JPH0862713A - カメラのパーフォレーション検出装置 - Google Patents

カメラのパーフォレーション検出装置

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JPH0862713A
JPH0862713A JP19694894A JP19694894A JPH0862713A JP H0862713 A JPH0862713 A JP H0862713A JP 19694894 A JP19694894 A JP 19694894A JP 19694894 A JP19694894 A JP 19694894A JP H0862713 A JPH0862713 A JP H0862713A
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JP
Japan
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film
cartridge
camera
chamber
perforation
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JP19694894A
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Toshimasa Akagi
利正 赤木
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】少ない構成部品でコストを抑えながら導通不良
が発生しにくく、信頼性が高く、更には赤外フィルムも
適用可能であるパーフォレーション検出装置を有するカ
メラを提供すること。 【構成】フィルムの先端が収納されているパトローネ1
を使用するカメラにおいて、パトローネ室13とフィル
ム巻き取り室14との間に位置するフィルム面の露光画
像を規定する画面開口と、パトローネ室13とフィルム
巻き取り室14と画面開口部を覆い、パトローネ室13
を開閉可能なパトローネ室蓋を有する遮光構造体11、
12と、上記画面開口の近傍で、パーフォレーションの
通過位置に配設されたパーフォレーション検出用電気接
点6、7を具備するカメラ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーフォレーション検
出装置を有すカメラ、詳しくは、フィルムの先端が収納
されている形式のフィルムパトローネを使用するカメラ
において、フィルムコマ位置を決めるためのパーフォレ
ーション検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、連続したパーフォレーションを有
するフィルムが使用されるカメラの場合、給送されたフ
ィルムのパーフォレーション位置は、パーフォレーショ
ンに係合するスプロケットの回転量によって検出してい
た。また、パーフォレーションの位置検出の他の方法と
しては、フォトリフレクタなどの光電手段による検出方
法も一般的に適用されている。
【0003】また、フィルムを送り出すタイプのパトロ
ーネに収納され、1コマにつき2つのパーフォレーショ
ンを備えたフィルムを使用するカメラに対して、特開平
6−82885号公報に開示のフィルムコマ送り機構が
提案されており、本機構では、上記パーフォレーション
に係合する検知レバーによりパーフォレーション位置の
検出がなされる。
【0004】その他、フィルムの有無を検出する機構と
して、例えば、カメラのボディ側と後蓋側に分かれた一
対の電気接点を設け、パーフォレーション位置以外では
これら一対の電気接点の間にフィルムが介在して絶縁さ
れた状態となるが、パーフォレーション位置では、上記
電気接点の間にフィルムが介在しないので、導通状態と
なり、その状態の変化により上記検出を行うような機構
も実用されている。
【0005】一方、カメラの後蓋構造に関して、従来の
35mmフィルムを用いるカメラにおいては、後蓋を開
放するとパトローネ室から撮影開口部を経て、フィルム
巻取室に至るまで露出する構造が一般的であったが、近
年のフィルムを送り出す機構を備えたフィルムを用いる
カメラにおいては、特開平3−6546号公報に開示さ
れたフィルムカートリッジ(パトローネ)装填機構のよ
うに、カートリッジ出し入れ専用の部分的な蓋部以外
は、遮光構造体で覆う構造のものが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のパーフォレ
ーション検出手段や、特開平6−82885号公報等に
提案されたフィルムコマ送り機構のように、スプロケッ
トや検知レバーなどの機械的手段を適用するものにおい
ては、構成部品が多く、コストアップにつながり、更
に、大きいスペースを必要とするので、カメラの小型化
を妨げるものであった。また、フォトリフレクタなどの
光電手段によるパーフォレーション検出は同様に、コス
トアップにつながる。また、赤外フィルムでは、フォト
リフレクタ等の赤外発光光により感光するといった欠点
があった。
【0007】一対の電気接点の間にフィルムが介在する
か否かで、フィルムパーフォレーション位置を検知する
手段を適用するものは、構成部品が少なく、広いスペー
スを必要としないものではあるが、これを従来の裏蓋を
開放した時にパトローネ室から撮影開口部を経てフィル
ム巻取室に至るまで露出するような形式のカメラに適用
した場合は、裏蓋開放時に電気接点が露出するので汚れ
易く、また、誤って触れることにより接片を変形させて
しまうことがあった。
【0008】従って、この方式をパーフォレーション検
知に利用すると、導通不良によりフィルムのコマ位置が
不正確になったり、フィルムの給送が止まらなくなるな
どの不具合を引き起こすことが予想される。
【0009】本発明は、従来例の上述のような欠点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、少
ない構成部品でコストを抑えながら導通不良が発生しに
くく、信頼性が高く、更には赤外フィルムも適用可能で
あるパーフォレーション検出装置を有するカメラを提供
することである。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】本発明のパー
フォレーション検出装置を有するカメラは、フィルムの
先端が収納されている形式のフィルムパトローネを使用
するカメラにおいて、パトローネを収容するパトローネ
室と、上記フィルムパトローネから送り出されたフィル
ムを巻き取るフィルム巻き取り室と、上記パトローネ室
と上記フィルム巻き取り室との間に位置し、フィルム面
の露光画像を規定する画面開口と、上記パトローネ室と
フィルム巻き取り室と画面開口部を光密に覆うととも
に、パトローネ室を開閉可能なパトローネ室蓋を有する
遮光構造体と、上記画面開口の近傍で、フィルムのパー
フォレーションの通過位置に配設されたパーフォレーシ
ョン検出用電気接点とを具備している。そして、上記パ
トローネ室蓋の開放時、上記電気接点が外部に露出しな
いように構成したことを特徴とする。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を用いて説
明する。図1は、本発明の第1実施例を示すパーフォレ
ーション検出装置を有するカメラの全体を示す斜視図で
ある。本実施例のカメラに使用されるフィルムパトロー
ネ1は、前記特開平3−6546号公報などで提案され
ているように、フィルムの先端まで収納している形式の
フィルムパトローネであって、カメラ内の機構によって
パトローネ1内のフィルムを自動的に送り出すことがで
きるように構成されている。
【0012】そして、上記パトローネに収容されるフィ
ルムは、図2のパトローネ1からフィルム5を引き出し
た状態の斜視図に示すように、各撮影コマごとの画像露
光部5cに一対ずつのパーフォレーション5a、5bが
開けられている。
【0013】上記図1に示すように、本実施例のカメラ
4は、パトローネ側のスプールの一方向の回転によりフ
ィルムを送り出す構造のフィルムパトローネ1を収容す
るパトローネ室13と、該パトローネ1の挿入、取り出
し専用の開閉可能なパトローネ室蓋3を備えている。
【0014】図3は、本実施例のカメラを後方から見た
背面図であって、後部構造体12を外した状態を示して
いる。また、図4は、該図3のA−A′断面図である。
図4に示すように、本カメラにおいて、カメラ本体は、
遮光性と電気絶縁性を備えた前部構造体11と後部構造
体12を接合して構成されている。そのカメラの本体に
は、パトローネ室13と、フィルム巻き取り室14が撮
影画面開口部15を隔てて設けられている。
【0015】また、フィルム5を挟んで前後に配設され
た後述するパーフォレーション検出用電気接点である一
対の電気接点6、7がフィルムのパーフォレーション5
a,5bの通過位置に配設されている。
【0016】上記パトローネ室13は、フィルムパトロ
ーネ1を収容するように形成されていて、上述したフィ
ルム5を自動的に送り出す機構が備えられている。ま
た、上記パトローネ室蓋3は、パトローネ室13のパト
ローネ挿入口のみを開閉し得るように構成されており、
図1に示すようにパトローネ室蓋3を開放した状態で
は、上記一対の電気接点6、7が外部に露出しないよう
になっている。そして、該パトローネ室蓋3の閉状態に
あっては、前記パトローネ室13と、フィルム巻き取り
室14と画面開口部15が光密に覆われている。
【0017】ここで、上記図3、4、および、本カメラ
のフィルム給送、検知部に関する回路図である図5等に
より、本実施例のカメラのフィルム給送部、および、パ
ーフォレーション検出部周りの構造について詳細に説明
する。
【0018】フィルムパトローネ1は、パトローネ室1
3に装填され、パトローネのスプール軸を回動すること
によりフィルム5が引き出され、画面開口部15を経由
してフィルム巻き取り室14に向けて給送され、該巻き
取り室14に設けられている巻き取りスプール16によ
って巻き取られる。
【0019】上記パーフォレーション検出用電気接点で
ある一対の電気接点6、7は、それぞれ前部構造体11
側に設けられた金属などの導電性のピン型接片である接
点ピン17、18と、後部構造体12側に設けられた固
定接片である接点板23、24とで構成される。
【0020】上記接点ピン17、18は、前部構造体1
の貫通孔11a、11bにより摺動自在に支持され、そ
の支持位置は、前部構造体12上のフィルムパーフォレ
ーション5a、5bが通過する位置であって、該パーフ
ォレーション5a、5bと等しい間隔に位置決めされて
いる。該パーフォレーション5a、5bが上記接点ピン
17、18上に対向したときの前記撮影開口部15上の
フィルム面が撮影露光部5cとなる。
【0021】上記接点板23、24は、金属などの導電
性の板であって、絶縁性を備えた後部構造体12上に、
露出して設けられており、上記接点ピン17、18に対
向する位置に固着されている。上記接点板23と接点板
24を電気的に導通させるように導線25が配線されて
おり、後部構造体12に埋設されている。
【0022】そして、上記接点ピン17、18は、前部
構造体11に固設された導体板21、22と、該接点ピ
ン17、18の間に配設された導電性のバネである導体
バネ19、20によりそれぞれフィルム5に向かう方
向、即ち、接点板23、24の方向に付勢されている。
【0023】従って、パーフォレーション5a、5bが
接点ピン17,18に対向して位置した露光可能状態に
あるときは、上記接点ピン17,18と上記接点板2
3、24とは導通状態となっている。また、上述の状態
以外のフィルム給送途中の状態にあるときは、上記接点
ピン17,18と上記接点板23、24とは不導通状態
になっている。なお、上記導体板21,22は、スイッ
チ端子TA 、TB に接続されている。
【0024】図5は、フィルムの給送制御を行う制御回
路30の接続状態を示すブ回路図であるが、前記図4に
おける電気接点6、7は、本図5のスイッチA、スイッ
チBが対応しており、上記図4のスイッチ端子TA 、T
B は、本図5のスイッチ端子TA 、TB と同一のものを
示している。
【0025】制御回路30側の端子26には、電気接点
6、7の上記スイッチA、スイッチBがともに閉じてい
る時のみハイ(HIGH)レベルの信号を、スイッチA、ス
イッチBのいずれか一方が開いている時は、ロー(LOW
)レベルの信号が出力されるように構成されている。
そして、上記端子26のハイ、ローレベルの信号状態に
基づき、制御回路30は、巻き上げ機構31を制御する
ことになる。
【0026】以上にように構成された本実施例のカメラ
におけるフィルム装填からフィルム巻き戻しまでの撮影
シーケンスについて、制御回路30の制御動作として図
6のフローチャートにより説明する。まず、カメラの使
用者がフィルムを装填すると、巻き上げを許可し、且
つ、撮影を禁止する状態になり(ステップS101)、
図示しないフィルム巻き上げ機構部31によってフィル
ム巻き上げ動作が開始される(ステップS102)。
【0027】フィルムが給送される間、スイッチA、ま
たは、スイッチBがオフで、端子26の出力がローレベ
ルの時は、引き続きフィルム巻き上げを行うが、スイッ
チA,スイッチBが共にオンで、端子26の出力がハイ
レベルになった時点で、フィルム巻き上げを禁止し、且
つ、撮影を許可する状態に切り換わる(ステップS10
3、104)。
【0028】使用者が、図示しない撮影装置を操作し、
撮影が終了すると、巻き上げを許可し、かつ撮影を禁止
する状態に切り換わる(ステップS105、106)。
ここで、フィルムが最終撮影コマ(フィルムエンド)に
達しているか否かを判別し(ステップS107)、最終
撮影コマである場合はフィルム巻き戻し機構部32によ
ってフィルム巻き戻し動作に移行する(ステップS10
8)。逆に、最終撮影コマでない場合は、再び、前記ス
テップS102に戻り、フィルム巻き上げ動作以下の処
理を繰り返す。
【0029】以上、説明したように、本実施例のカメラ
においては、接点ピン17,18と接点板23,24で
構成される一対の電気接点6および7の両方がフィルム
5のパーフォレーション5a,5bが対向した時は、図
5のスイッチA,スイッチBがオンの状態であり、端子
26の出力はハイレベルとなり、制御回路30は、フィ
ルムの巻き上げを禁止し、且つ、撮影を許容するように
作動する。
【0030】一対の電気接点6または7のいずれか一方
でもフィルム5のパーフォレーションでない部分と対向
する時は、図5のスイッチA,スイッチBがオフの状態
であり、端子26の出力はローレベルとなり、制御回路
30は、フィルムの巻き上げを許容し、且つ、撮影を禁
止するように作動する。
【0031】本実施例のカメラによれば、パトローネ1
をカメラに装填するとき、または、カメラから取り出す
とき、パトローネ室蓋3を開放するが、その状態では、
電気接点6、7に外部から触れることが不可能な状態で
あり、該電気接点6、7に不用意に接触して損傷を与え
たり、接点部を汚して動作不良状態にするようなことが
ない。また、本カメラのパーフォレーション検出は、2
つの電気接点を用いて行うので、精度の高い検出を行う
ことが可能となり、更に、赤外フィルムを使用するカメ
ラにも適用できる。
【0032】次に、本発明の第2実施例のパーフォレー
ション検出装置を有するカメラについて、図7のパーフ
ォレーション検出部周りのカメラ本体の分解斜視図を用
いて説明する。本実施例のカメラは、前記第1実施例の
カメラに対し、パーフォレーション検出用の電気接点の
構成のみを変更したものである。
【0033】即ち、上記図7に示すように、本カメラの
カメラ本体も、前記第1実施例のものと同様に、遮光性
と電気絶縁性を備えた前部構造体111と後部構造体1
12を接合して構成されている。そのカメラ本体には、
パトローネ室113と、フィルム巻き取り室114とが
撮影画面開口部115を隔てて配設されている。
【0034】また、パーフォレーション検出用の電気接
点部に適用されるワイヤ101は、金属線の束で構成さ
れていて、両側にパーフォレーション5a、5bと等し
い間隔の凸状屈曲部101a,101bを備え、中央部
を金属板102で一体的に溶接されたワイヤコンタクト
接点を構成している。上記金属板102は、後部構造体
112に固設されている。
【0035】上記ワイヤ101の凸状屈曲部101a、
101bと対向した位置に配設される接点板103,1
04は、金属などの導体で形成されていて、絶縁材の前
部構造体111に固設されている。そして、上記ワイヤ
ー101の凸状屈曲部101a,101bと接点板10
3,104とでパーフォレーション検出用の一対の電気
接点106、107を構成しており、この電気接点10
6、107が前記図5におけるスイッチA,スイッチB
に相当する。
【0036】第2実施例のカメラの作用、および、効果
は、第1実施例のものとほぼ同様であるが、特に本実施
例のカメラにおいては、本来、破損し易いワイヤコンタ
クト接点を、パトローネ蓋を開放状態にしても、外部に
露出しないようにしたことによって、破損、または、汚
染等が無く、信頼性を向上させることができる。
【0037】(付記)以上説明した本発明の実施態様に
より、つぎの構成を有するパーフォレーション検出装置
を有するカメラを提案することができる。 (1)1コマ当たり2つのパーフォレーションを有する
フィルムを、その先端まで収納している形式のフィルム
パトローネを使用するカメラにおいて、パトローネ室
と、上記フィルムパトローネから送り出されたフィルム
を巻き取るフィルム巻き取り室と、フィルム巻き上げ機
構と、上記パトローネ室と上記フィルム巻き取り室との
間に位置し、フィルム面の露光面像を規定する画面開口
と、上記パトローネ室とフィルム巻き取り室と画面開口
部を光密に覆うとともに、パトローネ室を開閉可能なパ
トローネ室蓋を有する遮光構造体と、上記画面開口の近
傍で、且つ、上記2つのパーフォレーションとそれぞれ
対向する位置に配設された2つのパーフォレーション検
出用電気接点と、上記電気接点によるパーフォレーショ
ン検知に応じて、フィルムの給送制御をする制御回路
と、を具備し、上記2つのパーフォレーションに対し、
上記2つの電気接点が嵌入し、導通することによりフィ
ルムの巻き上げを停止するようにしたことを特徴とする
パーフォレーション検出装置を有するカメラ。本パーフ
ォレーション検出装置を有するカメラは、1コマ当たり
2つのパーフォレーションを検出するように構成されて
おり、フィルムの撮影露光部の位置決めを高精度に、し
かも、確実に行うことができる。更に、パトローネ室蓋
を開放した状態でも、電気接点に外部から触ることが不
可能であり、該電気接点に損傷を与えることがない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
記載のパーフォレーション検出装置を有するカメラは、
フィルム送り出し機構を備えたフィルムを使用するカメ
ラにおいて、フィルムのパーフォレーションを検出する
手段として、本来、汚れたり、変形したりすることによ
る導通不良により検出不良に陥り易い電気接点を適用す
るにもかかわらず、開閉可能なパトローネ蓋を開放した
時にパーフォレーション検出用電気接点が露出しないよ
うに構成したので、電気接点の汚れ、変形等による導通
不良に陥りにくく、信頼性の高いパーフォレーション検
出機構を有し、更に、パーフォレーション検出用として
赤外フォトセンサを用いていないので、赤外フィルムを
使用した場合も、フォトセンサの発光光で露光してしま
うこともない。
【0039】本発明の請求項2に記載のパーフォレーシ
ョン検出装置を有するカメラでは、1コマ当たり2つの
パーフォレーション位置を2つのパーフォレーション検
出用の電気接点により検出するように構成したので、前
記請求項1に記載のカメラの有する効果に加えて、更
に、精度が高く、確実なパーフォレーション位置検出を
行うことができる。
【0040】本発明の請求項3に記載のパーフォレーシ
ョン検出装置を有するカメラでは、前記請求項1、およ
び、2に記載のカメラの効果に加えて、更に、電気接点
部の構造の簡素化と確実な検出動作が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すパーフォレーション
検出装置を有するカメラの外観図。
【図2】上記図1のカメラに使用されるパトローネ1か
らフィルム5を引き出した状態の斜視図。
【図3】上記図1のカメラを後方から見た背面図であっ
て、後部構造体を外した状態を示している。
【図4】上記図3のA−A′断面図。
【図5】上記図1のカメラのフィルム給送、検知部に関
する回路図。
【図6】上記図1のカメラにおけるフィルム装填からフ
ィルム巻き戻しまでの撮影シーケンスのフローチャー
ト。
【図7】本発明の第2実施例のパーフォレーション検出
部周りのカメラ本体の分解斜視図。
【符号の説明】
3 ……………パトローネ室蓋 6、7、106、107………パーフォレーション検出
用電気接点 11、111……前部構造体(遮光構造体) 12、112……後部構造体(遮光構造体) 13、113……パトローネ室 14、114……フィルム巻き取り室 15、115……撮影画面開口部(画面開口) 17、18………接点ピン(パーフォレーション検出用
電気接点) 23、24………接点板(パーフォレーション検出用電
気接点) 30 ……………制御回路 31 ……………フィルム巻き上げ機構 101……………ワイヤ(パーフォレーション検出用電
気接点) 101a、101b……………ワイヤ凸状屈曲部(ワイ
ヤコンタクト接片、パーフォレーション検出用電気接
点) 103、104…接点板(固定接片、パーフォレーショ
ン検出用電気接点)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルムの先端が収納されている形式のフ
    ィルムパトローネを使用するカメラにおいて、 パトローネを収容するパトローネ室と、 上記フィルムパトローネから送り出されたフィルムを巻
    き取るフィルム巻き取り室と、 上記パトローネ室と上記フィルム巻き取り室との間に位
    置し、フィルム面の露光画像を規定する画面開口と、 上記パトローネ室とフィルム巻き取り室と画面開口部を
    光密に覆うとともに、パトローネ室を開閉可能なパトロ
    ーネ室蓋を有する遮光構造体と、 上記画面開口の近傍で、フィルムのパーフォレーション
    の通過位置に配設されたパーフォレーション検出用電気
    接点と、 を具備し、上記パトローネ室蓋の開放時、上記電気接点
    が外部に露出しないように構成したことを特徴とするパ
    ーフォレーション検出装置を有するカメラ。
  2. 【請求項2】1コマ当たり2つのパーフォレーションを
    有するフィルムを、その先端まで収納している形式のフ
    ィルムパトローネを使用するカメラにおいて、 パトローネを収容するパトローネ室と、 上記フィルムパトローネから送り出されたフィルムを巻
    き取るフィルム巻き取り室と、 フィルム巻き上げ機構と、 上記パトローネ室と上記フィルム巻き取り室との間に位
    置し、フィルム面の露光画像を規定する画面開口と、 上記パトローネ室とフィルム巻き取り室と画面開口部を
    光密に覆うとともに、パトローネ室を開閉可能なパトロ
    ーネ室蓋を有する遮光構造体と、 上記画面開口の近傍で、且つ、上記2つのパーフォレー
    ションとそれぞれ対向する位置に配設された2つのパフ
    ォレーション検出用電気接点と、 上記電気接点によるパーフォレーション検知に応じて、
    フィルムの給送制御をする制御回路と、 を具備し、上記パトローネ室蓋の開放時、上記電気接点
    が外部に露出しないように構成したことを特徴とするパ
    ーフォレーション検出装置を有するカメラ。
  3. 【請求項3】上記電気接点は、フィルムを挟んで対向配
    置されたワイヤコンタクト接片と固定接片とで構成され
    ていることを特徴とする請求項1、および、2に記載の
    パフォレーション検出装置を有するカメラ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5923912A (en) * 1996-04-26 1999-07-13 Minolta Co., Ltd Perforation detection device and camera provided with the perforation detection device
KR100354429B1 (ko) * 1999-12-08 2002-09-30 삼성테크윈 주식회사 적외선 필름 사용이 가능한 카메라 및 그 제어 방법

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