JPH0866452A - 敷布兼用浴槽 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 寝たきりの人の介護用浴槽に関するもの
で、介護者が寝たきりの人を移動させることなく入浴さ
せることを目的とする。 【構成】 柔軟な防水布による敷布を箱状として、
台、柱、梁、を付加することにより浴槽とするものであ
り、箱状の敷布は立ち上り部分を折り畳むことにより、
常時は通常の敷布として使用する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は寝たきりの人のための介
護用浴槽に関する。

【０００２】

【従来の技術】シート状の浴槽を組立てて、介護者が寝
たきりの人の身体を移動させて入浴を行うものは存在す
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】介護者が寝たきりの人
の身体をベットまたは布団から移動させることは容易な
作業ではない。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は寝たきりの人が
ベットまたは布団に使用している敷布を、箱状としてそ
こに金属、木材、樹脂等による、台、柱、梁、を付加す
ることにより、寝たきりの人の身体を移動させることな
く、そのまま浴槽として使用することを目的とするもの
である。箱状の敷布は立ち上り部分を折り畳むことによ
り、常時は通常の敷布として使用する。

【０００５】

【作用、実施例】実施例として、浴槽とした敷布と、そ
こに付加された台，柱、梁、の状態を図１の平面図。図
２の正面図。及び図３の側面図に示し、その作用を説明
する。２点鎖線により示されたものは本発明による敷布
１であり柔軟な防水布により箱状に製作する。図４に敷
布１による浴槽形状を示す。２は箱状の四隅に配置され
たＬ形の柱３を２本ずつ、柱固定ネジ４により、組立て
て立設するためのＬ形の台であり、柱３の下方には台２
を固定する雌メジ５を設ける。そして同じ柱面上には、
上より示すと上長辺梁６の止孔７。次に柱補強梁８を止
める雌ネジ９、更に下長辺梁１０の止孔１１を設け、ま
た柱３の直角方向の他の柱面１２には上方に短辺梁１３
の通孔１４を設ける。箱状の敷布１の上縁には上長辺梁
６を挿入する長辺梁収容袋１５及び、短辺梁１３を挿入
する短辺梁収容袋１６を設け、それぞれに上長辺梁１０
及び短辺梁１３を挿入する。そして四隅に立設した柱３
に長辺梁用止ネジ１７により、また、柱補強梁８を柱固
定ねじ４のネジ部が短い補強梁用止ネジ１８により組立
てる。短辺梁１３は通孔１４に通入するだけで止ネジを
使用しない。上長辺梁６と下長辺梁１０は、両端に長辺
梁用止ネジ１７用の雌ネジ１９を設けた同形同寸法とす
る。下長辺梁１０は立設した柱３の補強用である。前述
の、台２、柱３、及び各梁、６．８．１０．１３．は、
金属、木材、樹脂等により製作し、同一理念であれば実
施例形状に拘束されない。浴槽とするときに、箱状の敷
布１に沿って硬質の薄板を補強してもよい。本発明の敷
布１は、箱状の立ち上り部分１９を折り畳んで通常の敷
布として使用し、入浴時に浴槽として寝たきりの人の入
浴介護をする。入浴後はポンプ等にて排水し、立設補強
部品を解体して、敷布１の水気を拭き、再び通常の敷布
として使用するものである。この時、敷布交換作業をし
てもよい。

【０００６】

【発明の効果】本発明の実施により、身体の移動が困難
な寝たきりの人の入浴介護を、極めて容易に行うことが
可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】浴槽として使用した状態の本発明実施例概要平
面図を示す。２点鎖線は、敷布１の状態を示す。

【図２】図１の正面図を示す。

【図３】図１の側面図を示す。

【図４】敷布１の斜視図を示す。

【図５】台２の斜視図を示す。

【図６】柱３の斜視図を示す。本図は図１平面図におけ
る右下の柱を右上方向より見た形状で４本の柱は各対象
形である。

【図７】同形同寸法の上長辺梁６、及び、下長辺梁１０
の平面図を示す。

【図８】長辺梁用止ネジ１７の平面図を示す。

【符号の説明】

１ 敷布 ２ 台 ３ 柱 ４ 柱固定ネジ ５ 雌ネジ ６ 上長辺梁 ７ 止孔 ８ 柱補強梁 ９ 雌ネジ １０ 下長辺梁 １１ 止孔 １２ 他の柱面 １３ 短辺梁 １４ 通孔 １５ 長辺収容袋 １６ 短辺収容袋 １７ 長辺梁用止ネジ １８ 補強梁用止ネジ １９ 立ち上り部分

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】柔軟な防水布による敷布を箱状として、そ
   こに、台、柱、梁、を付加することにより、浴槽とする
   敷布兼用浴槽。