JPH0862642A - 絞りユニット - Google Patents

絞りユニット

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Publication number
JPH0862642A
JPH0862642A JP6198454A JP19845494A JPH0862642A JP H0862642 A JPH0862642 A JP H0862642A JP 6198454 A JP6198454 A JP 6198454A JP 19845494 A JP19845494 A JP 19845494A JP H0862642 A JPH0862642 A JP H0862642A
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JP
Japan
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electrode
transparent
electrode terminal
diaphragm device
transparent electrode
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Application number
JP6198454A
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English (en)
Inventor
Eiji Miyagaki
英治 宮垣
Shuji Moro
修司 茂呂
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Lens Barrels (AREA)
  • Diaphragms For Cameras (AREA)
  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 電圧印加装置と容易かつ確実に接続配線する
ことを可能とし、組立性の向上及び修理作業の簡素化を
図る。 【構成】 電圧を印加することによって光透過特性が変
化するエレクトロクロミック素子11と、このエレクト
ロクロミック素子11を挟むようにして配設されそれぞ
れ複数の透明電極群を同心円状に配列してなる第1の透
明電極5A及び第2の透明電極5Bと、これら第1の透
明電極5A及び第2の透明電極5Bの対極を構成する第
3の電極8と、エレクトロクロミック素子11が封入さ
れ、外周部の一部にこれら電極の電極端子部3Bが設け
られた一対の透明基板13A、13Bとからなる絞り装
置3と、この絞り装置3が組み込まれるレンズ鏡筒9
と、この絞り装置3の電極端子部3Bに接続される接続
部材16A、16Bが挿入部20Cに設けられたコネク
タ20とを備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電圧を印加することに
よって光透過特性が変化するエレクトロクロミック素子
を備え、このエレクトロクロミック素子の光透過特性に
よって透過光量を制御するようにした撮像レンズ系の絞
りユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、エレクトロクロミック素
子は、電気化学反応によって行われる酸化状態と還元状
態とで光の透過特性を異にする素子であり、この光透過
特性を利用して入射光の透過光量の制御装置に用いられ
ている。すなわち、エレクトロクロミック素子は、例え
ばWO3 、W0 3 等のエレクトロクロミック材料で形
成された薄膜と、フィルム状リチウム等の電解質とを接
するようにして封入してなり、電解質側が正となる向き
で電圧が印加されるとその状態が変化する。
【0003】例えば、無色のWO3 薄膜からなるエレク
トロクロミック素子は、これに負電圧を印加することに
よって、電子と電解質中の陽子イオンとが注入されて
〔MX + WO3ex - 〕が生成され、無色から青色へと変
化する。したがって、かかるエレクトロクロミック素子
の電気・光透過特性を利用し、異なる波長域で着色する
ものを重ね合わせることによって、可視光全域に対して
透過光量の制御が可能となる。
【0004】上述したエレクトロクロミック素子を備え
た従来の絞り装置について、図7及び図8を参照して以
下説明する。この絞り装置40は、エレクトロクロミッ
ク素子31を、電解質とともにスペーサ32を介して一
対の透明基板39A、39Bによって挟み込むようにし
て封入し、これら透明基板39A、39Bの内部にエレ
クトロクロミック素子31の表裏面に接触するようにし
て第1の透明電極45A及び第2の透明電極45Bとを
それぞれ配設してなる。
【0005】そして、少なくとも一方の透明電極は、同
心円状に配設された複数の透明電極群によって構成され
てなり、また他方の透明電極は前記透明電極群の対極を
構成してなる。しかして、絞り装置40は、前記透明電
極45A、45Bの各々の間に、端子44を介して最外
周部の透明電極から内周部側の透明電極に向かって順次
電圧を印加することによって、最外周部の透明電極に対
応するリング部から内周部側の透明電極に対応するリン
グ状の領域部が、順次透明状態から遮光状態へと移行し
て入射光の透過口径が絞られ、透過光量が所望の状態に
制御される。
【0006】また、絞り装置40は、フレキシブル・ケ
ーブル46を介して、図示しない電圧印加装置に接続配
線するために、透明基板39にエッチング処理やスパッ
タリング処理を施すことによって、この透明基板39に
電極端子部44がそれぞれ形成されている。
【0007】電極端子部44は、第1の透明電極45A
及び第2の透明電極45Bの各透明電極36A、36B
に接続された端子41と、各透明電極37A、37Bに
接続された端子42、及び第3の透明電極38A、38
Bに接続された端子43とから構成されている。そし
て、絞り装置40は、透明基板39に形成された電極端
子部44が電圧印加装置に接続配線されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た接続配線の方法では、電極端子部44とフレキシブル
・ケーブル46との接続部に半田を十分に付着させるこ
と等が困難であり、接続配線の作業にある程度の熟練を
必要とする。また、絞り装置40は、透明基板39をフ
レキシブル・ケーブル46との半田付けが可能な材料に
より形成してエッチング処理を施す必要があり、この透
明基板39を形成する材料に対する制約等がある。
【0009】さらに、従来の絞り装置40は、エレクト
ロクロミック素子31の寿命が比較的短いという問題点
がある。このため、エレクトロクロミック素子31を用
いた絞り装置40は、寿命となったエレクトロクロミッ
ク素子31を交換修理する必要がある。
【0010】したがって、絞り装置40を備える絞りユ
ニットは、エレクトロクロミック素子31の交換修理等
のために、絞り装置40をレンズ鏡筒から取り外す際
に、図示しない電圧印加装置と接続配線されている半田
付けを除去する必要があり、絞り装置40をレンズ鏡筒
から取り外す着脱作業が困難であるという問題がある。
【0011】さらにまた、絞り装置40は、半田付けを
除去する際に、透明基板39の各透明電極45A、45
B、38を形成しているパターンが剥離することによっ
て、この透明基板39を破損させてしまうという問題が
ある。
【0012】そこで、本発明は、エレクトロクロミック
素子を備えた絞り装置を電圧印加装置に容易かつ確実に
接続配線することを可能とし、組立性を向上させるとと
もに寿命となったエレクトロクロミック素子の交換等の
修理作業を簡素化することができる絞りユニットを提供
することを目的に提案されたものである。
【0013】
【課題を達成するための手段】上述したような目的を達
成するため、本発明に係る絞りユニットは、電圧を印加
することによって光透過特性が変化するエレクトロクロ
ミック素子と、このエレクトロクロミック素子を挟むよ
うにして配設されそれぞれ複数の透明電極群を同心円状
に配列してなる第1の透明電極及び第2の透明電極と、
前記第1の透明電極及び第2の透明電極の対極を構成す
る第3の電極と、エレクトロクロミック素子が封入さ
れ、外周部の一部にこれらの電極の電極端子部が設けら
れた一対の対向する透明基板とからなる絞り装置と、絞
り装置の電極端子部に接続されるコネクタ部材と、外周
部の一側端部の一部に絞り装置が挿入されて組み込まれ
る組込開口部が設けられ、挿入された絞り装置の電極端
子部がこの組込開口部に対応するレンズ鏡筒とを備え
る。また、コネクタ部材には、弾性変形可能な板状に形
成され、電極端子部を構成する透明基板の対向間隙中に
挿入される挿入部に設けられるとともに挿入部の先端部
から基端部に向かって折り返されて透明基板の内面壁に
それぞれ対応位置する一対の接続部材が設けられる。
【0014】さらに、透明基板には、電極端子部の内面
壁に互いに対向位置して係合溝がそれぞれ凹設されると
ともに、コネクタ部材には、この係合溝に係合する突部
が接続部材に電極端子部の内面壁に向かって形成され
る。さらにまた、コネクタ部材には、両側端部に弾性変
形可能な係止突部がそれぞれ一体に形成されるととも
に、レンズ鏡筒には、絞り装置が組み込まれる内面壁に
互いに対向位置して係合溝がそれぞれ凹設される。
【0015】
【作用】以上のように構成した本発明に係る絞りユニッ
トによれば、コネクタ部材の挿入部に弾性変形可能な接
続部材が設けられたことによって、接続部材の弾性力に
より透明基板の内面壁に設けられた電極端子にそれぞれ
係合される。また、電極端子部にコネクタ部材が接続さ
れた絞り装置は、このコネクタ部材の両側端部にそれぞ
れ一体に突出形成された係止突部が、弾性力によりレン
ズ鏡筒の内面壁に形成された係合溝にそれぞれ係合する
ことによって、レンズ鏡筒に着脱自在に係止される。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係る実施例絞りユニットにつ
いて、図1乃至図6を参照して詳細に説明する。第1の
実施例絞りユニット1は、エレクトロクロミック素子1
1を備える絞り装置3と、この絞り装置3に取付けられ
るコネクタ20と、絞り装置3が収納されるレンズ鏡筒
9とから構成されている。
【0017】絞り装置3は、図1及び図2に示すよう
に、従来の絞り装置40と基本構成がほぼ同一であり、
概略、エレクトロクロミック素子11と、第1の透明電
極5Aと、第2の透明電極5Bと、第1の透明電極5A
及び第2の透明電極5Bの対極を構成する第3の透明電
極8と、透明基板13とから構成されている。
【0018】この絞り装置3は、例えばメタノール等の
非水溶媒液中にヨウ化銀とヨウ化ナトリウムとを溶解し
てなるエレクトロクロミック素子11を備え、このエレ
クトロクロミック素子25は、ガラスを材料として形成
された一対の透明基板13間にスペーサ12を介して封
入されている。
【0019】透明基板13は、ポリカーボネイト系ポリ
メチルメタアクレテート系の合成樹脂材料によって透明
に形成され、第1の透明基板13A及び第2の透明基板
13Bとから構成されている。そして、これらの透明基
板13A、13Bの相対する内面には、複数の透明電極
群6A、7Aを同心円状に配列してなる第1の透明電極
5Aと、複数の透明電極群6B、7Bを同心円状に配列
してなる第2の透明電極5Bと、これら第1の透明電極
5A及び第2の透明電極5Bの最外周部にそれぞれ同心
円状に配設されたリング状の第3の透明電極8A、8B
とが形成されている。
【0020】換言すれば、エレクトロクロミック素子1
1の表裏面に接するようにして、第1の透明電極5A、
一方の第3の透明電極8Aと、第2の透明電極5B、他
方の第3の透明電極8Bとがそれぞれ配設されている。
【0021】第1の透明電極5A、第2の透明電極5B
及び第3の透明電極8は、透明基板13の内周面に透明
な導電ペーストを塗布したり、あるいは透明な導電膜を
パターン印刷する等によって形成される。説明の便宜
上、図においては正確に図示されていないが、第1の透
明電極5Aの各透明電極群6A、7Aの表面積の和と第
3の透明電極8の表面積とはほぼ等しく、また第2の透
明電極5Bの各透明電極群6B、7Bの表面積の和と第
3の透明電極8の表面積とはほぼ等しいものとする。
【0022】第3の透明電極8は、それぞれ第1の透明
電極5A及び第2の透明電極5Bの対極を構成してい
る。すなわち、電圧を印加することによって光透過特性
が変化する各種光学素子においては、例えば液晶の場合
においては、電極間にかかる電場によって分子配列を変
えて光透過特性が変化され、このため電極は液晶を挟ん
で向かい合った状態で配設される。
【0023】これに対して、エレクトロクロミック素子
の場合には、上述したように、電極とこれに接して配置
したエレクトロクロミック素子との電荷の授受によって
光透過特性を変化されるものであるから、前記液晶の場
合のように、電場の方向性、均一性は特に問題とならな
い。
【0024】そして、第1の透明電極5A及び第2の透
明電極5Bは、それぞれ最内周部の図示しない円板状透
明電極を中心として各透明電極群6、7を同心円状に配
列することによって、入射光の透過開口径を制御する電
極として作用するとともに、最外周部に配設された第3
の透明電極8は前記透明電極群6、7の共通電極である
対極として作用する。
【0025】各透明電極5A、5B及び8は、図1に示
すように、各々の一部が電極端子部3Bまで引き出され
ており、これら透明電極に電圧を印加するための電極端
子群14がそれぞれ接続されている。すなわち、第1の
透明電極5A及び第2の透明電極5Bの各透明電極6
A、6Bには、それぞれ電極端子6Cが接続され、各透
明電極7A、7Bには、それぞれ電極端子7Cが接続さ
れている。また、第3の透明電極8A、8Bには、電極
端子8Cが接続されている。
【0026】第1の透明電極5Aの各透明電極群6A、
7Aと、第2の透明電極5Bの各透明電極群6B、7B
とのそれぞれ対応する透明電極の電位はそれぞれ等しく
かつ同一に制御されるものとする。しかして、図示しな
い電圧印加装置によって電極端子6C、7C及び8Cに
電圧を印加すると、各透明電極の表面上には銀が析出付
着し、これら各透明電極に対応するリング状の領域部が
透明状態から遮光状態へと移行する。したがって、第3
の透明電極8とともに外周部側の透明電極から内周側の
透明電極に亘って順次電圧を印加すると、透明な領域部
が次第に狭められ、入射光の透過開口径が制御されるの
である。
【0027】一対の透明基板13A、13Bは、略円板
状の本体部3Aの外周部の一部に略矩形状の電極端子集
合3Bがそれぞれ一体に突出形成されている。これらの
透明基板13A、13Bは、電極端子部3Bの内面壁
に、略円弧状の第1の溝部15A及び第2の溝部15B
とが互いに対向位置してそれぞれ凹設されている。
【0028】また、電極端子部3Bには、内面壁に沿っ
て電極端子群14がそれぞれ設けられている。この電極
端子群14は、先端部近傍に位置して、透明基板13
A、13Bに凹設された溝部15A、15Bと対応する
略円弧状の溝部19A、19Bがそれぞれ凹設されてい
る。そして、電極端子群14は、溝部19A、19Bが
透明基板13A、13Bに凹設された溝部15A、15
Bに重なり合って、電極端子部3Bにそれぞれ接合され
ている。
【0029】コネクタ20は、図3に示すように、断面
略コ字状に形成され、第1の突部20A及び第2の突部
20Bとの略中央部に位置して、略矩形板状の挿入部2
0Cが一体に突出形成されている。このコネクタ20に
は、挿入部20Cに沿って第1の接続部材16A及び第
2の接続部材16Bとが平行にそれぞれ埋設されてい
る。
【0030】これらの第1の接続部材16A及び第2の
接続部材16Bは、弾性変形可能な略矩形板状に形成さ
れ、自由端部が挿入部20Cの先端部から挿入部20C
の基端部に向かって、略U字状にそれぞれ折り返されて
いる。また、これらの第1の接続部材16A及び第2の
接続部材16Bは、先端部近傍に位置して外側に向かっ
て湾曲された略円弧状の突部19A、19Bがそれぞれ
形成されている。
【0031】そして、このコネクタ20に設けられた各
々の接続部材16A、16Bの基端部は、可撓性を有す
るフレキシブル・ケーブル21の一端部と半田付けによ
ってそれぞれ接続されている。このフレキシブル・ケー
ブル21は、他端部が図示しない電圧印加装置と接続さ
れている。
【0032】レンズ鏡筒9は、図1及び図2に示すよう
に、外周部の一側端部の一部に絞り装置3が挿入されて
組み込まれる開口部を有する略筒状に形成され、内面壁
に亘って第1のガイド部9A及び第2のガイド部9Bと
がそれぞれ一体に突出形成されている。そして、絞り装
置3は、これら第1のガイド部9A及び第2のガイド部
9Bとに亘って挿入される。
【0033】以上のように構成された絞りユニット1に
おいて、絞り装置3の電極端子部3Bにコネクタ20が
取付けられる動作について以下説明する。絞り装置3
は、透明基板13の電極端子部3Bにコネクタ20の挿
入部20Cが挿入されることによって、第1の接続部材
16A及び第2の接続部材16Bが弾性力によって、透
明基板13の電極端子部3Bの内面壁に設けられた電極
端子群14にそれぞれ当接する。そして、これらの第1
の接続部材16A及び第2の接続部材16Bは、先端部
近傍に形成された突部19A、19Bが、電極端子群1
4に形成された溝部17A、17Bにそれぞれ係合す
る。
【0034】したがって、絞り装置3は、電極端子部3
Bに設けられた電極端子群14と、コネクタ20の挿入
部20Cに設けられた接続部材16A、16Bとがそれ
ぞれ接続されるとともに、接続部材16A、16Bの弾
性力によってコネクタ20が係合される。
【0035】上述したように、絞りユニット1は、絞り
装置3の電極端子部3Bにコネクタ20を、接続部材1
6A、16Bの弾性力によって、いわゆるワンタッチ操
作で容易かつ確実に取付けることができる。このため、
この絞りユニット1は、絞り装置3をレンズ鏡筒9から
着脱する際、半田付けを除去する作業等を必要としな
い。したがって、絞りユニット1は、絞り装置3をレン
ズ鏡筒9から容易に着脱でき、組立作業を向上させると
ともに生産効率を向上させる。
【0036】第2の実施例絞りユニット2について図4
乃至図6を参照して説明する。この絞りユニット2は、
概略、実施例絞りユニット1と構成がほぼ同一であり、
絞り装置3と、この絞り装置3に取付けられるコネクタ
24と、絞り装置3が収納されるレンズ鏡筒23とから
構成されている。なお、実施例絞りユニット1と同一部
材には、同一符号を記す。絞り装置3は、第1の実施例
絞りユニット1に用いられる絞り装置3と同一であるの
で説明を省略する。
【0037】コネクタ24は、弾性変形可能な例えば、
合成樹脂材料によって略矩形状の本体部24Aが形成さ
れ、この本体部24Aの略中央部に位置して略矩形板状
の挿入部24Bが一体に突出形成されている。このコネ
クタ24は、挿入部24Bに沿って平行に第1の接続部
材27A及び第2の接続部材27Bとがそれぞれ埋設さ
れている。
【0038】これらの第1の接続部材27A及び第2の
接続部材27Bは、弾性変形可能な略矩形板状に形成さ
れ、自由端部が挿入部24Bの先端部から挿入部24B
の基端部に向かって、挿入部24Bの両側面に略U字状
にそれぞれ折り返されている。また、これらの接続部材
27A、27Bは、先端部近傍に位置して外側に向かっ
て湾曲された略円弧状の突部28A、28Bとがそれぞ
れ形成されている。
【0039】そして、このコネクタ24に設けられた各
々の接続部材27A、27Bの基端部は、可撓性を有す
るフレキシブル・ケーブル25と半田付けによってそれ
ぞれ接続されている。このフレキシブル・ケーブル25
は、他端部が図示しない電圧印加装置と接続されてい
る。
【0040】また、コネクタ24は、挿入部24Bの両
側端部に係合部26A、26Bがそれぞれ一体に突出形
成されており、これらの係合部26A、26Bの先端部
には、略鈎状の係止爪30A、30Bがそれぞれ一体に
突出形成されている。これらの係止爪30A、30B
は、レンズ鏡筒23に挿入された際に、係合部26A、
26Bが弾性変形することにより生じる弾性力によっ
て、後述するレンズ鏡筒23に凹設された係合溝29
A、29Bにそれぞれ係合係止される。
【0041】レンズ鏡筒23は、図4及び図5に示すよ
うに、外周部の一側端部の一部に絞り装置3が挿入され
て組み込まれる開口部を有する略筒状に形成され、内面
壁に亘って第1のガイド部23A及び第2のガイド部2
3Bとがそれぞれ一体に突出形成されている。そして、
絞り装置3は、これら第1のガイド部23A及び第2の
ガイド部23Bとに亘って挿入される。
【0042】また、レンズ鏡筒23は、第1のガイド部
23A及び第2のガイド部23Bとに挟まれた内面壁に
互いに対向位置して、一対の第1の係合溝29A及び第
2の係合溝29Bとがそれぞれ凹設されている。これら
第1の係合溝29A及び第2の係合溝29Bには、コネ
クタ24に形成された係止爪30A、30Bがそれぞれ
係合する。
【0043】以上のように構成された絞りユニット2に
おいて、絞り装置3の電極端子部3Bにコネクタ24が
取付けられる動作について以下説明する。絞り装置3
は、透明基板13の電極端子部3Bにコネクタ24の挿
入部24Aが挿入されることによって、第1の接続部材
27A及び第2の接続部材27Bとが、弾性力によって
透明基板13の電極端子部3Bの内面壁に設けられた電
極端子群14に形成された溝部17A、17Bにそれぞ
れ係合する。
【0044】したがって、絞り装置3は、電極端子部3
Bに設けられた電極端子群14と、コネクタ24の挿入
部24Aに設けられた接続部材27A、27Bとがそれ
ぞれ接続されるとともに、接続部材27A、27Bの弾
性力によってコネクタ24が係止される。
【0045】また、コネクタ24は、係合部26A、2
6Bが弾性変形することによって生じる弾性力により、
係止爪30A、30Bがレンズ鏡筒23に形成された係
合溝29A、29Bにそれぞれ係合係止される。
【0046】したがって、コネクタ24が取付けられた
絞り装置3は、このコネクタ24がレンズ鏡筒23に係
止することによって、レンズ鏡筒23に固定される。ま
た、この絞り装置3は、コネクタ24をレンズ鏡筒23
からやや強く引き出すことによって、係合部26A、2
6Bが弾性変形することにより係止爪30A、30Bと
係合溝29A、29Bとの係止が解除され、レンズ鏡筒
23から取り出すことができる。
【0047】上述したように、実施例絞りユニット2
は、絞り装置3の電極端子部3Bに接続されたコネクタ
24がレンズ鏡筒23に係止されるため、絞り装置3を
レンズ鏡筒23に容易かつ確実に固定することができ
る。また、絞りユニット2は、絞り装置3をレンズ鏡筒
23から容易に着脱することが可能である。
【0048】
【発明の効果】上述したように本発明に係る絞りユニッ
トによれば、絞り装置を電圧印加装置に容易かつ確実に
接続配線することが可能になる。また、絞り装置をレン
ズ鏡筒から容易に着脱することができる。このため、煩
わしい半田付け作業が不要となり、絞り装置の修理作業
を簡素化させることが可能となり、組立性を向上させる
とともに生産効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例絞りユニットを示す正面図
である。
【図2】同絞りユニットを示すA−A縦断面図である。
【図3】同絞りユニットを示す要部縦断面図である。
【図4】第2の実施例絞りユニットの絞り装置を示す正
面図である。
【図5】同絞りユニットを示すB−B縦断面図である。
【図6】同絞りユニットのレンズ鏡筒に取付けられるコ
ネクタ部材を示す斜視図である。
【図7】従来の絞り装置の各電極の配線を説明するため
に示す正面図である。
【図8】従来の絞り装置を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 絞りユニット 3 絞り装置 3A 本体部 3B 電極端子部 5A 第1の透明電極 5B 第2の透明電極 6C、7C、8C 電極端子 8 第3の電極 9 レンズ鏡筒 11 エレクトロクロミック素子 13(13A、13B) 透明基板 14 電極端子群 15A、15B 溝部(係合溝) 16A、16B 接続部材 19A、19B 突部(係止突部) 20 コネクタ 20C 挿入部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧を印加することによって光透過特性
    が変化するエレクトロクロミック素子と、このエレクト
    ロクロミック素子を挟むようにして配設されそれぞれ複
    数の透明電極群を同心円状に配列してなる第1の透明電
    極及び第2の透明電極と、前記第1の透明電極及び第2
    の透明電極の対極を構成する第3の電極と、エレクトロ
    クロミック素子が封入され、外周部の一部にこれらの電
    極の電極端子部が設けられた一対の対向する透明基板と
    からなる絞り装置と、 絞り装置の電極端子部に接続されるコネクタ部材と、 外周部の一側端部の一部に絞り装置が挿入されて組み込
    まれる組込開口部が設けられ、挿入された絞り装置の電
    極端子部がこの組込開口部に対応するレンズ鏡筒とを備
    え、 コネクタ部材には、弾性変形可能な板状に形成され、電
    極端子部を構成する透明基板の対向間隙中に挿入される
    挿入部に設けられるとともに挿入部の先端部から基端部
    に向かって折り返されて透明基板の内面壁にそれぞれ対
    応位置する一対の接続部材が設けられ、透明基板の電極
    端子部に挿入部が挿入された状態で、接続部材が弾性力
    によって電極端子部の内面壁の電極端子に着脱自在にそ
    れぞれ係合することを特徴とする絞りユニット。
  2. 【請求項2】 透明基板には、電極端子部の内面壁に互
    いに対向位置して係合溝がそれぞれ凹設されるととも
    に、コネクタ部材には、この係合溝に係合する突部が接
    続部材に電極端子部の内面壁に向かって形成され、 電極端子部にコネクタ部材の挿入部が挿入された状態
    で、接続部材に形成された突部が電極端子部の内面壁に
    凹設された係合溝にそれぞれ係合することによって、コ
    ネクタ部材が絞り装置に着脱自在に係止することを特徴
    とする請求項1記載の絞りユニット。
  3. 【請求項3】 コネクタ部材には、両側端部に弾性変形
    可能な係止突部がそれぞれ一体に形成されるとともに、
    レンズ鏡筒には、絞り装置が組み込まれる内面壁に互い
    に対向位置して係合溝がそれぞれ凹設され、 コネクタ部材に形成された係止突部がレンズ鏡筒に凹設
    された係合溝にぞれぞれ係合することによって、絞り装
    置がレンズ鏡筒に着脱自在に係止することを特徴とする
    請求項1又は2記載の絞りユニット。
  4. 【請求項4】 コネクタ部材は、レンズ鏡筒に組み込ま
    れた絞り装置の電極端子部に接続された際に、レンズ鏡
    筒に設けられた組込開口部を閉塞することを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載した絞りユニッ
    ト。
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