JPH0856959A - レーザ治療装置 - Google Patents
レーザ治療装置Info
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- JPH0856959A JPH0856959A JP6195510A JP19551094A JPH0856959A JP H0856959 A JPH0856959 A JP H0856959A JP 6195510 A JP6195510 A JP 6195510A JP 19551094 A JP19551094 A JP 19551094A JP H0856959 A JPH0856959 A JP H0856959A
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- laser
- handpiece
- hand piece
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ストレート型レーザハンドピース及びコント
ラ型レーザハンドピースとして使用できるレーザハンド
ピースを有するレーザ治療装置を提供することである。 【構成】 レーザハンドピース11は、一端が外装チュ
ーブ10にソケット12を介して接続された筒状のレー
ザハンドピース本体21と、レーザハンドピース本体2
1の他端側に着脱自在に取り付けられたハンドピースヘ
ッド22と、ハンドピースヘッド22に着脱自在に取り
付けられた第2把持部200と、レーザチップ23と、
レーザ光をレーザハンドピース11に導く導光用光ファ
イバ25とを備えている。第2把持部200がハンドピ
ースヘッド22に取り付けられた状態では、レーザハン
ドピース11は、ストレート型レーザハンドピースとな
り、第2把持部200を取り外せばコントラ型レーザハ
ンドピースとなる。
ラ型レーザハンドピースとして使用できるレーザハンド
ピースを有するレーザ治療装置を提供することである。 【構成】 レーザハンドピース11は、一端が外装チュ
ーブ10にソケット12を介して接続された筒状のレー
ザハンドピース本体21と、レーザハンドピース本体2
1の他端側に着脱自在に取り付けられたハンドピースヘ
ッド22と、ハンドピースヘッド22に着脱自在に取り
付けられた第2把持部200と、レーザチップ23と、
レーザ光をレーザハンドピース11に導く導光用光ファ
イバ25とを備えている。第2把持部200がハンドピ
ースヘッド22に取り付けられた状態では、レーザハン
ドピース11は、ストレート型レーザハンドピースとな
り、第2把持部200を取り外せばコントラ型レーザハ
ンドピースとなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ光を患部に照射
して治療を行うレーザ治療装置に関し、特に口腔内の蒸
散および歯肉の切開などの歯科治療を行う際に利用され
るレーザ治療装置に関する。
して治療を行うレーザ治療装置に関し、特に口腔内の蒸
散および歯肉の切開などの歯科治療を行う際に利用され
るレーザ治療装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ治療装置として特公平1−
12491号公報に示されたものがある。このレーザ治
療装置を用いて患部を治療する前には安全上レーザ光出
力測定装置を用いて、レーザプローブの先端から出射さ
れるレーザ光の出力を測定する必要がある。
12491号公報に示されたものがある。このレーザ治
療装置を用いて患部を治療する前には安全上レーザ光出
力測定装置を用いて、レーザプローブの先端から出射さ
れるレーザ光の出力を測定する必要がある。
【0003】次に従来のレーザプローブについて説明す
る。図10は従来のレーザプローブの概略構成を示す図
である。レーザプローブは、レーザ光発生装置2aから
患部にレーザ光を導くために、一端に導光用ファイバの
受光端を有するアダプタ8aと、他端には、術者が手持
ちして治療が行えるように、レーザハンドピース11a
が設けられ、導光用光ファイバは、外装チューブ10a
によって保護されている構成になっている。
る。図10は従来のレーザプローブの概略構成を示す図
である。レーザプローブは、レーザ光発生装置2aから
患部にレーザ光を導くために、一端に導光用ファイバの
受光端を有するアダプタ8aと、他端には、術者が手持
ちして治療が行えるように、レーザハンドピース11a
が設けられ、導光用光ファイバは、外装チューブ10a
によって保護されている構成になっている。
【0004】また、レーザハンドピースは、治療用途に
応じて2種類に使い分けられる。図11は従来のレーザ
ハンドピースを示す図である。第1は、ストレート型レ
ーザハンドピースであり、図11(A)に示すようにレ
ーザハンドピース11a内に設けられた導光用光ファイ
バ25aの出射端と、レーザ光を集光する集光レンズ2
7aからなる。これは、主に前歯表面患部の治療に使わ
れ、従来の外科用メスの使用感覚で治療できる。
応じて2種類に使い分けられる。図11は従来のレーザ
ハンドピースを示す図である。第1は、ストレート型レ
ーザハンドピースであり、図11(A)に示すようにレ
ーザハンドピース11a内に設けられた導光用光ファイ
バ25aの出射端と、レーザ光を集光する集光レンズ2
7aからなる。これは、主に前歯表面患部の治療に使わ
れ、従来の外科用メスの使用感覚で治療できる。
【0005】第2は、コントラ型レーザハンドピースで
あり、図11(B)に示すようにレーザハンドピース1
1b内に、導光用光ファイバ25bの出射端とレーザ光
の光軸を屈曲させる反射鏡26b及び集光レンズ27b
が設けられている。これは、例えば、口腔内の歯質裏面
患部の治療に使われ、虫歯治療で使われているタービン
と同じ感覚で使用できるものである。そしてこれらスト
レート型レーザハンドピース、コントラ型レーザハンド
ピースが治療用途に応じて、適宜選択使用される。
あり、図11(B)に示すようにレーザハンドピース1
1b内に、導光用光ファイバ25bの出射端とレーザ光
の光軸を屈曲させる反射鏡26b及び集光レンズ27b
が設けられている。これは、例えば、口腔内の歯質裏面
患部の治療に使われ、虫歯治療で使われているタービン
と同じ感覚で使用できるものである。そしてこれらスト
レート型レーザハンドピース、コントラ型レーザハンド
ピースが治療用途に応じて、適宜選択使用される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、治療する際に
は、レーザ光の出力を測定してから行わなければなら
ず、治療用途を変える時には、アダプタ8a、外装チュ
ーブ10a、導光用光ファイバ25a(25b)は、各
ハンドピースごと一体となっているため、レーザ光伝送
装置ごと交換しなければならず、また、それに伴うレー
ザ光の出力測定も行なわなければならないので、操作が
煩雑になるという欠点があった。
は、レーザ光の出力を測定してから行わなければなら
ず、治療用途を変える時には、アダプタ8a、外装チュ
ーブ10a、導光用光ファイバ25a(25b)は、各
ハンドピースごと一体となっているため、レーザ光伝送
装置ごと交換しなければならず、また、それに伴うレー
ザ光の出力測定も行なわなければならないので、操作が
煩雑になるという欠点があった。
【0007】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、その目的はストレート型レーザハンドピース
及びコントラ型レーザハンドピースとして使用できるレ
ーザハンドピースを有するレーザ治療装置を提供するこ
とである。
のであり、その目的はストレート型レーザハンドピース
及びコントラ型レーザハンドピースとして使用できるレ
ーザハンドピースを有するレーザ治療装置を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、レーザ光を患部に照射して治療を行うレ
ーザ治療装置において、レーザ光発生装置からのレーザ
光を屈曲させる光学手段を備えた第1把持部と、前記第
1把持部に着脱自在に取り付けられると共に、屈曲した
レーザ光を患部に照射するレーザチップと、前記レーザ
チップと反対側にレーザチップを透過するレーザ光の進
行方向に沿って着脱自在に設けた柱状の第2把持部と、
を備えたことを特徴とするレーザ治療装置が、提供され
る。
決するために、レーザ光を患部に照射して治療を行うレ
ーザ治療装置において、レーザ光発生装置からのレーザ
光を屈曲させる光学手段を備えた第1把持部と、前記第
1把持部に着脱自在に取り付けられると共に、屈曲した
レーザ光を患部に照射するレーザチップと、前記レーザ
チップと反対側にレーザチップを透過するレーザ光の進
行方向に沿って着脱自在に設けた柱状の第2把持部と、
を備えたことを特徴とするレーザ治療装置が、提供され
る。
【0009】
【作用】第1把持部とレーザチップによって、コントラ
型レーザハンドピースの機能を果たす。また、第2把持
部を追加することにより、第2把持部と屈曲されたレー
ザ光は同一方向になるので、ストレート型レーザハンド
ピースの機能を果たす。
型レーザハンドピースの機能を果たす。また、第2把持
部を追加することにより、第2把持部と屈曲されたレー
ザ光は同一方向になるので、ストレート型レーザハンド
ピースの機能を果たす。
【0010】したがって、第2把持部の着脱のみでスト
レート型レーザハンドピースと、コントラ型レーザハン
ドピースの両者の機能を果たすことができる。
レート型レーザハンドピースと、コントラ型レーザハン
ドピースの両者の機能を果たすことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図5は、本発明のレーザ治療装置の外観斜視図
である。レーザ治療装置1は、底面にキャスタ3を備え
た可搬性の装置筐体2を備え、装置筐体2内にレーザ光
発生装置4、該レーザ光発生装置4から発生したレーザ
光を患部に導くレーザ光伝送装置101を光学的に接続
するためのミラー18、レンズ19の光学部品等が配置
されている。また、装置筐体2の上面には、レーザ光出
力測定装置17、操作パネル20とアダプタ8が備えつ
けられている。
明する。図5は、本発明のレーザ治療装置の外観斜視図
である。レーザ治療装置1は、底面にキャスタ3を備え
た可搬性の装置筐体2を備え、装置筐体2内にレーザ光
発生装置4、該レーザ光発生装置4から発生したレーザ
光を患部に導くレーザ光伝送装置101を光学的に接続
するためのミラー18、レンズ19の光学部品等が配置
されている。また、装置筐体2の上面には、レーザ光出
力測定装置17、操作パネル20とアダプタ8が備えつ
けられている。
【0012】レーザ光伝送装置101は、基本構成とし
て、一端が装置筐体2と接続するコネクタ部102を有
し、コネクタ部102には、外装チューブ10の一端が
接続されており、その他端には術者が手持ちして治療が
行えるようにレーザハンドピース11がソケット12を
介して接続されているレーザハンドピース11は、ソケ
ット12、レーザハンドピース本体21、ハンドピース
ヘッド22、レーザチップ23、第2把持部200等か
らなる。その詳細は後述する。
て、一端が装置筐体2と接続するコネクタ部102を有
し、コネクタ部102には、外装チューブ10の一端が
接続されており、その他端には術者が手持ちして治療が
行えるようにレーザハンドピース11がソケット12を
介して接続されているレーザハンドピース11は、ソケ
ット12、レーザハンドピース本体21、ハンドピース
ヘッド22、レーザチップ23、第2把持部200等か
らなる。その詳細は後述する。
【0013】また、外装チューブ10内には、金属管に
よって保護され、被覆を有するコア・クラッド構造を持
つ、導光用光ファイバが内挿されている。そして、コネ
クタ部102を、装置筐体2上面に設置されているアダ
プタ8に接続することにより、レーザ光発生装置4とレ
ーザ光伝送装置101は、光学的に接続されている。
よって保護され、被覆を有するコア・クラッド構造を持
つ、導光用光ファイバが内挿されている。そして、コネ
クタ部102を、装置筐体2上面に設置されているアダ
プタ8に接続することにより、レーザ光発生装置4とレ
ーザ光伝送装置101は、光学的に接続されている。
【0014】レーザ光発生装置4としては、波長2.9
4μmで発振するEr:YAGレーザ発振器が用いら
れ、例えば虫歯等の治療をする場合、発振幅50〜10
00μsec、繰り返し発振数1〜30ppsで発振
し、最大1Jの範囲での照射エネルギの調整が可能なE
r:YAGレーザ発振器が使用される。
4μmで発振するEr:YAGレーザ発振器が用いら
れ、例えば虫歯等の治療をする場合、発振幅50〜10
00μsec、繰り返し発振数1〜30ppsで発振
し、最大1Jの範囲での照射エネルギの調整が可能なE
r:YAGレーザ発振器が使用される。
【0015】導光用光ファイバとしては、前記Er:Y
AGレーザ発振器の波長帯での透過性が高く、レーザダ
メージに強いものとして、フッ化物ファイバが使用され
る。フッ化物ファイバとしては、例えばコア径450μ
mのホーヤ株式会社製AZF(アルミニウム・ジルコニ
ウム系・フッ化物ガラス)フッ化物ファイバを使用する
ことができる。
AGレーザ発振器の波長帯での透過性が高く、レーザダ
メージに強いものとして、フッ化物ファイバが使用され
る。フッ化物ファイバとしては、例えばコア径450μ
mのホーヤ株式会社製AZF(アルミニウム・ジルコニ
ウム系・フッ化物ガラス)フッ化物ファイバを使用する
ことができる。
【0016】次に本発明のレーザハンドピースの構成を
図1〜図4に基づいて詳述する。図1は、本発明の第2
把持部が装着されたレーザハンドピースの正面図、図2
は図1のレーザハンドピースの分解斜視図、図3は図1
のレーザハンドピースから第2把持部を取り外したコン
トラ型レーザハンドピースの正面図、図4は図3のコン
トラ型レーザハンドピースの接続を示す分解斜視図であ
る。
図1〜図4に基づいて詳述する。図1は、本発明の第2
把持部が装着されたレーザハンドピースの正面図、図2
は図1のレーザハンドピースの分解斜視図、図3は図1
のレーザハンドピースから第2把持部を取り外したコン
トラ型レーザハンドピースの正面図、図4は図3のコン
トラ型レーザハンドピースの接続を示す分解斜視図であ
る。
【0017】レーザハンドピース11は、一端が外装チ
ューブ10にソケット12を介して接続された筒状のレ
ーザハンドピース本体21と、このレーザハンドピース
本体21の他端側に着脱自在に取り付けられたハンドピ
ースヘッド22と、ハンドピースヘッド22に着脱自在
に取り付けられた第2把持部200と、レーザチップ2
3と、レーザ発生装置4(図5)からのレーザ光16
を、レーザハンドピース11に導く導光用光ファイバ2
5を備えている。なお、第2把持部200はその先端に
雄ネジ部201を有し、ハンドピースヘッド22に設け
られた雌ネジ部に螺合することによって取り付けられて
いる。
ューブ10にソケット12を介して接続された筒状のレ
ーザハンドピース本体21と、このレーザハンドピース
本体21の他端側に着脱自在に取り付けられたハンドピ
ースヘッド22と、ハンドピースヘッド22に着脱自在
に取り付けられた第2把持部200と、レーザチップ2
3と、レーザ発生装置4(図5)からのレーザ光16
を、レーザハンドピース11に導く導光用光ファイバ2
5を備えている。なお、第2把持部200はその先端に
雄ネジ部201を有し、ハンドピースヘッド22に設け
られた雌ネジ部に螺合することによって取り付けられて
いる。
【0018】次に、レーザハンドピース11における、
レーザハンドピース本体21と、ハンドピースヘッド2
2の接続機構について説明する。ハンドピースヘッド2
2は、一端がレーザハンドピース本体21の他端に嵌合
され、且つ止めねじ(図示せず)によって固定された内
筒32と、内筒32の先端部に着脱自在に外嵌されナッ
ト34によって固定された外筒33とで構成され、内筒
32の先端部に後述する反射鏡および集光レンズを収納
保持する保持部材28の一端部が嵌合され、保持部材2
8の突出部を外筒33によって覆っている。
レーザハンドピース本体21と、ハンドピースヘッド2
2の接続機構について説明する。ハンドピースヘッド2
2は、一端がレーザハンドピース本体21の他端に嵌合
され、且つ止めねじ(図示せず)によって固定された内
筒32と、内筒32の先端部に着脱自在に外嵌されナッ
ト34によって固定された外筒33とで構成され、内筒
32の先端部に後述する反射鏡および集光レンズを収納
保持する保持部材28の一端部が嵌合され、保持部材2
8の突出部を外筒33によって覆っている。
【0019】ナット34は、内筒32の外周面に回転自
在に且つ、軸方向移動自在に嵌装されており、先端部外
周面に設けられた雄ネジ部34aが外筒33の開口端部
内周に形成された雌ネジ部33aに螺合している。外筒
33を内筒32に取り付けた状態において、保持部材2
8の外端面に外筒33の内底面が当接している。
在に且つ、軸方向移動自在に嵌装されており、先端部外
周面に設けられた雄ネジ部34aが外筒33の開口端部
内周に形成された雌ネジ部33aに螺合している。外筒
33を内筒32に取り付けた状態において、保持部材2
8の外端面に外筒33の内底面が当接している。
【0020】次に、レーザ治療装置1に内蔵されたレー
ザ光出力測定装置17について説明する。図6は図2の
レーザハンドピースをレーザ光出力測定装置に結合した
図である。レーザチップ23に導光されたレーザ光を実
際に患部に照射する前に、必ず装置筐体2(図5)上部
にある操作パネル20上の、レーザエネルギの表示値
と、レーザ光伝送装置101の先端から出光されるレー
ザエネルギを、常に一致させておく必要がある。なぜな
ら、必要以上のエネルギを患部に照射させて、正常組織
を破壊、死滅するのを防ぐためである。そのために、レ
ーザ光出力測定装置17が使用される。
ザ光出力測定装置17について説明する。図6は図2の
レーザハンドピースをレーザ光出力測定装置に結合した
図である。レーザチップ23に導光されたレーザ光を実
際に患部に照射する前に、必ず装置筐体2(図5)上部
にある操作パネル20上の、レーザエネルギの表示値
と、レーザ光伝送装置101の先端から出光されるレー
ザエネルギを、常に一致させておく必要がある。なぜな
ら、必要以上のエネルギを患部に照射させて、正常組織
を破壊、死滅するのを防ぐためである。そのために、レ
ーザ光出力測定装置17が使用される。
【0021】レーザ光出力測定装置17は、レーザハン
ドピース11先端にある保持部材28を、レーザ光出力
測定装置17に挿入するためのハンドピース挿入ポート
102とレーザ光出力を検出する焦電体素子を備えた検
出器96と、レーザハンドピース11の先端から出光し
たレーザ光16を、検出器96に正しく向かわせる挿入
固定アダプタ104が設置されている。なお、ハンドピ
ース挿入ポート102はレーザ治療装置1の装置筐体2
の上面板110に固定されている。
ドピース11先端にある保持部材28を、レーザ光出力
測定装置17に挿入するためのハンドピース挿入ポート
102とレーザ光出力を検出する焦電体素子を備えた検
出器96と、レーザハンドピース11の先端から出光し
たレーザ光16を、検出器96に正しく向かわせる挿入
固定アダプタ104が設置されている。なお、ハンドピ
ース挿入ポート102はレーザ治療装置1の装置筐体2
の上面板110に固定されている。
【0022】操作パネル20(図5)上の表示と、レー
ザ光伝送装置101の先端からの出力を一致させるため
には、ハンドピース挿入ポート102に、ハンドピース
先端の保持部材28を挿入し、操作パネル20上にある
レーザ光出力測定ボタン(図示せず)を押すことによ
り、レーザ光16は反射鏡26で反射され、集光レンズ
27により集光され、検出器96により、レーザ光を検
出する。検出器96によって検出したデータは、レーザ
治療装置1内に設置された演算機能を有した制御装置
(図示せず)に送られ、信号処理されたのちエネルギを
校正し、パネル上の表示値と、レーザハンドピース11
先端から出光されるレーザ光のエネルギを一致させる。
ザ光伝送装置101の先端からの出力を一致させるため
には、ハンドピース挿入ポート102に、ハンドピース
先端の保持部材28を挿入し、操作パネル20上にある
レーザ光出力測定ボタン(図示せず)を押すことによ
り、レーザ光16は反射鏡26で反射され、集光レンズ
27により集光され、検出器96により、レーザ光を検
出する。検出器96によって検出したデータは、レーザ
治療装置1内に設置された演算機能を有した制御装置
(図示せず)に送られ、信号処理されたのちエネルギを
校正し、パネル上の表示値と、レーザハンドピース11
先端から出光されるレーザ光のエネルギを一致させる。
【0023】次に、本発明のレーザ治療装置を使い、歯
科治療を行う治療方法について説明する。図7は図3の
コントラ型レーザハンドピースを使用して奥歯の虫歯治
療を行う図である。
科治療を行う治療方法について説明する。図7は図3の
コントラ型レーザハンドピースを使用して奥歯の虫歯治
療を行う図である。
【0024】レーザ治療装置1の装置筐体2上部には、
図3に示されるコントラ型レーザハンドピースのレーザ
光伝送装置101が装着されている。図3に示すレーザ
ハンドピース11は主に奥歯の虫歯治療(エナメル質、
象牙質、セメント質等の虫歯除去)に使用される。治療
の前には、前述したように、患部への誤照射をなくすた
めに、レーザ光出力測定装置17を用い、操作パネル2
0上の表示値とレーザハンドピース11先端からの出光
を一致させる。図6に示すように、レーザハンドピース
本体21から、レーザチップ23を備えたハンドピース
ヘッド22を取り外し、レーザハンドピース11先端を
挿入ポート102に挿入させて、レーザ光出力を測定す
る。レーザ光出力測定装置17によって、操作パネル2
0上の表示値と前記レーザハンドピース11先端からの
出光を一致させた後、再びレーザハンドピース本体21
に、ハンドピースヘッド22を装着し、操作パネル20
によりエネルギを設定して、患部を治療する。例えば、
虫歯の除去の場合は、出光エネルギを30mJ〜150
mJ、繰り返し速度10ppsに設定して治療が行われ
る。
図3に示されるコントラ型レーザハンドピースのレーザ
光伝送装置101が装着されている。図3に示すレーザ
ハンドピース11は主に奥歯の虫歯治療(エナメル質、
象牙質、セメント質等の虫歯除去)に使用される。治療
の前には、前述したように、患部への誤照射をなくすた
めに、レーザ光出力測定装置17を用い、操作パネル2
0上の表示値とレーザハンドピース11先端からの出光
を一致させる。図6に示すように、レーザハンドピース
本体21から、レーザチップ23を備えたハンドピース
ヘッド22を取り外し、レーザハンドピース11先端を
挿入ポート102に挿入させて、レーザ光出力を測定す
る。レーザ光出力測定装置17によって、操作パネル2
0上の表示値と前記レーザハンドピース11先端からの
出光を一致させた後、再びレーザハンドピース本体21
に、ハンドピースヘッド22を装着し、操作パネル20
によりエネルギを設定して、患部を治療する。例えば、
虫歯の除去の場合は、出光エネルギを30mJ〜150
mJ、繰り返し速度10ppsに設定して治療が行われ
る。
【0025】次に、前部歯肉等を切開する場合、コント
ラ型レーザハンドピースに第2把持部200を装着して
治療を行う。図8は図1のストレート型レーザハンドピ
ースを使用して前部歯肉の切開を行う図である。第2把
持部200は、レーザハンドピース本体21に着脱自在
に固定可能なハンドピースヘッド22に、患部に照射さ
れるレーザ光の出光方向に対し、レーザチップ23と反
対側に、且つそれぞれが同一直線上に位置するように、
第2把持部200の雄ネジ部と、ハンドピースヘッド2
2の雌ネジ部とを螺合することにより固定される。
ラ型レーザハンドピースに第2把持部200を装着して
治療を行う。図8は図1のストレート型レーザハンドピ
ースを使用して前部歯肉の切開を行う図である。第2把
持部200は、レーザハンドピース本体21に着脱自在
に固定可能なハンドピースヘッド22に、患部に照射さ
れるレーザ光の出光方向に対し、レーザチップ23と反
対側に、且つそれぞれが同一直線上に位置するように、
第2把持部200の雄ネジ部と、ハンドピースヘッド2
2の雌ネジ部とを螺合することにより固定される。
【0026】このように、第2把持部200を、ハンド
ピースヘッド22のレーザチップ23と反対側に固定す
ることにより、ストレート型レーザハンドピースを使用
する時と同じ感覚で治療が行えるようになる。
ピースヘッド22のレーザチップ23と反対側に固定す
ることにより、ストレート型レーザハンドピースを使用
する時と同じ感覚で治療が行えるようになる。
【0027】実際に奥歯と前歯の治療を行うには、ま
ず、レーザハンドピース本体21からハンドピースヘッ
ド22を取り外して、レーザ光出力測定装置17によっ
て操作パネル20の表示値と、レーザハンドピース11
から出光させるエネルギの値を一致させてから奥歯の治
療を行う。次にハンドピースヘッド22に第2把持部2
00を固定して前歯の治療を行うが、奥歯の治療の際に
レーザ出力を校正したので、再度校正をする必要がな
い。
ず、レーザハンドピース本体21からハンドピースヘッ
ド22を取り外して、レーザ光出力測定装置17によっ
て操作パネル20の表示値と、レーザハンドピース11
から出光させるエネルギの値を一致させてから奥歯の治
療を行う。次にハンドピースヘッド22に第2把持部2
00を固定して前歯の治療を行うが、奥歯の治療の際に
レーザ出力を校正したので、再度校正をする必要がな
い。
【0028】従来、前歯の治療の場合はストレート型レ
ーザハンドピースを使用し、奥歯の治療の場合にコント
ラ型レーザハンドピースを使用し、レーザハンドピース
の交換ごとに、レーザエネルギの校正を行わなければな
らなかったが、本発明によりその操作が省略され、迅速
に治療を行うことができる。
ーザハンドピースを使用し、奥歯の治療の場合にコント
ラ型レーザハンドピースを使用し、レーザハンドピース
の交換ごとに、レーザエネルギの校正を行わなければな
らなかったが、本発明によりその操作が省略され、迅速
に治療を行うことができる。
【0029】また本実施例では、第2把持部200をレ
ーザチップ23の同一直線上に位置させたものを挙げた
が、これに限らず、第2把持部200とレーザチップ2
3が、屈曲したレーザ光の進行方向と同一方向で、同一
直線上に位置しない場合においても、同様の効果が得ら
れる。
ーザチップ23の同一直線上に位置させたものを挙げた
が、これに限らず、第2把持部200とレーザチップ2
3が、屈曲したレーザ光の進行方向と同一方向で、同一
直線上に位置しない場合においても、同様の効果が得ら
れる。
【0030】本実施例では、第2把持部200を、コン
トラ型レーザハンドピース11に着脱自在に取り付けら
れるハンドピースヘッド22に、付加した構造としてい
るが、図9に示すように、レーザハンドピース本体21
に取り付けるようにしてもよい。すなわち、取付部材2
11の一端をネジ211bでネジ止めして、他端に雌ネ
ジ部211aを設け、第2把持部200aの先端の雄ネ
ジ部201aを螺合する。
トラ型レーザハンドピース11に着脱自在に取り付けら
れるハンドピースヘッド22に、付加した構造としてい
るが、図9に示すように、レーザハンドピース本体21
に取り付けるようにしてもよい。すなわち、取付部材2
11の一端をネジ211bでネジ止めして、他端に雌ネ
ジ部211aを設け、第2把持部200aの先端の雄ネ
ジ部201aを螺合する。
【0031】また、本実施例では、第2把持部200と
ハンドピースヘッド22とを、雄ネジ部201と雌ネジ
部202を螺合することにより固定させたものを挙げた
が、これに限らずコネクタ式に着脱可能に固定されるも
のや、互いに段差を持たせて嵌入させることによって固
定されるものでもよい。
ハンドピースヘッド22とを、雄ネジ部201と雌ネジ
部202を螺合することにより固定させたものを挙げた
が、これに限らずコネクタ式に着脱可能に固定されるも
のや、互いに段差を持たせて嵌入させることによって固
定されるものでもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明ではレーザ
ハンドピースのレーザチップの反対側に第2把持部を着
脱自在に設けたので、治療目的に応じてストレート型レ
ーザハンドピース及びコントラ型レーザハンドピースと
して使用できるレーザハンドピースとすることができ、
レーザ伝送装置を交換する必要がなく、治療の種別によ
ってレーザ光出力の校正をする必要がなくなり、治療に
応じ迅速に対応できるようになる。
ハンドピースのレーザチップの反対側に第2把持部を着
脱自在に設けたので、治療目的に応じてストレート型レ
ーザハンドピース及びコントラ型レーザハンドピースと
して使用できるレーザハンドピースとすることができ、
レーザ伝送装置を交換する必要がなく、治療の種別によ
ってレーザ光出力の校正をする必要がなくなり、治療に
応じ迅速に対応できるようになる。
【図1】本発明の第2把持部が装着されたレーザハンド
ピースの正面図である。
ピースの正面図である。
【図2】図1のレーザハンドピースの分解斜視図であ
る。
る。
【図3】図1のレーザハンドピースから第2把持部を取
り外したコントラ型レーザハンドピースの正面図であ
る。
り外したコントラ型レーザハンドピースの正面図であ
る。
【図4】図3のコントラ型レーザハンドピースの分解斜
視図である。
視図である。
【図5】本発明のレーザ治療装置の外観斜視図である。
【図6】図2のレーザハンドピースをレーザ光測定装置
に結合した図である。
に結合した図である。
【図7】図3のコントラ型レーザハンドピースを使用し
て奥歯の虫歯治療を行う図である。
て奥歯の虫歯治療を行う図である。
【図8】図1のストレート型レーザハンドピースを使用
して前部歯肉を切開する図である。
して前部歯肉を切開する図である。
【図9】第2把持部を取り付ける他の実施例を示す図で
ある。
ある。
【図10】従来のレーザプローブの概略構成を示す図で
ある。
ある。
【図11】レーザハンドピースを示す図であり、(A)
はストレート型を、(B)はコントラ型を示す図であ
る。
はストレート型を、(B)はコントラ型を示す図であ
る。
1 レーザ治療装置 4 レーザ光発生装置 17 レーザ光出力測定装置 11 レーザハンドピース 21 レーザハンドピース本体 22 ハンドピースヘッド 23 レーザチップ 101 レーザ光伝送装置 200 第2把持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河原 明宏 東京都新宿区中落合2丁目7番5号 ホー ヤ株式会社内 (72)発明者 片岡 研慥 京都府京都市伏見区東浜南町680番地 株 式会社モリタ製作所内 (72)発明者 岡上 吉秀 京都府京都市伏見区東浜南町680番地 株 式会社モリタ製作所内
Claims (3)
- 【請求項1】 レーザ光を患部に照射して治療を行うレ
ーザ治療装置において、 レーザ光発生装置からのレーザ光を屈曲させる光学手段
を備えた第1把持部と、 前記第1把持部に着脱自在に取り付けられると共に、屈
曲したレーザ光を患部に照射するレーザチップと、 前記レーザチップと反対側にレーザチップを透過するレ
ーザ光の進行方向に沿って着脱自在に設けた柱状の第2
把持部と、 を備えたことを特徴とするレーザ治療装置。 - 【請求項2】 前記第2把持部は、前記第1把持部に直
接取り付けることを特徴とする請求項1記載のレーザ治
療装置。 - 【請求項3】 前記第2把持部は、レーザ光を導光する
レーザハンドピース本体に取り付け部材を介して取り付
けることを特徴とする請求項1記載のレーザ治療装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06195510A JP3090579B2 (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | レーザハンドピース及びレーザ治療装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06195510A JP3090579B2 (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | レーザハンドピース及びレーザ治療装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0856959A true JPH0856959A (ja) | 1996-03-05 |
JP3090579B2 JP3090579B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=16342286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06195510A Expired - Fee Related JP3090579B2 (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | レーザハンドピース及びレーザ治療装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3090579B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103006323A (zh) * | 2012-11-21 | 2013-04-03 | 首都医科大学 | 喷液部件、清洗枪及创面处理装置 |
-
1994
- 1994-08-19 JP JP06195510A patent/JP3090579B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103006323A (zh) * | 2012-11-21 | 2013-04-03 | 首都医科大学 | 喷液部件、清洗枪及创面处理装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3090579B2 (ja) | 2000-09-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |