JPH0856575A - 製茶装置の管理構造 - Google Patents

製茶装置の管理構造

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JPH0856575A
JPH0856575A JP21813594A JP21813594A JPH0856575A JP H0856575 A JPH0856575 A JP H0856575A JP 21813594 A JP21813594 A JP 21813594A JP 21813594 A JP21813594 A JP 21813594A JP H0856575 A JPH0856575 A JP H0856575A
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tea
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detachable
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JP21813594A
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English (en)
Inventor
Susumu Masuda
進 増田
Taizan Uchida
太山 内田
Ryuichi Fujita
龍一 藤田
Katsuhiko Akahori
雄彦 赤堀
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Kawasaki Kiko Co Ltd
Original Assignee
Kawasaki Kiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製茶粗揉機において揉胴内部の保守・点検及
び清掃等が簡単に、しかも短時間で行える製茶装置の管
理構造を提供する。 【構成】 機枠2に対し固定状態に設けられる半円筒状
の揉胴3内に回転軸6を設け、この回転軸6に揉手7と
さらい手8とのいずれか一方または双方を取り付け、更
に前記揉胴3には加工後の茶葉Aを取り出す取出扉10
を具えて成る製茶装置において、前記揉胴3の後面部に
は開口部3bを設け、この開口部3bを揉胴3と脱着自
在で且つ内面を揉胴内面の他の範囲と合致させた脱着板
13によって、閉塞するように構成したことを特徴とす
る。 【効果】 揉胴3内部の奥の清掃及び管理扉自体の清掃
が、楽にそして短時間に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【産業上の利用分野】本発明は製茶粗揉機、製茶葉打ち
機のように半円筒状の固定された揉胴を有する製茶装置
における、保守・点検及び清掃等を行う管理構造に関す
るものである。
【0002】
【発明の背景】例えば製茶粗揉機は上方側を開放させた
半円筒状の固定揉胴内に回転する揉手とさらい手とを設
け、蒸熱工程が完了した茶葉を平均に加熱空気にさらし
ながら、揉手と揉胴との間で揉み込むことにより、茶葉
の組織を柔らかにするとともに水分を蒸発させる機械で
あるが、このような加工形態に因み茶葉から生ずる茶
渋、屑状の茶葉等が揉胴内面のダク板に固着する。この
ため定期的にこれらを除去するような管理が行われてい
る。この手法は例えば粗揉機の前面に前管理扉を設け、
これを開放して揉胴内の茶渋等の除去や洗浄を行うよう
にしているものであるが、すでに述べたように揉胴内に
は揉手及びさらい手、更にはそれを支持する回転軸等が
存在するため、特に後方部の茶渋除去や洗浄等の作業は
極めて行い難いものであって時間がかかり、また揉胴内
に入って清掃をする場合は、気付かれずに他の者に運転
されてしまう等の事故の危険を伴っていた。
【0003】そこで揉胴底部付近に外側上部に開く扉を
設け、保守管理の作業性を向上させる試みもなされてい
る(実公平4−36625号「揉底を開放できる茶葉粗
揉機」)。このものは特に揉胴の後方近くを開放させる
にあたり、具体的には揉胴の一部を開閉するにあたって
ヒンジを下方に設け、揉胴を一部開放した場合におい
て、揉胴内面が上方に向かうようにしてその洗浄作業を
行いやすいようにするという提案をしたものである。こ
のような構成では確かに開放された揉胴の一部におい
て、その内面側が上方に向いていることからその作業性
は相応に改善されてはいるが、反面、茶渋あるいは粉粒
化した茶葉片等が揉板の内面に張られたダク板から排除
された場合でも再びそのダク板の間の部分に詰まったり
して、これらを排除する際の作業性が良くないという指
摘もなされていた。このため揉板内面の異物等を除去し
た後には、すぐにこれが自然に排除されるような形態の
ものも作業性の面では捨てがたいという要望もあった。
加えてこのような開扉状態であると、揉胴の開口部から
作業者が身体を入れるようにして揉胴の固定部を洗浄す
る際には、この開扉部位が邪魔になりがちで、その作業
性は必ずしも良いものではなかった。
【0004】ところで揉胴後部の管理扉自体の洗浄作業
の点からみると、管理扉が脱着できれば、これを取り外
した上で洗浄槽に浸けておいてダク面に付いた茶屑を取
りやすくしてから洗浄するなどの手法を採ることがで
き、作業性を向上させ得ることが期待できる。もちろん
この種の作業は上記蝶番等のヒンジで接続された管理扉
でも、ヒンジや付勢手段であるスプリングを取り外して
行うことが可能であるが、当初から取り外して洗浄する
ことを予定しているものではないから、ヒンジや付勢手
段であるスプリングを取り外す作業は、管理扉の重さも
伴って、簡単には行い得ない。
【0005】
【開発を試みた技術的事項】本発明はこのような背景を
考慮しなされたものであって、揉胴内後方の面を楽にし
かも短時間で清掃できる製茶装置の管理構造の開発を試
みたものである。
【0006】
【発明の構成】
【目的達成の手段】請求項1記載の製茶装置の管理構造
は、機枠に対し固定状態に設けられる半円筒状の揉胴内
に回転軸を設け、この回転軸に揉手とさらい手とのいず
れか一方または双方を取り付け、更に前記揉胴には加工
後の茶葉を取り出す取出扉を具えて成る製茶装置におい
て、前記揉胴の後面部には開口部を設け、この開口部
を、揉胴と脱着自在で且つ内面を揉胴内面の他の範囲と
合致させた脱着板によって閉塞するように構成したこと
を特徴として成るものである。
【0007】また請求項2記載の製茶装置の管理構造
は、前記要件に加え、前記脱着板は前記製茶装置に具え
られた支持アームにより支持されていることを特徴とし
て成るものである。
【0008】更にまた請求項3記載の製茶装置の管理構
造は、前記請求項1記載の要件に加え、前記脱着板は引
き戸式に左右に移動し、脱着できることを特徴として成
るものである。
【0009】更にまた請求項4記載の製茶装置の管理構
造は、前記請求項3記載の要件に加え、前記引き戸式の
脱着板は複数に分割されたものがヒンジにより連接さ
れ、折り畳み自在に構成されていることを特徴として成
るものである。これら発明により前記目的を達成しよう
とするものである。
【0010】
【発明の作用】揉胴内部の奥の清掃を行うにあたって
は、揉胴後方部に具えた脱着板を取り外して行えるた
め、従来は大変であった揉胴内部の奥の清掃が容易に行
える。また揉胴前方の管理扉と揉胴後方に具えた脱着板
とを開放し、数人で同時に揉胴内の清掃作業が行えるた
め清掃を短時間で済ませることができる。また特に脱着
板自体の清掃は、脱着自在に構成されているため、水や
ぬるま湯に浸けておいて、内面のダク板に固着している
茶渋、屑状の茶葉等を取れやすくしておいた上で、強く
擦って洗浄することができ、極めて容易、且つ能率的に
作業を進めることができる。また脱着に要する時間は、
従来のヒンジで接続された管理扉をヒンジや付勢手段の
スプリングを外して脱着するのに比べると、極めて短時
間で脱着できる。
【0011】
【実施例】以下本発明を製茶粗揉機に適用して、具体的
に説明する。この基本構成は従来公知のもの、あるいは
今後改良されるであろう構造を具えたものである。もち
ろん実質的に類似した作用を行う葉打ち装置あるいはこ
れらの粗揉作用、葉打ち作用が同時に行われるような兼
用機であっても適用し得ることは言うまでもない。
【0012】本発明が適用される製茶粗揉機1の概要を
述べると、上方が開放するような半円筒状の揉胴3を固
定的に横臥状態に取り付ける。このものはその内面に杆
状のダク板3aを長手方向に向けて多数密着状態に張り
付けて成るものである。そしてその上方側部には熱風胴
5を設け、ここから茶葉Aの乾燥ないしは加熱用の熱風
を供給する。更に機枠2に対し適宜回転自在に取り付け
られた回転軸6を揉胴3のほぼ円弧中心に横臥状態に取
り付け、このものに揉手7及びさらい手8を適宜の間隔
で取り付けるものである。なお揉胴3の上方もほぼ密閉
された箱状スペースとし、ここを攪散胴9とする。
【0013】そして前記揉胴3にはその下方に加工の完
了した茶葉Aを取り出す取出扉10を設け、更にその下
方に例えば振動コンベヤ等を適用して成る取出コンベヤ
11を設ける。製茶粗揉機1の前面には前管理扉12を
設けるものであって、この実施例ではこの前管理扉12
を前記攪散胴9の全面パネルを開放し得るような構成と
する。もちろん前管理扉12はこの部位に設けることな
く、例えば揉胴3の先方寄りの位置に設けてももとより
差し支えない。
【0014】上記のような製茶粗揉機1に本発明の脱着
板13を揉胴3の一部として構成するものであって、こ
のものは前記揉胴3後方に設けた開口部3bに対し、脱
着自在で且つ内面を揉胴3内面の他の範囲と合致させた
脱着板13によって、閉塞するように構成されている。
次に脱着板13の構造について各タイプに分けて説明す
る。 i)揉胴後面部を開口させる脱着自在な脱着板 脱着板13は図1、2に示すように上辺部及び下辺部に
フランジ131を有し、また外面に把手13aを具えて
おり、一方揉胴3の開口部3bの上辺及び下辺にもフラ
ンジ31を有し、これら各フランジ131、31を合わ
せて、ロックボルト14等で装着するよう構成されてい
る。なお更にこの脱着板13は製茶粗揉機1稼働中に脱
着板13がガタつかないよう右辺及び左辺もロックボル
ト14で機枠2に締着されている。もちろんロックボル
ト14に代えて、図示は省略するがワンタッチでクラン
プできるクレセント状の締付部材を用いてもよい。
【0015】ii) 支持アームにより支持されている脱着
板 更に上記脱着自在な脱着板13については、その脱着操
作をより行いやすくするため、本製茶粗揉機1に支持ア
ーム16を具え、この支持アーム16によって脱着板1
3を支持するように構成することができる。この支持ア
ーム16は例えば図3に示すように、機枠2上部に支持
アーム16を設け、脱着板13を上に吊持ちして脱着す
るような構成とすることができる。すなわち支持アーム
16は二本のアームを関節状に連接して成るもので、一
端を機枠2上部に回動自在に取り付け、また他端を脱着
板13に回動自在に取り付けている。また脱着板13を
取り外すときに、上方へ軽い力で取り外せるように付勢
スプリング18が機枠2と支持アーム16との間に張設
されている。なお支持アーム16の数は機枠2上部の両
側端付近に、一本ずつ設けて計二本設けるようにしても
よいし、更に中間にもう一本設けて三本としてもよく、
また逆に一本のみで脱着板13を支持するようにしても
構わない。
【0016】また支持アーム16のその他の実施例とし
て、図4のように電動で脱着板13を下方へ垂直に降ろ
すように構成することができる。すなわち支持アーム1
6は中点付近に具えた連結孔161aを有し、一端を対
偶端161bとし、他端を作用端161cとするアーム
161と、一端を連結端162aとし、他端を支持端1
62bとするアーム162とを連結孔161aにて回動
自在に連結させて成り、近似平行運動をなすもので、こ
の支持アーム16を一基ずつ機枠2の両サイドに具え
る。具体的には機枠2に、アーム162の一端を回動自
在に保持させ、一方、他のアーム161の一端を滑り対
偶に支持させる。またこの滑り対偶に支持された部位を
電動シリンダ17の摺動子17aに接続する。一方、ア
ーム161の他端は脱着板13両サイドに具えたブラケ
ット132に回動自在及び脱着自在に取り付ける。なお
図中の符号131は脱着板13のフランジで、このフラ
ンジ131と揉胴3とをロックボルト14にて締着する
ことにより脱着板13を揉胴3に固定する。支持アーム
16は以上のような構造で、前記電動シリンダ17の摺
動子17aを伸縮することにより、脱着板13は開閉さ
れるように構成されている。
【0017】iii)引き戸式に移動して脱着できる脱着板 脱着板13を図5に示すように左右へ移動自在に構成す
ることができる。まず脱着板13について述べると、外
面の上辺及び下辺にスライドリブ32を有し、一方揉胴
3の開口部3bの上辺及び下辺には、脱着板13を支持
する案内溝4が具えられ、脱着板13はスライドリブ3
2が案内溝4に支承されるようにして、揉胴3に支持さ
れる。そして下部の案内溝4には脱着板13が軽い力で
移動するようにローラ41を具えてある。もちろん本実
施例で示すこのローラ41は脱着板13を左右へ移動さ
せて脱着するのに軽い力で行えるようにしたもので、特
にローラ41を設けなくてもよいし、また脱着板13の
下方のスライドリブ32にローラ41等を設けるように
することもでき、またその他引き戸に使用されるような
公知のスライド移動を軽くする技術を適用できる。なお
符号14は脱着板13を揉胴3に固定しているロックボ
ルトである。
【0018】また脱着方式は図6(a)のように左側か
ら脱着するものの他、左右両サイドから取り外しできる
ようにしておいてもよいし(図6(b)参照)、また脱
着板13は一枚で構成されている必要はなく、もちろん
複数枚に分割されたものであってもよい(図7(a)参
照)。更に脱着板13を左右の二枚で構成することもで
きる(図7(a)参照)。これは右側に脱着される脱着
板13と左側に脱着される脱着板13とより成り、左右
どちらか一方に脱着できる一枚より成る脱着板13に比
べ、製茶粗揉機1の両サイドに広いスペースを確保する
必要がない。
【0019】また、脱着板13の開放方向に固定された
揉胴3があって、そのままでは脱着板13をスライドで
きないような場合には、例えばジェット旅客機のハッチ
や、いわゆるワンボックスタイプと称される自動車のス
ライド式ドアに適用されるように、アームにより支承さ
れた脱着板13を一端揉胴3の開口部3bから前方へ引
き出した後、左方または右方へスライドするように構成
しても構わない。すなわち図9に示すように、開口部3
bの上下と、開口部3b側方の揉胴3とに支承レール3
cを具え、一方、脱着板13の右側辺の上下と、左側辺
の真ん中とにローラ33aを具えたスライドアーム33
を設ける。これにより、支承レール3cに沿って脱着板
13を移動させると、一度揉胴3の開口部3bから前方
へ引き出されてから、左方へ移動してゆき、開口部3b
が開放される。もちろんこの開放方向は上または下方向
へ開放するように構成してもよい。
【0020】iv) 折り畳み自在に構成されている脱着板 また上記脱着板13を図8のように折り畳み自在に構成
しておくことができる。これは一例として脱着板13を
三枚の脱着板要素13i、13ii、13iii とによって
構成し、それぞれをヒンジ133にて接続したもので、
各脱着板要素13i、13ii、13iii はヒンジ133
を中心にして関節状に折り畳み自在な構成となってい
る。
【0021】本発明の製茶装置の管理構造は以上述べた
ような具体的な構造を有するものであって、揉胴3内の
清掃を行うには、まず通例の製茶粗揉機にも付いている
揉胴3前面の前管理扉12を開き、揉胴3内に付着して
いる茶渋、その他の異物を従来行われているようにブラ
シ、ヘラ等によってこすり落としていく。そしてこのと
き清掃しづらい揉胴3奥部を清掃するのには、揉胴3裏
面に具えた脱着板13を、ロックボルト14を解除して
開放し、開口部3bから清掃する。
【0022】ここで脱着板の脱着態様をそれぞれのタイ
プに分けて説明する。 i)揉胴を開口させる脱着自在な脱着板 脱着板13を取り外すには、まずロックボルト14を外
し、把手13aを取って取り外す。また取り付けるとき
には揉胴3の開口部3bに脱着板13を挿嵌して、脱着
板13の上部フランジ131と開口部3bの上部フラン
ジ31とを合わせ、また脱着板13の下部フランジ13
1と開口部3bの下部フランジ31とを合わせ、それぞ
れをロックボルト14にて締着する。
【0023】ii) 支持アームにより支持されている脱着
板 まず図3の脱着板13を支持アーム16により上方へ吊
持して脱着するような構成とした場合には、ロックボル
ト14を外した後、脱着板13を揉胴3の開口部3bか
ら引き出して、上方へ持ち上げる。このとき付勢スプリ
ング18が機枠2と支持アーム16との間に張設されて
いるため、上方へ軽い力で持ち上げることができる。
【0024】また図4の脱着板13を支持アーム16に
より下方へ吊るし下げる場合には、脱着板13の開放時
にはロックボルト14を外した後、電動シリンダ17の
摺動子17aを伸長させると、電動シリンダ17の摺動
子17aがアーム161の対偶端161bを前方に押
し、アーム162の支持端162bに近づいてゆき、そ
れに伴いアーム162は支持端162bを中心にして連
結端162aが下方へ向かうように旋回していく。そし
てアーム161の作用端161cが下方へほぼ垂直に応
動し、脱着板13は下方の床に下ろされる。その後脱着
板13を作用端161cから外して単独に洗浄を行う。
もちろんこの取り外しのとき、台車をあらかじめ下に用
意しておくなどすれば脱着板13の持ち運びが楽であ
る。またあらかじめ脱着板13外面に滑車を複数個設け
るようにしておいてもよい。一方、脱着板13の揉胴3
への取り付けは、脱着板13のブラケット132を支持
アーム16の作用端に取り付け、電動シリンダ17の摺
動子17aを収縮させて、脱着板13を揉胴3の開口部
3bまで持ち上げ、開口部3bに脱着板13を挿嵌して
ロックボルト14にて締着する。
【0025】iii)引き戸式に移動して脱着できる脱着板 ロックボルト14を外し、脱着板13の把手13aを持
って、左へ動かしていく。このとき下部の案内溝4には
ローラ41があるため脱着板13の重さにもかかわら
ず、軽い力で脱着板13が取り外されていく。そして脱
着板13の右端が案内溝4から取り外されたとき、完全
に開口部3bが開口する。なお脱着方式を左右両サイド
から取り外しできるようにしておいた場合は、製茶粗揉
機1の側方どちらかが他の製茶機械等の設置により、充
分なスペースが取れないような場合でも、もう一方のサ
イドから脱着板13を取り外しできる。更に脱着板13
が複数枚に分割されたものより構成された場合は、製茶
粗揉機1の側方のスペースが狭くても脱着できるととも
に、力のない者でも楽に脱着板13を取り外すことがで
きる。
【0026】また脱着板13を右側に脱着される脱着板
13と、左側に脱着される脱着板13との二枚で構成し
た場合は、右側の脱着板13は製茶粗揉機1の右サイド
から取り外され、また左側の脱着板13は製茶粗揉機1
の左サイドから取り外される。このとき脱着板13の長
手方向の長さは一枚で構成された脱着板13の長さに比
べ半分以下のため、製茶粗揉機1の両サイドに広いスペ
ースを確保する必要がない。また左右の開口部3bの間
に揉胴3が残っているため、揉胴3は歪み等の力に対し
強度的に強い。
【0027】iv) 折り畳み自在に構成されている脱着板 上記引き戸式に移動して脱着できる脱着板13と同様に
ロックボルト14を外し、脱着板13の把手13aを持
って、左へ動かしていく。このとき下部の案内溝4には
ローラ41があるため脱着板13の重さにもかかわら
ず、軽い力で脱着板13が取り外されていく。そして符
号13iの脱着板要素が取り出されたとき、ヒンジ13
3を中心に手前側に回動して折り畳んだ後に、更に脱着
板13を引き出し、符号13iiの脱着板要素まで取り出
されたとき、今度はヒンジ133を中心に後ろ側に回動
して折り畳み、最後の符号13iii の脱着板要素を引き
出す。以上のように折り畳み自在な脱着板13が引き出
されたときには、製茶粗揉機1の側方に脱着板13引き
出しのための広いスペースを確保する必要がない。また
脱着板13を完全に取り外してしまわなくとも開口部3
bが作業するのに充分な面積が確保できるのであれば、
上記取り外しの途中の段階で、脱着板13を案内溝4に
係止させたまま作業が行える。
【0028】本発明の脱着板13の各開閉態様は以上の
ようで、このように脱着板13を開放した後、揉胴3前
面から見て奥に当たる所に付着している茶渋、その他の
異物を、従来行われているようにブラシ、ヘラ等によっ
てこすり落としていく。また脱着板13自体の清掃は、
ホースで水を脱着板13内面に流しておいてブラシで強
く擦って洗浄したり、水やぬるま湯に浸けておいて、内
面のダク板3aに固着している茶渋、屑状の茶葉等を取
れやすくした上でブラシ等で洗浄することができ、極め
て簡単に行え、清掃時間の短縮ができるものである。
【0029】
【発明の効果】本発明は以上述べたような構成を有する
から、揉胴3前面から見て揉胴3奥が、脱着板13を開
放することにより容易に清掃できる。従って揉胴3内部
に入り込んで揉胴3奥を清掃することもないため、万一
不用意に製茶粗揉機1が運転された場合であっても作業
者に危険が及ばない。また数人で揉胴3の前面と後面の
両方から一度に清掃が行うこともできるため、極めて短
時間に清掃を完了することができる。
【0030】また従来の揉胴3後方部に設けた管理用の
扉に比べ本発明は脱着式のため、開放した管理用の扉が
例えば開口部3bの下に位置していて、清掃作業がやり
づらいというようなことがない。また脱着板13自体の
洗浄は、水やぬるま湯に浸けておいて、内面のダク板3
aに固着している茶渋、屑状の茶葉等を取れやすくして
おいてからモップブラシ等で力を入れて強く擦って洗浄
することができ、極めて簡単でしかも清掃時間の短縮と
なる。
【0031】更に本発明の脱着板13は従来の揉胴3後
部の管理用扉に比べ、脱着板13自体を回動して開放す
るようなことがないため、開放に要するスペースが少な
くて済む。このため部屋のスペースや他の製茶装置との
関係で、製茶粗揉機1の裏側に、充分にスペースを取る
ことができないような場合にも、本発明を適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管理構造を適用した製茶粗揉機を示す
一部分解して示す透視斜視図である。
【図2】同上縦断側面図である。
【図3】本発明の管理構造の他の実施例を示す縦断側面
図である。
【図4】同上更に他の実施例を示す縦断側面図である。
【図5】同上更に他の実施例を示す縦断側面図である。
【図6】前記図5に示す実施例において、脱着板の脱着
方向を左側に規制したものと左右両方向から脱着できる
ものとを併せ示す骨格的正面図である。
【図7】同上脱着板を分割した実施例並びに脱着板を二
板で構成し左右どちらか一方に脱着できるようにした実
施例を併せ示す骨格的正面図である。
【図8】同上折り畳み自在に構成した実施例を示す骨格
的平面図である。
【図9】同上脱着板を開口するにあたり、一端前方に引
き出した後、スライドさせて開口するようにした実施例
を示す骨格的平面図である。
【符号の説明】
1 製茶粗揉機 2 機枠 3 揉胴 3a ダク板 3b 開口部 3c 支承レール 4 案内溝 5 熱風胴 6 回転軸 7 揉手 8 さらい手 9 攪散胴 10 取出扉 11 取出コンベヤ 12 前管理扉 13 脱着板 13a 把手 13i 脱着板要素 13ii 脱着板要素 13iii 脱着板要素 14 ロックボルト 16 支持アーム 17 電動シリンダ 17a 摺動子 18 付勢スプリング 31 フランジ 32 スライドリブ 33 スライドアーム 33a ローラ 41 ローラ 131 フランジ 132 ブラケット 133 ヒンジ 161 アーム 161a 連結孔 161b 対偶端 161c 作用端 162 アーム 162a 連結端 162b 支持端 A 茶葉

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機枠に対し固定状態に設けられる半円筒
    状の揉胴内に回転軸を設け、この回転軸に揉手とさらい
    手とのいずれか一方または双方を取り付け、更に前記揉
    胴には加工後の茶葉を取り出す取出扉を具えて成る製茶
    装置において、前記揉胴の後面部には開口部を設け、こ
    の開口部を、揉胴と脱着自在で且つ内面を揉胴内面の他
    の範囲と合致させた脱着板によって閉塞するように構成
    したことを特徴とする製茶装置の管理構造。
  2. 【請求項2】 前記脱着板は前記製茶装置に具えられた
    支持アームにより支持されていることを特徴とする請求
    項1記載の製茶装置の管理構造。
  3. 【請求項3】 前記脱着板は引き戸式に左右に移動し、
    脱着できることを特徴とする請求項1記載の製茶装置の
    管理構造。
  4. 【請求項4】 前記引き戸式の脱着板は、複数に分割さ
    れたものがヒンジにより連接され、折り畳み自在に構成
    されていることを特徴とする請求項3記載の製茶装置の
    管理構造。
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