JPH0857739A - 工作機械の切粉排出装置 - Google Patents
工作機械の切粉排出装置Info
- Publication number
- JPH0857739A JPH0857739A JP22107494A JP22107494A JPH0857739A JP H0857739 A JPH0857739 A JP H0857739A JP 22107494 A JP22107494 A JP 22107494A JP 22107494 A JP22107494 A JP 22107494A JP H0857739 A JPH0857739 A JP H0857739A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chip
- bed
- machine tool
- conveyor
- chips
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ベッド中央にチップコンベアを設け、テーブ
ル等のY軸移動を利用して切粉をチップコンベアに送り
込む方式にした新規な工作機械の切粉排出装置を提供す
ることを目的とする。 【構成】 工作機械10の前方位置にテーブル5等を載
置し、後方位置にコラム1等を配置したベッド2におい
て、上記ベッドの前後中央部の上面にX軸方向に延びる
凹溝11Aを設け、上記凹溝内にチップコンベア12を
内装するほか、テーブルのY軸移動を利用してテーブル
背面側の切粉Cをチップコンベア12に送り込む切粉排
出装置100としたものである。
ル等のY軸移動を利用して切粉をチップコンベアに送り
込む方式にした新規な工作機械の切粉排出装置を提供す
ることを目的とする。 【構成】 工作機械10の前方位置にテーブル5等を載
置し、後方位置にコラム1等を配置したベッド2におい
て、上記ベッドの前後中央部の上面にX軸方向に延びる
凹溝11Aを設け、上記凹溝内にチップコンベア12を
内装するほか、テーブルのY軸移動を利用してテーブル
背面側の切粉Cをチップコンベア12に送り込む切粉排
出装置100としたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械の切粉排出装
置に関し、ベッド中央にチップコンベアを設け、テーブ
ル等のY軸移動を利用して切粉をチップコンベアに送り
込むようにしたものに係る。
置に関し、ベッド中央にチップコンベアを設け、テーブ
ル等のY軸移動を利用して切粉をチップコンベアに送り
込むようにしたものに係る。
【0002】
【従来の技術】従来、工作機械のチップコンベア式の切
粉排出装置は、テーブル背面側のベッド上面部において
X軸方向に向けてチップコンベアを配置し、コラム前面
に設けた切粉受カバーにて背後に飛散する切粉を受け止
めて、下方位置にあるチップコンベア内へ滑集させてい
る。このチップコンベアの利点は、漏斗状の切粉受カバ
ーにて背後に飛散する切粉を集めることが出来ることに
ある。
粉排出装置は、テーブル背面側のベッド上面部において
X軸方向に向けてチップコンベアを配置し、コラム前面
に設けた切粉受カバーにて背後に飛散する切粉を受け止
めて、下方位置にあるチップコンベア内へ滑集させてい
る。このチップコンベアの利点は、漏斗状の切粉受カバ
ーにて背後に飛散する切粉を集めることが出来ることに
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記工作機械の切粉排
出装置においては、工作機械の背後に飛散する切粉を滑
集させる作用に優れている。しかし、切粉受カバーやテ
ーブル背後に付設したカバーを介しての切粉集めを余儀
無くされるから、各種カバーの製作や取付スペースの確
保が必要であるし、各カバーの裏側に廻り込んだ切粉処
理ができないという問題点がある。
出装置においては、工作機械の背後に飛散する切粉を滑
集させる作用に優れている。しかし、切粉受カバーやテ
ーブル背後に付設したカバーを介しての切粉集めを余儀
無くされるから、各種カバーの製作や取付スペースの確
保が必要であるし、各カバーの裏側に廻り込んだ切粉処
理ができないという問題点がある。
【0004】本発明は、上記従来の工作機械の切粉排出
装置が持つ問題点に鑑み、ベッド中央にチップコンベア
を設け、テーブル等のY軸移動を利用して切粉をチップ
コンベアに送り込む方式にした新規な工作機械の切粉排
出装置を提供することを目的とする。
装置が持つ問題点に鑑み、ベッド中央にチップコンベア
を設け、テーブル等のY軸移動を利用して切粉をチップ
コンベアに送り込む方式にした新規な工作機械の切粉排
出装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
すべく、工作機械の前方位置にテーブル等を載置し、後
方位置にコラム等を配置したベッドにおいて、上記ベッ
ドの前後中央部の上面にX軸方向に延びる凹溝を設け、
上記凹溝内にチップコンベアを内装するほか、テーブル
のY軸移動を利用してテーブル背面側の切粉をチップコ
ンベアに送り込むようにしたことを特徴とする工作機械
の切粉排出装置である。
すべく、工作機械の前方位置にテーブル等を載置し、後
方位置にコラム等を配置したベッドにおいて、上記ベッ
ドの前後中央部の上面にX軸方向に延びる凹溝を設け、
上記凹溝内にチップコンベアを内装するほか、テーブル
のY軸移動を利用してテーブル背面側の切粉をチップコ
ンベアに送り込むようにしたことを特徴とする工作機械
の切粉排出装置である。
【0006】
【作用】本発明によると、テーブル上でワーク加工され
て周囲に飛散する切粉のうち、テーブル背面側に飛散す
る切粉は、直接ベッドの低位置に配置した凹溝内及びこ
のチップコンベアに受け止められる一方で、テーブルの
Y軸移動を利用してテーブル背面側の切粉をチップコン
ベアに送り込むように作用する。
て周囲に飛散する切粉のうち、テーブル背面側に飛散す
る切粉は、直接ベッドの低位置に配置した凹溝内及びこ
のチップコンベアに受け止められる一方で、テーブルの
Y軸移動を利用してテーブル背面側の切粉をチップコン
ベアに送り込むように作用する。
【0007】しかして、従来のような各種カバーを不用
とするから、ワークの加工スペースを最大限に利用出来
るほか、ベッドの低位置に配置した凹溝内及びこのチッ
プコンベアへの切粉処理作用がテーブル移動と相まって
円滑に行なわれる作用効果がある。
とするから、ワークの加工スペースを最大限に利用出来
るほか、ベッドの低位置に配置した凹溝内及びこのチッ
プコンベアへの切粉処理作用がテーブル移動と相まって
円滑に行なわれる作用効果がある。
【0008】
【実施例】以下、図面に示す実施例につき説明する。図
1は本発明に係る工作機械10の切粉排出装置100を
備えた工作機械の正面図、図2はその側面図であり、図
3は斜視図である。上記工作機械10は、コラム1とベ
ッド2とを載置するべく、一体形成したベース枠体11
の前後上面に配置されている。上記コラム1には、主軸
頭4や工具交換装置3等を備えている。また、ベッド2
上には、サドル6を介してX,Y軸方向に移動するテー
ブル5を備えている。
1は本発明に係る工作機械10の切粉排出装置100を
備えた工作機械の正面図、図2はその側面図であり、図
3は斜視図である。上記工作機械10は、コラム1とベ
ッド2とを載置するべく、一体形成したベース枠体11
の前後上面に配置されている。上記コラム1には、主軸
頭4や工具交換装置3等を備えている。また、ベッド2
上には、サドル6を介してX,Y軸方向に移動するテー
ブル5を備えている。
【0009】上記のような工作機械10において、一体
形成したベース枠体11の前後中間部(コラム1の前面
縁でありテーブル5の背面側)である中継域には、機械
の左右方向にU字溝11Aが堀設されており、これに切
粉Cを排出するスクリュウコンベア12が横架されてい
る。上記ベッド2上のサドル6とテーブル5は、図3の
ように積み上げ構成されている。即ち、ベッド2上の左
右両縁にはサドル6を載せる摺動面2A,2Bを備え、
中央部にはサドル6を載せる摺動面2CとY軸方向への
送りを司るボールネジ13とを備え、各々の山型カバー
K1,K2,K3により皮相されている。このようなサ
ドル6の上面の摺動面6Aにテーブル5が載せられてい
る。しかして、ベッド2上面には、左右二つの窪み2
D,2Eが樋状にY軸方向に延設されている。
形成したベース枠体11の前後中間部(コラム1の前面
縁でありテーブル5の背面側)である中継域には、機械
の左右方向にU字溝11Aが堀設されており、これに切
粉Cを排出するスクリュウコンベア12が横架されてい
る。上記ベッド2上のサドル6とテーブル5は、図3の
ように積み上げ構成されている。即ち、ベッド2上の左
右両縁にはサドル6を載せる摺動面2A,2Bを備え、
中央部にはサドル6を載せる摺動面2CとY軸方向への
送りを司るボールネジ13とを備え、各々の山型カバー
K1,K2,K3により皮相されている。このようなサ
ドル6の上面の摺動面6Aにテーブル5が載せられてい
る。しかして、ベッド2上面には、左右二つの窪み2
D,2Eが樋状にY軸方向に延設されている。
【0010】上記二つの窪み2D,2Eと係合するサド
ル6の背面6Bには、窪み2D,2Eに沿うワイパーW
1,W2が付設されている。このワイパーはテーブル5
のY軸方向(コラム1方向)への移動で、二つの窪み2
D,2Eに堆積する切粉Cを図2のように集めてつつ低
い位置に配置したスクリュウコンベア12のU字溝11
A内へ排出する関係構成となっている。
ル6の背面6Bには、窪み2D,2Eに沿うワイパーW
1,W2が付設されている。このワイパーはテーブル5
のY軸方向(コラム1方向)への移動で、二つの窪み2
D,2Eに堆積する切粉Cを図2のように集めてつつ低
い位置に配置したスクリュウコンベア12のU字溝11
A内へ排出する関係構成となっている。
【0011】本発明装置100は、上記のように構成さ
れており、以下のように作用する。テーブル5上でワー
ク加工されて周囲に飛散する切粉のうち、テーブル背面
側に飛散する切粉Cは、各山型カバーK1,K2,K3
に落下してここから滑り落ちたり又、直接ベッドBの低
位置に配置した窪み2D,2Eやチップコンベア12に
受け止められる。ここで、サドル6の背面6Bの窪み2
D,2Eに沿うワイパーW1,W2はテーブル5のY軸
方向(コラム1方向)への移動で、二つの窪み2D,2
Eに堆積する切粉Cを図2のように集めてつつ低い位置
に配置したスクリュウコンベア12のU字溝11A内へ
排出するように作用する。
れており、以下のように作用する。テーブル5上でワー
ク加工されて周囲に飛散する切粉のうち、テーブル背面
側に飛散する切粉Cは、各山型カバーK1,K2,K3
に落下してここから滑り落ちたり又、直接ベッドBの低
位置に配置した窪み2D,2Eやチップコンベア12に
受け止められる。ここで、サドル6の背面6Bの窪み2
D,2Eに沿うワイパーW1,W2はテーブル5のY軸
方向(コラム1方向)への移動で、二つの窪み2D,2
Eに堆積する切粉Cを図2のように集めてつつ低い位置
に配置したスクリュウコンベア12のU字溝11A内へ
排出するように作用する。
【0012】しかして、従来のような各種カバーを不用
とするから、ワークの加工スペースを最大限に利用出来
るほか、ベッドの低位置に配置した凹溝内及びこのチッ
プコンベアへの切粉処理作用がテーブル移動と相まって
円滑に行なわれる。
とするから、ワークの加工スペースを最大限に利用出来
るほか、ベッドの低位置に配置した凹溝内及びこのチッ
プコンベアへの切粉処理作用がテーブル移動と相まって
円滑に行なわれる。
【0013】本発明は、上記実施例に限定されることな
く発明の要旨内での細部の設計変更が可能である。例え
ば、工作機械は横型であってもよい。
く発明の要旨内での細部の設計変更が可能である。例え
ば、工作機械は横型であってもよい。
【0014】
【効果】本発明によると、工作機械の前方位置にテーブ
ル等を載置し、後方位置にコラム等を配置したベッドに
おいて、上記ベッドの前後中央部の上面にX軸方向に延
びる凹溝を設け、上記凹溝内にチップコンベアを内装す
るほか、テーブルのY軸移動を利用してテーブル背面側
の切粉をチップコンベアに送り込むようにしたから、従
来のような各種カバーを不用とするから、ワークの加工
スペースを最大限に利用出来るほか、ベッドの低位置に
配置した凹溝内及びこのチップコンベアへの切粉処理作
用がテーブル移動と相まって円滑に行なわれる効果が発
揮される。
ル等を載置し、後方位置にコラム等を配置したベッドに
おいて、上記ベッドの前後中央部の上面にX軸方向に延
びる凹溝を設け、上記凹溝内にチップコンベアを内装す
るほか、テーブルのY軸移動を利用してテーブル背面側
の切粉をチップコンベアに送り込むようにしたから、従
来のような各種カバーを不用とするから、ワークの加工
スペースを最大限に利用出来るほか、ベッドの低位置に
配置した凹溝内及びこのチップコンベアへの切粉処理作
用がテーブル移動と相まって円滑に行なわれる効果が発
揮される。
【図1】本発明に係る実施例を示す工作機械の正面図で
ある。
ある。
【図2】本発明に係る実施例を示す工作機械の左側面図
である。
である。
【図3】本発明に係る要部の拡大斜視図である。
1 コラム 2 ベッド 2D,2E 窪み 5 テーブル 6 サドル 6B サドル背面 W1,W2 ワイパー 10 工作機械 11 ベース枠体 11A U字溝 12 スクリュウコン
ベア 100 切粉排出装置
ベア 100 切粉排出装置
Claims (1)
- 【請求項1】 工作機械の前方位置にテーブル等を載置
し、後方位置にコラム等を配置したベッドにおいて、上
記ベッドの前後中央部の上面にX軸方向に延びる凹溝を
設け、上記凹溝内にチップコンベアを内装するほか、テ
ーブルのY軸移動を利用してテーブル背面側の切粉をチ
ップコンベアに送り込むようにしたことを特徴とする工
作機械の切粉排出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22107494A JPH0857739A (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 工作機械の切粉排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22107494A JPH0857739A (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 工作機械の切粉排出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0857739A true JPH0857739A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=16761085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22107494A Pending JPH0857739A (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 工作機械の切粉排出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0857739A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10022831B2 (en) | 2014-07-11 | 2018-07-17 | Toshiba Kikai Kabushiki Kaisha | Industrial machine provided with foreign matter expulsion mechanism |
-
1994
- 1994-08-22 JP JP22107494A patent/JPH0857739A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10022831B2 (en) | 2014-07-11 | 2018-07-17 | Toshiba Kikai Kabushiki Kaisha | Industrial machine provided with foreign matter expulsion mechanism |
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