JPH0867349A - バケットエレベータの掘削装置 - Google Patents

バケットエレベータの掘削装置

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JPH0867349A
JPH0867349A JP20629694A JP20629694A JPH0867349A JP H0867349 A JPH0867349 A JP H0867349A JP 20629694 A JP20629694 A JP 20629694A JP 20629694 A JP20629694 A JP 20629694A JP H0867349 A JPH0867349 A JP H0867349A
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Shigeru Nishisako
茂 西迫
Hiroshi Jinbo
博 仁保
Hisaya Myojin
久也 明神
Tomohiro Yokoyama
智広 横山
Ryoji Taura
良治 田浦
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バケットチェーン張力や掘削力等の個々の負
荷を把握して確実に定量払出し制御を行うことができる
バケットエレベータの掘削装置を提供する。 【構成】 各部に油圧センサ22,23,24を各々設
けると共に、制御部25では、油圧センサ23の検出値
(掘削力相当圧力+チェーン張力相当圧力)と油圧セン
サ24の検出値(チェーン張力相当圧力)とから算出し
た掘削力と掘削力目標値とを比較演算して定めた速度目
標値となるよう掘削装置の横送り速度を制御する一方、
算出した掘削力と油圧センサ22の検出値(持上力相当
圧力+掘削力相当圧力)とから算出した持上力と持上力
目標値との比較演算結果によって前記掘削力目標値を順
次更新するというものであり、このため持上力を目標値
に一致させバラ荷の払出し量を一定にして確実に定量払
い出し制御を行うことができるというものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバケットエレベータの掘
削装置に関し、特に船積みされた鉱石等のバラ荷を荷揚
げするアンローダに適用して有用なものである。
【0002】
【従来の技術】図5はバケットエレベータ式アンローダ
に備えられた従来技術に係るバケットエレベータの掘削
装置の下部側面図、図6は図5に示す掘削装置の側面全
体を概念的に示す説明図である。両図において、1′は
エレベータコラム、2′は揺動フレーム、2a′は上半
部揺動フレーム、2b′は掘削部伸縮シリンダ、2c′
は下半部スライドフレーム、3′,6′は軸、5′は掘
削フレーム、7′は水平保持シリンダ、8′,9′,1
0′はガイドスプロケット、12′はバケットチェーン
エレベータ、12a′はバケット、12b′はバケット
チェーン、20′は油圧モータであるバケット駆動モー
タ、21′は駆動スプロケット、22′は油圧センサで
ある。
【0003】これらのうち揺動フレーム2′は上半部揺
動フレーム2a′と下半部スライドフレーム2c′とを
有してなるものであり、上半部揺動フレーム2a′がエ
レベータコラム1′の下端部に軸3′を介して揺動可能
に支持されると共に、下半部スライドフレーム2c′が
上半部揺動フレーム2a′の内側に設けられた掘削部伸
縮シリンダ2b′の伸縮により上半部揺動フレーム2
a′の長手方向に沿ってスライドする。傾転シリンダ
4′は、両端がエレベータコラム1′の下端部と上半部
揺動フレーム2a′の下端部とに各々連結されている。
従ってこの傾転シリンダ4′の伸縮により揺動フレーム
2′全体が軸3′を中心として揺動される。
【0004】掘削フレーム5′は、後端部(図5中右端
部)が揺動フレーム2′の下端部(即ち下半部スライド
フレーム2c′の下端部)に軸6′を介して連結され、
揺動フレーム2′と共に略L字状を成している。また掘
削フレーム5′は、この掘削フレーム5′の中央部と下
半部スライドフレーム2c′の中央部とに両端が各々連
結された水平保持シリンダ7′の伸縮により、揺動フレ
ーム2′の揺動角度に係わらず常に水平に保持される。
【0005】ガイドスプロケット8′,9′,10′
は、掘削フレーム5′の両端部及び揺動フレーム2′の
上端部に各々回転可能に設けれており、バケットチェー
ンエレベータ12′が、矢印A′で示す方向にこれらの
ガイドスプロケット8′,9′,10′を順に経由して
エレベータコラム1内へと循環移動するよう案内する。
【0006】駆動スプロケット21′はバケットチェー
ンエレベータ12′を駆動するスプロケットであって、
エレベータコラム1′の上端部に設けられており、バケ
ット駆動モータ20′によって駆動される。即ちこのバ
ケット駆動モータ20′によって駆動スプロケット2
1′を駆動することにより、前述の如くバケットチェー
ンエレベータ12′を矢印A′方向に循環移動せしめ
る。
【0007】バケットチェーンエレベータ12′は、駆
動スプロケット21′及びガイドスプロケット8′,
9′,10′と係合して前述の如く矢印A方向に循環移
動するバケットチェーン12b′と、このバケットチェ
ーン12b′に所定の間隔で複数取付けられバケットチ
ェーン12b′と共に循環移動するバケット12a′と
を有してなるものである。
【0008】油圧センサ22′はバケット駆動モータ2
0に備えられており、バケット駆動モータ20にかかる
負荷、即ちバケットチェーンエレベータ12′にかかる
負荷(この負荷に相当する油圧)を検出し、検出信号を
図示しない制御部へ出力する。制御部では、油圧センサ
22′の検出値に基づいて掘削装置の横送り速度を制御
する。
【0009】従って上記構成のバケットエレベータの掘
削装置によれば、船倉口から船倉内へ掘削部を進入させ
た後、バケットチェーンエレベータ12′を循環移動さ
せると共に掘削装置を横送りすることにより、船倉内の
バラ荷14を、バケット12a′で掘削して掬い取った
後上方へと搬送しこれをエレベータコラム1′の上端部
において払出すようにして荷揚げする。かかる荷揚げ
は、まず図5中の実線(但しバケットチェーンエレベー
タ12′は一点鎖線)で示すように揺動フレーム12′
と掘削フレーム5′とが略L字状を成す状態にして船倉
内中央部付近のバラ荷14の荷揚げから行い、順次、図
5中の二点鎖線で示すように水平保持シリンダ7′を伸
長して掘削フレーム5′を水平に保持しつつ傾転シリン
ダ4′を縮めて揺動フレーム2を前方に揺動した状態に
して、船倉内周辺部及び船倉の壁13付近のバラ荷14
の荷揚げを行う。
【0010】このとき掘削装置の横送り速度は、油圧セ
ンサ22′の検出値に基づき制御部によって制御され
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術に係るバケットエレベータの掘削装置では、バケッ
トチェーンエレベータ12′にかかる全負荷、即ち掘削
力や持上力を合計した負荷を検出する油圧センサ22′
の検出値のみに基づいて掘削装置の横送り走度を制御し
ているため、バケットチェーン張力や掘削力等の個々の
負荷が把握されず、充分なバラ荷14の定量払出し制御
(荷役量一定制御)を行うことができなかった。このた
め掘削装置の運転効率の低下を招いていた。
【0012】従って本発明は上記従来技術に鑑み、バケ
ットチェーン張力や掘削力等の個々の負荷を把握して確
実に定量払出し制御を行うことができるバケットエレベ
ータの掘削装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の第1の構成は、上端部がエレベータコラムの下端部
に支持された第1のフレームと、両端にガイドスプロケ
ットを各々有すると共に、中央部が前記第1のフレーム
の下端部に俯仰動作可能に支持されて前記第1のフレー
ムと共に略逆T字状を成す第2のフレームと、この第2
のフレームを伸縮してバケットチェーンを緊張せしめる
チェーン緊張シリンダと、一端が前記第1のフレームの
中央部に連結されると共に他端が前記第2のフレームの
端部に連結され、前記第2のフレームを俯仰駆動して水
平に保持する水平保持シリンダと、前記ガイドスプロケ
ットを経由して前記エレベータコラム内へと循環移動す
ることにより、掘削したバラ荷を搬送して払出しするバ
ケットチェーンエレベータと、駆動スプロケットを駆動
して、この駆動スプロケットにより前記バケットチェー
ンエレベータを循環移動せしめるバケット駆動モータ
と、前記バケット駆動モータと水平保持シリンダとチェ
ーン緊張シリンダとに各々設けられ、これらの作動流体
圧力を検出する圧力センサと、これらの圧力センサの検
出値に応じて、前記バケットチェーンエレベータが定量
払い出しを行うよう掘削装置の横送り速度を制御する制
御手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】また上記目的を達成する本発明の第2の構
成は、上記第1の構成において、制御手段が、水平保持
シリンダに備えた圧力センサの検出値とチェーン緊張シ
リンダに備えた圧力センサの検出値とから算出した掘削
力と掘削力目標値とを第1の比較演算部にて比較演算し
この比較演算結果に基づいて速度目標値を定め掘削装置
の横送り速度が前記速度目標値となるよう制御する一
方、算出された前記掘削力とバケット駆動モータに備え
た圧力センサの検出値とから算出した持上力と持上力目
標値とを第2の比較演算部にて比較演算しこの比較演算
結果に基づいて前記掘削力目標値を順次更新することを
特徴とする。
【0015】また上記目的を達成する本発明の第3の構
成は、上記第2の構成において、制御手段の第1の比較
演算部が、算出した掘削力と掘削力目標値との差を求め
る第1の比較部とこの差に基づいてPI制御する第1の
PI制御部とを有するものであると共に、制御手段の第
2の比較演算部が、算出した持上力と持上力目標値との
差を求める第2の比較部とこの差に基づいてPI制御す
る第2のPI制御部とを有するものであることを特徴と
する。
【0016】
【作用】上記構成の本発明によれば、バケット駆動モー
タと水平保持シリンダとチェーン緊張シリンダとに各々
設けれた圧力センサの検出値に基づいてバケットチェー
ンエレベータの個々の負荷、即ち、持上力、掘削力及び
バケットチェーン張力が把握されるめ、この圧力センサ
の検出値に基づく掘削装置の横送り走度制御によって確
実に所定の定量払い出し制御が行われる。また制御手段
に第1及び第2のPI制御部を備えることにより、上記
制御がスムーズに行われる。
【0017】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。
【0018】図1はバケットエレベータ式アンローダに
備えられた本発明の実施例に係るバケットエレベータの
掘削装置の下部側面図、図2は図1に示す掘削装置の側
面全体を概念的に示す説明図、図3は図1に示す掘削装
置に備えた制御部の制御ブロック図、図4は図1に示す
掘削装置に備えた制御部の動作を示すフローチャートで
ある。
【0019】図1及び図2において、1はエレベータコ
ラム、2は揺動フレーム、2aは上半部揺動フレーム、
2bは掘削部伸縮シリンダ、2cは下半部スライドフレ
ーム、3,15は軸、5は掘削フレーム、5aは右半部
掘削フレーム、5bはチェーン緊張シリンダ、5cは左
半部スライドフレーム、7は水平保持シリンダ、8,
9,10はガイドスプロケット、12はバケットチェー
ンエレベータ、12aはバケット、12bはバケットチ
ェーン、20は油圧モータであるバケット駆動モータ、
21は駆動スプロケット、22,23,24は油圧セン
サ、25は制御部である。
【0020】これらのうち揺動フレーム2は上半部揺動
フレーム2aと下半部スライドフレーム2cとを有して
なるものであり、上半部揺動フレーム2aがエレベータ
コラム1の下端部に軸3を介して揺動可能に支持される
と共に、下半部スライドフレーム2cが上半部揺動フレ
ーム2aの内側に設けられた掘削部伸縮シリンダ2bの
伸縮により上半部揺動フレーム2aの長手方向に沿って
スライドする。傾転シリンダ4は、両端がエレベータコ
ラム1の下端部と上半部揺動フレーム2aの下端部とに
各々連結されている。従ってこの傾転シリンダ4の伸縮
により揺動フレーム2全体が軸3を中心として揺動され
る。
【0021】掘削フレーム5は、右半部掘削フレーム5
aと左半部スライドフレーム5cとを有し、右半部掘削
フレーム5aの中央部が揺動フレーム2の下端部(即ち
下半部スライドフレーム2cの下端部)に軸15を介し
て連結されると共に、左半部スライドフレーム5cが右
半部掘削フレーム5aの内側に設けられたチェーン緊張
シリンダ5bの伸縮により右半部掘削フレーム5aの長
手方向に沿ってスライドするというものであり、揺動フ
レーム2と共に略逆T字状を成している。また掘削フレ
ーム5は、右半部掘削フレーム5aの後端部(図1中右
端部)と下半部スライドフレーム2cの中央部とに両端
が各々連結された水平保持シリンダ7の伸縮により、揺
動フレーム2の揺動角度に係わらず常に水平に保持され
る。
【0022】ガイドスプロケット8,9,10は、掘削
フレーム5の両端部及び揺動フレーム2の上端部に各々
回転可能に設けれており、バケットチェーンエレベータ
12が、矢印Aで示す方向にこれらのガイドスプロケッ
ト8,9,10を順に経由してエレベータコラム1内へ
と循環移動するよう案内する。
【0023】駆動スプロケット21はバケットチェーン
エレベータ12を駆動するスプロケットであって、エレ
ベータコラム1の上端部に設けられており、バケット駆
動モータ20によって駆動される。即ちこのバケット駆
動モータ20によって駆動スプロケット21を駆動する
ことにより、前述の如くバケットチェーンエレベータ1
2を矢印A方向に循環移動せしめる。
【0024】バケットチェーンエレベータ12は、駆動
スプロケット21及びガイドスプロケット8,9,10
と係合して前述の如く矢印A方向に循環移動するバケッ
トチェーン12bと、このバケットチェーン12bに所
定の間隔で複数取付けられバケットチェーン12bと共
に循環移動するバケット12aとを有してなるものであ
る。
【0025】油圧センサ22,23,24は、バケット
駆動モータ20、水平保持シリンダ7及びチェーン緊張
シリンダ5bに各々備えられており、バケット駆動モー
タ20、水平保持シリンダ7及びチェーン緊張シリンダ
5bの作動油圧を検出することによりこれらにかかる負
荷を各々検出し、各検出信号を制御部25へ出力する。
即ち油圧センサ22によってバケットチェーンエレベー
タ12の持上力と掘削力とを合計した負荷(持上力相当
圧力+掘削力相当圧力)を検出し、油圧センサ23によ
ってバケットチェーンエレベータ12の掘削力とチェー
ン張力とを合計した負荷(掘削力相当圧力+チェーン張
力相当圧力)を検出し、油圧センサ24によってチェー
ン張力(チェーン張力相当圧力)を検出する。
【0026】制御部25では、油圧センサ22,23,
24の検出値に基づいて掘削装置の横送り速度を制御す
る。この制御部25の制御の詳細を図3及び図4に基づ
いて以下に説明する。なお図3において、30は持上力
目標値、31は持上力実測値(詳しくは実測値に基づく
算出値)、32,36は比較部、33,37はPI(比
例積分)制御部、34は掘削力目標値、35は掘削力実
測値(詳しくは実測値に基づく算出値)、38は横送り
速度目標値である。
【0027】まず始めに持上力目標値(即ち払出し量目
標値)30及び掘削力目標値34を入力して設定する
(S1,S7,S10参照)。なおここでの掘削力目標
値34は初期値であって、詳細を後述するように以後順
次更新される。これらの目標値を設定した後、油圧セン
サ22,23,24から検出信号を入力する(S2,S
3,S4参照)。
【0028】続いて油圧センサ23の検出値(掘削力相
当圧力+チェーン張力相当圧力)と油圧センサ24の検
出値(チェーン張力相当圧力)とから、自重によるモー
メントや自重等を考慮して掘削力35を算出(S5参
照)し、この算出した掘削力35と掘削力目標値34と
を比較演算(S11参照)、即ち比較部36にて両者の
差を求めると共にこの差に基づきPI制御部37にてP
I制御し、このPI制御結果から横送り速度目標値38
を定め(S12参照)、掘削装置の横送り速度がこの速
度目標値38となるよう制御する。
【0029】一方、上記の算出された掘削力と油圧セン
サ22の検出値(持上力相当圧力+掘削力相当圧力)と
から持上力31を算出し(S6参照)、この算出した持
上力31と持上力目標値30とを比較演算(S8参
照)、即ち比較部32にて両者の差を演算すると共にこ
の差に基づきPI制御部33にてPI制御し、このPI
制御結果を新たな掘削力目標値として掘削力目標値34
を順次更新する(S9,S10参照)。以後引続き、こ
のようにして順次更新される掘削力目標値34と上記の
ようにして順次算出される掘削力35とに基づき上記の
ように掘削装置の横送り速度制御を運転が終了するまで
行う(S5,S10〜S15参照)。
【0030】従って上記構成のバケットエレベータの掘
削装置によれば、船倉口から船倉内へ掘削部を進入させ
た後、バケットチェーンエレベータ12を循環移動させ
ると共に掘削装置を横送りすることにより、船倉内のバ
ラ荷14を、バケット12aで掘削して掬い取った後上
方へと搬送しこれをエレベータコラム1の上端部におい
て払出すようにして荷揚げする。かかる荷揚げは、まず
図1中の実線(但しバケットチェーンエレベータ12は
一点鎖線)で示すように揺動フレーム12と掘削フレー
ム5とが略逆T字状を成す状態にして船倉内中央部付近
のバラ荷14の荷揚げから行い、順次、図1中の二点鎖
線で示すように水平保持シリンダ7を縮めて掘削フレー
ム5を水平に保持しつつ傾転シリンダ4を縮めて揺動フ
レーム2を前方に揺動した状態にして、船倉内周辺部及
び船倉の壁13付近のバラ荷14の荷揚げを行う。
【0031】このとき掘削装置の横送り速度は、油圧ン
サ22,23,24の検出値に基づき制御部25によっ
て制御する。即ち図3に示すように掘削装置の横送り速
度が速度目標値38に等しくなるように制御され、これ
によって掘削力35が掘削力目標値34に等しくなると
共に、持上力31が持上力目標値30に等しくなる。か
くして、掘削装置の横送り速度を最適な横送り速度(速
度目標値38)に制御することができるため掘削装置の
運転効率が向上すると共に、掘削装置の横送り速度を最
適な横送り速度に制御することによりバケットチェーン
エレベータ12の持上力31を持上力目標値30に確実
に一致させることができる。即ち持上力とバラ荷14の
払出し量との間には相関があり、持上力から払出し量が
計算できることから、所定の払出し量となる持上力を計
算しこの持上力を持上力目標値30として予め設定して
いるため、持上力31がこの持上力目標値30に一致す
ることにより払出し量が所定の一定量となり、その結果
確実に定量払出し制御を行うことができる。またPI制
御部33,37を有するため上記制御がスムーズに行な
われる。
【0032】
【発明の効果】以上実施例と共に具体的に説明したよう
に本発明によれば、バケット駆動モータと水平保持シリ
ンダとチェーン緊張シリンダとに各々設けた圧力センサ
の検出値に基づいて、掘削装置の横送り速度が最適な横
送り速度となるよう制御することができるため掘削装置
の運転効率が向上すると共に、このような最適な横送り
速度となるよう制御することによりバラ荷の払出し量を
一定にすることができ確実に定量払出し制御を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バケットエレベータ式アンローダに備えられた
本発明の実施例に係るバケットエレベータの掘削装置の
下部側面図である。
【図2】図1に示す掘削装置の側面全体を概念的に示す
説明図である。
【図3】図1に示す掘削装置に備えた制御部の制御ブロ
ック図である。
【図4】図1に示す掘削装置に備えた制御部の動作を示
すフローチャートである。
【図5】バケットエレベータ式アンローダに備えられた
従来技術に係るバケットエレベータの掘削装置の下部側
面図である。
【図6】図5に示す掘削装置の側面全体を概念的に示す
説明図である。
【符号の説明】
1 エレベータコラム 2 揺動フレーム 2a 上半部揺動フレーム 2b 掘削部伸縮シリンダ 2c 下半部スライドフレーム 3,15 軸 4 傾転シリンダ 5 掘削フレーム 5a 右半部掘削フレーム 5b チェーン張力シリンダ 5c 左半部スライドフレーム 7 水平保持シリンダ 8,9,10 ガイドスプロケット 12 バケットチェーンエレベータ 12a バケット 12b バケットチェーン 20 バケット駆動モータ 21 駆動スプロケット 22,23,24 油圧センサ 25 制御部 30 持上力目標値 31 持上力 32,36 比較部 33,37 PI制御部 34 掘削力目標値 35 掘削力 38 横送り速度目標値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 智広 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 田浦 良治 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端部がエレベータコラムの下端部に支
    持された第1のフレームと、 両端にガイドスプロケットを各々有すると共に、中央部
    が前記第1のフレームの下端部に俯仰動作可能に支持さ
    れて前記第1のフレームと共に略逆T字状を成す第2の
    フレームと、 この第2のフレームを伸縮してバケットチェーンを緊張
    せしめるチェーン緊張シリンダと、 一端が前記第1のフレームの中央部に連結されると共に
    他端が前記第2のフレームの端部に連結され、前記第2
    のフレームを俯仰駆動して水平に保持する水平保持シリ
    ンダと、 前記ガイドスプロケットを経由して前記エレベータコラ
    ム内へと循環移動することにより、掘削したバラ荷を搬
    送して払出しするバケットチェーンエレベータと、 駆動スプロケットを駆動して、この駆動スプロケットに
    より前記バケットチェーンエレベータを循環移動せしめ
    るバケット駆動モータと、 前記バケット駆動モータと水平保持シリンダとチェーン
    緊張シリンダとに各々設けられ、これらの作動流体圧力
    を検出する圧力センサと、 これらの圧力センサの検出値に応じて、前記バケットチ
    ェーンエレベータが定量払い出しを行うよう掘削装置の
    横送り速度を制御する制御手段とを備えたことを特徴と
    するバケットエレベータの掘削装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するバケットエレベータ
    の掘削装置において、 制御手段が、水平保持シリンダに備えた圧力センサの検
    出値とチェーン緊張シリンダに備えた圧力センサの検出
    値とから算出した掘削力と掘削力目標値とを第1の比較
    演算部にて比較演算しこの比較演算結果に基づいて速度
    目標値を定め掘削装置の横送り速度が前記速度目標値と
    なるよう制御する一方、算出された前記掘削力とバケッ
    ト駆動モータに備えた圧力センサの検出値とから算出し
    た持上力と持上力目標値とを第2の比較演算部にて比較
    演算しこの比較演算結果に基づいて前記掘削力目標値を
    順次更新することを特徴とするバケットエレベータの掘
    削装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載するバケットエレベータ
    の掘削装置において、 制御手段の第1の比較演算部が、算出した掘削力と掘削
    力目標値との差を求める第1の比較部とこの差に基づい
    てPI制御する第1のPI制御部とを有するものである
    と共に、制御手段の第2の比較演算部が、算出した持上
    力と持上力目標値との差を求める第2の比較部とこの差
    に基づいてPI制御する第2のPI制御部とを有するも
    のであることを特徴とするバケットエレベータの掘削装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104520216A (zh) * 2012-08-09 2015-04-15 住友重机械搬运系统工程株式会社 连续卸载机
CN108910409A (zh) * 2017-05-12 2018-11-30 刘素华 一种实现给料机输送器侧条定位多维整体阻漏的方法的侧条定位多维整体阻漏链带给料机

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CN108910409A (zh) * 2017-05-12 2018-11-30 刘素华 一种实现给料机输送器侧条定位多维整体阻漏的方法的侧条定位多维整体阻漏链带给料机

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