10】集塵ユニットの正面図。
【図11】空気浄化装置の上面部を示す斜視図。
【図12】図9のA―A断面図。
【図13】図9のB―B断面図。
【図14】図9のC―C断面図。
【図15】消臭装置の斜視図。
【図16】図15のD―D断面図。
【図17】芳香発生部の斜視図。
【図18】芳香調整機構の斜視図。
【図19】空気浄化装置を各設置島に対し1台づつ配置
した例を示す平面図。
【図20】空気浄化装置を円形の設置島に配置した例を
示す平面図。
【図21】空気浄化装置を壁面に取り付けた例を示す側
面図。
【符号の説明】
C 空気浄化システム 1 空気浄化装置 B 遊技台設置島 3 ケース本体 4 空気吸入口 5 空気吹出口 7 静電気式集塵装置 8 消臭装置 9 ファンユニット(送気手段) 10 芳香発生部 10c 芳香発生媒体 24 紫外線ランプ(紫外線発生部) 25 酸化物イオン発生体 30 電源コード 32 コンセント

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコホール内において、パチンコ遊
    技台の設置島上に複数の空気浄化装置が配置されるとと
    もに、それら各空気浄化装置は、 空気吸入口と空気吹出口とを備えるケース本体と、 前記空気吸入口から前記ケース本体内へ空気を送るとと
    もに、その空気を前記空気吹出口から吹き出す送気手段
    と、 前記ケース本体に送られる空気が含有する塵埃粒子を、
    静電気力により吸引除去する静電気式集塵装置と、 を備えることを特徴とするパチンコホール用空気浄化シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記複数の空気浄化装置は、横長に形成
    された設置島の長さ方向に沿って所定の間隔で配置され
    る請求項1記載の空気浄化システム。
  3. 【請求項3】 前記各空気浄化装置は電源コード及びコ
    ンセントを備え、そのコンセントは前記電源コードが電
    源に接続された状態において、他の空気浄化装置の電源
    として機能するとともに、前記設置島上に配置された各
    空気浄化装置は、それと隣接する空気浄化装置の前記コ
    ンセントから前記電源コードを介して受電・作動するも
    のとされる請求項1又は2に記載の空気浄化システム。
  4. 【請求項4】 前記空気浄化装置の前記空気吸入口及び
    空気吹出口は、当該設置島の幅方向における一方の側及
    び他方の側に開口するものとされる請求項1ないし3の
    いずれかに記載の空気浄化システム。
  5. 【請求項5】 前記空気浄化装置は、前記設置島の幅方
    向において、その中央に関してほぼ対称な形状の外観を
    有するものとされる請求項4記載の空気浄化システム。
  6. 【請求項6】 前記複数の空気浄化装置は、横長に形成
    された設置島の長さ方向に沿って所定の間隔で配置さ
    れ、それら空気浄化装置の空気吸入口及び空気吹出口
    は、当該設置島の幅方向において交互に反対側に開口す
    るものとされる請求項4又は5に記載の空気浄化システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記空気浄化装置は、酸化物イオン発生
    体と、そのイオン発生体に紫外線を照射する紫外線発生
    部とを備え、その紫外線発生部からの紫外線照射により
    前記イオン発生体をイオン放出状態に励起して、そのイ
    オン発生体から放出されるイオンを前記空気に作用させ
    ることにより、これを消臭する消臭装置を備える請求項
    1ないし6のいずれかに記載の空気浄化システム。
  8. 【請求項8】 前記空気浄化装置は、芳香成分を含有す
    る物質を保持して、前記ケース本体内を流れる空気にそ
    の芳香成分を混入させる芳香発生部を備える請求項1な
    いし7のいずれかに記載の空気浄化システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011206665A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Green Land Co Ltd 空気清浄機及び空気清浄システム
JP2013231586A (ja) * 2013-06-18 2013-11-14 Green Land Co Ltd 空気清浄システム及び空気清浄化方法
CN110237932A (zh) * 2019-05-24 2019-09-17 泉州市盛涛环保科技有限公司 一种静电除尘设备

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