JPH0866057A - コイルばね型静電アクチュエータおよびその製造方法 - Google Patents

コイルばね型静電アクチュエータおよびその製造方法

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JPH0866057A
JPH0866057A JP21213194A JP21213194A JPH0866057A JP H0866057 A JPH0866057 A JP H0866057A JP 21213194 A JP21213194 A JP 21213194A JP 21213194 A JP21213194 A JP 21213194A JP H0866057 A JPH0866057 A JP H0866057A
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JP
Japan
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insulating member
spiral
spiral insulating
electrostatic actuator
electrodes
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JP21213194A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Inoue
和裕 井上
Motoo Toyama
元夫 外山
Ryuichi Kubo
久保  竜一
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 螺旋状絶縁部材の弾性率を小さくすると共
に、螺旋状絶縁部材の形状設定の自由度を向上させ、ア
クチュエータとしての実用範囲の拡大を図る。 【構成】 コイルばね型静電アクチュエータ1は、螺旋
状に形成されかつ弾性力を有し伸縮可能な螺旋状絶縁部
材2と、螺旋状絶縁部材2の上側面2A上,下側面2B
上に螺旋方向に沿ってそれぞれ設けられ、電圧が印加さ
れることによって静電力を生じ、螺旋状絶縁部材2を収
縮させる一対の電極3,4とからなり、電極3,4には
リード線等を介して外部電源5が接続されている。そし
て、前記アクチュエータ1の螺旋状絶縁部材2は弾性率
の小さな感光性樹脂によって形成されているため、比較
的小さな電圧を電極3,4に印加することにより、螺旋
状絶縁部材2を応答性よく圧縮変形させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電吸引力でアクチュ
エータを駆動させるコイルばね型静電アクチュエータお
よびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆるマイクロメカトロニクス技術の
分野において、静電気力による電気−機械エネルギ変換
を利用したコイルばね型静電アクチュエータは、例え
ば、実開平1−166490号の公開実用新案公報等に
よって知られている。
【0003】この従来技術によるコイルばね型静電アク
チュエータは、弾性力を有する絶縁材料によってコイル
ばねの如く螺旋状に形成され、伸縮可能な螺旋状絶縁部
材と、該螺旋状絶縁部材の伸縮方向両面に位置し、該螺
旋状絶縁部材の一端側(螺旋の巻始め端側)から他端側
(螺旋の巻終り端側)に亘って螺旋方向に沿って成膜さ
れた一対の電極とから大略構成され、前記各電極のう
ち、一方の電極は外部電源の陽極側に接続され、他方の
電極は外部電源の陰極側に接続されている。
【0004】また、前記螺旋状絶縁部材には絶縁材料と
してシリコン材料が用いられ、このシリコン材料を反応
性イオンエッチングによってエッチング加工することに
より螺旋状に形成されている。さらに、前記各電極は蒸
着によって螺旋状絶縁部材に着膜形成されている。
【0005】ここで、従来技術によるコイルばね型静電
アクチュエータの動作について説明するに、前記外部電
源から電圧が印加されると、該各電極間に発生する静電
吸引力によって対向する各電極が引きつけ合い、前記螺
旋状絶縁部材が収縮するように弾性変形する。このこと
に基づいて、前記各電極間に印加する電圧を増減させる
ことにより、前記螺旋状絶縁部材が弾性変形する度合い
(変位量)を制御するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、シリコン材料を反応性イオンエッチングに
よってエッチング加工することにより螺旋状絶縁部材を
形成している。
【0007】しかし、シリコン材料によって形成された
螺旋状絶縁部材は、弾性率が大きいため、該螺旋状絶縁
部材を弾性変形させるのに大きな静電吸引力を発生させ
なければならない。この結果、前記螺旋状絶縁部材を弾
性変形させてアクチュエータとして駆動させるために
は、各電極間に印加する電圧を大きくしなければならな
いという問題がある。
【0008】また、シリコン材料を反応性イオンエッチ
ングによって加工して螺旋状絶縁部材を製造する方法で
は、シリコン部材を螺旋状に形成するのが困難なため、
螺旋状絶縁部材の形状の設定,変更の自由度が低いとい
う問題がある。
【0009】さらに、前記従来技術による製造方法で
は、複雑な製造工程や製造装置が必要なため、製造にコ
ストがかかり、量産が困難であるという問題がある。
【0010】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、小さな駆動電圧で制御
することができるコイルばね型静電アクチュエータを提
供することにある。
【0011】また、本発明の他の目的は、任意の形状を
有するコイルばね型静電アクチュエータを容易に製造す
ることができるコイルばね型静電アクチュエータの製造
方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1または2の発明によるコイルばね型静
電アクチュエータは、螺旋状に形成され、かつ弾性力を
有して伸縮可能な螺旋状絶縁部材と、該螺旋状絶縁部材
の伸縮方向両面に螺旋方向に沿ってそれぞれ設けられ、
電圧が印加されることによって静電力を生じ該螺旋状絶
縁部材を収縮させる一対の電極とからなる構成を採用し
ている。
【0013】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記螺旋状絶縁部材を樹脂材料で形成したこと
にある。
【0014】また、請求項2の発明が採用する構成の特
徴は、前記螺旋状絶縁部材を光硬化樹脂で形成したこと
にある。
【0015】さらに、請求項3の発明によるコイルばね
型静電アクチュエータの製造方法は、液状の光硬化樹脂
に光ビームを照射しつつ、該光硬化樹脂を光硬化反応に
よって硬化させることにより螺旋状に加工して螺旋状絶
縁部材を造形する光造形工程と、前記螺旋状絶縁部材の
伸縮方向両面に位置し螺旋方向に沿うように導電膜を成
膜することにより一対の電極を形成する電極形成工程と
からなる構成を採用している。
【0016】
【作用】上記請求項1または2の構成によれば、螺旋状
絶縁部材を樹脂材料で形成したことにより、螺旋状絶縁
部材の弾性率をシリコン材料で形成した従来の螺旋状絶
縁部材と比較して大幅に小さくすることができる。これ
により、前記螺旋状絶縁部材を各電極間の静電力によっ
て圧縮変形させるために該各電極間に印加する電圧を減
少させることができる。
【0017】特に、請求項2の構成によれば、螺旋状絶
縁部材を光硬化樹脂としたことにより、螺旋状絶縁部材
を光造形によって造形することができるから、螺旋状絶
縁部材の形状の設定,変更が容易となり、コイルばね型
静電アクチュエータの形状設定の自由度が増す。
【0018】また、請求項3の構成によれば、光造形工
程において、光造形法、即ち、液状の光硬化樹脂に光ビ
ームを照射し、該光硬化樹脂を光硬化反応によって硬化
させて所望の形状の部材を造形する方法を用いて、螺旋
状絶縁部材を形成するようにしたから、該螺旋状絶縁部
材の螺旋形状を容易に造形することができ、該螺旋状絶
縁部材の寸法や外観形状の設定,変更が容易となる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例によるコイルばね型静
電アクチュエータおよびその製造方法について図1ない
し図10を参照しつつ説明する。
【0020】まず、図1および図2において、1はコイ
ルばね型静電アクチュエータ(以下、静電アクチュエー
タ1という)、2は該静電アクチュエータ1の基材をな
す螺旋状絶縁部材をそれぞれ示し、該螺旋状絶縁部材2
は、弾性力を有する樹脂材料によって形成されている。
【0021】ここで、本実施例による螺旋状絶縁部材2
は、後述する光造形法によって造形するため、例えばト
リエチレングリコールジメタクリレート、ジ(メタクリ
ロキシエチル)トリメチルヘキサメチレンジウレタン等
の可視光硬型化樹脂によって形成されている。
【0022】また、該螺旋状絶縁部材2はコイルばねの
如く螺旋状に形成され、矢示A方向に伸縮可能となって
いる。さらに、該螺旋状絶縁部材2は、図2に示す如
く、断面長方形状に形成され、螺旋状絶縁部材2の各表
面のうち、長辺側に対応する各表面が上側面2A,下側
面2Bとなり、短辺側に対応する各表面が外周面2C,
内周面2Dとなっている。
【0023】3,4は螺旋状絶縁部材2に設けられた電
極を示し、該電極3,4は導電性を有する薄膜であり、
前記螺旋状絶縁部材2の伸縮方向両面、即ち、上側面2
A上,下側面2B上にそれぞれ位置し、該螺旋状絶縁部
材2の上端側(螺旋の巻始め端側)から下端側(螺旋の
巻終り端側)に亘って螺旋方向に沿ってそれぞれ設けら
れている。
【0024】また、前記電極3は外部電源5の陽極側
に、前記電極4は外部電源5の陰極側にリード線を介し
てそれぞれ接続され、該外部電源5によって各電極3,
4間に電圧を印加することにより当該静電アクチュエー
タ1を駆動制御するようになっている。
【0025】本実施例による静電アクチュエータ1は上
述のような構成を有するものであり、次に、その製造方
法について図3ないし図9を参照しつつ説明する。ここ
で、本実施例による静電アクチュエータ1の製造方法
は、螺旋状絶縁部材2を光造形法によって造形する光造
形工程と、前記螺旋状絶縁部材2に電極3,4を着膜形
成する電極形成工程とから大略構成される。
【0026】まず、光造形工程について図3ないし図5
を参照しつつ説明するに、図3中、11は光造形装置を
示し、該光造形装置11は、上部が開口し底面に穴が設
けられたケース12と、該ケース12底面の穴を閉塞す
るように設けられ、光ビームをケース12内に透過させ
る窓13と、円板状のステージ14と、該ステージ14
の中央部に固着され、該ステージ14を図3中の矢示Z
方向(上下方向)に移動させる軸15と、前記ケース1
2の下側に離間して設けられ、窓13に向けて光ビーム
を照射する光源(図示せず)から大略構成されている。
また、図4に示す如く、光ビーム17は、前記光源を移
動させることにより、窓13の範囲内でX−Y平面上に
おいて回転方向Rをもって回転移動(走査)するように
なっている。
【0027】そして、該光造形装置11を用いて静電ア
クチュエータ1の螺旋状絶縁部材2を造形するために、
まず、図3に示すように、前記ケース12内に液状の光
硬化樹脂16を貯留し、ステージ14を窓13の近傍に
位置させる。
【0028】次に、図4に示すように、ケース12の下
側から窓13に向けて光ビーム17を照射し、照射した
部位の光硬化樹脂16を光硬化反応により硬化させる。
そして、光ビーム17を走査し、螺旋状絶縁部材2の第
1層目を形成する。
【0029】次に、光ビーム17をX−Y平面上で回転
方向Rをもって円を描くように走査しながら、ステージ
14を徐々に上向きに移動させる。これにより、光硬化
樹脂16が、図5に示すような螺旋状に硬化し、螺旋状
絶縁部材2が造形される。
【0030】次に、前記光造形工程に続く電極形成工程
について図6ないし図9を参照しつつ説明するに、該電
極形成工程は、レジスト膜形成工程,導電膜形成工程,
レジスト膜除去工程から構成されている。なお、図6,
図8および図9は当該工程における螺旋状絶縁部材2等
を示す図2と同様位置の断面図である。
【0031】まず、図6に示すレジスト膜形成工程で
は、螺旋状絶縁部材2の外周面2Cおよび内周面2Dの
みにレジスト膜18を塗布する。即ち、図7に示す如
く、螺旋状絶縁部材2の上側面2Aと対向する下側面2
Bとが当接するまで螺旋状絶縁部材2を弾性変形させて
収縮させ、この状態のままで、該螺旋状絶縁部材2の表
面にレジスト膜18を塗布するようにすれば、外周面2
Cおよび内周面2Dにのみレジスト膜18を塗布するこ
とができる。
【0032】次に、図8に示す導電膜形成工程では、レ
ジスト膜18が塗布された前記螺旋状絶縁部材2の全表
面に導電膜19を形成する。即ち、前工程で図7の如く
弾性変形させた螺旋状絶縁部材2を弾性変形していない
伸長状態にもどし、CVD法,イオンプレーティングま
たは無電界メッキ等の手段により導電膜19を形成す
る。
【0033】次に、図9に示すレジスト膜除去工程で
は、レジスト膜18を溶融させ、螺旋状絶縁部材2の外
周面2Cおよび内周面2Dの導電膜19を除去する。こ
れにより、螺旋状絶縁部材2の上側面2A上に電極3
が、下側面2B上に電極4がそれぞれ形成される。
【0034】そして最後に、該電極3,4を外部電源5
にリード線を介して接続することにより、静電アクチュ
エータ1は完成する。
【0035】このように、本実施例による静電アクチュ
エータ1の製造に光造形法を用いたため、光造形工程に
おいて、光ビームの照射総量や走査パターン等の設定次
第で、螺旋状絶縁部材2の形状、即ち、軸方向寸法(高
さ),外径寸法,内径寸法,断面形状,ピッチ等の細部
形状、または円錐コイルばね型,鼓型コイルばね型等の
外観形状を容易に設定,変更することができる。
【0036】また、当該静電アクチュエータ1の基本的
動作については、従来技術によるものと格別差異がな
く、外部電源5から電圧が印加されると、該各電極3,
4間に発生する静電吸引力によって空間を隔てて対向す
る各電極3,4が引きつけ合い、この結果、螺旋状絶縁
部材2は、上側面2Aと下側面2Bとが接近するように
弾性変形して収縮する。一方、外部電源5からの電圧の
印加を減少させると螺旋状絶縁部材2は弾性力によって
伸長する。このことに基づいて、前記各電極3,4間に
印加する電圧を増減させることにより、前記螺旋状絶縁
部材2の変位量を制御する。
【0037】然るに、本実施例では、螺旋状絶縁部材2
を樹脂材料によって形成されているため、螺旋状絶縁部
材2の弾性率が、従来技術で述べたシリコン材料からな
る螺旋状絶縁部材と比較して大幅に小さくなる。
【0038】従って、本実施例によれば、螺旋状絶縁部
材2を樹脂材料によって形成する構成としたから、螺旋
状絶縁部材2の弾性率を、従来技術で述べたシリコン材
料からなる螺旋状絶縁部材と比較して大幅に小さくする
ことができる。これにより、小さな外力で螺旋状絶縁部
材2を圧縮変形させることが可能となるため、静電アク
チュエータ1を駆動制御するために必要な印加電圧を大
幅に低減させることができ、静電アクチュエータ1の応
答性を向上、消費電力の低減化を図ることができる。
【0039】また、本実施例によれば、静電アクチュエ
ータ1の製造に光造形法を用いたため、螺旋状絶縁部材
2の形状を容易に設定,変更することができ、静電アク
チュエータ1の寸法や外観形状の選択範囲が大幅に広が
ると共に、静電アクチュエータ1の形状に基づく駆動特
性(弾性率等)を自由に設定することができ、静電アク
チュエータ1の実用範囲を大幅に拡大することができ
る。
【0040】なお、前記実施例では、静電アクチュエー
タ1の螺旋状絶縁部材2を可視光硬型化樹脂によって形
成したが、本発明はこれに限るものでなく、紫外線型硬
化樹脂等の他の光硬化樹脂を用いてもよい。
【0041】また、前記実施例による光造形工程では、
光ビーム17をX−Y平面上で回転方向Rをもって回転
移動(走査)させつつ、ステージ14を引き上げるもの
として述べたが、図10に示す如く、光ビーム17を固
定し、軸15を介してステージ14を回転方向Rをもっ
て回転させつつ、Z方向に引き上げるようにしてもよ
い。
【0042】さらに、前記実施例では、静電アクチュエ
ータ1の螺旋状絶縁部材2を光造形法によって形成する
ものとしたため、螺旋状絶縁部材2の材料に光硬化樹脂
を用いたが、本発明はこれに限るものでなく、他の樹脂
材料を用いてもよく、この場合には、射出成形等によっ
て螺旋状絶縁部材2を形成するようにすればよい。
【0043】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1または2の
発明によれば、螺旋状絶縁部材を樹脂材料で形成する構
成としたから、前記螺旋状絶縁部材の弾性率をシリコン
材料で形成した従来の螺旋状絶縁部材と比較して大幅に
小さくすることできる。これにより、前記螺旋状絶縁部
材を圧縮変形させるために各電極間に印加する電圧を大
幅に減少させることができるため、当該コイルばね型静
電アクチュエータの応答性を向上させることができると
共に、消費電力の低減化を図ることができる。
【0044】特に、請求項2の発明によれば、螺旋状絶
縁部材を光硬化樹脂で形成する構成としたから、螺旋状
絶縁部材を光造形によって造形することができ、螺旋状
絶縁部材の形状の設定,変更が容易となる。これによ
り、コイルばね型静電アクチュエータの形状の選択範囲
が大幅に広がると共に、コイルばね型静電アクチュエー
タの形状に基づく駆動特性を自由に設定することがで
き、コイルばね型静電アクチュエータの実用範囲を拡大
することができる。
【0045】また、請求項3の発明によれば、光造形工
程において、光造形法、即ち、液状の光硬化樹脂に光ビ
ームを照射しつつ、該光硬化樹脂を光硬化反応によって
硬化させることにより所望の形状の部材を造形する方法
によって螺旋状絶縁部材を形成するようにしたから、該
螺旋状絶縁部材の形状の設定,変更が非常に容易とな
る。これにより、コイルばね型静電アクチュエータの形
状の選択範囲が大幅に広がると共に、コイルばね型静電
アクチュエータの形状に基づく駆動特性等を自由に設定
することができ、コイルばね型静電アクチュエータの実
用範囲を大幅に拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるコイルばね型静電アクチ
ュエータを示す外観図である。
【図2】図1に示すアクチュエータの要部を拡大して示
す横断面図である。
【図3】光造形工程に用いる光造形装置を示す断面図で
ある。
【図4】光造形工程において螺旋状絶縁部材の第1層目
を形成した状態を示す断面図である。
【図5】光造形工程において螺旋状絶縁部材を形成した
状態を示す断面図である。
【図6】電極形成工程のうちレジスト膜形成工程を示す
断面図である。
【図7】レジスト膜形成工程において螺旋状絶縁部材を
収縮させた状態を示す外観図である。
【図8】レジスト膜形成工程に続く導電膜形成工程を示
す断面図である。
【図9】導電膜形成工程に続くレジスト膜除去工程を示
す断面図である。
【図10】光造形工程による螺旋状絶縁部材の形成方法
の変形例を示す図4と同様の断面図である。
【符号の説明】
1 コイルばね型静電アクチュエータ 2 螺旋状絶縁部材 3,4 電極 11 光造形装置 12 ケース 13 窓 14 ステージ 15 軸 16 光硬化樹脂 17 光ビーム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 螺旋状に形成され、かつ弾性力を有して
    伸縮可能な螺旋状絶縁部材と、該螺旋状絶縁部材の伸縮
    方向両面に螺旋方向に沿ってそれぞれ設けられ、電圧が
    印加されることによって静電力を生じ該螺旋状絶縁部材
    を収縮させる一対の電極とからなるコイルばね型静電ア
    クチュエータにおいて、前記螺旋状絶縁部材を樹脂材料
    で形成したことを特徴とするコイルばね型静電アクチュ
    エータ。
  2. 【請求項2】 螺旋状に形成され、かつ弾性力を有して
    伸縮可能な螺旋状絶縁部材と、該螺旋状絶縁部材の伸縮
    方向両面に螺旋方向に沿ってそれぞれ設けられ、電圧が
    印加されることによって静電力を生じ該螺旋状絶縁部材
    を収縮させる一対の電極とからなるコイルばね型静電ア
    クチュエータにおいて、前記螺旋状絶縁部材を光硬化樹
    脂で形成したことを特徴とするコイルばね型静電アクチ
    ュエータ。
  3. 【請求項3】 液状の光硬化樹脂に光ビームを照射しつ
    つ、該光硬化樹脂を光硬化反応によって硬化させること
    により螺旋状に加工して螺旋状絶縁部材を造形する光造
    形工程と、前記螺旋状絶縁部材の伸縮方向両面に位置し
    螺旋方向に沿うように導電膜を成膜することにより一対
    の電極を形成する電極形成工程とからなるコイルばね型
    静電アクチュエータの製造方法。
JP21213194A 1994-08-12 1994-08-12 コイルばね型静電アクチュエータおよびその製造方法 Pending JPH0866057A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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