JPH0862503A - 顕微鏡装置 - Google Patents
顕微鏡装置Info
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- JPH0862503A JPH0862503A JP19297394A JP19297394A JPH0862503A JP H0862503 A JPH0862503 A JP H0862503A JP 19297394 A JP19297394 A JP 19297394A JP 19297394 A JP19297394 A JP 19297394A JP H0862503 A JPH0862503 A JP H0862503A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 幅広い長さの一様な線状照明を行い、さらに
円筒状試料の表面を検査できるようにする。 【構成】 試料を照明し、その正反射光をリニアイメー
ジセンサ16で撮像し、検査領域を決定する検査領域決
定装置Aと、この決定した検査領域を顕微鏡22を介し
てテレビカメラ23で撮像し検査する検査装置Bと、試
料の撮像位置を検査領域決定装置Aと検査装置Bに対し
て調整する試料位置調整装置Cとを備え、検査領域決定
装置Aは線状に並んだ光ファイバのバンドルと、このバ
ンドルの先に設けられた集光レンズよりなるライン状照
明源15を有し、リニアイメージセンサ16はこのライ
ン状照明源15と平行に配置されている。
円筒状試料の表面を検査できるようにする。 【構成】 試料を照明し、その正反射光をリニアイメー
ジセンサ16で撮像し、検査領域を決定する検査領域決
定装置Aと、この決定した検査領域を顕微鏡22を介し
てテレビカメラ23で撮像し検査する検査装置Bと、試
料の撮像位置を検査領域決定装置Aと検査装置Bに対し
て調整する試料位置調整装置Cとを備え、検査領域決定
装置Aは線状に並んだ光ファイバのバンドルと、このバ
ンドルの先に設けられた集光レンズよりなるライン状照
明源15を有し、リニアイメージセンサ16はこのライ
ン状照明源15と平行に配置されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低倍率で測定領域を定
め、次に高倍率の顕微鏡で測定をする顕微鏡装置に係わ
り、特に試料が鏡面である場合の低倍率における照明装
置および円筒状試料回転装置を有する顕微鏡装置に関す
る。
め、次に高倍率の顕微鏡で測定をする顕微鏡装置に係わ
り、特に試料が鏡面である場合の低倍率における照明装
置および円筒状試料回転装置を有する顕微鏡装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】多くの金属組織を顕微鏡を用いて検査す
る場合、自動検査が行われる。この場合、顕微鏡で連続
的に検査するため、顕微鏡の視野単位に検査領域を分割
する前処理装置が顕微鏡に設けられている。図1はこの
ような顕微鏡装置を示し、Aは顕微鏡の検査領域を決定
する検査領域決定装置、Bは顕微鏡と撮像装置からなる
検査装置、Cは試料の位置を検査領域決定装置および検
査装置に対して調整する試料位置調整装置である。
る場合、自動検査が行われる。この場合、顕微鏡で連続
的に検査するため、顕微鏡の視野単位に検査領域を分割
する前処理装置が顕微鏡に設けられている。図1はこの
ような顕微鏡装置を示し、Aは顕微鏡の検査領域を決定
する検査領域決定装置、Bは顕微鏡と撮像装置からなる
検査装置、Cは試料の位置を検査領域決定装置および検
査装置に対して調整する試料位置調整装置である。
【0003】図3はこのような装置に用いる試料の一例
を示す図で(a)は1枚の試料台板上に何種類かの試料
が置かれている状態を示し、(b)は各試料の検査領域
の分割を示す。(a)において、1は鋼材から切り出し
た矩形断面の試料、2は鋼管の1部を切り出した試料、
3は棒鋼などの円柱状の金属試料を樹脂で固めた試料、
4は金属板を樹脂の間にサンドイッチ状に重ねて固めた
試料である。これらの各試料の大きさは40mm角又は
直径40mm程度で、試料台板5は250×250mm
程度の大きさである。検査領域決定装置Aは試料台板5
全体を照明する照明装置と、これを撮像するリニアイメ
ージセンサおよびこのリニアイメージセンサの出力を画
像解析する画像解析装置からなり、(a)に示す試料を
顕微鏡の視野の大きさに分割し、検査装置Bがこの分割
した領域を連続的に検査できるようにする。(b)はこ
のように分割した検査領域を示す。F00,F01…は
各検査領域を示し、これらの位置は制御管理コンピュー
タに記憶され、検査装置Bで検査する時、この位置を再
現する。
を示す図で(a)は1枚の試料台板上に何種類かの試料
が置かれている状態を示し、(b)は各試料の検査領域
の分割を示す。(a)において、1は鋼材から切り出し
た矩形断面の試料、2は鋼管の1部を切り出した試料、
3は棒鋼などの円柱状の金属試料を樹脂で固めた試料、
4は金属板を樹脂の間にサンドイッチ状に重ねて固めた
試料である。これらの各試料の大きさは40mm角又は
直径40mm程度で、試料台板5は250×250mm
程度の大きさである。検査領域決定装置Aは試料台板5
全体を照明する照明装置と、これを撮像するリニアイメ
ージセンサおよびこのリニアイメージセンサの出力を画
像解析する画像解析装置からなり、(a)に示す試料を
顕微鏡の視野の大きさに分割し、検査装置Bがこの分割
した領域を連続的に検査できるようにする。(b)はこ
のように分割した検査領域を示す。F00,F01…は
各検査領域を示し、これらの位置は制御管理コンピュー
タに記憶され、検査装置Bで検査する時、この位置を再
現する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】金属組織検査用の試料
の表面は鏡面仕上げまたはそれをエッチングしたもので
ある。鏡面に近い面を照明する場合、照明光は鏡面で正
反射されるので、撮像装置は正反射光の光路上に設置す
る必要がある。図14は正反射する試料の照明と撮像装
置との関係を示す図で、水平に置かれた試料6に対して
鉛直線を挟んで照明装置7からの入射角θと撮像装置8
への出射角θは等しくなる。このような照明方法を図3
に示した試料台板5に対して適用する場合、幅200〜
300mmにわたり一様に照射する光源として蛍光灯が
使用される。しかし蛍光灯の照射光のうち試料6で正反
射して撮像装置7に入射される光は一部分のみであり、
撮像するのに必要な入射光量が得られなかった。
の表面は鏡面仕上げまたはそれをエッチングしたもので
ある。鏡面に近い面を照明する場合、照明光は鏡面で正
反射されるので、撮像装置は正反射光の光路上に設置す
る必要がある。図14は正反射する試料の照明と撮像装
置との関係を示す図で、水平に置かれた試料6に対して
鉛直線を挟んで照明装置7からの入射角θと撮像装置8
への出射角θは等しくなる。このような照明方法を図3
に示した試料台板5に対して適用する場合、幅200〜
300mmにわたり一様に照射する光源として蛍光灯が
使用される。しかし蛍光灯の照射光のうち試料6で正反
射して撮像装置7に入射される光は一部分のみであり、
撮像するのに必要な入射光量が得られなかった。
【0005】図15は顕微鏡などに使用される同軸落射
照明方法を示す。点光源9よりの光を凸レンズ10で平
行光線とし、ハーフミラー11で直角に曲げて試料6に
照射し、その正反射光をハーフミラー11を透過して撮
像装置8に入射する。この場合点光源9より出射した光
は平行光となり、大部分試料6で正反射されて撮像装置
8に入射されるので十分な入射光量が得られる。この照
射方法は対象が数10mm程度のものに用いられるが、
幅が200〜300mmもの試料台板5に適用する場
合、大きくかつ均一な凸レンズとハーフミラーが必要と
なり、このような大きく、均一なレンズやハーフミラー
を製作することは困難であった。
照明方法を示す。点光源9よりの光を凸レンズ10で平
行光線とし、ハーフミラー11で直角に曲げて試料6に
照射し、その正反射光をハーフミラー11を透過して撮
像装置8に入射する。この場合点光源9より出射した光
は平行光となり、大部分試料6で正反射されて撮像装置
8に入射されるので十分な入射光量が得られる。この照
射方法は対象が数10mm程度のものに用いられるが、
幅が200〜300mmもの試料台板5に適用する場
合、大きくかつ均一な凸レンズとハーフミラーが必要と
なり、このような大きく、均一なレンズやハーフミラー
を製作することは困難であった。
【0006】また、試料のなかには鋼管などのように円
筒状のものがあり、これらは、水平面内を移動するX−
Yステージでは、試料の全周を照明装置と撮像装置の下
にくるように移動させることができない。このため円筒
状試料の表面を検査できるようにする試料の支持装置が
望まれていた。
筒状のものがあり、これらは、水平面内を移動するX−
Yステージでは、試料の全周を照明装置と撮像装置の下
にくるように移動させることができない。このため円筒
状試料の表面を検査できるようにする試料の支持装置が
望まれていた。
【0007】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
ので、幅広い長さの一様な線状照明を提供することを第
1の目的とし、円筒状試料の表面を検査できるようにす
る装置を提供することを第2の目的とする。
ので、幅広い長さの一様な線状照明を提供することを第
1の目的とし、円筒状試料の表面を検査できるようにす
る装置を提供することを第2の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、試料を照明し、その正反射光をリニアイメージセン
サで撮像し、検査領域を定める検査領域決定装置と、こ
の検査領域決定装置の定めた検査領域を顕微鏡を介して
撮像装置で撮像して検査する検査装置と、前記試料の撮
像位置を、前記検査領域決定装置および前記検査装置に
対して調整する試料位置調整装置とを備え、前記検査領
域決定装置は、線状に並んだ光ファイバのバンドルとこ
のバンドルの先に設けられた集光レンズよりなるライン
状照明源を有し、前記リニアイメージセンサは前記ライ
ン状照明源と平行に配置する。
め、試料を照明し、その正反射光をリニアイメージセン
サで撮像し、検査領域を定める検査領域決定装置と、こ
の検査領域決定装置の定めた検査領域を顕微鏡を介して
撮像装置で撮像して検査する検査装置と、前記試料の撮
像位置を、前記検査領域決定装置および前記検査装置に
対して調整する試料位置調整装置とを備え、前記検査領
域決定装置は、線状に並んだ光ファイバのバンドルとこ
のバンドルの先に設けられた集光レンズよりなるライン
状照明源を有し、前記リニアイメージセンサは前記ライ
ン状照明源と平行に配置する。
【0009】また、前記試料位置調整装置は、水平面内
の移動を行うX−Yステージと、該X−Yステージに載
置され、高さ方向の移動を行うZ軸移動装置と、該Z軸
移動装置に載置され円筒状試料の回転位置を調整する試
料回転装置とを備え、前記試料回転装置は、平行に所定
の間隔で回転自在に設けられた同一直径を有する2本の
ローラと、該ローラの少なくも一方を回転する駆動装置
と、該ローラの回転位置を検出し、ローラ間に載せられ
る円筒状試料の直径とローラの直径とから該円筒状試料
の回転位置を検出する回転位置検出手段とを備えたもの
である。
の移動を行うX−Yステージと、該X−Yステージに載
置され、高さ方向の移動を行うZ軸移動装置と、該Z軸
移動装置に載置され円筒状試料の回転位置を調整する試
料回転装置とを備え、前記試料回転装置は、平行に所定
の間隔で回転自在に設けられた同一直径を有する2本の
ローラと、該ローラの少なくも一方を回転する駆動装置
と、該ローラの回転位置を検出し、ローラ間に載せられ
る円筒状試料の直径とローラの直径とから該円筒状試料
の回転位置を検出する回転位置検出手段とを備えたもの
である。
【0010】また、前記試料位置調整装置は、前記Z軸
移動の高さを検出する検出手段と、円筒状試料が前記試
料回転装置に設定され、前記ライン状照明源による円筒
状試料からの正反射光を前記リニアイメージセンサが受
光したときの、前記レベル検出手段の検出高さおよび円
筒状試料の正反射部の位置、高さと、前記ロールの寸
法、配置を用いて円筒状試料の直径を演算する演算部と
を備えたものである。
移動の高さを検出する検出手段と、円筒状試料が前記試
料回転装置に設定され、前記ライン状照明源による円筒
状試料からの正反射光を前記リニアイメージセンサが受
光したときの、前記レベル検出手段の検出高さおよび円
筒状試料の正反射部の位置、高さと、前記ロールの寸
法、配置を用いて円筒状試料の直径を演算する演算部と
を備えたものである。
【0011】
【作用】ライン状照明源は線状に光ファイバのバンドル
を配置し、バンドルの先に集光レンズを設け、照射位置
に帯状の光を照射する。この照射位置に試料を配置し、
正反射光をイメージセンサで撮像する。リニアイメージ
センサの撮像に合わせて試料位置調整装置により試料を
リニアイメージセンサと直角方向に移動させ、撮像面積
をカバーしてゆく。試料の全面を撮像し、顕微鏡で検査
する領域を決定した後、試料位置調整装置により試料を
顕微鏡の位置に移動し、顕微鏡で検査する。検査領域決
定装置にライン状照明源が用いられていることにより光
源の幅にわたって一様な照明光が得られ、試料で正反射
してリニアイメージセンサに入射して光源の幅にわたる
鮮明な画像が得られる。金属組織を検査する場合、検査
面は鏡面仕上げ、またはそれをエッチングしたものなの
で反射光は正反射光となる。このため散乱光を利用した
照明だと反射光が帯状に集中せずリニアイメージセンサ
に入力しない反射光が多くなり撮像できなくなる。故に
光源の幅にわたって一様な照明光の得られるライン状照
明源でないと測定画像が得られない。このライン状照明
源は光ファイバのバンドルを線状に並べる長さを大きく
することによりライン幅を大きくできるので、広い幅に
わたり一様な照明光が容易に得られる。
を配置し、バンドルの先に集光レンズを設け、照射位置
に帯状の光を照射する。この照射位置に試料を配置し、
正反射光をイメージセンサで撮像する。リニアイメージ
センサの撮像に合わせて試料位置調整装置により試料を
リニアイメージセンサと直角方向に移動させ、撮像面積
をカバーしてゆく。試料の全面を撮像し、顕微鏡で検査
する領域を決定した後、試料位置調整装置により試料を
顕微鏡の位置に移動し、顕微鏡で検査する。検査領域決
定装置にライン状照明源が用いられていることにより光
源の幅にわたって一様な照明光が得られ、試料で正反射
してリニアイメージセンサに入射して光源の幅にわたる
鮮明な画像が得られる。金属組織を検査する場合、検査
面は鏡面仕上げ、またはそれをエッチングしたものなの
で反射光は正反射光となる。このため散乱光を利用した
照明だと反射光が帯状に集中せずリニアイメージセンサ
に入力しない反射光が多くなり撮像できなくなる。故に
光源の幅にわたって一様な照明光の得られるライン状照
明源でないと測定画像が得られない。このライン状照明
源は光ファイバのバンドルを線状に並べる長さを大きく
することによりライン幅を大きくできるので、広い幅に
わたり一様な照明光が容易に得られる。
【0012】試料位置調整装置は、X,Y平面を移動す
るX−Yステージと、このX−Yステージ上に設けられ
た高さ方向に移動するZ軸移動装置により、試料を三次
元に移動できる。試料回転装置はこのZ軸移動装置上に
設けられており、ライン状照明源と平行で、水平に設け
られた2本のローラの上に円筒状試料を載せ、ローラを
回転することにより円筒状試料を回転することができる
ので、照明を受ける位置を移動させ、全周にわたってリ
ニアイメージセンサにより撮像することができる。この
場合、ローラの回転位置を検出し、ローラの直径と円筒
状試料の直径との比から円筒状試料の回転位置を検出で
きるので、検査領域決定装置で領域を決定するときに利
用できると共に決定したときの円筒状試料の回転位置の
データを検査装置でその領域の検査をする場合のデータ
として利用することができる。
るX−Yステージと、このX−Yステージ上に設けられ
た高さ方向に移動するZ軸移動装置により、試料を三次
元に移動できる。試料回転装置はこのZ軸移動装置上に
設けられており、ライン状照明源と平行で、水平に設け
られた2本のローラの上に円筒状試料を載せ、ローラを
回転することにより円筒状試料を回転することができる
ので、照明を受ける位置を移動させ、全周にわたってリ
ニアイメージセンサにより撮像することができる。この
場合、ローラの回転位置を検出し、ローラの直径と円筒
状試料の直径との比から円筒状試料の回転位置を検出で
きるので、検査領域決定装置で領域を決定するときに利
用できると共に決定したときの円筒状試料の回転位置の
データを検査装置でその領域の検査をする場合のデータ
として利用することができる。
【0013】水平な検査面で正反射する場合、入射光と
出射光の角度は同じくなる。ライン状照明源とリニアイ
メージセンサの位置と取付角度を一定としておくと、正
反射面の位置は1つの位置に限定され、この位置に円筒
状試料の円筒の上端の稜線が一致した時、リニアイメー
ジセンサに正反射光が入射する。図4はこの状態を示
し、基準位置からH0の位置に円筒上端の稜線がきたこ
とをリニアイメージセンサへの入射光から検知すること
ができる。このときZ軸移動装置の高さH1はレベル検
出手段で検出される。ローラの位置H2は回転位置検出
装置固有の値なので、H0,H1,H2からhの値がわ
かり、2つのローラ中心間の幅2bおよび半径rは一定
値であるので、hとrとbから円筒状試料の半径Rを演
算することができる。この半径Rがわかれば回転位置検
出手段により、円筒状試料の回転位置が検出できる。
出射光の角度は同じくなる。ライン状照明源とリニアイ
メージセンサの位置と取付角度を一定としておくと、正
反射面の位置は1つの位置に限定され、この位置に円筒
状試料の円筒の上端の稜線が一致した時、リニアイメー
ジセンサに正反射光が入射する。図4はこの状態を示
し、基準位置からH0の位置に円筒上端の稜線がきたこ
とをリニアイメージセンサへの入射光から検知すること
ができる。このときZ軸移動装置の高さH1はレベル検
出手段で検出される。ローラの位置H2は回転位置検出
装置固有の値なので、H0,H1,H2からhの値がわ
かり、2つのローラ中心間の幅2bおよび半径rは一定
値であるので、hとrとbから円筒状試料の半径Rを演
算することができる。この半径Rがわかれば回転位置検
出手段により、円筒状試料の回転位置が検出できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は第1実施例の構成を示すブロック図
である。図においてAは検査領域決定装置,Bは顕微鏡
22を含む検査装置,Cは試料の三次元移動を行う試料
位置調整装置であり、図の右側に示す制御部によって動
作する。検査領域決定装置Aは、ライン状照明源15
と、ライン状照明源15が試料台板5上の試料6で正反
射した光を入射するリニアイメージセンサ16と、この
ライン状照明源15とリニアイメージセンサ16を一体
にして支柱17に上下動調整可能に取り付ける取付装置
18を備える。検査装置Bは顕微鏡22と、顕微鏡22
に取り付けられた撮像装置23とを有し、顕微鏡22に
はレンズ交換部24と、試料の照明を調整する調光部2
5が設けられている。試料位置調整装置Cは防振台19
上に設けられ、搭載物をX−Y平面(水平面)で移動さ
せるX−Yステージ20と、X−Yステージ20上に載
置され、Z軸(高さ)方向移動を行うZ軸移動装置21
とを有し、Z軸移動装置21上に試料台板5が載置され
る。なお、Z軸移動装置21にはその高さ方向の移動位
置を検出する図示しないレベル検出手段が設けられてい
る。レベル検出手段として、Z軸移動装置21のZ軸方
向への単位移動量ΔZをカウントするカウンタを用いて
もよい。
て説明する。図1は第1実施例の構成を示すブロック図
である。図においてAは検査領域決定装置,Bは顕微鏡
22を含む検査装置,Cは試料の三次元移動を行う試料
位置調整装置であり、図の右側に示す制御部によって動
作する。検査領域決定装置Aは、ライン状照明源15
と、ライン状照明源15が試料台板5上の試料6で正反
射した光を入射するリニアイメージセンサ16と、この
ライン状照明源15とリニアイメージセンサ16を一体
にして支柱17に上下動調整可能に取り付ける取付装置
18を備える。検査装置Bは顕微鏡22と、顕微鏡22
に取り付けられた撮像装置23とを有し、顕微鏡22に
はレンズ交換部24と、試料の照明を調整する調光部2
5が設けられている。試料位置調整装置Cは防振台19
上に設けられ、搭載物をX−Y平面(水平面)で移動さ
せるX−Yステージ20と、X−Yステージ20上に載
置され、Z軸(高さ)方向移動を行うZ軸移動装置21
とを有し、Z軸移動装置21上に試料台板5が載置され
る。なお、Z軸移動装置21にはその高さ方向の移動位
置を検出する図示しないレベル検出手段が設けられてい
る。レベル検出手段として、Z軸移動装置21のZ軸方
向への単位移動量ΔZをカウントするカウンタを用いて
もよい。
【0015】マクロ画像調光部30はライン状照明源1
5の照明光の強度を調整する。ミクロ画像調光部31は
顕微鏡22内に設けられた照明装置の調光を行う。この
照明方法は図15で説明した同軸落射照明である。オー
トフォーカス制御部32はZ軸移動装置21の上下方向
の移動をレベル検出手段のレベル検出値のフィードバッ
クを受けて制御するとともに、顕微鏡22のレンズ切り
換えを行い焦点調整をする。オートステージ装置33は
X−Yステージ20を制御し、試料のX,Y平面の移動
を行う。画像解析装置34はリニアイメージセンサ16
の撮像を解析し、検査領域の分割を行い、顕微鏡22に
取り付けられたテレビカメラ23からの撮像を解析し、
金属組織に含まれる非金属介在物などの検出を行う。制
御管理コンピュータ35は装置全体を管理する。画像解
析装置34で決定された検査領域のデータに基づきX−
Yステージ20を移動させて各検査領域が順次顕微鏡2
2の視野内に入るようオートステージ制御部33に指示
を出す。画像モニタ36は画像解析装置34で解析中ま
たは解析の終わった画像を表示し、PCモニタ37は制
御管理コンピュータ35への入力情報や、出力情報を表
示し、プリンタ38はこれらの情報を印字する。マウ
ス、キーボード39は制御管理コンピュータへ指示を入
力する。
5の照明光の強度を調整する。ミクロ画像調光部31は
顕微鏡22内に設けられた照明装置の調光を行う。この
照明方法は図15で説明した同軸落射照明である。オー
トフォーカス制御部32はZ軸移動装置21の上下方向
の移動をレベル検出手段のレベル検出値のフィードバッ
クを受けて制御するとともに、顕微鏡22のレンズ切り
換えを行い焦点調整をする。オートステージ装置33は
X−Yステージ20を制御し、試料のX,Y平面の移動
を行う。画像解析装置34はリニアイメージセンサ16
の撮像を解析し、検査領域の分割を行い、顕微鏡22に
取り付けられたテレビカメラ23からの撮像を解析し、
金属組織に含まれる非金属介在物などの検出を行う。制
御管理コンピュータ35は装置全体を管理する。画像解
析装置34で決定された検査領域のデータに基づきX−
Yステージ20を移動させて各検査領域が順次顕微鏡2
2の視野内に入るようオートステージ制御部33に指示
を出す。画像モニタ36は画像解析装置34で解析中ま
たは解析の終わった画像を表示し、PCモニタ37は制
御管理コンピュータ35への入力情報や、出力情報を表
示し、プリンタ38はこれらの情報を印字する。マウ
ス、キーボード39は制御管理コンピュータへ指示を入
力する。
【0016】図2はライン状照明源の構成を模式的に表
した図であり、光ファイバ26を線状に並べたバンドル
の先端に集光レンズ27を設け、バンドルの幅にわたり
一様な帯状の照明光を試料6に照射する。この帯の幅t
はライン状照明源23と試料6の距離を調整することに
より調整できる。
した図であり、光ファイバ26を線状に並べたバンドル
の先端に集光レンズ27を設け、バンドルの幅にわたり
一様な帯状の照明光を試料6に照射する。この帯の幅t
はライン状照明源23と試料6の距離を調整することに
より調整できる。
【0017】次に本装置の動作について説明する。検査
試料としては一例として、図3に示した複数の試料を試
料台板上に集めたものについて説明する。各試料1〜4
の金属面は鏡面仕上げ、またはそれをエッチング処理し
たものである。まず試料台板5をZ軸移動装置21上に
設置する。ライン状照明源15とリニアイメージセンサ
16は試料の上面が所定高さになったとき、正反射光が
リニアイメージセンサ16に入光されるよう配置され、
この所定高さは支柱17に対して取付装置18の位置を
調整することにより調整することができる。オートステ
ージ制御部33により照射光が、図3(a)に示す試料
台板5の幅Eに平行に左端を照射するようにX−Yステ
ージを調整する。マクロ画像調光部30により照明光の
強度を調整しオートフォーカス制御部32により焦点を
合わせた後、リニアイメージセンサ16による撮像を開
始し、その走査速度に合わせてオートステージ制御部3
3によってX−Yステージ20を試料台板5のL方向に
移動して、試料台板5の全面の画像を画像解析装置34
に取り込んでゆく。取り込んだ画像は画像モニタ36に
表示されるので、オペレータは各試料1〜4に対して、
検査領域の指示をマウスやキーボード39を用いて指示
する。これにより図3(b)に示すように各試料1〜4
に対して検査領域の指定が行われ、画像解析装置34の
メモリに格納される。
試料としては一例として、図3に示した複数の試料を試
料台板上に集めたものについて説明する。各試料1〜4
の金属面は鏡面仕上げ、またはそれをエッチング処理し
たものである。まず試料台板5をZ軸移動装置21上に
設置する。ライン状照明源15とリニアイメージセンサ
16は試料の上面が所定高さになったとき、正反射光が
リニアイメージセンサ16に入光されるよう配置され、
この所定高さは支柱17に対して取付装置18の位置を
調整することにより調整することができる。オートステ
ージ制御部33により照射光が、図3(a)に示す試料
台板5の幅Eに平行に左端を照射するようにX−Yステ
ージを調整する。マクロ画像調光部30により照明光の
強度を調整しオートフォーカス制御部32により焦点を
合わせた後、リニアイメージセンサ16による撮像を開
始し、その走査速度に合わせてオートステージ制御部3
3によってX−Yステージ20を試料台板5のL方向に
移動して、試料台板5の全面の画像を画像解析装置34
に取り込んでゆく。取り込んだ画像は画像モニタ36に
表示されるので、オペレータは各試料1〜4に対して、
検査領域の指示をマウスやキーボード39を用いて指示
する。これにより図3(b)に示すように各試料1〜4
に対して検査領域の指定が行われ、画像解析装置34の
メモリに格納される。
【0018】試料台板5の全面についてリニアイメージ
センサ16による走査が終了すると、X−Yステージ2
0を移動して試料台板5を顕微鏡22の下に移動し、検
査領域を設定したデータに基づき、検査領域、例えば図
3(b)のF00が顕微鏡22の視野に入るようにする。
ミクロ画像調光部31により顕微鏡22より試料1〜4
への明るさを調光し、オートフォーカス制御部32によ
り対象レンズの選択および焦点調整を行う。次に検査領
域ごとにテレビカメラ23により撮像し、画像解析装置
34に取り込み、シェーディング補正、2値画像処理等
を行った後、各検査領域毎に非金属介在物などの検査を
行う。この検査はプログラムにより自動的に行われる。
このような検査結果は画像モニタ36に表示され、また
プリンタ38より出力することができる。
センサ16による走査が終了すると、X−Yステージ2
0を移動して試料台板5を顕微鏡22の下に移動し、検
査領域を設定したデータに基づき、検査領域、例えば図
3(b)のF00が顕微鏡22の視野に入るようにする。
ミクロ画像調光部31により顕微鏡22より試料1〜4
への明るさを調光し、オートフォーカス制御部32によ
り対象レンズの選択および焦点調整を行う。次に検査領
域ごとにテレビカメラ23により撮像し、画像解析装置
34に取り込み、シェーディング補正、2値画像処理等
を行った後、各検査領域毎に非金属介在物などの検査を
行う。この検査はプログラムにより自動的に行われる。
このような検査結果は画像モニタ36に表示され、また
プリンタ38より出力することができる。
【0019】このように幅広く均一な帯状の照射をライ
ン状照明源15により行うことにより、幅200〜30
0mmの試料の正反射光をリニアイメージセンサ16に
より受光してこのような大きな試料の全体画像を撮像す
ることができる。
ン状照明源15により行うことにより、幅200〜30
0mmの試料の正反射光をリニアイメージセンサ16に
より受光してこのような大きな試料の全体画像を撮像す
ることができる。
【0020】次に第2実施例を説明する。本実施例は円
筒状試料の表面を検出できるよう第1実施例の装置に試
料回転装置を設けたものである。図4は第1実施例と異
なる第2実施例の部分を示す図で、試料回転装置40を
Z軸移動装置21に載置した状態を示す。Z軸移動装置
21はねじ機構により上下する原理を示したもので、モ
ータ等を設けて自動的に上下動するようにしている。な
お、円筒状試料46の表面は鏡面仕上げ、またはそれを
エッチングしたものとする。
筒状試料の表面を検出できるよう第1実施例の装置に試
料回転装置を設けたものである。図4は第1実施例と異
なる第2実施例の部分を示す図で、試料回転装置40を
Z軸移動装置21に載置した状態を示す。Z軸移動装置
21はねじ機構により上下する原理を示したもので、モ
ータ等を設けて自動的に上下動するようにしている。な
お、円筒状試料46の表面は鏡面仕上げ、またはそれを
エッチングしたものとする。
【0021】図5は試料回転装置40の構造図を示し、
(a)は側面図、(b)は(a)のX−X矢視図でる。
同一直径の2本のローラ42が平行にかつ水平に設けら
れ、ケーシング41に軸受43で回転自在に支持されて
いる。各ローラ42はローラ軸44にキー45で回転方
向を固定され、軸方向には移動可能な2枚の円板42
a,42bで構成され、円筒状試料46の長さに応じて
両円板42a,42bの間隔を調整できるようになって
いる。各円板42a,42bの外周にはゴム製のOリン
グ47が設けられ円筒状試料46が滑らないようにして
いる。各ローラ軸44に平行で下方に、減速機付のAC
サーボモータ48が設けられ、軸受50で軸支された回
転駆動軸49を回転する。回転駆動軸49には2個の第
1プーリ51が固着され、先端にはエンコーダ52が結
合されている。各ローラ軸44の先端にはそれぞれ第2
プーリ53が結合され、第1プーリ51と駆動ベルト5
4により結ばれ、ACサーボモータ48によって、ロー
ラ42を回転する。ケーシング41の底部にはゴム製の
すべり止め55が設けられている。ACサーボモータ4
8はサーボモータ制御部56により制御され、サーボモ
ータ制御部56は制御管理コンピュータ35により制御
される。
(a)は側面図、(b)は(a)のX−X矢視図でる。
同一直径の2本のローラ42が平行にかつ水平に設けら
れ、ケーシング41に軸受43で回転自在に支持されて
いる。各ローラ42はローラ軸44にキー45で回転方
向を固定され、軸方向には移動可能な2枚の円板42
a,42bで構成され、円筒状試料46の長さに応じて
両円板42a,42bの間隔を調整できるようになって
いる。各円板42a,42bの外周にはゴム製のOリン
グ47が設けられ円筒状試料46が滑らないようにして
いる。各ローラ軸44に平行で下方に、減速機付のAC
サーボモータ48が設けられ、軸受50で軸支された回
転駆動軸49を回転する。回転駆動軸49には2個の第
1プーリ51が固着され、先端にはエンコーダ52が結
合されている。各ローラ軸44の先端にはそれぞれ第2
プーリ53が結合され、第1プーリ51と駆動ベルト5
4により結ばれ、ACサーボモータ48によって、ロー
ラ42を回転する。ケーシング41の底部にはゴム製の
すべり止め55が設けられている。ACサーボモータ4
8はサーボモータ制御部56により制御され、サーボモ
ータ制御部56は制御管理コンピュータ35により制御
される。
【0022】エンコーダ52の出力は図1に示す制御管
理コンピュータ35に入力され、ロール42の回転位置
および円筒状試料46の回転位置が算出される。第1プ
リー51の半径をr1,第2プリー53の半径をr2,
ロール42の半径をr,円筒状試料46の半径をRと
し、エンコーダ52が1回転当たりnパルス発生すると
し、k=r2/r1とすると、円筒状試料1回転当たり
のパルス数Nは、 N=n・k・R/r ……(1) この関係と円筒状試料46の初期位置のデータを制御管
理コンピュータ35に入力することにより円筒状試料4
6の回転位置を得ることができる。
理コンピュータ35に入力され、ロール42の回転位置
および円筒状試料46の回転位置が算出される。第1プ
リー51の半径をr1,第2プリー53の半径をr2,
ロール42の半径をr,円筒状試料46の半径をRと
し、エンコーダ52が1回転当たりnパルス発生すると
し、k=r2/r1とすると、円筒状試料1回転当たり
のパルス数Nは、 N=n・k・R/r ……(1) この関係と円筒状試料46の初期位置のデータを制御管
理コンピュータ35に入力することにより円筒状試料4
6の回転位置を得ることができる。
【0023】次に円筒状試料46の直径が不明な時も本
装置により測定する方法を説明する。図4において、直
径が未知の円筒状試料46を試料回転装置40に設置
し、X−Yステージ20を制御して図4に示すライン状
照明源15とリニアイメージセンサ16の間の鉛直線V
の下に円筒状試料46の中心軸がくるよう設定する。次
にZ軸移動装置21を上下して、ライン状照明源15か
らの正反射光がリニアイメージセンサ16に入光したと
きの位置にZ軸移動装置21を設定する。このとき図4
に示す状態となる。このとき、防振台19から円筒状試
料46の頂端の稜線までの高さH0は、ライン状照明源
15とリニアイメージセンサ16の取り付け高さが一定
であるため、一定値となる。またZ軸移動装置21の高
さH1は図示しないレベル検出手段によって計測され、
またローラ42の中心とZ軸移動装置21の高さH2は
試料回転装置40の寸法から一定値として得られる。こ
れによりhは次式で得られる。 h=H0−(H1+H2) ……(2)
装置により測定する方法を説明する。図4において、直
径が未知の円筒状試料46を試料回転装置40に設置
し、X−Yステージ20を制御して図4に示すライン状
照明源15とリニアイメージセンサ16の間の鉛直線V
の下に円筒状試料46の中心軸がくるよう設定する。次
にZ軸移動装置21を上下して、ライン状照明源15か
らの正反射光がリニアイメージセンサ16に入光したと
きの位置にZ軸移動装置21を設定する。このとき図4
に示す状態となる。このとき、防振台19から円筒状試
料46の頂端の稜線までの高さH0は、ライン状照明源
15とリニアイメージセンサ16の取り付け高さが一定
であるため、一定値となる。またZ軸移動装置21の高
さH1は図示しないレベル検出手段によって計測され、
またローラ42の中心とZ軸移動装置21の高さH2は
試料回転装置40の寸法から一定値として得られる。こ
れによりhは次式で得られる。 h=H0−(H1+H2) ……(2)
【0024】hと円筒状試料46の半径R,ローラ42
の半径r,ローラ42の中心間の長さ2bの間には次の
ようにピタゴラスの定理が成立するので次式が得られ
る。 (R+r)2 =b2 +(h−R)2 ……(3) 2R=(−r2 +b2 +h2 )/(r+h) ……(4) これにより円筒状試料46の直径2Rが得られる。
の半径r,ローラ42の中心間の長さ2bの間には次の
ようにピタゴラスの定理が成立するので次式が得られ
る。 (R+r)2 =b2 +(h−R)2 ……(3) 2R=(−r2 +b2 +h2 )/(r+h) ……(4) これにより円筒状試料46の直径2Rが得られる。
【0025】次に第2実施例の動作について説明する。
直径が不明の全表面鏡面仕上げされた円筒状試料46を
試料回転装置40上に設置し、X−Yステージ20を制
御して図4に示すライン状照明源15とリニアイメージ
センサ16の間の鉛直線Vの下に円筒状試料46の中心
軸がくるように設定する。次にライン状照明源15から
の正反射光がリニアイメージセンサ16に入光したとき
の位置でZ軸移動装置21を設定する。このときレベル
検出手段の値から(4)式により円筒状試料46の直径
が得られる。次にエンコーダ52の現在の値を基準値と
して記憶し、ライン状照明源15により照明を行い、こ
の正反射光をリニアイメージセンサ16で受光し、リニ
アイメージセンサ16の走査速度に合わせて、ACサー
ボモータ48によりロール42を介して円筒状試料46
を回転して全周を撮像してゆく。このときエンコーダ5
2のパルス値により撮像した回転位置を表す。エンコー
ダ52のパルス数が(1)式で表されるNパルス発生さ
れたとき円筒状試料46は1回転したことになるので撮
像を終了する。
直径が不明の全表面鏡面仕上げされた円筒状試料46を
試料回転装置40上に設置し、X−Yステージ20を制
御して図4に示すライン状照明源15とリニアイメージ
センサ16の間の鉛直線Vの下に円筒状試料46の中心
軸がくるように設定する。次にライン状照明源15から
の正反射光がリニアイメージセンサ16に入光したとき
の位置でZ軸移動装置21を設定する。このときレベル
検出手段の値から(4)式により円筒状試料46の直径
が得られる。次にエンコーダ52の現在の値を基準値と
して記憶し、ライン状照明源15により照明を行い、こ
の正反射光をリニアイメージセンサ16で受光し、リニ
アイメージセンサ16の走査速度に合わせて、ACサー
ボモータ48によりロール42を介して円筒状試料46
を回転して全周を撮像してゆく。このときエンコーダ5
2のパルス値により撮像した回転位置を表す。エンコー
ダ52のパルス数が(1)式で表されるNパルス発生さ
れたとき円筒状試料46は1回転したことになるので撮
像を終了する。
【0026】リニアイメージセンサ16のデータは第1
実施例と同様画像解析装置34に取り込まれ、オペレー
タの指示により検査領域に分割されメモリに格納され
る。次にX−Yステージ20を移動して円筒状試料46
を顕微鏡22の下に移動し、検査領域を設定したエンコ
ーダ52の値も含んだデータに基づき各検査領域が顕微
鏡22の視野に入るように調整し、テレビカメラ23に
よる撮像およびその撮像したデータの解析を第1実施例
と同様に行う。
実施例と同様画像解析装置34に取り込まれ、オペレー
タの指示により検査領域に分割されメモリに格納され
る。次にX−Yステージ20を移動して円筒状試料46
を顕微鏡22の下に移動し、検査領域を設定したエンコ
ーダ52の値も含んだデータに基づき各検査領域が顕微
鏡22の視野に入るように調整し、テレビカメラ23に
よる撮像およびその撮像したデータの解析を第1実施例
と同様に行う。
【0027】第2実施例では図5において、エンコーダ
52を回転駆動軸49に設けたが、ローラ軸44に設け
てもよい。この場合(1)式は、(5)式のようにな
る。 N=n・R/r ……(5) 円筒状試料46としてはパイプの外、ビンや缶などで表
面が鏡面仕上げされたものを対象とすることができる。
52を回転駆動軸49に設けたが、ローラ軸44に設け
てもよい。この場合(1)式は、(5)式のようにな
る。 N=n・R/r ……(5) 円筒状試料46としてはパイプの外、ビンや缶などで表
面が鏡面仕上げされたものを対象とすることができる。
【0028】次に第2実施例の動作フローを説明する。
図6は第2実施例の装置の座標系を示す図で、試料回転
装置40のローラ軸方向をX軸、水平面内でX軸に直交
する方向をY軸。高さ方向(鉛垂方向)をZ軸とする。
また検査領域を決定する検査をマクロ検査、顕微鏡を介
して行う検査をミクロ検査とする。
図6は第2実施例の装置の座標系を示す図で、試料回転
装置40のローラ軸方向をX軸、水平面内でX軸に直交
する方向をY軸。高さ方向(鉛垂方向)をZ軸とする。
また検査領域を決定する検査をマクロ検査、顕微鏡を介
して行う検査をミクロ検査とする。
【0029】図7、図8は全体フロー図を示す。まず、
初期設定動作を行う(S1)。マクロ検査関係ではX−
Yステージ20を調整して図4に示すライン状照明源1
5とリニアイメージセンサ16の間の鉛直線Vの下に、
円筒状試料46の中心がくるように試料回転装置40を
セットする。ミクロ検査関係では顕微鏡22の対物レン
ズをセットする。次に円筒状試料46を試料回転装置4
0にセットする(S2)。セットは手動または自動で行
う。次に試料46の稜線が図4で示す水平線Hの位置に
なるようZ軸移動装置21を調整する試料径追従処理を
行う(S3)。次に試料回転装置40上にセットされた
試料46のX軸上の位置とX軸方向の長さを認識する
(S4)。なお、ステップS3,S4の詳細は後述す
る。ステップS3,S4で試料46の直径と長さがわか
るので、検査領域の決定を行う(S5)。図9はこの方
法を示し、回転分割角Δθを定め、回転方向にN1より
Nθまで分割し、長さ方向は各分割角度ごとにN1より
Nxまで分割し、円筒状表面の検査領域を決定する。次
に試料46をマクロ検査位置よりミクロ検査位置に移動
し、ミクロ検査に移る。(S6)。
初期設定動作を行う(S1)。マクロ検査関係ではX−
Yステージ20を調整して図4に示すライン状照明源1
5とリニアイメージセンサ16の間の鉛直線Vの下に、
円筒状試料46の中心がくるように試料回転装置40を
セットする。ミクロ検査関係では顕微鏡22の対物レン
ズをセットする。次に円筒状試料46を試料回転装置4
0にセットする(S2)。セットは手動または自動で行
う。次に試料46の稜線が図4で示す水平線Hの位置に
なるようZ軸移動装置21を調整する試料径追従処理を
行う(S3)。次に試料回転装置40上にセットされた
試料46のX軸上の位置とX軸方向の長さを認識する
(S4)。なお、ステップS3,S4の詳細は後述す
る。ステップS3,S4で試料46の直径と長さがわか
るので、検査領域の決定を行う(S5)。図9はこの方
法を示し、回転分割角Δθを定め、回転方向にN1より
Nθまで分割し、長さ方向は各分割角度ごとにN1より
Nxまで分割し、円筒状表面の検査領域を決定する。次
に試料46をマクロ検査位置よりミクロ検査位置に移動
し、ミクロ検査に移る。(S6)。
【0030】試料46を顕微鏡22の下に移動した後、
図9で設定した第1稜線(Nθ=1)、第1視野位置
(Nx=1)に視野を設定する(S7)。次にオートフ
ォーカス制御部32により顕微鏡22の焦点を設定した
視野に合わせ(S8)、この視野内のミクロ測定を行う
(S9)。この視野測定処理の詳細は後述する。この視
野内の測定が終わったら次の視野(Nθ=1,Nx=
2)へX軸方向に移動する(S10)。1つの稜線の視
野N1〜Nxを終了したか調べ(S11)、終了するま
でステップS9,S10を繰り返す。図9に示すように
1つの稜線について、Nxは設定した視野数、nxは測
定を行った視野数である。1つの稜線についつてNxま
での視野の測定が終了したらオートフォーカスをOFF
とし(S12)、試料回転装置40のローラ42を回転
して試料46が回転分割角Δθ回転するようにする(S
13)。これにより次の視野が稜線にくるようにする。
このようにして回転角nθがNθ=1よりステップS5
で設定したNθに達するまでステップS7〜S13を繰
り返す(S14)。なお、各視野の測定は図9(b)に
示すように稜線が変わるごとに走査方向を変え連続して
走査を行うようにする。測定が終了すると測定結果を画
像モニタ36に表示したりプリンタ38に出力したりす
ると共にファイルに格納する(S15)。次に試料46
をマクロ検査位置に移動し、取り外し、次の試料に備え
る(S16)。
図9で設定した第1稜線(Nθ=1)、第1視野位置
(Nx=1)に視野を設定する(S7)。次にオートフ
ォーカス制御部32により顕微鏡22の焦点を設定した
視野に合わせ(S8)、この視野内のミクロ測定を行う
(S9)。この視野測定処理の詳細は後述する。この視
野内の測定が終わったら次の視野(Nθ=1,Nx=
2)へX軸方向に移動する(S10)。1つの稜線の視
野N1〜Nxを終了したか調べ(S11)、終了するま
でステップS9,S10を繰り返す。図9に示すように
1つの稜線について、Nxは設定した視野数、nxは測
定を行った視野数である。1つの稜線についつてNxま
での視野の測定が終了したらオートフォーカスをOFF
とし(S12)、試料回転装置40のローラ42を回転
して試料46が回転分割角Δθ回転するようにする(S
13)。これにより次の視野が稜線にくるようにする。
このようにして回転角nθがNθ=1よりステップS5
で設定したNθに達するまでステップS7〜S13を繰
り返す(S14)。なお、各視野の測定は図9(b)に
示すように稜線が変わるごとに走査方向を変え連続して
走査を行うようにする。測定が終了すると測定結果を画
像モニタ36に表示したりプリンタ38に出力したりす
ると共にファイルに格納する(S15)。次に試料46
をマクロ検査位置に移動し、取り外し、次の試料に備え
る(S16)。
【0031】次にステップS3の試料径追従処理につい
て説明する。図10(a)は試料回転装置40上に直径
の異なる円筒状試料46を載せた場合の試料の稜線にお
ける正反射の状態を示す図である。ライン状照明源15
とリニアイメージセンサ16の高さおよび照明光と受光
の関係を一定とし、試料D3が載った時、この稜線の高
さを水平線Hの位置とし、この稜線での正反射光のみが
リニアイメージセンサ16に受光されるものとする。Z
軸移動装置21のレベルの基準を、例えばローラ42の
中心位置とし、このレベルをZ0とする。試料D3より
直径の大きな試料D1,D2がある場合、レベルZ0よ
り下方へΔZ・m下げたとき、試料の稜線が水平線Hに
くると、リニアイメージセンサ16には受光のピーク値
が表れ、試料D1,D2の直径dは次式で表される。 d=(−r2 +b2 +(h+ΔZ・m)2 )/(r+h+ΔZ・m)……(6) ここでΔZはZ軸移動装置21の上下方向への単位移動
量、mは移動ステップ数である。図10(b)はリニア
イメージセンサ16の出力と試料の上下方向への移動量
との関係を示す。
て説明する。図10(a)は試料回転装置40上に直径
の異なる円筒状試料46を載せた場合の試料の稜線にお
ける正反射の状態を示す図である。ライン状照明源15
とリニアイメージセンサ16の高さおよび照明光と受光
の関係を一定とし、試料D3が載った時、この稜線の高
さを水平線Hの位置とし、この稜線での正反射光のみが
リニアイメージセンサ16に受光されるものとする。Z
軸移動装置21のレベルの基準を、例えばローラ42の
中心位置とし、このレベルをZ0とする。試料D3より
直径の大きな試料D1,D2がある場合、レベルZ0よ
り下方へΔZ・m下げたとき、試料の稜線が水平線Hに
くると、リニアイメージセンサ16には受光のピーク値
が表れ、試料D1,D2の直径dは次式で表される。 d=(−r2 +b2 +(h+ΔZ・m)2 )/(r+h+ΔZ・m)……(6) ここでΔZはZ軸移動装置21の上下方向への単位移動
量、mは移動ステップ数である。図10(b)はリニア
イメージセンサ16の出力と試料の上下方向への移動量
との関係を示す。
【0032】試料D3より直径の小さな試料D4,D5
がある場合、レベルZ0より上方へΔZ・m移動した
時、試料の稜線が水平線Hにくると、リニアイメージセ
ンサ16の受光のピーク値が表れ、その直径dは次式で
表される。 d=(−r2 +b2 +(h−ΔZ・m)2 )/(r+h−ΔZ・m)……(7)
がある場合、レベルZ0より上方へΔZ・m移動した
時、試料の稜線が水平線Hにくると、リニアイメージセ
ンサ16の受光のピーク値が表れ、その直径dは次式で
表される。 d=(−r2 +b2 +(h−ΔZ・m)2 )/(r+h−ΔZ・m)……(7)
【0033】直径が未知の試料の場合、基準レベルZ0
から上方または下方へZ軸移動装置21を移動させるこ
とにより、(6)式、または(7)式によって未知の直
径を算出することができる。しかし、このようにすると
上方と下方の両方向へ移動しないと直径が得られない場
合があるので、一方向のみ移動して直径を得る方法を用
いる。測定する試料で最小の直径のものをD5とし、図
10に示すようにD5とD3の稜線のレベルの差をh1
とする。基準レベルをZo+h1とし、この位置より下
方へΔZ・m移動した時リニアイメージセンサ16にピ
ーク値が表れたとすると試料の直径は次式で表される。 d=(−r2 +b2 +(h−h1+ΔZ・m)2 )/(r+h−h1+ΔZ・m )……(8)
から上方または下方へZ軸移動装置21を移動させるこ
とにより、(6)式、または(7)式によって未知の直
径を算出することができる。しかし、このようにすると
上方と下方の両方向へ移動しないと直径が得られない場
合があるので、一方向のみ移動して直径を得る方法を用
いる。測定する試料で最小の直径のものをD5とし、図
10に示すようにD5とD3の稜線のレベルの差をh1
とする。基準レベルをZo+h1とし、この位置より下
方へΔZ・m移動した時リニアイメージセンサ16にピ
ーク値が表れたとすると試料の直径は次式で表される。 d=(−r2 +b2 +(h−h1+ΔZ・m)2 )/(r+h−h1+ΔZ・m )……(8)
【0034】測定する試料で最大の直径のものをD1と
し、図10に示すようにD1とD3の稜線のレベルの差
をh2とする。Z0−h2を下限レベル、Z0+h1を
上限レベルとすると、上限レベルより下限レベルまで下
方にZ軸移動装置21を移動し、その時の下方への移動
量ΔZ・mを測定すれば(8)式により試料D1〜D5
の直径を算出することができる。なお、これとは逆に下
限レベルから上限レベルに試料を押上ることにより試料
の直径を算式することができ、この場合次式を用いる。 d=(−r2 +b2 +(h+h2−ΔZ・m)2 )/(r+h+h2−ΔZ・m )……(9) ΔZ・mは試料の上方への移動量である。
し、図10に示すようにD1とD3の稜線のレベルの差
をh2とする。Z0−h2を下限レベル、Z0+h1を
上限レベルとすると、上限レベルより下限レベルまで下
方にZ軸移動装置21を移動し、その時の下方への移動
量ΔZ・mを測定すれば(8)式により試料D1〜D5
の直径を算出することができる。なお、これとは逆に下
限レベルから上限レベルに試料を押上ることにより試料
の直径を算式することができ、この場合次式を用いる。 d=(−r2 +b2 +(h+h2−ΔZ・m)2 )/(r+h+h2−ΔZ・m )……(9) ΔZ・mは試料の上方への移動量である。
【0035】図11は試料を上限レベルより下限レベル
まで下方に移動して試料の直径を算出する場合のフロー
図で、図7のステップS3の内容である。Z軸移動装置
21の下方への単位移動量ΔZの移動回数mを移動量カ
ウンタで計数することにより測定する。まず移動量カウ
ンタを0に設定し(S20)、次にZ軸移動装置21上
限レベルZ0+h1へ移動し(S21)、リニアイメー
ジセンサ16の出力を調べ(S22)、入射された光の
輝度を判定する(S23)。この輝度がピーク値であれ
ば(S24)、移動量カウンタの値mを用いて(8)式
より試料の直径を算出する(S25)。ピーク値でなけ
れば、下限レベルZ0−h2であるかを調べ(S2
6)、下限レベルに達していれば試料は試料回転装置4
0に載せられていないものと判定する(S27)。下限
レベルでなければ移動量カウンタを1増加し(S2
8)、単位移動量ΔZだけZ軸移動装置21を下げる
(S29)。以下ステップS22〜S29を繰り返すこ
とにより、ピーク値を見つけ、その時のmの値を用い
(8)式により試料の直径を算出する。
まで下方に移動して試料の直径を算出する場合のフロー
図で、図7のステップS3の内容である。Z軸移動装置
21の下方への単位移動量ΔZの移動回数mを移動量カ
ウンタで計数することにより測定する。まず移動量カウ
ンタを0に設定し(S20)、次にZ軸移動装置21上
限レベルZ0+h1へ移動し(S21)、リニアイメー
ジセンサ16の出力を調べ(S22)、入射された光の
輝度を判定する(S23)。この輝度がピーク値であれ
ば(S24)、移動量カウンタの値mを用いて(8)式
より試料の直径を算出する(S25)。ピーク値でなけ
れば、下限レベルZ0−h2であるかを調べ(S2
6)、下限レベルに達していれば試料は試料回転装置4
0に載せられていないものと判定する(S27)。下限
レベルでなければ移動量カウンタを1増加し(S2
8)、単位移動量ΔZだけZ軸移動装置21を下げる
(S29)。以下ステップS22〜S29を繰り返すこ
とにより、ピーク値を見つけ、その時のmの値を用い
(8)式により試料の直径を算出する。
【0036】図12は図7、ステップS4の試料位置、
長さ認識処理の説明図である。リニアイメージセンサ1
6には試料の正反射光により図12に示す画像が得られ
る。これは試料の円筒軸方向(X軸方向)の両端の位置
X0,X1とその長さ|X1−X0|を示す。これによ
り試料の位置と、長さが得られる。
長さ認識処理の説明図である。リニアイメージセンサ1
6には試料の正反射光により図12に示す画像が得られ
る。これは試料の円筒軸方向(X軸方向)の両端の位置
X0,X1とその長さ|X1−X0|を示す。これによ
り試料の位置と、長さが得られる。
【0037】図13は図8のステップS9の視野測定処
理の内容を示すフロー図である。顕微鏡22を介してテ
レビカメラ23より画像を画像解析装置34へ入力する
(S30)。画像前処理として照明むらおよび試料濃度
むらの補正、強調、平滑化、微分等のコントラスト処理
を行う(S31)。次に2値化処理を行い(S32)、
測定を行う(S33)。測定は非金属介在物など欠陥の
個数,長さ,面積,形状等を計測する。この計測結果の
データ処理を行い(S34)、終了する。
理の内容を示すフロー図である。顕微鏡22を介してテ
レビカメラ23より画像を画像解析装置34へ入力する
(S30)。画像前処理として照明むらおよび試料濃度
むらの補正、強調、平滑化、微分等のコントラスト処理
を行う(S31)。次に2値化処理を行い(S32)、
測定を行う(S33)。測定は非金属介在物など欠陥の
個数,長さ,面積,形状等を計測する。この計測結果の
データ処理を行い(S34)、終了する。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、幅広い長さの一様な線状照明源を用いることによ
り、鏡面を有する幅広い試料の撮像を可能とする。また
円筒状試料を回転支持する試料回転装置を設けることに
より、鏡面を有する円筒状試料を全周検査することがで
きる。この場合、円筒状試料の直径の計測も同時に行う
ことができる。
は、幅広い長さの一様な線状照明源を用いることによ
り、鏡面を有する幅広い試料の撮像を可能とする。また
円筒状試料を回転支持する試料回転装置を設けることに
より、鏡面を有する円筒状試料を全周検査することがで
きる。この場合、円筒状試料の直径の計測も同時に行う
ことができる。
【図1】第1実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】ライン状照明源の構成を模式的に表した図であ
る。
る。
【図3】試料台板上に載置された試料を示す図である。
【図4】第2実施例の構成図で第1実施例と異なるとこ
ろを表した図である。
ろを表した図である。
【図5】試料回転装置の構成を示す図である。
【図6】第2実施例の装置の座標系を示す図である。
【図7】第2実施例の動作フロー図である。
【図8】図7に続く第2実施例の動作フロー図である。
【図9】円筒状試料の検査領域の決定方法を説明する図
である。
である。
【図10】円筒状試料の直径を算出する方法を説明する
図である。
図である。
【図11】試料を下方に移動して直径を算出するフロー
図である。
図である。
【図12】試料の位置、長さを検出する説明図である。
【図13】顕微鏡を介する視野測定処理のフロー図であ
る。
る。
【図14】正反射する場合の試料と撮像装置の関係を示
す図である。
す図である。
【図15】同軸落射照明方法を示す図である。
5 試料台板 15 ライン状照明源 16 リニアイメージセンサ 17 支柱 18 取付装置 19 防振台 20 X−Yステージ 21 Z軸移動装置 22 顕微鏡 23 テレビカメラ 24 レンズ交換部 25 調光部 26 光ファイバ 27 集光レンズ 30 マクロ画像調光部 31 ミクロ画像調光部 32 オートフォーカス制御部 33 オートステージ制御部 34 画像解析装置 35 制御管理コンピュータ 36 画像モニタ 40 試料回転装置 42 ローラ 44 ローラ軸 46 円筒状試料 48 ACサーボモータ 49 回転駆動軸 51 第1プーリ 52 エンコーダ 53 第2プーリ 54 駆動ベルト 56 サーボモータ制御部
Claims (3)
- 【請求項1】 試料を照明し、その正反射光をリニアイ
メージセンサで撮像し、検査領域を定める検査領域決定
装置と、この検査領域決定装置の定めた検査領域を顕微
鏡を介して撮像装置で撮像して検査する検査装置と、前
記試料の撮像位置を、前記検査領域決定装置および前記
検査装置に対して調整する試料位置調整装置とを備え、
前記検査領域決定装置は、線状に並んだ光ファイバのバ
ンドルとこのバンドルの先に設けられた集光レンズより
なるライン状照明源を有し、前記リニアイメージセンサ
は前記ライン状照明源と平行に配置されていることを特
徴とする顕微鏡装置。 - 【請求項2】 前記試料位置調整装置は、水平面内の移
動を行うX−Yステージと、該X−Yステージに載置さ
れ、高さ方向の移動を行うZ軸移動装置と、該Z軸移動
装置に載置され円筒状試料の回転位置を調整する試料回
転装置とを備え、前記試料回転装置は、平行に所定の間
隔で回転自在に設けられた同一直径を有する2本のロー
ラと、該ローラの少なくも一方を回転する駆動装置と、
該ローラの回転位置を検出し、ローラ間に載せられる円
筒状試料の直径とローラの直径とから該円筒状試料の回
転位置を検出する回転位置検出手段とを備えたことを特
徴とする請求項1記載の顕微鏡装置。 - 【請求項3】 前記試料位置調整装置は、前記Z軸移動
の高さを検出する検出手段と、円筒状試料が前記試料回
転装置に設定され、前記ライン状照明源による円筒状試
料からの正反射光を前記リニアイメージセンサが受光し
たときの、前記レベル検出手段の検出高さおよび円筒状
試料の正反射部の位置、高さと、前記ロールの寸法、配
置を用いて円筒状試料の直径を演算する演算部とを備え
たことを特徴とする請求項2記載の顕微鏡装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19297394A JP2940405B2 (ja) | 1994-08-17 | 1994-08-17 | 顕微鏡装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19297394A JP2940405B2 (ja) | 1994-08-17 | 1994-08-17 | 顕微鏡装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0862503A true JPH0862503A (ja) | 1996-03-08 |
JP2940405B2 JP2940405B2 (ja) | 1999-08-25 |
Family
ID=16300123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19297394A Expired - Fee Related JP2940405B2 (ja) | 1994-08-17 | 1994-08-17 | 顕微鏡装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2940405B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10140368A1 (de) * | 2001-08-23 | 2003-03-27 | Olympus Optical Europ | Videomikroskop mit Stativ |
JP2006300681A (ja) * | 2005-04-20 | 2006-11-02 | Sysmex Corp | 画像作成装置 |
JP2007212276A (ja) * | 2006-02-09 | 2007-08-23 | Seiko Instruments Inc | 薄切片作製装置及び薄切片の作製方法 |
JP2008246347A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | National Univ Corp Shizuoka Univ | メタリック塗装数値化方法および数値化装置 |
JP2009248257A (ja) * | 2008-04-07 | 2009-10-29 | Saxa Inc | 円筒体の支持装置 |
CN103196923A (zh) * | 2013-04-24 | 2013-07-10 | 哈尔滨工业大学 | 一种结构动态缺陷光纤显微监测装置 |
JP2014013228A (ja) * | 2011-11-28 | 2014-01-23 | Ricoh Co Ltd | フィラー微粒子分散性評価装置及びフィラー微粒子分散性評価方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5359981B2 (ja) * | 2010-04-23 | 2013-12-04 | 株式会社ニコン | 基板検査システムおよび基板検査方法 |
-
1994
- 1994-08-17 JP JP19297394A patent/JP2940405B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10140368A1 (de) * | 2001-08-23 | 2003-03-27 | Olympus Optical Europ | Videomikroskop mit Stativ |
DE10140368C2 (de) * | 2001-08-23 | 2003-07-03 | Olympus Optical Europ | Videomikroskop mit Stativ |
JP2006300681A (ja) * | 2005-04-20 | 2006-11-02 | Sysmex Corp | 画像作成装置 |
JP4667944B2 (ja) * | 2005-04-20 | 2011-04-13 | シスメックス株式会社 | 画像作成装置 |
JP2007212276A (ja) * | 2006-02-09 | 2007-08-23 | Seiko Instruments Inc | 薄切片作製装置及び薄切片の作製方法 |
JP2008246347A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | National Univ Corp Shizuoka Univ | メタリック塗装数値化方法および数値化装置 |
JP2009248257A (ja) * | 2008-04-07 | 2009-10-29 | Saxa Inc | 円筒体の支持装置 |
JP2014013228A (ja) * | 2011-11-28 | 2014-01-23 | Ricoh Co Ltd | フィラー微粒子分散性評価装置及びフィラー微粒子分散性評価方法 |
CN103196923A (zh) * | 2013-04-24 | 2013-07-10 | 哈尔滨工业大学 | 一种结构动态缺陷光纤显微监测装置 |
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---|---|
JP2940405B2 (ja) | 1999-08-25 |
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