JPH0861312A - フリーストロークシリンダ - Google Patents

フリーストロークシリンダ

Info

Publication number
JPH0861312A
JPH0861312A JP6198436A JP19843694A JPH0861312A JP H0861312 A JPH0861312 A JP H0861312A JP 6198436 A JP6198436 A JP 6198436A JP 19843694 A JP19843694 A JP 19843694A JP H0861312 A JPH0861312 A JP H0861312A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
stroke
rod
cylinder body
free
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6198436A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Suzuki
信宏 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP6198436A priority Critical patent/JPH0861312A/ja
Publication of JPH0861312A publication Critical patent/JPH0861312A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Actuator (AREA)
  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は直線往復運動の駆動源として広く使
用されているシリンダに関し、シリンダ本体のストロー
クを自由に変更できる構造を得る。 【構成】 シリンダロッド5を嵌入するシリンダ本体1
が前筒2と後筒3に分割され、且つ、該前筒2と後筒3
の間に嵌め込み可能な少なくとも1個の中筒4を用いて
ストローク調整を行う構造を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は直線往復運動の駆動源と
して広く使用されているシリンダに関する。近年、各種
製造設備の小型化、高精度化が進む中、それに組み付け
られるシリンダも小型化が望まれて来ている。
【0002】
【従来の技術】現在、各シリンダメーカーで標準設定さ
れているシリンダのストロークは、数種類の長さに決め
られており、それらの中間ストロークで使用したい場合
は希望ストロークより長いストロークを有するシリンダ
を使用しなければならない。
【0003】これでは不必要にシリンダ長さが長くなる
ばかりでなく、移動させようとする物体を希望ストロー
クで停止させるためには、ストッパを別に設ける必要が
あり、長すぎるシリンダとストッパにより設置スペース
は広くなる。
【0004】又、希望ストロークのシリンダを特別メー
カーに発注した場合は、納品までに時間がかかる上、値
段も高くなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、必要なストロ
ークのシリンダを自由に選択出来れば、シリンダの長さ
が不必要に長くならずに済み、ストッパも必要としない
事から、設置スペースを小さく出来る。
【0006】しかし、ストローク固定のシリンダを例え
ばストローク1mm毎にメーカーが製造・保管するとな
ると、メーカー側の負担が大きくなる等の問題がある。
本発明は、以上の問題点に鑑み、必要とするストローク
のシリンダを容易に使用し得る構造を得ることを目的と
して提供されるものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。図において、1はシリンダ本体、2は前筒、
3は後筒、4は中筒、5はシリンダロッドである。
【0008】上記の問題点を解決するためには、図1に
示すように、シリンダロッド5を嵌入するシリンダ本体
1を前後2つの前筒2及び後筒3と、それらを接続する
中筒4に3分割し、簡単にこの中筒4をシリンダ本体1
から着脱出来る構造とする。
【0009】例えば、シリンダ本体1の前後の前筒2及
び後筒3と中筒4を後述の実施例で述べるように、ねじ
込み式で着脱し、必要なストロークに応じた長さの中筒
4を選択すれば、シリンダ本体1の長さは不必要に長く
ならない。
【0010】又、ストロークの延長により、シリンダロ
ッド5の長さが足りなくなる時は、シリンダロッド5の
先端にシリンダロッド5と同径の延長ロッドを取り付け
る。以上の方法により中筒4は2連3連に接続する事も
可能なため、シリンダ径が同径であればストロークの組
み合わせが自由に出来、ユーザー側にとって都合が良い
ばかりでなく、メーカー側の製造や在庫の負担も大幅に
軽減される。
【0011】すなわち、本発明の目的は、図1に示すよ
うに、シリンダロッド5を嵌入するシリンダ本体1が前
筒2と後筒3に分割され、且つ、該前筒2と後筒3の間
に嵌め込み可能な少なくとも1個の中筒4を用いてスト
ローク調整を行う構造を有することにより、また、前記
シリンダロッド5先端に該シリンダロッド5と同径の延
長ロッドを連結して、ストロークの延長を可能とする構
造を有することにより、また、前記シリンダ本体1を構
成する前筒2、中筒4、後筒3の連結を、シリンダ本体
1の外面に設けたねじ込み方式、或いは爪、バネ、ボル
トを用いたロック機構で行うことにより、更に、ロッド
レス形フリーストロークシリンダにおいて、シリンダ本
体1内部の作動流体の洩れを防止している内外の2つの
シールバンドにぜんまいバネを用い、一方を固定し、他
方を巻取り側とすることで、前記シリンダ本体1のスト
ロークの延長或いは短縮のいずれの場合においてもシー
ルバンドが追従する機構を有することにより達成され
る。
【0012】
【作用】以上説明したように、本発明のシリンダを前後
2つの配管部と、それらを接続する中筒部に3分割し、
簡単に着脱出来る構造したシリンダ分割構造を採用する
ことにより、シリンダのストロークをmm単位で自由に
変更出来る上に、シリンダそのものの長さが不必要に長
くならないために、設置時のスペースを小さくできる。
【0013】
【実施例】図2から図4は本発明の実施例の説明図であ
る。1はシリンダ本体、2は前筒、3は後筒、4は中
筒、5はシリンダロッド、6は配管穴、7は雄ねじ部、
8は雌ねじ部、9はピストン、10は延長ロッド、11はロ
ック爪、12はロック溝、13はボルト、14は先端プレー
ト、15はピストンマウント、16はガイド溝、17はインナ
ーシールバンド、18はアウターシールバンド、19はバン
ド押えである。
【0014】図2は本発明の第1の実施例の説明図であ
り、円筒形シリンダに関する。図2(a)に斜視図で示
した円筒形シリンダにおいて、その断面図を図2(b)
に示すと、各々配管穴6を有するシリンダ本体1の前筒
2と後筒3は、互いに外面に設けられた雄ねじ部7と雌
ねじ部8とにより、ねじ込みにより接続されている。
【0015】シリンダ本体1のストロークを変更する際
には、図2(c)に示すように、前筒2と後筒3とを一
旦取外し、前筒2と後筒3の間にストロークに合う中筒
4を用意し、図2(d)に示すように、中筒4を接続す
る。中筒4の外面には一方は雄ねじ部7、他方は雌ねじ
部8が設けられており、前筒2及び後筒3との接続はね
じ込みにて行う。
【0016】このように、接続のための機構をシリンダ
本体1の外面に設ける事で、シリンダ本体1の内部接続
部には段差や異径部がなく、シリンダロッド5のピスト
ン移動動作は円滑に行われる。
【0017】また、シリンダ本体1のストロークの延長
によりシリンダロッド5の長さが不足する場合は、図2
(c)に示すように、シリンダロッド5の先端雄ねじ部
にシリンダロッド5と同径の延長ロッド10をねじ込む。
【0018】延長ロッド10も端部の一方は雄ねじ、他方
は雌ねじとし、シリンダロッド5の先端が雌ねじの場合
でも取り付けが出来る。図3は本発明の第2の実施例の
説明図であり、ツインロッド角形シリンダに関する。
【0019】角形シリンダの場合はシリンダ本体1を構
成する前筒2、後筒3と中筒4とのねじ込み接続が難し
いため、図3(a)に斜視図で示すように、ロック爪11
とロック溝12による接続を採用している。
【0020】前筒2、後筒3との接続部は、位置合わせ
を容易にし,内部作動流体の洩れを防ぐため、凹凸状の
はめ合わせにしている。また、内部流体の洩れの恐れが
強い場合には、接続部にシール材を貼り付けて洩れを防
ぐ。
【0021】これらの接続方法は、第1の実施例で示し
た円筒形シリンダにも使用出来る。更に、ロック爪11に
よる接続以外にも、後述するボルト等を使用した接続固
定方法を用いても良い。
【0022】図示したツインロッド角形シリンダではシ
リンダロッド5が2本あるため、シリンダロッド5を延
長する場合はボルト13を外し、2本のシリンダロッド5
を固定している先端プレート14を外した後、シリンダロ
ッド5の先端に延長ロッド10を取り付ける。
【0023】接続が完了したツインロッド角形シリンダ
を図3(b)に示す。図4は本発明の第3の実施例の説
明図であり、ロッドレス形シリンダに関する。
【0024】図4(a)に斜視図で示すように、ロッド
レス形シリンダにおいて、シリンダロッドに相当するピ
ストンマウント15は、シリンダ本体1の内部のピストン
と一体であり、これが往復運動を行うため、シリンダ本
体1の内部の穴から表面にガイド溝16が加工されてい
る。
【0025】このガイド溝16からの作動流体の洩れを防
ぐため、シリンダ本体1の内部の穴にインナーシールバ
ンド17及びアウターシールバンド18が張られており、上
下からガイド溝16をカバーして、流体の洩れを防いでい
る。
【0026】この2本のシールバンド17、18は適正な張
力で張られる必要があるため、本発明ではこの2本のシ
ールバンド17、18にぜんまいばねを用い、図4(b)に
断面図で示すように、一方を固定し、他方を巻取り側と
する事で、シリンダ本体1のストローク変更時に2本の
シールバンド17、18がたわむ事なく追従出来る。
【0027】シリンダ本体1のストローク変更時には、
バンド巻取り側の2つのボルト13をゆるめる事でバンド
押さえ19がゆるみ、2本のシールバンド17、18が自由に
収縮出来る状態にした後、中筒4のガイド溝16からイン
ナーシールバンド17を通し、インナーシールバンド17を
中筒4の内部穴を貫通させた後、前筒2、後筒3と中筒
4とを接続する。
【0028】シリンダ本体1の接続が終了した後、ボル
ト13を締めてバンド押え19で2本のシールバンド17、18
を固定する。2本のシールバンド17、18を固定するの
は、ピストンマウント15の往復移動時に、シールバンド
17、18にたわみが生じない様にする為である。
【0029】シリンダ本体1の接続が終了したロッドレ
ス形シリンダの斜視図を図4(c)に示す。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シリンダ本体を前筒、後筒、及び中筒に3分割し、必要
なストロークに合った長さの中筒だけを交換する構造に
より、シリンダ本体のストロークを任意に変更でき、長
さも不必要に長くならないシリンダを実現出来る。
【0031】この事は、ストロークの変更の容易さや、
シリンダのリサイクル使用等、ユーザー側の使用上の効
果があるばかりでなく、シリンダを製造販売しているメ
ーカー側にとっても、新品の標準化や在庫管理の軽減等
の効果が大きい。
【0032】又、シリンダ本体を分割構造にする事で、
シリンダロッドのパッキンや内部シール材等、シリンダ
本体内部の部品を容易に交換出来るため、シリンダの長
寿命化が図れる等の効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理説明図
【図2】 本発明の第1の実施例の説明図
【図3】 本発明の第2の実施例の説明図
【図4】 本発明の第3の実施例の説明図
【符号の説明】
図において 1 シリンダ本体 2 前筒 3 後筒 4 中筒 5 シリンダロッド 6 配管穴 7 雄ねじ部 8 雌ねじ部 9 ピストン 10 延長ロッド 11 ロック爪 12 ロック溝 13 ボルト 14 先端プレート 15 ピストンマウント 16 ガイド溝 17 インナーシールバンド 18 アウターシールバンド 19 バンド押え
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16J 10/00 Z // F04B 53/16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダロッドを嵌入するシリンダ本体
    が前筒と後筒に分割され、且つ、該前筒と後筒の間に嵌
    め込み可能な少なくとも1個の中筒を用いてストローク
    調整を行う構造を有するフリーストロークシリンダ。
  2. 【請求項2】 前記シリンダロッド先端に該シリンダロ
    ッドと同径の延長ロッドを連結して、ストロークの延長
    を可能とする構造を有することを特徴とする請求項1記
    載のフリーストロークシリンダ。
  3. 【請求項3】 前記シリンダ本体を構成する前筒、中
    筒、後筒の連結を、シリンダ本体の外面に設けたねじ込
    み方式、或いは爪、バネ、ボルトを用いたロック機構で
    行うことを特徴とする請求項1または2記載のフリース
    トロークシリンダ。
  4. 【請求項4】 ロッドレス形フリーストロークシリンダ
    において、シリンダ本体内部の作動流体の洩れを防止し
    ている内外の2つのシールバンドにぜんまいバネを用
    い、一方を固定し、他方を巻取り側とすることで、前記
    シリンダロッドのストロークの延長或いは短縮のいずれ
    の場合においてもシールバンドが追従する機構を有する
    ことを特徴とする請求項1〜3記載のフリーストローク
    シリンダ。
JP6198436A 1994-08-23 1994-08-23 フリーストロークシリンダ Withdrawn JPH0861312A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6198436A JPH0861312A (ja) 1994-08-23 1994-08-23 フリーストロークシリンダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6198436A JPH0861312A (ja) 1994-08-23 1994-08-23 フリーストロークシリンダ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0861312A true JPH0861312A (ja) 1996-03-08

Family

ID=16391058

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6198436A Withdrawn JPH0861312A (ja) 1994-08-23 1994-08-23 フリーストロークシリンダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0861312A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11325158A (ja) * 1998-05-15 1999-11-26 Katsuhiro Noyama 車両用ショックアブソーバ
JP2011511220A (ja) * 2008-01-29 2011-04-07 ヴアブコ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 空気圧シリンダ
JP2014095422A (ja) * 2012-11-09 2014-05-22 Building Research Institute 構造物用制振ダンパー
JP2015113846A (ja) * 2013-12-09 2015-06-22 株式会社ビービーエム 構造物用制振ダンパー

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11325158A (ja) * 1998-05-15 1999-11-26 Katsuhiro Noyama 車両用ショックアブソーバ
JP2011511220A (ja) * 2008-01-29 2011-04-07 ヴアブコ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 空気圧シリンダ
JP2014095422A (ja) * 2012-11-09 2014-05-22 Building Research Institute 構造物用制振ダンパー
JP2015113846A (ja) * 2013-12-09 2015-06-22 株式会社ビービーエム 構造物用制振ダンパー

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4080877A (en) Working cylinder for pneumatic or hydraulic pressure media
US4474540A (en) Tubular diaphragm pump
CA2484061A1 (en) High pressure pumping cartridges for medical and surgical pumping and infusion applications
CA2240839A1 (en) Manual vacuum producing system having vacuum pressure indicator
BE904004A (fr) Pompe de distribution a commande manuelle.
US5655778A (en) Bellows self-threading seal
JPH0749087A (ja) ベローズ・ポンプ
US4312264A (en) Fluid pressure operated cylinder assembly
JPH0861312A (ja) フリーストロークシリンダ
AU7637598A (en) Press for extruding lubricating grease
EP1022468A3 (de) Kolbenpumpe
JPS5881205A (ja) 流体圧アクチユエ−タ
IT201800002995A1 (it) Pompa a pistoni con testata semplificata
ITRM20020268A1 (it) Metodo per la chiusura di un cilindro idraulico, pneumatico e/o oleopneumatico, e mezzi per la sua attuazione.
US3015529A (en) Pump plunger construction
GB2099080A (en) Fluid actuator cylinder and piston
US20060032369A1 (en) Piston-piston rod retaining assembly for a hydraulic piston and cylinder unit
US5095809A (en) Piston vibrator having an asymmetric cylindrical bore
US4402255A (en) Compressed-air vibrator with reciprocating piston
US2853024A (en) Pump for corrosive agents
CN2379768Y (zh) 新型钢制管壳式冷换设备
ATE202406T1 (de) Pumpe für ein hochdruckreinigungsgerät
CN107131176B (zh) 一种双联油缸及横梁开合装置
KR100900410B1 (ko) 브이패킹의 탄성조절과 교환이 용이한 고압펌프의 피스톤
RU96111374A (ru) Агрегат с непрерывной колонной гибких труб для ремонта скважин, оборудованных штанговыми насосами

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20011106