JPH08704U - 中央分離帯構造物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【 目的 】 中央分離帯の構造物として、工場で容
易に量産を行うことを得、且つ工事現場に運搬するに際
して、分解状態で個々の構造物が小さく、容易に取扱う
ことを得、且つ組立設置状態に於いて、立体容積が比較
的大であり、且つ道路上に設置される各種標識、照明
器、植栽等を容易に取付得、且つ設置時の強度を確保す
る構成を提供するものである。 【 横成 】 正面より見て、立目状、横目状等の格
子構造をなすパネル１を有し、その下面に数個の道路面
に固定する取付脚２を有し、側面より見て、パネル１の
上部を略Ｌ字状４に曲げ、且つその先端に上部が開いた
アングル状連通部５を形成した鋳造等になるセグメント
を構成し、該セグメント２個を一組として前記アングル
状連通部５を相互に対接してネジ止めにより組立て、こ
れを連接して所要長さとする構成。

Description

【考案の詳細な説明】 【 ０００１ 】 【 産業上の利用分野 】この考案は、道路の中央分離帯の主体をなす、立体構
造物に係わる。 【 ０００２ 】 【 従来の技術 】従来、植栽になるもの、鋼製ガードレール、ガードパイプ、
網目フェンス様構造物等になる構成がある。 【 ０００３ 】 【 考案が解決しようとする課題 】本考案の目的とする要点は、工場で容易に
量産することを得、且つ工事現場に運搬するに際して、分解状態で個々の構造物
が小さく、容易に取扱うことを得、且つ組立設置状態に於いて、立体的容積が比
較的大であり、且つ道路上に設置される各種標識、照明器、植栽等を容易に取付
得、且つ設置時の強度確保する構造とすることを解決すべき技術的課題とするも
のである。 【 ０００４ 】 【 課題を解決するための技術的手段 】上記課題を解決するための技術的手段
は、正面より見て、立目、横目状の格子構造をなすパネル１を構成し、その下面
に数個の道路面に固定する取付脚２を有し、側面より見て、パネル１の上部を略
Ｌ字状４に曲げ、且つその先端に上部が開いたアングル状連通部５を形成した鋳
造等になるセグメントを構成し、該セグメント２個を一と組として前記アングル
状連通部５を相互に対接してネジ止めにより組立て、これを連結して所要長さに
構成する。 【 ０００５ 】 【 作用 】以上の横成とすることにより、パネル状のセグメントは、組立、設
置状態において比較的大なる容積を有する立体物となり、上部のアングル状連通
部５は、組合せによって樋状となり、ここを取付ベース８として各種標識、照明
器、反射鏡等を取付けることを得、パネル全体１、４が格子状となすため、構造
体の中に植栽を施すことを得、且つ、取付脚２が分離帯中心線に対して対称の位
置にあるため、外力、例えば車両の衝突に対しても強度を有するものである。 【 ０００６ 】 【 実施例 】以下に、本案の実施例を図面に基とずいて説明する。図１、図２
に於いて１は立目状、横目状をなす格子構造からなる正面パネル、２は固定用の
アンカーボルト取付孔３を有する取付脚、４はパネルわん曲部、５はアングル状
連通部、６は組立用ブラケット、７は取付ネジ、８は前記アングル状連通部５の
組合せにより構成さる樋部を示すものである。 【 ０００７ 】 【 考案の効果 】以上のように本案によれば、構成主体であるセグメントは、
分離状態では比較的小さく、軽いものであり、鋳物で製作すれば製造容易、且つ
１体物で強度大、其後の取扱性も良く、組立、設置状態に於いては比較的大なる
容積を有する立体構造となるものであり、本考案の目的とするところを総べて満
足するものであり、生産性、取扱性、強度共満足する効果がある。

【図面の簡単な説明】 【 図１ 】本考案を実施せる全体構成に於いて、セグ
メント２枚１組を、分離状態で示す斜視図。 【図２ 】本考案を実施せる全体構成を、並列施工した
正面図。 【 図３ 】図２の側面図を示す。 【 符号の説明 】 １、正面パネル ２、取付脚 ４、パネルわん
曲部 ５、アングル状連通部 ６、ブラケット ７、
組付ネジ

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【 請求項 １ 】 立目状、又は横目状等の格子構
   造をなすパネルを有し、該パネルの下面に数個の道路面
   に固定する取付脚を構成し、更に該パネルの上面を一方
   にわん曲し、且つその先端に上端が開いたアングル状連
   通部を形成してなるセグメントを構成し、該セグメント
   ２個を１組として前記アングル状連通部を相互に対接し
   てネジ止めによって組立てなることを特徴とする中央分
   離帯構造物。