JPH086813Y2 - 道路反射鋲 - Google Patents

道路反射鋲

Info

Publication number
JPH086813Y2
JPH086813Y2 JP1990107899U JP10789990U JPH086813Y2 JP H086813 Y2 JPH086813 Y2 JP H086813Y2 JP 1990107899 U JP1990107899 U JP 1990107899U JP 10789990 U JP10789990 U JP 10789990U JP H086813 Y2 JPH086813 Y2 JP H086813Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inclined side
road
tack
surface portion
curb
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1990107899U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0465816U (ja
Inventor
恵司 渡辺
Original Assignee
石原プラスチック工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 石原プラスチック工業株式会社 filed Critical 石原プラスチック工業株式会社
Priority to JP1990107899U priority Critical patent/JPH086813Y2/ja
Publication of JPH0465816U publication Critical patent/JPH0465816U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH086813Y2 publication Critical patent/JPH086813Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Signs Or Road Markings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は道路面や縁石の上面等に取付けられて、車輌
前照灯からの光を反射し、これを運転者に返す道路反射
鋲に関するものである。
【従来の技術】
略方形をなす基台に梯形状隆起部を一体形成し、その
梯形状隆起部の傾斜した両側面あるいは片側面にプリズ
ム反射方式の反射板を取付けた道路反射鋲が従来公知で
ある。この種の道路反射鋲は、二車線(または四車線)
道路では、左側前照灯の光を入射してこれを運転者に帰
すため左側縁石に、また右側前照灯の光を入射してこれ
を運転者に帰すため対向車線側に当る右側縁石(または
四車線の中央分離帯)にそれぞれ設けることによって、
進行方向左側と右側の視認を可能としている。
【考案が解決しようとする課題】
一般に車輌前照灯のすれ違いビームの光軸は相手方の
運転者に眩惑を与えないように2°程度左に向けている
から、左側縁石上に設置した道路反射鋲は左側前照灯の
光軸を入射できるけれども、右側に設定した道路反射鋲
では右側前照灯の光軸に対して右に何度か振れたビーム
しか入射することができない。因みに前照灯間隔1500mm
の車輌が幅員3250mmの二車線道路の中央を走り、運転者
は右側光軸より左方へ300mmに位置し、縁石は車線の側
帯から500mm離れているとすると、左側前照灯の光軸は
略40m先の左側縁石上の道路反射鋲に入射するのに対し
て、右側縁石上の反射鋲では右側前照灯の光軸に対して
右に5°振れたビームが略80m先の道路反射鋲で入射さ
れることになる。光軸に対して5°振れると、その光量
は略1/3に減少してしまうため、ビーム有効範囲は5°
程度が限界といえる。上記した理由から進行方向右側の
視認については視認距離が長いうえ、道路反射鋲が余り
輝いて見えないため、良好とはいえなかったのである。 同様なことは、幅員6500mmの四車線道路で左側縁石上
と四車線の中央分離帯に道路反射鋲を設け、車は進行方
向左側の車線を走る場合にもいえる。 本考案の目的は、上記した進行方向右側の道路反射鋲
が余り輝いて見えず、視認が効果的に行われなかった点
を解消することにある。
【課題を解決するための手段】
本考案の道路反射鋲は、反射鋲本体の方形状基台上
に、該基板の中心線および該基台の面に対して夫々傾斜
させた一方の傾斜側面と、上記傾斜側面と略対称的な傾
斜側面部分並びにその傾斜側面部分の該基台の中心線に
近い端部に連続させた円弧状傾斜側面部分とから構成さ
れる反対側の傾斜側面とを有する台状部分を形成して、
上記一方の傾斜側面にプリズム反射方式の反射板を取付
け、その反対側の傾斜側面にマイクロプリズムシートを
取付けたものである。
【作用】
従来と同様、上記した道路反射鋲を進行方向左側の縁
石と、進行方向右側の対向車線の縁石或いは4車線の中
央分離帯に設置する。進行方向左側の縁石に設置した道
路反射鋲の反射板には左側前照灯の光軸が入射し、その
反射光は運転者に戻され、左側視認の点では従来と変わ
るところがない。 一方、進行方向右側の対向車線の縁石あるいは4車線
の中央分離帯に設置した道路反射鋲には右側前照灯のビ
ーム有効範囲の光が入射するが、その際、先ず湾曲した
円弧状傾斜側面部分のマイクロプリズムシートに入射
し、それから平面状の傾斜側面部分のマイクロプリズム
シートに入射することになる。従って従来品にはなかっ
た上記マイクロプリズムシートの湾曲部分における効果
的な輝きが付加され、これによって右側視認は従来より
も遥かに良好になる。
【実施例】
本考案の実施例を示す第1図において、1は例えば耐
候性ABS樹脂の成型品である反射鋲本体である。反射鋲
本体1は、図示の如く方形状基台2と台状部分3との一
体成形品である。この台状部分3の一方の傾斜側面4
は、中心線に対して例えば4°程度傾けると共に、基台
に対しては例えば25°傾斜させている。 台状部分3の反対側の傾斜側面5は、上記傾斜側面4
と略対称的な平面状の傾斜側面部分5A並びにその傾斜側
面部分5Aの該基台2の中心線に近い端部に連続させた湾
曲せる円弧状傾斜側面部分5Bとから構成される。図示の
例で、傾斜側面部分5Aは、中心線に対して例えば4°程
度傾けると共に、基台2に対しては例えば65°傾斜させ
ている。 従来公知の反射板6は上記した一方の傾斜側面4に取
付けられる。また、反対側の傾斜側面5の全面つまり傾
斜側面部分5Aと円弧状傾斜側面部分5Bとには、マイクロ
プリズムシート7を取付ける。要すればマイクロプリズ
ムシート7の上面を透明なコーテイング層8で被覆す
る。 このマイクロプリズムシート7は厚さ0.2〜0.3mmのポ
リエステル製シート面に約3600個/cm2の精密なマイク
ロプリズムを形成したもので市販品から求めることがで
きる。マイクロプリズムシート7は遠距離視認性に優れ
ているし、円弧状傾斜側面部分5Bに沿って湾曲させて取
付けてもプリズムの構成角度には殆ど影響がなく、臨界
角度15°の曲面までは反射可能である。 上記の道路反射鋲は、常法に従って、進行方向左側の
縁石と、進行方向右側の対向車線の縁石或いは四車線の
中央分離帯に設置される。左側の道路反射鋲の反射板と
車輌の左側前照灯の光軸との相互関係については、特に
従来のものと変わらないから左側視認に変わりはない。 しかし車輌の右側前照灯からの光が入射する進行方向
右側の対向車線の縁石あるいは4車線の中央分離帯に設
置した道路反射鋲については、ビーム有効範囲の光がま
ず円弧状傾斜側面部分5Bのマイクロプリズムシート7に
入射し、その後に傾斜側面部分5Aのマイクロプリズムシ
ート7に入射することになる。つまりマイクロプリズム
シートの湾曲面部分が先ず輝くことになるが、これは従
来品には期待できなかったことであって、これにより右
側視認は従来よりも遥かに良好になる。 車輌が四車線道路の進行方向右側を走行するときで
も、右側前照灯のビーム有効範囲の光がまずマイクロプ
リズムシートの湾曲面部分に入射して輝き、その後にマ
イクロプリズムシートの平面部分に入射して輝く点で
は、上記したところと同じである。
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案の道路反射鋲
は、その一方の側面に反射板を取付けて平面状の反射面
を形成している点では従来と同じであるが、反対側は円
弧状傾斜側面部分を含む傾斜側面にマイクロプリズムシ
ートを取付けて平面状の反射面のみならず湾曲した反射
面を連続して形成しているため、湾曲面部分による輝き
が付加される分だけ右側視認の効果が向上する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の実施例を示す斜視図、第2図は第1図
のII−II線に沿って切断し、矢印方向に見た断面図であ
る。 1…反射鋲本体 2…方形状基台 3…台状部分 4…一方の傾斜側面 5…反対側の傾斜側面 5A…傾斜側面部分 5B…円弧状傾斜側面部分 6…反射板 7…マイクロプリズムシート 8…透明なコーテイング層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】反射鋲本体1の方形状基台2上に、該基板
    2の中心線および該基台2の面に対して夫々傾斜させた
    一方の傾斜側面4と、上記傾斜側面4と略対称的な傾斜
    側面部分5A並びにその傾斜側面部分5Aの該基台2の中心
    線に近い端部に連続させた円弧状傾斜側面部分5Bとから
    構成される反対側の傾斜側面5とを有する台状部分3を
    形成して、上記一方の傾斜側面4にプリズム反射方式の
    反射板6を取付け、その反対側の傾斜側面5にマイクロ
    プリズムシート7を取付けてなる道路反射鋲。
JP1990107899U 1990-10-15 1990-10-15 道路反射鋲 Expired - Fee Related JPH086813Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990107899U JPH086813Y2 (ja) 1990-10-15 1990-10-15 道路反射鋲

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990107899U JPH086813Y2 (ja) 1990-10-15 1990-10-15 道路反射鋲

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0465816U JPH0465816U (ja) 1992-06-09
JPH086813Y2 true JPH086813Y2 (ja) 1996-02-28

Family

ID=31854624

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990107899U Expired - Fee Related JPH086813Y2 (ja) 1990-10-15 1990-10-15 道路反射鋲

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH086813Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0465816U (ja) 1992-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4073568A (en) Retroreflector units with three mutually perpendicular surfaces defining a trihedral angle of a rectangular parallelepiped
US4383290A (en) Signal lamp
US4653955A (en) Retroreflective device having curved retroreflective surface
US3980393A (en) Retroreflective device
US4284365A (en) Reflective lane marker for roadways
US5079677A (en) Headlamp unit for motor vehicles
US3954324A (en) Pavement marker having conical retro-reflectors
US4152046A (en) Light reflecting delineator
JPH086813Y2 (ja) 道路反射鋲
US6290362B1 (en) Delineator capable of reflecting oblique incident light beam
US5402266A (en) Vehicle reflector unit
JP2674698B2 (ja) 道路用視線誘導標
US3762825A (en) Traffic lane marker and reflector
JPS6115203B2 (ja)
JPH11281809A (ja) レフレクター
EP0921233A1 (en) Curbstones with reflecting elements
JPS5923052Y2 (ja) 視線誘導標
KR101145338B1 (ko) 도로표지병
JPS5923053Y2 (ja) 交叉点用道路鋲
KR0127832Y1 (ko) 도로안내용 반사판
JPS5941223Y2 (ja) 道路用標示板
JP2702679B2 (ja) 反射体付き境界ブロック
KR200235031Y1 (ko) 야광 도로 경계석
KR100909386B1 (ko) 교통안전표지용 재귀반사체
JP3582758B2 (ja) 中央分離帯用視線誘導標

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees