JPH086214B2 - カバリングマシン等のスピンドル駆動装置 - Google Patents

カバリングマシン等のスピンドル駆動装置

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JPH086214B2
JPH086214B2 JP10859989A JP10859989A JPH086214B2 JP H086214 B2 JPH086214 B2 JP H086214B2 JP 10859989 A JP10859989 A JP 10859989A JP 10859989 A JP10859989 A JP 10859989A JP H086214 B2 JPH086214 B2 JP H086214B2
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spindle
endless belt
spindles
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tension
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唯央 加藤
章 山際
英一 松岡
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株式会社石川製作所
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はポリウレタン系の弾性糸にポリアミド、ナイ
ロンなどのカバー糸を捲き付けてカバリングするカバリ
ングマシンに主として利用されるものである。この他ボ
ビンワインダーなどにも本発明を利用することができ
る。
(従来の技術) カバリングマシンの基本構造は、特公昭56−20372号
公報などにおいて知られている。このカバリングマシン
は、多数の芯糸ボビン、スピンドル、巻取ドラムなどを
備えた多錘構造となっている。
前記スピンドルはカバー糸ボビンを支持して自ら回転
するものであるが、このスピンドルの駆動装置は従来第
5図に示すようになっていた。すなわち多数のスピンド
ルaをカバリングマシンの両側面に配列し、カバリング
マシンの一端部に配した駆動プーリbと他端部に配した
従動プーリcとの間にエンドレスベルトdを巻回し、且
つ多数のテンションローラeを用いてエンドレスベルト
dを各スピンドルaに圧接し、電動モータ(図示省
略。)により駆動プーリbを回転させ、エンドレスベル
トdの回動に伴ってスピンドルaを高速回転させる構造
となっていた。
(発明が解決しようとする課題) ところが上記従来のカバリングマシンにおけるスピン
ドル駆動装置は次のような問題を有している。
1台のカバリングマシンで多品種のカバリング糸を
生産することが困難である。何故なら、芯糸、カバー糸
の材質やカバリング時の撚数などが品種毎に異なるた
め、各品種のカバリングに適した回転数でスピンドルを
回転させる必要があるが、従来のスピンドル駆動装置で
はすべてのスピンドルの回転数が同一であるため、1台
のカバリングマシンで多品種のカバリング糸を生産する
ことは困難となる。
エンドレスベルトが非常に長いものとなり、その全
周にわたって均一の圧接力で各スピンドルに圧接させる
ことが困難であり、又エンドレスベルトの張り側と弛み
側との間で生ずる張力の差も大きくなることから、スピ
ンドル間において若干の回転差が生ずる。従ってカバリ
ング糸の撚数がスピンドルの違いに応じて若干の差が生
じ、品質が一定しないという問題がある。
本発明は上記問題点を解消すると共に、各グループ間
のスピンドルの回転数を大きく異なるように設定するこ
とが可能で、且つ製造コストの高騰を最少限に抑えたカ
バリングマシン等のスピンドル駆動装置を提供すること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するため、多数のスピンドル
を備えたカバリングマシン等のスピンドル駆動装置にお
いて、これらスピンドルを所定本数ごとのまとまりにグ
ループ化し、各グループ毎に1つの電動モータを配し、
この電動モータに取替え可能に取付けた駆動プーリ、グ
ループに属するすべてのスピンドルのワープ、及びテン
ションプーリにエンドレスベルトを巻回し、且つ揺動中
心となる基端の固定位置がエンドレスベルトの弛み除去
に有効な方向に変更でき、先端がエンドレスベルトの弛
みを除去する方向に付勢されたアームの中間部位に前記
テンションプーリを取付けたことを特徴とする。
(作 用) 本発明によれば、カバリングマシン等の有する多数の
スピンドルを所定本数、例えば6〜12本ごとのまとまり
にグループ化し、各グループ毎に1つの電動モータを配
し、この電動モータで駆動されるエンドレスベルトによ
って、スピンドルを回転させるようになっており、又こ
の電動モータに取替え可能に取付けた駆動プーリの外径
を選択することによって、グループに属するスピンドル
の回転数を適宜定めることができる。従って各グループ
毎にスピンドルの回転数を所望の回転数に選定すること
が可能になる結果、1台のカバリングマシンなどで多品
種のカバリング糸などを同時に生産することが可能にな
る。又エンドレスベルトの長さを短くできるので、その
全周にわたって、各スピンドルに対する圧接力や張力を
均一化することができ、グループに属するスピンドル間
お回転差を零に近くできる結果、品質の向上を図ること
ができる。
また本発明によれば、揺動中心となる基端の固定位置
がエンドレスベルトの弛み除去に有効な方向に変更で
き、先端がエンドレスベルトの弛みを除去する方向に付
勢されたアームの中間部位にテンションプーリを取付
け、駆動プーリの径の変更に伴うエンドレスベルトの張
力調整を可能にしている。スピンドルの回転数を各グル
ープ毎に適正に選定するためには、インバータを利用し
て電動モータの回転数を変化させることによっても可能
であるが、この場合には高価なインバータを使用しなけ
ればならず、カバリングマシン等においてはその必要個
数が多数であることを考慮すると、全体の製造コストが
非常に高価なものとなる。これに対し本発明によれば、
定速電動モータを使用し、外径の異なる駆動プーリの交
換でスピンドルの回転数の変更が可能であり、又エンド
レスベルトの張力調整用のテンションプーリ等の構造も
比較的簡単であるため、全体の製造コストの高騰を最少
限に抑えることができる。
しかも本発明によれば、エンドレスベルトの張力調整
の幅を大きくとることができる。これはアームの揺動に
よる調整に加えて、アームの基端の固定位置の調整によ
って、テンションプーリの移動量を大きくとることがで
きるからである。これにより、外径差が非常に大きい一
方の駆動プーリから他方の駆動プーリに変更したとき
も、適正にエンドレスベルトの張力調整を行うことがで
きる。この結果、各グループ間のスピンドルの回転数を
大きく異なるように設定できる。
(実施例) 第1図はダブルカバリングマシンを示している。この
ダブルカバリングマシンは第2図に示すように、芯糸ボ
ビン1から供給された芯糸2を上方に繰出し、第1ドラ
フトローラ3、中空の第1スピンドル4、第1センタリ
ングガイド5、中空の第2スピンドル6、第2センタリ
ングガイド7、第2ドラフトローラ8、トラバースガイ
ドロッド9を通過させ、巻取ドラブ10に巻取る間に、第
1スピンドル4に装着した第1ボビン11から供給される
第1カバー糸12及び第2スピンドル6に装着した第2ボ
ビン13から供給される第2カバー糸14を前記芯糸2の周
囲に捲き付けて被覆する構造となっている。芯糸2に第
1カバー糸12を捲き付ける工程は、第1スピンドル4の
中空部を通過して上方に移動する芯糸2に、第1スピン
ドル4の回転に伴い第1ボビン11から繰出される第1カ
バー糸12を捲き付けることにより行われる。第1カバー
糸12が捲き付けられた芯糸2に第2カバー糸14を捲き付
ける工程は、第2スピンドル6の中空部を通過して上方
に移動する上記状態の芯糸2に、第2スピンドル6の回
転に伴い第2ボビン13から繰出される第2カバー糸14を
捲き付けることにより行われる。
このような芯糸ボビン1、第1スピンドル4、第2ス
ピンドル6、巻取ドラム10などによって、1錘分の構造
体が構成される。してダブルカバリングマシンは同時に
多数本の芯糸2に第1カバー糸12、第2カバー糸14を捲
き付けられる多錘構造になっており、具体的にはダブル
カバリングマシンの両側面に夫々80本の巻取ドラム10な
どを備えた160錘構造となっている。
そして本実施例においては、この多錘構造のダブルカ
バリングマシンは、8錘分の構造体を1ユニットとする
20のユニット体15に分割して概念できるものである。そ
して各ユニット体15においては、8本の第2スピンドル
6を第3図及び第4図に示すような駆動装置で駆動して
いる。すなわちダブルカバリングマシンの両側面に等間
隔に4本の第2スピンドル6が夫々配置され、夫々のス
ピンドル本体6aは軸受部6bによって回転自在に支持され
ると共に、スピンドル本体6aのワープ6cにエンドレスベ
ルト16が捲き掛けられている。エンドレスベルト16は電
動モータ17に着脱可能に取付けられた駆動プーリ18、各
ワープ6c、及びテンションプーリ19に、第3図及び第4
図に示すような状態で捲き掛けられ、電動モータ17の回
転を各第2スピンドル6に伝えている。第2スピンドル
6の回転数は駆動プーリ18の直径を変えることにより変
更することができる。例えば第2スピンドル6の回転数
を低くするときは、大径の駆動プーリ18を小径の駆動プ
ーリ18に取替えればよい。このときエンドレスベルト16
は弛むが、この弛みはテンションプーリ19の移動によっ
て取り除かれる。
前記テンションプーリ19は、基端が枢軸20を介してス
ライダ21に取付けられ、先端にデッドウェイト22の引張
力が作用しているアーム23の中間部位に取付けられてい
る。前記電動モータ17を支持する支持台24には、スライ
ダ21を案内するガイドロッド25が取付けられると共に、
デッドウェイト22とアーム23の先端に設けた掛止具26と
を連結するロープ27を案内する滑車28が取付けられてい
る。ガイドロッド25はエンドレスベルト16の弛みを除去
するに有効な方向と同一方向に配設され、これによって
案内されるスライダ21は止めネジ29を備え、任意の位置
においてガイドロッド25上で固定されうる構造となって
いる。
上記のようにスライダ21の枢軸20を中心として揺動し
うるアーム23の中間部位にテンションプーリ19が取付け
られており、その先端にデッドウェイト22による引張力
が作用しているので、テンションプーリ19に巻回される
エンドレスベルト16の弛みを常に除去することができ
る。そしてテンションプーリ19の長時間使用による若干
の弛みの発生や、駆動プーリ18の変更に際してその外径
の変化が小さい場合に対しては、エンドレスベルト16の
張りに対する調整量が小さいため、スライダ21を当初の
固定位置のままで、アーム23が自動的に揺動することに
よりエンドレスベルト16に適度な張力を与えることがで
きる。他方、駆動プーリ18の変更に際してその外径の変
化が大きい場合に対しては、スライダ21をガイドロッド
25上に移動させ、エンドレスベルト16の張りが適度にな
る位置に固定することが必要である。こうすることによ
り、アーム23の基端位置の変更とアーム23の揺動との2
つの作用により、エンドレスベルト16に適度な張力を与
えることができる。前記アーム23の先端と前記滑車28と
の関係位置は、アーム23の揺動に伴って変化するが、こ
の変化によっても前記ロープ27が適正に滑車28に巻回さ
れるように、前記掛止具26をアーム23の先端に対し首振
り可能に取付けている。
なお、アーム23の基端位置の変更手段は上記実施例に
示すものに限定されない。又アーム23の先端をエンドレ
スベルト16の弛みを除去する方向に付勢する手段として
前記デッドウェイト22に代えて、コイルスプリング等を
用いることができる。
各ユニット体15における8本の第1スピンドル4も、
第3図に示す8本の第2スピンドル6と同様に配置さ
れ、同様の電動モータ、エンドレスベルト、テンション
プーリ、アームなどによって駆動され、又張力調整がさ
れている。
上記実施例は8本のスピンドルを1グループとし、グ
ループ毎に1つの電動モータを配しているが、6〜12本
のスピンドルを1グループとし、グループ毎に1つの電
動モータを配する構成とすることができる。又シングル
カバリングマシンは芯糸に1本のカバー糸を捲き付ける
ものであるので、1錘分に対応して1つのスピンドルの
みが必要であるが、この場合にも本発明を適用できるこ
とは云うまでもない。更に多数のスピンドルを備えたボ
ビンワインダーにも本発明を適用することができる。
(発明の効果) 本発明によれば1台のカバリングマシン等において、
グループ化されたスピンドル間の回転数を大幅に変える
ことができ、1台のマシンで多品種の製品を同時に生産
することができると共に、製造コストの高騰を最少限に
抑えることができるカバリングマシン等のスピンドル駆
動装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の全体を示す正面図、第2図は
その要部の側面図、第3図はその要部の斜視図、第4図
はその要部の平面図、第5図は従来例の概略平面図であ
る。 4、6……スピンドル 6c……ワープ 16……エンドレスベルト 17……電動モータ 18……駆動プーリ 23……アーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数のスピンドルを備えたカバリングマシ
    ン等のスピンドル駆動装置において、これらスピンドル
    を所定本数ごとのまとまりにグループ化し、各グループ
    毎に1つの電動モータを配し、この電動モータに取替え
    可能に取付けた駆動プーリ、グループに属するすべての
    スピンドルのワープ、及びテンションプーリにエンドレ
    スベルトを巻回し、且つ揺動中心となる基端の固定位置
    がエンドレスベルトの弛み除去に有効な方向に変更で
    き、先端がエンドレスベルトの弛みを除去する方向に付
    勢されたアームの中間部位に前記テンションプーリを取
    付けたことを特徴とするカバリングマシン等のスピンド
    ル駆動装置。
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