JPH0860221A - 転炉製鋼法 - Google Patents

転炉製鋼法

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JPH0860221A
JPH0860221A JP19643694A JP19643694A JPH0860221A JP H0860221 A JPH0860221 A JP H0860221A JP 19643694 A JP19643694 A JP 19643694A JP 19643694 A JP19643694 A JP 19643694A JP H0860221 A JPH0860221 A JP H0860221A
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less
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Shinya Kitamura
信也 北村
Yuji Ogawa
雄司 小川
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、転炉での溶銑脱燐処理と脱炭処理
に関するもので、熱ロスが最も少なくスクラップ消費量
が最も大きい状態での溶銑脱燐脱硫精錬が可能となる転
炉製鋼法を提供するものである。 【構成】 上底吹き転炉精錬装置において、溶銑受銑工
程(工程1)、上吹きガスによる溶銑面凹み深さLと浴
深L0 の比L/L0 を0.3以上0.7以下、酸素供給
速度F(Nm3 /(min・ton))を0.3以上
0.9以下とした条件で精錬する溶銑脱燐脱硫工程(工
程2)、スラグ排出工程(工程3)、工程2と同一上吹
きランスから酸素を、L/L0 を0.5以上0.8以
下、酸素供給速度を2×F以上10×F以下で供給して
脱炭する工程(工程4)を連続して実施する。ここで、
上吹きランスを、径の異なる2種類のノズルで構成され
る多孔ランスとし、工程2では小径ノズルから酸素を、
大径ノズルから窒素を供給し、工程4では全ノズルから
酸素を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱効率が高い転炉製鋼法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】製鋼トータルコストのミニマム化や低燐
鋼の安定溶製に関して、従来、溶銑の脱燐法として、
(1)トピードカー内の溶銑に対して脱燐用フラックス
(酸化鉄、生石灰等)をインジェクションして予備脱燐
を行う方法、(2)取鍋内の溶銑に対して脱燐用フラッ
クスをインジェクションするか、もしくは吹付けを行
い、予備脱燐を行う方法、あるいは(3)2基の転炉を
用いて、一方で脱燐を行い、他方で脱炭を行う方法(例
えば、特開昭63−195210号公報)が用いられて
いる。
【0003】しかしながら、上記(1)、(2)の方法
は、(T.Fe)が低く(CaO/SiO2 )が高いス
ラグを用いるため、脱燐と同時に脱硫反応が進行すると
いう利点があるものの、酸化剤として鉄鉱石やスケール
粉に代表される酸化鉄を用いているため処理中に温度が
低下し、次工程である転炉でのスクラップ消費量が低下
し、溶鋼生産量が低減するという問題がある。この方法
で酸化鉄の代わりに酸素ガスを用いる場合、酸素ガスを
インジェクションすると攪拌が過大となり、(T.F
e)が極端に低くなって脱燐が進行しなくなり、また上
方より単に吹付けた場合には、スラグの(T.Fe)が
高くなり脱硫が悪化するという問題があった。
【0004】一方、上記(3)の方法においては、酸化
剤としては酸素ガスを用い、脱燐処理時の温度制御のた
めにスクラップを用いることができるため、スクラップ
消費量の低下はないものの、転炉を用いるために上吹き
酸素ガス流量が大きく、(T.Fe)が高く、脱燐中に
脱硫が進行しないという問題がある。また、上記(1)
〜(3)のいずれの方法でも、溶銑脱燐処理と脱炭とを
別の反応容器で行うため、溶銑の移し変えに伴う熱ロス
が発生し、スクラップの消費量を低減させている。
【0005】さらに、特開平4−72007号公報にお
いては、溶銑の装入、脱燐脱硫精錬、排滓、脱炭精錬、
出鋼、脱炭スラグを残したまま次チャージの溶銑装入、
という工程を連続する溶鋼製造法が開示されているが、
脱燐と脱硫を同時に行う方法は示されていない。この方
法では、溶銑の移し変えに伴う熱ロスは発生しないが、
上記の如く、通常、転炉を用いた場合には、上吹き酸素
ガス流量が大きく、脱燐中に脱硫が進行しないため、脱
硫はトピードカーで事前に脱硫処理をする必要があり、
そのことに伴う熱ロスが発生するという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、熱ロスが最
も少なく、スクラップ消費量が最も多い状態での溶銑脱
燐脱硫を可能にする転炉製鋼法を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、酸素ガス
を上吹きした場合に(T.Fe)を低く制御するには、
上吹きガスの鋼浴面への衝突エネルギーを考慮すること
が重要であることを明らかにした。本発明はこの知見に
基づきなされたものであり、その要旨とするところは下
記のとおりである。
【0008】(1)上吹きランスから酸素を供給し、か
つ鋼浴をガス攪拌せしめる上底吹き転炉型精錬装置にお
いて、溶銑を受銑する工程(工程1)、上吹きランスか
ら吐出したガスの運動エネルギーによる溶銑面の凹み深
さL(mm)と浴深L0 (mm)の比L/L0 を0.3
以上0.7以下とし、酸素供給速度F(Nm3 /(mi
n・ton))を0.3以上0.9以下とした条件で精
錬する溶銑の脱燐脱硫精錬工程(工程2)、炉を傾動さ
せ、工程2で生成したスラグを排出する工程(工程
3)、炉を直立させ、工程2と同一の上吹きランスから
酸素を、L/L0 を0.5以上0.8以下、酸素供給速
度を2×F以上10×F以下で供給して脱炭せしめる工
程(工程4)を連続して実施することを特徴とする転炉
製鋼法。
【0009】(2)前項1記載の転炉製鋼法において、
上吹きランスを、1個もしくは2個以上のノズル(1
1)と、ノズル(11)の半径r1 (mm)、個数n1
によりn1 ×π×r1 2 で計算される開口全断面積Aに
対して、1.5〜10倍の開口全断面積を有する2個〜
10個のノズル(12)とで構成される多孔ランスと
し、工程2においては、ノズル(11)からは酸素を、
ノズル(12)からは窒素または二酸化炭素ガスを供給
し、工程4においては、ノズル(11)からは酸素、窒
素または二酸化炭素ガスを、ノズル(12)からは酸素
ガスを供給することを特徴とする転炉製鋼法。
【0010】(3)前項1または2記載の転炉製鋼法に
おいて、工程2の生石灰使用量Cと酸素使用量Oの比C
/O(kg/Nm3 )を1.5以上3.5以下、スラグ
中に含まれるCaO濃度とSiO2 濃度の比(CaO/
SiO2 )を2.5以上4.5以下、生石灰原単位Cと
蛍石原単位CFの比CF/Cを0.35以上0.7以下
とすることを特徴とする転炉製鋼法。
【0011】(4)前項1〜3のいずれか1項に記載の
転炉製鋼法において、工程4で生成したスラグを排出す
ることなく、次チャージの工程1を行うことを特徴とす
る転炉製鋼法。ここで、上吹きガスによるキャビティー
深さL(m)は、ノズル径d(mm)、ランスと鋼浴面
間の距離h(mm)、ノズル個数nとすると、次式で計
算される。
【0012】 L={Lh ×exp (-0.78×h/Lh )}/100 Lh =63×(F×W×60/(n×d))2/3
【0013】
【作用】図1は本発明の実施形態を模式的に示したもの
である。溶銑を受銑する工程(工程1)、上吹きガスの
運動エネルギーと酸素供給速度を適正にした脱燐脱硫工
程(工程2)、炉を傾動させ、工程2で生成したスラグ
を排出する工程(工程3)、炉を直立させ、工程2と同
一の上吹きランスから酸素を、上吹きガスの運動エネル
ギーと酸素供給速度を適正にした条件で供給して脱炭せ
しめる工程(工程4)とからなっている。ここで、より
効率を上げるには、工程4で生成した脱炭スラグを排出
することなく、次チャージの工程1を行うことが望まし
い。
【0014】図2は本発明で用いる上吹きランスの代表
例を模式的に示したものである。相対的に径の小さいノ
ズル11を1個(図2(a))、もしくは複数個(図2
(b))有した上に、相対的に径が大きいノズル12を
複数個有するランスであり、工程2においては、ノズル
11からは酸素を、ノズル12からは窒素または二酸化
炭素ガスを供給し、工程4においては、ノズル11から
は酸素、窒素、または二酸化炭素ガスを、ノズル12か
らは酸素を供給することができる。
【0015】ここで、ノズル11は1個もしくは2個以
上とし、ノズル12は2個〜10個とする。ノズル12
が1個の場合は、工程4の脱炭時に上吹きガスの運動エ
ネルギーが過剰に大きくなってスロッピングが発生し、
また11個以上ではノズルの水冷構造が複雑となり実用
的でない。また、ノズルの径は、ノズル11の半径r 1
(mm)、個数n1 によりn1 ×π×r1 2 で計算され
る開口全断面積A1 に対して、ノズル12は1.5〜1
0倍の開口全断面積A2 を有するように規定される。つ
まり、ノズル12の半径r2 (mm)は、個数をn2
すれば、r2 は{A2 /(n2 ×π)}1/2 で計算され
る。ここで、A2 がA1 の1.5倍よりも小さい場合に
は、工程2と工程4の酸素供給速度が大きく変えられな
いため工程4の脱炭時間が長くなり、生産性が低下す
る。逆に、A2 がA1 の10倍よりも大きい場合には工
程4の酸素供給速度が大きくなり過ぎ、スロッピングが
起こるという問題を生じる。
【0016】また、工程2においては、ノズル11から
は酸素を、ノズル12からは窒素または二酸化炭素ガス
を供給し、工程4においては、ノズル11からは酸素、
窒素、または二酸化炭素ガスを、ノズル12からは酸素
を供給するが、これにより、工程2ではノズル11から
小流量の酸素ガスを高い運動エネルギーで供給しつつ、
ノズル12へのスプラッシュ等の侵入を防止でき、工程
4では大流量の酸素ガスを高い運動エネルギーで供給す
ることが可能となり、以後で記載する本発明の効果を得
ることができる。
【0017】まず、工程2の適正条件について以下に説
明する。本発明は、脱燐処理中に同時に脱硫反応を起こ
させることで、他の精錬炉で別途、脱硫処理を行うこと
に伴う熱ロスを解消することが大きな特徴である。脱燐
処理中に同時に脱硫反応を起こさせるためには、スラグ
の(T.Fe)の濃度を脱燐を阻害しない範囲である4
〜8%程度に低下させることが重要であり、これを酸素
ガス上吹きという条件で成し遂げるには、上吹きランス
から吐出したガスの運動エネルギーを強くすることが必
要である。
【0018】その指標として、上吹きガスによる溶銑面
の凹み深さLと浴深L0 の比L/L 0 があり、これを
0.3以上0.7以下とする必要がある。これが0.3
よりも小さい場合には、上吹きランスから吐出したガス
の運動エネルギーが小さいため、上吹きガスと溶銑が衝
突した領域に形成される火点領域の温度が低く、鉄の酸
化が進行して(T.Fe)が高くなるため、脱燐中の脱
硫率が大きく低下する。また、これが0.7よりも大き
い場合には、火点領域の温度が極めて高くなり、鉄の酸
化がほとんど生じなくなって(T.Fe)が低くなるた
め、脱燐率が大きく低下する。
【0019】また、L/L0 が適正範囲であっても、酸
素供給速度が0.3(Nm3 /min・ton))より
も小さい場合には、酸素供給が不足し、(T.Fe)が
低くなるため脱燐率が低下し、一方0.9(Nm3 /m
in・ton))より大きい場合には、酸素供給が過大
なため(T.Fe)が高くなり過ぎ、脱硫率が低下す
る。
【0020】次に、工程4の適正条件について以下に説
明する。本発明のプロセスを後工程である連続鋳造の生
産性に匹敵させるには、工程4における脱炭精錬を高速
で行う必要がある。従って、ランスは交換せずに、工程
2と同一の上吹きランスから酸素を供給する。また、供
給した酸素が脱炭反応に効率的に用いられるように、上
吹きランスから吐出したガスの運動エネルギーを強くす
ることが重要である。そのためには、L/L0 を0.5
以上0.8以下とすることが必要であり、これが0.5
よりも小さい場合には、酸素の利用効率が低く、脱炭時
間が増大し、また0.8よりも大きいと、火点が炉底に
近づくため耐火物溶損が激しくなる。
【0021】さらに、酸素供給速度が2×Fよりも小さ
い場合には、脱炭に時間がかかり現実的でなく、一方1
0×Fよりも大きい場合には、ダストやスプラッシュの
発生が増加し、鉄歩留が悪化する。最後に、工程3にお
ける排滓を容易にする条件を以下に説明する。工程2の
スラグは、スラグの流動性を良くし排滓を容易にする必
要がある一方、脱燐と同時に脱硫ができるように適正な
組成とする必要がある。
【0022】第1に、脱燐と同時に脱硫ができるように
するため、工程2の生石灰量Cと酸素量Oの比C/O
(kg/Nm3 )を1.5以上3.5以下に、またスラ
グ中に含まれるCaO濃度とSiO2 濃度の比(CaO
/SiO2 )を2.5以上4.5以下にする。ここで、
C/Oが1.5より小さい時には、スラグの(T.F
e)が高くなるため排滓性は良いが脱硫ができなくな
り、一方3.5よりも大きい時には(T.Fe)が低く
なり過ぎるため排滓性が悪く、かつ脱燐率も低下する。
また、(CaO/SiO2 )が2.5よりも小さい時に
は脱硫ができなくなり、4.5よりも大きい時には流動
性が悪くなり排滓性が悪化する。
【0023】これに加えて、生石灰原単位Cと蛍石原単
位CFの比CF/Cが0.35よりも小さい時にはスラ
グの流動性が悪く排滓しにくくなり、0.7よりも大き
い時には耐火物の溶損が大きくなる。ここで、生石灰、
あるいは生石灰と蛍石は塊条のものを上方より投入して
もよいが、より高速処理をする場合には、粉体を上吹き
ランス、もしくは攪拌ガス吹込み孔から供給することが
望ましい。
【0024】
【実施例】
(実施例1)175トン上底吹き転炉を用いて行った。
底吹きガスは窒素ガス、もしくは酸素ガスと羽口冷却用
ガスを用い、上吹きランスより酸素ガスを吹付けた。工
程2での生石灰原単位は15〜20kg/tonであ
り、上方より塊状の生石灰を蛍石とともに投入した。処
理後温度はスクラップを投入することで1350〜14
50℃とした。C/Oは1.7〜3.1、(CaO/S
iO2 )は2.6〜4.1、CF/Cは0.4〜0.6
の条件とした。ランスは図2(a)のように、20mm
径のノズル11を1個、30mm径のノズル12を4個
有するタイプや、図2(b)のように、9mm径のノズ
ル11を5個、30mm径のノズル12を4個有するタ
イプ等を用い、ノズル径、ランス高さ、酸素供給速度を
変化させた。また工程2では、ノズル11から酸素、ノ
ズル12からは必要最低流量の窒素を供給し、工程4で
は、ノズル11、ノズル12ともに酸素を供給した。結
果を表1に示す。
【0025】試験番号の1〜9は本発明の実施例である
が、工程2の脱燐率、脱硫率が高く、かつ工程4の脱炭
についても、脱炭時間、酸素利用効率、鉄歩留、耐火物
溶損のいずれも問題ない。一方、試験番号10〜17は
比較例であるが、工程2が適正条件でない10〜13
は、脱燐率、脱硫率のいずれかが低く、また工程4が適
正条件でない14〜17は、酸素利用効率が低いために
脱炭時間が長いか、ダスト、スプラッシュの発生が激し
く鉄歩留が悪いか、炉底耐火物溶損が激しいという問題
が生じている。
【0026】
【表1】
【0027】(実施例2)実施例1における試験番号1
の条件で、C/O、(CaO/SiO2 )、CF/Cを
変化させて実施した。表2に結果を示す。試験番号19
〜23は、それぞれ、C/O、(CaO/SiO2 )、
CF/Cを適正範囲から外した場合であるが、排滓率が
低下するか、あるいは脱燐率や脱硫率がやや低下してい
る。
【0028】
【表2】
【0029】
【発明の効果】本発明を用いることにより、熱ロスが最
も少なく、スクラップ消費量が最も大きい状態での溶銑
の脱燐脱硫精錬が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した場合の模式図である。
【図2】本発明を実施した場合の上吹きランスの先端の
模式図である。
【符号の説明】
1 転炉 2 上吹きランス 3 底吹き羽口 4 溶銑 5 脱燐スラグ 6 脱炭スラグ 11 相対的に径の小さいノズル 12 相対的に径の大きいノズル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上吹きランスから酸素を供給し、かつ鋼
    浴をガス攪拌せしめる上底吹き転炉型精錬装置におい
    て、溶銑を受銑する工程(工程1)、上吹きランスから
    吐出したガスの運動エネルギーによる溶銑面の凹み深さ
    L(mm)と浴深L0 (mm)の比L/L0 を0.3以
    上0.7以下とし、酸素供給速度F(Nm3 /(min
    ・ton))を0.3以上0.9以下とした条件で精錬
    する溶銑の脱燐脱硫精錬工程(工程2)、炉を傾動さ
    せ、工程2で生成したスラグを排出する工程(工程
    3)、炉を直立させ、工程2と同一の上吹きランスから
    酸素を、L/L0 を0.5以上0.8以下、酸素供給速
    度を2×F以上10×F以下で供給して脱炭せしめる工
    程(工程4)を連続して実施することを特徴とする転炉
    製鋼法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の転炉製鋼法において、上
    吹きランスを、1個もしくは2個以上のノズル(11)
    と、ノズル(11)の半径r1 (mm)、個数n1 によ
    りn1 ×π×r1 2 で計算される開口全断面積Aに対し
    て、1.5〜10倍の開口全断面積を有する2個〜10
    個のノズル(12)とで構成される多孔ランスとし、工
    程2においては、ノズル(11)からは酸素を、ノズル
    (12)からは窒素または二酸化炭素ガスを供給し、工
    程4においては、ノズル(11)からは酸素、窒素また
    は二酸化炭素ガスを、ノズル(12)からは酸素ガスを
    供給することを特徴とする転炉製鋼法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の転炉製鋼法にお
    いて、工程2の生石灰使用量Cと酸素使用量Oの比C/
    O(kg/Nm3 )を1.5以上3.5以下、スラグ中
    に含まれるCaO濃度とSiO2 濃度の比(CaO/S
    iO2 )を2.5以上4.5以下、生石灰原単位Cと蛍
    石原単位CFの比CF/Cを0.35以上0.7以下と
    することを特徴とする転炉製鋼法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の転
    炉製鋼法において、工程4で生成したスラグを排出する
    ことなく、次チャージの工程1を行うことを特徴とする
    転炉製鋼法。
JP19643694A 1994-08-22 1994-08-22 転炉製鋼法 Withdrawn JPH0860221A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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