JPH08567A - 眼底計測装置 - Google Patents

眼底計測装置

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JPH08567A
JPH08567A JP6134050A JP13405094A JPH08567A JP H08567 A JPH08567 A JP H08567A JP 6134050 A JP6134050 A JP 6134050A JP 13405094 A JP13405094 A JP 13405094A JP H08567 A JPH08567 A JP H08567A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 眼底ステレオ画像から眼底3次元データを簡
単に得られるようにする。 【構成】 画像ファイル40には、眼底ステレオ写真の
画像データが格納される。4隅計算ステップ42が、ス
テレオ画像データ・ファイル40から、左右画像を含む
4角フレームの4隅A,B,C,Dの座標を求める。切
り出しステップ48は、得られた点A,B,C,Dの座
標値を利用し、ステレオ画像データ40から左画像と右
画像を分離して切り出す。切り出された左右画像は、内
挿ステップ50により内挿(拡大)され、縦視差除去ス
テップ52により縦視差を除去される。ズレ補正ステッ
プ54は、左画像と右画像の全体的な上下左右方向のズ
レを補正する。DEM作成ステップ56は、ズレ補正さ
れた左画像及び右画像から、自動ステレオ・マッチング
により眼底各部の高さ値を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、眼底計測装置に関し、
より具体的には、眼底ステレオ画像から眼底(特に、そ
の乳頭部付近)の3次元画像を得る眼底計測装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】眼底をステレオ撮影するスチル・カメラ
が、例えば、株式会社ニデックにより製品化されてい
る。図2は、株式会社ニデック製造の眼底ステレオ・カ
メラの概略構成図を示す。
【0003】図2において、10は検査しようとする被
検眼であり、その眼底からの光は、正常な目の場合で瞳
孔12によりほぼ平行光束になり、眼底カメラの対物レ
ンズ14により、対物レンズ14の後側焦点に空中像1
6を形成する。その空中像16は、立体視のために、ス
テレオ撮影絞り18により2系統に分離される。その2
系統の光束は、分離プリズム20、フォーカシング・レ
ンズ22、結像レンズ24及び整合プリズム26からな
るリレー光学系を介してフィルム面28に入射する。こ
れにより、フィルム面28上に、空中像16のステレオ
撮影画像が形成される。
【0004】図3は、このようにして形成されたステレ
オ写真の平面図又はフォーマットを示す。1枚の写真フ
レーム30上で、左から見た眼底の画像(左画像)32
Lが左側に、右側から見た眼底の画像(右画像)32R
が右側に、並んで画像形成されている。
【0005】このようなステレオ写真から3次元データ
を得る場合、一般的には、航空写真測量の技術を利用で
きるが、そのためには、左画像と右画像に共通する3個
以上の指標点が必要とされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、眼底の場合、
指標点としては、特有の血管模様などに頼ることにな
り、従来例では、オペレータが、その特有の血管模様な
どに注目して対話形式で左画像と右画像で共通する複数
の指標点を指定している。このような作業は、かなり面
倒であるだけでなく、精度的にも満足できない。
【0007】本発明は、このような不都合を解消し、よ
り簡単な操作で済む眼底計測装置を提示することを目的
とする。
【0008】本発明はまた、眼底ステレオ画像から眼底
の3次元画像データを自動生成する眼底計測装置を提示
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、先ず、入力
眼底ステレオ画像から、その左画像と右画像を含むフレ
ームの4隅の座標値に従い左画像と右画像を抽出する。
抽出された左右画像から眼底の3次元データを算出し、
算出された眼底の3次元データを出力、例えば3次元画
像表示する。
【0010】好ましくは、抽出された左右画像の縦視差
を除去し、左右画像の全体的なズレを検出してそのズレ
を解消すべく左画像と右画像の少なくとも一方をシフト
する。更には、CCD撮像素子の出力画像のように粗い
画像には、縦視差除去の前に、抽出された左右画像を所
定の方法で内挿する。
【0011】左右画像の抽出では、入力眼底ステレオ画
像を2値化して、左画像と右画像を含むフレームの4隅
を検出し、検出された4隅の座標値に従い、入力眼底ス
テレオ画像から左画像と右画像を切り出す。
【0012】
【作用】上記手段により、眼底ステレオ画像から、非常
に手軽且つ短時間で、眼底の3次元データを得ることが
できる。左右画像の抽出では、眼底ステレオ画像から精
度良く左画像と右画像を切り出せる。切り出された左右
画像に各種の補正処理を加えるので、高精度の眼底3次
元データを得ることができる。これらの結果、眼底検査
を迅速に行なえるようになる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の一実施例を
詳細に説明する。
【0014】本発明の一実施例を説明する前に、図2に
図示した眼底ステレオ・カメラにおける光学作用を数学
的に説明する。
【0015】眼底の像は空中像16に光学変換され、空
中像16はフィルム28に投影され、フィルム28によ
る写真は、後述する画像処理のための画像に座標変換さ
れる。
【0016】眼を空中に置いたレンズと考えると、この
レンズと対物レンズ14により、空中像16は、眼底に
一定の結像倍率を乗じたものになっている。但し、一般
に、高さ方向(光軸方向)に微小量、物点が移動する
と、像位置では、結像倍率の2乗を乗じた移動量にな
り、横方向(光軸と垂直な面内)での移動に対しては、
結像倍率を乗じた移動量になる。従って、空中像16の
凸凹量を結像倍率の2乗で除算すれば、眼底での凸凹量
を得ることができる。
【0017】空中像16からフィルム28への投影は、
図4に示す座標系で考えることができる。空中像16の
座標系を(X,Y,Z)、フィルム面28上の写真の座
標系を(x,y,z)、空中像16の座標系で見た写真
の投影中心Oの地上座標を(Xo,Yo,Zo)、カメ
ラの撮影軸の傾きを(ω,φ,κ)とする。ω,φ,κ
はそれぞれ、X軸、Y軸及びZ軸を中心とする回転角を
示し、それぞれの正方向に向かって右回りを正とする。
写真はz=0の面から距離−fの位置にあるとする。
【0018】写真の座標(x,y)と空中像16の座標
(X,Y,Z)との間には、次の幾何学的関係が成立す
る。これは、共線条件式と呼ばれる。
【0019】
【数1】
【0020】9つの係数a11〜a33は、カメラの撮影軸
の傾き(ω,φ,κ)から下記式により求めることがで
きる。
【0021】
【数2】
【0022】従って、
【0023】
【数3】
【0024】
【数1】の逆変換式は、以下の通りである。即ち、
【0025】
【数4】
【0026】なお、ある型式の上記眼底カメラでは、そ
の設計仕様から例えば、左画像に対して、 Xo=−6.3mm Yo=0mm Zo=230mm ω=0゜ φ=1゜33’30” κ=0゜ 右画像に対して Xo=6.3mm Yo=0mm Zo=230 ω=0゜ φ=−1゜33’30” κ=0゜ であった(これを、標定要素という)。
【0027】次に、写真(座標)から画像(座標)への
変換を説明する。画像データは、各点の濃度が数値化さ
れた画素の集りで構成され、その座標系として走査方向
をu、走査の進行方向をvとすると、uは水平ライン上
の画素番号を、vはライン番号を示す。u,vは共に整
数値をとる。写真座標系を(x,y)とすると、画像座
標系(u,v)との間では、画像読取りの過程で上下・
左右の移動と回転が混じった画像歪みが加わり、写真
は、一般的には次のようなアフィン変換を受ける。
【0028】
【数5】
【0029】この逆変換式は次のようになる。即ち、
【0030】
【数6】
【0031】このアフィン変換の未知変量はc11
12,c21,c22,d1,d2の6個である。写真座標系
と画像座標系の関係を図5に示す。これらの未知変量
は、座標位置が既知の1個以上の指標が写し込まれた写
真を同じイメージ・スキャナで画像読取りし、その1個
以上の指標の画像座標を測定することにより、決定でき
る。このような指標としては例えば、4辺上のマーク、
4隅のマーク又はレゾマークがある。
【0032】次に、図1を参照して、本発明の一実施例
を詳細に説明する。図1は、本実施例の概略構成ブロッ
ク図であり、そのほとんどは、ソフトウエア・プログラ
ムとして提供されるが、勿論、ハードウエアとして構成
してもよいことは明らかである。
【0033】スチル写真による眼底ステレオ画像は、拡
大焼き付けした眼底ステレオ写真をイメージ・スキャナ
により画像読取りし、画像ファイル40としてハード・
ディスク、光磁気ディスク装置などの大容量記憶装置に
格納される。
【0034】本実施例では、図2に示すような眼底ステ
レオ・カメラの他に、ビデオ・カメラも使用できる。即
ち、フィルム面28に相当する面位置に撮像素子が位置
するようにビデオ・カメラを配置し、その出力画像を静
止画としてフレーム・バッファに取り込むようにすれ
ば、眼底ステレオ画像となる右画像と左画像からなる静
止画像信号を得ることができる。その際の撮像素子に
は、例えば、ハイビジョン・カメラに使用されるような
高精細CCD撮像素子を使用すればよい。この場合、ビ
デオ入力による眼底ステレオ画像信号は、フレーム・バ
ッファから直接、又は適当なフォーマット変換を経て、
同じく、画像データ・ファイル40として大容量記憶装
置に格納される。
【0035】先ず、右画像と左画像の両方を含むフレー
ム内で、両画像を含む4角形の領域の4隅の点A,B,
C,D(図6参照)を確定する。具体的には、4隅計算
ステップ42が、図3又は図6に示すように、右画像と
左画像を含むステレオ画像データ・ファイル40を読み
込み、先ず、2値化し、ノイズを除去する。そして、右
画像と左画像の両方を含めた4角フレームの境界を抽出
し、最小二乗法により当該4角フレームの四辺の一次式
を求める。次に、得られた一次式の相関係数から直線性
の最も高い辺を基準に回転角を求め、得られた回転角か
ら、図6に示す4隅の点A,B,C,Dの座標を求め
る。
【0036】本実施例では、4隅計算ステップ42によ
る4隅の点A,B,C,Dの自動計算に加えて、オペレ
ータとの対話処理で4隅の点A,B,C,Dを決定する
対話処理ステップ44も設けてある。利用者は、状況に
応じて、4隅計算ステップ42による自動計算と対話処
理ステップ44によるマニュアル指定のどちらかを選択
する。4隅計算ステップ42又は対話処理ステップ44
から出力される4隅の点A,B,C,Dの座標値は、選
択的に切り出しステップ48に印加される。
【0037】切り出しステップ48は、4隅計算ステッ
プ42又は対話処理ステップ44からの4隅の点A,
B,C,Dの座標値を利用し、記憶装置に記憶されるス
テレオ画像データ・ファイル40の画像データを図3に
示す眼底画像フォーマットに従いアフィン逆変換し、左
画像32Lと右画像32Rを分離して切り出す。この切
り出しに際して、必要な画素値は共一次内挿により内挿
補間される。
【0038】内挿ステップ50は、切り出しステップ4
8により切り出された左画像と右画像のそれぞれを、3
次畳み込み内挿により拡大する。最終的に得たい高さの
分解能は、入力画像の画素サイズにより決定されるから
である。例えば、内挿処理により2倍に拡大すれば、高
さの分解能も2倍になる。ビデオ・カメラによる入力画
像は画素サイズが写真に比べて非常に大きいので、この
処理は特に、ビデオ・カメラの入力画像の場合に効果的
である。
【0039】切り出しステップ48では、フレームを基
準に左画像及び右画像を切り出したが、フレーム内の画
像は、1)フレームに対する主点のズレによる歪み、
2)投影中心位置(図4参照)による歪み、3)投影中
心位置でのレンズの傾き(図4参照)による歪み、並び
に、4)フィルム面の平坦性及びレンズの収差による歪
みを含んでいる。1)、2)及び3)による歪みは、先
に説明した、空中像16からフィルム面28への投影を
逆変換することにより、解消できる。縦視差除去ステッ
プ52で、この逆変換を実行する。ステップ52での内
挿法は、共一次内挿である。このステップでの処理結果
が悪いと、縦視差が残り、左画像と右画像のミスマッチ
ングの原因となり、その結果、後述するステレオ・マッ
チングによる高さ検出の精度も悪化する。
【0040】近視眼又は遠視眼では、空中像16は前後
に移動する。これにより、右画像と左画像は全体として
右又は左にずれてくる。このズレ量から被検眼の屈折異
常値を求めることができる。但し、高さ計算には邪魔で
あるので、ズレ補正ステップ54により、左画像と右画
像の全体的な上下左右方向のズレを補正する。具体的に
は、ステレオ・マッチングにより左画像と右画像の全体
的な上下左右方向のズレ量を算出し、そのズレを相殺す
るように左画像又は右画像をシフトする。このシフト量
は、被験者に固有のものと考えられるので、次回の検眼
の際に利用できる。これを考慮し、ズレ補正ステップ5
4では、外部から入力されたシフト量を応じて、左画像
又は右画像をシフトする機能も設けてある。
【0041】DEM(Digital Elevati
on Model)作成ステップ56は、ズレ補正ステ
ップ54から供給されるズレ補正された左画像及び右画
像から、自動ステレオ・マッチングにより眼底各部の高
さ値を算出する。具体的には、左画像と右画像の一方に
ウインドウを設定し、同一の大きさのウインドウを他方
の画像の探索範囲内移動させて、最も良く一致する場所
を探すものであり、左画像と右画像の横方向の画素差
(即ち、視差差)が、その位置での高さを示す。ウイン
ドウ内での一致度を定量的に把握する方法として、残差
逐次検定法や相互相関係数法が知られている。
【0042】なお、本実施例では、マッチング精度を上
げるため、両側検索(左画像を基にした右画像の検索
と、右画像を基にした左画像の検索)を実行し、一定の
基準に従いどちらの検索結果を利用するかを決定する。
【0043】DEM作成ステップ56は、右側検索と左
側検索の両方で妥当な値が得られた場所に対しては両方
の結果の平均値をDEMデータとして出力し、右側検索
がミスマッチングの結果が高いが、左側検索結果は妥当
である場合には、左側検索結果をDEMデータとして出
力し、左側検索がミスマッチングの結果が高いが、右側
検索結果は妥当である場合には、右側検索結果をDEM
データとして出力し、両方の検索がミスマッチングして
いる可能性が高い場合には、ゼロ・データ又は無効デー
タをDEMデータとして出力する。DEM作成ステップ
56はまた、どちらの検索結果を採用したかを示すDE
Mチェック・データを計測結果の検討用に出力する。
【0044】内挿ステップ58は、DEM作成ステップ
56からのDEMデータを内挿する。先に説明したよう
に、入力画像の画素サイズが大きい程、高さの分解能が
悪くなり、3次元鳥瞰図を作成する際に、画像が階段状
になって凹凸が強調されてしまうからである。内挿ステ
ップ58を設けることで、滑らかな3次元図形、又は分
かりやすい等高線図を作成できる。
【0045】内挿ステップ58により内挿されたDEM
データは、フォーマット変換ステップ60により、出力
(表示及び/又は印刷)や記憶に適した内部形式にフォ
ーマット変換される。勿論、このようなフォーマット変
換が不要であれば、このステップ60は省略できる。
【0046】屈折異常判定ステップ62は、ズレ補正ス
テップ54で検出されたシフト量から屈折異常値を算出
する。
【0047】ステレオ画像は高さの影響で横方向の歪み
を持っている。ステレオ・マッチングでは、この歪みか
ら高さを算出している。正射画像形成ステップ64は、
この歪みを除去して眼底の正射画像を形成する。即ち、
正射画像形成ステップ64は、ズレ補正ステップ54か
ら出力されるシフト量データと、DEM作成ステップ5
6から出力されるDEMデータとを使って、切り出しス
テップ48から出力される左画像から横方向の歪みを除
去し、正射画像データを出力する。この正射画像データ
は、眼底各部の位置計測に利用できる。
【0048】本実施例では、切り出しステップ48から
出力される左画像データから正射画像データを形成した
が、右画像データから正射画像データを形成してもよ
い。更には、内挿ステップ50又は縦視差除去ステップ
52の処理の終わった左画像データ又は右画像データか
ら正射画像データを形成してもよい。
【0049】出力・記憶ステップ62は、フォーマット
変換ステップ60によりフォーマット変換されたDEM
データ、DEM作成ステップ56から出力されるDEM
チェック・データ、ズレ補正ステップ54から出力され
るシフト量データ、屈折異常判定ステップ62から出力
される屈折異常値、及び、正射画像形成ステップ64か
ら出力される正射画像データを、モニタ画面に表示(好
ましくは3次元表示)し、プリンタによりデータ出力又
は3次元表示のハードコピー出力し、また、ハードディ
スク装置などの記憶装置に記憶する。
【0050】勿論、DEMデータの表示方法としては、
3次元ワイヤフレーム・モデル表示やレンダリング表示
を使用するのが好ましい。このようにすれば、眼底各部
の状況を明瞭に認識できるようになる。本実施例のステ
ップ42〜64は全自動で実行可能であり、非常に短時
間の内に眼底3次元データを得ることができるので、医
療診断の効果的な補助手段となりうる。
【0051】
【発明の効果】以上の説明により容易に理解できるよう
に、本発明によれば、非常に手軽、且つ短時間で、眼底
の3次元データを得ることができる。眼底ステレオ画像
から精度良く左画像と右画像を切り出すことができ、各
種の補正処理を加えるので、高精度の眼底3次元データ
を得ることができ、眼底検査を迅速に行なえるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のフローチャートである。
【図2】 眼底ステレオ・カメラの概略構成図である。
【図3】 図2に示すカメラによる眼底ステレオ写真の
平面図である。
【図4】 空中像16の座標系(X,Y,Z)とフィル
ム面28上の写真座標系(x,y,z)の対応の説明図
である。
【図5】 写真座標系と画像座標系の対応説明図であ
る。
【図6】 4隅計算ステップ42で計算する点A,B,
C,Dの説明図である。
【符号の説明】
10:被検眼 12:瞳孔 14:対物レンズ 16:空中像 18:ステレオ撮影絞り 20:分離プリズム 22:フォーカシング・レンズ 24:結像レンズ 26:整合プリズム 28:フィルム面 30:写真フレーム 32L:左画像 32R:右画像 40:画像ファイル 42:4隅計算ステップ 44:対話処理ステップ 48:切り出しステップ 50:内挿ステップ 52:縦視差除去ステップ 54:ズレ補正ステップ 56:DEM作成ステップ 58:内挿ステップ 60:フォーマット変換ステップ 62:屈折異常判定ステップ 64:正射画像形成ステップ 62:出力・記憶ステップ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力眼底ステレオ画像から眼底の3次元
    形状を計測する眼底計測装置であって、 当該入力眼底ステレオ画像から、その左画像と右画像を
    含むフレームの4隅の座標値を自動算出し、左画像と右
    画像を抽出する左右画像抽出手段と、 抽出された左右画像から眼底各部の高さを算出し、眼底
    の3次元データを自動生成する3次元データ算出手段
    と、 当該3次元データ算出手段により算出された眼底の3次
    元データを出力する出力手段とからなることを特徴とす
    る眼底計測装置。
  2. 【請求項2】 上記左右画像抽出手段が、抽出された左
    右画像の縦視差を除去する縦視差除去手段を具備する請
    求項1に記載の眼底計測装置。
  3. 【請求項3】 上記左右画像抽出手段が、上記縦視差除
    去手段により縦視差を除去された左右画像の全体的なズ
    レを検出し、そのズレを解消すべく左画像と右画像の少
    なくとも一方をシフトするズレ補正手段を具備する請求
    項2に記載の眼底計測装置。
  4. 【請求項4】 上記左右画像抽出手段が更に、上記ズレ
    補正手段に代わり、指定されたシフト量だけ左画像と右
    画像の少なくとも一方をシフトして、ズレ補正するシフ
    ト手段を具備する請求項3に記載の眼底計測装置。
  5. 【請求項5】 上記左右画像抽出手段が、更に、上記縦
    視差除去手段による縦視差除去の前に、抽出された左右
    画像を所定の方法で内挿する内挿手段を具備する請求項
    2乃至4の何れか1項に記載の眼底計測装置。
  6. 【請求項6】 上記左右画像抽出手段が、上記入力眼底
    ステレオ画像を2値化して、左画像と右画像を含むフレ
    ームの4隅を検出する4隅検出手段と、左画像と右画像
    を含むフレームの4隅の座標値に従い、当該入力眼底ス
    テレオ画像から左画像と右画像を切り出す切り出し手段
    とからなる請求項1乃至5の何れか1項に記載の眼底計
    測装置。
  7. 【請求項7】 更に、上記ズレ補正手段及び上記シフト
    手段の何れか一方におけるズレ補正シフト量、及び、上
    記高さ算出手段から出力される高さデータに従い、上記
    左右画像抽出手段から出力される左画像及び右画像の一
    方から正射画像を形成する正射画像形成手段を具備する
    請求項3又は4に記載の眼底計測装置。
  8. 【請求項8】 更に、上記ズレ補正手段及び上記シフト
    手段におけるズレ補正シフト量に従い、屈折異常を判定
    する屈折異常判定手段を具備する請求項3又は4に記載
    の眼底計測装置。
  9. 【請求項9】 上記出力手段が、上記3次元データ算出
    手段の算出結果に従いモニタ画面に眼底を3次元画像表
    示する3次元画像表示手段である請求項1乃至8の何れ
    か1項に記載の眼底計測装置。
  10. 【請求項10】 更に、上記3次元データ算出手段で算
    出された眼底の3次元データを記憶する記憶手段を具備
    する請求項1乃至9の何れか1項に記載の眼底計測装
    置。
  11. 【請求項11】 上記3次元データ算出手段が、抽出さ
    れた左右画像を両方向でステレオ・マッチングし、右側
    検索と左側検索の両方がマッチングしているとき、両検
    索結果の平均値を高さ値とし、一方の検索結果のみがマ
    ッチングしているとき、そのマッチングしている検索結
    果を高さ値とし、両方の検索結果マッチングしないと
    き、所定値を高さ値とし、高さ値を出力すると共に、検
    索結果を示すチェック・データも出力する請求項1乃至
    10に記載の眼底計測装置。
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