JPH0871426A - 水素化処理用触媒 - Google Patents

水素化処理用触媒

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JPH0871426A
JPH0871426A JP6230188A JP23018894A JPH0871426A JP H0871426 A JPH0871426 A JP H0871426A JP 6230188 A JP6230188 A JP 6230188A JP 23018894 A JP23018894 A JP 23018894A JP H0871426 A JPH0871426 A JP H0871426A
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zinc oxide
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Chikanori Nakaoka
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    • B01J29/14Iron group metals or copper
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い分解活性と高い脱硫活性とを合わせ持
ち、触媒寿命の長い水素化処理用触媒組成物を提供する
こと。 【構成】 アルミナ単体、もしくはアルミナにシリカ、
マグネシアおよびカルシアから選択された1種もしくは
2種以上を含む無機耐火性物質に、格子定数が2.44
5〜2.425nmのY型ゼオライトと酸化亜鉛またはホ
ウ素化合物を含有させて担体とし、これに周期律表の第
VI族及び/または第VIII族の金属を担持したことからな
る水素化処理用触媒。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水素存在下で、鉱油分
を、脱硫、脱窒素、分解等を行うための水素化処理用触
媒に関し、優れた触媒性能を有する触媒組成物を提供す
るものであり、特には分解機能と脱硫機能とが要求され
る重質油の水素化処理に好適に用いられる触媒にかかる
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年の原油の重質化および厳しい環境問
題への対応にともない、重質油を分解させるとともに、
脱硫、脱窒素化し、高度に精製された軽質化油を得る水
素化処理技術の重要性がますます高まっている。
【0003】従来より、重質油の分解性を高めるため
に、アルミナ等の無機耐火性物質にY型ゼオライトを添
加(例えば、特公平4−62780号および特公平4−
62781号公報参照)したり、亜鉛化合物を添加(例
えば、特公昭57−26713号公報、特開昭58−2
0232号)した担体に活性金属を担持した触媒を用い
ることが提案されている。
【0004】しかし、Y型ゼオライトは分解活性が高過
ぎるため、コーク生成による触媒活性劣化の問題があ
り、実用触媒として、寿命の面で不十分であった。一
方、亜鉛化合物の添加は、その効果が必ずしも明確では
なかった。
【0005】また、アルミナ-酸化亜鉛、アルミナ-ボリ
ア、アルミナ-シリカ-マグネシアにY型ゼオライトを混
合した担体を用いる触媒が提案されている(特公平2−
39305号公報)。しかしながら、この触媒も、触媒
活性、触媒寿命がいまだ十分ではなく、特に、原料油の
さらなる重質化に伴う原料油中の難脱硫性硫黄化合物の
増大により、さらにより高性能な触媒の開発が望まれて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題を
解決するためのもので、本発明の目的は、高い分解活性
と高い脱硫活性とを合わせ持ち、触媒寿命の長い水素化
処理用触媒組成物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、実用的な水
素化精製条件において高分解運転を実施した場合に、必
然的に引き起こされてくるコーク劣化を抑制するべく、
鋭意検討したところ、スチーミング及び酸処理により、
部分的な結晶崩壊は招くがアルミニウム含有量を低減
し、なおかつ細孔構造を変化させた格子定数が2.44
5〜2.425nmのY型ゼオライトをアルミナ等の無機
耐火性物質に含有させたものを担体として用いると、良
好な水素化処理活性能を示し、長寿命であることを見い
だした。
【0008】本発明はかかる知見に基づきなされたもの
で、本発明の水素化処理用触媒は、アルミナ単体、もし
くはアルミナにシリカ、マグネシアおよびカルシアから
選択された1種もしくは2種以上を含む無機耐火性物質
に、格子定数が2.445〜2.425nmのY型ゼオライ
トと酸化亜鉛またはホウ素化合物を含有させて担体とな
し、これに周期律表の第VI族及び/または第VIII族の金
属を担持したものである。
【0009】本発明の水素化処理用触媒においては、好
ましくは、前記Y型ゼオライトとして、亜鉛、コバル
ト、ニッケル、鉄、銅、チタン、ニオブ、モリブデン、
ジルコニウムから選択された1種以上の元素を含有させ
たものである。
【0010】さらに本発明の水素化処理用触媒において
は、好ましくは、上記担体中に、Y型ゼオライトを1〜
50重量%、より好ましくは5〜30重量%、酸化亜鉛
をZnOとして0.1〜10重量%、より好ましくは1
〜5重量%、ホウ素化合物をB23として0.1〜16
重量%、より好ましくは5〜12重量%含有させたもの
を用いるものである。
【0011】さらに本発明の水素化処理用触媒におい
て、好ましくは、上記担体中の酸化亜鉛の粒子径を0.
1μm以上としたものである。
【0012】さらに本発明の水素化処理用触媒におい
て、好ましくは、上記担体中のホウ素化合物をB23
(B23+Al23)=0.06〜0.20、より好まし
くは0.08〜0.16としたものである。
【0013】さらに本発明の水素化処理用触媒におい
て、好ましくは、上記無機耐火性物質として、アルミナ
がAl23として40重量%以上、シリカがSiO2
して0〜10重量%、より好ましくは1〜5重量%、マ
グネシアがMgOとして0〜5重量%、より好ましくは
0.1〜1重量%、カルシア量がCaOとして0〜5重
量%、より好ましくは0.1〜1重量%のものを用いた
ものである。
【0014】本発明にいうY型ゼオライトは、ケイ素と
アルミニウムのモル比が3〜6のフォージャサイト構造
をもつ合成ゼオライトであり、製法の如何に関わらず、
いずれをも支障なく用いることができる。本発明では、
まず、このY型ゼオライトを脱アルカリ処理し、アルカ
リ金属含有量を0.5重量%以下にする。これは、Y型
ゼオライトの結晶構造の安定化を図るものであり、アル
カリ金属含有量が1重量%以上であると、これ以後の処
理においてY型ゼオライトの結晶構造の壊滅的な崩壊を
招くため好ましくない。
【0015】上記脱アルカリ処理は、例えば、次のよう
な手順によって行うことができる。Y型ゼオライトをア
ンモニウム塩を含有する水溶液で処理することにより、
アルカリ金属をアンモニウムイオンでイオン交換し、こ
れを焼成する。このような処理を数回繰り返すことによ
り、アルカリ金属含有量を0.5重量%以下に低減した
Y型ゼオライト(以下HYと称する)を調製することが
できる。なお、この脱アルカリ処理の際、Y型ゼオライ
トの結晶構造が一部破壊されるが、この破壊は主として
焼成時に起こるので、破壊を抑制するには、なるべく低
温、好ましくは400〜500℃で焼成するのがよい。
【0016】このようにして調製したHYを、600〜
900℃で水蒸気と接触させ、場合によっては酸性水溶
液などで洗浄することによって、アルミニウム含有量を
減少させ、水熱安定性に優れたY型ゼオライト(以下U
SYと称する)を得ることができる。この場合、Y型ゼ
オライト結晶構造の格子定数が、2.445〜2.425
nmとなるようにする。この格子定数の値が2.445nm
よりも大きいと触媒活性の劣化速度が大きく実用上問題
がある。逆に2.425nmよりも小さいと触媒活性が低
くなり、これもまた実用的でない。
【0017】さらに、このUSY型ゼオライト中のアル
ミニウムを、亜鉛、コバルト、ニッケル、鉄、銅、チタ
ン、ニオブ、モリブデン、ジルコニウムのうちの1種以
上の金属とイオン交換させて、USY型ゼオライト中に
これらの金属を含有させるとことにより、分解性能を向
上させ、また触媒寿命を延ばすことができる。この場
合、上記金属の含有量は、ゼオライト中、0.1〜5重
量%とすることが好ましい。
【0018】このゼオライトは、担体100重量部中、
1〜50重量部、特には、5〜30重量部含有させるこ
とが好ましい。
【0019】しかし、この修飾したUSY型ゼオライト
のみを含む担体を用いた触媒では、必ずしも十分な分解
活性を与えず、また脱硫活性についても顕著な触媒活性
の向上効果がみられない。この原因を知るため、本発明
者はこの触媒を用いた場合の原料油及び生成油の詳細な
分析を行ったところ、生成油中の重質成分は原料油の平
均構造と酷似していることなどが判明し、重質成分の分
解が進行し難いために全体としての分解率が向上しない
こと等が分かった。すなわち、重質成分の一次分解がこ
れらの分解反応の律速段階であると予想された。そこ
で、重質成分の一次分解とそれ以降の二次分解とのバラ
ンスを取り、より高い分解率を達成するとともに、過剰
な分解とコーク劣化を抑制するために、担体のさらなる
改良を行った。この結果、上記ゼオライトに、さらに酸
化亜鉛および/またはホウ素化合物を含有させることに
より、分解及び脱硫性能の顕著な向上効果があることを
見い出した。
【0020】この酸化亜鉛は、硝酸亜鉛などの亜鉛化合
物の水溶液を含浸法などによって担体に含浸させ、これ
を焼成して酸化亜鉛とすることにより含有させることで
も良いが、粒子径が0.1μm以上、より好ましくは5〜
30μmで、比表面積が1m2/g以下のX線回折像から結
晶質である粒状の酸化亜鉛を用いて、これを混練法など
によって担体中に含有させる方が、より顕著な向上効果
がある。この原因については未だ明らかではないが、含
浸法によって亜鉛を均一かつ微粒に担体中に分散させた
ものや水溶性の亜鉛化合物もしくは微粉化した亜鉛化合
物を混練することによって担体中に分散させたものは、
粒状の酸化亜鉛を用いたものに比べて活性向上効果は小
さかった。これらの担体について、X線マイクロアナラ
イザーにより断面分析を行ったところ、含浸法および水
溶性の亜鉛化合物もしくは微粉化した亜鉛を用いたもの
は、金属亜鉛はきわめて均一に担体中に分布しており、
0.1μm以上の粒子は観測されなかった。
【0021】上記酸化亜鉛は、担体100重量部中に、
ZnOとして0.1〜10重量部、特には、1〜5重量
部になるように含有させることが好ましい。
【0022】ホウ素化合物も、ほう酸、ほう酸アンモニ
ウムなどの粉末を用い、混練法などによって担体中に含
有させることが望ましいが、ホウ素化合物を含有する溶
液を含浸させるなどの方法によって担体中に含有させて
もよい。
【0023】このホウ素化合物は、担体100重量部中
に、B23として0.1〜16重量部、特には、5〜1
2重量部になるように含有させることが好ましい。ま
た、このホウ素化合物は、アルミナとのバランスが重要
で、担体中のホウ素とアルミニウムの重量比、すなわ
ち、B23/(B23+Al23)が、0.06〜0.2
0、特には、0.08〜0.16となるようにすることが
好ましい。担体中のホウ素とアルミニウムの重量比、B
23/(B23+Al23)が0.06を下回ると、ホ
ウ素の添加効果は小さいものとなり、また、この比が
0.20を超えると触媒性能はむしろ低下してくる。最
もホウ素の添加効果を引き出せるのは、この比が0.0
8〜0.16となる場合であり、この値に近付けること
が望ましい。
【0024】酸化亜鉛とホウ素化合物はそれぞれ単独で
含有させても効果的であるが、両方を含有する担体を用
いた触媒はより効果的である。
【0025】担体は、無機耐火性物質に、上記ゼオライ
ト、酸化亜鉛および/またはホウ素化合物を含有させる
ものであるが、この無機耐火性物質としては、アルミナ
単独でも良いが、アルミナにシリカを加えると分解活性
を向上させる効果があり、また、マグネシア、カルシア
についても、添加量0〜5重量%、より好ましくは0.
1〜1重量%において、脱硫活性の向上効果などがみら
れた。ただし、マグネシアやカルシアを5重量%以上添
加すると触媒性能が阻害される傾向に有り、あまり好ま
しくない。このため、無機耐火性物質としては、アルミ
ナが、該無機耐火性物質100重量部中、Al23とし
て40重量部以上、シリカが、SiO2として0〜10
重量部、特には、1〜5重量部、マグネシアがMgOと
して0〜5重量部、特には、0.1〜1重量%、カルシ
アがCaOとして0〜5重量部、特には、0.1〜1重
量部としたものが好ましい。
【0026】本発明の触媒組成物の担体の調製は、例え
ば次のような手順によって行なうと良い。
【0027】アルミナなどのヒドロゲルと前述のシリ
カ、マグネシア、カルシア等の所定量とUSYゼオライ
ト、酸化亜鉛および/またはホウ素化合物の所定量とを
十分に混合・混練し、所定の形状に成形し、常温ないし
は200℃、好ましくは80〜130℃で0.5時間以
上乾燥したのち、350〜800℃、好ましくは450
〜600℃で0.5時間以上焼成することにより、担体
を得ることができる。
【0028】次に、このようにして得られた担体に、周
期律表上の第VI族および/または第VIII族金属の塩を溶
解した溶液を含浸などの方法により担持し、触媒とす
る。なお、上記含浸する第VI族金属成分は、パラモリブ
デン酸アンモニウム、モリブデン酸、モリブデン酸アン
モニウム、リンモリブデン酸、タングステン酸アンモニ
ウム、タングステン酸、無水タングステン酸、タングス
トリン酸等の化合物を用いると良い。一方、第VIII族金
属成分の含浸には、ニッケル、あるいはコバルトの硝酸
塩、硫酸塩、塩化物、フッ化物、臭化物、酢酸塩、炭酸
塩、リン酸塩等の水溶液が用いられる。これらの金属の
担持量は、その合計量として、酸化物換算で、第VI族金
属は5〜25重量%とし、第VIII族金属は0.5〜10
重量%とすることが好ましい。
【0029】上述の方法で調製した触媒を用いて、水素
化処理を行う場合の反応条件は、温度250〜450
℃、水素分圧20〜250kg/cm2、液空間速度0.1〜
5hr-1、水素/油比、100〜2000N l/ lの範囲で
選定することが好ましい。一般に、この触媒は、原料油
を処理するに先立ち、硫化水素、二硫化炭素といった硫
黄化合物を含有した炭化水素類で予備硫化した後用いる
とよい。
【0030】本発明の水素化処理用触媒は、鉱油分、例
えば、広範な石油留分あるいは残渣油の水素化処理に適
用できるが、特には、原油、原油から得られる減圧軽
油、常圧蒸留残油、減圧蒸留残油、および、原油または
残渣油を溶剤脱れき処理した脱れき油、あるいはこれら
の混合油等の重質油の水素化精製において、本発明の効
果が顕著に発揮でき、好適である。
【0031】
【実施例】
(実施例1) (a)市販のナトリウム型Y型ゼオライト(SiO2/Al2O3
モル比=2.9、Na2O含有量=12.3重量%、格子定数
=2.463nm、表面積=約800m2/g)200gを、1M
の硝酸アンモニウム水溶液2000mlを用いて、50
℃でイオン交換し、ろ過、洗浄し、さらに130℃で3
時間乾燥した後、450℃で3時間焼成した。この操作
を9回繰り返し、Na2O含有量が0.5重量%、SiO2/Al2O
3モル比が5.8、格子定数が2.455nmのゼオライト
を得た(以下「HYゼオライト」と称する)。 (b)HYゼオライト150gを、ロータリーキルン
中、700℃、水蒸気圧300mmHgの条件下で3時間焼
成し、pH値を約1.5に調製した50℃の硝酸水溶液
2000mlに浸し、濾過、洗浄し、130℃で3時間
乾燥したのち450℃で3時間焼成した(以下「USY
ゼオライト」と称する)。このようにして得られたUS
Yゼオライトは、格子定数が2.438nmであり、約6
00m2/gの表面積を有していた。 (c)USYゼオライト、平均粒子径11μmの粒状の
酸化亜鉛(X線回折像を図2に示す。典型的なZnO結晶
の回折像を示した。比表面積=0.2m2/g)、及びほう
酸粉末をアルミナゲルと混合・混練し、直径1.6mmの
円柱状に押し出し成形し、130℃で3時間乾燥した
後、600℃で2時間焼成して担体Aとした。
【0032】担体Aの組成は、USYゼオライトを30
重量%、ZnOを5重量%、B2O3を6.8重量%〔担体中の
ホウ素とアルミニウムの重量比、B2O3/(B2O3+Al2O3
=0.10〕含んでいた。また、この担体について、X
線マイクロアナライザーにより断面分析を行ったとこ
ろ、0.1μm以上の大きさの酸化亜鉛粒子が多数見受け
られた。 (d)この担体Aにモリブデン酸アンモニウム水溶液を
含浸し、130℃で一晩乾燥した後、続いて硝酸ニッケ
ル水溶液を含浸し、130℃で3時間乾燥、500℃で
0.5時間焼成して触媒Aを得た。この触媒Aは、モリ
ブテンおよびニッケルを金属重量でそれぞれ8重量%お
よび3重量%担持させた。 (e)触媒Aについて、水素圧=40kg/cm2、LHSV
=0.8hr-1、水素/原料油比=400 l/ l、反応温度
400℃の条件下で、表1に示した性状を有する減圧軽
油を通油し、85時間後の水素化脱硫、脱窒素及び分解
性能を評価した。この結果を表2に示した。
【0033】また、分解活性の経時劣化を評価するた
め、この条件を維持して130時間通油した。この結果
を図1に示した。
【0034】なお、触媒性能の評価指標として、脱硫に
ついては原料油中の硫黄濃度に対して1.5次を仮定し
た反応速度定数を、脱窒素については原料油中の窒素濃
度に対して1次を仮定した反応速度定数を、分解につい
ては原料油中の沸点360℃以上の留分の減少率(以下
「分解率」と称す)を用いた。具体的に、これらの指標
は次に示す式で与えられる。
【0035】
【数1】
【0036】ここで、Sfは原料油中の硫黄分濃度(mo
l/l)、Spは生成油中の硫黄分濃度(mol/l)、Nfは
原料油中の窒素分濃度(wtppm/l)、Npは生成油中の
窒素分濃度(wtppm/l)、Cfは原料油中の沸点360
℃以上の留分(wt%)、Cpは生成油中の沸点360℃
以上の留分(wt%)、SVは液空間速度(hr-1)〔触媒
1 l、1時間当りの原料油処理量(l)〕を表わす。
【0037】(比較例1) (a)実施例1の(b)において、HYゼオライトをロ
ータリーキルン中、700℃、水蒸気圧300mmHgの条
件下で3時間焼成することに代えて、HYゼオライトを
ロータリーキルン中、550℃、水蒸気圧300mmHgの
条件下で3時間焼成し、他は全く同様の処理をして得
た、格子定数2.450nmの変性Y型ゼオライトを使用
し、他は、実施例1と全く同様の方法により担体Bを調
製した。担体Bの組成は、ゼオライトを30%、ZnOを
5%、B2O3を6.8%含んでいた。 (b)この担体Bに、実施例1と全く同様の方法によ
り、モリブデン及びニッケルを金属重量でそれぞれ8重
量%および3重量%担持して触媒Bを得た。触媒Bにつ
いて、触媒Aを比較触媒として、実施例1と同様の条件
により寿命性能を評価し、その結果を図1に示した。図
1は、触媒Aの分解性能を100として、触媒Bの性能
およびその劣化速度を比較したものであるが、触媒Bは
通油初期には触媒Aに比べて高活性であるが、劣化が大
きく、わずか50時間ほどで触媒Aよりも低活性となる
ことが分かった。
【0038】すなわち、格子定数が2.445nm以上の
ゼオライトを用いると触媒劣化が大きいことが分かる。
【0039】(比較例2) (a)実施例1の(b)において、HYゼオライトをロ
ータリーキルン中、700℃、水蒸気圧300mmHgの条
件下で3時間焼成することに代えて、HYゼオライトを
ロータリーキルン中、900℃、水蒸気圧300mmHgの
条件下で3時間焼成し、他は全く同様の処理をして得
た、格子定数2.423nmの変性Y型ゼオライトを使用
し、他は、実施例1と全く同様の方法により担体Cを調
製した。担体Bの組成は、ゼオライトを30%、ZnOを
5%、B2O3を6.8%含んでいた。 (b)この担体Cに、実施例1と全く同様の方法によ
り、モリブデン及びニッケルを金属重量でそれぞれ8重
量%および3重量%担持して触媒Cを得た。触媒Cにつ
いて、実施例1と同様の方法により触媒性能を評価し、
その結果を表2に示した。格子定数が2.425nm以下
のゼオライトを用いた触媒Cは、分解、脱硫活性とも
に、触媒Aに比べて低いことが分かる。
【0040】(比較例3) (a)実施例1の(b)で得られた格子定数が2.43
8nmのUSYゼオライト30重量部とアルミナゲル70
重量部を混合・混練し、直径1.6mmの円柱状に押し出
し成形し、130℃で3時間乾燥した後、600℃で2
時間焼成して担体Dとした。 (b)この担体Dに、実施例1と全く同様の方法によ
り、モリブデン及びニッケルを金属重量でそれぞれ8重
量%および3重量%担持して触媒Dを得た。触媒Dにつ
いて、実施例1と同様の方法により触媒性能を評価し、
その結果を表2に示した。この結果から明らかなよう
に、酸化亜鉛およびホウ酸を含有しない触媒Dは、分
解、脱硫活性ともに、触媒Aに比べてかなり低いことが
分かる。
【0041】(実施例2) (a)実施例1において、ゼオライト及び酸化亜鉛を添
加し、ほう酸を添加しなかったこと以外は、実施例1と
全く同様の方法により担体Eを調製した。担体EはUS
Yゼオライトを30重量%、ZnOを5重量%含んでい
た。 (b)この担体Eに、実施例1と全く同様の方法によ
り、モリブデン及びニッケルを金属重量でそれぞれ8重
量%および3重量%担持し、触媒Eを得た。触媒Eにつ
いて、実施例1と同様の方法により性能を評価し、その
結果を表2に示した。ホウ素を含有しない触媒Eは分解
活性、脱硫活性ともに触媒Aより若干低い活性を示し
た。
【0042】(実施例3) (a)実施例1において、ゼオライト及びほう酸を添加
し、酸化亜鉛を添加しなかったこと以外は、実施例1と
全く同様の方法により担体Fを調製した。担体FはUS
Yゼオライトを30重量%、B2O3を6.8%含んでい
た。 (b)この担体Fに、実施例1と全く同様の方法によ
り、モリブデン及びニッケルを金属重量でそれぞれ8重
量%および3重量%担持し、触媒Fを得た。触媒Fにつ
いて、実施例1と同様の方法により性能を評価し、その
結果を表2に示した。 この酸化亜鉛を含有しない触媒
Fは分解活性において触媒Aより若干低い活性を示し
た。
【0043】(実施例4) (a)実施例3において調製した、酸化亜鉛を含まない
担体Fに、硝酸亜鉛水溶液を含浸し、130℃で一晩乾
燥し、600℃で1時間焼成して担体Gを調製した。担
体GはUSYゼオライトを30重量%、ZnOを5重量
%、B2O3を6.8%含んでいた。この担体Gについて、
X線マイクロアナライザーにより断面分析を行ったとこ
ろ、ZnOはきわめて均一に担体中に分布しており、0.1
μm以上の粒子は観測されなかった。また、担体のX線
回折像を調べたが、Znに由来する回折ピークは認めら
れなかった。 (b)この担体Gに、実施例1と全く同様の方法によ
り、モリブデン及びニッケルを金属重量でそれぞれ8重
量%および3重量%担持し、触媒Gを得た。触媒Gにつ
いて、実施例1と同様の方法により性能を評価し、その
結果を表2に示した。0.1μm以上の粒子状酸化亜鉛を
含有しない触媒Gは脱硫活性において触媒Aより若干低
い活性を示した。
【0044】(実施例5) (a)実施例1の(c)において、ゼオライト、酸化亜
鉛及びほう酸の仕込み比を変えた以外は、実施例1と全
く同様の方法により担体Hを調製した。担体Hはゼオラ
イトを15重量%、ZnOを2重量%、B2O3を8重量%含
んでいた。 (b)この担体Hに、実施例1と全く同様の方法によ
り、モリブデン及びニッケルを金属重量でそれぞれ12
重量%および3重量%担持し、触媒Hを得た。触媒Hに
ついて、実施例1と同様の方法により性能を評価し、そ
の結果を表2に示した。ゼオライト含有量の低下によ
り、分解活性は触媒Aより若干低下したが、脱硫活性は
向上した。
【0045】(実施例6) (a)実施例1の(b)において調製したUSYゼオラ
イトを、10倍量の0.2mol/lの塩化亜鉛水溶液で処理
し、濾過・洗浄し、130℃で乾燥、450℃で焼成し
て亜鉛導入ゼオライトZnUSYを得た。このゼオライ
トには、亜鉛が金属重量で0.85重量%含まれてい
た。 (b)実施例5において、USYゼオライトの代わりに
ZnUSYを使用したこと以外は、実施例5と全く同様
の方法により担体Iを調製した。担体IはZnUSYゼ
オライトを15重量%、ZnOを2重量%、B2O3を8重量
%含んでいた。 (c)この担体Iに、実施例1と全く同様の方法によ
り、モリブデン及びニッケルを金属重量でそれぞれ12
重量%および3重量%担持し、触媒Iを得た。触媒Iに
ついて、実施例1と同様の方法により性能を評価し、そ
の結果を表2に示した。USYの代わりにZnUSYを
使用したことにより、さらに分解及び脱硫性能が向上し
た。
【0046】(実施例7) (a)実施例6の(b)において、ZnUSYゼオライ
ト、酸化亜鉛、ほう酸に加えて酸化マグネシウム粉末を
添加したこと以外は、実施例6と全く同様の方法により
担体Jを調製した。担体JはZnUSYゼオライトを1
5重量%、ZnOを2重量%、B2O3を8重量%、MgOを0.
3重量%含んでいた。 (b)この担体Jに、実施例1と全く同様の方法によ
り、モリブデン及びニッケルを金属重量でそれぞれ12
重量%および3重量%担持し、触媒Jを得た。触媒Jに
ついて、実施例1と同様の方法により性能を評価し、そ
の結果を表2に示した。担体成分として、微量のMgOを
含有させることにより、分解及び脱硫性能がさらに向上
した。
【0047】
【表1】
【0048】
【表2】
【0049】
【発明の効果】本発明の水素化処理用触媒は、高い分解
性能及び高い脱硫性能を有するとともに、触媒寿命が長
く、これまでの反応装置を特別に改造することなく、触
媒を替えるだけで、高沸点成分を多く含む重質油を、長
期間に亘って、より高分解で高脱硫できるという格別の
効果を奏する。また、本発明の水素化処理用触媒は、高
い分解率をめざす場合でも、従来に比べて反応温度を低
くできるので、反応温度が高い場合に見られる、コーキ
ングによる差圧上昇および原料油の過分解による中間留
分の選択性の低下等の種々の弊害が抑制される。また、
触媒劣化が抑制され、触媒の寿命を著しく延長できる。
特に水素分圧が40kg/cm2以下の低い水素圧の条件にお
いてもコーク劣化が少なく、高い分解性能と脱硫性能と
を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】比較例の触媒について、実施例1の触媒に対す
る相対分解活性の経時変化を示す図。
【図2】実施例1で用いた粒状の酸化亜鉛のX線回折像
を示す図。
【符号の説明】
A:実施例1の触媒の相対分解活性。 B:比較例の触媒の実施例1の触媒に対する相対分解活
性。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミナ単体、もしくはアルミナにシリ
    カ、マグネシアおよびカルシアから選択された1種もし
    くは2種以上を含む無機耐火性物質に、格子定数が2.
    445〜2.425nmのY型ゼオライトと酸化亜鉛及び
    /またはホウ素化合物を含有させて担体とし、これに周
    期律表の第VI族及び/または第VIII族の金属を担持した
    ことを特徴とする水素化処理用触媒。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のY型ゼオライトとし
    て、亜鉛、コバルト、ニッケル、鉄、銅、チタン、ニオ
    ブ、モリブデン、ジルコニウムから選択された1種以上
    の元素を含有させたものを用いることを特徴とする水素
    化処理用触媒。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の担体として、当該担体
    中に、Y型ゼオライトを1〜50重量%、より好ましく
    は5〜30重量%、酸化亜鉛をZnOとして0.1〜1
    0重量%、より好ましくは1〜5重量%、ホウ素化合物
    をB23として0.1〜16重量%、より好ましくは5
    〜12重量%含有させたものを用いることを特徴とする
    水素化処理用触媒。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の担体中の酸化亜鉛が粒
    子径0.1μm以上であることを特徴とする水素化処理用
    触媒。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の担体中のホウ素化合物
    をB23/(B23+Al23)=0.06〜0.20、
    より好ましくは0.08〜0.16としたことを特徴とす
    る水素化処理用触媒。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の無機耐火性物質とし
    て、アルミナがAl23として40重量%以上、シリカ
    がSiO2として0〜10重量%、より好ましくは1〜
    5重量%、マグネシアがMgOとして0〜5重量%、よ
    り好ましくは0.1〜1重量%、カルシア量がCaOと
    して0〜5重量%、より好ましくは0.1〜1重量%か
    らなるものを用いることを特徴とした水素化処理用触
    媒。
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