JPH085762Y2 - 卓上切断機の切削高さ表示機構 - Google Patents

卓上切断機の切削高さ表示機構

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JPH085762Y2
JPH085762Y2 JP12310390U JP12310390U JPH085762Y2 JP H085762 Y2 JPH085762 Y2 JP H085762Y2 JP 12310390 U JP12310390 U JP 12310390U JP 12310390 U JP12310390 U JP 12310390U JP H085762 Y2 JPH085762 Y2 JP H085762Y2
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JP
Japan
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indicator
scale
cutting
rotary
holder
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JP12310390U
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JPH0477401U (ja
Inventor
繁春 牛渡
建二 酒井
Original Assignee
株式会社日立工機原町
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、被削材に切込み作業を行なう際の切削高さ
を表示させる卓上切断機の切込高さ表示機構に関するも
のである。
〔従来の技術〕
以下、従来技術を第8図及び第9図を用いて説明す
る。
従来、被削材の切込量を表示する機能を備えた卓上切
断機として、例えば、実開昭62-203001号公報がある。
のこ刃112の上半部を覆う上部カバー114にのこ刃112の
下半部を覆う下部カバー130を回動自在に軸支し、下部
カバー130の側面に切込量目盛131を設け、上部カバー11
4の下端に被削材29への切込量を示す指針132を設けてい
る。
回転刃物部110を押し下げると、被削材29上面に下部
カバー130の下面が当接し、さらに回転刃物部110を押し
下げると、下部カバー130が上昇し、指針132で指示され
た切込量目盛131の数値がのこ刃112の切込量として表示
される。
〔考案が解決しようとする課題〕
第6図に示すように、実作業において溝入れ加工を行
なった被削材29に他の加工材30を組み合わせる場合(組
み合された全高H2に高さH1の加工材30を組み合わせる場
合)、被削材29の切込量H3を導きだすには、組み合され
た全高H2から加工材30の高さH1を差し引いて被削材29の
切削高さ(削り残し高さ)Hを導き、さらに、被削材29
の高さH4から切削高さHを差し引かなければならないと
いう不便さがあった。
本考案の目的は、上記した従来の欠点をなくし、卓上
切断機における切削高さ設定作業を簡便にすることであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記した目的を達成するために、本考案は、被削材を
支持するベース後方に支持手段を設け、該支持手段に該
ベース上方に位置させ、かつベースに対して上下方向に
揺動及びベース上面に対し平行に前後移動自在な回転刃
物部を備えた卓上切断機において、前記回転刃物部に切
削高さを示す目盛を有するスケールを設け、該スケール
の目盛を指示する指針を有するインジケータをインジケ
ータホルダに設け、該インジケータホルダを前記スケー
ルと平行に摺動可能に前記回転刃物部に形成した長孔部
に設け、前記支持手段に連結バーの一端を揺動可能に軸
支し、他端にピンを設け、該ピンはインジケータホルダ
を支持し、該インジケータホルダを一直線上で摺動可能
とし、前記インジケータの指針と前記スケールの目盛に
より被削材の切削高さを表示したものである。
〔作用〕
上記したような構成により、回転刃物部を押し下げ、
回転刃物で被削材に切込みを与える。ピンは、ピン案内
部、ピン案内溝内を移動しながら、回転刃物部の下降量
と連結バーの横移動量が一定の比例関係を保つようにイ
ンジケータホルダを移動させ、インジケータが指すスケ
ールの目盛を現時点での被削材の切削高さとして表示す
る。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1図〜第7図により説明する。第
1図及び第2図は本考案となる卓上切断機の切削高さ表
示機構の一実施例を示す右側面図、第3図は卓上切断機
の全体左側面図、第4図は第1図のI−I線断面図,第
5図は第1図の切削高さ表示機構周辺の拡大図、第6図
は被削材の加工例を示す説明図、第7図は回転刃物部と
連結バーとの揺動関係を示す説明図である。
第3図において、ベース1上面に被削材29の側面を支
持するフェンス2を固定する。ベース1後部には上方に
摺動保持部4aを水平方向に穿設したホルダ4をシャフト
3で立設し、この摺動保持部4aに水平方向へ摺動自在に
スライドバー5を挿通している。スライドバー5の右端
には回転刃物部ホルダ6が連結され、左端にスライドバ
ー5抜け止め用のサポート7が設けられている。なお、
ホルダ4上部に設けたノブ8は、スライドバー5の摺動
位置を固定するものである。
回転刃物部ホルダ6にはシャフト9を介してベース1
に対し上下方向へ揺動自在に回転刃物部10が軸支されて
いる。回転刃物部10は、モートル11、モートル11により
回転駆動するのこ刃12、溝切りカッタ13等の回転刃物
(第3図においては、のこ刃12を取付けている)、回転
刃物の上半部を覆う上部カバー14及び回転刃物部10を押
し下げるハンドル15から構成されている。
ハンドル15を持ち回転刃物部10を第3図から見て左右
方向に水平移動させると、回転刃物部ホルダ6を介して
一体となっているスライドバー5が摺動保持部4aを案内
に前後摺動する。回転刃物部ホルダ6と回転刃物部10間
には、回転刃物部10を常に上方に付勢させる図示しない
コイルバネが取付けられ、図示しない上限ストッパによ
り所定の上限位置(第3図の位置)で保持されている。
なお、本実施例における支持手段は、ホルダ4、スライ
ドバー5、回転刃物部ホルダ6、シャフト9から構成さ
れている。
回転刃物部10の下限位置(切削高さ)設定用の切込み
調整部材となる切込み調整ボルト16が上部カバー14の上
部から内部へ貫通し、切込み調整ボルト16の下端16aが
回転刃物部ホルダ6に形成した当接面6aに当接するよう
にねじ嵌合している。チョウナット17で切込み調整ボル
ト16の位置が固定され、切込み調整ボルト16の上端に設
けたつまみ18で切込み調整ボルト16を回して上下に移動
させる。
上部カバー14の側面に被削材29の切削高さを示す目盛
を記した一直線状のスケール19を設け、スケール19の下
方にスケール19と平行な長孔部20を上部カバー14の側面
に形成し、この長孔部20にインジケータホルダ21を摺動
自在に配設し、インジケータホルダ21には上部カバー14
の側面に位置するようにスケール19の目盛を指示する指
針を記したインジケータ22を2つのねじ23で固定してい
る。回転刃物部ホルダ6の支点24には連結バー25の一端
を揺動可能に軸支し、連結バー25の他端にはピン26を設
け、上部カバー14内面に形成したピン案内部27と、イン
ジケータホルダ21のピン案内溝28に遊嵌する。
インジケータ22に外径の異なるのこ刃12、溝切りカッ
タ13に対応する指針を配設すれば、各々の回転刃物に対
応する切削高さの設定が可能となる。しかし、外径の異
なる回転刃物を取付ける場合には、スケール19の目盛間
隔を一定にする必要がある。
よって、回転刃物の下降量とインジケータホルダ21の
移動量とを一定の比例関係とするための一例を第7図を
用いて説明する。第7図は回転刃物部と連結バーとの揺
動関係を示す説明図である。Lは連結バー25の揺動軌跡
を示し、Tは回転刃物部10の揺動軌跡を示している。
スケール19と平行にピン26を移動させたとすると、回
転刃物を一定移動量Hずつ下降させ、S0からS1へ回転刃
物が移動したときピン26は、連結バー25を介して、ピン
案内部27を移動量B1分移動してA1に位置し、S1からS2の
ときは移動量B2分移動してA2、S2からS3のときは移動量
B3分移動してA3に位置する。本実施例では、ピン案内溝
28でピン26を縦方向に変化させることにより、A1のとき
は補正量C1分ピン26の横の移動量を減少させ、回転刃物
がS0からS1へ移動したときのピン26の位置はK0からK1と
なる。S2も同じく補正量C2分横の移動量を減少させK2に
位置し、S3は補正量C3分横の移動量を減少させK3に位置
することで、回転刃物をH量を下降するごとに、インジ
ケータホルダ21は常に一定の移動量Kだけ長孔部20を移
動する。これで、回転刃物部10の下降変化量に対し、イ
ンジケータホルダ21の移動変化量を一定の比例関係とな
り、スケール19の目盛を等間隔にすることができる。
本実施例では、インジケータ22に305mmののこ刃、12
5,120,110mmの溝切りカッタの径をそれぞれ記してい
る。
上記した構成において、溝入れ作業時の手順を説明す
る。
ア.切削高さHの算出 第6図に示すように高さH1の加工材30を被削材29に組
合せ、被削材29と加工材30を組み合せた全高をH2とした
場合、組み合された全高H2から加工材30の高さH1を差し
引いて被削材29の切削高さ(削り残し高さ)Hを導きだ
す。
イ.回転刃物部の切削高さを設定 被削材29をベース1上にセットする前に回転刃物部10
を下降させ、回転刃物の外径に対応するインジケータ22
の指針をスケール19の目盛の被削材29の切削高さHに合
わせ、その状態で、切込み調整ボルト16を移動させて切
込み調整ボルト16の下端16aを回転刃物部ホルダ6の当
接面6aに当接させ、チョウナット17で切込み調整ボルト
16を固定して回転刃物部10の切削高さHを設定する。
ウ.溝入れ作業 ハンドル15を持ちスライドバー5で回転刃物部10を手
前側に移動させる。次に、モートル11で溝切りカッタ13
を回転駆動させて回転刃物部10を押し下げ、溝切りカッ
タ13で被削材29に切込みを与える。ピン26は、ピン案内
部27、ピン案内溝28内を移動しながら、回転刃物部10の
下降量と連結バー25の横移動量が一定の比例関係を保つ
ようにインジケータホルダ21を移動させ、インジケータ
22が指すスケール19の目盛を現時点での被削材29の切削
高さとして表示する。
さらに、切込みを与えていくと、設定した切削高さH
の位置で、切込み調整ボルト16の下端16aが回転刃物部
ホルダ6の当接面6aに当接する。この下限位置を維持し
ながら、回転刃物部10をスライドバー5を介して奥側へ
移動させることで、被削材29に示した破線の切削高さで
溝入れ作業が完了する。
なお、本実施例では、スケール19の下方に長孔部20を
形成し、この長孔部20にインジケータホルダ21を配設し
たが、それとは逆に、インジケータ22を固定し、スケー
ル19を長孔部20に配設してもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、上記した構成により、切削高さの表
示が可能となり、被削材の切込量を算出する必要はな
く、また、切込み高さの表示目盛を利用することで、容
易に被削材の切込み高さで切削することができ、溝入れ
作業の簡便化が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案となる卓上切断機の切削高さ
表示機構の一実施例を示す右側面図、第3図は卓上切断
機の全体左側面図、第4図は第1図のI−I線断面図、
第5図は第1図の切削高さ表示機構周辺の拡大図、第6
図は被削材の加工例を示す説明図、第7図は回転刃物部
と連結バーとの揺動関係を示す説明図、第8図及び第9
図は従来例を示す卓上切断機の左側面図である。 6……回転刃物部ホルダ、10……回転刃物部、12……の
こ刃、13……溝切りカッタ、14……上部カバー、16……
切込み調整ボルト、16a……下端、17……チョウナッ
ト、18……つまみ、19……スケール、20……長孔部、21
……インジケータホルダ、22……インジケータ、24……
支点、25……連結バー、26……ピン、27……ピン案内
部、28……ピン案内溝、29……被削材、30……加工材。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被削材を支持するベース後方に支持手段を
    設け、該支持手段に該ベース上方に位置させ、かつベー
    スに対して上下方向に揺動及びベース上面に対し平行に
    前後移動自在な回転刃物部を備えた卓上切断機におい
    て、前記回転刃物部に切削高さを示す目盛を有するスケ
    ールを設け、該スケールの目盛を指示する指針を有する
    インジケータをインジケータホルダに設け、該インジケ
    ータホルダを前記スケールと平行に摺動可能に前記回転
    刃物部に形成した長孔部に設け、前記支持手段に連結バ
    ーの一端を揺動可能に軸支し、他端にピンを設け、該ピ
    ンはインジケータホルダを支持し、該インジケータホル
    ダを一直線上で摺動可能とし、前記インジケータの指針
    と前記スケールの目盛により被削材の切削高さを表示し
    たことを特徴とする卓上切断機の切削高さ表示機構。
  2. 【請求項2】前記回転刃物部内に形成したピン案内部
    と、前記インジケータホルダに形成したピン案内溝にピ
    ンを遊嵌させ、前記回転刃物部の揺動により前記ピンが
    ピン案内部及びピン案内溝内を移動してインジケータホ
    ルダを移動させる際、前記ピンの移動軌跡をたどるピン
    案内部及びピン案内溝を前記回転刃物部の揺動による前
    記回転刃物部の揺動変化量に対しインジケータホルダの
    移動変化量を一定の比例関係に保つ形状としたことを特
    徴とする請求項1記載の卓上切断機の切削高さ表示機
    構。
  3. 【請求項3】前記インジケータに外径の異なる回転刃物
    に対応する指針を設けたことを特徴とする請求項2記載
    の卓上切断機の切削高さ表示機構。
  4. 【請求項4】前記回転刃物部の所望の揺動下限位置で支
    持手段に当接して回転刃物部の揺動下限位置を規制する
    切込み調整部材を回転刃物部に設けたことを特徴とする
    請求項1,2又は3記載の卓上切断機の切削高さ表示機
    構。
JP12310390U 1990-11-21 1990-11-21 卓上切断機の切削高さ表示機構 Expired - Lifetime JPH085762Y2 (ja)

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JP12310390U JPH085762Y2 (ja) 1990-11-21 1990-11-21 卓上切断機の切削高さ表示機構

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JP12310390U JPH085762Y2 (ja) 1990-11-21 1990-11-21 卓上切断機の切削高さ表示機構

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JPH0477401U JPH0477401U (ja) 1992-07-07
JPH085762Y2 true JPH085762Y2 (ja) 1996-02-21

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ID=31870830

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JP12310390U Expired - Lifetime JPH085762Y2 (ja) 1990-11-21 1990-11-21 卓上切断機の切削高さ表示機構

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4656377B2 (ja) * 2004-07-06 2011-03-23 日立工機株式会社 卓上切断機

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JPH0477401U (ja) 1992-07-07

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