JPH0870150A - 固体レーザー発振装置 - Google Patents

固体レーザー発振装置

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Publication number
JPH0870150A
JPH0870150A JP20333494A JP20333494A JPH0870150A JP H0870150 A JPH0870150 A JP H0870150A JP 20333494 A JP20333494 A JP 20333494A JP 20333494 A JP20333494 A JP 20333494A JP H0870150 A JPH0870150 A JP H0870150A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
cooling
flow tube
flash lamp
laser
Prior art date
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Pending
Application number
JP20333494A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiro Koizumi
俊郎 小泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
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Publication of JPH0870150A publication Critical patent/JPH0870150A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロッド側の冷却効率を上げると共にレーザー
のポンピング効率を上げて、延いては冷却ポンプの小形
化,フラッシュランプ電源の小形化,熱交換器の小形化
を図るようにした固体レーザー発振器を提供することに
ある。 【構成】 ランプ用フローチューブ17内に設けられた
フラッシュランプ5で、ロッド用フローチューブ13内
に設けられていると共にロッドホルダー7R,7Lで両
端をホールドされたロッド3を励起しレーザー発振を行
なわしめる固体レーザー発振装置において、前記ロッド
冷却用フローチューブ13の長さを各ロッドホルダー7
R,7L間の長さより短く設けてなることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フラッシュランプ励
起タイプの固定レーザー発振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フラッシュランプ励起タイプの固
体レーザー発振装置は、発振部,冷却部および電源部な
どから構成されており、そのうちの発振部におけるレー
ザー励起部は、例えば図4および図5に示されているよ
うに、楕円鏡101を備えており、この楕円鏡101内
の例えば上下にはそれぞれYAGロッド103とフラッ
シュランプ105が左右方向へ延伸して設けられてい
る。
【0003】前記YAGロッド103の両端はロッドホ
ルダー107R,107Lでホールドされている。この
ロッドホルダー107R,107Lの端部部分を囲繞し
てロッド冷却用フローチューブ109が設けられてい
る。一方、フラッシュランプ105はランプ冷却用フロ
ーチューブ111で囲繞されている。
【0004】上記構成により、フラッシュランプ105
でYAGロッド103を励起してレーザー発振が行われ
る。このフラッシュランプ105でYAGロッド103
を励起している間、ロッドホルダー107Lとロッド冷
却用フローチューブ109との間に形成され隙間d1
図示省略のレーザヘッド冷却部からの冷却水が供給さ
れ、YAGロッド103の外周とロッド冷却用フローチ
ューブ109の内周に形成された隙間d2 へ流れてYA
Gロッド103が冷却される。冷却に使用された冷却水
は、ロッドホルダー107Rとロッド冷却用フローチュ
ーブ109との間に形成された隙間d3 へ排出されて図
示省略のレーザヘッド冷却部へ戻されるようになってい
る。
【0005】また、ランプ冷却用フローチューブ111
内にも左側から右側へ冷却水を流してフラッシュランプ
105が冷却される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のレーザー発振装置におけるレーザー励起部におい
て、冷却水を充分に流そうとすると、隙間d1 をある程
度大きく取らなければならない。したがって、図5に示
されているように、YAGロッド103とフラッシュラ
ンプ105との距離P1 が離れてしまい、楕円鏡101
が大きくなり、フラッシュランプ105の励起効率が悪
くなる。
【0007】水流が隙間d1 から隙間d2 と流路ギャッ
プが広がるため、YAGロッド103近傍で流速が落ち
YAGロッド103の冷却効果(水流速度に比例)が落
ちるという欠点がある。また、隙間d1 から隙間d2
広がる(d2 >d1 )ために、ロッドホルダー107L
の端面で渦が発生し流速を落す。そのために、YAGロ
ッド103の熱歪みが発生しやすくなり、励起入力に限
界が生じたり、レーザビーム品質の変化低下を招いてい
た。
【0008】この発明の目的は、ロッド側の冷却効率を
上げると共にレーザーのポンピング効率を上げて、延い
ては冷却ポンプの小形化,フラッシュランプ電源の小形
化,熱交換器の小形化を図るようにした固体レーザー発
振器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1による発明の固体レーザー発振装置は、ラン
プ冷却用フローチューブ内に設けられたフラッシュラン
プで、ロッド冷却用フローチューブ内に設けられている
と共にロッドホルダーで両端をホールドされたロッドを
励起しレーザー発振を行なわしめる固体レーザー発振装
置において、前記ロッド冷却用フローチューブの長さを
各ロッドホルダー間の長さより短く設けてなることを特
徴とするものである。
【0010】また、請求項2による発明の固体レーザー
発振装置は、請求項1による発明の固体レーザー発振装
置において、前記ロッド冷却用フローチューブの内径が
ロッドホルダーの外周に位置する冷却通路の内径より小
さいことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】以上のような請求項1による固体レーザー発振
装置とすることにより、ロッド冷却用フローチューブの
長さをロッドの長さより短くすると共にロッド冷却用フ
ローチューブの端部を各ロッドホルダー間の長さより短
く設けたから、冷却水の流路を損うことなく流速も上が
るため冷却効率も上がり、またポンピングの効率が上が
る。
【0012】また請求項2による発明の固体レーザ発振
装置とすることにより、ロッド冷却用フローチューブの
内径がロッドホルダーの外周に位置する冷却通路の内径
より小さくしたから、ロッドとフラッシュランプの間隔
を狭くすることができ、楕円鏡を小さくすることができ
る。
【0013】したがって、レーザーの出力を従来より向
上させることができると共に、冷却ポンプの小形化,フ
ラッシュランプ電源の小形化,熱交換器の小形化が図れ
る。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0015】図1および図2を参照するに、固体レーザ
ー発振装置におけるレーザー励起部は、楕円鏡1を備え
ており、この楕円鏡1内の例えば上下にはそれぞれロッ
ドとしてのYAGロッド3,フラッシュランプ5が左右
方向へ延伸して設けられている。前記YAGロッド3の
両端はロッドホルダー7R,7Lでホールドされてい
る。
【0016】このロッドホルダー7R,7Lのうちのロ
ッドホルダー7Lの外周には適宜な間隔で冷却水を供給
する複数の冷却用通路としての溝9が形成されている。
このロッドホルダー7Lの端面には側板11で支持され
前記YAGロッド3を囲繞したロッド冷却用フローチュ
ーブ13の左端が接触した状態で設けられている。しか
も、ロッド冷却用フローチューブ13の左端とロッドホ
ルダー7Lの端面との間には隙間d4 が形成されている
と共に、ロッド冷却用フローチューブ13の右端とロッ
ドホルダー7Rの端面との間には隙間d5 が形成されて
いる。
【0017】したがって、ロッド冷却用フローチューブ
13の長さL1 はYAGロッド3の長さL2 より短く
(L1 <L2 )なっている。しかも、ロッド冷却用フロ
ーチューブ13の両端面は、前記ロッドホルダー7L,
7Rの端面より隙間d4 ,d5だけ内側に位置してい
る。また、YAGロッド3の外周とロッド冷却用フロー
チューブ13の内周とで形成された隙間d6 は前記溝9
の幅d7 より小さく形成されている。
【0018】一方、フラッシュランプ5は前記側板11
で左端を支持されたランプ冷却用フローチューブ15で
囲繞されている。したがって、図2に示されているよう
に、前記YAGロッド3とフラッシュランプ5の距離P
2 が従来の距離P1 より狭く(P2 <P1 )してフラッ
シュランプ5が位置決めして配置することができる。
【0019】上記構成により、フラッシュランプ5でY
AGロッド3を励起してレーザー発振が行なわれる。こ
のフラッシュランプ5でYAGロッド3を励起している
間、図示省略のレーザー冷却部から冷却水がロッドホル
ダー7Lの各溝9の隙間d7に供給される。この各溝9
の隙間d7 に供給された冷却水は隙間d6 に送られてY
AGロッド3を冷却して隙間d5 から排出されて図示省
略のレーザー冷却部に戻される。
【0020】また、ランプ冷却用フローチューブ15内
を左側から右側へ向けて冷却水を流すことにより、フラ
ッシュランプ5が冷却される。
【0021】このように、ロッド冷却用フローチューブ
13の長さL1 をYAGロッドの長さL2 より短く(L
1 <L2 )し、しかもロッド冷却用フローチューブ13
の両端面をロッドホルダー7L,7Rの端面より隙間d
4 ,d5 だけ内側に位置するように設けたので、冷却水
の流路を損うことなく、冷却水の流速を上げることがで
きるから、冷却効果を従来よりも上げることができる。
また、ポンピングの効果を上げることができる。
【0022】また、YAGロッド3の外側とロッド冷却
用フローチューブ13の内周とで形成された隙間d
6 は、前記ロッドホルダー7Lに形成された溝9の隙間
7 より小さく(d6 <d7 )なるようにしたから、Y
AGロッド3とフラッシュランプ5の距離P2 を従来の
距離P1 より狭く(P2 <P1 )することができる。こ
のため楕円鏡1も小さくすることができる。
【0023】したがって、冷却ポンプ,フラッシュラン
プ5のランプ電源および熱交換器を小形化することがで
きる。さらに、図3に示されているように、ランプ電流
に対するレーザー出力を従来の曲線C1 に対して本実施
例の曲線C2 の方が1.5程度高めることができる。
【0024】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他
の態様で実施し得るものである。
【0025】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、請求項1による発明によれば、冷却水の流路
を損うことなく流速を上げることができるから冷却効果
を従来よりも上げることができると共にポンピングの効
率も上げることができる。
【0026】また、請求項2による発明によれば、ロッ
ドとフラッシュランプの距離よりも狭くすることができ
るから、楕円鏡を小さくすることができる。
【0027】したがって、レーザーの出力を従来より向
上させることができると共に、冷却ポンプ,フラッシュ
ランプ電源および熱交換器の小形化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の固体レーザー発振装置における固体
レーザー装置の一実施例を示す正面図である。
【図2】図1におけるII−II線に沿った断面図である。
【図3】従来と比較したランプ電流とレーザー出力との
関係を示した図である。
【図4】従来におけるレーザー発振装置におけるレーザ
ー装置の正面図である。
【図5】図4におけるV−V線に沿った断面図である。
【符号の説明】
1 楕円鏡 3 YAGロッド(ロッド) 5 フラッシュランプ 7R,7L ロッドホルダー 9 溝(冷却用通路) 13 ロッド用フローチューブ 17 ランプ用フローチューブ d4 〜d7 隙間 P2 距離 L1 ,L2 長さ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランプ冷却用フローチューブ内に設けら
    れたフラッシュランプで、ロッド冷却用フローチューブ
    内に設けられていると共にロッドホルダーで両端をホー
    ルドされたロッドを励起しレーザー発振を行なわしめる
    固体レーザー発振装置において、前記ロッド冷却用フロ
    ーチューブの長さを各ロッドホルダー間の長さより短く
    設けてなることを特徴とする固体レーザー発振装置。
  2. 【請求項2】 前記ロッド冷却用フローチューブの内径
    がロッドホルダーの外周に位置する冷却用通路の内径よ
    り小さいことを特徴とする請求項1記載の固体レーザー
    発振装置。
JP20333494A 1994-08-29 1994-08-29 固体レーザー発振装置 Pending JPH0870150A (ja)

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JP20333494A JPH0870150A (ja) 1994-08-29 1994-08-29 固体レーザー発振装置

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JPH0870150A true JPH0870150A (ja) 1996-03-12

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1187813A (ja) * 1997-09-12 1999-03-30 Toshiba Corp 固体レーザ発振器
US6385227B1 (en) 1999-01-12 2002-05-07 Kabushiki Kaisha Toshiba Solid-state laser apparatus and laser process apparatus
CN100409510C (zh) * 2006-08-15 2008-08-06 北京工业大学 一种大功率激光金属泵浦腔的冷却装置

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