JPH0858740A - 包装材料ウエブの乾燥機構 - Google Patents
包装材料ウエブの乾燥機構Info
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- JPH0858740A JPH0858740A JP22105794A JP22105794A JPH0858740A JP H0858740 A JPH0858740 A JP H0858740A JP 22105794 A JP22105794 A JP 22105794A JP 22105794 A JP22105794 A JP 22105794A JP H0858740 A JPH0858740 A JP H0858740A
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Abstract
れる際に確実に包装材料ウエブに付着した過酸化水素水
を除去し乾燥できる包装材料ウエブの乾燥機構を提供す
ること。 【構成】 帯状の包装材料ウエブ60を過酸化水素水に
よって殺菌処理する殺菌室11と、殺菌処理後の包装材
料ウエブ60を管状に成形してその中に液体を充填する
無菌室31とを仕切板40で仕切る。仕切板40には細
長い筒形状に形成されその内部に帯状の包装材料ウエブ
60を通過せしめる乾燥通風筒45を設ける。無菌室3
1の所定位置に無菌空気を供給する給気管57を接続す
る。無菌室31内の空気の一部を乾燥通風筒45を通し
て殺菌室11側に高速で吹き出させる。
Description
した殺菌用の過酸化水素水を蒸発させて乾燥する包装材
料ウエブの乾燥機構に関するものである。
包装材料をブリック(れんが)状の容器に成形し、その
内部に牛乳やジュース等の液体を充填した液体収納容器
が利用されている。
にその内部に液体を充填する液体包装装置が開発されて
いる。この液体包装装置は、帯状の包装材料ウエブを過
酸化水素水によって殺菌処理した後、該包装材料ウエブ
から過酸化水素水を蒸発して除去し、次に該包装材料ウ
エブを管状に徐々に成形してその両側の長手方向端縁を
一体に接着しながらその内部に液体を充填し、その後該
包装材料ウエブを均等な間隔で密封・切断・成形して前
記液体収納容器を製造していく構造のものである。
水素水を除去するにはエアナイフを用いていた。即ち、
過酸化水素水の付着した包装材料ウエブにエアナイフに
よって高温高速のエアを当て、これによって過酸化水素
水を蒸発させてその表面を乾燥させていたのである。
装材料ウエブを過酸化水素水によって殺菌する殺菌室
と、包装材料ウエブから過酸化水素水を除去して該包装
材料ウエブを管状に徐々に成形していく無菌室との間
は、特に分離されていなかったので、殺菌室内に充満し
ている過酸化水素水の蒸気は無菌室内にも入り込んで充
満していた。
室内では、いくらエアナイフによって包装材料ウエブを
完全に乾燥させようとしても無理であり、このため包装
材料ウエブを完全に乾燥させるための別の機構が必要と
なっていた。
ありその目的は、包装材料ウエブが殺菌室から無菌室に
導入される際に確実に包装材料ウエブに付着した過酸化
水素水を除去し乾燥できる包装材料ウエブの乾燥機構を
提供することにある。
め本発明にかかる包装材料ウエブの乾燥機構は、帯状の
包装材料ウエブを過酸化水素水によって殺菌処理する殺
菌室と、殺菌処理後の包装材料ウエブを管状に成形して
その中に液体を充填する無菌室とを仕切板で仕切り、該
仕切板に細長い筒形状に形成されその内部に前記帯状の
包装材料ウエブを通過せしめる乾燥通風筒を設け、さら
に前記無菌室の所定位置には無菌空気を供給する給気管
を接続し、これによって無菌室内の空気の一部を前記乾
燥通風筒を通して殺菌室側に高速で吹き出すように構成
した。
方の開口端部近傍に、該乾燥通風筒の開口を塞ぐ板状の
開閉蓋と、該開閉蓋を揺動せしめる駆動機構とを具備す
る通風筒開閉装置を取り付けて構成した。
しかも給気管から無菌空気を供給するので、乾燥通風筒
においては常に無菌室内の無菌空気が殺菌室に向かって
流れ、無菌室内に過酸化水素水の蒸気が入り込むことは
ない。
過させるだけの細長いスリット形状に形成されているの
で、その内部を無菌空気が無菌室から殺菌室に向かって
高速で吹き出すこととなる。従って過酸化水素水が付着
した包装材料ウエブがこの乾燥通風筒を通過する際、該
包装材料ウエブの進行方向とは逆方向に高速で高温の無
菌空気が吹き抜けることとなり、これによって包装材料
ウエブに付着した過酸化水素水は蒸発して乾燥される。
場合、通風筒開閉装置の開閉蓋が乾燥通風筒を塞ぐ。従
って無菌室内への無菌空気の供給が中止されても、殺菌
室内の過酸化水素水の蒸気が無菌室内に侵入して来るこ
とはない。
に説明する。図6は、液体包装装置内における包装材料
ウエブの処理工程を示す概略斜視図である。同図に示す
ように、帯状の紙の両面にポリエチレン層を形成した包
装材料ウエブ60は、ロール65から繰り出されて幾つ
かのローラ70を通った後、殺菌処理部10において過
酸化水素水による殺菌処理が行われる。その後上方に導
かれた包装材料ウエブ60は、該包装材料ウエブ60表
面から過酸化水素水が除去され、次の成形部30におい
てほぼ垂直下方へ導かれる。
成形用ローラ97によって板状の包装材料ウエブ60は
徐々に管状に成形され、図示しない溶着装置によって包
装材料ウエブ60の両長手方向縁部が相互に接着されて
完全な管とされ、その中に充填管105によって所望の
液体が充填される。その後ジョーと呼ばれる装置10
7,107によって均等な間隔で密封・切断・成形さ
れ、最後に図示しない最終折り曲げ装置によって略平行
6面体状のブリック状容器とされる。
あり、具体的には、前記液体包装装置の内の殺菌処理部
10と成形部30の部分を示す図である。同図に示すよ
うに、殺菌処理部10は、実際には殺菌室11内に収納
されており、また成形部30も無菌室31内に収納され
ている。
1の間に、両室を仕切る仕切板40を取り付け、該仕切
板40に包装材料ウエブ60を通過せしめる乾燥通風筒
45を設け、さらに無菌室31の下方に高温の無菌空気
を供給する給気管57を接続することによって構成され
ている。
と量は、最適なもの(例えば100℃で100m3/
h)にコントロールされている。またこの無菌空気とし
ては、殺菌室11内で滅菌された空気の一部を取り出し
て該空気中の過酸化水素水の蒸気を取り除いて乾燥させ
たものを用いている。
仕切板40で仕切られており、しかも給気管57から無
菌空気を供給するので、乾燥通風筒45においては常に
無菌室31内の無菌空気が殺菌室11に向かって流れ、
無菌室31内に過酸化水素水の蒸気が入り込むことはな
い。
60を通過させるだけの細長いスリット形状に形成され
ているので、その内部を無菌空気が無菌室31から殺菌
室11に向かって高速で吹き出すこととなる。従って過
酸化水素水が付着した包装材料ウエブ60がこの乾燥通
風筒45を通過する際、該包装材料ウエブ60の進行方
向とは逆方向に高速で高温(100℃程度)の無菌空気
が吹き抜けることとなり、これによって包装材料ウエブ
60に付着した過酸化水素水は蒸発して乾燥される。従
って無菌室31内には乾燥後の全く過酸化水素水の付着
していない包装材料ウエブ60が導入される。以下各構
成部品について説明する。
部拡大概略断面図である。同図に示すように乾燥通風筒
45は、殺菌室11内に突出する殺菌室側通風筒47
と、無菌室31内に突出する無菌室側通風筒53から構
成されている。
視図である。同図及び図2に示すようにこの殺菌室側通
風筒47は、細長い筒形状に形成されその内部に前記帯
状の包装材料ウエブ60を通過せしめるスリット孔48
を具備して構成されており、その一端には取り付け板4
9が取り付けられている。この取付板49の両端にはこ
れを仕切板40に取り付けるためのねじ取付用の取付溝
50,50が設けられている。
ーパー状に広げられており、包装材料ウエブ60の侵入
を容易としている。
1側から(図2に示す矢印A方向から)見た図である。
同図及び図2に示すようにこの無菌室側通風筒53は、
無菌室31の上板33の下に、両端を上方向に折り曲げ
た板55を取り付けることによってその内部に帯状の包
装材料ウエブ60を通過せしめるスリット孔48を設け
て構成されている。板55の一端は仕切板40に接続さ
れており、板55の他端面は斜めにカットされている。
3の斜めにカットされた開口端部近傍には、通風筒開閉
装置120の開閉蓋121が配設されている。ここで図
5はこの通風筒開閉装置120の全体構成を示す斜視図
である。
装置120は、長方形状の開閉蓋121と、該開閉蓋1
21を固定する固定板123と、該固定板123を回動
自在に支持する回動軸125と、該回動軸125を揺動
せしめる駆動機構127によって構成されている。
駆動することによって、図2に示す実線の位置から点線
の位置まで回動する。
は、駆動機構127によって開閉蓋121を図2に示す
実線の位置まで移動させて無菌室側通風筒53を開口さ
せておき、次に包装材料ウエブ60をスリット孔48内
に通して前記図6で説明したように包装材料ウエブ60
を移送させていく。このとき前記図2で説明したよう
に、スリット孔48内には包装材料ウエブ60の移送方
向とは逆方向に高温で高速の無菌空気が吹き抜けるの
で、包装材料ウエブ60に付着した過酸化水素水は蒸発
され、乾燥された状態で無菌室31内に導入される。
は、駆動機構127によって開閉蓋121を図2に示す
点線の位置まで移動させて無菌室側通風筒53を塞ぐ。
このとき給気管57からの無菌空気の供給も中止される
が、該開閉蓋121が無菌室側通風筒53を塞いでいる
ので、殺菌室11内の過酸化水素水の蒸気が無菌室31
内に侵入して来ることはない。なおこの通風筒開閉装置
120は、殺菌室側通風筒47の開口端部側に取り付け
ても良い。
かる包装材料ウエブの乾燥機構によれば、以下のような
優れた効果を有する。 構造が簡単であるにもかかわらず、確実に包装材料ウ
エブに付着した過酸化水素水を蒸発させて乾燥すること
ができる。また殺菌室内に充満している過酸化水素水の
蒸気が無菌室内に侵入することはない。
液体包装装置の使用を中止した場合であっても、殺菌室
内に充満した過酸化水素水の蒸気が無菌室内に侵入する
ことはない。
図である。
である。
である。
工程を示す概略斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 帯状の包装材料ウエブを過酸化水素水に
よって殺菌処理する殺菌室と、殺菌処理後の包装材料ウ
エブを管状に成形してその中に液体を充填する無菌室と
を仕切板で仕切り、該仕切板に細長い筒形状に形成され
その内部に前記帯状の包装材料ウエブを通過せしめる乾
燥通風筒を設け、さらに前記無菌室の所定位置には無菌
空気を供給する給気管を接続し、これによって無菌室内
の空気の一部を前記乾燥通風筒を通して殺菌室側に高速
で吹き出させることを特徴とする包装材料ウエブの乾燥
機構。 - 【請求項2】 前記乾燥通風筒の何れか一方の開口端部
近傍に、該乾燥通風筒の開口を塞ぐ板状の開閉蓋と、該
開閉蓋を揺動せしめる駆動機構とを具備する通風筒開閉
装置を取り付けたことを特徴とする請求項1記載の包装
材料ウエブの乾燥機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22105794A JP3558693B2 (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | 包装材料ウエブの乾燥機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22105794A JP3558693B2 (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | 包装材料ウエブの乾燥機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0858740A true JPH0858740A (ja) | 1996-03-05 |
JP3558693B2 JP3558693B2 (ja) | 2004-08-25 |
Family
ID=16760826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22105794A Expired - Lifetime JP3558693B2 (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | 包装材料ウエブの乾燥機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3558693B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6502327B2 (en) | 2000-08-08 | 2003-01-07 | Shikoku Kakoki Co., Ltd. | Sterilizing liquid remover |
JP4651775B2 (ja) * | 1999-05-03 | 2011-03-16 | テトラ ラバル ホールデイングス エ フイナンス ソシエテ アノニム | ストリップ包装材料を殺菌するユニット |
-
1994
- 1994-08-23 JP JP22105794A patent/JP3558693B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4651775B2 (ja) * | 1999-05-03 | 2011-03-16 | テトラ ラバル ホールデイングス エ フイナンス ソシエテ アノニム | ストリップ包装材料を殺菌するユニット |
US6502327B2 (en) | 2000-08-08 | 2003-01-07 | Shikoku Kakoki Co., Ltd. | Sterilizing liquid remover |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3558693B2 (ja) | 2004-08-25 |
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