JPH087007B2 - オープンショーケース - Google Patents

オープンショーケース

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JPH087007B2
JPH087007B2 JP23560990A JP23560990A JPH087007B2 JP H087007 B2 JPH087007 B2 JP H087007B2 JP 23560990 A JP23560990 A JP 23560990A JP 23560990 A JP23560990 A JP 23560990A JP H087007 B2 JPH087007 B2 JP H087007B2
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plate
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cold air
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隆司 平田
洋一 甘利
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は前面開口に冷気流を強制循環せしめるオープ
ンショーケースに関する。
(ロ)従来の技術 前面開口の上端に冷気吐出口、下端に冷気吸込口を設
け、その間にエアーカーテンを形成して貯蔵室内を外気
温の影響を受けないよう保護して、生鮮食品等を陳列貯
蔵するオープンショーケースが普及している。
この種のオープンショーケースは、貯蔵室内の貯蔵品
が客によく見えるように、貯蔵室内若しくは貯蔵室外に
蛍光灯が設けられ、また一般的に実開昭58−167882号公
報に見られるように、貯蔵室の前面開口のエアーカーテ
ンを非営業時(閉店、定休日等)に覆って外気との断熱
効果を高め、圧縮機の運転率を下げた冷却状態とし、省
エネを図るようにするナイトカバーと称すカバーを備え
ている。
(ハ)発明の解決しようとする課題 ところで、貯蔵室内の低温維持および客の足元を照ら
して安全性を高めるという観点等から蛍光灯は貯蔵室外
に配す方が好ましい。またナイトカバーの収納場所を前
面開口の上方部内に簡単に確保し、かつナイトカバーの
スムーズな出し入れを成せるような構成がのぞまれる。
そして安定器や配電線等の電装部品もコンパクトに取付
収納されることが要求される。
こうした点を配慮して、種々工夫された構造、組立構
成が提案されているが、未だ十分なものとはなっていな
い。特にナイトカバーは普通、巻き上げスプリングを内
蔵していて、引き降ろす時はこのバネ力に抗して引き出
し、下端を引っ掛ける等して覆いとし、開店時にその引
っ掛けを外すと、自動的にバネ力で巻き上げられるよう
になっている。この巻き上げ時にナイトカバーに付着し
ている露が周囲に飛び散る。特に巻き上げの最後にナイ
トカバーの下端が前面開口上部のストッパー部に当た
り、その際の衝撃力で広範囲に飛散する状況と成る。こ
のような現象から露が蛍光灯の電装部品にかかり、電気
系統にトラブルを起こすことが心配される。
しかし、従来ではこのような露の飛散防止を十分に対
策したものとはなっていない。
本発明は上記の点に鑑みて成されたもので、蛍光灯、
その電装部品およびナイトカバーが容易に取り付けら
れ、また電装部品への露の飛散防止が確実に達成され、
そしてナイトカバーの出し入れ口、およびストッパー部
の構造をも簡単に構成できるように図ったオープンショ
ーケースを提供することを目的とする。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、ショーケース本体を構成する断熱壁の内側
に、冷気通路と区画形成された貯蔵室を備え、この貯蔵
室の前面開口に上方の冷気吐出口から下方の冷気吸込口
へ向かって吹き出す冷気のエアーカーテンが形成され、
また前記冷気吹出口の前方部に螢光灯が配備されている
オープンショーケースにおいて、前記断熱壁の天壁前部
に配置された庫外天板と、この庫外天板の下方に配置さ
れ前記庫外天板との間に空室を形成し、且つ前記螢光灯
が取り付けられる反射板と、前記庫外天板と反射板との
間に配置され、前記空室を前後に仕切る縦仕切壁と、前
記空室のうち後方の空室に収納配置される自動巻取式の
ナイトカバーと、前記空室のうち前方の空室に収納され
る前記蛍光灯の電装部品とを具備してなるオープンショ
ーケースとを備えたものである。
また、前記ナイトカバーが取り付けられ、かつ前記縦
仕切壁を兼ねるナイトカバー取付板を設け、このナイト
カバー取付板の下方延長部の先端、若しくは前記蛍光灯
反射板の延出部下端を、前記冷気吹出口に配されるハニ
カムを取付支持する取付部材の一端部に近接させて、ナ
イトカバーの自由な出し入れと、ナイトカバー引き降ろ
し用把手のストッパー的作用をする狭い出し入れ口を形
成したものである。
(ホ)作用 庫外天板とその下方に配置される蛍光灯の反射板とで
形成される空室内に設けた縦仕切壁によって空室は前後
に区画される。この後方の空室をナイトカバーの収納部
とし、そして前方の空室を蛍光灯の電装部品の収納部と
することでナイトカバー、電装部品の収納場所が簡単に
確保される。ナイトカバーを巻き上げた時の衝撃によっ
て、露が飛散しても縦仕切壁によって防止され、電装部
品を濡らすことがない。
また、ナイトカバーの出し入れ口は、縦仕切壁或いは
反射板を利用して、その各先端を冷気吹出口に配される
ハニカム取付部材の一端部と近接させることで簡単に形
成される。かつこの双方の部材で作られる出し入れ口は
ナイトカバーは自由に通る程度の狭さとして、ナイトカ
バーが巻き上げられた時、その下端の引き降ろし把手が
当たりストッパー部となるように兼用する。
(ヘ)実施例 以下、添付図面を参照し、本発明の実施例を説明す
る。
第1図はオープンショーケースの天壁部近辺の要部断
面図にして、1はオープンショーケース本体を構成する
断熱壁の天壁で、内部に発泡ウレタン等の断熱材2が充
填されている。この下部にダクト部材3,3,3により外層
冷気通路4と内層冷気通路5とが形成されており、外層
冷気通路4、内層冷気通路5の各先端の冷気吹出口6,7
には、蜂の巣状の沢山の冷気吐出孔からなる外層ハニカ
ム部材8と内層ハニカム部材9とがそれぞれ配されてい
る。ここで内層ハニカム部材9はダクト部材3に取り付
けた固定板10と貯蔵室11を形成する壁板11aとの間に嵌
挿され、そして前後にスライド自在に調整されて前記貯
蔵室11の先端下部に螺子12止めされているハニカム支持
金具13の延出部分にて内層ハニカム部材9の下方部は支
承される。一方、外層ハニカム部材8はその後方端面を
前記ダクト部材3で押さえられ、その前端側はハニカム
取付部材14で支持される。このハニカム取付部材14はダ
クト部材3の先端に止着され、外層冷気通路4の前側を
囲むように長手方向に延びる合成樹脂製の支持部材15
と、この支持部材15の内側に組み合って弾性的に装着さ
れるハニカム保持部16とから構成され、そしてこのハニ
カム保持部16において、その上下に水平に若干突出する
壁部を設けてその内側に形成せしめた嵌め込み凹所に外
層ハニカム部材8を嵌め込む時、その下端が下方の壁部
17にて図示の如く支承される。また、前記支持部材15の
外面側には外層ハニカム部材8の下端面より上方の位置
で、外側へ水平に少し突出する突壁18が形成されると共
に、下方部には差し込み溝19が設けられている。なお、
この差し込み溝19の役割については後述する。20は前記
天壁1の前方部に装着される庫外天板にして、天面カバ
ー21とその前端に取り付けられる前板22とより成る。天
壁1の上面先端には第2図に示すように断面コ字型をし
た複数本の天板固定具23…が梁のように添設されてお
り、これに天面カバー21は装着固定される。24はステン
レス材より成り、この天板固定具23にネジ25で上端を取
付固定され、長手方向に延びるナイトカバー取付板であ
る。このナイトカバー取付板24によって庫外天板20内の
空室26は2つの空室26A,26Bに前後に区画形成される。
すなわちナイトカバー取付板24は空室26A,26Bを仕切る
縦仕切壁を兼ねている。ナイトカバー27はその上端辺を
トーション軸28に止着され、常に巻回されるようになっ
ており、また、下端辺に取り付けたサッシュ58の中間部
には引下げ用の把手29を備えている。ナイトカバー27を
トーション軸28に巻装して、トーション軸28の両端をナ
イトカバー支持体30に軸支して、該ナイトカバー支持体
30をナイトカバー取付板24にネジ31止めする。こうし
て、ナイトカバー27は後方の空室26Bに収納される。ま
た、天板固定具23の先には、型をした反射板固定具32
…がネジ33止めされている。そして、前記ナイトカバー
取付板24によって庫外天板20内に作られる前方の空室26
A内には安定器(図示せず)やグローソケット34、さら
にリード線35やリード線ジョイント36等が収納される部
屋として利用される。蛍光灯の光を反射する反射板37は
ステンレス材より成り、その長手方向の両端部を斜め下
方に折曲して、両側に反射面37a、37bを形成している。
特に反射面37bは、上方位置で停止している引下げ用の
把手29を隠すようにして、ナイトカバー27の巻き上がり
時に、その露が蛍光灯38,39に当たらない役目をも兼ね
ている。ここで蛍光灯反射板37はステンレス材であるた
め、露がかかっても錆にくい。また反射板37にステンレ
ス鏡面仕上げ材を使用してより反射効果を高めている。
前述した空室26はこの反射板37と前記庫外天板20との間
に形成される構成となっている。蛍光灯38,39は樹脂部
材より成る複数個の蛍光灯クリップ40…にて挟み込まれ
て、この蛍光灯クリップ40の頂部に設けた矢形状の弾性
爪片41が反射板37の裏側に突出係止することで、反射板
37に取り付けられる。この時、前側の蛍光灯38は貯蔵室
内側に向かって斜め下方に取外しできるように、そして
後側の蛍光灯39は下方に向かって取外しできるように配
置されて、蛍光灯38,39の交換作業を容易としている。
また、この反射板37にはその裏側上面にはグローソケッ
ト34が取付片55にて取り付けられ、また安定器も適宜な
取付手段で取り付けられ、更に蛍光灯スイッチ42も装着
される。反射板37にはグロー43がねじ込まれ、蛍光灯ス
イッチ42のスイッチ摘子42aが突出し、結局該反射板37
には、蛍光灯の各種電装部品が装着される。このように
下面に蛍光灯、上面に電装部品を装着させた反射板37を
反射板固定具32にネジ44…で取付固定すると、電装部品
は後方の空室26Bと遮断状況に収納される。
ところで、前記ナイトカバー取付板24の下端24aは貯
蔵室内側に向かって斜め下方に曲げられ、前記支持部材
15の突壁18との間に狭い出口を形成し、この出口をナイ
トカバー27の出し入れ口45としている。このナイトカバ
ー出し入れ口45は図示(第1図)するように引下げ用の
把手29の上方移動時にサッシュ58が当たるストッパー部
となるようにしている。
上記構成とすることで、ナイトカバー27はナイトカバ
ー取付板24によって電装部品の収納部と完全に隔絶され
て収納されるので、ナイトカバー27の巻き上げ時に飛散
する露は電装部品にかかるのを防止される。
また、蛍光灯38,39を貯蔵室外に配した場合でも、そ
の電装部品の収納個所と前記ナイトカバー27の収納個所
とを庫外天板20と反射板37との間に設けた縦仕切壁であ
るナイトカバー取付板24によって容易に確保され、それ
らの組立て作業を簡易にすることができる。
そして、ナイトカバー27の出し入れ口45および引き下
げ用の把手29のストッパー部も、ナイトカバー取付板24
を利用して構成でき、構成部品の削減が図られる。
第3図はナイトカバー27を不要とするタイプのオープ
ンショーケースとして使用する場合に、ナイトカバーの
出し入れ口45の下方を別部材の蛍光灯の光を反射させる
反射カバー46で被着した状態を示す。この場合、反射カ
バー46の後端で上方に向く折曲片46aを前記支持部材15
の差し込み溝19に嵌入し、前端側の水平片をネジ47で取
り付ける。
次に、第2の実施例を示す第4図について説明する。
同実施例においては、縦仕切壁50を反射板固定具32…
の後面側を互いに繋ぐように配設し、ネジ51で反射板固
定具32の下面に取付固定する。
このように、縦仕切壁50を空室26内に別途配設するこ
とで前後に区切られた空室26A,26Bを形成する。そして
ナイトカバー取付板24はナイトカバー取付専用として、
第1実施例と同様にネジ52で天板固定具23…に取付固定
して、ナイトカバー27を空室26B内に収設する。また、
ナイトカバーの出し入れ口45を形成するナイトカバー27
に替わって、反射板37の貯蔵室内側に位置する反射面37
bの下端を利用して、前記支持部材15の突壁18との間で
ナイトカバー27の出し入れ口45を作っている。勿論、こ
の構造によっても引き下げ用の把手29のストッパー部は
構成される。
第5図はナイトカバー27を取り付けない状態を示し、
この場合も反射カバー46を第3図と同様の要領で装着す
る。よって、第2実施例の構成においても、ナイトカバ
ー27の巻き上がり時に露が電装部品にかかるのを確実に
防止でき、またナイトカバー27のスムーズな出し入れ、
およびストッパー作用をするナイトカバーの出し入れ口
45も構成できる。
第6図は上述した本発明の構造を採用したオープンシ
ョーケース55の外観斜視図を示す。同図につき簡単に説
明すると、オープンショーケース55は貯蔵室11の下部に
機械室53を備え、貯蔵室11の回りは断熱壁2Aで囲まれて
いる。この断熱壁2Aと壁板11aとの間の冷気通路には図
示しないが適当な位置に冷却器と冷気の強制循環用の送
風器が配置されている。そして貯蔵室11内に設けた複数
段の商品載置板56上の商品は貯蔵室11の前面開口54に形
成される冷気のエアーカーテンにて外気温の影響を受け
ない一定の低温状態に維持されることと成る。
(ト)発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、ショーケース
本体の天壁前方部に設けた庫外天板とその下方に配置さ
れる蛍光灯の反射板との間に、縦仕切壁を設けて庫外天
板と反射板との間の空室を前後に区画し、後方の空気を
ナイトカバーの収納部、前方の空室を貯蔵室外に設けら
れる蛍光灯の電装部品収納部とする構成としたので、ナ
イトカバーおよび電装部品を簡易な作業で取り付けられ
る。
こうすることで、ナイトカバー巻き上げ時にそれに付
着した露が飛び散っても、縦仕切壁によって電装部品に
かかるのは確実に防止できる。
そしてナイトカバー取付板を縦仕切壁として兼用し
て、部品点数の削減を図ることもでき、またナイトカバ
ーの出し入れ口をナイトカバー取付板、若しくは反射板
を利用して、それぞれの下端部を冷気吹出口に取り付け
られるハニカム部品の取付部材と近接するだけの手段で
形成できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のオープンショーケースにおける本体上
部の前方部分の構造を示す要部断面図、第2図はその構
造部を一部破断して示す構造斜視図、第3図はナイトカ
バーを使用しない場合の第1図と同趣旨の要部断面図、
第4図は他の実施例にかかる要部断面図、第5図は同実
施例においてナイトカバーを使用しない場合の要部断面
図、第6図は本発明のオープンショーケースの外観図で
ある。 1…天壁、4…外層冷気通路、5…内層冷気通路、6,7
…冷気吐出口、11…貯蔵室、18…突壁、19…差し込み
溝、20…庫外天板、24…ナイトカバー取付板、26A…前
方の空室、26B…後方の空室、27…ナイトカバー、29…
引き下げ用の把手、37…反射板、45…ナイトカバーの出
し入れ口、50…縦仕切壁。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ショーケース本体を構成する断熱壁の内側
    に、冷気通路と区画形成された貯蔵室を備え、この貯蔵
    室の前面開口に上方の冷気吐出口から下方の冷気吸込口
    へ向かって吹き出す冷気のエアーカーテンが形成され、
    また前記冷気吹出口の前方部に螢光灯が配備されている
    オープンショーケースにおいて、前記断熱壁の天壁前部
    に配置された庫外天板と、この庫外天板の下方に配置さ
    れ前記庫外天板との間に空室を形成し、且つ前記螢光灯
    が取り付けられる反射板と、前記庫外天板と反射板との
    間に配置され、前記空室を前後に仕切る縦仕切壁と、前
    記空室のうち後方の空室に収納配置される自動巻取式の
    ナイトカバーと、前記空室のうち前方の空室に収納され
    る前記蛍光灯の電装部品とを具備してなるオープンショ
    ーケース。
  2. 【請求項2】前記ナイトカバーが取り付けられ、かつ前
    記縦仕切壁を兼ねるナイトカバー取付板を設け、このナ
    イトカバー取付板の下方延長部の先端、若しくは前記蛍
    光灯反射板の延出部下端を、前記冷気吹出口に配される
    ハニカムを取付支持する取付部材の一端部に近接させ
    て、ナイトカバーの自由な出し入れと、ナイトカバー引
    き降ろし用把手のストッパー的作用をする狭い出し入れ
    口を形成したことを特徴とする請求項1記載のオープン
    ショーケース。
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