JPH0855439A - 信号記録再生装置 - Google Patents

信号記録再生装置

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Publication number
JPH0855439A
JPH0855439A JP18948694A JP18948694A JPH0855439A JP H0855439 A JPH0855439 A JP H0855439A JP 18948694 A JP18948694 A JP 18948694A JP 18948694 A JP18948694 A JP 18948694A JP H0855439 A JPH0855439 A JP H0855439A
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JP
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reproducing
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JP18948694A
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English (en)
Inventor
Yukio Kurano
幸生 倉野
Chiyoko Matsumi
知代子 松見
Akira Iketani
章 池谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速再生時にも通常再生時同様の高画質な画
像出力が可能な信号記録再生装置を得ることを目的とす
る。 【構成】 第1の誤り訂正符号化器2では、複数トラッ
ク単位での誤り訂正符号化が行なわれ、得られたパリテ
ィと共に第2の誤り訂正符号化器3に入力され、アウタ
ー誤り訂正符号化及びインナー誤り訂正符号化し、映像
信号とパリティを記録信号変換器4へ出力する。再生時
には、再生信号変換器8で復調して第2の誤り訂正復号
化器9に出力し、インナー誤り訂正およびアウター誤り
訂正が行なわれる。通常再生時には、第1の誤り訂正復
号化器10に入力されるが、高速再生時には直接、フォ
ーマット逆変換器12に出力され、フォーマット逆変換
器12で入力された信号の形式と同じ形式に逆変換し出
力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は映像信号を記録媒体に記
録し、記録媒体より映像信号を再生するための信号記録
再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタルVTRでは、ベースバンド信
号を記録する場合は入力した映像信号を圧縮し、圧縮し
た映像信号に誤り訂正符号化を行ない、さらに記録符号
化を行なって磁気テープ上に記録する。再生時は磁気テ
ープ上に記録された信号を再生し、所定の信号処理を行
ない、誤り訂正復号化を行なった後圧縮復号化して映像
信号を出力する。この記録再生時には、ヘリカルスキャ
ン記録によって図4のようにトラックを形成し、記録再
生を行なっている。図4にトラックパターン図を示す。
ここで70は磁気テープ、71はトラック、72はトラ
ックキング情報領域、86はデータ記録領域、75は補
助記録領域、76はギャップ、77はシンクブロックで
ある。トラック71はヘッドの1スキャンの記録で形成
される領域である。トラッキング情報領域72は記録あ
るいは再生の際にヘッドのテープ上の位置を調べるため
の情報を記録する領域である。またデータ記録領域86
は映像、音声等の入力信号を記録する領域である。ギャ
ップ76は磁気テープ76上のトラック71の一部を書
き換える時の記録位置の誤差を吸収するための領域であ
る。
【0003】また、米国等では圧縮した映像信号と音声
信号をディジタル伝送するATV(Advanced Televisio
n)方式が次世代テレビとして検討されている。映像信
号圧縮には画面間予測符号化方式の1つであるMPEG
2方式が使われている。ATV信号を記録する場合に
は、固定長のパケット状態にある信号が磁気テープ上に
記録される。
【0004】図3は従来の信号記録再生装置のブロック
図である。以降同一番号がついたものは同一の構成およ
び機能をもつものとする。図3において、21はフォー
マット変換器、3は第2の誤り訂正符号化器、4は記録
信号変換器、5は記録ヘッド、6は磁気テープ、7は再
生ヘッド、8は再生信号変換器、9は第2の誤り訂正復
号化器、22はフォーマット逆変換器である。
【0005】ATV信号の記録時には、入力された映像
信号はフォーマット変換器21によって固定長パケット
の長さ等の付加情報が付加され、第2の誤り訂正符号化
器3に入力される。第2の誤り訂正符号化器3ではアウ
ター誤り訂正符号化、およびインナー誤り訂正符号化
し、映像信号とパリティを記録信号変換器4へ出力す
る。記録信号変換器4ではアウターおよびインナー誤り
訂正符号化された信号を変調し、記録ヘッド5へ出力し
て磁気テープ6に記録する。
【0006】再生時には磁気テープ6から再生ヘッド7
によって再生信号を読みだし、再生信号変換器8に出力
する。再生信号変換器8で復調し第2の誤り訂正復号化
器に出力し、インナー誤り訂正およびアウター誤り訂正
を行ない、訂正後の信号はフォーマット逆変換器22で
入力された信号の形式と同じ形式に逆変換し出力する。
以上のようにしてATV信号は記録再生される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、画面間予測符号化方式によって圧縮され
た映像信号を記録する場合に、以下に示すような問題点
を有していた。
【0008】図11に、通常再生時および高速再生時の
ヘッドのトラック上の軌跡を示す。170は磁気テー
プ、171はトラック、172はトラックキング情報領
域、182、183、184、185、および186は
データ記録領域、175は補助記録領域、176はギャ
ップである。なお、領域182、183には第Nフレー
ムのデータが記録され、領域184は第Nフレームのデ
ータと第(N+1)フレームのデータが混在して記録さ
れ、領域185、186には第(N+1)フレームのデ
ータが記録されている。図11に示すように、高速再生
などの特殊再生時にはヘッドがトラックを横切って走査
するために、記録データの一部が欠けることになり大き
な画質劣化を伴う。
【0009】また、高速再生などの特殊再生時には、同
じく図11に示すように複数画面分のデータを取得し特
殊再生画面を生成するので、1特殊再生画面内に複数画
面分のデータが混在することになり、大きな画質劣化を
伴う。
【0010】上記問題点を解決するため、図5のように
高速再生用に用いるデータを再生ヘツドが走査する位置
に配置する方法も考えられている。図5において、27
0は磁気テープ、271はトラック、272はトラック
キング情報領域、282、283、284、285、お
よび286はデータ記録領域、275は補助記録領域、
276はギャップである。なお、領域282、283に
は第Mフレームのデータが記録され、領域284は第M
フレームのデータと第(M+1)フレームのデータが混
在して記録され、領域285、286には第(M+1)
フレームのデータが記録されている。
【0011】しかしながら、画面間予測符号化方式を用
いているATV信号では、信号の一部しか得られない場
合には全く画像が出力できないため、高速再生用に用い
るデータを確実に再生ヘツドで走査できるように複数回
記録する必要が生じる。この結果、記憶容量が増加する
ことで記録密度が高くなり、再生時の誤りが多くなる。
さらに、記録密度を高くすることが不可能であれば、1
個のカセットの記録時間が短くなるか、あるいは1個の
カセットに収める磁気テープの長さが長くなってしま
い、価格の上昇につながる。加えて、高速再生用に用い
るデータを再生ヘツドが走査する位置に配置する方法で
は、通常再生用データの走査から高速再生用データの走
査に移行する際に、高速再生用データを記録したトラッ
ク内の位置を探索する時間が必要になる。ここで、一般
的には出力可能な画面のうちで最終のものをフリーズし
ているため、できるだけ早く新たに画面を出力しなけれ
ば視聴者にとっては故障と区別のつかない状態が続いて
しまう。
【0012】また、ATV信号では、映像信号圧縮に画
面間予測符号化方式を用いているので信号の誤り訂正の
能力の影響が大きい。このため本従来例の装置構成での
誤り訂正能力を強化するために、インナー誤り訂正およ
びアウター誤り訂正に加え、複数トラック単位で誤り訂
正(以後、複数トラック誤り訂正と呼ぶ)を行なうこと
が考えられている。
【0013】この場合、図5のように配置された高速再
生用データをはずして、通常再生用データのみに複数ト
ラック誤り訂正符号化を行なうことが困難となる。ある
いは、高速再生用データに対しても複数トラック誤り訂
正符号化する場合には、不必要なパリティ量分の記録容
量が無駄となってしまう。
【0014】また図5のように、高速再生用データをト
ラックの一部領域に配置した場合、記録時に1トラック
単位に誤り訂正を行なうためのアウター誤り訂正符号化
を行なっても効果が得られず、1シンクブロック単位の
インナー誤り訂正のみで誤り訂正を行なわなければなら
ない。
【0015】本発明は、このような従来の信号記録再生
装置の課題を解決することを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、入力信号
に所定の信号処理を施し記録パケットを得るフォーマッ
ト変換手段と、前記フォーマット変換手段の出力信号に
第1の誤り訂正符号化を行なう第1の誤り訂正符号化手
段と、前記第1の誤り訂正符号化手段の出力信号に第2
の誤り訂正符号化を行なう第2の誤り訂正符号化手段
と、前記第2の誤り訂正符号化手段の出力信号を記録媒
体に記録する記録手段と、前記記録媒体から記録信号を
再生する再生手段と、前記再生手段の出力信号に第2の
誤り訂正復号化を行なう第2の誤り訂正復号化手段と、
前記第2の誤り訂正復号化手段の出力信号を通常再生用
に用いる場合に第1の誤り訂正復号化を行なう第1の誤
り訂正復号化手段と、前記第2の誤り訂正復号化手段の
出力信号あるいは前記第1の誤り訂正復号化手段の出力
信号のいずれかを出力するフォーマット逆変換手段より
構成される信号記録再生装置である。
【0017】また第2の発明は、入力信号から特殊再生
時に画面表示するための特殊再生信号を生成する特殊再
生信号生成手段と、前記入力信号および前記特殊再生信
号に所定の信号処理を施して記録パケットを得るフォー
マット変換手段と、前記入力信号に第1の誤り訂正符号
化を行なう第1の誤り訂正符号化手段と、前記第1の誤
り訂正符号化手段の出力信号および前記特殊再生信号に
第2の誤り訂正符号化を行なう第2の誤り訂正符号化手
段と、前記第2の誤り訂正符号化手段の出力信号を記録
媒体に記録する記録手段と、前記記録媒体から記録信号
を再生する再生手段と、前記再生手段の出力信号に第2
の誤り訂正復号化を行なう第2の誤り訂正復号化手段
と、前記第2の誤り訂正復号化手段の出力信号を通常再
生用に用いる場合に第1の誤り訂正復号化を行なう第1
の誤り訂正復号化手段と、前記第2の誤り訂正復号化手
段の出力信号あるいは前記第1の誤り訂正復号化手段の
出力信号のいずれかを出力するフォーマット逆変換手段
より構成される信号記録再生装置である。
【0018】
【作用】第1および第2の発明では、通常再生から高速
再生への移行時に早いタイミングで出力可能となる。
【0019】また、第1の発明では、通常再生用とは別
に高速再生用データを記録することなしに簡易に高速再
生が可能である。
【0020】また第2の発明では、通常再生用、高速再
生用それぞれのデータを記録するが、通常再生用データ
にのみ複数トラック誤り訂正符号化、復号化することが
容易であり、装置規模の増大が抑えられる。また記録容
量の無駄も抑えられる。
【0021】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例における信号記
録再生装置のブロック図である。以降、既に述べた従来
例の構成との関連も含めて、同一番号がついたものは同
一の構成および機能をもつものとし、説明を省略する。
図1において、2は第1の誤り訂正符号化器、10は第
1の誤り訂正復号化器、11はスイッチ、12はフォー
マット逆変換器を示す。
【0022】映像信号の記録時には、入力された映像信
号はフォーマット変換器1によって固定長パケットの長
さ等の付加情報が付加され、第1の誤り訂正符号化器2
に入力される。
【0023】第1の誤り訂正符号化器2では、図7のよ
うに複数トラック単位での誤り訂正符号化、つまり複数
トラック誤り訂正符号化が行なわれ、得られたパリティ
(以後、複数トラック誤り訂正パリティと呼ぶ)と共に
第2の誤り訂正符号化器3に入力される。第2の誤り訂
正符号化器3ではアウター誤り訂正符号化、およびイン
ナー誤り訂正符号化し、映像信号とパリティを記録信号
変換器4へ出力する。記録信号変換器4では、アウター
およびインナー誤り訂正符号化された信号を変調し、記
録ヘッド5へ出力して磁気テープ6に記録する。
【0024】再生時には、磁気テープ6から再生ヘッド
7によって再生信号を読みだし、再生信号変換器8に出
力する。再生信号変換器8で復調して第2の誤り訂正復
号化器9に出力し、インナー誤り訂正およびアウター誤
り訂正が行なわれる。
【0025】ここで、再生が通常再生であった場合に
は、第2の誤り訂正復号化器9からの出力信号は第1の
誤り訂正復号化器10に入力され、複数トラック誤り訂
正が行なわれ、訂正後の信号はフォーマット逆変換器1
2に出力され、フォーマット逆変換器12で入力された
信号の形式と同じ形式に逆変換し出力する。
【0026】また再生が高速再生であった場合、記録さ
れていたデータの内、フレーム内符号化信号のみを再生
する。即ち図8に示すように、フレーム内符号化以外の
方法で符号化された信号が記録されている所は磁気テー
プを高速で送り、トラックを正しくトレースしない。そ
して、フレーム内符号化された信号が集中して記録され
ているトラック群は通常再生と同じ速度で磁気テープを
送り、再生ヘッドがトラックを横切らずにトレースさせ
るようにする。高速再生の速度によっては、全てのフレ
ーム内符号化された信号が集中して記録されたトラック
群を通常再生する必要はない。この高速再生時には、第
2の誤り訂正復号化器9からの出力信号は第1の誤り訂
正復号化器10に入力せず、つまり複数トラック誤り訂
正が行なわれず、フォーマット逆変換器12に出力さ
れ、フォーマット逆変換器12で入力された信号の形式
と同じ形式に逆変換し出力する。
【0027】以上の構成により、高速再生時に複数トラ
ック誤り訂正を行なわないことにより高速再生時の出力
時のタイミングが速くなる。また先に図5で示した高速
再生用のデータ配置ではインナー誤り訂正のみで誤り訂
正を行なっていたが、本第1の実施例の装置ではアウタ
ー誤り訂正が使用可能であり、高品質な高速再生用の画
質が得られる。また本実施例では、通常再生用とは別に
高速再生用データを記録することなしに簡易に高速再生
が可能である。
【0028】なお、本実施例において、複数トラック誤
り訂正符号化の単位を構成するトラックの数、および1
枚分のフレーム内符号化信号を記録するために用いるト
ラックの数は任意である。また、複数トラック誤り訂正
パリティの位置も、図7のようにトラックのデータ記録
領域の先頭でなくてどこにあっても良く、また特定のト
ラックに集中させても良い。
【0029】また、本実施例においてフレーム内符号化
信号のみを高速再生用データとして用いたが、高速再生
用データとして用いるデータは任意である。
【0030】図2は本発明の第2の実施例における信号
記録再生装置のブロック図である。図2において、13
は特殊再生用データ生成器、14はフォーマット変換
器、15は第1の誤り訂正符号化器、16は第1の誤り
訂正復号化器、17はフォーマット逆変換器、18はス
イッチを示す。
【0031】映像信号の記録時には、入力された映像信
号はフォーマット変換器14によって固定長パケットの
長さ等の付加情報が付加され、第1の誤り訂正符号化器
15に入力される。入力された映像信号はまた特殊再生
用データ生成器13にも入力される。特殊再生用データ
生成器13では、入力映像信号内のフレーム内符号化信
号を用いて高速再生用信号が生成された後、入力映像信
号同様に第1の誤り訂正符号化器15に入力される。な
お、フォーマット変換器14においては、図9のように
入力映像信号と高速再生用信号がトラック単位で記録さ
れる。つまり入力映像信号、高速再生用信号の記録開始
位置がトラック上のデータ記録領域の先頭位置より開始
し、かつ記録終了位置がトラック上のデータ記録領域の
終了位置になるようにフォーマットされる。
【0032】第1の誤り訂正符号化器15では、図10
のように複数トラック訂正符号化が行なわれ、得られた
誤り訂正パリティと共に第2の誤り訂正符号化器3に入
力される。なお、第1の誤り訂正符号化器15では、入
力映像信号記録領域にのみ複数トラック誤り訂正符号化
が行なわれ、高速再生用信号記録領域には複数トラック
誤り訂正符号化が行なわれないため、図10のように高
速再生用信号記録領域には複数トラック誤り訂正パリテ
ィが付加されない。
【0033】第2の誤り訂正符号化器3ではアウター誤
り訂正符号化、およびインナー誤り訂正符号化し、映像
信号とパリティを記録信号変換器4へ出力する。記録信
号変換器4では、アウターおよびインナー誤り訂正符号
化された信号を変調し、記録ヘッド5へ出力して磁気テ
ープ6に記録する。
【0034】再生時には、磁気テープ6から再生ヘッド
7によって再生信号を読みだし、再生信号変換器8に出
力する。再生信号変換器8で復調して第2の誤り訂正復
号化器9に出力し、インナー誤り訂正およびアウター誤
り訂正が行なわれる。
【0035】ここで、再生が通常再生であった場合に
は、第2の誤り訂正復号化器9からの出力信号の内、入
力映像信号記録領域に記録されていたデータのみが第1
の誤り訂正復号化器16に入力され、複数トラック誤り
訂正が行なわれ、訂正後の信号はフォーマット逆変換器
17に出力され、フォーマット逆変換器17で入力され
た信号の形式と同じ形式に逆変換し出力する。
【0036】また、再生が高速再生であった場合には、
記録されていたデータの内、高速再生用信号記録領域に
記録されていたデータのみを再生する。即ち図9に示す
ように、入力映像信号が記録されている所は再生せずに
磁気テープを高速で送り、高速再生用信号が集中して記
録されているトラック群は通常再生と同じ速度で磁気テ
ープを送り、再生ヘッドがトラックを横切らずにトレー
スさせるようにする。高速再生の速度によっては、全て
の高速再生用信号が集中して記録されたトラック群を通
常再生する必要はない。この高速再生時には、第2の誤
り訂正復号化器9からの出力信号は第1の誤り訂正復号
化する必要がないので、第1の誤り訂正復号化器16に
入力せず、フォーマット逆変換器17に出力され、フォ
ーマット逆変換器17で入力された信号の形式と同じ形
式に逆変換し出力する。
【0037】以上の構成により、高速再生用データの記
録領域に複数トラック誤り訂正パリティを記録しないこ
とによって、不必要なパリティ量分の記録容量減少が防
げ、高速再生時に複数トラック誤り訂正を行なわないこ
とにより、高速再生時の出力時のタイミングが速くな
る。また上記第1の実施例と同様、先に図5で示した高
速再生用のデータ配置ではインナー誤り訂正のみで誤り
訂正を行なっていたが、本第2の実施例の装置ではアウ
ター誤り訂正が使用可能であり、高品質な高速再生用の
画質が得られる。
【0038】なお、本第2の実施例において、複数トラ
ック誤り訂正符号化の単位を構成するトラックの数、お
よび1枚分のフレーム内符号化信号を記録するために用
いるトラックの数は任意である。また、複数トラック誤
り訂正パリティの位置も、図7のようにトラックのデー
タ記録領域の先頭でなくてどこにあっても良く、また特
定のトラックに集中させても良い。
【0039】また、本第2の実施例においては、入力映
像信号と高速再生用信号を記録しているが、この記録の
際に、各トラックに入力映像信号を記録しているか高速
再生用信号を記録しているかを示すフラグを記録しても
良い。このような信号を記録している場合には、再生時
に各トラックの信号を読み出す際に、入力映像信号/高
速再生用信号の識別が容易となる。
【0040】また、本第2の実施例においては高速再生
用信号の記録領域には複数トラック誤り訂正を行なわな
かったが、この複数トラック誤り訂正を行なわなかった
ことを示すフラグを記録時に記録しても良い。これによ
り、例えば別に高速再生用信号の記録領域に複数トラッ
ク誤り訂正を行なう装置が存在した場合でも、再生時に
複数トラック誤り訂正された信号か否かを識別すること
が可能となる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では通常再
生から高速再生への移行時において早いタイミングで出
力することが可能となり、高速再生時にも通常再生時同
様の高画質な画像出力が可能となる。
【0042】第1の発明では、通常再生用とは別に高速
再生用データを記録することなしに簡易に高速再生が可
能である。また、高速再生時に複数トラック誤り訂正を
行なう必要がなくなり、処理の高速化に寄与する。
【0043】また、第2の発明では、通常再生用、高速
再生用それぞれのデータを記録するが、通常再生用デー
タにのみ複数トラック誤り訂正符号化、復号化すること
が容易であり、これにより装置規模増大が抑えられる
し、記録容量の無駄も抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の信号記録再生装置の第1の実施例のブ
ロツク図
【図2】本発明の信号記録再生装置の第2の実施例のブ
ロツク図
【図3】従来の信号記録再生装置のブロツク図
【図4】本発明のデータ記録方法に係るトラックパター
ン図
【図5】従来の信号記録再生装置の高速再生時のヘッド
軌跡図
【図6】本発明の信号記録再生装置の第1の実施例によ
るトラックパターン図
【図7】本発明の信号記録再生装置の第1の実施例によ
るトラックパターン図
【図8】本発明の信号記録再生装置の第1の実施例によ
るトラックパターン図
【図9】本発明の信号記録再生装置の第2の実施例によ
るトラックパターン図
【図10】本発明の信号記録再生装置の第2の実施例に
よるトラックパターン図
【図11】従来の信号記録再生装置による通常再生時お
よび高速再生時のヘッド軌跡図
【符号の説明】
1 フォーマット変換器 2 第1の誤り訂正符号化器 3 第2の誤り訂正符号化器 9 第2の誤り訂正復号化器 10 第1の誤り訂正復号化器 12 フォーマット逆変換器 13 特殊再生データ生成器 14 フォーマット変換器 15 第1の誤り訂正符号化器 16 第1の誤り訂正復号化器 17 フォーマット逆変換器
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 20/12 103 9295−5D

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号に所定の信号処理を施し記録パケ
    ットを得るフォーマット変換手段と、前記フォーマット
    変換手段の出力信号に第1の誤り訂正符号化を行なう第
    1の誤り訂正符号化手段と、前記第1の誤り訂正符号化
    手段の出力信号に第2の誤り訂正符号化を行なう第2の
    誤り訂正符号化手段と、前記第2の誤り訂正符号化手段
    の出力信号を記録媒体に記録する記録手段と、前記記録
    媒体から記録信号を再生する再生手段と、前記再生手段
    の出力信号に第2の誤り訂正復号化を行なう第2の誤り
    訂正復号化手段と、前記第2の誤り訂正復号化手段の出
    力信号を通常再生用に用いる場合に第1の誤り訂正復号
    化を行なう第1の誤り訂正復号化手段と、前記第2の誤
    り訂正復号化手段の出力信号あるいは前記第1の誤り訂
    正復号化手段の出力信号のいずれかを出力するフォーマ
    ット逆変換手段を有することを特徴とする信号記録再生
    装置。
  2. 【請求項2】入力信号から特殊再生時に画面表示するた
    めの特殊再生信号を生成する特殊再生信号生成手段と、
    前記入力信号および前記特殊再生信号に所定の信号処理
    を施して記録パケットを得るフォーマット変換手段と、
    前記入力信号に第1の誤り訂正符号化を行なう第1の誤
    り訂正符号化手段と、前記第1の誤り訂正符号化手段の
    出力信号および前記特殊再生信号に第2の誤り訂正符号
    化を行なう第2の誤り訂正符号化手段と、前記第2の誤
    り訂正符号化手段の出力信号を記録媒体に記録する記録
    手段と、前記記録媒体から記録信号を再生する再生手段
    と、前記再生手段の出力信号に第2の誤り訂正復号化を
    行なう第2の誤り訂正復号化手段と、前記第2の誤り訂
    正復号化手段の出力信号を通常再生用に用いる場合に第
    1の誤り訂正復号化を行なう第1の誤り訂正復号化手段
    と、前記第2の誤り訂正復号化手段の出力信号あるいは
    前記第1の誤り訂正復号化手段の出力信号のいずれかを
    出力するフォーマット逆変換手段を有することを特徴と
    する信号記録再生装置。
  3. 【請求項3】第2の誤り訂正符号化手段の出力信号が通
    常再生時に用いられる信号か特殊再生時に用いられる信
    号であるかを示す通常再生/特殊再生識別信号を共に記
    録媒体に記録することを特徴とする請求項2記載の信号
    記録再生装置。
  4. 【請求項4】第2の誤り訂正符号化手段の出力信号が第
    1の誤り訂正符号化された信号か否かを示す第1の誤り
    訂正符号化識別信号を共に記録媒体に記録することを特
    徴とする請求項2記載の信号記録再生装置。
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