JPH0858770A - 液体紙容器用角筒状スリーブ - Google Patents

液体紙容器用角筒状スリーブ

Info

Publication number
JPH0858770A
JPH0858770A JP19418294A JP19418294A JPH0858770A JP H0858770 A JPH0858770 A JP H0858770A JP 19418294 A JP19418294 A JP 19418294A JP 19418294 A JP19418294 A JP 19418294A JP H0858770 A JPH0858770 A JP H0858770A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
sleeve
paper container
side seal
liquid paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP19418294A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3407414B2 (ja
Inventor
Minoru Nagae
実 永江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP19418294A priority Critical patent/JP3407414B2/ja
Publication of JPH0858770A publication Critical patent/JPH0858770A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3407414B2 publication Critical patent/JP3407414B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cartons (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】液体紙容器のサイドシール部に掛かる大きな内
圧負荷に耐えるサイドシール部を備えた液体紙容器用の
角筒状スリーブであって、容器内圧の急激な負荷に耐え
るサイドシール部を備えた液体紙容器を製造することに
ある。 【構成】第1パネル1乃至第5パネル5を各々折目aを
介して同一方向に角筒状に折り曲げて第1パネル1外側
端部と第5パネル5とを互いに重ね合わせ貼着してサイ
ドシール部7が形成された液体紙容器用角筒状スリーブ
において、スリーブS外面に、サイドシール部7のスリ
ーブ外面側となる第1パネル1又は第5パネル5の外側
端縁に沿って、適宜幅の補強フィルム8が貼着されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フラットトップ形式や
ゲーブルトップ形式の液体紙容器を製造するための液体
紙容器用角筒状スリーブに関する。
【0002】
【従来の技術】液体紙容器用角筒状スリーブは、一般的
に、板紙等の用紙を主体とする基材シートに、ガスバリ
ア性樹脂層や、臭気等低吸着性樹脂層、アルミニウム等
の金属箔層、あるいは液体内容物に対応した適宜処理層
を積層し、表層には熱融着性樹脂によるシーラント層を
積層した液体紙容器用シートを用いて、打ち抜き加工や
折目付け加工あるいは必要に応じて接着剤塗布加工を施
して形成されている。
【0003】従来の液体紙容器用角筒状スリーブは、例
えば、図7のスリーブブランクスに示すように、平行折
目a,a,a,aを介して、第1パネル1と、第2パネ
ル2と、第3パネル3と、第4パネル4と、第1パネル
1又は第4パネル4のいずれか一方パネルの外側端に平
行折目aを介して連設した第5パネル5とを備え、該第
5パネル5は、角筒状スリーブに組み立て形成するため
の端部貼着パネルに相当するものであり、他のパネルよ
りも幅が狭く設定されている。なお、5aは、前記第5
パネル5の外側端部に折目aと平行な折目dを介して形
成したエッジプロテクトのための折返板である。
【0004】上記第1パネル1、第2パネル2、第3パ
ネル3、第4パネル4、第5パネル5は、側壁板31,
32,33,34,35からなる角筒体側壁部Aを備え
る。
【0005】該角筒体側壁部A上部には、折目bを介し
て連設したゲーブルトップ形式又はフラットトップ形式
のトップシール部T(傾斜屋根型;ゲーブルトップ、又
は平坦型;フラットトップの外観を呈するように形成さ
れるトップシール部であって必要に応じて注出用の口栓
部Cが取付けられる)を備え、該角筒体側壁部A下部に
は、フラットにボトム形成される折目cを介して連設し
たボトムシール部Bを備える。
【0006】上記トップシール部Tは、図7に示すよう
に、側壁部Aの側壁板31,33上部に折目bを介して
連設した上板41,上板43と、該上板41若しくは4
3の概略中央部に必要に応じて孔設した口栓取付孔C
(口栓は外表面に接着して取付けるか、又は容器内側か
ら外側に嵌合突出させて取付ける)と、該上板41,4
3のそれぞれ上側に折目を介して連設した合掌貼板41
a,43aとを備え、また、側壁板Aの側壁板32,3
4上部に、折目bを介して連設した折り込み用の二等辺
三角板42,44と、該三角板42のそれぞれ二等辺上
側に、折目を介して連設した連結三角板42a,42a
と、前記三角板44のそれぞれ二等辺上側に、折目bを
介して連設した連結三角板44a,44aと、各々連結
三角板上側に、折目を介して連設した連結合掌貼板42
b,42b,44b,44bとを備える。また、側壁板
35(貼着板)上部に、折目bを介して連設した上部貼
着板45と、該上部貼着板45上側に、折目を介して連
設した連結貼着板45bとを備える。
【0007】上記ボトムシール部Bは、図7に示すよう
に、側壁部Aの側壁板31,33下部に折目cを介して
連設した底板51,53と、該底板53の下側に折目を
介して連設した底貼板53aとを備え、また、側壁部A
の側壁板32,34下部に折目cを介して連設した折り
込み用の二等辺三角板52,54(逆三角板)と、該三
角板52のそれぞれ二等辺下側に折目を介して連設した
連結三角板52aと台形板52cと、該連結三角板52
a下側に折目を介して連設した連結貼板52bとを備
え、前記三角板54のそれぞれ二等辺下側に折目を介し
て連設した連結三角板54aと台形板54cと、該連結
三角板54a下側に折目を介して連設した連結貼板54
bとを備える。また、側壁板35(貼着板)下部に、折
目cを介して連設した下部貼着板55を備える。
【0008】図8(a)は、上記図7のスリーブブラン
クスを、角筒状スリーブに組み立て形成した液体紙容器
用角筒状スリーブの斜視図であり、前記各平行折目a,
a,a,aを介して、第1パネル1乃至第4パネル4を
角筒状に同一方向に折り曲げて、第1パネル1の外側端
と第4パネル4の外側端とを互いに突き合わせ、且つ第
1パネル1と第4パネル4のいずれか一方パネル(図8
(a)では第4パネル4)外側端に連設した第5パネル
5(貼着パネル)上面又は下面に、他方パネル(図8
(a)では第1パネル1)の外側端部を重ね合わせて貼
着することによりサイドシール部7が形成されている。
【0009】図8(b)は、第4パネル4の外側端に連
設した第5パネル5(貼着パネル)上面(外面)に、第
1パネル1の外側端部を重ね合わせ貼着してサイドシー
ル部7を形成した従来の上記角筒状スリーブを示す平面
図であり、図8(c)は、上記従来の角筒状スリーブを
平坦(偏平)に折り畳んだ状態を示す斜視図である。
【0010】上記サイドシール部7の形成された角筒状
スリーブから、液体紙容器を組み立て製造する場合は、
図8(c)に示す偏平に折り畳まれた角筒状スリーブ
を、立ち起こして直方体形状にした後、図8(a)に示
す第1パネル2と第4パネル4のトップシール部Tの二
等辺三角板42,44(図7参照)を折目bを介して互
いに折る(ゲーブルトップ形式の場合は二等辺三角板4
2,44を内側に折り込む、フラットトップ形式の場合
は二等辺三角板42,44を外側に折り出す)ことによ
り、第1パネル1と第3パネル3の上板41と上板43
(図7参照)とを折目bを介して内側に折り込み(ゲー
ブルトップ形式の場合は互いに傾斜屋根型にして折り込
み、フラットトップ形式の場合はフラットにして折り込
み)、該上板41,43端部の合掌貼板41aと43a
(図7参照)とを付合わせて、付合わせにより互いに垂
直に立設重合する予め加熱した該合掌貼板41a,43
a、及び折られた連結合掌貼板42b,42b,44
b,44b(ゲーブルトップ形式の場合は内側に、フラ
ットトップ形式の場合は外側に折られる)を、その重合
両外側より互いに対向して圧接・離間動作可能な一対の
加圧ブロック板にて構成されるトップシールジョーによ
って加圧融着することにより、液体紙容器のトップシー
ル部Tを密封シール形成している。
【0011】また、ボトムシール部Bは、図8(a)に
示すように、第2パネル2と第4パネル4の二等辺三角
板52,54を互いに内側に折込むことにより底板51
と底板53(図7参照)とを互いにフラットにして折り
込み、予め加熱した底板51下端部と、同じく底板53
下端部の合掌貼板53a(図7参照)とを付合わせなが
ら、同時に内側に折り込まれた連結貼板52b,54b
(図7参照)及び台形板52c,54cの下端部を重合
して、重合両側(実際には角筒状スリーブ内外両側)よ
り互いに対向して圧接・離間動作可能な一対の加圧ブロ
ック板にて構成されるボトムシールジョーによって加圧
融着することにより、液体紙容器のボトムシール部Bを
密封シール形成している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図8(b)
の平面図に示すように、前記第1パネル1と第4パネル
4のそれぞれ外側端を互いに突き合わせ、少なくともそ
のうちの一方パネル(例えば第4パネル4)の外側端に
連設した第5パネル5(貼着パネル)上面又は下面と他
方パネル(例えば第1パネル1)の外側端部との互いの
重合貼着により構成される角筒状スリーブのサイドシー
ル部7における、それぞれ互いの重ね合わせ内面(ある
いは、第1パネル1乃至第4パネル4のそれぞれ内面と
外面の全面)には、シーラント層として、同一樹脂層
(例えばポリエチレン樹脂)若しくは加熱融着し易い異
なる樹脂の組合せによる樹脂層が積層されており、予め
内面を加熱した後に、サイドシール用のサイドシールジ
ョーを用いて互いに圧着することによって、互いの内面
樹脂層6を融着させて、サイドシール部7を形成してい
た。
【0013】しかしながら、これだけでは、液体内容物
を充填包装した上記液体紙容器が落下したりして、容器
内圧が瞬間的に増大した場合に、前記サイドシール部7
に大きな内圧負荷が掛かり、この負荷に耐えるサイドシ
ール部7のシール強度(接着力)は、前記内面樹脂層の
加熱融着強度だけに依存することになって、内面樹脂層
による融着強度が弱い液体紙容器にあっては、サイドシ
ール部7が破裂し易いものであり、また、特に、前記サ
イドシール部7に、第5パネル5の外側端部を薄く切削
(スカイブ)して折目aに平行に折り曲げて貼着形成し
てエッジプロテクトが施されている液体紙容器の場合
は、落下により対物衝突した個所が押し潰されたり歪ん
だりして、その衝撃によってサイドシール部7のエッジ
プロテクトされた部分から剥離が生じ易いものであっ
た。
【0014】本発明は、液体紙容器のサイドシール部に
掛かる大きな内圧負荷に耐えるサイドシール部を備えた
液体紙容器用の角筒状スリーブであって、容器内圧の急
激な負荷に耐えるサイドシール部を備えた液体紙容器を
製造することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明は、平
行折目a,a,a,aを介して順に連設した各々矩形状
の第1パネル1と第2パネル2と第3パネル3と第4パ
ネル4と第5パネル5とを備え、前記パネル1,2,
3,4は同一幅に形成され、第5パネル5は前記パネル
1,2,3,4より狭幅に形成され、各々第1パネル1
乃至第5パネル5を各々折目aを介して同一方向に角筒
状に折り曲げて第1パネル1外側端部と第5パネル5と
を互いに重ね合わせ貼着してサイドシール部7が形成さ
れた液体紙容器用角筒状スリーブにおいて、スリーブ外
面に、サイドシール部7のスリーブ外面側となる第1パ
ネル1又は第5パネル5の外側端縁に沿って、適宜幅の
補強フィルム8が貼着されていることを特徴とする液体
紙容器用角筒状スリーブである。
【0016】次に、本発明の第2発明は、平行折目a,
a,a,aを介して順に連設した各々矩形状の第1パネ
ル1と第2パネル2と第3パネル3と第4パネル4と第
5パネル5とを備え、前記パネル2,3,4は同一幅に
形成され、第1パネル1と第5パネル5は前記パネル
2,3,4より狭幅に形成され、各々第1パネル1乃至
第5パネル5を各々折目aを介して同一方向に角筒状に
折り曲げて第1パネル1と第5パネル5のそれぞれ外側
端部を互いに重ね合わせ貼着してサイドシール部7が形
成された液体紙容器用角筒状スリーブにおいて、スリー
ブ外面に、サイドシール部7のスリーブ外面側となる第
1パネル1又は第5パネル5の外側端縁に沿って、適宜
幅の補強フィルム8が貼着されていることを特徴とする
液体紙容器用角筒状スリーブである。
【0017】
【実施例】本発明の第1発明の液体紙容器用角筒状スリ
ーブを、図1(a)〜(c)の一実施例に従って説明す
る。
【0018】第1発明の一実施例における液体紙容器用
角筒状スリーブは、図1(a)の斜視図に示すように、
第1パネル1と、第2パネル2と、第3パネル3と、第
4パネル4と、第5パネル5とが、平行な折目a,a,
a,aを介して順に連設されている。なお、本発明にお
いては、前記第5パネル5は、前記第1パネル1の外側
端に平行折目aを介して連設されていてもよい。
【0019】また、第1発明の一実施例における液体紙
容器用角筒状スリーブは、図1(a)に示すように、上
記第1パネル1乃至第5パネル5は、側壁部Aと、該側
壁部Aの上側に折目b(折目aと直交する)を介して連
設したトップシール部Tと、該側壁部Aの下側に折目b
と平行な折目cを介して連設したボトムシール部Bとか
ら構成されている。
【0020】第1発明の一実施例における上記第1パネ
ル1乃至第5パネル5における側壁部Aと、トップシー
ル部Tと、ボトムシール部Bの構造は、図7に示す従来
のスリーブブランク(展開図)と同様であるので、本明
細書においては詳細な説明は省略し、同図7を参照しな
がら説明する。
【0021】また、本発明においては、平行折目aと平
行な方向の長さをそれぞれパネル長さ(若しくはパネル
高さ)とし、平行折目aと直交する方向の長さをそれぞ
れパネル幅とすれば、第1パネル1乃至第5パネル5の
各々パネル長さは、図7に示すように、それぞれパネル
上端部と下端部の端縁において、必ずしも直線的ではな
く、液体紙容器の構造変更、パネル設計変更により、凸
凹形状が容認されるものであって、特に同一長さに限定
するものではない。また、第1パネル1乃至第4パネル
4の各々パネル幅は、同一幅に設定されており、第5パ
ネル5のパネル幅は、図1(a)に示すように、第1パ
ネル1の外側端部と重ね合わせて角筒状スリーブとして
形成するために貼着できる貼着パネルとしての幅であれ
ばよく、第1乃至第4パネルのパネル幅より狭い幅とな
っている。
【0022】本発明の液体紙容器用角筒状スリーブは、
従来と同様の液体紙容器用シートが用いられ、板紙等の
用紙を主体とする基材シートに、ガスバリア性樹脂層
や、臭気等低吸着性樹脂層、アルミニウム等の金属箔
層、あるいは液体内容物に対応した適宜処理層を積層
し、表層には熱融着性樹脂のフィルムラミネートや樹脂
コーティングによるシーラント層を積層した液体紙容器
用シートを用いて、打ち抜き加工や折目付け加工あるい
は必要に応じて接着剤塗布加工を施して形成されている
ものである。
【0023】第1発明の一実施例による液体紙容器用角
筒状スリーブは、図1(a)の斜視図、及び図1(b)
の平面図に示すように、第1パネル1と、第2パネル2
と、第3パネル3と、第4パネル4と、第5パネル5
(貼着パネル)とを、平行な折目a,a,a,aを介し
てそれぞれ同一方向に折り曲げて角筒体形状にした後、
第1パネル1外側端に連設した第5パネル5(貼着パネ
ル)上面(外面)に、他方の第4パネル4外側端部を重
ね合わせ、重ね合わせた内面樹脂層6が、加熱融着によ
り貼着されて、サイドシール部7が形成されている。
【0024】図1(a)、図1(b)に示すように、上
記液体紙容器用角筒状スリーブの上記サイドシール部7
は、第1パネル1に連設した第5パネル5と、第4パネ
ル4の外側端部とにより構成され、該サイドシール部7
を構成するスリーブ外面側の第4パネル4のパネル外側
端縁を被覆するように、第1パネル1外面から第4パネ
ル4外面に亘って適宜幅のテープ状の補強フィルム8
が、接着材を介して貼着されている。
【0025】図1(c)は、補強フィルム8を貼着した
第1発明の液体紙容器用角筒状スリーブを平坦(偏平)
に折り畳んだ状態を示す斜視図であり、液体紙容器用角
筒状スリーブから、液体紙容器を組み立て製箱する場合
には、サイドシール部7の形成された液体紙容器用角筒
状スリーブを、一旦、平坦に折り畳んで上方に順次積み
重ね集積して、製箱・充填機に装填して、製箱及び液体
内容物を充填供給するものである。
【0026】図2は、第1発明の液体紙容器用角筒状ス
リーブの他の実施例を説明する平面図であり、第4パネ
ル4の外側端に、平行折目aを介して第5パネル5(貼
着パネル)を連設したものであり、平行折目a,a,
a,aを介して、それぞれ第1パネル1、第2パネル
2、第3パネル3、第4パネル4、第5パネル5(貼着
パネル)を同一方向に折り曲げて角筒体形状にした後、
第1パネル1外側端に連設した第5パネル5の下面(内
面)に第4パネル4外側端部が重ね合わせられ、加熱融
着により重ね合わせ内面が貼着され、サイドシール部7
が形成されている。
【0027】図2に示すように、上記第1発明の他の実
施例における液体紙容器用角筒状スリーブのサイドシー
ル部7には、該サイドシール部7を構成する第4パネル
4外側端部と第5パネル5(貼着パネル)のうち、スリ
ーブ外面側となる第5パネル5の外側端縁を被覆するよ
うに、第4パネル4外面から第5パネル5外面に亘っ
て、適宜幅のテープ状の補強フィルム8が、接着材を介
して貼着されている。
【0028】次に第2発明の液体紙容器用角筒状スリー
ブは、図3の平面図に示すように、平行折目a,a,
a,aを介して順に連設した各々矩形状の第1パネル1
と、第2パネル2と、第3パネル3と、第4パネル4
と、第5パネル5とを備える。
【0029】前記パネル2,3,4は同一幅に形成され
ており、第1パネル1と、第5パネル5は、前記パネル
2,3,4より狭幅に形成されている。
【0030】上記第2発明の一実施例においては、図3
に示すように、第1パネル1のパネル幅と、第5パネル
5のパネル幅が、他の第2パネル2、第3パネル3、第
4パネル4の各パネル幅の1/2程度のパネル幅であっ
て、第1パネル1の外側端部と、前記第5パネル5の外
側端部とを、互いに重ね合わせ、他のパネル2,3,4
と同一幅のパネル幅とした後、互いに重ね合わせた内面
樹脂層6にて、加熱融着により貼着することにより、サ
イドシール部7を形成されており、第1パネル1と第5
パネル5との組合せによる合成パネル10のパネル幅中
央部に沿って、サイドシール部7が形成されている。
【0031】図3に示すように、上記第1パネル1と第
5パネル5のパネル幅方向中央部に沿って形成した上記
サイドシール部7は、第1パネル1の外側端部と、第5
パネル5の外側端部との重合貼着により構成され、該サ
イドシール部7を構成するスリーブ外面側の第1パネル
1のパネル外側端縁を被覆するように、第1パネル1外
面から第5パネル5外面に亘って適宜幅のテープ状の補
強フィルム8が、接着材を介して貼着されているもので
ある。
【0032】上記合成パネル10のパネル幅は、他の第
2パネル2、第3パネル3、第4パネル4のパネル幅と
等しくなるように、第1パネル1のパネル幅と、第5パ
ネル5のパネル幅を、適宜に設定することができるもの
であり、適宜に設定される第1パネル1のパネル幅と、
第5パネル5のパネル幅とに対応して、サイドシール部
7の位置は、合成パネル10のパネル幅中央部と、第2
パネル2側、若しくは第4パネル4側の角隅部との間の
適宜位置に設定することができる。
【0033】図4は、本発明の第1発明、又は第2発明
の液体紙容器用角筒状スリーブSの他の実施例を示すも
ので、第1パネル1と第5パネル5とを重ね合わせ貼着
して形成されたサイドシール部7に、テープ状の補強フ
ィルム8を貼着した状態を示す部分拡大斜視図である。
【0034】図4によれば、液体紙容器用角筒状スリー
ブSは、紙製の基材シートpの表裏両面に、ポリエチレ
ン樹脂、ポリエステル樹脂、あるいは、エチレン−酢酸
ビニル樹脂、ポリエチレン−ポリエステルブレンド樹脂
などによる熱融着性の合成樹脂層p1 ,p2 (合成樹脂
フィルム若しくは合成樹脂コーティング膜)が積層形成
されている。なお、合成樹脂層p1 ,p2 は、同一樹
脂、若しくは互いに熱融着性のある異質樹脂である。
【0035】上記第5パネル5の外側端部には、折目d
を介して、エッジプロテクトのための折返パネル5aが
連設されており、該第5パネル5の外側端部の内面側
を、約半分の厚さに薄く切削(スカイブ)して、折返パ
ネル5aを折目dを介して第5パネル5内面側に折り返
して貼着したものであり、第1パネル1と第5パネル5
は互いにパネル外面側の同一の合成樹脂層p1 によって
貼着されるものである。
【0036】上記第1発明又は第2発明における補強フ
ィルム8は、液体紙容器用角筒状スリーブSの外面と接
着可能な合成樹脂フィルムを素材として使用し、例え
ば、液体紙容器用角筒状スリーブSの外面樹脂がポリエ
チレンであれば、これと熱融着可能な合成樹脂フィルム
として、例えばポリエチレンなどのポリオレフィン系樹
脂単体フィルム又はエチレン−酢酸ビニルなどコポリマ
ー樹脂単体のフィルム、あるいは、上記ポリオレフィン
系樹脂又は上記コポリマー樹脂をシーラント層とする積
層フィルムなどが使用でき、前記積層フィルムに、ポリ
エステル樹脂(ポリエチレンテレフタレート)、ナイロ
ンなどを使用することも可能である。また厚さは特に限
定しないが、例えば、300μm以下であって、50μ
m〜100μm程度、若しくは100μm〜200μm
程度が適当である。
【0037】図5は、本発明の第1発明、又は第2発明
の液体紙容器用角筒状スリーブSを製造する工程の一例
を示す概要側面図であり、図7のスリーブブランクスを
サイドシールすることにより得られた図8(c)に示す
ような液体紙容器用角筒状スリーブS1 を、スリーブ供
給搬送手段15によって順次所定間隔にて供給しなが
ら、ロール状に巻かれた長巻テープ状の補強フィルム8
(例えば幅10mm〜30mm程度、又は15mm〜2
0mm程度)を巻き出し、該フィルム8を、スリーブS
1 のサイドシール部7上に重ね合わせ、順次、回転する
加熱加圧ロール16a,16b間に導入して貼着し、順
次カッター17にてフィルム8をカッティングするもの
である。
【0038】あるいは図6に示すように、図7のスリー
ブブランクスをサイドシールすることにより得られた図
8(c)に示すような液体紙容器用角筒状スリーブS1
を、スリーブ供給搬送手段15によって順次所定間隔に
て供給しながら、ロール状に巻かれた長巻テープ状の補
強フィルム8(例えば幅10mm〜30mm程度、又は
15mm〜20mm程度)を巻き出し、該フィルム8
を、スリーブS1 のサイドシール部7上に重ね合わせ、
順次、上下動作する加熱加圧板(ヒートシーラーなど)
18aと定盤18b間に導入して貼着し、順次カッター
17にてフィルム8をカッティングするものである。
【0039】なお図7に示すようなスリーブブランクス
をサイドシールして上記サイドシール部7を形成する工
程と、サイドシール部7上より補強フィルム8を貼着す
る工程はインラインで実施してもよいし、別工程のオフ
ラインで実施してもよい。
【0040】
【作用】本発明の液体紙容器用角筒状スリーブは、スリ
ーブ外面に、サイドシール部7のスリーブ外面側となる
第1パネル1又は第5パネル5の外側端縁に沿って適宜
幅の補強フィルム8が貼着されているので、サイドシー
ル部7のシール強度は、第1パネル1と第5パネル5と
の重ね合わせ領域内面を加熱融着して得られる第1パネ
ル1と第5パネル5との間の接着力(内面融着層の凝集
力)と、サイドシール部7上よりスリーブ外面と補強フ
ィルムとの重ね合わせ領域内面を加熱融着して得られる
補強フィルムとスリーブとの間の接着力(内面融着層の
凝集力)とによる両方の接着力を加算したサイドシール
強度が得られる。
【0041】
【発明の効果】本発明の液体紙容器用角筒状スリーブ
は、サイドシール強度を、第1パネルと第5パネルとの
重ね合わせ内面における接着強度だけに依存せず、補強
フィルムによってシール強度を補強されており、内容物
を充填包装した後の液体紙容器が落下したりして、容器
内圧が瞬間的に増大し、サイドシール部に、内容物の重
量による大きな内圧負荷が掛かった場合でも、この負荷
に十分耐えるサイドシール強度が得られ、また、落下に
よる対物衝突によって容器が押し潰されたり歪んだりし
た場合でも、貼着された上記補強フィルムによって、サ
イドシール部からの容器の破裂及び内容物の飛散を食い
止めることができ、容器内圧の急激な変動や衝突による
歪みなどに十分耐えるサイドシール部を備えた液体紙容
器を製造できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は第1発明の一実施例における液体紙容
器用角筒状スリーブの外観斜視図であり、(b)は第1
発明の一実施例における液体紙容器用角筒状スリーブの
平面図であり、(c)は第1発明の一実施例における液
体紙容器用角筒状スリーブを平坦に折り畳んだ状態の斜
視図である。
【図2】第1発明の他の実施例における液体紙容器用角
筒状スリーブの平面図である。
【図3】第2発明の一実施例における液体紙容器用角筒
状スリーブの平面図である。
【図4】第1発明又は第2発明における液体紙容器用角
筒状スリーブの部分拡大斜視図である。
【図5】第1発明又は第2発明における液体紙容器用角
筒状スリーブの補強フィルムを貼着する工程の一例を説
明する概要側面図である。
【図6】第1発明又は第2発明における液体紙容器用角
筒状スリーブの補強フィルムを貼着する工程の他の例を
説明する概要側面図である。
【図7】一般的なスリーブブランクスを説明する平面図
である。
【図8】(a)は従来の液体紙容器用角筒状スリーブの
外観斜視図であり、(b)は従来の液体紙容器用角筒状
スリーブの平面図であり、(c)は従来の液体紙容器用
角筒状スリーブを平坦に折り畳んだ状態の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…第1パネル 2…第2パネル 3…第3パネル 4
…第4パネル 5…第5パネル 5a…折返パネル 6…内面樹脂層
7…サイドシール部 8…補強フィルム 10…合成パネル 15…スリーブ供給搬送手段 16a,16b…加熱加圧ロール 17…カッター 1
8a…加熱加圧板 18b…定盤 A…側壁部 T…トップシール部 B…ボトムシール部 a…平行折目 b…折目 c…折目 d…折目 S…スリーブ S1 …スリーブ p…紙製基材シート
1,2 …合成樹脂層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平行折目a,a,a,aを介して順に連設
    した各々矩形状の第1パネル1と第2パネル2と第3パ
    ネル3と第4パネル4と第5パネル5とを備え、前記パ
    ネル1,2,3,4は同一幅に形成され、第5パネル5
    は前記パネル1,2,3,4より狭幅に形成され、各々
    第1パネル1乃至第5パネル5を各々折目aを介して同
    一方向に角筒状に折り曲げて第1パネル1外側端部と第
    5パネル5とを互いに重ね合わせ貼着してサイドシール
    部7が形成された液体紙容器用角筒状スリーブにおい
    て、スリーブ外面に、サイドシール部7のスリーブ外面
    側となる第1パネル1又は第5パネル5の外側端縁に沿
    って適宜幅の補強フィルム8が貼着されていることを特
    徴とする液体紙容器用角筒状スリーブ。
  2. 【請求項2】平行折目a,a,a,aを介して順に連設
    した各々矩形状の第1パネル1と第2パネル2と第3パ
    ネル3と第4パネル4と第5パネル5とを備え、前記パ
    ネル2,3,4は同一幅に形成され、第1パネル1と第
    5パネル5は前記パネル2,3,4より狭幅に形成さ
    れ、各々第1パネル1乃至第5パネル5を各々折目aを
    介して同一方向に角筒状に折り曲げて第1パネル1と第
    5パネル5のそれぞれ外側端部を互いに重ね合わせ貼着
    してサイドシール部7が形成された液体紙容器用角筒状
    スリーブにおいて、スリーブ外面に、サイドシール部7
    のスリーブ外面側となる第1パネル1又は第5パネル5
    の外側端縁に沿って適宜幅の補強フィルム8が貼着され
    ていることを特徴とする液体紙容器用角筒状スリーブ。
JP19418294A 1994-08-18 1994-08-18 液体紙容器用角筒状スリーブ Expired - Fee Related JP3407414B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19418294A JP3407414B2 (ja) 1994-08-18 1994-08-18 液体紙容器用角筒状スリーブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19418294A JP3407414B2 (ja) 1994-08-18 1994-08-18 液体紙容器用角筒状スリーブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0858770A true JPH0858770A (ja) 1996-03-05
JP3407414B2 JP3407414B2 (ja) 2003-05-19

Family

ID=16320308

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19418294A Expired - Fee Related JP3407414B2 (ja) 1994-08-18 1994-08-18 液体紙容器用角筒状スリーブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3407414B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3407414B2 (ja) 2003-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6659645B1 (en) Stand-up bag
RU2282571C2 (ru) Контейнер для хранения продуктов и способ его изготовления
JP2888645B2 (ja) 矩形状の基部を有する容器およびその製造
JP5157102B2 (ja) 包装袋
AU689845B2 (en) Carton bottom sealer
US20100221464A1 (en) Flat Bottom Bag
JPH01200953A (ja) 包装用積層体、およびその製造方法
JP4593104B2 (ja) チャックテープ付き紙容器
JP2019099231A (ja) 包装袋の製造方法
EP3862286B1 (en) Square-bottomed packaging bag, packaging body, and method for manufacturing square-bottomed packaging bag
US20230107089A1 (en) Packaging container, filling method of contents for packaging container, and manufacturing method for packaging container
EP1746043A1 (en) Easy-open package made of two-or-more ply laminate including adhesive-free lines
WO2022087038A1 (en) Fiber-based webs of closable bags
JP3407414B2 (ja) 液体紙容器用角筒状スリーブ
JP4316368B2 (ja) 自立袋およびその製造方法
JPH1072028A (ja) 角筒状液体紙容器用ブランクシート
US20120106877A1 (en) Flexible packaging material and a package formed therewith
JPH0330261Y2 (ja)
WO2004078607A1 (en) A packaging container and packaging blank
US20050035008A1 (en) Soap bar wrapper
JP2003300263A (ja) ガセット付き扁平袋の製造方法
WO2002057150A1 (en) Package
JP7135572B2 (ja) 包装容器の製造方法
JPH11227792A (ja) 六角底開口多層袋
JP3487317B2 (ja) プラスチックフィルム製袋及びこの製法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080314

FPAY Renewal fee payment

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090314

FPAY Renewal fee payment

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100314

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100314

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110314

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120314

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees