JPH08680U - 薄板搬送装置 - Google Patents

薄板搬送装置

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JPH08680U
JPH08680U JP4309391U JP4309391U JPH08680U JP H08680 U JPH08680 U JP H08680U JP 4309391 U JP4309391 U JP 4309391U JP 4309391 U JP4309391 U JP 4309391U JP H08680 U JPH08680 U JP H08680U
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JP
Japan
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work
thin plate
endless belts
belt
endless
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Pending
Application number
JP4309391U
Other languages
English (en)
Inventor
孝 徳永
良三 渡辺
昭 多田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OM MFG CO., LTD.
Original Assignee
OM MFG CO., LTD.
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 平行に配置した一対のエンドレスベルトの外
側面に形成した段差部により薄板状のワークの両側縁部
を支持しつつワークを搬送する装置において、極薄のワ
ークでも自重、振動、及び塗布すべき塗料の重さ等によ
りワークがエンドレスベルトから落下することなく安定
して搬送できる薄板搬送装置の提供を目的とする。 【構成】 外側面に複数の突起6を有する一対のエンド
レスベルト2の相互間隔を、偏向ローラ9によりワーク
Pの送り方向に漸減させ、ワークPを側方から徐々に押
圧してエンドレスベルト間に挟持する。同時に、センサ
14によりワークPが上記の押圧開始位置に到達したこと
を検出し、これに同期してワークPの下方からエアシリ
ンダ13のピストンロッド15によりワークPを上方へ押し
上げる。これによりワークPを上方へ凸状に湾曲させた
状態で搬送する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スプレー式塗料塗布装置において、塗布すべき薄板状のワークを搬 送するための搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
多数のワークに塗料を連続塗布するスプレー式の自動塗布装置は、塗布すべき ワークを所定方向に搬送する搬送装置を備え、搬送装置上に載置したワークにそ の上方から塗料を噴霧状にして吹付けている。従来この種の搬送装置は、ワーク が例えばプリント配線板等の薄板形状である場合には、ワークの下面を確実に支 持するベルト式又はローラ式コンベアを使用していた。このときコンベアに対す る塗料汚れを防止するために、コンベアのワーク載置面をコンベアと同期して移 動するウェブ又はシート状の紙で被覆し、この紙の上にワークを載せていた。紙 は塗料を一度吸い取ると再使用できないため廃棄され、常に新しい紙をコンベア 上に供給していた。このため経済的に不利であると共に、構造が複雑になってい た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記の搬送装置においては、不要塗料除去用の紙を多大に消費すること、ウェ ブ又はシート状の紙の供給排出構造を必要とすること等の課題があった。
【0004】 このような課題を排除するため、塗料が吹付けられる部分にワーク載置面を持 たない、いわゆる挟み式ベルトコンベアの使用が考えられる。しかしながらこの 種の挟み式ベルトコンベアは、一般に対向して配置した2本のエンドレスベルト の間にワークを挟持するものであり、各エンドレスベルトの外側面及び所望によ り外側面上に設けた複数の突起にてワーク支持を形成しているため、例えばプリ ント配線板等の薄板の搬送には不適当とされていた。これは搬送時に薄板の中央 部が自重により下へ凸に湾曲し、さらに搬送時の振動や塗料の重量及び吹付け圧 力によって薄板がエンドレスベルト間から脱落してしまうためである。
【0005】 本考案の目的は、上記に鑑み、従来の挟み式搬送装置において、厚さの極めて 薄い薄板状ワークをその自重や塗料重量等によって脱落させることなく搬送する ことが可能な、スプレー式塗布装置における薄板状ワークの搬送装置を提供する ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案による薄板搬送装置は、それぞれがループを 形成する一対のエンドレスベルトを平行に配置し、各エンドレスベルトの相互に 対向する面を下方側が突出した段付き面として形成し、各々のエンドレスベルト の段付面の段差上にて薄板をその両側縁部において挟持した状態で各エンドレス ベルトを所定方向に回動させることにより薄板を搬送する装置において、搬送時 に、エンドレスベルトに薄板を挟持させたまま、薄板を強制的に上方へ凸状に湾 曲させる加圧手段を備えたことを特徴とするものである。
【0007】 この加圧手段は、一対のエンドレスベルトの相互間隔を薄板の搬送方向に漸減 させる手段と、搬送中の薄板のその両側縁部から実質的等距離にある部分を、エ ンドレスベルト間隔の漸減にほぼ同期して下方から押し上げる手段とを含んでも よい。
【0008】
【作用】
一対のエンドレスベルトの各々の段付き面により薄板を挟持しつつ搬送する際 に、加圧手段を作動させて薄板を強制的に上方へ凸状に湾曲させる。このとき各 エンドレスベルトは薄板の両側縁部を支持し続ける。これにより、薄板は自重や 塗布圧力及び塗料の重さ等に対抗して湾曲状態を維持する。加圧手段を、エンド レスベルト間隔を漸減させる手段と薄板を下方から押し上げる手段とで構成すれ ば、エンドレスベルト間隔の漸減に伴い薄板は湾曲を始め、同時に下方から中央 部付近を押し上げることにより、薄板は容易に上方へ凸状態になる。エンドレス ベルト間隔の漸減及び薄板下方からの押し上げはこの瞬間に終了させればよく、 薄板の持つ弾性により凸状態を維持することができる。この状態のまま薄板を搬 送しつつ、上方から塗料の吹付けを実施する。
【0009】
【実施例】
以下、添付図面を参照して本考案の一実施例を説明する。 図1及び図2は本考案の一実施例による薄板搬送装置1を概略で示す。薄板搬 送装置1は、それぞれがループを形成する一対のエンドレスベルト2(以下、ベ ルト2という)を備えたベルト式コンベアである。各ベルト2は実質的平行に対 向して配置され、各々の両端位置で図示しない駆動手段に連結した駆動プーリ3 、及び従動プーリ4(それぞれ一つずつ図示)に示持される。各ベルト2の相互 に対向する面、すなわちループの外側を向いた面5には、それぞれ複数の突起6 を所定間隔に設ける。突起6はベルト2の対向面5からほぼ直方体形状に突出し 、図3から明らかなように、その上端面7をベルト2の上端面8よりも下方に配 置しており、突起6の上端面7とその上方の対向面5とで薄板状のワークPをそ の両側縁部において支持する。このようにしてワークPを支持しつつ、駆動プー リ3の作動によりベルト2がワークPを所定方向(図1の例では矢印A方向)に 搬送し、塗布装置のノズルNから塗料をワークPに吹付ける。
【0010】 図1に示した搬送装置1は、各ベルト2のループ内側でかつ送り側の面に当接 するように、偏向ローラ9を所定位置に配設している。偏向ローラ9はベルト2 をループ内側から押圧し、各ベルト2間の相互間隔をその位置で減小させる作用 を果たす。本実施例では、各ベルト2間の間隔が、従動プーリ4から偏向ローラ 9に至る範囲で漸減し、偏向ローラ9から駆動プーリ3に至る範囲では実質的同 一であるように各ベルト2を配置している。
【0011】 このような各ベルト2の配置により、薄板状のワークPは、従動プーリ4側か らベルト2上に供給されたときにはベルト2の突起6の上端面7のみに支持され 、搬送の間には各ベルト2の間隔の漸減に伴ないさらにベルト2の対向面5によ り両側縁から押圧挟持される。したがって偏向ローラ9から駆動プーリ3に至る 範囲での各ベルト2の間隔(図3(b)にlで示す)を、ワークPの幅(図3( a)にwで示す)よりも若干小さくすることにより、ワークPは側方から押圧さ れて上方又は下方へ凸状に湾曲することになる。本実施例では、各ベルト2のル ープ内側に押圧時のワークPの反発力に対抗する補助手段として、偏向ローラ9 に並列して駆動プーリ3側にベルトガイド10を配設している。偏向ローラ9及び ベルトガイド10は適当な基台11に支持される。
【0012】 図1の薄板搬送装置1は、ワークPを強制的に上方へ凸状に湾曲させる加圧手 段として、上記の偏向ローラ9と協働するシリンダ装置12をさらに備える。シリ ンダ装置12は、偏向ローラ9の配設位置付近のベルト2の下方で各ベルト2から 等距離の位置に直立して配置したエアシリンダ13と、偏向ローラ9より若干従動 プーリ4側の位置にワークPの前縁部が到達したときにこれを検出する適当なセ ンサ14とを備える。センサ14は例えば近接スイッチ等からなり、ワークPが偏向 ローラ9に接近しつつあること、すなわちワークPが側方からベルト2により押 圧されつつあることを探知し、ただちにエアシリンダ13を作動させてピストンロ ッド15を上昇させる。これによりピストンロッド15の先端部16は、ワークPの裏 面の両側縁からほぼ等距離の位置に当接してワークPを上方に押圧する。このと きワークPの両側縁部はベルト2の対向面5に挟持されているため、ワークPは 上方へ凸状に湾曲することになる。この後ただちにピストンロッド15は下降し、 ワークPの全長が偏向ローラ9を超えて移動すると、ワークPはベルト2に挟持 されて上に凸の状態を維持したまま搬送される。
【0013】 エアシリンダ13のピストンロッド15は、その先端部16がワークPの裏面と摺動 し合わないように、上記ではワークPを押圧した後すぐに下降するものとしたが 、ワークPをより確実に湾曲させるために、適当なリンク機構(図示せず)を用 いて、ピストンロッド15がワークPを押圧した状態で所定距離だけエアシリンダ 13をワークPと共に、すなわちベルト2の送り方向へ同速度で移動させ、その後 ピストンロッド15を下降させてエアシリンダ13を元の位置に復動させるようにし てもよい。またこのようなリンク機構を用いることにより、エアシリンダ13の代 わりに適当な押し棒を同様に配置し、押し棒に上記のピストンロッド15及びエア シリンダ13の動作を行なわせるようにしてもよい。さらに、ワークPの裏面にも 塗料が塗布されている場合を考慮して、ピストンロッド15(又は押し棒)の先端 部16がワークPに当接する位置は、ワークPの前縁部付近とすることが好ましく 、そのようにエアシリンダ13を配置する。
【0014】 図4に、ベルト2の変形例を示す。この例では、ピストンロッド15によりワー クPを下方から押し上げる際に、ワークPの両側縁部の支持をより確実なものと するため、ベルト2の対向面5に設けた突起6の上方に離間してさらに突起17を 設けている。そしてこれらの突起6及び17の間に形成された凹部18にてワークP の両側縁部を支持する。突起17の突出長は突起6よりも短かくなっており、ワー クPをベルト2に供給する際にはワークPの両側縁部と各ベルト2の対向面5と の間に隙間が形成される程度に各ベルト2間の間隔が広がっているため、ワーク Pの両側縁部を突起6の上端面7に載せるだけでよく、各ベルト2の間隔が漸減 するに伴い、ワークPの両側縁部は凹部18に入り込み、ワークPの確実な支持が 得られることとなる。
【0015】 上記のようにして、上方へ凸状に湾曲して挟持されたまま搬送されるワークP は、各ベルト2の間隔が広がらない限り自重や搬送時の振動によりベルト2から 脱落することがない。またこの状態でワークPの上方からスプレー式に塗料を塗 布すれば、塗料の重さや吹付け圧力にも対抗してワークPを安定して支持するこ とが可能であり、厚さの極めて薄い(例えば0.2mm程度)ワークPにも確実に塗 料を塗布できる。なお、塗布時に均等な塗膜厚を得るためには、ワークPの上方 への湾曲高さh(図3(b))をワークPの幅wの1%程度までとすることが好ま しく、同時にこの程度の湾曲で十分な支持を得ることができる。
【0016】 なお、上記各実施例では、ベルト2の対向面5に複数の突起6を設けた構造と したが、これに限定することなく対向面5は、ワークPを挟持するために下方側 が突出した段付き面として形成されていればよい。
【0017】
【考案の効果】
本考案は、薄板をその両側縁部で2本のエンドレスベルトに挟持させつつ、加 圧手段により薄板を強制的に上方へ凸状に湾曲させた状態で薄板を搬送する構造 としたため、厚さの極めて薄い薄板でも自重や振動により落下することなく搬送 することができ、塗料を薄板上方から吹付けて塗布する際にも、塗料の重さや吹 付け圧力に抗して薄板を安定して支持することが可能であり、しかも均一な厚さ の塗膜を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による薄板搬送装置の概略斜視
図である。
【図2】図1の薄板搬送装置の概略平面図である。
【図3】(a)は図2の矢印III aから見た矢視図、
(b)は図2の矢印III bから見た矢視図である。
【図4】エンドレスベルトの変形例を薄板とともに示す
断面図である。
【符号の説明】
2…エンドレスベルト 3…駆動プーリ 4…従動プーリ 5…対向面 6,17…突起 9…偏向ローラ 10…ベルトガイド 13…エアシリンダ 14…センサ 15…ピストンロッド

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれがループを形成する一対のエン
    ドレスベルトを平行に配置し、各エンドレスベルトの相
    互に対向する面を下方側が突出した段付き面として形成
    し、各々のエンドレスベルトの該段付き面の段差上にて
    薄板をその両側縁部において挟持した状態で各エンドレ
    スベルトを所定方向に回動させることにより薄板を搬送
    するスプレー式塗料塗布装置における薄板搬送装置にお
    いて、 搬送時に、前記エンドレスベルトに薄板を挟持させたま
    ま、該薄板を強制的に上方へ凸状に湾曲させる加圧手段
    を備えたことを特徴とする薄板搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記加圧手段は、前記一対のエンドレス
    ベルトの相互間隔を薄板の搬送方向に漸減させる手段
    と、搬送中の該薄板のその両側縁部から実質的等距離に
    ある部分を、前記エンドレスベルト間隔の漸減にほぼ同
    期して下方から押し上げる手段とを含んでなる請求項1
    記載の薄板搬送装置。
JP4309391U 1991-06-10 1991-06-10 薄板搬送装置 Pending JPH08680U (ja)

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JP4309391U JPH08680U (ja) 1991-06-10 1991-06-10 薄板搬送装置

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JP4309391U JPH08680U (ja) 1991-06-10 1991-06-10 薄板搬送装置

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JPH08680U true JPH08680U (ja) 1996-04-23

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JP4309391U Pending JPH08680U (ja) 1991-06-10 1991-06-10 薄板搬送装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20200139658A1 (en) * 2018-11-06 2020-05-07 Graphic Packaging International, Llc Method and System for Processing Blanks for Forming Constructs

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US20200139658A1 (en) * 2018-11-06 2020-05-07 Graphic Packaging International, Llc Method and System for Processing Blanks for Forming Constructs
WO2020097015A1 (en) * 2018-11-06 2020-05-14 Graphic Packaging International LLC Method and system for processing blanks for forming constructs
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