JPH085857A - 光ファイバ用加熱器 - Google Patents

光ファイバ用加熱器

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JPH085857A
JPH085857A JP15790294A JP15790294A JPH085857A JP H085857 A JPH085857 A JP H085857A JP 15790294 A JP15790294 A JP 15790294A JP 15790294 A JP15790294 A JP 15790294A JP H085857 A JPH085857 A JP H085857A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
optical fiber
adapter
heat
adapters
Prior art date
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Pending
Application number
JP15790294A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisanosuke Yaguchi
尚之助 矢口
Tadahiro Kusayanagi
忠裕 草柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP15790294A priority Critical patent/JPH085857A/ja
Publication of JPH085857A publication Critical patent/JPH085857A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本発明は、常に最適な熱収縮スリーブの収縮
が得られるようにした光ファイバ用加熱器を提供せんと
するものである。 【構成】 前記ガイド部材3,3と前記アダプタ4,4
の両取付け面に互いに引き合う一対のマグネット部5と
磁性体部6とを設けると共に、これらのマグネット部5
と磁性体部6との取り付け位置をその結合力が前記アダ
プタ4,4を前記ヒータ2上に密着させるようにずらし
た光ファイバ用加熱器であり、先ず、一対のマグネット
部5と磁性体部6とによって、アダプタ4,4のガイド
部材3,3に対する着脱が極めて簡単にでき、良好な作
業性が期待でき、また、上記取り付け位置のずれによっ
て、アダプタ4,4がヒータ2上に常に良好に密着する
ようになるため、気泡残留などのない、理想的な熱収縮
スリーブSの収縮が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、常に最適な熱収縮スリ
ーブの収縮が得られるようにした光ファイバ用加熱器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバの接続にあたっては、例えば
互いに接続される光ファイバの接続端を口出しし、内部
の光ファイバ心線同士を熱融着させ、この接続部分に補
強のため、熱収縮スリーブを装着し、この状態で、当該
接続部分を光ファイバ用加熱器内に入れて加熱し、熱収
縮スリーブを熱収縮させて一体に密着させる補強方法が
提案されている。
【0003】これを、図示すると、例えば図5の如くで
あって、先ず、光ファイバF,Fの接続部分に熱収縮ス
リーブSを装着し、これを光ファイバ用加熱器1内に入
れ、上記熱収縮スリーブS部分を内臓のヒータ2上に設
置する一方、左右の光ファイバF,F部分は、上記ヒー
タ2の周囲に設置した左右のガイド部材3,3(図中一
方を省略)のガイド部3a,3aでガイドさせ、この
後、ヒータ2を加熱して熱収縮スリーブSを熱収縮させ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような熱収縮スリ
ーブSの収縮において、最も重要なことは、内部に気泡
などが在留しないようにすることである。ところが、単
に熱収縮スリーブSの長手方向の全長にわたって均一に
加熱したのでは、内部に気泡などが閉じ込められるなど
の恐れがあった。このため、従来から、光ファイバ用加
熱器1のヒータ2にあてっは、熱収縮スリーブSの中央
部分が位置する部分が最も温度が高く、その両端部に掛
けて徐々に温度が低くなるような温度分布特性をとるよ
うな工夫が施されているものの、取り扱う熱収縮スリー
ブSには、その長さに多少のバラツキがあって、理想的
な収縮が得難く、その改善が望まれていた。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、ガイド部材に温度制御用のアダプタ
を取り付けると共に、当該アダプタの着脱が簡単で、か
つ当該アダプタが常にヒータ上に良好に密着して、理想
的な収縮が得られるようにした光ファイバ用加熱器を提
供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】かゝる本発明は、熱収縮
スリーブが被覆された光ファイバの被加熱部を加熱する
ヒータと、当該ヒータの周囲に設置された前記光ファイ
バ用のガイド部材と、当該ガイド部材に取り付けられる
と共に必要箇所が前記ヒータ上に当接されて前記光ファ
イバの被加熱部の加熱温度を制御する温度制御用のアダ
プタとを有する加熱器であって、前記ガイド部材と前記
アダプタの両取付け面に互いに引き合う一対のマグネッ
ト部と磁性体部とを設けると共に、これらのマグネット
部と磁性体部との取り付け位置をその結合力が前記アダ
プタを前記ヒータ上に密着させるようにずらした光ファ
イバ用加熱器にある。
【0007】
【作用】このように本発明では、温度制御用のアダプタ
を設けると共に、当該アダプタがガイド部材に対して、
一対のマグネット部と磁性体部とによって、簡単に着脱
できる一方、これらのマグネット部と磁性体部との取り
付け位置のずれによって、当該アダプタがヒータ上に常
に良好に密着するようになり、ほぼ理想的な熱収縮スリ
ーブの収縮が得られる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明に係る蓋を取った状態の光フ
ァイバ用加熱器の一実施例を示したものである。この光
ファイバ用加熱器1において、1aは容器本体、2は当
該容器本体1の底面側に設置されたヒータである。この
ヒータ2は、その中央部分が最も高温となり、長手方向
の端部に掛けて次第に温度が低下する特定の温度勾配を
有するパターン成形などによって作成してある。F,F
はその両端部が口出しされて接続された両光ファイバ
で、その接続部分には、熱収縮スリーブSが装着してあ
る。3,3は非磁性体の耐熱性樹脂やアルミニウムなど
からなるガイド部材で、上記ヒータ2の長手方向の左右
(図中上下)に設置され、その中央部分には上記光ファ
イバF,Fの接続部分に装着された熱収縮スリーブSが
収められると共に、その両端部で内側に突出する各ガイ
ド部3a・・・の互いに対向する部分には上記光ファイ
バF,F部分がガイドされるようになっている。4,4
は上記ガイド部材3,3と同様非磁性体の耐熱性樹脂や
アルミニウムなどからなるアダプタで、ガイド部材3,
3の内側に取り付けられて、上記熱収縮スリーブSの装
着された光ファイバF,Fの被加熱部の加熱温度を制御
するための温度制御用の部品である。
【0009】上記アダプタ4は、特にその形状は問わな
いが、例えば図2に示したように、少なくとも上記ヒー
タ2の上面と当接する底面側の左右には脚部4a,4a
が形成されてなる。この脚部4a,4aの当接によっ
て、ヒータ2の熱が奪われ、当該ヒータ2の温度分布特
性が制御されるようになっている。
【0010】このような機能を有するアダプタ4の上記
ガイド部材3への取り付けは、図1や図3に明示したよ
うに、一対の永久磁石などからなるマグネット部5と鉄
や鋼材製などの磁性体からなるネジ部材などの磁性体部
6とによって行われるようになっている。例えば本例で
は、ガイド部材3の取付け面にはマグネット部5を設け
ると共に、アダプタ4の取付け面には磁性体部6を設け
る一方、これらの取り付け位置を多少ずらしてある。す
なわち、ガイド部材3のマグネット部5に対して、アダ
プタ4の磁性体部6を少々高くなるようにずらしてあ
る。したがって、アダプタ4は、これらのマグネット部
5と磁性体部6との結合力によって、簡単に着脱するこ
とができる。同時にまた、上記取り付け位置のずれによ
って、アダプタ4に対しては下向きの結合力が作用する
ため、当該アダプタ4は常に上記ヒータ2側に引かれ、
その脚部4a,4aはヒータ2上に常に良好に密着され
るようになる。すなわち、当該脚部4a,4aによる熱
の奪取作用が確実に行われるようになる。
【0011】しかして、本発明の光ファイバ用加熱器1
では、光ファイバF,Fの接続部分に装着された熱収縮
スリーブSの長さが、ヒータ2の許容範囲内に納まって
いる場合には、特に上述したアダプタ4,4をガイド部
材3,3の内側に取り付けることなく加熱して、熱収縮
スリーブSを収縮させる。このときには、ヒータ2の温
度分布特性が設計通りの温度勾配をもって加熱されるた
め、熱収縮スリーブSはほぼ理想的な形で、すなわちそ
の中央部分から徐々にその端部に掛けて収縮される。も
ちろん、これによって、熱収縮スリーブSの内部に気泡
などが閉じ込められるようなことはなくなる。
【0012】一方、光ファイバF,Fの接続部分に装着
された熱収縮スリーブSの長さが、ヒータ2の許容範囲
より短い場合には、上述したアダプタ4,4をガイド部
材3,3の内側に取り付けて、熱収縮スリーブSを収縮
させる。このとき、アダプタ4,4の脚部4a・・・が
ヒータ2上の長手方向の端部分側に良好に密着されるた
め、当該脚部4a,4aによる熱の奪取作用が確実に行
われる。したがって、ヒータ2の温度分布特性は、短い
熱収縮スリーブSに対して最適な温度勾配をとることと
なり、やはり理想的な形の熱収縮が行われる。
【0013】因に、本発明によって行ったアダプタ4,
4の非装着時におけるヒータ2の温度分布特性と、アダ
プタ4,4の装着時におけるヒータ2の温度分布特性を
それぞれ求め、比較すると、図4の如くであった。つま
り、アダプタ4,4の非装着時には、ヒータ2の温度分
布特性が当初の設計通りの温度勾配からなる曲線Iを示
し、長い熱収縮スリーブS1に最適であることが判っ
た。一方、アダプタ4,4の装着時には、ヒータ2の温
度分布特性が当初の設計とは異なる温度勾配からなる曲
線IIを示し、短い熱収縮スリーブS2に最適であるこ
とが判った。
【0014】なお、本発明では、アダプタ4の脚部4a
のヒータ2に対する密着によって熱の奪取作用が行われ
るため、熱収縮スリーブSのより細かいバラツキ(長
短)に対応するためには、予め当該脚部4aの長さ(密
着長さ)の異なる複数のアダプタ4を用意したり、ある
いは脚部4aの長さが同一でも、熱の奪取容量の異なる
材質や形状の複数のアダプタ4を用意しておくとよい。
もちろん、この考え方をより進めて、標準的な長さの熱
収縮スリーブSに対しても、予め短めの脚部4aを有す
るアダプタ4(熱奪取作用=小)を装着するものとし、
これより短い熱収縮スリーブSに対しては、より長い脚
部4aを有するアダプタ4(熱奪取作用=大)を装着し
て対応し、逆に、標準的な長さのものよりさらに長い熱
収縮スリーブSに対しては、上記短めの脚部4aを有す
るアダプタ4を取り外して対応することもできる。これ
によって、より広範な長さの熱収縮スリーブSに対し
て、容易に対応することもできる。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る光ファイバ用加熱器によると、熱収縮スリーブが
被覆された光ファイバの被加熱部を加熱するヒータと、
当該ヒータの周囲に設置された前記光ファイバ用のガイ
ド部材と、当該ガイド部材に取り付けられると共に必要
箇所が前記ヒータ上に当接されて前記光ファイバの被加
熱部の加熱温度を制御する温度制御用のアダプタとを有
する加熱器であって、前記ガイド部材と前記アダプタの
両取付け面に互いに引き合う一対のマグネット部と磁性
体部とを設けると共に、これらのマグネット部と磁性体
部との取り付け位置をその結合力が前記アダプタを前記
ヒータ上に密着させるようにずらしてあるため、先ず、
アダプタのガイド部材に対する着脱が、一対のマグネッ
ト部と磁性体部とによって、極めて簡単にでき、良好な
作業性が期待できる。
【0016】また、上記マグネット部と磁性体部との取
り付け位置のずれによって、アダプタがヒータ上に常に
良好に密着するようになるため、当該アダプタによる熱
の奪取作用が確実に行われ、気泡残留などのない、理想
的な熱収縮スリーブの収縮が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蓋を取った状態の光ファイバ用加
熱器の一実施例を示した平面図である。
【図2】本発明に係る光ファイバ用加熱器の温度制御用
のアダプタを示した側面図である。
【図3】本発明に係る光ファイバ用加熱器のガイド部材
と温度制御用のアダプタとの取り付け状態を示した拡大
縦断面図である。
【図4】本発明に係る光ファイバ用加熱器でのアダプタ
の有無における温度分布特性曲線と熱収縮スリーブの長
短の関係を示したグラフである
【図5】一般的な光ファイバ用加熱器を示した概略縦断
面図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ用加熱器 1a 容器本体 2 ヒータ 3 ガイド部材 4 アダプタ 5 マグネット部 6 磁性体部 F,F 光ファイバ S 熱収縮スリーブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱収縮スリーブが被覆された光ファイバ
    の被加熱部を加熱するヒータと、当該ヒータの周囲に設
    置された前記光ファイバ用のガイド部材と、当該ガイド
    部材に取り付けられると共に必要箇所が前記ヒータ上に
    当接されて前記光ファイバの被加熱部の加熱温度を制御
    する温度制御用のアダプタとを有する加熱器であって、
    前記ガイド部材と前記アダプタの両取付け面に互いに引
    き合う一対のマグネット部と磁性体部とを設けると共
    に、これらのマグネット部と磁性体部との取り付け位置
    をその結合力が前記アダプタを前記ヒータ上に密着させ
    るようにずらしたことを特徴とする光ファイバ用加熱
    器。
JP15790294A 1994-06-15 1994-06-15 光ファイバ用加熱器 Pending JPH085857A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15790294A JPH085857A (ja) 1994-06-15 1994-06-15 光ファイバ用加熱器

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JP15790294A JPH085857A (ja) 1994-06-15 1994-06-15 光ファイバ用加熱器

Publications (1)

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JPH085857A true JPH085857A (ja) 1996-01-12

Family

ID=15659935

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15790294A Pending JPH085857A (ja) 1994-06-15 1994-06-15 光ファイバ用加熱器

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JP (1) JPH085857A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002044638A1 (en) * 2000-11-28 2002-06-06 3Sae Technologies, Inc. Sleeve shrinking quick dip system
US6583390B1 (en) 2000-11-28 2003-06-24 3Sae Technologies, Inc. Sleeve shrinking system with forced fluid adjusted thermal profile

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002044638A1 (en) * 2000-11-28 2002-06-06 3Sae Technologies, Inc. Sleeve shrinking quick dip system
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