JPH086054Y2 - カム開口装置のカムローラ - Google Patents

カム開口装置のカムローラ

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Publication number
JPH086054Y2
JPH086054Y2 JP984691U JP984691U JPH086054Y2 JP H086054 Y2 JPH086054 Y2 JP H086054Y2 JP 984691 U JP984691 U JP 984691U JP 984691 U JP984691 U JP 984691U JP H086054 Y2 JPH086054 Y2 JP H086054Y2
Authority
JP
Japan
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cam
inner ring
roller
opening device
ring
Prior art date
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Application number
JP984691U
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English (en)
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JPH04106381U (ja
Inventor
洋之 水口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamada Dobby Co Ltd
Original Assignee
Yamada Dobby Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、織機のカム開口装置
のカムローラに関する。
【0002】
【従来の技術】カムローラとして、図3、4に示すよう
に、連結部材10、11、12(図2参照)を介して綜
絖枠9(図2参照)に接続されたカムレバー8(図2参
照)へ、取付部材6、7を介して固定される内輪13を
有し、また、カム4、5(図2参照)と当接可能な外輪
15と、内、外輪13、15間に介在され内輪13に対
し外輪15を回転可能にする軸受部14とを有し、カム
4、5の回転運動に応じて取付部材6、7を介してカム
レバー8を揺動させ、連結部材10、11、12を介し
て綜絖枠9を上下動させる、カムローラ1、2が知られ
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来のカ
ムローラ1、2においては、カム4、5が当接する外輪
15の周方向における角度位置は常時不変であることか
ら、この角度位置上にある、内輪13外周面の周方向に
おける部位のみが、直接軸受部14のコロ部材21から
押圧力を繰り返し受け、当該内輪13外周面部位が摩耗
・変形し、外輪15外周面の変形を招いて綜絖枠9の移
動タイミングに誤差が生じるおそれがあった。
【0004】この考案は、上記問題点を解決し、軸受部
14のコロ部材21の押圧力を受ける部位が内輪13外
周面全体にわたるようにして、内輪13外周面の局部的
摩耗・変形を防止し、綜絖枠9の移動タイミングに誤差
が生じないようにすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
この考案に係るカム開口装置のカムローラは、連結部材
を介して綜絖枠に接続されたカムレバーへ、取付部材を
介して固定される内輪と、カムと当接可能な外輪と、前
記内、外輪間に介在され前記内輪に対し前記外輪を回転
可能にする軸受部とを有し、前記カムの運動に応じて前
記取付部材を介して前記カムレバーを揺動させ、前記連
結部材を介して前記綜絖枠を上下動させる、カム開口装
置のカムローラにおいて、前記内輪を、前記カムレバー
へ前記取付部材を介して固定される内側内輪と、該内側
内輪に対し摺動回転可能な外側内輪との二重構造とした
ことを特徴とする。
【0006】
【考案の作用・効果】この考案に係るカム開口装置のカ
ムローラによると、軸受部のコロ部材から直接的に押圧
力を受ける外側内輪が、固定された内側内輪に対して摺
動回転可能とされていることから、外側内輪外周面にお
いてコロ部材の押圧力を受ける部位が固定されてしまう
ことはなくなり、可変となる。このため、外側内輪の局
部的摩耗・変形を防止でき、綜絖枠の移動タイミングの
ズレの発生を防止できる。
【0007】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図1(A)
(B)、図2に基づいて説明する。
【0008】この実施例に係るカムローラ1、2は、図
2に示すような積極式のカム開口装置3に使用されるも
のである。
【0009】このカム開口装置3は、二枚の複合カム
4、5と、複合カムの第1カム4と当接可能な第1カム
ローラ1と、第2カム5と当接可能な第2カムローラ2
と、第1、第2カムローラ1、2がそれぞれ第1取付部
材6、第2取付部材7により取り付けられたカムレバー
8と、カムレバー8と綜絖枠9とを接続する各種連結部
材11、12、13とからなる。そして、複合カム4、
5の回転運動を第1、第2カムローラ1、2を介してカ
ムレバー8の揺動運動に変換し、さらに各種連結部材1
0、11、12を介して綜絖枠9の上下運動に変換する
よう構成されている。
【0010】第1カムローラ1は、図1(A)、(B)
に示すように構成されている。第1カムローラ1は、内
輪13、軸受部14、外輪15および二枚の側板16、
17とからなる。
【0011】内輪13は、第1取付部材6のボス18が
圧入されてカムレバー8に固定される内側内輪19と、
内側内輪19に対し摺動回転可能な外側内輪20との二
重構造とされている。
【0012】外輪15は第1カム4と当接可能とされて
いる。軸受部14は多数のコロ部材21、…、21から
なり、外側内輪20、外輪15間に介在され外側内輪2
0に対し外輪15を回転可能にする。
【0013】第1カムローラ1においては、上記のよう
に、固定された内側内輪19に対して外側内輪20が摺
動回転可能である。従って、外輪15が第1カム4と当
接することに基いて第1カム4側に位置するコロ部材2
1により押圧力を直接的に受ける外側内輪20の受圧部
位は、固定されたものとはならず、可変である。このた
め、外側内輪20の局部的摩耗・変形を防止でき、綜絖
枠9の移動タイミングのズレの発生を防止できる。
【0014】また、第2カムローラ2についても上記第
1カムローラ1と同様に構成されており、第1カムロー
ラ1の上述した効果と同様な効果を奏する。
【0015】なお、上記実施例は積極式のカム開口装置
に使用されるカムローラを示しているが、本考案は消極
式のカム開口装置に使用されるカムローラを積極的に排
除するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例に係るカム開口装置のカムローラを示
し、(A)は正面断面図、(B)は側面断面図
【図2】上記カム開口装置の構成図
【図3】従来例のカムローラを示し、(A)は正面断面
図、(B)は側面断面図
【符号の説明】
1、2 カムローラ 3 カム開口装置 4、5 カム 6、7 取付部材 8 カムレバー 9 綜絖枠 10、11、12 連結部材 13 内輪 14 軸受部 15 外輪 19 内側内輪 20 外側内輪

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結部材を介して綜絖枠に接続されたカ
    ムレバーへ、取付部材を介して固定される内輪と、カム
    と当接可能な外輪と、前記内、外輪間に介在され前記内
    輪に対し前記外輪を回転可能にする軸受部とを有し、前
    記カムの運動に応じて前記取付部材を介して前記カムレ
    バーを揺動させ、前記連結部材を介して前記綜絖枠を上
    下動させる、カム開口装置のカムローラにおいて、前記
    内輪を、前記カムレバーへ前記取付部材を介して固定さ
    れる内側内輪と、該内側内輪に対し摺動回転可能な外側
    内輪との二重構造としたことを特徴とするカム開口装置
    のカムローラ。
JP984691U 1991-02-28 1991-02-28 カム開口装置のカムローラ Expired - Lifetime JPH086054Y2 (ja)

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JPH04106381U JPH04106381U (ja) 1992-09-14
JPH086054Y2 true JPH086054Y2 (ja) 1996-02-21

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ID=31900047

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