JPH0861555A - 減勢装置 - Google Patents

減勢装置

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JPH0861555A
JPH0861555A JP21526794A JP21526794A JPH0861555A JP H0861555 A JPH0861555 A JP H0861555A JP 21526794 A JP21526794 A JP 21526794A JP 21526794 A JP21526794 A JP 21526794A JP H0861555 A JPH0861555 A JP H0861555A
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Mitsugi Kimura
貢 木村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液体を圧送する管路にあるバルブにおいて、
流量調整用や圧力調整用に、又は遮断用に開閉作動する
とき、液体の流れのエネルギを減勢する装置に関する。 【構成】 液体を圧送する管路に設置され内部に流路を
形成されるバルブにおいて、このバルブの弁体14に、
この弁体14が開放作動する際に弁座9の内壁に対して
順次摺接して流通路を形成すべく渦流防止片26を備え
る減勢部材Aを付設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、液体を圧送する管路
にあるバルブにおいて、流量調整用や圧力調整用に、又
は遮断用に開閉作動するとき、液体の流れのエネルギを
減勢することにより、バルブと管路の振動、騒音や、バ
ルブと管路の壊食、侵食などの悪影響の防止し、管路機
器を保全するバルブの減勢装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、各種のバルブにおいて、流れエ
ネルギを減勢させる装置がないか、又はVポ−ト(櫛歯
状を含む)や、多孔形状のものがある。減勢装置のない
バルブは、流量が大か、バルブの前後差圧が大のとき、
バルブの小開度において、バルブと管路の振動・騒音
や、バルブと管路の壊食、侵食などの悪影響が発生す
る。そのためやむをえず、複数台のバルブを管路に、直
列に間隔をおいて設置するときもあり、過大な費用とな
つてしまい、またこの場合には、液体エネルギの減勢に
ついて不充分なものがあり、不具合が生じている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここにおいて、この発
明においては、上記事例に鑑み、バルブと管路の振動・
騒音や、バルブと管路の壊食、侵食などの悪影響を防止
し、営路機器を保全するバルブの減勢装置を提供しよう
とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、液体
を圧送する管路に設置され内部に流路を形成されるバル
ブにおいて、このバルブの弁体に、この弁体が開放作動
する際に弁座の内壁に対して順次摺接して流通路を形成
すべく渦流防止片を備える減勢部材を付設し、もつて流
れエネルギを減勢することを特徴とする。
【0005】請求項2の発明は、請求項1記載の発明に
おいて、前記減勢部材が間隔をあけて多層状に形成した
薄板と、これら薄板間に挟設されこれら薄板と間に前記
流路から弁体の中心側に入り外方へ形成される流通路を
形成する渦流防止片とからなることを特徴とする。
【0006】請求項3の発明は、請求項1記載の発明に
おいて、前記渦流防止片がこれら間を流通する液体を層
流状に保つべく放射線上に中心から円筒方向へ配設し、
かつこれら渦流防止片は中心に近い方の渦流防止片と円
周に近い方の渦流防止片とが交互に配列されていること
を特徴とする。
【0007】請求項4の発明は、請求項1記載の発明に
おいて、前記減勢部材を構成する薄板と渦流防止片とは
前記弁体に対してボルトによつて着脱可能に結合してな
ることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記構成から、この発明のバルブの減勢装置に
おいては、バルブの流入口側から入つた液体は、バルブ
の開閉の弁体により開口された通路を通過するとき、弁
体に構成された当該減勢装置を通ることにより液体エネ
ルギ−が減勢されて、バルブと管路の振動・騒音や、バ
ルブと管路の壊食、侵食などの悪影響を排除する効果が
生ずるのである。
【0009】
【実施例】この発明を図1から図5に記載の実施例に基
づいて説明する。図中1は弁本体を示しており、弁本体
1の両側部には、それぞれ流入口2と流出口3とが形成
されるとともに、弁本体1の下方には円筒状の脚部4が
形成される。この弁本体1には、流入口2と流出口3と
を連通する流路5が形成される。
【0010】流路5内には、流入口2側と流出口3側と
を仕切る弁座6が形成される。弁本体1の上部には、フ
ランジ8があり、このフランジ8には、フランジ9を下
端に備えるとともに円筒状で上端部にド−ム状の天井1
0を備えて成るカバ−11がボルト12によつてフラン
ジ9部において固着される。前記フランジ8の内側に
は、リング状の取り付け部材13がカバ−11のフラン
ジ9部で固定されている。
【0011】弁座6に面して、弁座6に就座される弁体
14があり、弁体14の上方には、ピストン部材15が
一体的に形成される。前記リング状の取付部材13には
Oリング16があり、このOリング16を介在して、ピ
ストン部材15が取付部材13に摺接されている。
【0012】弁体14の中央上部には、上端部が前記ピ
ストン部材15内部を貫通するとともに、カバ−11の
天井に穿設される通孔17からカバ−11の外部に、上
下に摺動可能に突出される弁棒18の下端部がボルト1
9により固着される。なお、弁棒18の上端部には、弁
開閉手段として、変動駆動装置20及び手動開閉用のハ
ンドル21が装着される。また前記の弁体14には、流
路5とピストン部材15の内側22とを連通しうる小孔
23が複数個穿設される。
【0013】前記弁体14には、前記弁座6の内壁に摺
接するド−ナツ状の薄板24を多数のボルト25によ
り、渦流防止片26を交互に挟設して多層に垂設し、中
央の開口部27が前記の流路5に連通する。これら各々
の薄板24間において、前記ボルト25に特殊形状の渦
流防止片26を着脱可能に嵌装するものであつて、この
渦流防止片26の積層枚数により薄板24の間隔は、下
方ほど広く、上方の弁体14に近づくほど狭くしてあ
る。これら薄板24と渦流防止片26とで減勢部材Aを
構成する。
【0014】渦流防止片26は、図5に示す通り、放射
線上に、中心から、円周方向へ、2個のボルト25に跨
がつた一体化したもので、この渦流防止片26は、中心
に近い方の渦流防止片26aと円周に近い方の渦流防止
片26bの大小2種ある。その各々の形状とも、液体の
流れにおいて、ボルトの下流側に渦流が発生しないよう
特殊な流線形状に形成されている。そして、この渦流防
止片26a及び26bは千鳥状に配設されている。
【0015】次に、上記構成としたこの発明の減勢装置
の作動を説明する。図1に示す弁体14が弁座6に就座
した状態においては、流入口2から流出口3への液体の
流通は遮断されており、この間、流入口2側の圧力液体
は、弁体14の小孔23を介してピストン部材15の内
部22及びカバ−11の内部に導入される。
【0016】次いで、図3に示すように、弁体14が、
ある開度で、流量調整のため、又は圧力調整などのため
に、開いている状態では、流入口2から入つた液体は、
流路5を経て、中央の開口部27から、ある開度に開い
ている弁座6の上方を通過して流出口3へ行く。この
際、ある開度に開いている弁座6面より上方の薄板24
の部分の間から、特殊形状の渦流防止片26の両側を通
過して、弁座6上の弁体14の間の開口から流出口3へ
行くわけである。
【0017】そして、渦流防止片26は、特殊形状であ
り、液体は、弁体14の中心に近い方の渦流防止片26
aの両側を通り、更に円周に近い方の渦流防止片26b
の両側を通過していく。そのために、大きな減勢作用を
なし、それとともに、消音作用も発揮し、液体の流動に
よる振動や、壊食、侵食などの悪影響を防止する。
【0018】
【発明の効果】この発明の上述の構成の減勢装置によれ
ば、流入口から入つた液体は、流路を通つて、前記中心
の開口部から前記薄板間に流入し、弁体が弁座に就座し
ている間は、液体は流出口へは流通しないが、弁体が弁
座から離れるにしたがつて、順次、弁体に近い上方の薄
板間の渦流防止片の両側を通つて、液体の流れが薄板が
多層に形成されているので、上方から下方へ、液体の流
れが徐々に広がり、この薄板間の通口が、弁中央の内側
から外側へ向けて順次大きく、しかも千鳥状に配設され
ているので、減勢作用が大きく、消音作用も発揮し液体
の流動によるバルブと管路の振動や、壊食・侵食などの
悪影響を防止し、管路機器を保全する大きな効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の減勢装置を備える弁装置の大部分を
断面で示す側面図である。
【図2】図1に示す状態の正面図である。
【図3】弁が開放してこの発明の減勢装置が作動してい
る状態を示す側断面図である。
【図4】この発明の減勢装置の要部側面図である。
【図5】図4のV−V断面図である。
【符号の説明】
1 弁本体 2 流入口 3 流出口 5 流路 6 弁座 11 カバ− 14 弁体 15 ピストン部材 24 薄板 25 ボルト 26 渦流防止片 27 開口部 A 減勢部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】弁体14の中央上部には、上端部が前記ピ
ストン部材15内部を貫通するとともに、カバー11の
天井に穿設される通孔17からカバー11の外部に、上
下に摺動可能に突出される弁棒18の下端部がボルト1
9により固着される。なお、弁棒18の上端部には、弁
開閉手段として、電動駆動装置20及び手動開閉用のハ
ンドル21が装着される。また前記の弁体14には、流
路5とピストン部材15の内側22とを連通しうる小孔
23が複数個穿設される。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を圧送する管路に設置され内部に流
    路を形成されるバルブにおいて、このバルブの弁体に、
    この弁体が開放作動する際に弁座の内壁に対して順次摺
    接して流通路を形成すべく渦流防止片を備える減勢部材
    を付設し、もつて流れエネルギを減勢することを特徴と
    する減勢装置。
  2. 【請求項2】 前記減勢部材が間隔をあけて多層状に形
    成した薄板と、これら薄板間に挟設されこれら薄板と間
    に前記流路から弁体の中心側に入り外方へ形成される流
    通路を形成する渦流防止片とからなることを特徴とする
    請求項1記載の減勢装置。
  3. 【請求項3】 前記渦流防止片がこれら間を流通する液
    体を層流状に保つべく放射線上に中心から円筒方向へ配
    設し、かつこれら渦流防止片は中心に近い方の渦流防止
    片と円周に近い方の渦流防止片とが交互に配列されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の減勢装置。
  4. 【請求項4】 前記減勢部材を構成する薄板と渦流防止
    片とは前記弁体に対してボルトによつて着脱可能に結合
    してなることを特徴とする請求項1記載の減勢装置。
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