JPH0861338A - ドリフトピン - Google Patents

ドリフトピン

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Publication number
JPH0861338A
JPH0861338A JP20166494A JP20166494A JPH0861338A JP H0861338 A JPH0861338 A JP H0861338A JP 20166494 A JP20166494 A JP 20166494A JP 20166494 A JP20166494 A JP 20166494A JP H0861338 A JPH0861338 A JP H0861338A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheath
bolt
drift pin
female screw
diameter
Prior art date
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Pending
Application number
JP20166494A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Hashida
和典 橋田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
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Publication of JPH0861338A publication Critical patent/JPH0861338A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接合穴に簡単に打込みおよび抜取りができ、
かつ、騒音の発生を防止することができるドリフトピン
を提供する。 【構成】 ドリフトピン10を鞘部12とボルト部14
とで構成する。鞘部12は外側形状をテーパ状に形成
し、内部に外側形状に沿ったテーパ状の雌ねじ部16を
大径側端部12aに開口して形成する。鞘部12に十字
状のスリット18を形成する。ボルト部14に、雌ねじ
部16に螺合される雄ねじ部14aを形成し、雄ねじ部
14aの一端部に多角形状の非円形頭部14bを形成す
る。ボルト部14を取外した状態で鞘部12のみを接合
穴22a,24a,26aに差込む。次に、鞘部12の
雌ねじ部16にボルト部14の雄ねじ部14aをねじ込
み、鞘部12を拡径する。雌ねじ部16からボルト部1
4を抜いて鞘部12を縮径して抜取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接合穴がそれぞれ一致
していない場合に、この接合穴に打込んで接合部材を互
いに引き寄せるようにしたドリフトピンに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、現場にて鉄骨継手をボルトで本
締めする場合に、それぞれの鉄骨継手に形成した接合穴
がずれている場合が往々にしてある。このような場合、
従来では図3に示すように接合穴1の1つまたは複数
に、先端がテーパ状に先細りしたドリフトピン2をハン
マー3で打込んでそれぞれの接合穴1を位置合わせした
後、ドリフトピン2が打込まれていない接合穴1に図外
のボルトを挿入するようにしてある。そして、前記接合
穴1に挿入したドリフトピン2は、接合穴1にボルトを
挿入した後に、このドリフトピン2の先端側からハンマ
ー3で打って抜取るようにしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のドリフトピンにあっては、接合穴1に打込む際お
よび抜取る際にハンマー3を用いて強く打つようになっ
ているため、多くの労力を要すると共に、打音による騒
音が大きくなってしまう。
【0004】また、前記ドリフトピン2を抜取る際に先
端側からハンマー3で打つため、その先端側にはハンマ
ー3を操作するための大きなスペースを必要とする。と
ころが、図4に示したような柱断面構造が複雑な柱継手
4の場合には、ドリフトピン2の先端側のスペースが著
しく狭くなってしまう。このため、ハンマー3の使用が
不可能となり、ドリフトピン2の抜取りが著しく困難と
なってしまうという各種課題があった。
【0005】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、接合穴に簡単に打込みおよび抜取りができ、かつ、
騒音の発生を防止することができるドリフトピンを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明は、外側形状がテーパ状に形成されると共
に、内部に外側形状に沿ったテーパ状の雌ねじ部が大径
側端部に開口して形成され、かつ、外側部分が拡開可能
に複数に分割された鞘部と、前記雌ねじ部に螺合される
ボルト部とを備えることにより構成する。
【0007】また、前記鞘部の外周に、この鞘部を適宜
位置で接合穴の周縁部に係止するストッパーを形成する
ことが望ましい。
【0008】
【作用】以上の構成により本発明のドリフトピンにあっ
ては、外側形状がテーパ状に形成された鞘部には、内部
に外側形状に沿ったテーパ状の雌ねじ部が大径側端部に
開口して形成され、かつ、外側部分が拡開可能に複数に
分割されているので、接合穴が互いにずれている場合、
まず、この接合穴に前記鞘部のみを差込み、次にボルト
部を鞘部内側に形成した雌ねじ部に螺合し、このボルト
部を回転することにより、ボルト部がねじ込まれること
に伴って鞘部が強制的に拡開される。すると、互いにず
れている接合穴は鞘部の拡開に伴って徐々に一致し、接
合穴の位置合わせを行うことができる。次に、ドリフト
ピンを抜取る場合には、ボルト部を雌ねじ部から緩めて
いくことにより、拡開状態にある鞘部は弾発力により徐
々に縮径されて簡単に抜くことができる。
【0009】また、前記鞘部の外周に、この鞘部を適宜
位置で接合穴の周縁部に係止するストッパーを形成する
ことにより、鞘部を接合穴に差込んだときにこのストッ
パーが所定の差込み量で接合部材に係止され、ボルト部
を雌ねじ部にねじ込む際の押し力をストッパーで受け止
めることができ、ボルト部のねじ込み作業を容易にする
ことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
詳細に説明する。図1,図2は本発明のドリフトピンの
一実施例を示し、図1はドリフトピンの取付け状態を示
す断面図、図2は図1中A−A線からの断端面図であ
る。
【0011】即ち、本実施例のドリフトピン10は図1
に示すように鞘部12とボルト部14とで構成される。
鞘部12は外側形状がテーパ状に形成されると共に、内
部に外側形状に沿ったテーパ状の雌ねじ部16が大径側
(図中右側)端部12aに開口して形成される。また、
前記鞘部12は図2に示すように十字状のスリット18
が先端部を残して形成され、このスリット18の形成部
分は弾発的に拡開可能となっている。
【0012】一方、前記ボルト部14は前記雌ねじ部1
6に螺合される雄ねじ部14aが形成され、この雄ねじ
部14aの一端部に多角形状の非円形頭部14bが形成
されており、この非円形頭部14bには図外のインパク
トレンチが係合されるようになっている。尚、前記ボル
ト部14の雄ねじ部14aは前記雌ねじ部16の開口部
径と同径となっている。
【0013】また、本実施例では前記鞘部12の外周に
は、大径側端部12a近傍に位置して後述する接合穴2
2aより大径の鍔状のストッパー20が一体に突設され
る。尚、このストッパー20にも前記スリット18が形
成されている。
【0014】以上の構成により本実施例のドリフトピン
10にあっては、ボルト部14を取外した状態で鞘部1
2のみを、互いに接合しようとする接合部材22,2
4,26(尚、本実施例では接合部材が3枚となってい
る)に形成した接合穴22a,24a,26aに差込
む。このとき接合穴22a,24a,26aのそれぞれ
の中心軸は互いにずれた状態にある。尚、前記鞘部12
径は前記接合穴22a,24a,26aが少々ずれてい
る場合にも、これら接合穴22a,24a,26aを貫
通できる程度に設定されている。
【0015】そして、前記鞘部12を接合穴22a,2
4a,26aに差込むことにより、この鞘部12はスト
ッパー20が接合穴22aの周縁部に当接した状態で停
止される。この状態で前記鞘部12の雌ねじ部16にボ
ルト部14の雄ねじ部14aを螺合し、非円形頭部14
bに図外のインパクトレンチを係合して回転してボルト
部14をねじ込むことにより、このボルト部14はテー
パ状に形成された前記雌ねじ部16内にねじ込まれてい
く。このとき、前記鞘部12はスリット18が形成され
ているため、鞘部12は前記ボルト部14のねじ込みに
より徐々に拡径され、これに伴って接合部材22,2
4,26は互いに引き寄せられて互いにずれた前記接合
穴22a,24a,26aが一致して、これら接合穴2
2a,24a,26aの位置合わせを行うことができ
る。
【0016】従って、本実施例では鞘部12にボルト部
14をねじ込んでいくことにより、接合穴22a,24
a,26aの位置合わせを行うことができる一方、ドリ
フトピン10を取外す場合には、ボルト部14を緩めて
雌ねじ部16からこのボルト部14を抜くことにより鞘
部12が縮径されて、接合穴22a,24a,26aか
ら簡単に抜取ることができる。このため、ドリフトピン
10の打込みおよび抜取りる際に、従来のようにハンマ
ーで打つ必要がないため、労力の軽減および騒音の発生
を防止することができる。
【0017】また、本実施例では前記鞘部12の外周
に、この鞘部12を適宜位置で接合穴22aの周縁部に
係止するストッパー20を形成したので、この鞘部12
を接合穴22a,24a,26aに差込んだときにこの
ストッパー20が所定の差込み量で接合部材22に係止
される。従って、ボルト部14を雌ねじ部16にねじ込
む際の押し力を前記ストッパー20で受け止めることが
できるため、このボルト部14のねじ込み作業を容易に
することができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に示すドリフトピンにあっては、互いにずれている接合
穴に外側形状がテーパ状に形成された鞘部のみを差込
み、次にボルト部を鞘部内側に形成した雌ねじ部に螺合
してねじ込むことにより、鞘部が強制的に拡開されて前
記接合穴の位置合わせを行うことができる一方、ドリフ
トピンを接合穴から抜取る場合には、単にボルト部を雌
ねじ部から緩めることにより、拡開状態にある鞘部は弾
発力により徐々に縮径されて簡単に抜くことができる。
従って、ドリフトピンの打込みおよび抜取りを多大な労
力を払うことなく簡単に行なえると共に、騒音の発生を
防止して公害対策上有益になる。
【0019】また、本発明の請求項2にあっては、前記
鞘部の外周に、この鞘部を適宜位置で接合穴の周縁部に
係止するストッパーを形成したので、鞘部を接合穴に差
込んだときにこのストッパーが所定の差込み量で接合部
材に係止して、ボルト部を雌ねじ部にねじ込む際の押し
力をストッパーで受け止めることができるため、ボルト
部のねじ込み作業を容易にすることができるという各種
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すドリフトピンの取付け
状態の断面図である。
【図2】図1中A−A線からの断端面図である。
【図3】従来のドリフトピンの取付け状態を示す斜視図
である。
【図4】従来のドリフトピンの取付け状態の他の実施例
を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ドリフトピン 12 鞘部 14 ボルト部 14b 非円形
頭部 16 雌ねじ部 18 スリット 20 ストッパー 22,24,2
6 接合部材 22a,24a,26a 接合穴

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側形状がテーパ状に形成されると共
    に、内部に外側形状に沿ったテーパ状の雌ねじ部が大径
    側端部に開口して形成され、かつ、外側部分が拡開可能
    に複数に分割された鞘部と、前記雌ねじ部に螺合される
    ボルト部とを備えたことを特徴とするドリフトピン。
  2. 【請求項2】 前記鞘部の外周に、この鞘部を適宜位置
    で接合穴の周縁部に係止するストッパーを形成したこと
    を特徴とする請求項1に記載のドリフトピン。
JP20166494A 1994-08-26 1994-08-26 ドリフトピン Pending JPH0861338A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2306367A (en) * 1995-10-26 1997-05-07 Nicholas Jamie Hall Fastener locator
CN106958565A (zh) * 2015-10-02 2017-07-18 福特环球技术公司 与螺纹成型螺钉一起使用的扩展剪切销
CN109290989A (zh) * 2018-12-03 2019-02-01 江西洪都航空工业集团有限责任公司 一种快速夹紧机构
JP2020003018A (ja) * 2018-06-28 2020-01-09 大和ハウス工業株式会社 締結部材保護具

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