JPH0870429A - 映像信号のコマ送り再生処理装置 - Google Patents

映像信号のコマ送り再生処理装置

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JPH0870429A
JPH0870429A JP20528194A JP20528194A JPH0870429A JP H0870429 A JPH0870429 A JP H0870429A JP 20528194 A JP20528194 A JP 20528194A JP 20528194 A JP20528194 A JP 20528194A JP H0870429 A JPH0870429 A JP H0870429A
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 再生圧縮画像信号は復号器2で復号化されて
メモリ3内にGOP単位で書き込まれ、また、所定の読
み出しアドレスに順方向及び逆方向のコマ送り再生処理
のためのマーカーがそれぞれ設定される。メモリ制御部
4からのメモリ制御信号によって順方向又は逆方向のコ
マ送りが制御されることによりメモリ3内の画像データ
が順次読み出され、この読み出しアドレスがマーカーに
達したときには上記復号器2を介したGOP単位の再生
圧縮画像信号をメモリ3内に書き込む。 【効果】 コマ送り再生処理の応答性が迅速になり、画
像信号の編集時の作業効率が大幅に上がる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フレーム間予測符号化
を用いて圧縮された映像信号のコマ送り再生処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、動画像データは情報量が極めて多
いため、この情報を長時間記録する場合には、映像信号
を高能率符号化して記録すると共に、この記録された信
号を読み出したときに能率良く復号化する手段が不可欠
となる。このような要求に応えるべく、映像信号の相関
を利用した高能率符号化方式が提案されており、この1
つにMPEG(Moving Picture Experts Group)方式があ
る。
【0003】このMPEG方式は、先ず、フレーム間相
関を利用して映像信号の画像フレーム間の差分を取るこ
とにより時間軸方向の冗長度を落とし、その後、ライン
相関を利用して離散コサイン変換(DCT)等の処理を
用いて空間軸方向の冗長度を落とすことにより映像信号
を能率良く符号化している。
【0004】このMPEG方式において、フレーム間相
関を利用したときに、2つのフレーム画像の差分信号の
みを伝送しただけでは元の画像を復元することはできな
いので、各フレームの画像を、Iピクチャ(Intra Pictu
re: 画像内符号化又はイントラ符号化画像)、Pピクチ
ャ(Predictional Picture:前方予測符号化画像)、及び
Bピクチャ(Bidirectional Picture: 両方向予測符号化
画像)の3種類のいずれかのピクチャとし、これらの3
つのピクチャのフレーム画像を組み合わせて圧縮符号化
する方法が用いられている。Iピクチャは、そのフレー
ム画像のみによって圧縮された画像データであり、Pピ
クチャは、そのフレーム画像とそのフレーム画像以前で
かつ最も近いIピクチャのフレーム画像とを基に圧縮さ
れた画像データであり、Bピクチャは、そのフレーム画
像とそのフレーム画像の前後でそれぞれ最も近いIピク
チャ、Pピクチャのフレーム画像の合計3フレームの画
像を基に圧縮されたデータである。このとき、フレーム
毎の画像データを圧縮処理するときの単位をグループオ
ブピクチャ(GOP)と呼ぶ。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、MPEG方
式のようにフレーム間相関を利用した予測符号化によっ
て圧縮された映像信号において、例えばGOPが15フ
レームであるとすると、そのGOP内の15フレーム目
の画像だけを出力する場合には、そのGOP内の1フレ
ーム目の画像データから順次デコードを行い、15フレ
ーム目の画像データを得ることになる。よって、15フ
レーム目の画像データを得るには、15フレーム分以上
のフレーム画像をデコードする時間、即ち1/2秒以上
かかる。
【0006】また、上述のような映像信号の処理を行っ
て映像信号の記録及び再生を行う映像信号記録再生装置
においてコマ送り再生処理を行う場合に、例えばあるG
OPの1フレーム目の画像が出力されているときに、コ
マ送りによってその1フレーム前の画像を出力しようと
する場合が生じる。ここで、上記1フレーム前の画像デ
ータとは、上記GOPの1つ前のGOP内の15フレー
ム目の画像データであるので、この15フレーム目の画
像データを再生して画像として出力するまでには15フ
レーム分以上の画像データを再生する時間を必要とす
る。このように、1フレーム前の画像を検索するために
15フレーム分以上の画像データを再生して出力するた
めの時間がかかってしまい、コマ送り再生処理の応答性
としては非常に悪いものとなる。
【0007】そこで、本発明は上述の実情に鑑み、コマ
送り処理を迅速に行うことができる映像信号のコマ送り
再生処理装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る映像信号の
コマ送り再生処理装置は、フレーム間予測符号化を用い
て圧縮された映像信号を復号化して出力する復号化手段
と、この復号化手段からの映像信号を、圧縮処理を行う
際の複数のフレームメモリから成る1まとまりの単位、
例えばいわゆるグループオブピクチャ(GOP)分の映
像信号を複数単位分記録する記憶手段と、この記憶手段
に対してコマ送り制御命令を出力して映像信号の読み出
しの制御を行う制御手段と、上記記憶手段から読み出さ
れた映像信号を1フレーム分の映像信号に変換するフレ
ーム変換手段とを備えて成り、コマ送り再生処理時に
は、上記記憶手段に上記1まとまりの単位分の映像信号
を書き込んで、所定の読み出しアドレスに読み出しアド
レス閾値を設定しておき、上記制御手段からのコマ送り
制御命令に基づいて上記記憶手段から映像信号を順次読
み出していく際に、読み出しアドレスが上記読み出しア
ドレス閾値、即ちいわゆるマーカーに達したときには新
たな上記1まとまりの単位分の映像信号を上記記憶手段
に書き込むことにより上述した課題を解決する。
【0009】ここで、上記記憶手段は、上記1まとまり
の単位の映像信号を3単位分、例えば3GOP分記憶す
る記憶容量を有することを特徴とする。
【0010】また、上記記憶手段から順方向の映像信号
の読み出しに対応して第1の読み出しアドレス閾値を設
定し、逆方向の映像信号の読み出しに対応して第2の読
み出しアドレス閾値を設定することを特徴とする。
【0011】さらに、順方向又は逆方向に映像信号を読
み出す際に設定される上記読み出しアドレス閾値に達す
るまでの上記記憶手段からの映像信号の読み出し時間が
上記1まとまりの単位分の映像信号を再生して復号化を
行うために必要とされる時間とこの復号化された映像信
号を上記記憶手段に書き込むために必要とされる時間と
を合わせた時間分以上の時間に相当するように、上記読
み出しアドレス閾値を上記記憶手段内に設定することを
特徴とする。
【0012】
【作用】本発明においては、予め記憶手段に順方向又は
逆方向のコマ送り再生処理における読み出しアドレス閾
値であるマーカーを設定しておき、制御手段からのコマ
送り制御命令に従って順方向又は逆方向のコマ送り再生
処理が行われる際に、上記読み出しアドレス閾値に達し
たならば、新たなGOPの映像信号を復号化手段によっ
て復号化して上記記憶手段に書き込みながらコマ送り再
生処理を続ける。
【0013】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について、図
面を参照しながら説明する。図1には、本発明に係る映
像信号のコマ送り再生処理装置の概略的な構成を示す。
【0014】図1の信号入力端子1には、図示しない記
録媒体から再生された圧縮映像信号がGOPを単位とし
て入力される。この圧縮映像信号は復号器2に送られて
復号化され、標準の映像信号として出力される。この標
準の映像信号はメモリ3に送られてGOP単位で書き込
まれる。
【0015】コマ送り再生処理のときには、通常、この
メモリ3に記憶された内の1フィールド分の画像データ
が繰り返して読み出され、静止画像として出力される。
この1フィールド分の画像データとしては、奇数フィー
ルドもしくは偶数フィールドのどちらかの画像データが
繰り返して読み出されるので、もう一方のフィールドの
画像データを生成する必要がある。従って、上記メモリ
3からコマ送り再生処理によって読み出されたフィール
ド毎の画像データは、フレーム変換器5に送られて、フ
レーム毎の画像データに変換される。このフレーム変換
器5によって変換された標準の映像信号である奇数フィ
ールドの映像信号と偶数フィールドの映像信号とが繰り
返して信号出力端子6から出力される。
【0016】ここで、メモリ制御部4から出力されるメ
モリ制御信号によって、順方向のコマ送り再生処理が指
示されたならば、現在読み出しているフィールドの次の
フィールドの画像データをメモリ3から読み出し、逆方
向のコマ送り再生処理が指示されたならば、現在読み出
しているフィールドの1つ前のフィールドの画像データ
をメモリ3から読み出す。このように、メモリ3の読み
出しアドレスを変化させることによって応答性の早いコ
マ送り再生処理を行うことができる。
【0017】次に、上記メモリ3の具体的な構成を図2
に示し、上記メモリ3内に記憶される画像データの更新
方法について詳細に説明する。ここで、圧縮処理される
画像データの単位であるGOPはnフレームから成るも
のとし、メモリ3はnフレーム分のメモリブロックを3
個もつ、即ち3GOP分のフレームメモリから構成され
るものとする。この3個のメモリブロックをそれぞれメ
モリブロック31 、32 、33 としたときに、時間的な
順方向における画像データの読み出しの順番は、メモリ
ブロック31 →32 →33 →31 →32 →・・・とな
る。従って、逆方向における画像データの読み出しの順
番は、メモリブロック33 →32 →31 →33 →32
・・・となる。また、それぞれのメモリブロック31
2 、33中のn個あるフレームメモリの画像データの
読み出しの順番も、順方向をフレームメモリ1→2→3
→・・・→nとすると、逆方向はフレームメモリn→n
−1→・・・→2→1となる。さらに、それぞれのメモ
リブロック31 、32 、33中の所定のフレームメモリ
の読み出しアドレスに対して、マーカー1、2を設定し
ておく。
【0018】次に、図2を用いて、順方向及び逆方向の
コマ送り再生処理方法について詳細に説明する。
【0019】具体的には、先ず、順方向にコマ送りをし
た場合のメモリ3内に記憶される画像データの更新につ
いて説明する。
【0020】今、図2のメモリブロック32 中のx番目
のフレームメモリxから画像データが読み出されている
とする。このとき、フレームメモリxの読み出しアドレ
スはマーカー1で示す読み出しアドレスよりも小さい。
ここで、画像データがフレームメモリx+1→x+2→
・・・と順方向に読み出されてコマ送りされていき、マ
ーカー1で示す読み出しアドレスのフレームメモリ内の
画像データが読み出されたときには、新たなGOPの画
像データを再生して復号化し、この画像データを次のメ
モリブロック33 に書き込むことを開始する。このと
き、メモリブロック33 内への画像データの書き込みの
順番は、フレームメモリ1→2→3→・・・→nとな
る。そして、メモリブロック32 内のn番目の画像デー
タの読み出しが終了するまでの間に、メモリブロック3
3 の1番目のフレームメモリ1に新たな画像データが既
に書き込まれているようにマーカー1で示す読み出しア
ドレスを設定する。これにより、連続した順方向のコマ
送り再生処理動作が可能となる。さらに、続いて順方向
に画像データが読み出されていくときには、メモリブロ
ック33 内のマーカー1で示す読み出しアドレスのフレ
ームメモリ内の画像データが読み出されたならば、新た
なGOPの再生された画像データをメモリブロック31
に書き込むようにする。
【0021】次に、逆方向にコマ送りをした場合の上記
メモリ3内に記憶される画像データの更新について説明
する。
【0022】今、図2のメモリブロック32 中のx番目
のフレームメモリxから画像データが読み出されている
とする。このとき、フレームメモリxの読み出しアドレ
スはマーカー2で示す読み出しアドレスよりも大きい。
また、メモリブロック31 内の各フレームメモリには、
メモリブロック32 内の各フレームメモリに記憶された
画像データよりも1GOPだけ前の画像データを書き込
んでおく。ここで、画像データがフレームメモリx−1
→x−2→・・・と逆方向に読み出されてコマ送りされ
ていき、マーカー2で示す読み出しアドレスのフレーム
メモリ内の画像データが読み出されたときには、新たな
GOPの画像データを再生して復号化し、この画像デー
タを次のメモリブロック33 に書き込むことを開始す
る。このとき、メモリブロック33 内への画像データの
書き込みの順番は、順方向の場合と同様に、フレームメ
モリ1→2→3→・・・→nとなる。
【0023】ここで、メモリブロック32 内の1番目の
フレームメモリ1の画像データが読み出された後に、メ
モリブロック31 内のn番目のフレームメモリnの画像
データが読み出される。さらに、順次逆方向にコマ送り
されていくと、メモリブロック31 内の1番目のフレー
ムメモリ1の画像データが読み出された後にメモリブロ
ック33 内のn番目のフレームメモリnの画像データが
読み出されることとなる。このとき、メモリブロック3
2 内のマーカー2で示す読み出しアドレスのフレームメ
モリの画像データが読み出されて、メモリブロック31
の1番目の画像データの読み出しが終了するまでの間
に、メモリブロック33 のn番目のフレームメモリnに
新たな画像データが既に書き込まれているようにマーカ
ー2で示す読み出しアドレスを設定する。また、上述の
過程において、メモリブロック31内のマーカー2で示
す読み出しアドレスのフレームメモリ内の画像データが
読み出されたときにも、同様にして、メモリブロック3
2 に新たなGOPの再生された画像データの書き込みを
開始する。さらに、メモリブロック33 内のマーカー2
で示す読み出しアドレスのフレームメモリ内の画像デー
タが読み出されたときには、メモリブロック31 に新た
なGOPの再生された画像データの書き込みを開始す
る。これにより、逆方向のコマ送りを行う場合にも、連
続したコマ送り再生処理動作が可能となる。
【0024】次に、映像信号のコマ送り再生処理の手順
のフローチャートを図3に示す。
【0025】この図3のフローチャートにおいて、mは
メモリブロックの番号を示すものであり、図2における
メモリブロック31 はm=0、メモリブロック32 はm
=1、メモリブロック33 はm=2とされる。また、メ
モリブロック番号mの和と差の演算結果が0、1、2の
いずれかの整数以外の数値である場合、具体的には3、
4、5、−1、−2である場合には、3は0、4は1、
5は2、−1は2、−2は1として定義し直すこととす
る。
【0026】先ず、始めに、コマ送りモードの初期設定
を行う。ステップS1において、m番目のメモリブロッ
クのx番目のフレームメモリから画像データを読み出し
て出力する。この読み出されたx番目のフレームメモリ
のアドレスは、ステップS2において、マーカー1で示
す読み出しアドレスよりも大きいか否かを判別する。こ
の判別により、x番目のフレームメモリのアドレスがマ
ーカー1で示す読み出しアドレスよりも大きい場合に
は、ステップS4に進んで、m番目のメモリブロックに
書き込まれた画像データのGOPよりも1GOP後の画
像データをm+1番目のメモリブロックに書き込む。こ
の後、ステップS6に進む。また、上記ステップS2に
おける判別により、x番目のフレームメモリのアドレス
がマーカー1で示す読み出しアドレスよりも小さい場合
には、ステップS3に進む。
【0027】このステップS3では、上記ステップS1
で読み出されたx番目のフレームメモリのアドレスがマ
ーカー2で示す読み出しアドレスよりも大きいか否かを
判別する。この判別により、x番目のフレームメモリの
アドレスがマーカー2で示す読み出しアドレスよりも小
さい場合には、ステップS5に進んで、m番目のメモリ
ブロックに書き込まれた画像データよりも1GOP前の
画像データをm−1番目のメモリブロックに書き込み、
また、m番目のメモリブロックに書き込まれた画像デー
タよりも2GOP前の画像データをm−2(=m+1)
番目のメモリブロックに書き込む。この後、ステップS
6に進む。また、上記ステップS3における判別によ
り、x番目のフレームメモリのアドレスがマーカー2で
示す読み出しアドレスよりも大きい場合には、ステップ
S6に進む。
【0028】ステップS6では、既に設定されたフレー
ムメモリの読み出しアドレスの値xが次のフレームメモ
リの読み出しアドレスの値であるx+1とされたか否
か、即ち順方向のコマ送りを行っているのか否かを判別
する。ここで、x+1番目のフレームメモリから画像デ
ータが読み出される、即ち順方向のコマ送りが行われる
ならばステップS8に進むが、x+1番目のフレームメ
モリから画像データが読み出されないならば、ステップ
S7に進む。このステップS7では、既に設定されたフ
レームメモリの読み出しアドレスの値xが次のフレーム
メモリの読み出しアドレスの値であるx−1とされたか
否か、即ち逆方向のコマ送りを行っているのか否かを判
別する。ここで、x−1番目のフレームメモリから画像
データが読み出される、即ち逆方向のコマ送りが行われ
るならばステップS12に進むが、x−1番目のフレー
ムメモリから画像データが読み出されないならば、ステ
ップS16に進む。このステップS16では、m番目の
メモリブロックのx番目のフレームメモリの画像デー
タ、即ち現在示す読み出しアドレスのフレームメモリか
ら画像データを読み出して出力する。
【0029】次に、順方向のコマ送りについて説明す
る。ステップS8では、マーカー1で示す読み出しアド
レスを通過したか否かを判別する。これにより、マーカ
ー1で示す読み出しアドレスを通過したと判別されるな
らば、ステップS10に進んで、m番目のメモリブロッ
クに書き込まれた画像データのGOPよりも1GOP後
の画像データをm+1番目のメモリブロックに書き込
み、ステップS16に進む。また、ステップS8におい
て、マーカー1で示す読み出しアドレスを通過していな
いと判別されるならば、ステップS9に進んで、現在示
すx番目のフレームメモリの読み出しアドレスがn番
目、即ちメモリブロックの最後のフレームメモリの読み
出しアドレスよりも大きいか否かを判別する。これによ
り、現在示すx番目のフレームメモリの読み出しアドレ
スがメモリブロックの最後のフレームメモリの読み出し
アドレスよりも大きい値であると判別されるならば、ス
テップS11に進んで、m+1番目のメモリブロックを
設定し、このm+1番目の最初のフレームメモリの読み
出しアドレスを示すようにxに0を入れ、ステップS1
6に進む。また、ステップS9において、現在示すx番
目のフレームメモリの読み出しアドレスがメモリブロッ
クの最後のフレームメモリの読み出しアドレスよりも小
さい値であると判別されるならば、そのままステップS
16に進む。
【0030】また、逆方向のコマ送りについて説明す
る。ステップS12では、マーカー2で示す読み出しア
ドレスを通過したか否かを判別する。これにより、マー
カー2で示す読み出しアドレスを通過したと判別される
ならば、ステップS14に進んで、m番目のメモリブロ
ックに書き込まれた画像データよりも1GOP前の画像
データをm−1番目のメモリブロックに書き込み、ま
た、m番目のメモリブロックに書き込まれた画像データ
よりも2GOP前の画像データをm−2(=m+1)番
目のメモリブロックに書き込んで、ステップS16に進
む。また、ステップS12において、マーカー2で示す
読み出しアドレスを通過していないと判別されるなら
ば、ステップS13に進んで、現在示すx番目のフレー
ムメモリの読み出しアドレスが0番目、即ちメモリブロ
ックの最初のフレームメモリの読み出しアドレスよりも
小さいか否かを判別する。これにより、現在示すx番目
のフレームメモリの読み出しアドレスがメモリブロック
の最初のフレームメモリの読み出しアドレスよりも小さ
い値であると判別されるならば、ステップS15に進ん
で、m−1番目のメモリブロックを設定し、このm−1
番目の最後のフレームメモリの読み出しアドレスを示す
ようにxにnを入れ、ステップS16に進む。また、ス
テップS13において、現在示すx番目のフレームメモ
リの読み出しアドレスがメモリブロックの最初のフレー
ムメモリの読み出しアドレスよりも大きい値であると判
別されるならば、そのままステップS16に進む。
【0031】ステップS16において画像データを出力
したならばステップS6に戻り、前に設定されたフレー
ムメモリの読み出しアドレスxの値がx+1とされるか
否かを判別していく。
【0032】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明に係る映像信号のコマ送り再生処理装置では、フレー
ム間予測符号化を用いて圧縮された映像信号を復号化し
て出力する復号化手段と、この復号化手段からの映像信
号を、圧縮処理を行う際の複数のフレームメモリから成
る1まとまりの単位分の映像信号を複数単位分記録する
記憶手段と、この記憶手段に対してコマ送り制御命令を
出力して映像信号の読み出しの制御を行う制御手段と、
上記記憶手段から読み出された映像信号を1フレーム分
の映像信号に変換するフレーム変換手段とを備えて成
り、コマ送り再生処理時には、上記記憶手段に上記1ま
とまりの単位分の映像信号を書き込んで、所定の読み出
しアドレスに読み出しアドレス閾値を設定しておき、上
記制御手段からのコマ送り制御命令に基づいて上記記憶
手段から映像信号を順次読み出していく際に、読み出し
アドレスが上記読み出しアドレス閾値に達したときには
新たな上記1まとまりの単位分の映像信号を上記記憶手
段に書き込むことにより、映像信号の圧縮処理を行う際
に、この圧縮処理を行う映像信号の単位が複数のフレー
ムにまたがるような場合にも、コマ送り再生処理の応答
性が仮想的にリアルタイムとなり、迅速になる。これに
より、画像信号の編集時の作業効率が大幅に上がる。
【0033】ここで、上記記憶手段は、上記1まとまり
の単位の映像信号を3単位分記憶する記憶容量を有する
ことにより、少ない記憶容量で効率良くコマ送り再生処
理を行うことができる。
【0034】また、上記記憶手段から順方向の映像信号
の読み出しに対応して第1の読み出しアドレス閾値を設
定し、逆方向の映像信号の読み出しに対応して第2の読
み出しアドレス閾値を設定することにより、順方向又は
逆方向へのコマ送り再生処理を迅速に行うことができ
る。
【0035】さらに、順方向又は逆方向に映像信号を読
み出す際に設定される上記読み出しアドレス閾値に達す
るまでの上記記憶手段からの映像信号の読み出し時間が
上記1まとまりの単位分の映像信号を再生して復号化を
行うために必要とされる時間とこの復号化された映像信
号を上記記憶手段に書き込むために必要とされる時間と
を合わせた時間分以上の時間に相当するように、上記読
み出しアドレス閾値を上記記憶手段内に設定することに
より、順方向及び逆方向のコマ送り再生処理を迅速に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る映像信号のコマ送り再生処理装置
の概略的な構成を示す図である。
【図2】メモリ内の画像データの書き込み及び読み出し
を説明するための図である。
【図3】映像信号のコマ送り再生処理の手順を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
2 復号器 3 メモリ 4 メモリ制御部 5 フレーム変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/137 Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム間予測符号化を用いて圧縮され
    た映像信号を復号化して出力する復号化手段と、 この復号化手段からの映像信号を、圧縮処理を行う際の
    複数のフレームメモリから成る1まとまりの単位分の映
    像信号を複数単位分記録する記憶手段と、 この記憶手段に対してコマ送り制御命令を出力して映像
    信号の読み出しの制御を行う制御手段と、 上記記憶手段から読み出された映像信号を1フレーム分
    の映像信号に変換するフレーム変換手段とを備えて成
    り、コマ送り再生処理時には、上記記憶手段に上記1ま
    とまりの単位分の映像信号を書き込んで、所定の読み出
    しアドレスに読み出しアドレス閾値を設定しておき、上
    記制御手段からのコマ送り制御命令に基づいて上記記憶
    手段から映像信号を順次読み出していく際に、読み出し
    アドレスが上記読み出しアドレス閾値に達したときには
    新たな上記1まとまりの単位分の映像信号を上記記憶手
    段に書き込むことを特徴とする映像信号のコマ送り再生
    処理装置。
  2. 【請求項2】 上記記憶手段は、上記1まとまりの単位
    の映像信号を3単位分記憶する記憶容量を有することを
    特徴とする請求項1記載の映像信号のコマ送り再生処理
    装置。
  3. 【請求項3】 上記記憶手段から順方向の映像信号の読
    み出しに対応して第1の読み出しアドレス閾値を設定
    し、逆方向の映像信号の読み出しに対応して第2の読み
    出しアドレス閾値を設定することを特徴とする請求項1
    記載の映像信号のコマ送り再生処理装置。
  4. 【請求項4】 順方向又は逆方向に映像信号を読み出す
    際に設定される上記読み出しアドレス閾値に達するまで
    の上記記憶手段からの映像信号の読み出し時間が上記1
    まとまりの単位分の映像信号を再生して復号化を行うた
    めに必要とされる時間とこの復号化された映像信号を上
    記記憶手段に書き込むために必要とされる時間とを合わ
    せた時間分以上の時間に相当するように、上記読み出し
    アドレス閾値を上記記憶手段内に設定することを特徴と
    する請求項1記載の映像信号のコマ送り再生処理装置。
JP20528194A 1994-08-30 1994-08-30 映像信号のコマ送り再生処理装置 Expired - Fee Related JP3134672B2 (ja)

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