JPH085644A - 表面形状測定装置 - Google Patents

表面形状測定装置

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JPH085644A
JPH085644A JP15806894A JP15806894A JPH085644A JP H085644 A JPH085644 A JP H085644A JP 15806894 A JP15806894 A JP 15806894A JP 15806894 A JP15806894 A JP 15806894A JP H085644 A JPH085644 A JP H085644A
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objective lens
stylus
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stage
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Shinya Aoyanagi
真也 青柳
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で、触針の位置決めを容易にできる触針
位置決め機構を対物レンズに配設した表面形状測定装置
を提供する。 【構成】 表面形状測定装置において、ばね部材2を対
物レンズ5の光軸上に水平移動する移動機構12、1
6、17と、前記ばね部材2の上面を前記対物レンズ5
の焦点に合わせる調整機構14、15とを、前記対物レ
ンズ5に取り付けて構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面形状測定装置に係
り、より詳しくは被測定物の表面形状を走査する触針と
対物レンズとの距離を一定に制御してなる表面形状測定
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】触針式の表面形状測定装置は、その構成
が原子間力顕微鏡と近似している。原子間力顕微鏡の原
理は、先端を充分に鋭くした検出チップと試料間に働く
原子間力を、前記検出チップが取り付けられているばね
要素の変位として測定し、前記ばね要素の変位量を一定
に保つための制御信号を形状情報として、前記試料表面
の形状を測定するものである。
【0003】触針式の表面形状測定装置との相違は、測
定中のセンサの圧力が表面形状測定装置の場合は数ミリ
グラムであるのに対し、原子間力顕微鏡の場合はマイク
ログラム以下と小さいこと、原子間力顕微鏡は表面形状
測定装置よりも観察範囲は狭いが分解能が非常に高いこ
となどが挙げられる。
【0004】ここでは、従来技術として特開平4−15
17号公報所載の原子間力顕微鏡について、図7を用い
て具体的に説明する。先端に検出チップ102を付設し
たばね要素103、投光側集光レンズa108が微動素
子104先端に取り付けられ、反射ミラー110および
フォトディテクター111の検出系と、半導体レーザ1
06は、微動素子104とは別置して設けられ、試料1
01は粗動機構105に固定される。微動素子104に
対する負荷を軽減するため反射ミラー110、フォトデ
ィテクター111、半導体レーザ106はフレーム11
4側に設け、半導体レーザ106からのレーザ光は光フ
ァイバー107によって微動素子104先端に導く。ば
ね要素103は支持部材112にばね113によって押
圧され、集光レンズa108からの出射光軸に対し傾い
て固定される。
【0005】ファイバー107からの光は集光レンズa
108によりばね要素103先端部に集光され、その反
射光はフレーム114内に設けられた2分割のフォトデ
ィテクター111にミラー110を介して入射される。
このように構成された変位検出系は試料面内方向を走査
する際に微動素子104に設けられた光源系とフレ−ム
114に設けられた受光系との位置関係が変化するため
得られる画像データに歪みが発生するが、予め面内方向
の走査量と変位検出系の出力との関係を調べ、測定後に
ソフトウェアにより補正することで充分に対応可能であ
る。これは微動素子として一般的に用いられる圧電素子
の非線形性の補正処理と同じである。
【0006】微動素子部に隣接して金属顕微鏡115が
設けられている。粗動機構105はxyz3軸方向のパ
ルスステージで構成され、試料101を金属顕微鏡11
5と原子間力顕微鏡との間で搬送する。このような構成
により金属顕微鏡115で予め大まかな観察をした後、
より詳細に観察したい部分を原子力間顕微鏡で見るとい
うことが可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の原子力間顕
微鏡を表面形状測定装置としてみた場合に、次のような
共通の問題点がある。すなわち、ばね要素103は支持
部材112にばね113によって押圧され、集光レンズ
a108からの出射光軸に対して傾いて固定されてい
る。このため、位置調整はばね要素103を適当な位置
にずらせて、検出チップ102を適切な位置に移動する
ので、微調整が難しく、ばね要素103の取り付け・交
換のとき、位置調整に手間がかかるという問題点があっ
た。
【0008】本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ
たもので、請求項1、2または3に係る発明の目的は、
小型で、触針の位置決めを容易にできる触針位置決め機
構を対物レンズに配設した表面形状測定装置を提供する
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1、2または3に係る発明は、測定対象物の
表面形状を走査する触針と、該触針を支持するばね部材
と、該ばね部材の上面にレーザ光を照射するレーザ光源
と、前記ばね部材からの反射光を受けて前記測定対象物
に対する垂直方向の前記触針の変位量を検出するセンサ
と、前記レーザ光源からのレーザ光を前記ばね部材の上
面に集光するとともに、その反射光をも集束する対物レ
ンズと、前記センサからの信号により前記ばね部材と前
記対物レンズとの距離を一定に保つように前記対物レン
ズを動かす微動機構とを有する表面形状測定装置におい
て、前記ばね部材を前記対物レンズの光軸上に水平移動
する移動機構と、前記ばね部材の上面を前記対物レンズ
の焦点に合わせる調整機構とを、前記対物レンズに取り
付けて構成したことを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1、2または3に係る発明の作用は、ば
ね部材の上面にレ−ザ光が照射されるように、移動機構
によりばね部材を対物レンズの光軸上に水平移動させ、
つぎに、反射光が対物レンズに合焦するように、調整機
構により垂直方向に微調整することにより、触針の取り
付け・交換を容易とする。請求項2に係る発明の作用
は、上記作用に加え、ばね部材の移動機構は互いに直交
する2つの方向にそれぞれ一対の支持体を有し、対物レ
ンズの光軸が該支持体間の空間を通るように構成したの
で、微動機構が支える部分の重量バランスがよくなり、
精度よく作動する。請求項3に係る発明の作用は、上記
作用に加え、触針の傾動機構により触針を被測定物の表
面に合わせて自由に傾けることができる。
【0011】
【実施例1】図1〜図2は第1実施例を示し、図1は表
面形状測定装置の一部を破裁した正面図、図2は触針の
位置調整機構を示す斜視図である。
【0012】図1において、1は触針で試料40の表面
形状を走査する。触針1は弾性材料からなるばね部材2
および磁性材料からなるホルダ3と一体化され触針部3
5を形成する。触針部35は、ばね部材2の上面が水平
になるように、磁石18により保持されている。触針1
が試料40の表面を走査するとき、ばね部材2は触針1
の上下動に従って、ホルダ3より先端の部分が撓む。4
はセンサ部で、レーザ光を投射する半導体レーザ31
と、投射したレーザ光を透過し、反射して戻るレーザ光
を90°反射するハーフミラー32と、投受光とも90
°反射する反射ミラー33と、ハーフミラー32からの
レーザ光を受光して触針の垂直方向の変位量を検出する
センサ34とからなり、函体7に配設されている。
【0013】函体7はフレーム10に沿って垂直方向
(Z方向)に移動自在な粗動ステージ8上に配設され、
紙面垂直方向(X方向)に移動自在となっている。5は
対物レンズで、センサ部4からのレ−ザ光をばね部材2
の上面に集光し、その上面にて反射し戻ったレ−ザ光を
集束してセンサ部4に送る。6は円筒状の圧電素子から
なる微動素子で、下端にて対物レンズ5と、上端にて函
体7と連設している。
【0014】9は微動ステージで、フレーム10の下部
に配設され、試料40を搭載し、互いに水平に直交する
XおよびYの方向に動かすことができる。またフレーム
10の上部には、対物レンズ5の光軸上に光学顕微鏡1
1が配設され、試料40を観察し得るとともに、触針部
35の位置調整のときも観察しながら行うことができ
る。
【0015】14は垂直板バネ機構で、対物レンズ5の
側面に垂設され、その下端にL字部材12を連設する。
垂直板バネ機構14は、図2に示すように、弾性硬質材
料(たとえば、SUS304,SUS402,炭素工具
鋼など)に穴41と切込み42を数カ所設け、一対の支
持体たる板バネ43を平行に形成し、その下端はほぼ平
行に上下動自在となっている。また垂直板バネ機構14
の上部には、板バネ43の先端を押してZ方向に変位す
るように、Zネジ15が螺合している。これにより、ば
ね部材2の上面を対物レンズ5の焦点に合わせる調整機
構を形成する。
【0016】L字部材12は、内側角部に水平板バネ機
構13を固着し、L字形のそれぞれ先端付近にXネジ1
6とYネジ17とを螺合している。水平板バネ機構13
は、前記弾性硬質材料からなる正方形の板材の中央を十
字形に抉って空間44を形成するとともに、空間44と
正方形の板材外形がなす4ヶ所の薄壁部は、支持体たる
一対の板バネ43をXおよびYの方向に形成する。Xネ
ジ16とYネジ17とを、回すことにより、L字部材1
2の固着部と対角線上にある部位が、水平方向に変位し
て、移動端45を形成する。この移動端45の下面に磁
石18を固着し、さらに磁石18の下面に前記の触針部
35が磁力により支持される。触針部35を取り付ける
際は、触針1が中央の空間44に突出するように配置す
る。これにより、ばね部材2を対物レンズの光軸上に水
平移動する移動機構を形成する。
【0017】つぎに、本実施例の作用について説明す
る。図1において、半導体レーザ31から放射されたレ
ーザ光は、ハーフミラー32を透過し、反射ミラー33
にて90°反射して降下し、対物レンズ5の光軸を通っ
てばね部材2の上面に集光する。その上面から反射され
たレーザ光は、再び対物レンズ5により集束され、反射
ミラー33を経て、ハーフミラー32により反射して、
センサ33に達する。
【0018】この状態にて、微動ステージ9をXおよび
Y方向に走査すると、試料40の表面形状に従って触針
1が上下動する。触針1を支持するばね部材2の上面が
上下動するので、レーザ光の反射位置が変位し、その変
位をセンサ34が光学的に検出して、図示しない制御装
置により電気信号に変え、微動素子6に伝える。微動素
子6はばね部材2の上面と対物レンズ5との距離が相対
的に一定になるようZ方向に伸縮する。このときの微動
素子6の伸縮量によって試料40の表面形状を測定す
る。
【0019】また、触針1の保管後の取り付け、破損に
よる交換は、触針部35ごと磁石18に着脱する。測定
の際は、触針1の動きをセンサ34で検出するため、触
針部35の取り付け後または交換後に、ばね部材2の上
面を対物レンズ5の集光点に合わせる。ばね部材2を対
物レンズ5の光軸上に移動するには、Xネジ16、Yネ
ジ17によりそれぞれX,Y方向の位置調整を行う。ま
た、ばね部材2の上面を対物レンズ5の集光点に合わせ
るには、Zネジ15によりZ方向の位置調整を行う。な
お、ばね部材2のX,Y方向の位置調整の際は、函体7
内の反射ミラー33をX方向に移動させて、対物レンズ
5の光軸上に、光学顕微鏡11の光軸を合わせ、ばね部
材2の先端上面を観察しながら行う。また、試料40の
表面を、直接光学顕微鏡で観察するときは、函体7から
触針1に至る部分全体を粗動ステージ8上でX方向に移
動させる。
【0020】本実施例の効果について説明する。触針部
35の取り付け・交換後、ばね部材2の上面を対物レン
ズ5の光軸上に位置調整する際、水平方向および垂直方
向の位置調整が容易に、かつ精度良く行うことができ
る。また、対物レンズ5の光軸が水平板バネ機構13の
中心を通るので、重量バランスがよく、微動素子6が精
度良く高速に作動する。さらに、本実施例の特有の効果
として、水平板バネ機構13が一つの部材で形成されて
いるため、触針の位置決め機構が、小型で軽量に構成で
きる。
【0021】なお、本実施例では、水平・垂直板バネ機
構13、14の弾性硬質材料にSUS304などを挙げ
たが、さらに、他の鉄鋼材料、黄銅、青銅などの銅合金
が挙げられる。また、板バネ43は機械加工により形成
されているが、板バネ43の部分のみを弾性硬質材料の
部材とし、他の部分は異種材料で形成してから溶接、ロ
ー付けなどにより一体化してもよい。
【0022】また磁石18は直接水平板バネ機構12に
固着されているが、その間に圧電素子を介装して、Z方
向の微調整に使用してもよい。さらに、微動素子6は円
筒状の圧電素子としているが、柱状の圧電素子を複数
本、対物レンズの光軸を中心とした円周上に列設しても
よい。
【0023】
【実施例2】図3〜図4は第2実施例を示し、図3は表
面形状測定装置の正面図、図4は触針の位置調整機構を
示す斜視図である。
【0024】本実施例は、触針の位置調整機構を除いて
は、第1実施例と同じであるので、同一の部材には同一
の符号を付し説明を省略する。図3および図4におい
て、触針1の位置調整機構を構成する垂直板バネ機構1
4は、第1実施例と同一である。この垂直板バネ機構1
4は対物レンズ5の側面に垂設され、その下端にY方向
板バネ機構19を連設する。さらに、Y方向板バネ機構
19は、その先端下部にX方向板バネ機構20を連設す
る。また、X方向板バネ機構20は、その先端下部に磁
石18を固着し、触針部35を着脱自在に保持する。
【0025】Y方向板バネ機構19とX方向板バネ機構
20の構造は同一であり、第1実施例と同一の前記弾性
硬質材料により形成する。図4に示すように、支持体た
る一対の板バネ43を形成するため、穴41、切込み4
2を設け、中央には、正方形の空間44を形成する。ま
たY方向板バネ機構19には、Y方向手前側面にYネジ
17を螺合し、X方向板バネ機構20には、X方向右側
面にXネジ16を螺合し、それぞれの先端部を動かすこ
とができる。X方向板バネ機構20の先端下部は、触針
部35を保持して、水平移動機構の移動端45を形成す
る。また、Y方向板バネ機構19およびX方向板バネ機
構20の正方形の空間44には、対物レンズ5が挿通さ
れ、その先端はX方向板バネ機構20の下面より僅かに
突出している。
【0026】本実施例の作用は基本的に第1実施例と同
じであり、特有の作用のみ説明する。図3および図4に
おいて、Y方向板バネ機構19のYネジ17を回すと、
触針部35のばね部材2がX方向板バネ機構20と一体
となってY方向に動く。X方向板バネ機構20のXネジ
16を回すと、触針部35のばね部材2がX方向に動
く。また垂直板バネ機構14のZネジ15を回すと、触
針部35のばね部材2がY方向板バネ機構19およびX
方向板バネ機構20と一体にZ方向に動く。これらの動
作により、ばね部材2を対物レンズ5に対して位置決め
する。本実施例では、Y方向板バネ機構19とX方向板
バネ機構20とが重合し、垂直方向に厚くなっている
が、対物レンズ5とラップする構造により、欠点を補っ
ている。
【0027】本実施例の効果は基本的に第1実施例と同
じであり、特有の効果のみ説明する。対物レンズ5はY
方向板バネ機構19およびX方向板バネ機構20の正方
形の空間44に挿通しているので、両板バネ機構19・
20のスペースが有効に使え、触針の位置調整機構全体
がコンパクトになり、粗動ステージ8のZ方向のストロ
ークが大きくとれる。
【0028】なお、本実施例のY方向・X方向板バネ機
構19、20の弾性硬質材料の材質および板バネ43の
構造についての変形例は、第1実施例と同様である。
【0029】
【実施例3】図5〜図6は第3実施例を示し、図5は表
面形状測定装置の正面図、図6は触針の位置調整機構を
示す斜視図である。
【0030】本実施例は、触針の位置調整機構を除いて
は、第1実施例と同じであるので、同一の部材には同一
の符号を付し説明を省略する。図5および図6におい
て、23は中央に角形の空間44を設けたYステージ
で、支持体たる一対のガイドシャフト24BとYネジ1
7により、Xステージ22の内側に移動自在に保持され
ている。ガイドシャフト24BはXステージ22に固着
され、Yステージ23に挿嵌している。Yネジ17はY
ステージ23と螺合し、Xステージ22と遊嵌してい
る。Yネジ17を回すとYステ−ジ23がY方向に動
く。さらに、Xステージ22は、支持体たる一対のガイ
ドシャフト24AとXネジ16により、Zステージ21
の内側に移動自在に保持されている。ガイドシャフト2
4AはZステージ21に固着され、Xステージ22に挿
嵌している。Xネジ16はXステージ22と螺合し、Z
ステージ21と遊嵌している。Xネジ16を回すとXス
テージ22がX方向に動く。また、Yステージ23とX
ステージ22の間のYネジ17の周りと、Xステージ2
2とZステージ21の間のXネジ16の周りには、それ
ぞれコイルバネ26を挟装している。Yステージ23の
下面には磁石18が固着され、触針部35を着脱自在に
保持する。これにより、ばね部材2の水平移動機構を形
成する。
【0031】Zステージ21の上面には、対物レンズ5
に懸架するためのネジ穴21Aが3ヶ所設けられ、Y方
向の手前側下部には、Yネジ17をにげるための切欠き
28が設けられている。Zステージ21は、Yステージ
23の空間44に対物レンズ5の光軸が通るように、対
物レンズ5のフランジ5Aを挿通し、バネ25を挟装し
た3本の傾動ネジ27が、ネジ穴21Aに螺合すること
により3点で懸架されている。これにより、ばね部材2
のZ方向の位置調整機構および傾動機構を形成する。
【0032】本実施例の作用は基本的に第1実施例と同
じであり、特有の作用のみ説明する。図5および図6に
おいて、Yネジ17を回すと、触針部35のばね部材2
がYステージ23と一体となってY方向に動く。Xネジ
16を回すと、触針部35のばね部材2がYステージ2
3およびXステージ22と一体となってX方向に動く。
また、3本の傾動ネジ27をそれぞれ回すと、Zステー
ジ21のZ方向の位置調整と、傾き調整ができる。これ
らの操作により、ばね部材2の上面を対物レンズ5に対
して位置決めする。
【0033】本実施例の効果は基本的に第1実施例と同
じであり、特有の効果のみ説明する。3本の傾動ネジ2
7により、Zステージ21の傾き調整ができるので、触
針21の傾きを試料の形状に合わせて調整することがで
きる。
【0034】なお、本実施例では、コイルバネ26をX
ネジ16およびYネジ17の周りに挟装しているが、一
対のガイドシャフト24Aおよび24Bの周りに挟装し
て、Xネジ16およびYネジ17にてXステージ22お
よびYステージ23を動かすように構成してもよい。ま
た、本実施例では、水平位置決め機構にYステージ23
とXステージ22をZステージ21内に装備している
が、これに替えて、第1実施例におけるL字部材12と
水平板バネ機構13とをZステージ21の下部に設けて
もよい。さらに、第2実施例におけるY方向板バネ機構
19とX方向板バネ機構20とをZステージ21の下部
に設けても同様な効果が得られる。
【0035】
【発明の効果】請求項1〜3に係る発明によれば、触針
の取り付け・交換後、位置調整する際、水平方向および
垂直方向の位置調整が容易に、かつ精度良く行うことが
できる。請求項2に係る発明によれば、上記効果に加
え、対物レンズの光軸が一対の支持体間の中心を通るの
で、重量バランスがよく、微動素子が精度良く高速に作
動する。請求項3に係る発明によれば、上記効果に加
え、傾動機構により、触針の傾きを試料の形状に合わせ
て調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の表面形状測定装置の一部を破裁した
正面図である。
【図2】実施例1の触針の位置調整機構を示す斜視図で
ある。
【図3】実施例2の表面形状測定装置を示す正面図であ
る。
【図4】実施例2の触針の位置調整機構を示す斜視図で
ある。
【図5】実施例3の表面形状測定装置を示す正面図であ
る。
【図6】実施例3の触針の位置調整機構を示す斜視図で
ある。
【図7】従来技術の原子力間顕微鏡を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 触針 2 ばね部材 3 ホルダ 4 センサ部 5 対物レンズ 6 微動素子 7 函体 8 粗動ステージ 9 微動ステージ 10 フレーム 11 光学顕微鏡 12 L字部材 13 水平板バネ機構 14 垂直板バネ機構 15 Zネジ 16 Xネジ 17 Yネジ 18 磁石 31 半導体レーザ 32 ハーフミラー 33 反射ミラー 34 センサ 35 触針部 40 試料

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象物の表面形状を走査する触針
    と、該触針を支持するばね部材と、該ばね部材の上面に
    レーザ光を照射するレーザ光源と、前記ばね部材からの
    反射光を受けて前記測定対象物に対する垂直方向の前記
    触針の変位量を検出するセンサと、前記レーザ光源から
    のレーザ光を前記ばね部材の上面に集光するとともに、
    その反射光をも集束する対物レンズと、前記センサから
    の信号により前記ばね部材と前記対物レンズとの距離を
    一定に保つように前記対物レンズを動かす微動機構とを
    有する表面形状測定装置において、 前記ばね部材を前記対物レンズの光軸上に水平移動する
    移動機構と、前記ばね部材の上面を前記対物レンズの焦
    点に合わせる調整機構とを、前記対物レンズに取り付け
    て構成したことを特徴とする表面形状測定装置。
  2. 【請求項2】 前記移動機構は互いに直交する2つの方
    向にそれぞれ一対の支持体を有し、前記対物レンズの光
    軸は該支持体間の空間を通るように構成したことを特徴
    とする請求項1記載の表面形状測定装置。
  3. 【請求項3】 前記移動機構に、前記触針の傾動機構を
    設けたことを特徴とする請求項1記載の表面形状測定装
    置。
JP15806894A 1994-06-15 1994-06-15 表面形状測定装置 Withdrawn JPH085644A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114719752A (zh) * 2022-04-11 2022-07-08 中国科学院光电技术研究所 基于万能工具显微镜、测头测量精密零件几何参数的方法

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CN114719752A (zh) * 2022-04-11 2022-07-08 中国科学院光电技术研究所 基于万能工具显微镜、测头测量精密零件几何参数的方法

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