JPH086351A - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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JPH086351A
JPH086351A JP6143040A JP14304094A JPH086351A JP H086351 A JPH086351 A JP H086351A JP 6143040 A JP6143040 A JP 6143040A JP 14304094 A JP14304094 A JP 14304094A JP H086351 A JPH086351 A JP H086351A
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JP
Japan
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toner
exposure
photoconductor
image
charging
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JP6143040A
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English (en)
Inventor
Mamoru Okano
守 岡野
Toru Miyasaka
徹 宮坂
Shinya Kobayashi
信也 小林
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】感光体表面を一様に帯電する帯電手段11と、
画像情報により少なくとも3レベルの電位からなる静電
潜像を感光体10表面に形成できる主露光手段12を備
え、前記感光体表面に形成された静電潜像を帯電極性が
互いに異なる2種のトナーにより現像された感光体表面
のトナー像を、記録媒体31に転写する転写手段を有す
る電子写真装置において、前記トナー像が形成されてい
る感光体10表面に選択的に光を照射できる補助露光手
段16を備えている電子写真装置。 【効果】異なる色のトナーを混合する必要部分のトナー
が、静電力によって混合されるため、色ずれがなく、高
速でフルカラー画像が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法によって画
像を形成するカラー電子写真装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真法によってカラー画像を得る複
写機やプリンタ等の電子写真装置による画像の印写方法
は、一様に帯電した感光体表面を画像情報に基づき露光
することによって、印写電位レベルと非印写電位レベル
からなる静電潜像を形成し、この静電潜像を現像する方
法(2レベル印写方式)が一般に用いられている。この
2レベル印写方式によってフルカラー画像を得るために
は、帯電、露光、現像を4回繰り返す必要がある。
【0003】これに対して、1回の露光で2つの印写電
位レベルと非印写電位レベルからなる静電潜像を形成
し、2色分の現像を一回で行う方法(3レベル印写方
式)が提案されている(米国特許第4,078,929
号)。これは、帯電器によって感光体表面を一様に帯電
させた後、画像情報に基づいて変調された光を感光体に
照射することによって、3レベルの電位からなる静電潜
像を形成する。
【0004】感光体表面には、露光装置によって露光さ
れずに初期帯電電位が維持される部分、強く露光されて
感光体表面電位が小さくなる部分および弱く露光されて
感光体表面電位が初期帯電電位のほゞ中間値となる部分
とが形成される。これを一つの現像装置には正帯電トナ
ーを収容し、もう一つの現像装置には負帯電トナーを収
容した2つの現像装置を用い、適切な現像バイアス電圧
を現像ロールに印加し上記静電潜像を現像してカラー画
像を得るものである。
【0005】なお、上記において、弱く露光されて感光
体表面電位が初期帯電電位のほゞ中間値となる部分は、
どちらのトナーも付着しない領域(背景部)である。
【0006】トナー像が形成された感光体は、帯電器に
よって2つのトナーの極性を揃えた後、転写器によって
トナー像を紙などの記録媒体上に転写する。その後、定
着装置で加熱してトナー像を記録媒体上に溶着し、印写
画像を得る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記3レベル印写方式
の特徴は、1回の露光によって2色分の潜像を形成する
ことができるので、1色機と同一の印写速度で位置ずれ
のない2色印写が可能である。しかし、この方法では同
一の位置に2色のトナーを付着させることが困難であ
る。これを図12を用いて説明する。
【0008】図12は隣接する印写ドットに2色のトナ
ーを付着させる場合の静電潜像および定着後のトナー像
の模式断面図である。ここでは、感光体の初期帯電電位
を負にした場合について示したが、逆に正にした場合も
同様である。
【0009】レーザ等の照射光によって感光体を露光す
る場合、光はガウス状の強度分布を有するので、感光体
上には図に示すような電位の傾斜が発生する。いずれの
トナーも付着しない領域(背景部)Wを確保するため
に、通常、2つの現像バイアスには電位差マージンVd
を設ける。即ち、感光体表面上では2つの現像バイアス
の中間の電位である部分にはトナーが付着しない。
【0010】感光体表面上から記録媒体上へのトナー像
の転写時と定着時に、上記トナー像は横方向に拡がっ
て、互いに異なる極性を有している2種のトナーはクー
ロン力によって互いに結合する筈である。しかし、正帯
電トナーが存在する感光体表面には初期帯電時の電荷が
残っており、一方、負帯電トナーが存在する感光体表面
からは多くの電荷が除かれている。即ち、感光体上の残
留電荷量が異なるために、感光体表面には電界が形成さ
れ、それによって2種のトナーは結合しにくい状態とな
っている。
【0011】感光体表面に光を照射すると、感光体上の
電荷が減少するためトナーは結合し易くなる。特開平2
−196266号公報には、トナー画像全体にランプ光
を照射して感光体全面から電荷を取り除いている。感光
体表面の電荷が無くなると、トナーの有する電荷間に作
用するクーロン力で極性の異なるトナーが近接する領域
ではトナーが移動する。この一例として、電子写真学会
誌 第28巻 第3号284〜290頁に記載されてい
る。
【0012】しかし、上記の方法では混合したくない部
分でもトナーが移動し、所望の色との色ずれが起こり、
カラー画像の画質を低下させる。
【0013】本発明の目的は、従来の2色印写技術の上
記の欠点を補い、高速で色ずれの無いカラー画像を形成
する電子写真装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
には、混合が必要な領域のトナーのみを移動,混合させ
ることができればよい。本発明はこれを達成するために
なされたもので、その要旨は次のとおりである。
【0015】〔1〕 感光体表面を一様に帯電する帯電
手段と、画像情報により少なくとも3レベルの電位から
なる静電潜像を感光体表面に形成できる主露光手段を備
え、前記感光体表面に形成された静電潜像を帯電極性が
互いに異なる2種のトナーにより現像された感光体表面
のトナー像を、記録媒体に転写する転写手段を有する電
子写真装置において、前記トナー像が形成されている感
光体表面に選択的に光を照射できる補助露光手段を備え
ている。
【0016】〔2〕 前記補助露光手段の感光体表面へ
の露光領域が、帯電極性が互いに異なる2種のトナーを
混合させる領域である。
【0017】〔3〕 前記補助露光手段が帯電極性が互
いに異なる2種のトナーを混合させる領域を画像情報に
基づき判別し、露光する露光制御手段を有する。
【0018】〔4〕 前記補助露光手段は、感光体表面
の露光領域に付着したトナー量およびトナー帯電量によ
って露光量を制御する制御手段を備えている。
【0019】〔5〕 前記露光制御手段は、露光時間お
よび露光強度の少なくとも一方を制御できる制御手段で
ある。
【0020】〔6〕 前記感光体の回転位置を検出する
検出手段を備えている。
【0021】〔7〕 前記補助露光手段が主露光装置を
兼ねている。
【0022】なお、主露光手段の露光量を制御する露光
量制御手段は、2種のトナーによる画像領域に対して
は、1種のトナーのみの画像領域よりも多くのトナーが
付着できるように露光量を設定して、主露光手段を駆動
する。
【0023】また、補助露光制御手段は、2種のトナー
による画像領域を認識し、当該領域への照射光の露光量
を設定して、補助露光手段を駆動する。露光により感光
体表面の電荷が減少し、露光領域付近に付着した異なる
帯電極性を有する2種のトナーは、クーロン力によって
互いに引き合って混合し、定着時の熱と圧力とによって
記録媒体上で混色し、所望の色を得ることができる。
【0024】
【作用】従来の1回の露光で感光体上に形成した3レベ
ルの静電潜像を、帯電極性の異なる2種のトナーで現像
する方法では、同一画素上に2種のトナーを重ねること
ができない。特に、フルカラー画像において必要な色を
得るためには、色の異なるトナーの混合が必要である。
【0025】本発明では、3レベル方式により2種のト
ナーを現像した後、トナーの混合が必要な領域を画像情
報等に基づき認識し、その領域のみを選択的に露光でき
る補助露光手段を設けた。これによって、感光体表面の
補助露光された領域の電荷が除去または減少し、その近
傍に付着している帯電極性が互いに異なる2種(2色)
のトナーは、静電的に引き合うことにより混色されるの
で、本発明の目的が達成される。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図11を用い
て説明する。
【0027】〔実施例1〕フルカラー画像を印写する場
合には、ホストコンピュータから画素毎の画像情報が電
子写真装置に送信される。本実施例では、一般的な3ビ
ットのRGB信号について説明する。
【0028】電子写真装置の印写画素は、白(W)、マ
ゼンタ(M)、赤(R)、緑(G)、シアン(C)、青
(B)、黄(Y)、黒(K)の8種類の色で印写され
る。中間色は、M、C、Yの間で適当なトナー混合比を
設定し印写することによって表現できる。
【0029】図1は本発明による電子写真装置の全体構
成図である。
【0030】第1感光体10の周りには回転方向に沿っ
て、第1帯電手段11、第1主露光手段12、第1現像
手段13、第2現像手段14、第1トナー付着量センサ
15、補助露光手段16、第1転写前帯電手段17、第
1除電手段18、第1クリーナ19が配置されている。
【0031】同様に、第2感光体20の周りには、第2
帯電手段21、第2主露光手段22、第3現像手段2
3、第4現像手段24、第2転写前帯電手段27、第2
除電手段28、第2クリーナ29が配置される。
【0032】第1感光体10の第1現像手段13と第2
現像手段14に収容されているトナーは、前記M,C,
Yの内のいずれか2種であり、その一方は正帯電トナー
であり、他方は負帯電トナーである。本実施例では、第
1現像手段13には正に帯電するMトナーを含む現像剤
を収容し、第2現像手段14には負に帯電するCトナー
を含む現像剤を収容している。なお、現像剤としては従
来から用いられている1成分現像剤、または、2成分現
像剤のいずれでもよい。
【0033】ホストコンピュータから送られた画像信号
1は8種の基本色データと中間調データからなってい
る。中間調データとは、各トナーの付着量を表すデータ
と、露光時の静電潜像電位を決定するデータである。静
電潜像電位は、露光時の露光量を変化させることによっ
て決定される。露光量と露光後の静電潜像電位との関係
は、使用する感光体と光学系を用いて測定しておき、露
光量演算手段2内にメモリされている。
【0034】表1は画像信号1の基本色データの一例を
示し、第1主露光手段12に送られるデータは2ビット
で表される。第1帯電手段11によって第1感光体10
の表面を一様に帯電した後、第1主露光手段12によっ
て2色分の静電潜像を形成する。
【0035】
【表1】
【0036】図3はこの場合の静電潜像の電位図を表し
ている。1回の露光で2色分の画像データを感光体上に
記録するため、同一の画素にMトナーとCトナーとを混
合してBで印写する領域と、1色のみで印写する領域と
では露光が異なる。Bで印写する部分を認識した第1主
露光手段12は、2レベルの電位が1画素の1/2の周
期で連続する静電潜像を形成する。従って、第1主露光
手段12は印写画像の2倍の解像度で露光する性能を有
する。
【0037】第1主露光手段12としては、従来から用
いられているレーザ光源、レンズ系、ポリゴンモータか
らなる光学系あるいはLEDアレイ等が挙げられる。
【0038】上記のBに印写する画像領域には、Mで印
写する画像領域の1/2の幅でMのみで印写する画像領
域と同等量のトナーを付着させるため、露光後の潜像電
位を変えて現像後のMトナーの層厚を厚くする必要があ
る。そのため、正に帯電したMトナーを付着させる潜像
電位の絶対値は、Bに印写する部分の方がMで印写する
部分よりも大きくなるように設定する。
【0039】第1主露光手段12によって形成された静
電潜像は第1現像手段13、第2現像手段14によって
現像される。図3に対する現像後のトナー像の模式断面
図を図4に示す。
【0040】Bに印写する画像領域は、正に帯電したM
トナーと負に帯電したCトナーを混合する必要のある領
域であるが、第1現像手段13、第2現像手段14によ
って現像された直後では、上記2種のトナーは混合され
てない。しかし、これらは定着時の熱と圧力によって混
合して青色となるが、十分に混色されない。つまり、現
像後のトナーは第1感光体10の表面の電荷分布で形成
された電界による力で、第1感光体10の表面に吸着さ
れているので、現像された位置でトナーは保持されてい
るためである。
【0041】ところが、2種のトナー(C,M)は互い
に帯電極性が異なるので、第1感光体10の表面の電荷
を適当に除去(または減少)してやれば、トナーが有す
る電荷の静電力によって混合させることができる。
【0042】感光体上の電荷の除去(または減少)は、
第1感光体10上のトナー像の上から補助露光手段16
によって光を照射することで達成できる。
【0043】上記補助露光手段16は、第1主露光手段
12と同様に、レーザ光源、レンズ系、ポリゴンモータ
からなる光学系やLEDアレイ等が挙げられる。そし
て、MトナーとCトナーを混合させる領域のみを露光す
るように第1露光量制御手段3によって補助露光手段1
6の露光量を調節する。その露光量はCトナーの潜像電
位とほぼ同等となるように設定するとよいが、付着して
いるトナーの帯電量と付着量によって調節が必要であ
る。
【0044】帯電量が大きいトナーは、トナーに作用す
る静電力が大きくなるためトナーの引き合う移動距離も
大きくなる。トナーの移動距離が大き過ぎると、画像の
品質を低下させるので、補助露光後の感光体表面電位を
現像時のCトナーの潜像電位よりも高く設定する。
【0045】また、トナー付着量が変化すると補助露光
手段16からの光の透過率が異なるので、トナー付着量
を測定して露光量を調節する必要がある。そのため、ト
ナー付着量センサ15によって感光体上のトナー付着量
を測定し、補助露光量の補正を行い、露光量演算手段2
のメモリに記憶させる。
【0046】露光量演算手段には、図2で示すように光
の照射タイミングをとるドットクロックとラインクロッ
クが画像信号1と共にに送られる。印写時の1ラインの
区切りを表すラインクロックは、ラインの先頭部で
「1」となり、以後「0」となる信号である。印写時の
1ドットの区切りを表すドットクロックは、「1」、
「0」が交互に続く信号であり、その1周期が1つの画
像信号に対応している。
【0047】光を照射して感光体上でトナーを混ぜて得
る色は、4種(C,M,Y,K)の現像手段の配置の組
合せによって異なるが、本実施例では画像信号1が「0
01」の青の場合のみ、光を照射して感光体上でトナー
を混色させる必要がある。
【0048】図2に示すように第1露光量制御手段3に
送られるデータは、画像信号1に対応して決められてい
る。そして、そのデータに対応して第1主露光手段12
での露光量が決められている。
【0049】定着後の色が黒(K)の場合、1回目の現
像時にはトナーを付着させないので露光後の表面電位が
中間レベルになるように弱露光される。定着後の色が青
(B)の場合は、現像後に感光体上で2種のトナーが併
置されるようにドットクロックが「1」の時に強露光さ
れ、「0」の時は露光されない。定着後の色がC,Mの
場合は、ドットクロックの1周期にわたってそれぞれ強
露光、露光なしとなる。
【0050】補助露光手段16で露光される領域は、定
着後の色が青に対応する領域であり、第1露光量制御手
段3に送られるデータが「11」に対応する領域であ
る。補助露光手段16で露光される時期は、第1主露光
手段12での照射位置と補助露光手段16での照射位置
の距離に対応する走査ライン数のラインクロックを、露
光量演算手段2が受け取った時点である。
【0051】補助露光後、2種のトナーの帯電極性を転
写前帯手段17により一方の極性に揃え、記録紙に転写
する。転写後は、第1感光体10の表面を第1除電手段
18で除電され、第1クリーナ19によって清掃され
る。
【0052】第2感光体20の周りにおいても、第1感
光体10と同様に、第2主帯電手段21で第2感光体2
0の表面を一様に帯電させ、第2主露光手段22によっ
て第2露光量制御手段4で設定された露光量で露光す
る。
【0053】ところで本実施例では、第3現像手段2
3、第4現像手段24に収容されているトナーは、黒
(K)トナーと黄(Y)トナーで、これらは互いに混合
させる必要がないため、第2感光体20の周りには補助
露光手段は必要としない。KトナーとYトナーの帯電極
性が互いに異なっていれば、第3現像手段23,第4現
像手段24のいずれか一方に収容してもよい。
【0054】次に、記録媒体31(カット紙、連続紙ま
たはOHPシート等が用いられる)は、搬送手段32に
よって搬送され、帯電器33によって静電的に転写ドラ
ム30に吸着する。転写ドラム30は矢印方向に回転し
て、帯電器34によって第1感光体10上のトナー像を
記録媒体31上に転写し、帯電器35によって第2感光
体20上のトナー像を位置ずれすることなく記録媒体3
1上に転写する。その後、記録媒体31は除電器によっ
て除電され、転写ドラム30より剥離されて定着手段3
7に搬送され、トナー像が熱と圧力によって記録媒体3
1上に定着される。
【0055】〔実施例2〕図5は、転写ドラム30を省
いた小型の電子写真装置の模式構成図である。
【0056】本実施例における補助露光手段16での露
光は、2種のトナーを混合する画像領域と混合しない画
像領域を区別し、混合する画像領域のみ行わせるように
したものである。ただし、トナーの混合効率の向上に
は、混色する領域近傍の背景部(トナーが付着していな
い領域)にも露光するとよい。
【0057】上記のように、補助露光手段16の露光
は、露光位置精度をよくする必要がある。光源がレーザ
の場合は、レーザ光の走査方向と感光体の回転方向との
位置を合わせる必要がある。このため、レーザ光の走査
方向は、第1主露光手段12と補助露光手段16のポリ
ゴンモータの回転周期を同じにすることで露光位置を正
確に設定できる。
【0058】感光体の中心部に多数のスリットを設け
て、それを光源と光センサで挾んで、回転による光の点
滅を光センサで検出することで感光体の回転位置を知る
ことができ、それによって露光位置を正確に設定でき
る。光源がLEDアレイの場合は、回転位置を検出する
のみで適切な位置に露光できる。
【0059】実施例1,2によれば、2つの感光体上に
同時に画像を形成し、複数のトナーが1画素中に任意の
比率で混合できるので、フルカラー画像を高速で印写す
ることが可能である。
【0060】〔実施例3〕本実施例は、印写プロセスは
実施例1と同様であるが、図6に示すように転写ドラム
40の表面にトナー像を転写するようにしたものであ
る。
【0061】第1感光体10の表面に形成されたトナー
像を、帯電器34によって転写ドラム40の表面に転写
し、第2感光体20の表面に形成されたトナー像を、帯
電器35によって転写ドラム40表面に転写する。
【0062】転写ロール41と転写ドラム40との間に
適当な電位差を設けることによって、転写ドラム40上
で重ね合わされたトナー像を記録媒体31に転写する。
搬送手段32によって記録媒体31を定着手段37に搬
送して定着し、印写画像を得る。転写ドラム40上に残
ったトナー像は、転写ドラムクリーナ42で除去して次
のトナー像を転写する。本実施例は、前記実施例1に比
べ位置ずれが発生しにくいという特長を有している。
【0063】〔実施例4〕本実施例は、図7に示すよう
に感光体としては第1感光体10のみである。第1帯電
手段11により第1感光体10の表面を一様に帯電した
後、第1主露光手段12によって2色分の静電潜像を形
成する。第1現像手段13、第2現像手段14で現像し
た後、補助露光手段16で第1感光体10の表面を選択
的に露光する。ここまでは実施例1〜3と同様である。
【0064】次に、補助露光後、第2帯電手段21でト
ナー画像の上から第1感光体の10表面を一様に帯電し
て、第2主露光手段22により残りの2色分の静電潜像
を形成する。第3現像手段23、第4現像手段24で現
像した後、転写前帯電手段26でトナーの帯電極性を揃
え、記録媒体31上に転写する。
【0065】この方式での第1感光体10上の露光後の
表面電位の分布を図10に示す。本実施例でも、1組目
の現像をCトナーとMトナーで行うように示したが、Y
トナーを含めた3色中から2色を選び、互いに異なる極
性に帯電できるトナーを用いれば、上記に限らない。
【0066】また、実施例3のように転写ドラム上にト
ナー像を、一旦、転写した後、記録媒体31上に転写し
てもよい。
【0067】本実施例では、第1感光体10上でトナー
像が形成されるので、実施例1に比べて位置ずれが発生
しにくいと云う効果がある。また、感光体が1つなの
で、装置のより小型化が可能となる。
【0068】〔実施例5〕本実施例は、図8に示すよう
に感光体は第1感光体10のみである。
【0069】まず、1回目として第1主帯電手段11に
よって第1感光体10の表面を一様に帯電した後、第1
主露光手段12によって2色分の静電潜像を形成する。
第1現像手段13、第2現像手段14で現像後、補助露
光手段16で第1感光体10の表面を選択的に露光す
る。
【0070】転写前帯電手段17でトナーの帯電極性を
揃え、転写ドラム40上に転写する。この時点では、転
写ドラム40上のトナー像は記録媒体31に転写しない
ので、転写ロール41を転写ドラム40上から退避させ
ておく。
【0071】トナー像を転写ドラム40に転写後、第1
感光体10の表面は第1除電手段18で除電され、第1
クリーナ19によって清掃される。
【0072】次に、1回目と同様にして再び第1感光体
10表面を第1帯電手段11によって一様に帯電した
後、第1主露光手段12によって残りの色トナーで印写
する部分に静電潜像を形成する。第3現像手段23、第
4現像手段24で現像後、転写前帯電手段16でトナー
の帯電極性を揃え、上記1回目で形成した転写ドラム4
0上のトナー像に重なるよう転写する。
【0073】その後、転写ロール41を転写ドラム40
上に移動,接触させて記録媒体31上に転写する。
【0074】本実施例の構成では、帯電手段と露光手段
の数を減らすことができる。
【0075】〔実施例6〕本実施例は、図9に示すよう
に感光体としては第1感光体10のみである。第1帯電
手段11により第1感光体10の表面を一様に帯電した
後、第1主露光手段12によって2色分の静電潜像を形
成し、第1現像手段13、第2現像手段14で現像す
る。補助露光手段16は、前記実施例の第2主露光手段
を兼ね、図11に示すような静電潜像を形成する。
【0076】Bで印写する画像領域にはKトナーを重ね
る必要がないので、第2回目の露光時に黒印写の画像領
域を強く露光する。第2回目の印写時にトナーを付着さ
せない部分の潜像電位を、1回目にB印写する部分でM
トナーを付着させた電位付近(−500V)となるよう
露光する。Yトナーを付着させる部分は、その中間の潜
像電位となるよう露光する。このように露光するとトナ
ーの飛び散りは問題にならない。
【0077】補助露光手段16での露光により、2組の
トナーの帯電極性は同一になる。第3現像手段23、第
4現像手段24で現像後、転写前帯電手段27で全ての
トナーの帯電極性を揃え、記録媒体31上に転写する。
【0078】本実施例の構成は帯電手段と露光手段の数
を減らすことができる。
【0079】
【発明の効果】異なる色のトナーを混合する必要部分の
トナーが、静電力によって移動し混合されるため、色ず
れが無く、高速でフルカラー画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の電子写真手段の全体構成図である。
【図2】露光量演算手段の制御の関係図である。
【図3】露光後の感光体の表面電位分布図である。
【図4】印写後のトナー画像の模式断面図である。
【図5】実施例2の電子写真手段の全体構成図である。
【図6】実施例3の電子写真手段の全体構成図である。
【図7】実施例4の電子写真手段の全体構成図である。
【図8】実施例5の電子写真手段の全体構成図である。
【図9】実施例6の電子写真手段の全体構成図である。
【図10】実施例4における露光後の感光体の表面電位
分布図である。
【図11】実施例6における露光後の感光体の表面電位
分布図である。
【図12】従来の2色印写方法における露光後の感光体
の表面電位分布図である。
【符号の説明】
1…画像信号、2…露光量演算手段、3…第1露光量制
御手段、4…第2露光量制御手段、10…第1感光体、
11…第1帯電手段、12…第1主露光手段、13…第
1現像手段、14…第2現像手段、15…第1トナー付
着量センサ、16…補助露光手段、17…第1転写前帯
電手段、18…第1除電手段、19…第1クリーナ、2
0…第2感光体、21…第2帯電手段、22…第2主露
光手段、23…第3現像手段、24…第4現像手段、2
7…第2転写前帯電手段、28…第2除電手段、29…
第2クリーナ、30…転写ドラム、31…記録媒体、3
2…搬送手段、33,34,35…帯電器、37…定着手
段、40…転写ドラム、41…転写ロール、42…転写
ドラムクリーナ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体表面を一様に帯電する帯電手段
    と、画像情報により少なくとも3レベルの電位からなる
    静電潜像を感光体表面に形成できる主露光手段を備え、
    前記感光体表面に形成された静電潜像を帯電極性が互い
    に異なる2種のトナーにより現像された感光体表面のト
    ナー像を、記録媒体に転写する転写手段を有する電子写
    真装置において、前記トナー像が形成されている感光体
    表面に選択的に光を照射できる補助露光手段を備えてい
    ることを特徴とする電子写真装置。
  2. 【請求項2】 前記補助露光手段の感光体表面への露光
    領域が、帯電極性が互いに異なる2種のトナーを混合さ
    せる領域である請求項1に記載の電子写真装置。
  3. 【請求項3】 前記補助露光手段が帯電極性が互いに異
    なる2種のトナーを混合させる領域を画像情報に基づき
    判別し、露光する露光制御手段を有する請求項1に記載
    の電子写真装置。
  4. 【請求項4】 前記補助露光手段は、感光体表面の露光
    領域に付着したトナー量およびトナー帯電量によって露
    光量を制御する制御手段を備えている請求項1,2また
    は3に記載の電子写真装置。
  5. 【請求項5】 前記露光制御手段は、露光時間および露
    光強度の少なくとも一方を制御できる制御手段である請
    求項4に記載の電子写真装置。
  6. 【請求項6】 前記感光体の回転位置を検出する検出手
    段を備えている請求項1〜5のいずれかに記載の電子写
    真装置。
  7. 【請求項7】 前記補助露光手段が主露光装置を兼ねて
    いる請求項1〜6のいずれかに記載の電子写真装置。
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