JPH0858808A - 包装用袋およびその使用方法およびその製造方法 - Google Patents
包装用袋およびその使用方法およびその製造方法Info
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- JPH0858808A JPH0858808A JP14868395A JP14868395A JPH0858808A JP H0858808 A JPH0858808 A JP H0858808A JP 14868395 A JP14868395 A JP 14868395A JP 14868395 A JP14868395 A JP 14868395A JP H0858808 A JPH0858808 A JP H0858808A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 商品等が大きな場合などにおいても、開口お
よび商品等の包装を迅速かつ容易に行うことができると
ともに、持ち運び時の商品等の安定性が良好で、かつ容
易に製造できる包装用袋およびその使用方法およびその
製造方法の提供。 【構成】 対向二辺12, 13を有する底面部11と、この対
向二辺12, 13のそれぞれから底面部11の中間部近傍まで
延びる第一側面部20A,21A と、さらにこの第一側面部20
A,21A の辺縁から対向二辺12, 13の外側まで延びる第二
側面部20B,21B とを備え、各第一側面部20A,21A の両端
縁近傍部分と底面部11とを接合部30, 31,32, 33で接合
した包装用袋10において、各第二側面部20B,21B のうち
対向二辺12, 13の外側に位置する部分に把手部40,41 を
設けた。
よび商品等の包装を迅速かつ容易に行うことができると
ともに、持ち運び時の商品等の安定性が良好で、かつ容
易に製造できる包装用袋およびその使用方法およびその
製造方法の提供。 【構成】 対向二辺12, 13を有する底面部11と、この対
向二辺12, 13のそれぞれから底面部11の中間部近傍まで
延びる第一側面部20A,21A と、さらにこの第一側面部20
A,21A の辺縁から対向二辺12, 13の外側まで延びる第二
側面部20B,21B とを備え、各第一側面部20A,21A の両端
縁近傍部分と底面部11とを接合部30, 31,32, 33で接合
した包装用袋10において、各第二側面部20B,21B のうち
対向二辺12, 13の外側に位置する部分に把手部40,41 を
設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種商品、製品、物品
等を包装する包装用袋およびその使用方法およびその製
造方法に関し、持ち帰り弁当、惣菜、和洋菓子、高級く
だもの、ピザパイ、刺身等の食品類の包装などに利用で
きる。
等を包装する包装用袋およびその使用方法およびその製
造方法に関し、持ち帰り弁当、惣菜、和洋菓子、高級く
だもの、ピザパイ、刺身等の食品類の包装などに利用で
きる。
【0002】
【背景技術】従来より、弁当等の商品を購入した後、こ
れを家に持ち帰る際などには種々の包装用袋が用いられ
ている。このような包装用袋は、弁当等の商品の販売時
に店員が商品を包装したり、あるいは購入者が自ら購入
品を包装したりして用いられている。これらの店員や購
入者は、商品を包装する際には、空の包装用袋を取って
その入口を開け、この入口を開けたままの状態を一方の
手で保ちながら、他方の手で商品を包装用袋の中に入
れ、その後、商品の包装用袋の中での姿勢を整えてい
た。例えば、弁当等の水平に保つべき商品の場合には、
店員や購入者が包装用袋の中で商品の姿勢を水平に手直
ししていた。
れを家に持ち帰る際などには種々の包装用袋が用いられ
ている。このような包装用袋は、弁当等の商品の販売時
に店員が商品を包装したり、あるいは購入者が自ら購入
品を包装したりして用いられている。これらの店員や購
入者は、商品を包装する際には、空の包装用袋を取って
その入口を開け、この入口を開けたままの状態を一方の
手で保ちながら、他方の手で商品を包装用袋の中に入
れ、その後、商品の包装用袋の中での姿勢を整えてい
た。例えば、弁当等の水平に保つべき商品の場合には、
店員や購入者が包装用袋の中で商品の姿勢を水平に手直
ししていた。
【0003】ところが、このような商品の包装では、一
方の手で入口が開くように包装用袋を持ち、他方の手で
包装用袋の中に商品を入れるとともに商品の姿勢を整え
るので、手間がかかり、特にお客が集中する時間帯の店
員の作業には不適切なものであった。ことに合成樹脂製
の包装用袋の場合には、静電気等により重ね合わされた
袋材が吸着し合い、包装用袋の入口を開く開口作業自体
が煩雑で時間を要するものとなるため、このことが前述
した混雑時の作業をより困難なものとしていた。また、
一般的な包装用袋は、包装用袋の中での商品の姿勢が保
持されにくく、家に持ち帰る途中で、商品の姿勢が崩
れ、商品価値が損なわれてしまうおそれがある。例え
ば、弁当、ケーキ、ハンバーガー、フライドチキン等の
商品であって、合成樹脂製、紙製あるいは木材製の簡易
容器に入ったものは、水平に保たなければ、汁が流出し
たり、中身がかたよったり、変形したりするという不都
合がある。
方の手で入口が開くように包装用袋を持ち、他方の手で
包装用袋の中に商品を入れるとともに商品の姿勢を整え
るので、手間がかかり、特にお客が集中する時間帯の店
員の作業には不適切なものであった。ことに合成樹脂製
の包装用袋の場合には、静電気等により重ね合わされた
袋材が吸着し合い、包装用袋の入口を開く開口作業自体
が煩雑で時間を要するものとなるため、このことが前述
した混雑時の作業をより困難なものとしていた。また、
一般的な包装用袋は、包装用袋の中での商品の姿勢が保
持されにくく、家に持ち帰る途中で、商品の姿勢が崩
れ、商品価値が損なわれてしまうおそれがある。例え
ば、弁当、ケーキ、ハンバーガー、フライドチキン等の
商品であって、合成樹脂製、紙製あるいは木材製の簡易
容器に入ったものは、水平に保たなければ、汁が流出し
たり、中身がかたよったり、変形したりするという不都
合がある。
【0004】これに対し、本願出願人により、図8に示
すように、開口および商品等の包装を迅速かつ容易に行
うことができ、かつ持ち運び時の商品等の安定性が良好
な包装用袋80が提案されている(特願平5−07698
1号参照)。図8(A)はこの包装用袋80の平面図、図
8(B)は前図中X方向から見た断面図である。包装用
袋80は、プラスチックフィルムで形成され、略六角形形
状(亀の甲のような形状)を有する底面部81と、この底
面部81の対向する二辺82, 83で底面部81と連続して形成
された一対の側面部90, 91とを備えている。各側面部9
0, 91は、それぞれの中間部で第一側面部90A,91A と第
二側面部90B,91B とに二つ折りにされており、この二つ
折り部分は折り返し線92, 93となっている。そして、各
第二側面部90B,91B には、これらを貫通する湾曲した長
円形の把手部94, 95が設けられている。
すように、開口および商品等の包装を迅速かつ容易に行
うことができ、かつ持ち運び時の商品等の安定性が良好
な包装用袋80が提案されている(特願平5−07698
1号参照)。図8(A)はこの包装用袋80の平面図、図
8(B)は前図中X方向から見た断面図である。包装用
袋80は、プラスチックフィルムで形成され、略六角形形
状(亀の甲のような形状)を有する底面部81と、この底
面部81の対向する二辺82, 83で底面部81と連続して形成
された一対の側面部90, 91とを備えている。各側面部9
0, 91は、それぞれの中間部で第一側面部90A,91A と第
二側面部90B,91B とに二つ折りにされており、この二つ
折り部分は折り返し線92, 93となっている。そして、各
第二側面部90B,91B には、これらを貫通する湾曲した長
円形の把手部94, 95が設けられている。
【0005】このような包装用袋80の使用方法の一例を
示すと、包装用袋80の各第二側面部90B,91B の上から、
被包装品(弁当等の商品)96を図中二点鎖線に示すよう
な状態で折り返し線92, 93に跨がるように載せた後、各
第二側面部90B,91B を互いに離隔される方向(図中E,
F方向)に引っ張り、被包装品96の直下から各第二側面
部90B,91B を抜き出し、その後、抜き出した各第二側面
部90B,91B を底面部81に対して立ち上げて各把手部94,
95を被包装品96の上方の位置で合わせるようにする。
示すと、包装用袋80の各第二側面部90B,91B の上から、
被包装品(弁当等の商品)96を図中二点鎖線に示すよう
な状態で折り返し線92, 93に跨がるように載せた後、各
第二側面部90B,91B を互いに離隔される方向(図中E,
F方向)に引っ張り、被包装品96の直下から各第二側面
部90B,91B を抜き出し、その後、抜き出した各第二側面
部90B,91B を底面部81に対して立ち上げて各把手部94,
95を被包装品96の上方の位置で合わせるようにする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た包装用袋80では、開口および商品等の包装を迅速かつ
容易に行うことができ、かつ持ち運び時の商品等の安定
性も良好であるが、図8に示すように各第二側面部90B,
91B の幅Dを底面部81の幅Hの半分と略同等か若干小さ
な幅とした場合には、袋詰めを行うにあたって被包装品
96を各第二側面部90B,91B の上に置いた際に、被包装品
96の大きさ、あるいは被包装品96の置き方によっては、
各把手部94, 95が隠れてしまい、袋詰めの作業効率を充
分に向上させることができないおそれがあった。このた
め、あらゆる大きさの被包装品96(但し、包装用袋80の
中に収納できる程度のもの、つまり底面部81の幅Hに収
まる程度のもの)に対しても、あるいは、あらゆる状態
で被包装品96を置いた場合にも、確実に袋詰めの作業効
率を向上できる包装用袋が望まれていた。
た包装用袋80では、開口および商品等の包装を迅速かつ
容易に行うことができ、かつ持ち運び時の商品等の安定
性も良好であるが、図8に示すように各第二側面部90B,
91B の幅Dを底面部81の幅Hの半分と略同等か若干小さ
な幅とした場合には、袋詰めを行うにあたって被包装品
96を各第二側面部90B,91B の上に置いた際に、被包装品
96の大きさ、あるいは被包装品96の置き方によっては、
各把手部94, 95が隠れてしまい、袋詰めの作業効率を充
分に向上させることができないおそれがあった。このた
め、あらゆる大きさの被包装品96(但し、包装用袋80の
中に収納できる程度のもの、つまり底面部81の幅Hに収
まる程度のもの)に対しても、あるいは、あらゆる状態
で被包装品96を置いた場合にも、確実に袋詰めの作業効
率を向上できる包装用袋が望まれていた。
【0007】また、図8に示した包装用袋80を製造する
にあたっては、図8に示した三枚重ねの状態(底面部8
1、第一側面部90A,91A 、および第二側面部90B,91B が
重なった状態)で各把手部94, 95を打ち抜くことはでき
ず、他の状態で打ち抜かなければならないので、製造手
順に制限が生じ、このことが製造工程の簡略化の妨げと
なっていた。このため、より一層容易に製造できる包装
用袋が望まれていた。
にあたっては、図8に示した三枚重ねの状態(底面部8
1、第一側面部90A,91A 、および第二側面部90B,91B が
重なった状態)で各把手部94, 95を打ち抜くことはでき
ず、他の状態で打ち抜かなければならないので、製造手
順に制限が生じ、このことが製造工程の簡略化の妨げと
なっていた。このため、より一層容易に製造できる包装
用袋が望まれていた。
【0008】本発明の目的は、あらゆる大きさの商品等
に対しても、あらゆる袋詰めの際の商品等の置き方に対
しても、開口および商品等の包装を迅速かつ容易に行う
ことができるとともに、持ち運び時の商品等の安定性が
良好で、かつ容易に製造できる包装用袋およびその使用
方法およびその製造方法を提供することにある。
に対しても、あらゆる袋詰めの際の商品等の置き方に対
しても、開口および商品等の包装を迅速かつ容易に行う
ことができるとともに、持ち運び時の商品等の安定性が
良好で、かつ容易に製造できる包装用袋およびその使用
方法およびその製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、把手部を底面
部と各第一側面部との折り目である対向二辺の位置より
も外側に設けて前記目的を達成しようとするものであ
る。具体的には、本発明の包装用袋は、対向する二辺を
有する底面部と、この対向二辺のそれぞれから前記底面
部の中間部近傍まで延びる第一側面部と、さらにこの第
一側面部の前記底面部とは反対側に前記各第一側面部の
前記中間部近傍の辺縁から前記対向二辺の外側まで延び
る第二側面部とを備え、前記各第一側面部の両端縁近傍
部分は前記底面部に接合された包装用袋において、前記
各第二側面部には前記対向二辺の外側の位置に把手部が
設けられていることを特徴とする。ここで、把手部は、
その全部分が前記対向二辺の外側に配置されている必要
はなく、少なくとも一部分が前記対向二辺の外側に配置
されていればよい。
部と各第一側面部との折り目である対向二辺の位置より
も外側に設けて前記目的を達成しようとするものであ
る。具体的には、本発明の包装用袋は、対向する二辺を
有する底面部と、この対向二辺のそれぞれから前記底面
部の中間部近傍まで延びる第一側面部と、さらにこの第
一側面部の前記底面部とは反対側に前記各第一側面部の
前記中間部近傍の辺縁から前記対向二辺の外側まで延び
る第二側面部とを備え、前記各第一側面部の両端縁近傍
部分は前記底面部に接合された包装用袋において、前記
各第二側面部には前記対向二辺の外側の位置に把手部が
設けられていることを特徴とする。ここで、把手部は、
その全部分が前記対向二辺の外側に配置されている必要
はなく、少なくとも一部分が前記対向二辺の外側に配置
されていればよい。
【0010】また、本発明は、前記包装用袋の使用方法
であって、被包装品を前記各第二側面部の上から前記各
第二側面部の両方に跨がりかつ前記各把手部が隠れない
状態に載せ、その後、前記各把手部を掴んで前記各第二
側面部を互いに離隔される方向に引っ張って前記被包装
品の直下から前記各第二側面部を抜き出すことで前記被
包装品を包装することを特徴とする。ここで、被包装品
が前記各第二側面部の上に置かれる際には、把手部の全
部分が隠れない状態となる必要はなく、把手部の少なく
とも一部分が隠れない状態となればよい。
であって、被包装品を前記各第二側面部の上から前記各
第二側面部の両方に跨がりかつ前記各把手部が隠れない
状態に載せ、その後、前記各把手部を掴んで前記各第二
側面部を互いに離隔される方向に引っ張って前記被包装
品の直下から前記各第二側面部を抜き出すことで前記被
包装品を包装することを特徴とする。ここで、被包装品
が前記各第二側面部の上に置かれる際には、把手部の全
部分が隠れない状態となる必要はなく、把手部の少なく
とも一部分が隠れない状態となればよい。
【0011】また、本発明は、前記包装用袋の製造方法
であって、対向する二辺を有しかつこの対向二辺が揃う
ように二つ折りされた底面部と、この対向二辺でそれぞ
れ前記底面部と連続する一対の側面部とを形成し、前記
二つ折りされた底面部を前記各側面部の間に挟み込んで
四枚重なり部を形成するとともに、前記各側面部のうち
前記底面部が挟み込まれない部分を重ねて二枚重なり部
を形成、即ち、「W」字の外側に位置する部分(側面
部)の上端を上方に延長した形に形成し、前記四枚重な
り部の前記各側面部の両端縁近傍部分を前記二つ折りさ
れた底面部の最寄りの各半分の両端縁近傍部分とそれぞ
れ接合し、その後、前記各側面部を前記四枚重なり部と
前記二枚重なり部との境目で折り曲げるとともに前記底
面部を略一平面状に広げ、二組の三枚重なり部、即ち、
一枚の底面部と第1、第2側面部が2枚に折曲された側
面部との3枚構造を形成するとともに前記対向二辺の外
側に把手部を形成することを特徴とする。
であって、対向する二辺を有しかつこの対向二辺が揃う
ように二つ折りされた底面部と、この対向二辺でそれぞ
れ前記底面部と連続する一対の側面部とを形成し、前記
二つ折りされた底面部を前記各側面部の間に挟み込んで
四枚重なり部を形成するとともに、前記各側面部のうち
前記底面部が挟み込まれない部分を重ねて二枚重なり部
を形成、即ち、「W」字の外側に位置する部分(側面
部)の上端を上方に延長した形に形成し、前記四枚重な
り部の前記各側面部の両端縁近傍部分を前記二つ折りさ
れた底面部の最寄りの各半分の両端縁近傍部分とそれぞ
れ接合し、その後、前記各側面部を前記四枚重なり部と
前記二枚重なり部との境目で折り曲げるとともに前記底
面部を略一平面状に広げ、二組の三枚重なり部、即ち、
一枚の底面部と第1、第2側面部が2枚に折曲された側
面部との3枚構造を形成するとともに前記対向二辺の外
側に把手部を形成することを特徴とする。
【0012】ここで、前記各側面部と前記底面部との接
合を、前記対向二辺に対して斜めに形成した接合部によ
り行い、前記三枚重なり部を形成するに先立って、前記
接合部の外側部分を切断してもよく、また、前記底面部
の両端縁の中間部近傍を略半円形状に打ち抜くものでも
よい。また、前記各第二側面部の把手部の形成は、打ち
抜きによるものでもよく、外側部分の切断によるもので
もよい。さらに、この把手部の打ち抜き等を、前記底面
部の両端縁の中間部近傍の打ち抜きと同時に行うもので
もよい。
合を、前記対向二辺に対して斜めに形成した接合部によ
り行い、前記三枚重なり部を形成するに先立って、前記
接合部の外側部分を切断してもよく、また、前記底面部
の両端縁の中間部近傍を略半円形状に打ち抜くものでも
よい。また、前記各第二側面部の把手部の形成は、打ち
抜きによるものでもよく、外側部分の切断によるもので
もよい。さらに、この把手部の打ち抜き等を、前記底面
部の両端縁の中間部近傍の打ち抜きと同時に行うもので
もよい。
【0013】
【作用】このような本発明においては、被包装品を包装
用袋で包装する際には、各第二側面部と各第一側面部と
の折り目間を、各第二側面部を互いに離隔させることに
より開口させ、ここを包装用袋の入口とする。この際、
請求項2に記載したように、被包装品を各第二側面部の
上から各第二側面部の両方に跨がりかつ各把手部が隠れ
ない状態に載せ、その後、各把手部を掴んで各第二側面
部を互いに離隔される方向に引っ張って被包装品の直下
から各第二側面部を抜き出すことで、被包装品は自動的
に包装用袋の中に入り込んで包装が行われる。
用袋で包装する際には、各第二側面部と各第一側面部と
の折り目間を、各第二側面部を互いに離隔させることに
より開口させ、ここを包装用袋の入口とする。この際、
請求項2に記載したように、被包装品を各第二側面部の
上から各第二側面部の両方に跨がりかつ各把手部が隠れ
ない状態に載せ、その後、各把手部を掴んで各第二側面
部を互いに離隔される方向に引っ張って被包装品の直下
から各第二側面部を抜き出すことで、被包装品は自動的
に包装用袋の中に入り込んで包装が行われる。
【0014】このような方法で被包装品を包装すること
で、前述した図8の包装用袋80の場合と同様に、被包装
品の包装作業の円滑化、持ち運び時の被包装品の安定性
の確保等が図られることに加え、各第二側面部の把手部
が底面部と各第一側面部との折り目である対向二辺の外
側の位置に設けられているので、被包装品を各第二側面
部の上に置いた際に、各把手部が被包装品の下に隠れて
しまうという不都合は確実に回避される。このため、各
把手部を掴んで各第二側面部を互いに離隔される方向に
引っ張ることが可能となり、袋詰めの作業性をより一層
向上させることが可能となる。
で、前述した図8の包装用袋80の場合と同様に、被包装
品の包装作業の円滑化、持ち運び時の被包装品の安定性
の確保等が図られることに加え、各第二側面部の把手部
が底面部と各第一側面部との折り目である対向二辺の外
側の位置に設けられているので、被包装品を各第二側面
部の上に置いた際に、各把手部が被包装品の下に隠れて
しまうという不都合は確実に回避される。このため、各
把手部を掴んで各第二側面部を互いに離隔される方向に
引っ張ることが可能となり、袋詰めの作業性をより一層
向上させることが可能となる。
【0015】また、底面部、第一側面部、および第二側
面部の一部分(第二側面部のうち対向二辺の内側に位置
する部分)が三枚重ねの状態になるようにした時には、
各把手部が設けられる第二側面部のうち対向二辺の外側
に位置する部分は、重ならずに一枚の状態となるため、
このように包装用袋を三枚重ねに折り畳んだ状態で各把
手部を打ち抜くことが可能となり、製造工程の簡略化を
より一層図ることが可能となり、これらにより前記目的
が達成される。
面部の一部分(第二側面部のうち対向二辺の内側に位置
する部分)が三枚重ねの状態になるようにした時には、
各把手部が設けられる第二側面部のうち対向二辺の外側
に位置する部分は、重ならずに一枚の状態となるため、
このように包装用袋を三枚重ねに折り畳んだ状態で各把
手部を打ち抜くことが可能となり、製造工程の簡略化を
より一層図ることが可能となり、これらにより前記目的
が達成される。
【0016】さらに、包装用袋の製造にあたっては、四
枚重なり部および二枚重なり部を形成した後、三枚重な
り部を形成するに先立って、各第一側面部の両端縁近傍
部分と底面部との接合部の外側部分を切断するととも
に、底面部の両端縁の中間部近傍を略半円形状に打ち抜
く場合には、これらの切断作業や打ち抜き作業を各部を
重ねた状態で行うことが可能となるため、包装用袋の製
造が容易になる。そして、把手部の形成も二枚重なり部
を打ち抜くことで、容易に行うことが可能となる。
枚重なり部および二枚重なり部を形成した後、三枚重な
り部を形成するに先立って、各第一側面部の両端縁近傍
部分と底面部との接合部の外側部分を切断するととも
に、底面部の両端縁の中間部近傍を略半円形状に打ち抜
く場合には、これらの切断作業や打ち抜き作業を各部を
重ねた状態で行うことが可能となるため、包装用袋の製
造が容易になる。そして、把手部の形成も二枚重なり部
を打ち抜くことで、容易に行うことが可能となる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1および図2には、本実施例に係る包装用袋
10が示されている。図1(A)は平面図、図1(B)は
前図中X方向から見た断面図、図2は底面図である。図
1および図2において、包装用袋10は、プラスチックフ
ィルムで形成され、略六角形形状(亀の甲のような形
状)を有する底面部11と、この底面部11の対向する二辺
12, 13で底面部11と連続して形成された一対の側面部2
0, 21とを備えている。各側面部20, 21は、それぞれの
中間部で第一側面部20A,21A と第二側面部20B,21B とに
二つ折りにされており、この二つ折り部分は折り返し線
22, 23となっている。
明する。図1および図2には、本実施例に係る包装用袋
10が示されている。図1(A)は平面図、図1(B)は
前図中X方向から見た断面図、図2は底面図である。図
1および図2において、包装用袋10は、プラスチックフ
ィルムで形成され、略六角形形状(亀の甲のような形
状)を有する底面部11と、この底面部11の対向する二辺
12, 13で底面部11と連続して形成された一対の側面部2
0, 21とを備えている。各側面部20, 21は、それぞれの
中間部で第一側面部20A,21A と第二側面部20B,21B とに
二つ折りにされており、この二つ折り部分は折り返し線
22, 23となっている。
【0018】底面部11は、対向二辺12, 13が揃うように
中央線14で二つ折り可能となっており、その両側を互い
に対称な略台形形状の底面部11A,11B とされている。各
第一側面部20A,21A は、各底面部11A,11B と同一の略台
形形状を有している。そして、各第一側面部20A,21A
は、各対向二辺12, 13から底面部11の略中央位置まで延
びており、底面部11の幅Hの略半分の幅を有している。
各第二側面部20B,21B は、略長方形形状を有している。
そして、各第二側面部20B,21B は、底面部11の略中央位
置(折り返し線22, 23)から各対向二辺12, 13を越える
位置まで延びており、その幅Dは底面部11の幅Hの半分
よりも大きな幅となっている。
中央線14で二つ折り可能となっており、その両側を互い
に対称な略台形形状の底面部11A,11B とされている。各
第一側面部20A,21A は、各底面部11A,11B と同一の略台
形形状を有している。そして、各第一側面部20A,21A
は、各対向二辺12, 13から底面部11の略中央位置まで延
びており、底面部11の幅Hの略半分の幅を有している。
各第二側面部20B,21B は、略長方形形状を有している。
そして、各第二側面部20B,21B は、底面部11の略中央位
置(折り返し線22, 23)から各対向二辺12, 13を越える
位置まで延びており、その幅Dは底面部11の幅Hの半分
よりも大きな幅となっている。
【0019】各底面部11A,11B の両端縁は、それぞれ各
第一側面部20A,21A の両端縁とヒートシールにより溶着
されており、ここには溶着部30, 31, 32, 33が形成され
ている。これらの溶着部30〜33は、底面部11の中央線14
に対して、つまり各対向二辺12, 13に対して図中角度A
をなすように斜めに形成されており、通常、この角度A
は、30〜45度とされている。各第二側面部20B,21B に
は、これらを貫通する湾曲した長円形の把手部40, 41が
各対向二辺12, 13よりも外側の位置に設けられている。
各第二側面部20B,21B の辺縁24, 25および両端縁26, 2
7, 28, 29は、包装用袋10の他の部分に対して拘束され
ておらず、自在に移動可能となっている。
第一側面部20A,21A の両端縁とヒートシールにより溶着
されており、ここには溶着部30, 31, 32, 33が形成され
ている。これらの溶着部30〜33は、底面部11の中央線14
に対して、つまり各対向二辺12, 13に対して図中角度A
をなすように斜めに形成されており、通常、この角度A
は、30〜45度とされている。各第二側面部20B,21B に
は、これらを貫通する湾曲した長円形の把手部40, 41が
各対向二辺12, 13よりも外側の位置に設けられている。
各第二側面部20B,21B の辺縁24, 25および両端縁26, 2
7, 28, 29は、包装用袋10の他の部分に対して拘束され
ておらず、自在に移動可能となっている。
【0020】底面部11の中央線14の両端近傍には、各底
面部11A,11B の隣接する角部の両方に跨がるように切欠
き50, 51が形成されている。切欠き50, 51は、図1
(A)の平面図において、紙面上方からみて略半円形状
に打ち抜かれるように形成されており、各第一側面部20
A,21A と各第二側面部20B,21B との隣接する角部にも跨
がって形成されている。
面部11A,11B の隣接する角部の両方に跨がるように切欠
き50, 51が形成されている。切欠き50, 51は、図1
(A)の平面図において、紙面上方からみて略半円形状
に打ち抜かれるように形成されており、各第一側面部20
A,21A と各第二側面部20B,21B との隣接する角部にも跨
がって形成されている。
【0021】図3には、包装用袋10の入口を開き、被包
装品70(図中二点鎖線)を包装した状態がしめされてい
る。包装用袋10の入口15は、各第二側面部20B,21B が互
いに離隔される方向に引っ張られた際に図1の各折り返
し線22, 23の間に形成されるようになっている。図3に
示すように包装用袋10が使用されている状態では、底面
部11の両端縁近傍の溶着部30と溶着部32とにより挟まれ
る略三角形部分16および溶着部31と溶着部33とにより挟
まれる略三角形部分17は、底面部11の他の残りの部分か
ら立ち上がった状態となり、包装用袋10の両端側の側面
の一部を形成するようになっている。
装品70(図中二点鎖線)を包装した状態がしめされてい
る。包装用袋10の入口15は、各第二側面部20B,21B が互
いに離隔される方向に引っ張られた際に図1の各折り返
し線22, 23の間に形成されるようになっている。図3に
示すように包装用袋10が使用されている状態では、底面
部11の両端縁近傍の溶着部30と溶着部32とにより挟まれ
る略三角形部分16および溶着部31と溶着部33とにより挟
まれる略三角形部分17は、底面部11の他の残りの部分か
ら立ち上がった状態となり、包装用袋10の両端側の側面
の一部を形成するようになっている。
【0022】以下には、包装用袋10の製造方法の一例を
示す。先ず、図4に示すように、中央線14で二つ折りさ
れた底面部11を各第一側面部20A,21A で挟み込むように
して四枚重なり部Kを形成するとともに、各第二側面部
20B,21B を重ねて二枚重なり部Lを形成する。この際に
は、各底面部11A,11Bおよび各第一側面部20A,21A は略
長方形形状であり、まだ前述した所定形状にはなってい
ない。次に、四枚重なり部Kにおいて、各底面部11A,11
B の両端縁近傍と各第一側面部20A,21A の両端縁近傍と
を斜めに溶着接合して各溶着部30〜33を形成する。そし
て、溶着接合後に各溶着部30〜33の外側の略三角形部分
(図4中斜線部分)を切断する。
示す。先ず、図4に示すように、中央線14で二つ折りさ
れた底面部11を各第一側面部20A,21A で挟み込むように
して四枚重なり部Kを形成するとともに、各第二側面部
20B,21B を重ねて二枚重なり部Lを形成する。この際に
は、各底面部11A,11Bおよび各第一側面部20A,21A は略
長方形形状であり、まだ前述した所定形状にはなってい
ない。次に、四枚重なり部Kにおいて、各底面部11A,11
B の両端縁近傍と各第一側面部20A,21A の両端縁近傍と
を斜めに溶着接合して各溶着部30〜33を形成する。そし
て、溶着接合後に各溶着部30〜33の外側の略三角形部分
(図4中斜線部分)を切断する。
【0023】その後、図5(A)の状態から図5(B)
の状態に至るように、図4中一点鎖線を両側に折り返し
線22, 23として各側面部20, 21を二つ折りにするととも
に、二つ折りにされている底面部11を広げて略一平面状
とすることにより、各底面部11A,11B 、各第一側面部20
A,21A 、各第二側面部20B,21B の順に重なった二組の三
枚重なり部Mを形成する。
の状態に至るように、図4中一点鎖線を両側に折り返し
線22, 23として各側面部20, 21を二つ折りにするととも
に、二つ折りにされている底面部11を広げて略一平面状
とすることにより、各底面部11A,11B 、各第一側面部20
A,21A 、各第二側面部20B,21B の順に重なった二組の三
枚重なり部Mを形成する。
【0024】そして、図5(B)の状態において、三枚
重なり部Mの折り返し線22, 23の両端近傍を略半円形状
に打ち抜いて切欠き50, 51を形成する。また、図5
(B)の状態において、各第二側面部20B,21B のうち三
枚重なり部Mの外側に位置する部分を打ち抜いて把手部
40, 41を形成する。なお、切欠き50, 51の打ち抜きと、
把手部40, 41の打ち抜きとは、同時に行ってもよく、別
々に行ってもよい。要するに、把手部40, 41の形成は任
意の段階で行えばよい。ただし、切欠き50, 51の打ち抜
きと把手部40, 41の打ち抜きとを同時に行えば、包装用
袋10の製造工程を簡略化することができる。さらに、こ
れらの切欠き50, 51および把手部40, 41の打ち抜きは、
図4の状態において行ってもよい。つまり、切欠き50,
51は、略三角形部分(図4中斜線部分)の切断後に四枚
重なり部Kと二枚重なり部Lとの境界線(図4中一点鎖
線)の両端近傍を略半円形状に打ち抜くことにより形成
してもよく、把手部40, 41は、二枚重なり部Lにおい
て、各第二側面部20B,21B を重ねた状態でこれらを同時
に打ち抜くことにより形成してもよい。
重なり部Mの折り返し線22, 23の両端近傍を略半円形状
に打ち抜いて切欠き50, 51を形成する。また、図5
(B)の状態において、各第二側面部20B,21B のうち三
枚重なり部Mの外側に位置する部分を打ち抜いて把手部
40, 41を形成する。なお、切欠き50, 51の打ち抜きと、
把手部40, 41の打ち抜きとは、同時に行ってもよく、別
々に行ってもよい。要するに、把手部40, 41の形成は任
意の段階で行えばよい。ただし、切欠き50, 51の打ち抜
きと把手部40, 41の打ち抜きとを同時に行えば、包装用
袋10の製造工程を簡略化することができる。さらに、こ
れらの切欠き50, 51および把手部40, 41の打ち抜きは、
図4の状態において行ってもよい。つまり、切欠き50,
51は、略三角形部分(図4中斜線部分)の切断後に四枚
重なり部Kと二枚重なり部Lとの境界線(図4中一点鎖
線)の両端近傍を略半円形状に打ち抜くことにより形成
してもよく、把手部40, 41は、二枚重なり部Lにおい
て、各第二側面部20B,21B を重ねた状態でこれらを同時
に打ち抜くことにより形成してもよい。
【0025】以下には、包装用袋10の使用方法の一例を
示す。図6に示すように、二組の三枚重なり部Mが形成
された状態の包装用袋10の各第二側面部20B,21B の上か
ら、被包装品(弁当等の商品)70を折り返し線22, 23に
跨がるように載せる。その後、各把手部40, 41を掴んで
各第二側面部20B,21B を互いに離隔される方向(図中
E,F方向)に引っ張り、被包装品70の直下から各第二
側面部20B,21Bを抜き出す。そして、抜き出した各第二
側面部20B,21B を底面部11に対して立ち上げて各把手部
40, 41を合わせるようにして前述の図3の状態にする。
示す。図6に示すように、二組の三枚重なり部Mが形成
された状態の包装用袋10の各第二側面部20B,21B の上か
ら、被包装品(弁当等の商品)70を折り返し線22, 23に
跨がるように載せる。その後、各把手部40, 41を掴んで
各第二側面部20B,21B を互いに離隔される方向(図中
E,F方向)に引っ張り、被包装品70の直下から各第二
側面部20B,21Bを抜き出す。そして、抜き出した各第二
側面部20B,21B を底面部11に対して立ち上げて各把手部
40, 41を合わせるようにして前述の図3の状態にする。
【0026】このような本実施例によれば、次のような
効果がある。すなわち、図6に示したように、被包装品
70を各第二側面部20B,21B の上に載せておき、各把手部
40, 41を掴んで各第二側面部20B,21B を互いに離隔され
る方向に引っ張るという簡単な操作だけで、包装用袋10
の入口を開きかつ被包装品70を包装するという作業を瞬
時に行うことができるため、お客の集中する時間帯など
に店員等が包装作業を極めて効率よく円滑に行うことが
できる。
効果がある。すなわち、図6に示したように、被包装品
70を各第二側面部20B,21B の上に載せておき、各把手部
40, 41を掴んで各第二側面部20B,21B を互いに離隔され
る方向に引っ張るという簡単な操作だけで、包装用袋10
の入口を開きかつ被包装品70を包装するという作業を瞬
時に行うことができるため、お客の集中する時間帯など
に店員等が包装作業を極めて効率よく円滑に行うことが
できる。
【0027】そして、各把手部40, 41が各対向二辺12,
13よりも外側の位置に設けられているので、前述したよ
うな袋詰め作業において各第二側面部20B,21B の上に被
包装品70を載せた際に、被包装品70が大きい場合などに
も、被包装品70により各把手部40, 41が隠れてしまうと
いう不都合を確実に回避することができる。このため、
各把手部40, 41を掴んで各第二側面部20B,21B を互いに
離隔される方向に引っ張るという作業を確実に行うこと
ができるので、前述した図8の包装用袋80の場合に比
べ、袋詰めの作業性をより一層向上させることができ
る。
13よりも外側の位置に設けられているので、前述したよ
うな袋詰め作業において各第二側面部20B,21B の上に被
包装品70を載せた際に、被包装品70が大きい場合などに
も、被包装品70により各把手部40, 41が隠れてしまうと
いう不都合を確実に回避することができる。このため、
各把手部40, 41を掴んで各第二側面部20B,21B を互いに
離隔される方向に引っ張るという作業を確実に行うこと
ができるので、前述した図8の包装用袋80の場合に比
べ、袋詰めの作業性をより一層向上させることができ
る。
【0028】また、各把手部40, 41が各対向二辺12, 13
よりも外側の位置に設けられているので、図5(B)に
示した三枚重なり部Mが形成された状態において、各把
手部40, 41を打ち抜くことができるため、前述した図8
の包装用袋80の場合に比べ、製造手順の自由度が増し、
製造工程の簡略化をより一層図ることができる。
よりも外側の位置に設けられているので、図5(B)に
示した三枚重なり部Mが形成された状態において、各把
手部40, 41を打ち抜くことができるため、前述した図8
の包装用袋80の場合に比べ、製造手順の自由度が増し、
製造工程の簡略化をより一層図ることができる。
【0029】また、包装用袋10では、前述した図8の包
装用袋80の場合と同様に、以下に述べるような効果を得
ることができる。つまり、前述した図6の方法により被
包装品70は底面部11上に自動的に平行に配置されて包装
されるので、被包装品70の姿勢を包装用袋10の中で整え
る必要はなく、従来のような一方の手で包装用袋の入口
を開けておき、他方の手で被包装品を包装用袋の中に入
れ、さらにその姿勢を整えるというような手間を解消す
ることができる。
装用袋80の場合と同様に、以下に述べるような効果を得
ることができる。つまり、前述した図6の方法により被
包装品70は底面部11上に自動的に平行に配置されて包装
されるので、被包装品70の姿勢を包装用袋10の中で整え
る必要はなく、従来のような一方の手で包装用袋の入口
を開けておき、他方の手で被包装品を包装用袋の中に入
れ、さらにその姿勢を整えるというような手間を解消す
ることができる。
【0030】また、被包装品70は底面部11上に平行に配
置されるため、持ち運び時の被包装品70の安定性を良好
なものとすることができる。このため、姿勢が崩れると
商品価値が損なわれてしまうおそれがある商品、例え
ば、弁当等の水平に保つべき商品でも安心して持ち運び
することができる。さらに、包装用袋10は、図5(B)
の三枚重なり部Mが形成された状態で保管、輸送等が行
われるので、嵩張ることはなく、取扱いを容易に行うこ
とができる。しかも、積み重ねた袋の上に被包装品70を
置き、順次包装ができるので、袋の保管と包装場所を兼
ねることができる。
置されるため、持ち運び時の被包装品70の安定性を良好
なものとすることができる。このため、姿勢が崩れると
商品価値が損なわれてしまうおそれがある商品、例え
ば、弁当等の水平に保つべき商品でも安心して持ち運び
することができる。さらに、包装用袋10は、図5(B)
の三枚重なり部Mが形成された状態で保管、輸送等が行
われるので、嵩張ることはなく、取扱いを容易に行うこ
とができる。しかも、積み重ねた袋の上に被包装品70を
置き、順次包装ができるので、袋の保管と包装場所を兼
ねることができる。
【0031】また、各第一側面部20A,21A および各第二
側面部20B,21B は、図3の使用状態においては、対向二
辺12, 13を境目として底面部11に対して明確に立ち上が
るので、各第一側面部20A,21A または各第二側面部20B,
21B の表面、特に各第一側面部20A,21A の表面に印刷を
行っておくことで、印刷面が良く見えるようになり、良
好な宣伝効果を発揮することができる。そして、図3の
使用状態における形状は、ファッション性にも優れてお
り、この点でも宣伝効果を発揮することができる。さら
に、各溶着部30〜33は、対向二辺12, 13に対して斜めに
形成されているので、図3の使用状態においては、溶着
部30と溶着部32とにより挟まれる略三角形部分16および
溶着部31と溶着部33とにより挟まれる略三角形部分17
が、包装用袋10の両端側の側面の一部を形成するため、
これにより包装用袋10のファッション性をより向上でき
るうえ、包装用袋10の使用状態における形状が安定する
ので、被包装品70の持ち運び時の安定性もより向上でき
る。
側面部20B,21B は、図3の使用状態においては、対向二
辺12, 13を境目として底面部11に対して明確に立ち上が
るので、各第一側面部20A,21A または各第二側面部20B,
21B の表面、特に各第一側面部20A,21A の表面に印刷を
行っておくことで、印刷面が良く見えるようになり、良
好な宣伝効果を発揮することができる。そして、図3の
使用状態における形状は、ファッション性にも優れてお
り、この点でも宣伝効果を発揮することができる。さら
に、各溶着部30〜33は、対向二辺12, 13に対して斜めに
形成されているので、図3の使用状態においては、溶着
部30と溶着部32とにより挟まれる略三角形部分16および
溶着部31と溶着部33とにより挟まれる略三角形部分17
が、包装用袋10の両端側の側面の一部を形成するため、
これにより包装用袋10のファッション性をより向上でき
るうえ、包装用袋10の使用状態における形状が安定する
ので、被包装品70の持ち運び時の安定性もより向上でき
る。
【0032】また、底面部11の中央線14の両端近傍に
は、切欠き50, 51が形成されているので、包装用袋10の
開口性を良好なものとすることができ、かつこの部分の
強度も向上できるうえ、各溶着部30〜33の中央線14側の
端部も切欠き50, 51の形成時に打ち抜かれるので、これ
らの端部を良好な仕上げとすることができる。そして、
切欠き50, 51の形成により、この部分の嵩張りが防止で
きるので、包装用袋10の段積み性を向上でき、保管、輸
送等に好都合なものとすることができる。本発明の説明
に関して、図1では使用前の状態を示しているが、使用
時の状態を想定して部材名称が示されている。
は、切欠き50, 51が形成されているので、包装用袋10の
開口性を良好なものとすることができ、かつこの部分の
強度も向上できるうえ、各溶着部30〜33の中央線14側の
端部も切欠き50, 51の形成時に打ち抜かれるので、これ
らの端部を良好な仕上げとすることができる。そして、
切欠き50, 51の形成により、この部分の嵩張りが防止で
きるので、包装用袋10の段積み性を向上でき、保管、輸
送等に好都合なものとすることができる。本発明の説明
に関して、図1では使用前の状態を示しているが、使用
時の状態を想定して部材名称が示されている。
【0033】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の目的を達成できる他の構成も含
み、例えば以下に示すような変形等も本発明に含まれる
ものである。すなわち、前記実施例では、各把手部40,
41は、その全部分が各対向二辺12,13よりも外側に位置
するように設けられていたが、本発明の把手部は、少な
くとも一部分が各対向二辺12, 13の外側に位置するよう
に設けられていればよい。また、前記実施例の把手部4
0, 41は、湾曲した長円形形状となっているが、把手部
は、指が挿入可能であるならば、その形状は任意であ
り、例えば、小判形、C形等であってもよい。
のではなく、本発明の目的を達成できる他の構成も含
み、例えば以下に示すような変形等も本発明に含まれる
ものである。すなわち、前記実施例では、各把手部40,
41は、その全部分が各対向二辺12,13よりも外側に位置
するように設けられていたが、本発明の把手部は、少な
くとも一部分が各対向二辺12, 13の外側に位置するよう
に設けられていればよい。また、前記実施例の把手部4
0, 41は、湾曲した長円形形状となっているが、把手部
は、指が挿入可能であるならば、その形状は任意であ
り、例えば、小判形、C形等であってもよい。
【0034】さらに、把手部40, 41としては前記孔状で
なくてもよく、例えば各第二側面部20B,21B の辺縁24,
25に突出部を設けるなどしておいてもよい。そして、こ
の突出部同士を結び合わせることにより、被包装品の固
定と手で持ち上げることとが可能となる。把手部を設け
る場合にあっても、必ずしもプラスチックフィルムを打
ち抜き形成することを要せず、例えば、図7(A)に示
される通り、略台形状に形成された第二側面部120B,121
B の先端縁125,124 に紐126 の片端又は両端(図では両
端)を接続する構造、あるいは、図7(B)に示される
通り、孔127Aが形成された把手127 を第二側面部120B,1
21B の先端縁125,124 に取り付けるものでもよい。図7
(A)の紐126 は互いに結ぶためのものであり、図7
(B)の把手127 は、互いに結んでもよく、あるいは、
孔127Aに手を掛けて把持してもよい。
なくてもよく、例えば各第二側面部20B,21B の辺縁24,
25に突出部を設けるなどしておいてもよい。そして、こ
の突出部同士を結び合わせることにより、被包装品の固
定と手で持ち上げることとが可能となる。把手部を設け
る場合にあっても、必ずしもプラスチックフィルムを打
ち抜き形成することを要せず、例えば、図7(A)に示
される通り、略台形状に形成された第二側面部120B,121
B の先端縁125,124 に紐126 の片端又は両端(図では両
端)を接続する構造、あるいは、図7(B)に示される
通り、孔127Aが形成された把手127 を第二側面部120B,1
21B の先端縁125,124 に取り付けるものでもよい。図7
(A)の紐126 は互いに結ぶためのものであり、図7
(B)の把手127 は、互いに結んでもよく、あるいは、
孔127Aに手を掛けて把持してもよい。
【0035】さらに、前記実施例では、各第二側面部20
B,21B にそれぞれ一つずつの把手部40, 41が設けられて
いたが、各第二側面部20B,21B にそれぞれ二以上の把手
部を設けるようにしてもよい。例えば、図3に示す使用
中の状態において上下方向に把手部が並ぶように設けて
おけば、被包装品70の高さに応じて使用する把手部を選
択することができる。
B,21B にそれぞれ一つずつの把手部40, 41が設けられて
いたが、各第二側面部20B,21B にそれぞれ二以上の把手
部を設けるようにしてもよい。例えば、図3に示す使用
中の状態において上下方向に把手部が並ぶように設けて
おけば、被包装品70の高さに応じて使用する把手部を選
択することができる。
【0036】また、前記実施例では、各第一側面部20A,
21A は、各対向二辺12, 13から底面部11の略中央まで延
びているが、略中央まで延びている必要はなく、要する
にある程度の幅をもって底面部11の中間部近傍まで延び
ていればよい。つまり、図1(A),(B)の状態(使
用前の状態)において各折り返し線22, 23の間に隙間が
形成されていてもよい。
21A は、各対向二辺12, 13から底面部11の略中央まで延
びているが、略中央まで延びている必要はなく、要する
にある程度の幅をもって底面部11の中間部近傍まで延び
ていればよい。つまり、図1(A),(B)の状態(使
用前の状態)において各折り返し線22, 23の間に隙間が
形成されていてもよい。
【0037】さらに、前記実施例では、各底面部11A,11
B の両端縁と各第一側面部20A,21Aの両端縁との接合
は、ヒートシールにより溶着された溶着部30, 31, 32,
33で行われているが、接合方法は、このような溶着に限
定されるものではなく、ミシン縫い、糊付け、超音波シ
ール等であってもよい。また、各溶着部30, 31, 32, 33
は、底面部11の中央線14に対して、つまり各対向二辺1
2, 13に対して図1中角度Aをなすように斜めに形成さ
れているが、必ずしも斜めである必要はなく、各対向二
辺12, 13に対して直角に形成されていてもよい。しか
し、この角度Aは、30〜45度としておくことが、強度
上、機能上、ファッション上好ましい。各溶着部30,31,
32,33 を斜めに形成することにより、底面部11は、通常
六角形となるが、形成角度を工夫することにより、八角
形となる。そして、前記実施例では、各溶着部30, 31,
32, 33の外側の略三角形部分(図4中斜線部分)は、切
断されることになっているが、そのまま切断せずに残し
ておいてもよい。しかし、切断しておくことが、ファッ
ション上好ましい。
B の両端縁と各第一側面部20A,21Aの両端縁との接合
は、ヒートシールにより溶着された溶着部30, 31, 32,
33で行われているが、接合方法は、このような溶着に限
定されるものではなく、ミシン縫い、糊付け、超音波シ
ール等であってもよい。また、各溶着部30, 31, 32, 33
は、底面部11の中央線14に対して、つまり各対向二辺1
2, 13に対して図1中角度Aをなすように斜めに形成さ
れているが、必ずしも斜めである必要はなく、各対向二
辺12, 13に対して直角に形成されていてもよい。しか
し、この角度Aは、30〜45度としておくことが、強度
上、機能上、ファッション上好ましい。各溶着部30,31,
32,33 を斜めに形成することにより、底面部11は、通常
六角形となるが、形成角度を工夫することにより、八角
形となる。そして、前記実施例では、各溶着部30, 31,
32, 33の外側の略三角形部分(図4中斜線部分)は、切
断されることになっているが、そのまま切断せずに残し
ておいてもよい。しかし、切断しておくことが、ファッ
ション上好ましい。
【0038】また、前記実施例では、底面部11は略六角
形形状(亀の甲のような形状)となっているが、対向二
辺12, 13を有し、両端縁近傍に各溶着部30, 31, 32, 33
が形成できれば任意の形状であってよい。そして、これ
に伴い、各第一側面部20A,21A の形状も任意である。
形形状(亀の甲のような形状)となっているが、対向二
辺12, 13を有し、両端縁近傍に各溶着部30, 31, 32, 33
が形成できれば任意の形状であってよい。そして、これ
に伴い、各第一側面部20A,21A の形状も任意である。
【0039】また、前記実施例の各第二側面部20B,21B
は、略長方形形状となっているが、各第二側面部20B,21
B の辺縁24, 25および両端縁26, 27, 28, 29は、包装用
袋10の他の部分に対して拘束されておらず、自在に移動
可能なものであるため、これらの辺縁24, 25および両端
縁26, 27, 28, 29の形状は任意であり、従って各第二側
面部20B,21B の形状も任意である。例えば、両端縁26,
27, 28, 29を、各溶着部30, 31, 32, 33およびこれらの
延長線と略重なるように斜めに形成し、各第二側面部20
B,21B を略台形形状などとしてもよい。
は、略長方形形状となっているが、各第二側面部20B,21
B の辺縁24, 25および両端縁26, 27, 28, 29は、包装用
袋10の他の部分に対して拘束されておらず、自在に移動
可能なものであるため、これらの辺縁24, 25および両端
縁26, 27, 28, 29の形状は任意であり、従って各第二側
面部20B,21B の形状も任意である。例えば、両端縁26,
27, 28, 29を、各溶着部30, 31, 32, 33およびこれらの
延長線と略重なるように斜めに形成し、各第二側面部20
B,21B を略台形形状などとしてもよい。
【0040】さらに、前記実施例では、略半円形状の切
欠き50, 51が形成されているが、切欠きの形状は任意で
ある。そして、これらの切欠き50, 51はなくてもよい
が、設けておくことが開口性や強度を向上させる上で好
ましい。
欠き50, 51が形成されているが、切欠きの形状は任意で
ある。そして、これらの切欠き50, 51はなくてもよい
が、設けておくことが開口性や強度を向上させる上で好
ましい。
【0041】また、前記実施例では、包装用袋10はプラ
スチックフィルムで形成されているが、本発明の包装用
袋の材質は任意であり、布、紙等であってもよい。そし
て、本発明の包装用袋の厚みも任意である。なお、前記
実施例の図1(B)、図5(A),(B)、図6では、
包装用袋10は厚みを持たせて描かれているが、これは説
明のために誇張されたものである。
スチックフィルムで形成されているが、本発明の包装用
袋の材質は任意であり、布、紙等であってもよい。そし
て、本発明の包装用袋の厚みも任意である。なお、前記
実施例の図1(B)、図5(A),(B)、図6では、
包装用袋10は厚みを持たせて描かれているが、これは説
明のために誇張されたものである。
【0042】また、本発明の包装用袋の製造方法や使用
方法は、前記実施例に記載した製造方法や使用方法に限
定されるものではなく、例えば、製造方法においては、
各溶着部30, 31, 32, 33の外側の略三角形部分(図4中
斜線部分)の切断と、切欠き50, 51の形成との順序を逆
にしてもよく、使用方法においては、各把手部40, 41を
掴んで各第二側面部20B,21B を互いに離隔される方向
(図6中E,F方向)に引っ張って入口を開口させてか
ら、被包装品70を中に入れて包装してもよい。さらに、
本発明の包装用袋は、持ち帰り弁当、ケーキ、ハンバー
ガー、フライドチキン、惣菜、和洋菓子、高級くだも
の、ピザパイ、刺身等の食品類など、各種の商品、製
品、物品等の包装に用いることができる。特に、合成樹
脂製、紙製木材製の簡易包装容器入りの箱状の商品包装
に適している。
方法は、前記実施例に記載した製造方法や使用方法に限
定されるものではなく、例えば、製造方法においては、
各溶着部30, 31, 32, 33の外側の略三角形部分(図4中
斜線部分)の切断と、切欠き50, 51の形成との順序を逆
にしてもよく、使用方法においては、各把手部40, 41を
掴んで各第二側面部20B,21B を互いに離隔される方向
(図6中E,F方向)に引っ張って入口を開口させてか
ら、被包装品70を中に入れて包装してもよい。さらに、
本発明の包装用袋は、持ち帰り弁当、ケーキ、ハンバー
ガー、フライドチキン、惣菜、和洋菓子、高級くだも
の、ピザパイ、刺身等の食品類など、各種の商品、製
品、物品等の包装に用いることができる。特に、合成樹
脂製、紙製木材製の簡易包装容器入りの箱状の商品包装
に適している。
【0043】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、各
第二側面部の把手部を、底面部と各第一側面部との折り
目である対向二辺の外側の位置に設けたので、被包装品
を各第二側面部の上に置いた際に、各把手部が被包装品
の下に隠れてしまうという不都合を確実に回避でき、袋
詰めの作業性をより一層向上させることができるうえ、
包装用袋を三枚重ねに折り畳んだ状態で各把手部を打ち
抜くことができ、製造工程の簡略化をより一層図ること
ができるという効果がある。
第二側面部の把手部を、底面部と各第一側面部との折り
目である対向二辺の外側の位置に設けたので、被包装品
を各第二側面部の上に置いた際に、各把手部が被包装品
の下に隠れてしまうという不都合を確実に回避でき、袋
詰めの作業性をより一層向上させることができるうえ、
包装用袋を三枚重ねに折り畳んだ状態で各把手部を打ち
抜くことができ、製造工程の簡略化をより一層図ること
ができるという効果がある。
【図1】本発明の一実施例を示す構成図。
【図2】前記実施例の底面図。
【図3】前記実施例の使用状態を示す図。
【図4】前記実施例の製造方法の説明図。
【図5】前記実施例の製造方法の他の説明図。
【図6】前記実施例の使用方法の説明図。
【図7】本発明の変形例を示す構成図。
【図8】本発明の先行技術を示す構成図。
10 包装用袋 11,11A,11B 底面部 12,13 対向二辺 20,21 側面部 20A,21A 第一側面部 20B,21B 第二側面部 22,23 折り返し線 30,31,32,33 接合部である溶着部 40,41 把手部 50,51 切欠き 70 被包装品
Claims (4)
- 【請求項1】 対向する二辺を有する底面部と、この対
向二辺のそれぞれから前記底面部の中間部近傍まで延び
る第一側面部と、さらにこの第一側面部の前記底面部と
は反対側に前記各第一側面部の前記中間部近傍の辺縁か
ら前記対向二辺の外側まで延びる第二側面部とを備え、
前記各第一側面部の両端縁近傍部分は前記底面部に接合
された包装用袋において、 前記各第二側面部には前記対向二辺の外側の位置に把手
部が設けられていることを特徴とする包装用袋。 - 【請求項2】 請求項1に記載した包装用袋の使用方法
であって、被包装品を前記各第二側面部の上から前記各
第二側面部の両方に跨がりかつ前記各把手部が隠れない
状態に載せ、 その後、前記各把手部を掴んで前記各第二側面部を互い
に離隔される方向に引っ張って前記被包装品の直下から
前記各第二側面部を抜き出すことで前記被包装品を包装
することを特徴とする包装用袋の使用方法。 - 【請求項3】 対向する二辺を有しかつこの対向二辺が
揃うように二つ折りされた底面部と、この対向二辺でそ
れぞれ前記底面部と連続する一対の側面部とを形成し、
前記二つ折りされた底面部を前記各側面部の間に挟み込
んで四枚重なり部を形成するとともに、前記各側面部の
うち前記底面部が挟み込まれない部分を重ねて二枚重な
り部を形成し、 前記四枚重なり部の前記各側面部の両端縁近傍部分を前
記二つ折りされた底面部の最寄りの各半分の両端縁近傍
部分とそれぞれ接合し、 その後、前記各側面部を前記四枚重なり部と前記二枚重
なり部との境目で折り曲げるとともに前記底面部を略一
平面状に広げ、二組の三枚重なり部を形成するとともに
任意の段階で三枚重なりとなる部分より外側に把手部を
形成することを特徴とする包装用袋の製造方法。 - 【請求項4】 請求項3に記載した包装用袋の製造方法
において、前記各側面部と前記底面部との接合は、前記
対向二辺に対して斜めに形成した接合部により行い、前
記三枚重なり部を形成するに先立って、前記接合部の外
側部分を切断するとともに、前記底面部の両端縁の中間
部近傍を略半円形状に打ち抜くことを特徴とする包装用
袋の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14868395A JPH0858808A (ja) | 1994-06-17 | 1995-06-15 | 包装用袋およびその使用方法およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6-135496 | 1994-06-17 | ||
JP13549694 | 1994-06-17 | ||
JP14868395A JPH0858808A (ja) | 1994-06-17 | 1995-06-15 | 包装用袋およびその使用方法およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0858808A true JPH0858808A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=26469335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14868395A Withdrawn JPH0858808A (ja) | 1994-06-17 | 1995-06-15 | 包装用袋およびその使用方法およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0858808A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10139047A (ja) * | 1996-11-11 | 1998-05-26 | Masayoshi Matsumoto | 盤状物用手提げ袋及びその製造方法 |
JP2014084171A (ja) * | 2012-10-28 | 2014-05-12 | Household Japan Co Ltd | 包装用手提げ袋 |
-
1995
- 1995-06-15 JP JP14868395A patent/JPH0858808A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10139047A (ja) * | 1996-11-11 | 1998-05-26 | Masayoshi Matsumoto | 盤状物用手提げ袋及びその製造方法 |
JP2014084171A (ja) * | 2012-10-28 | 2014-05-12 | Household Japan Co Ltd | 包装用手提げ袋 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020903 |