JPH087034B2 - 遊底駆動機構 - Google Patents
遊底駆動機構Info
- Publication number
- JPH087034B2 JPH087034B2 JP35435492A JP35435492A JPH087034B2 JP H087034 B2 JPH087034 B2 JP H087034B2 JP 35435492 A JP35435492 A JP 35435492A JP 35435492 A JP35435492 A JP 35435492A JP H087034 B2 JPH087034 B2 JP H087034B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crank
- pinion
- breech bolt
- barrel
- connecting rod
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F41—WEAPONS
- F41A—FUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS COMMON TO BOTH SMALLARMS AND ORDNANCE, e.g. CANNONS; MOUNTINGS FOR SMALLARMS OR ORDNANCE
- F41A7/00—Auxiliary mechanisms for bringing the breech-block or bolt or the barrel to the starting position before automatic firing; Drives for externally-powered guns; Remote-controlled gun chargers
- F41A7/08—Drives for externally-powered guns, i.e. drives for moving the breech-block or bolt by an external force during automatic firing
Description
し、詳細には、遊底を外部動力により砲身に対して進退
動させる遊底駆動機構に関する。
に対して進退可能に尾筒に案内支持し、発射作動時に遊
底を前進して砲身を閉鎖し弾薬を撃発するようになった
ものが従来一般に知られている。
能を向上させることが要望されており、弾薬の発射速度
が遊底の進退速度に依存していることから、カムドラム
機構、チエーン機構、トグル機構等の外部動力を利用し
た駆動機構により遊底を進退動することが各種提案され
ている。
遊底駆動機構は、構造が複雑でコンパクト化し難く、耐
久性を十分に確保し難く、遊底を高速運転させ難い等の
問題点がある。例えば、カムドラム機構については、カ
ムドラムの長さを遊底の移動ストローク以上に設定する
とともに、砲身の閉鎖作動及び送弾作業を確実に行うた
めに遊底を前進位置及び後退位置において一時的に停止
する必要があり、そのためカム部の形状が複雑になり、
コンパクトな構造とし難い。また、カム部の形状が複雑
であるため、高速運転することによりカム部が摩耗し易
く、長期間の使用に耐え難い。チエーン機構について
は、チエーンを遊底の移動ストローク以上の範囲に平面
視で矩形状に張設し、前進用と後退用の係合爪を配置す
る必要があるため、コンパクトな構造とし難い。機構上
において遊底を高速運転し難く、またチエーンに高負荷
が作用するため、チエーンが摩耗し易く、長期間の使用
に耐え難い。トグル機構については、トグルの半径を遊
底の移動ストロークの半分以上の長さに設定する必要が
あり、駆動源が大型化しコンパクトな構造とし難い。機
構上において遊底を高速運転し難く、しかも大きな動力
が必要である。
もので、その課題は、遊底を長期間にわたって安定して
高速運転し得る、コンパクトで堅牢な構造の遊底駆動機
構を提供することにある。
に、本発明では、遊底と尾筒に対向状に設けた一対のラ
ツク間にピニオンを噛合して設け、ピニオンをコンロツ
ドによりクランクに連結し、クランクを回転駆動するこ
とにより、遊底を砲身に対して進退動させるようになつ
ている。また、コンロツドとクランク又はコンロツドと
ピニオンとの結合部の少なくとも一方をコンロツドがク
ランク又はピニオンに対して遊底の進退方向に相対的に
所定量変位可能に結合することにより、クランクを停止
させることなく遊底を前進位置及び後退位置で一時的に
停止するようになつている。
を閉鎖し弾薬を撃発する遊底を砲身に対して進退可能に
尾筒に案内支持し、遊底と尾筒に一対のラツクを遊底の
進退方向に沿つて対向状に設け、各ラツク間にピニオン
を噛合して設け、回転駆動されるクランクを尾筒に設
け、ピニオンとクランクとをコンロツドで連結してな
り、コンロツドとクランク又はコンロツドとピニオンと
の結合部の少なくとも一方は、コンロツドがクランク又
はピニオンに対して遊底の進退方向に相対的に所定量変
位可能に結合されている。
3に示す遊底方式の機関砲1は、砲身2の後部に尾筒3
を一体的に延設し、尾筒3の内部上方に図2に示すよう
に一対の案内溝3aを形成し、これらの案内3aに遊底
4を装着している。遊底4は、砲身2に対して進退可能
に案内支持されており、遊底駆動機構5により図1に実
線で示す後退位置と2点鎖線で示す前進位置間を往復動
するようになっている。遊底4の後退位置と前進位置間
の距離は、後退位置において弾薬Wを遊底4に装着し得
るように弾薬Wの長さ以上に設定されている。
退方向に沿って第1ラツク6を設け、尾筒3の底面に第
1ラツク6と対向状に第2ラツク7を設け、各ラツク
6、7間にピニオン8を噛合して設けている。ピニオン
8は、その両側に突出して設けられたピニオンピン8a
にコンロツド9の一端側を回転可能にピン結合し、コン
ロツド9の他端側を後述するクランクピン10aにピン
結合することによりクランク10に連結されており、ク
ランク10の回転により進退動するようになっている。
ピニオン8が進退動することにより第1ラツク6が移動
するが、ピニオン8が第2ラツク7上を回転しながら進
退動することから、第1ラツク6いいかえれば遊底4を
ピニオン8の移動ストロークの2倍のストロークで進退
動させる。
り平行な一対のクランクアーム10bを一体的に連結
し、各クランクアーム10bの基部にそれぞれクランク
シャフト10cを外方に突出して設けてなり、各クラン
クシヤフト10cを尾筒3の後部に軸支し、一方のクラ
ンクシヤフト10cに固定された歯車11にモータ等の
駆動源(図示せず)を連結し、矢印方向に回転駆動する
ようになっている。各クランクシヤフト10cは、各ピ
ニオンピン8aを通り遊底4の進退方向に平行な面内に
設けられ、図1に示す状態において遊底4が後退位置と
なり、半回転した状態において前進位置となるが、上記
面内よりも上方又は下方に変位していてもよい。
は、コンロツド9の軸方向(長手方向)に伸びる長穴9
aを設け、この長穴9aにクランクピン10aを装着し
て結合している。この長穴9aは、クランクピン10a
の径よりもM分長く形成されており、クランク10が図
4に実線で示す状態から角度α回転して2点鎖線で示す
状態に達する間、及び図5に実線で示す状態から角度び
回転して2点鎖線で示す状態に達する間においてクラン
クピン10aが長穴9a内を滑るようになつている。す
なわち、クランクピン10aが遊底4の進退方向に所定
量変位する間、コンロツド9を遊底4の進退方向に移動
させず、コンロツド9の他端が遊底4の進退方向に移動
しないようになつている。これにより、ピニオン8の進
退動を停止し、遊底4を後退位置及び前進位置において
所定時間停止させるようになつている。角度αは、クラ
ンク10が回転する際にクランクピン10aが長穴9a
内を滑り、コンロツド9が遊底4の進退方向に移動しな
い範囲のクランク10の回転角で、長穴9aの長さによ
り異なることから、長穴9aの長さを変えることにより
遊底4の後退位置及び前進位置における停止時間を調整
できる。なお、コンロツド9とピニオン8との結合部を
同様にしてもよい。また、クランク10の半径は、遊底
4の移動ストロークがピニオン8の移動ストロークの2
倍であり、ピニオン8の移動ストロークがクランク10
の半径の2倍から長穴9aとクランクピン10aの径と
の差Mを差引いた長さであることから、遊底4の移動ス
トロークの4分の1に上記差Mの2分の1を加えた長さ
に設定されている。
り、その作用を次に説明する。駆動源(図示せず)を作
動し、クランク10を図1に実線で示す状態から矢印方
向に回転駆動する。クランク10の回転によりコンロツ
ド9が前進し、ピニオン8を砲身2側に前進させる。ピ
ニオン8は、第2ラツク7上を回転しながら前進し、第
1ラツク6いいかえれば遊底4を前進させる。クランク
10が半回転することにより、ピニオン8が図1に実線
で示す位置から2点鎖線で示す位置まで前進し、遊底4
を前進位置に移動する。しかる後、クランク10がさら
に回転して元の位置まで回転することにより、ピニオン
8が後退し遊底4を後退位置に復帰させる。遊底4が後
退位置から移動開始する場合には、図4に示すようにク
ランク10が角度α回転する間にクランクピン10aが
コンロツドの長穴9a内を相対的に距離M滑り、コンロ
ツド9がピニオンピン8aを中心として回転する。これ
によりピニオン8は前進せず、遊底4を後退位置に所定
時間停止させることになる。従って、遊底4が停止して
いる間に新しい弾薬Wを遊底4に装着することができ
る。一方、遊底4が前進位置から移動開始する場合に
は、図5に示すようにクランク10が角度α回転する間
にクランクピン10aがコンロツドの長穴9a内を相対
的に距離M滑るため、上記と同様にして遊底4を前進位
置に所定時間停止することになる。従って、少なくとも
弾薬Wを撃発した後発射を完了するまでの間、遊底4に
より砲身2を確実に閉鎖することができる。
ド、ピニオン及びラツクにより遊底を駆動するようにな
っていることから、遊底を高速運転する場合であっても
従来よりも耐久性に優れ、堅牢な構造とすることが可能
になった。ピニオンを一対のラツクに噛合して設けたこ
とにより、ピニオンの移動ストロークを遊底の移動スト
ロークの2分の1に設定するとともに、クランクの半径
をほぼ4分の1に設定することができ、従来よりもはる
かにコンパクトな構造とすることが可能になった。
ークで進退動し、クランクが上記のように小径であるた
め、遊底を高速で駆動することができる。しかも、コン
ロツドとクランク又はコンロツドとピニオンとの結合部
の少なくとも一方をコンロツドがクランク又はピニオン
に対して遊底の進退方向に相対的に所定量変位可能にな
つていることから、クランクを停止することなく遊底を
後退位置及び前進位置に所定時間停止し、送弾作業及び
砲身の閉鎖作動を確実に行うことができる。従つて、機
関砲の高速発射性能を従来よりもはるかに高めることが
可能になつた。
進開始させる状態を示す。
退開始させる状態を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】 砲身(2)を閉鎖し弾薬(W)を撃発す
る遊底(4)を砲身(2)に対して進退可能に尾筒
(3)に案内支持し、遊底(4)と尾筒(3)に一対の
ラツク (6,7)を遊底(4)の進退方向に沿つて対
向状に設け、各ラツク(6,7)間にピニオン(8)を
噛合して設け、回転駆動されるクランク(10)を尾筒
(3)に設け、ピニオン(8)とクランク(10)とを
コンロツド(9)で連結してなり、コンロツド (9)
とクランク(10)又はコンロツド(9)とピニオン
(8)との結合部の少なくとも一方は、コンロツド
(9)がクランク(10)又はピニオン(8)に対して
遊底(4)の進退方向に相対的に所定量変位可能に結合
されていることを特徴とする遊底駆動機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35435492A JPH087034B2 (ja) | 1992-11-28 | 1992-11-28 | 遊底駆動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35435492A JPH087034B2 (ja) | 1992-11-28 | 1992-11-28 | 遊底駆動機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06159991A JPH06159991A (ja) | 1994-06-07 |
JPH087034B2 true JPH087034B2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=18436996
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35435492A Expired - Lifetime JPH087034B2 (ja) | 1992-11-28 | 1992-11-28 | 遊底駆動機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH087034B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8297167B2 (en) | 2008-11-21 | 2012-10-30 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army | Reciprocally-cycled, externally-actuated weapon |
DE102008060216A1 (de) | 2008-12-04 | 2010-06-10 | Rheinmetall Waffe Munition Gmbh | Antrieb und Schnellstopp für eine Waffe mit vorzugsweise linearer Verschluss- bzw. Munitionszuführung |
DE102008060214A1 (de) | 2008-12-04 | 2010-06-10 | Rheinmetall Waffe Munition Gmbh | Verschlussantrieb für eine Waffe mit linearer Verschluss- bzw. Munitionszuführung |
DE102008060215A1 (de) | 2008-12-04 | 2010-06-10 | Rheinmetall Waffe Munition Gmbh | Antrieb und Schnellstop für eine Waffe mit vorzugsweise linearer Verschluss- bzw. Munitionszuführung |
DE102008060217A1 (de) | 2008-12-04 | 2010-06-10 | Rheinmetall Waffe Munition Gmbh | Verschlussantrieb für eine Waffe |
DE102010052047A1 (de) | 2009-12-04 | 2011-06-22 | Rheinmetall Waffe Munition GmbH, 29345 | Selektiver Verschluss- und/oder Munitionsantrieb |
DE102009056735A1 (de) | 2009-12-04 | 2011-06-09 | Rheinmetall Waffe Munition Gmbh | Verschlussantrieb für eine Waffe |
KR101374918B1 (ko) * | 2012-11-07 | 2014-03-14 | 에스앤티중공업 주식회사 | 포미장치 |
-
1992
- 1992-11-28 JP JP35435492A patent/JPH087034B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06159991A (ja) | 1994-06-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8616112B2 (en) | Breech drive for a weapon | |
JP5567584B2 (ja) | 直線状の砲尾または砲弾供給部を備えた武器の砲尾駆動部 | |
JPH087034B2 (ja) | 遊底駆動機構 | |
DE2114342A1 (de) | Zuendmechanismus fuer Drehrohrgeschuetz mit hoher Feuergeschwindigkeit | |
US4154142A (en) | Externally powered carrier | |
US3938421A (en) | Rammer for projectiles | |
US4328737A (en) | Ammunition feeder for a gun | |
EP0571285B1 (fr) | Arme automatique à chambre basculante pour le tir de munitions cylindriques télescopées | |
CN111928727B (zh) | 一种拨弹精准的迫击炮回转弹仓及其拨弹方法 | |
US5563363A (en) | Mechanism and method for inserting a munition | |
US4237599A (en) | Tool changer assembly | |
US3738221A (en) | Safing means for high rate of fire revolving battery gun | |
US3242815A (en) | Cartridge ramming device for introducing cartridges into the cartridgechamber of the barrel of a gun | |
GB2245646A (en) | (64) Variable compression ratio i.c. engine | |
US4384509A (en) | Device for guiding a rammer head in its transversal direction | |
JP3883355B2 (ja) | 機関砲の装填装置 | |
US4348937A (en) | Ignition arrangement for ammunition in a barrel weapon | |
KR930007264Y1 (ko) | 장난감 총 격발장치 | |
CN113916047B (zh) | 一种火炮架摇摆式炮弹供弹装置 | |
JPH06206591A (ja) | 油圧シリンダ駆動ロック式舶用フィンスタビライザ | |
KR100726193B1 (ko) | 회전노리쇠 잠금 단반동식 발사장치 | |
US1285765A (en) | Rapid-firing gun. | |
RU2206857C2 (ru) | Артиллерийское орудие (варианты) | |
SU489600A1 (ru) | Суппорт зубодолбежного станка | |
CA2581899A1 (en) | Driving mechanism for shaking table |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 13 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090129 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 13 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090129 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 14 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100129 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 15 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110129 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110129 Year of fee payment: 15 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 16 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120129 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 17 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130129 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |