JPH086533A - 情報表示装置及びその制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 観客の注意を引き付けて表示効果や宣伝効果
を向上させ、また、オペレータによる番組切換え操作を
不要とする情報表示装置及びその制御方法を提供する。 【構成】 観客の足型を検出する圧電素子センサ６と、
年齢層と性別により分類された足型のビットマップデー
タを記憶する足型データ記憶部８と、圧電素子センサ６
によって検出された足型のビットマップデータを足型デ
ータ記憶部８に記憶された足型のビットマップデータと
比較して、観客の年齢層と性別を判定する足型判定部７
とを設け、制御部９が、足型判定部７で判定された観客
の年齢層と性別に対応した番組を選択して表示部１１に
表示させる情報表示装置及びその制御方法としている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、大型ＬＥＤ表示装置等
の情報表示装置及びその制御方法に係り、特に、表示装
置の前に集まってきた観客の年齢層や性別の割合に応じ
て興味を引く番組を自動的に選択して表示することによ
り、観客の注意を引き付けて表示効果や宣伝効果を向上
させ、また、オペレータによる番組切換え操作を不要と
することができる情報表示装置及びその制御方法に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】情報表示装置の中で、大型ＬＥＤ表示装
置や大スクリーン表示装置は、野外または屋内に設置さ
れ、遠方からでも良く見えるという利点を備えており、
不特定多数の人を対象に情報サービスを提供するもので
ある。従来、大型ＬＥＤ表示装置等に表示する番組は、
予めプログラムに組み込まれた番組、例えば、天気予
報、アニメーション、商品案内等を定期的に繰り返して
表示するようになっていた。

【０００３】大型ＬＥＤ表示装置には、通常、番組切換
え用スイッチが設けられており、表示番組の切り換えを
行う場合には、手動でスイッチを押して番組を切り換え
るようになっていた。また、従来の大型ＬＥＤ表示装置
としては、リモコン制御機能を備え、離れた所から、リ
モコン操作によって番組を切り換えることができるもの
もあった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の大型ＬＥＤ表示装置等の情報表示装置及びその制御
方法では、表示を見ている観客の年齢層や性別等を考慮
すること無く予め組み込まれた番組を繰り返し表示する
ようになっているので、初めは興味を持って集まってき
た人達も、すぐに飽きてしまい、表示装置の前を離れて
しまうため、表示効果や宣伝効果が低いという問題点が
あった。

【０００５】また、上記従来の情報表示装置及びその制
御方法では、集まってきた観客の年齢層や性別に応じて
番組を選択して表示させようとすると、オペレータが手
動で切り換えなければならず、切り換え作業が煩雑であ
るという問題点があった。

【０００６】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、表示装置の前に集まってきた観客の年齢層や性別に
応じて興味を引く番組を自動的に選択して表示すること
により、観客の注意を引き付けて表示効果や宣伝効果を
向上させ、また、オペレータによる番組切換え操作を不
要とすることができる情報表示装置及びその制御方法を
提供する。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項１記載の発明は、情報表示装置にお
いて、観客の足型を検出する圧電素子センサと、年齢層
と性別により分類された足型のビットマップデータを記
憶する足型データ記憶部と、前記圧電素子センサによっ
て検出された足型をビットマップデータに変換し、前記
足型データ記憶部に記憶された足型のビットマップデー
タとを比較して、前記観客の年齢層と性別を判定する足
型判定部と、前記足型判定部から送出された前記観客の
年齢層と性別に対応した番組を選択して表示部に表示さ
せる制御部とを有することを特徴としている。

【０００８】上記従来例の問題点を解決するための請求
項２記載の発明は、請求項１記載の情報表示装置の制御
方法において、圧電素子センサが、観客の足型を検出
し、足型判定部が、前記圧電素子センサによって検出さ
れた足型をビットマップデータに変換し、前記検出され
た足型のビットマップデータと足型データ記憶部に記憶
されている足型のビットマップデータとを比較して前記
観客の年齢層と性別を判定し、制御部が、前記足型判定
部で判定された前記観客の年齢層と性別に対応した番組
を選択して表示部に表示させることを特徴としている。

【０００９】上記従来例の問題点を解決するための請求
項３記載の発明は、請求項１記載の情報表示装置におい
て、観客の音声を収録するマイクと、前記マイクによっ
て収録された音声の周波数を分析して予め記憶されてい
る年齢層及び性別に対応する周波数帯域とを比較して観
客の年齢層と性別を判定する音声判定部と、観客の映像
を収録するビデオカメラと、年齢層と性別により分類さ
れた画像パターンを記憶する画像パターン記憶部と、前
記ビデオカメラによって収録された画像を画像パターン
に変換し、前記収録された画像パターンと前記画像パタ
ーン記憶部に記憶された画像パターンとを比較して前記
観客の年齢層と性別を判定する画像判定部とを設けたこ
とを特徴としている。

【００１０】上記従来例の問題点を解決するための請求
項４記載の発明は、請求項３記載の情報表示装置の制御
方法において、音声判定部が、収録された観客の音声の
周波数を分析して予め記憶されている年齢層及び性別に
対応する周波数帯域とを比較して観客の年齢層と性別を
判定するとともに、画像判定部が、収録された観客の画
像を画像パターンに変換し、前記収録された画像パター
ンと前記画像パターン記憶部に記憶された画像パターン
とを比較して前記観客の年齢層と性別を判定し、制御部
が、各判定部からの判定結果に基づいて観客の年齢層と
性別に対応した番組を選択して表示部に表示させること
を特徴としている。

【００１１】

【作用】請求項１、２記載の発明によれば、圧電素子セ
ンサで観客の足型を検出し、足型データ記憶部で年齢層
と性別により分類された足型のビットマップデータを記
憶し、足型判定部で圧電素子センサによって検出された
足型のビットマップデータを予め足型データ記憶部に記
憶された足型のビットマップデータと比較して観客の年
齢層と性別を判定し、制御部が、足型判定部で判定され
た観客の年齢層と性別に対応した番組を選択して表示部
に表示させる情報表示装置及びその制御方法としている
ので、実際に表示部の前に立っている観客の年齢層や性
別に応じて、興味を引く内容の番組を自動的に選択して
表示させることができ、多くの観客の注意を引き付けて
表示効果や宣伝効果を向上させることができ、また、オ
ペレータによる番組切換え操作を不要とすることができ
る。

【００１２】請求項３、４記載の発明によれば、音声判
定部で収録された観客の音声の周波数を分析して、その
周波数と予め記憶されている年齢層及び性別に対応する
周波数帯域とを比較して観客の年齢層と性別を判定し、
画像判定部で収録された観客の画像を画像パターンに変
換し、その画像パターンと予め画像パターン記憶部に記
憶された画像パターンとを比較して観客の年齢層と性別
を判定し、制御部が、各判定部からの判定結果に基づい
て観客の年齢層と性別に対応した番組を選択して表示部
に表示させる請求項１記載の情報表示装置及びその制御
方法としているので、表示装置付近にいる人々の年齢層
や性別に応じて、興味を引く内容の番組を自動的に選択
して表示させることができ、多くの観客の注意を引き付
けて表示効果や宣伝効果を向上させることができる。

【００１３】

【実施例】本発明の一実施例について図面を参照しなが
ら説明する。図１は、本発明の一実施例に係る情報表示
装置の構成ブロック図である。本実施例の情報表示装置
は、大型ＬＥＤ表示装置に各種のセンサを設け、各セン
サからの情報に基づいて表示装置の前に集まっている観
客の性別、年齢層（大人の男性・大人の女性・子供）を
判断し、客層の割合に応じて番組を選択して表示させる
ものである。

【００１４】本実施例の情報表示装置は、図１に示すよ
うに、表示部付近の音声を収録するマイク１と、収録さ
れた音声から観客の客層を判断する音声識別部２と、表
示部前の観客の映像を撮影するビデオカメラ３と、ビデ
オカメラ３から送られる画像に基づいて客層を判断する
画像識別部４と、画像パターンを格納している画像パタ
ーン記憶部５と、観客の足跡の大きさと形を読み取る圧
電素子センサ６と、圧電素子センサ６からのデータをビ
ットマップに変換して客層を判断する足型判定部７と、
ビットマップデータを格納している足型データ記憶部８
と、各判定部からのデータに基づいて番組を切り替える
制御部９と、番組データを記憶する番組データ記憶部１
０と、番組を表示する表示部１１とから構成されてい
る。

【００１５】次に、各構成部分について図１を用いて具
体的に説明する。音声識別部２は、マイク１によって収
録された音声の音量の測定と、周波数の分析を行い、音
量から表示装置付近に集まっている観客の人数を概算
し、周波数の特徴から大人の男性・大人の女性・子供の
割合を概算し、観客の年齢層と性別を判定するものであ
る。

【００１６】一般に、大人の男性の声の周波数帯域は低
く、大人の女性はそれより高く、子供は更に高いという
特徴があり、マイク１から送出された信号について、男
性・女性・子供の特徴的な周波数帯域の受信レベルを測
定することにより、表示装置付近の観客層の傾向を得る
ことができるものである。そして、得られた観客層の傾
向を「男性の人数」「女性の人数」「子供の人数」とし
て表して制御部９へ送出するようになっている。

【００１７】画像パターン記憶部５は、男性・女性・子
供のそれぞれについて、体の輪郭や色彩等を表す多数の
画像パターンを記憶しているものである。例えば、大人
の男性の画像パターンには、「背が高い」「肩幅が広
い」「髪が短い」「服装が黒っぽい」等の特徴があり、
子供の画像パターンには、「背が低い」「頭部の割合が
大きい」等の特徴がある。

【００１８】画像識別部４は、ビデオカメラ３から入力
された画像信号を、画像パターンに変換し、入力された
画像パターンと、画像パターン記憶部５に格納されてい
る画像パターンとを比較参照して男性・女性・子供のい
ずれであるかを判定し、男性・女性・子供の各人数を概
算し、観客の年齢層と性別を判定して観客層の傾向を得
るものである。得られた男性・女性・子供の各人数は、
制御部９へ送出するようになっている。

【００１９】また、圧電素子センサ６は、踏まれたとこ
ろだけが導通する圧電素子をマトリクス状に配列したも
のであり、導通した部分のデータを足型判定部７へ送出
するものである。足型判定部７は、圧電素子センサ６か
らのデータをビットマップデータに変換して、得られた
ビットマップと、予め足型データ記憶部８に記憶されて
いるビットマップとを比較参照して、観客の足型を男性
・女性・子供に分類し、それぞれの人数を概算して観客
の年齢層と性別を判定する。得られた男性・女性・子供
の人数は、制御部９へ送出するようになっている。

【００２０】そして、制御部９は、音声識別部２と、画
像識別部４と、足型判定部７とから送出された観客の傾
向を示すデータに基づいて大人の男性・大人の女性・子
供のいずれが最も多いかを判断し、番組データ記憶部１
０に格納されている番組データの中から、観客層の割合
に応じて、適切なものを選択して表示部１１で表示させ
るものである。

【００２１】例えば、大人の男性が多い場合はニュース
やスポーツ中継を表示し、大人の女性が多い場合には買
い物情報、ブティック紹介、コンサート情報等を表示
し、子供が多い場合にはアニメーションやおもちゃの案
内を表示するといった具合に、観客層に応じて番組を切
り換えるものである。これにより、表示装置の表示を興
味を持って見る人の割合が高くなり、結果として表示効
果や宣伝効果を向上させることができるものである。そ
して、このような番組切換え動作を、例えば、３０分お
きに行うというように予め指定しておけば、常に観客の
年齢層や性別に合わせた番組表示を行うことができるも
のである。

【００２２】次に、圧電素子センサ６と、足型判定部７
と、足型データ記憶部８について図２を用いて具体的に
説明する。図２（ａ）は、圧電素子センサ６の概略回路
説明図であり、図２ （ｂ）は、図２（ａ）の点線部分
の拡大模式説明図であり、図２（ｃ）は、スキャン信号
のタイミングチャート図であり、図３は、ビットマップ
イメージの模式説明図である。圧電素子センサ６は、キ
ーボード等に広く用いられているキーマトリクス構造で
あり、圧力がかかるとスイッチがオンになる圧電素子６
１を行方向と列方向の２次元のマトリクス状に配列した
ものである。

【００２３】そして、図２（ａ）に示すように、各圧電
素子６１の一端は、行毎に共通のスキャン信号線６２に
接続され、更に各スキャン信号線６２は、スキャン信号
を発生するスキャン信号発生回路６３に接続されてい
る。また、各圧電素子６１の他端は、列毎に共通のリタ
ーン信号線６４に接続され、更に、各リターン信号線６
４は、リターン信号読み取り回路６５に接続されてい
る。

【００２４】次に、上記構成の圧電素子センサ６の動作
について簡単に説明する。図２（ｃ）に示すように、ス
キャン信号発生回路６３において、周期Ｔ0 のクロック
パルスを１／２ずつ分周していき、周期Ｔn の適当なス
キャン信号を得る。そして、スキャン信号線を選択する
スイッチにより、まず、１行目のスキャン信号線６２を
選択し、１行目の圧電素子６１にスキャン信号を送出す
る。これにより、１行目のスキャン信号線６２に接続さ
れてる全ての圧電素子６１にスキャン信号が送出され
る。

【００２５】圧電素子６１は、図２（ｂ）に示すよう
に、圧力が掛かっている場合、すなわち人に踏まれてい
る場合にはスイッチがオンとなって導通状態となり、ス
キャン信号をリターン信号線６３を介してリターン信号
としてリターンするようになっている。また、圧力が掛
かっていない場合にはスイッチがオフ状態であるため、
リターン信号は送出されない。このリターン信号を、リ
ターン信号読み取り回路６５において読み取るものであ
る。

【００２６】リターン信号読み取り回路６５は、スキャ
ン信号に同期してリターン信号のレベル（Ｈ、Ｌ）を読
み取るようになっており、１行スキャンする毎に、その
行の全ての素子のリターン信号を読み取って、足型判定
部７へ順次送出するものである。以下同様に、１行ずつ
順次スキャンしていき、最終行までリターン信号を読み
取ることにより、２次元エリアの中で観客によって踏ま
れた箇所を検出し、そのデータを足型判定部７に送出す
るようになっている。このようにして本実施例の圧電セ
ンサ６が動作するものである。

【００２７】ここで、上記圧電素子センサ６からのデー
タに基づいて検出されるビットマップイメージについて
図３を用いて説明する。図３では、大人の男性の足型
と、子供の足型の例を示しているが、図３に示すよう
に、体重のかかる部分のみが導通するので、通常、足型
は、爪先部分とかかと部分に分かれたものとなる。ま
た、この導通部分の大きさと形は男性・女性・子供によ
って特徴が異なるため、導通部分をこのようなビットマ
ップとして検出し、これに基づいて男性・女性・子供の
識別を行うようになっている。

【００２８】また、足型データ記憶部８は、様々な足型
に対応する導通素子の配置パターンをビットマップデー
タとして記憶しており、男性・女性・子供の足型につい
て靴の流行やサイズを考慮して数多くのパターンを記憶
するようになっている。足型データ記憶部８に格納され
ているビットマップは、男性・女性・子供の識別を行う
際の基準となるものである。

【００２９】そして、足型判定部７は、圧電素子センサ
６から送られてきた導通素子のデータに基づいて、導通
した圧電素子の配置から、足型をビットマップとして検
出し、検出された各足型について足型データ記憶部８に
格納されている足型のビットマップデータと比較照合す
ることにより、男性・女性・子供の識別を行うようにな
っている。そして、上述したように、男性・女性・子供
の人数を制御部９に送出するものである。

【００３０】次に、本実施例の情報表示装置の制御方法
について図４を用いて説明する。図４は、本実施例の情
報表示装置の制御部９における処理を示す概略フローチ
ャート図である。図４に示すように、制御部９は、音声
識別部２、画像識別部４、足型判定部７の各識別・判定
部からデータを受け取る（１０１）と、データに基づい
て大人の男性・大人の女性・子供のいずれの人数が最大
であるかを判断し（１０２）、男性の人数が最大であれ
ば、番組データ記憶部１０から大人の男性向け番組を選
択して表示部１１に表示させる（１０３）。また、大人
の女性の人数が最大であれば、大人の女性向け番組を選
択して表示させ（１０４）、同様に、子供の人数が最大
であれば、子供向け番組を選択して表示させる（１０
５）ようになっている。このようにして本実施例の情報
表示装置の制御方法が行われるものである。

【００３１】本実施例の情報表示装置及びその制御方法
によれば、マイク１によって収録された音声から観客層
（大人の男性・大人の女性・子供）を判断する音声識別
部２と、ビデオカメラ３から送られる画像と予め記憶さ
れた画像パターンとから観客層を判断する画像識別部４
と、観客の足跡の大きさと形を読み取る圧電素子センサ
６と、圧電素子センサ６からのデータをビットマップに
変換して、予め足型データ記憶部８に記憶されたビット
データのパターンを参照して観客層を判断する足型判定
部７と、番組データを記憶する番組データ記憶部１０を
備え、制御部９が、音声識別部２、画像識別部４、足型
判定部７の各識別・判定部からのデータに基づいて観客
のうち大人の男性・大人の女性・子供のいずれの人数が
最大であるかを判断し、最も人数の多い客層に合わせて
番組を選択して表示させるようにしているので、多くの
観客の興味を引き付けることができ、表示効果や宣伝効
果を向上させることができる効果がある。

【００３２】また、表示装置自身が観客層の割合を判断
して、番組切換えの操作を行うことができるため、オペ
レータによる番組切換えの操作を不要とすることができ
る効果がある。

【００３３】また、各判定部からの人数の情報に応じ
て、例えば、観客数が基準値より少ない場合には表示を
停止させるようにすれば、節電効果がある。

【００３４】更に、屋外に設置された情報表示装置で
は、雨の日は観客が少ない等、気象条件によって観客数
は大幅に変化するため、温度センサや雨量センサを設け
ることにより、気象条件を検知して、悪天候時には表示
を停止させて節電することができる効果がある。

【００３５】

【発明の効果】請求項１、２記載の発明によれば、圧電
素子センサで観客の足型を検出し、足型データ記憶部で
年齢層と性別により分類された足型のビットマップデー
タを記憶し、足型判定部で圧電素子センサによって検出
された足型のビットマップデータを予め足型データ記憶
部に記憶された足型のビットマップデータと比較して観
客の年齢層と性別を判定し、制御部が、足型判定部で判
定された観客の年齢層と性別に対応した番組を選択して
表示部に表示させる情報表示装置及びその制御方法とし
ているので、実際に表示部の前に立っている観客の年齢
層や性別に応じて、興味を引く内容の番組を自動的に選
択して表示させることができ、多くの観客の注意を引き
付けて表示効果や宣伝効果を向上させることができ、ま
た、オペレータによる番組切換え操作を不要とすること
ができる効果がある。

【００３６】請求項３、４記載の発明によれば、音声判
定部で収録された観客の音声の周波数を分析して、その
周波数と予め記憶されている年齢層及び性別に対応する
周波数帯域とを比較して観客の年齢層と性別を判定し、
画像判定部で収録された観客の画像を画像パターンに変
換し、その画像パターンと予め画像パターン記憶部に記
憶された画像パターンとを比較して観客の年齢層と性別
を判定し、制御部が、各判定部からの判定結果に基づい
て観客の年齢層と性別に対応した番組を選択して表示部
に表示させる請求項１記載の情報表示装置及びその制御
方法としているので、表示装置付近にいる人々の年齢層
や性別に応じて、興味を引く内容の番組を自動的に選択
して表示させることができ、多くの観客の注意を引き付
けて表示効果や宣伝効果を向上させることができる効果
がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係る情報表示装置の構成ブ
ロック図である。

【図２】（ａ）は、圧電素子センサ６の概略回路説明図
であり、（ｂ）は、（ａ）の点線部分の拡大模式説明図
であり、（ｃ）は、スキャン信号のタイミングチャート
図である。

【図３】ビットマップイメージの模式説明図である。

【図４】本実施例の情報表示装置の制御部９における処
理を示す概略フローチャート図である。

【符号の説明】 １…マイク、 ２…音声識別部、 ３…ビデオカメラ、
４…画像識別部、５…画像パターン記憶部、 ６…圧
電素子センサ、 ７…足型判定部、 ８…足型データ記
憶部、 ９…制御部、 １０…番組データ記憶部、 １
１…表示部、６１…圧電素子、 ６２…スキャン信号
線、 ６３…スキャン信号発生回路、６４…リターン信
号線、 ６５…リターン信号読み取り回路

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 観客の足型を検出する圧電素子センサ
   と、年齢層と性別により分類された足型のビットマップ
   データを記憶する足型データ記憶部と、前記圧電素子セ
   ンサによって検出された足型をビットマップデータに変
   換し、前記足型データ記憶部に記憶された足型のビット
   マップデータとを比較して、前記観客の年齢層と性別を
   判定する足型判定部と、前記足型判定部から送出された
   前記観客の年齢層と性別に対応した番組を選択して表示
   部に表示させる制御部とを有することを特徴とする情報
   表示装置。
2. 【請求項２】 圧電素子センサが、観客の足型を検出
   し、足型判定部が、前記圧電素子センサによって検出さ
   れた足型をビットマップデータに変換し、前記検出され
   た足型のビットマップデータと足型データ記憶部に記憶
   されている足型のビットマップデータとを比較して前記
   観客の年齢層と性別を判定し、制御部が、前記足型判定
   部で判定された前記観客の年齢層と性別に対応した番組
   を選択して表示部に表示させることを特徴とする請求項
   １記載の情報表示装置の制御方法。
3. 【請求項３】 観客の音声を収録するマイクと、前記マ
   イクによって収録された音声の周波数を分析して予め記
   憶されている年齢層及び性別に対応する周波数帯域とを
   比較して観客の年齢層と性別を判定する音声判定部と、
   観客の映像を収録するビデオカメラと、年齢層と性別に
   より分類された画像パターンを記憶する画像パターン記
   憶部と、前記ビデオカメラによって収録された画像を画
   像パターンに変換し、前記収録された画像パターンと前
   記画像パターン記憶部に記憶された画像パターンとを比
   較して前記観客の年齢層と性別を判定する画像判定部と
   を設けたことを特徴とする請求項１記載の情報表示装
   置。
4. 【請求項４】 音声判定部が、収録された観客の音声の
   周波数を分析して予め記憶されている年齢層及び性別に
   対応する周波数帯域とを比較して観客の年齢層と性別を
   判定するとともに、画像判定部が、収録された観客の画
   像を画像パターンに変換し、前記収録された画像パター
   ンと前記画像パターン記憶部に記憶された画像パターン
   とを比較して前記観客の年齢層と性別を判定し、制御部
   が、各判定部からの判定結果に基づいて観客の年齢層と
   性別に対応した番組を選択して表示部に表示させること
   を特徴とする請求項３記載の情報表示装置の制御方法。