JPH085511A - 液晶表示装置評価システム - Google Patents

液晶表示装置評価システム

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JPH085511A
JPH085511A JP15792694A JP15792694A JPH085511A JP H085511 A JPH085511 A JP H085511A JP 15792694 A JP15792694 A JP 15792694A JP 15792694 A JP15792694 A JP 15792694A JP H085511 A JPH085511 A JP H085511A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal display
evaluation
display panel
backlight
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JP15792694A
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English (en)
Inventor
Shigeru Yoda
茂 依田
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶表示装置の特性を自動で評価し、最適な
駆動条件を見極めることのできる液晶表示装置評価シス
テムを提供することを目的としている。 【構成】 液晶表示パネル15a及びバックライト15
bを有する被評価対象の液晶表示装置15が環境試験装
置14の環境槽14a内に収納され、制御評価装置11
によりコントローラ14bを制御して環境槽14a内の
動作環境を制御する。制御評価装置11の制御下で液晶
駆動装置12を動作させることより、環境槽14a内の
液晶表示パネル15a及びバックライト15bを、種々
の評価試験項目に対応した駆動方法や駆動条件で駆動さ
せ、このときの動作特性データを特性計測装置13及び
センサ16、17で計測する。計測結果を制御評価装置
11で集計・編集して液晶駆動装置15を評価する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置評価シス
テムに関し、詳細には、液晶表示装置の特性を自動で評
価し、最適な駆動条件を見極めるための液晶表示装置評
価システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近時、液晶表示装置は、その普及に伴っ
て、その液晶表示パネルに用いられる液晶の種類、液晶
表示パネルの駆動方法の種類及びバックライトの有無や
バックライトの駆動方法の種類等、その仕様が多様化し
ている。
【0003】このように、液晶表示装置の仕様が多様化
すると、液晶の種類、駆動方法の種類及びバックライト
の種類等の液晶表示装置の仕様により、液晶表示装置に
最適な駆動方法を如何に見出して、駆動するかが重要な
問題となっている。
【0004】そこで、従来では、液晶表示装置の評価試
験を種々の環境下で行い、その動作結果を人間が視認し
て、液晶表示装置の評価を行っている。
【0005】すなわち、評価試験としては、主に、環境
試験と特性(動作)試験の2種類の試験を行う。
【0006】従来の液晶表示装置の環境試験は、図4に
示すように、例えば、液晶表示装置1を環境槽2内に設
置し、この環境槽2内の液晶表示装置1の液晶表示パネ
ル1aに、液晶駆動装置3から所定の駆動信号を供給し
て、液晶表示パネル1aを表示駆動させる。また、環境
槽2内の液晶表示装置1のバックライト1bに、バック
ライト駆動装置4を調整して所定の駆動電源を供給し、
バックライト1bを駆動させる。
【0007】そして、環境槽2内の環境条件、例えば、
温度、湿度等を、そのコントローラ2aを操作して、種
々変化させ、液晶表示パネル1a及びバックライト1b
の各環境条件下での動作状態を、特性計測装置5により
計測する。
【0008】この特性計測装置5の計測した計測結果
を、オシロスコープやX−Yプロッタ等の出力装置6に
出力させ、この出力装置6の出力結果を人間が視認し
て、その視認結果を手入力により、評価装置7に入力す
る。評価装置7で、データの加工や計算を行わせ、液晶
表示装置1の各種環境下での環境評価を行って、その評
価結果を出力装置8に出力させる。
【0009】また、このとき、環境槽2内の温度や湿度
等の環境をセンサ9で測定し、その測定結果を視認等に
より読み取って、評価装置7に入力する。
【0010】評価装置7は、パーソナルコンピュータ等
が使用され、評価装置7には、プリンタ等の出力装置8
が接続されている。
【0011】評価装置7には、上述のように、上記出力
装置6の出力結果やセンサ9の計測結果が手入力により
入力され、評価装置7は、入力された検査結果や計測結
果に基づいて各種演算処理やデータベース処理等を行っ
て、液晶表示装置1の評価処理を行う。
【0012】また、従来の液晶表示装置1の動作試験
は、液晶表示パネル1aを液晶駆動装置3により種々の
駆動方法で、また、種々の駆動電圧で、駆動して、その
ときの特性データを特性計測装置5で計測し、出力装置
6に出力させて、人間が視認することにより、行ってい
る。
【0013】さらに、液晶表示装置1がバックライト1
bを備えているときには、バックライト1bをバックラ
イト駆動装置4により、種々の駆動方法や駆動電源で駆
動させて、その動作状態を特性計測装置5で計測し、出
力装置6に出力させて、人間が視認することにより、液
晶表示装置1のバックライト1bの動作試験を行ってい
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の液晶表示装置の評価試験にあっては、液晶表
示装置を環境槽内に設置し、環境槽内の環境条件を種々
変化させて、各環境条件下での液晶表示装置の動作状態
を人間が視認することにより、その環境試験を行い、ま
た、液晶表示パネルやバックライトを種々の駆動方法に
より、また、種々の駆動電源により、駆動して、その表
示(動作)状態を人間が視認することにより動作試験を
行い、このようにして行った試験結果を、パーソナルコ
ンピュータ等の評価装置に手入力で入力して、評価して
いるので、評価試験を行うのに長時間を要し、また、評
価が不正確になったり、液晶表示装置の適切な駆動条件
の把握が困難であるという問題があった。
【0015】すなわち、環境試験にあっては、環境槽内
の雰囲気条件(例えば、温度)と、被評価対象である液
晶表示装置の実際の条件(例えば、温度)と、が異なる
ため、個々に実際の試験条件を測定して記録をとる必要
があり、評価試験に時間を要するとともに、正確性に欠
けるという問題があった。
【0016】また、動作試験にあっては、液晶表示パネ
ルの駆動方法には、種々の方法があり、また、1つの駆
動方法にあっても、例えば、その印加する駆動信号は、
その電圧の印加時間や電圧値等、その条件は、多様であ
り、これらの多様な条件を一々人間が調整して、そのと
きの液晶表示パネルの表示状態を人間が視認により、確
認している。また、バックライトについても、その駆動
方法には、種々の方法があり、印加する電源の値も、種
々変化させる必要がある。
【0017】したがって、動作試験にあっても、上記種
々の条件について、人間が一々調整して、その結果を視
認等により確認して評価していたため、動作試験に時間
を要するとともに、正確性に欠け、被評価対象の液晶表
示パネルやバックライトに適切な駆動条件を見出すこと
が困難であるという問題があった。
【0018】そこで、本発明は、上記実情に鑑みてなさ
れたもので、自動的に、かつ、迅速に液晶表示パネルや
バックライトの評価試験を行い、適切な動作条件を簡
単、かつ、迅速に見出すことのできる液晶表示装置評価
システムを提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置評
価システムは、請求項1に記載するように、被評価対象
としての液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルを複数
種類の駆動方法により表示駆動する液晶駆動回路部と、
前記液晶駆動回路部により表示駆動される液晶表示パネ
ルの表示状態を複数の特性データとして計測する表示状
態計測手段と、前記液晶表示パネルの複数種類の動作環
境を生成する環境生成手段と、前記液晶駆動回路部の駆
動方法及び前記環境生成手段の生成する動作環境を制御
するとともに、前記表示状態計測手段の計測結果に基づ
いて前記液晶表示パネルの評価を行う制御評価装置と、
を備えることにより、上記目的を達成している。
【0020】また、本発明の液晶表示装置評価システム
は、請求項2に記載するように、被評価対象としての液
晶表示パネルと、被評価対象としてのバックライトと、
前記液晶表示パネルに複数種類の駆動方法により表示駆
動する液晶駆動回路部と、前記液晶駆動回路部により表
示駆動される液晶表示パネルの表示状態を複数の特性デ
ータとして計測する表示状態計測手段と、前記バックラ
イトに複数種類の駆動電源を供給して、複数種類の駆動
方法によりバックライトを駆動するバックライト駆動回
路と、前記バックライト駆動回路により駆動されるバッ
クライトの動作状態を所定の特性データとして計測する
動作状態計測手段と、前記液晶表示パネル及び前記バッ
クライトの複数種類の動作環境を生成する環境生成手段
と、前記液晶駆動回路部及び前記バックライト駆動回路
の駆動方法及び前記環境生成手段の生成する動作環境を
制御するとともに、前記表示状態計測手段及び前記動作
状態計測手段の計測結果に基づいて前記液晶表示パネル
及び前記バックライトの評価を行う制御評価装置と、を
備えることにより、上記目的を達成している。
【0021】上記各場合において、例えば、請求項3に
記載するように、液晶表示装置評価システムは、複数種
類のテストパターンデータを記憶するパターンデータ記
憶手段を、さらに備え、前記制御評価装置は、前記パタ
ーンデータ記憶手段に記憶されているテストパターンデ
ータを適宜選択して前記液晶駆動回路部により前記液晶
表示パネルに表示させるものであってもよい。
【0022】また、例えば、請求項4に記載するよう
に、液晶表示装置評価システムは、前記環境生成手段に
より前記被評価対象に実際に生成される動作環境を測定
する環境測定手段を、さらに備え、前記制御評価装置
は、前記環境測定手段の測定結果に基づいて、前記動作
環境を制御するとともに、前記評価を行うものであって
もよい。
【0023】また、前記制御評価装置は、例えば、請求
項5に記載するように、前記駆動方法及び前記動作環境
の前記制御処理及び前記評価処理の一連の手順を記憶す
る手順記憶手段を有し、該手順記憶手段内の一連の手順
に基づいて、前記制御処理及び前記評価処理を行うもの
であってもよい。
【0024】さらに、前記制御評価装置は、例えば、請
求項6に記載するように、前記手順記憶手段に前記手順
を液晶表示パネルの種類毎に複数種類記憶し、前記被評
価対象の液晶表示パネルの種類に適した手順に基づい
て、前記制御処理及び前記評価処理を行うものであって
もよい。
【0025】また、前記制御評価装置は、例えば、請求
項7に記載するように、前記手順記憶手段に前記手順を
バックライトの種類毎に複数種類記憶し、前記被評価対
象のバックライトの種類に適した手順に基づいて、前記
制御処理及び前記評価処理を行うものであってもよい。
【0026】
【作用】請求項1記載の液晶表示装置評価システムによ
れば、被評価対象の液晶表示パネルの動作環境を、環境
生成手段により生成し、当該動作環境下の液晶表示パネ
ルを、液晶駆動回路部により、所定の駆動方法で表示駆
動するとともに、この液晶表示パネルの表示状態を特性
データとして、表示状態計測手段により、計測するが、
この液晶表示パネルの動作環境及び駆動方法を制御評価
装置により、制御し、また、表示状態計測手段の計測結
果に基づいて、制御評価装置により、被評価対象の液晶
表示パネルの評価を行う。
【0027】したがって、液晶表示パネルの動作環境と
駆動方法を自動で制御しつつ動作させ、その表示状態を
特性データとして取得して、自動で評価することがで
き、液晶表示パネルの評価試験を自動的に、かつ、迅速
に行うことができる。
【0028】また、請求項2に記載する液晶表示装置評
価システムによれば、被評価対象の液晶表示パネルとバ
ックライトの動作環境を、環境生成手段により生成し、
当該動作環境下の液晶表示パネルを、液晶駆動回路部に
より、所定の駆動方法で表示駆動し、また、バックライ
トを、バックライト駆動回路により、所定の駆動方法で
駆動するとともに、この液晶表示パネルの表示状態を特
性データとして、表示状態計測手段により、計測し、ま
た、バックライトの動作状態を動作状態計測手段によ
り、計測するが、この液晶表示パネル及びバックライト
の動作環境及び駆動方法を制御評価装置により、制御
し、また、表示状態計測手段の計測結果及び動作状態計
測手段の計測結果に基づいて、制御評価装置により、被
評価対象の液晶表示パネル及びバックライトの評価を行
う。
【0029】したがって、液晶表示パネル及びバックラ
イトの動作環境と駆動方法を自動で制御しつつ動作さ
せ、液晶表示パネルの表示状態を特性データとして取得
するとともに、バックライトの動作状態を取得して、自
動で評価することができ、液晶表示パネル及びバックラ
イトの評価試験を自動的に、かつ、迅速に行うことがで
きる。
【0030】上記各場合において、例えば、請求項3に
記載するように、前記液晶表示装置評価システムが、複
数種類のテストパターンデータを記憶するパターンデー
タ記憶手段を、さらに備え、前記制御評価装置が、前記
パターンデータ記憶手段に記憶されているテストパター
ンデータを適宜選択して前記液晶駆動回路部により前記
液晶表示パネルに表示させると、テストパターンに基づ
いて液晶表示装置の評価試験を行うことができ、評価試
験を適切に行うことができる。
【0031】また、例えば、請求項4に記載するよう
に、液晶表示装置評価システムが、前記環境生成手段に
より被評価対象に実際に生成される動作環境を測定する
環境測定手段を、さらに備え、前記制御評価装置が、前
記環境測定手段の測定結果に基づいて、前記動作環境を
制御するとともに、前記評価を行うようにすると、動作
環境をより適切に生成することができるとともに、この
適切な動作環境における動作試験により、より正確な評
価を行うことができる。
【0032】また、例えば、請求項5に記載するよう
に、前記制御評価装置が、前記駆動方法及び前記動作環
境の前記制御処理及び前記評価処理の一連の手順を記憶
する手順記憶手段を有し、該手順記憶手段内の一連の手
順に基づいて、前記制御処理及び前記評価処理を行うよ
うにすると、液晶表示パネルやバックライトの評価試験
の自動化をより一層促進することができ、より一層評価
試験を迅速、かつ、簡単に行うことができる。
【0033】さらに、例えば、請求項6に記載するよう
に、前記制御評価装置が、前記手順記憶手段内に前記手
順を液晶表示パネルの種類毎に複数種類記憶し、前記被
評価対象の液晶表示パネルの種類に適した手順に基づい
て、前記制御処理及び前記評価処理を行うようにする
と、液晶表示パネルの種類を選択するだけで、自動的
に、当該液晶表示パネルの種類に適した液晶表示パネル
の評価試験を行うことができる。
【0034】また、例えば、請求項7に記載するよう
に、前記制御評価装置が、前記手順記憶手段内に前記手
順をバックライトの種類毎に複数種類記憶し、前記被評
価対象のバックライトの種類に適した手順に基づいて、
前記制御処理及び前記評価処理を行うようにすると、バ
ックライトの種類を選択するだけで、自動的に、当該バ
ックライトの種類に適したバックライトの評価試験を行
うことができる。
【0035】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図を参照して
説明する。図1〜図3は、本発明の液晶表示装置評価シ
ステムの一実施例を示す図である。まず、本実施例の構
成を説明する。図1は、本発明の一実施例の液晶表示装
置評価システム10の全体ブロック構成図であり、液晶
表示装置評価システム10は、制御評価装置11、液晶
駆動装置12、特性計測装置13及び環境試験装置14
等を備えている。
【0036】環境試験装置14は、環境槽14aとコン
トローラ14bを備えており、環境槽14a内には、被
評価対象である液晶表示装置15が収納される。コント
ローラ14bには、制御評価装置11から制御信号が入
力され、コントローラ14bは、制御評価装置11から
入力される制御信号に基づいて、環境槽14a内の環境
状態、例えば、温度、湿度及び磁気等を制御して、環境
槽14a内に収納した液晶表示装置15の種々の動作環
境を実現する。
【0037】この環境槽14aには、センサ14cが取
り付けられており、センサ14cは、環境槽14a内の
温度や湿度あるいは磁気等の環境状態を検出して、制御
評価措置11に出力する。
【0038】制御評価装置11は、このセンサ14cの
検出結果に基づいて、コントローラ14bを介して環境
槽14aの環境状態をフィードバック制御する。液晶表
示装置15は、液晶表示パネル15a及び液晶表示装置
15がバックライト方式のときには、バックライト15
bを備えており、種々のタイプの液晶表示パネル15a
及びバックライト15bが、被評価(試験)対象とされ
る。
【0039】この液晶表示パネル15a及びバックライ
ト15bには、センサ16、17が取り付けられ、セン
サ16、17としては、例えば、温度センサ、加速度振
動センサ、湿度センサ及び光センサ等が使用される。
【0040】センサ16、17は、環境試験装置14の
設定環境条件と液晶表示パネル15a及びバックライト
15bに実際に作用する実環境状態との差を調べるのに
使用され、また、特性計測装置13と同様に、センサ1
6、17の計測結果を利用して液晶表示パネル15a及
びバックライト15bの評価処理を行うのに使用され
る。
【0041】すなわち、センサ16、17は、このよう
に液晶表示パネル15a及びバックライト15bの実環
境状態、例えば、温度、加速度、振動、湿度、光量、熱
量等を検出し、その検出結果を制御評価装置11に出力
する。
【0042】制御評価装置11は、制御装置21、記憶
装置22、インターフェース回路23及び周辺機器24
等を備えており、周辺機器24としては、外部記憶装置
25、モデム26、プリンタ27及びX−Yプロッタ2
8等を備えている。
【0043】インターフェース回路23は、液晶駆動装
置12、特性計測装置13、環境試験装置14のコント
ローラ14b、周辺機器24のX−Yプロッタとモデム
26及び制御装置21に接続されているとともに、上記
環境槽14のセンサ14c及び液晶表示装置15のセン
サ16、17に接続されており、制御装置21と上記各
装置12、13やセンサ14c、16、17等との間で
信号の授受及び信号の変換等を行う。なお、インターフ
ェース回路23は、周辺機器24については、例えば、
RS−232Cを介して接続されている。
【0044】すなわち、インターフェース回路23は、
制御回路21から液晶駆動装置12、特性計測装置13
及び環境試験装置14のコントローラ14bに出力され
る制御信号を各装置が認識できる信号形態に変換し、ま
た、液晶駆動装置12、特性計測装置13及び各センサ
14c、16、17から入力されるデータや検出信号を
A/D変換するとともに、所定のタイミングで同期をと
って、所定の電圧レベルに変換し、制御回路21が処理
できる信号形態に変換する。
【0045】記憶装置22は、例えば、ハードディスク
等で構成され、液晶表示装置評価システム10の制御プ
ログラム、例えば、液晶駆動装置12の駆動制御プログ
ラム、環境試験装置14の駆動制御プログラム及び特性
計測装置13の動作制御プログラム等の各種制御プログ
ラム、特性計測装置13の測定結果及びセンサ16、1
7の検出結果に基づく液晶表示装置15の評価処理プロ
グラム及び周辺機器24の制御プログラム等の各種プロ
グラム、さらには、液晶表示装置15を所定の手順で評
価試験を行うための評価試験プログラム等を記憶すると
ともに、液晶表示装置評価システム10の制御に必要な
システムデータ等を記憶する。
【0046】また、記憶装置22は、液晶表示パネル1
5aに表示させる表示データを記憶しており、この表示
データは、例えば、複数種類のテストパターンデータで
ある。
【0047】制御装置21は、例えば、パーソナルコン
ピュータ等で構成され、CPU(Central Processing U
nit )、ディスプレイ及びキーボード等を備えている。
制御装置21は、記憶装置22内のプログラムに従って
液晶表示装置評価システム10の各部を制御し、液晶表
示装置評価システム10としての処理を実行する。例え
ば、制御装置21は、液晶表示装置15の評価試験作業
手順をそのディスプレイに表示して、オペレータに対話
形式で評価試験作業の進行方法を順次案内し、オペレー
タの判断に基づいて作業の選択が行われることにより、
当該選択された作業手順に基づいて、環境試験装置14
の制御、液晶駆動装置12の制御及び特性計測装置13
の制御等を行う。
【0048】制御装置21は、液晶表示装置15がTV
(テレビ受信機)用のものでないときには、記憶装置2
2に記憶されているテストパターンデータを読み出し
て、表示データとして液晶駆動装置12に出力し、液晶
駆動装置12により種々の駆動方法でこのテストパター
ンを液晶表示パネル15aに表示させる。
【0049】また、制御装置21は、評価試験の結果に
基づいて試験資料である液晶表示装置15の評価処理を
行う。例えば、制御装置21は、特性計測装置13の計
測結果やセンサ14c、16、17の検出結果に対し
て、予め設定された演算方法により演算処理したり、デ
ータベース処理することにより、試験資料である液晶表
示装置15の評価処理を行い、その評価結果をディスプ
レイに表示したり、プリンタ27やX−Yプロッタ28
に印字出力させ、また、モデム26を介して外部のコン
ピュータに各種情報を出力する。
【0050】周辺機器24の外部記憶装置25は、例え
ば、フロッピィディスクドライブとそのフロッピィディ
スクドライブに装着されるフロッピィディスク等で構成
され、当該フロッピィディスクには、記憶装置22に格
納されているプログラムとは異なる動作制御プログラム
や評価処理プログラム、あるいは過去の試験データや評
価データ等が格納される。
【0051】制御装置21は、この外部記憶装置25の
プログラムやデータを読み出して、必要な処理を行う。
モデム26は、電話回線等を介して外部コンピュータ等
に接続され、制御装置21は、このモデム26を介して
接続された外部コンピュータ等との間でデータの授受を
行って、液晶表示装置15の評価処理等を行う。
【0052】プリンタ27は、例えば、ドットプリンタ
やレーザープリンタ等が使用され、制御装置21から入
力される評価試験の検出データや評価結果等を記録紙2
7aに印字出力する。
【0053】X−Yプロッタ28は、制御回路21から
入力される評価試験の検出データや評価結果等のグラフ
や信号波形等を記録紙28aに記録出力する。液晶駆動
装置12は、図2にその模式図として示すように、駆動
ユニット制御部31、判別部32、発振回路部33、テ
レビ電波受信部34、各種LCD駆動回路部35、各種
バックライト駆動回路部36及び出力信号選択回路37
等を備えており、複数種類の液晶表示パネル15a及び
複数種類のバックライト15bを種々の駆動方法や駆動
電源により駆動する機能を有している。すなわち、発振
回路部33は、液晶駆動装置12の各部の動作のタイミ
ングを取るための複数のクロックを発生し、液晶駆動装
置12の各部に供給する。
【0054】駆動ユニット制御部31は、液晶駆動装置
12の駆動を制御するものであり、インターフェース回
路23を介して制御装置21から入力される制御信号に
基づいて、液晶駆動装置12の各部を制御して、液晶表
示パネル15a及びバックライト15bを所定の駆動方
法及び駆動条件で駆動する。
【0055】判別部32は、液晶駆動装置12が表示駆
動する液晶表示パネル15aがTV(テレビ受信機)用
の液晶表示パネル(LCD)15aであるかどうかを判
別し、液晶表示パネル15aがTV用であれば、テレビ
電波受信部34を動作させる。
【0056】テレビ電波受信部34は、テレビ電波を受
信して、液晶表示パネル15aの駆動に必要な信号形態
に変換して、各種LCD駆動回路部35に表示データと
して出力する。
【0057】各種LCD駆動回路部35は、種々の駆動
方法で、かつ、種々の駆動条件で液晶表示パネル15a
を駆動する駆動信号を生成する駆動回路を備え、生成し
た駆動信号を出力信号選択回路37に出力する。
【0058】すなわち、各種LCD駆動回路部35は、
液晶表示パネル15aの駆動方法として、スタティック
駆動方法とダイナミック駆動方法による駆動回路を備え
ている。
【0059】また、各種LCD駆動回路部35は、スタ
ティック駆動方法では、例えば、その駆動周波数やパル
ス幅の設定値を多様に変化させた駆動信号を生成し、ダ
イナミック駆動方法では、例えば、選択/非選択の区分
設定、駆動周波数及びデューティー比やパルス幅の設
定、階調制御方法の設定、走査電極同時選択駆動の有無
及びその選択幅の設定、間引き表示駆動の有無及び間引
きの条件設定、飛び越し走査/順次走査の設定、画面分
割駆動の有無の設定等各種条件に対応した駆動信号を生
成する。
【0060】さらに、各種LCD駆動回路部35は、種
々の駆動電圧や種々の放送方式に対応した駆動信号を生
成し、放送方式として、例えば、NTSC方式、PAL
方式及びSECAM方式等に対応した駆動信号を生成す
る。
【0061】すなわち、各種LCD駆動回路部35は、
制御評価装置11の制御装置21から送られてくるテス
トパターンデータ、あるいは、液晶表示装置15がTV
用のときには、テレビ電波受信部34から入力される表
示データに対応するとともに、種々の駆動方法による駆
動信号を生成し、液晶表示パネル15aに出力して、表
示させる。
【0062】各種バックライト駆動回路部36は、種々
の駆動方法で、かつ、種々の駆動条件でバックライト1
5bを駆動するための駆動信号を生成する。例えば、各
種バックライト駆動回路部36は、バックライト15b
がLED(Light Emitting Diode)であるか、EL(El
ectro Luminescence)であるか、蛍光管であるか等によ
り、また、駆動電源が交流(AC)と直流(DC)のい
ずれであるか、また、その電圧あるいは周波数の設定条
件等による種々の駆動方法や駆動条件による駆動信号を
生成し、生成した駆動信号を出力信号選択回路37に出
力する。
【0063】出力信号選択回路37は、前記各種LCD
駆動回路部35及び各種バックライト駆動回路部36か
ら入力される液晶表示パネル15a用の種々の駆動信号
及びバックライト15b用の種々の駆動信号から、それ
ぞれ1つを駆動ユニット制御部31からの制御信号に基
づいて選択し、選択した駆動信号をそれぞれ液晶表示パ
ネル15a及びバックライト15bに出力する。
【0064】また、出力信号選択回路37は、液晶表示
パネル15aの駆動信号とバックライト15bの駆動信
号を独立して個別に選択することができ、この選択を種
々変化させることにより、液晶表示パネル15aとバッ
クライト15bの駆動方法や駆動条件を変化させて、評
価試験を行うことができるとともに、バックライト15
bを備えていない液晶表示パネル15aについても評価
試験を行うことができる。
【0065】なお、液晶駆動装置12は、液晶表示装置
15が駆動回路を備えているものであっても、直接、液
晶表示装置15の液晶表示パネル15a及びバックライ
ト15bを駆動させることができる。
【0066】再び、図1において、特性計測装置13
は、例えば、照度計、輝度計、光学カメラ、電流計、電
圧計等で構成され、制御評価装置11の制御下で動作し
て、液晶表示パネル15a及びバックライト15bの駆
動状態の種々の特性(例えば、照度、輝度等)を計測す
る。
【0067】特性計測装置13は、その計測結果をアナ
ログの電気信号(計測信号)として制御評価装置11に
出力し、制御評価装置11のインターフェース回路23
は、特性計測装置13から入力される計測信号をディジ
タル変換して、制御装置21に出力する。
【0068】次に、本実施例の動作を説明する。本実施
例の液晶表示装置評価システム10は、種々の液晶表示
装置15の評価試験を自動的に行えるところにその特徴
がある。なお、便宜上、本実施例では、液晶表示パネル
15aとバックライト15bの両方について評価試験を
行うものとして、以下説明する。液晶表示装置15の評
価試験を行うには、液晶表示パネル15aとバックライ
ト15bに、センサ16及びセンサ17を取り付け、液
晶駆動装置12及び特性計測装置13との配線の接続を
行って、液晶表示パネル15aとバックライト15bを
環境槽14a内に収納する。
【0069】上記試験の準備が完了すると、オペレータ
は、制御装置21を操作して、評価試験のプログラムを
立ち上げ、そのディスプレイに表示される案内に従って
操作を進める。
【0070】すなわち、オペレータは、図3に示すよう
に、まず、液晶表示パネル(LCD)15a及びバック
ライト15bに関する基礎情報を制御装置21のキーボ
ード等の入力装置から入力して、記憶装置22に登録す
る(ステップS1)。
【0071】この基礎情報は、例えば、液晶表示パネル
15aの種類、例えば、液晶表示パネル15aに使用さ
れている液晶の種類、駆動方法及びバックライト15b
の種類(例えば、LEDか、ELか)、さらに、その駆
動方法等の情報であり、評価試験の度に登録する必要は
なく、一度、記憶装置22に登録すると、同じ基礎情報
を有する液晶表示パネル15aやバックライト15bに
ついては、先に登録されている基礎情報を読み出して、
使用することができる。また、基本となる複数種類の基
礎情報を、予め記憶装置22や外部記憶装置25に格納
しておき、基礎情報の登録時に読み出して、適宜選択・
修正するようにしてもよい。
【0072】基礎情報の登録が完了すると、被試験サン
プルの評価項目の設定を行う(ステップS2)。この評
価項目は、評価試験の試験種別毎に設けられており、試
験種別としては、液晶表示パネル15aについては、例
えば、表示品質試験、電気的特性試験及び環境動作試験
がある。
【0073】この表示品質試験の評価試験項目として
は、例えば、輝度−電圧特性、ガンマ特性、指向特性、
中間調表示特性等があり、電気的特性試験の評価試験項
目としては、例えば、容量及びインピーダンス特性、消
費電力(実効値)特性、端子間絶縁抵抗特性、応答速度
(Tr、Tf)特性等がある。また、環境動作試験の評
価試験項目としては、例えば、N−I点試験、高低温動
作試験及び紫外線照射試験等がある。
【0074】なお、目視による官能試験として、視野
角、フリッカ、色合い、レスポンス、コントラスト及び
色ムラ等の試験がある。また、バックライト15bにつ
いては、照度−電圧特性、色ムラ及び照度ムラ、消費電
力、寿命、発熱の有無及び高低温動作等の各種評価試験
がある。
【0075】これらの各種評価試験項目のうち、実施す
る評価試験項目を制御装置21のキー入力等により選択
設定する。
【0076】なお、この評価試験項目の設定は、上記基
礎情報登録処理により登録された基礎情報に基づいて制
御装置21が適宜選択して表示し、その表示内容から実
施する評価試験項目を選択するようにしてもよいし、オ
ペレータが、実施する評価試験項目の一覧から選択する
ようにしてもよく、評価試験項目の設定方法は、限定さ
れものではない。
【0077】次に、被試験サンプルの試験条件の選択設
定を行う(ステップS3)。この試験条件の選択設定
は、上記評価試験項目の試験を行うのに、液晶表示パネ
ル15a及びバックライト15bをどのような駆動方法
により、また、どのような駆動条件により、駆動するか
を選択設定するものであり、制御装置21は、上記評価
試験項目及び基礎情報が設定されると、これらの評価試
験項目及び基礎情報に対応した試験条件を記憶装置22
内のデータを検索してディスプレイに表示する。
【0078】オペレータは、制御装置21のキー操作等
により、このディスプレイに表示された試験条件から適
宜選択したり、その試験条件を変更することにより、試
験条件の選択設定を行う。
【0079】なお、この試験条件の設定方法は、上記方
法に限定されるものではない。このようにして、評価項
目及び試験条件の選択設定が完了すると、制御装置21
は、選択設定された評価項目及び試験条件に対応する制
御信号を、インターフェース回路23を介して、環境試
験装置14のコントローラ14b及び液晶駆動装置12
に出力するとともに、評価項目に対応した計測を行うた
めの制御信号を、インターフェース回路23を介して、
特性計測装置13に出力する。以上の処理により、液晶
表示パネル15a及びバックライト15bの評価試験の
準備が完了し、評価試験が開始される。
【0080】コントローラ14bは、制御評価装置11
の制御装置21から制御信号が入力されると、当該制御
信号に対応する環境状態を環境槽14a内に形成する。
このときの環境槽14a内の環境状態は、センサ14c
により検出されて、制御評価装置11に出力され、ま
た、液晶表示パネル15a及びバックライト15bの実
環境状態は、センサ16、17で検出されて、制御評価
装置11に出力される。制御評価装置11の制御装置2
1は、これらの検出結果に基づいて、環境試験装置14
のコントローラ14bに制御信号を出力し、環境槽14
b内の環境状態をフィードバック制御する。
【0081】液晶駆動装置12は、制御評価装置11の
制御装置21から制御信号が入力されると、その各種L
CD駆動回路部35の生成する各種駆動信号及び各種バ
ックライト駆動回路部36の生成する各種駆動信号のう
ちから当該制御信号に対応する駆動信号を、出力信号選
択回路37によりそれぞれ選択して、液晶表示パネル1
5a及びバックライト15bに出力し、液晶表示パネル
15a及びバックライト15bをテストパターン、ある
いは、テレビ受信電波の映像を表示させる。
【0082】この液晶表示パネル15a及びバックライ
ト15bの駆動状態を特性計測装置13及びセンサ1
6、17により計測して、液晶表示パネル15a及びバ
ックライト15bの評価試験項目及び環境動作試験項目
の計測を行う。
【0083】すなわち、特性計測装置13により、照
度、輝度、電流、電圧等の各種電気・光学的特性を計測
し、その計測結果を評価試験データとしてインターフェ
ース回路23を介して制御装置21に出力する(ステッ
プS4)。
【0084】また、このとき、特性計測装置13の光学
カメラにより撮影された液晶表示パネル15aの映像を
目視することにより、あるいは、環境槽14a内の液晶
表示パネル15aの映像を直接目視できるときには、直
接目視することにより、上記官能試験項目の試験を行
い、制御装置21のキー操作等により、その官能試験の
結果を制御装置21に入力する(ステップS4)。
【0085】さらに、センサ16及びセンサ17により
液晶表示パネル15a及びバックライト15bの温度、
湿度、磁気等を検出し、その検出結果を環境試験データ
としてインターフェース回路23を介して制御装置21
に出力する(ステップS5)。
【0086】このようにして、評価試験及び環境動作試
験を行うと、制御装置21で試験データを集計し、デー
タベース処理や編集処理等を行う(ステップS6)。
【0087】この試験データの集計・編集処理におい
て、必要なデータの制御装置21のディスプレイへの表
示出力、プリンタ27やX−Yプロッタ28による記録
紙27a、28aへの記録出力及び外部記憶装置25へ
のデータの格納等を行う。
【0088】試験データの集計・編集処理が完了する
と、液晶表示パネル15a及びバックライト15bの総
合判定評価を行う(ステップS7)。
【0089】この総合判定評価においては、制御装置2
1が記憶装置22に予め格納されている総合判定評価プ
ログラムに従って上記取得した試験データのデータ処理
を行って総合判定評価を行うとともに、オペレータが制
御装置21が行った総合判定評価に選択・修正を行うこ
とにより、最終的な総合判定評価を行う。
【0090】なお、この総合判定評価の方法について
は、上記方法に限定されるものでないことは、いうまで
もない。この総合判定評価により、液晶表示パネル15
a及びバックライト15bの評価試験処理が完了する。
なお、上記評価試験において、同時に試験を行える試験
項目については、同時に評価試験を行うが、同時に行え
ない評価試験項目があるときには、制御装置21の制御
下で、一定の手順に従って自動的に順次評価試験項目の
試験を行う。
【0091】このように、被評価対象の液晶表示パネル
15aの動作環境を、環境試験装置(環境生成手段)1
4により生成し、当該動作環境下の液晶表示パネル15
aを、液晶駆動装置(液晶駆動回路部)12により、所
定の駆動方法で駆動させるとともに、この液晶表示パネ
ル15aの表示するテストパターン等の表示状態を特性
データとして、特性計測装置(表示状態計測手段)13
により、計測するが、このとき、この液晶表示パネル1
5aの動作環境及び駆動方法を制御評価装置11によ
り、制御し、また、特性計測装置13の計測結果に基づ
いて、制御評価装置11により、被評価対象の液晶表示
パネル15aの評価を行う。
【0092】したがって、液晶表示パネル15aの動作
環境と駆動方法を自動で制御しつつ動作させ、その表示
状態を特性データとして取得して、自動で評価すること
ができ、液晶表示パネル15aの評価試験を自動的に、
かつ、迅速に行うことができる。
【0093】また、本実施例の液晶表示装置評価システ
ム10においては、被評価対象の液晶表示パネル15a
とバックライト15bの評価試験を同時に行っているの
で、液晶表示パネル15a及びバックライト15bの動
作環境と駆動方法を自動で制御しつつ動作させ、液晶表
示パネル15aの表示状態を特性データとして、取得す
るとともに、バックライト15bの動作状態を取得し
て、自動で評価することができ、液晶表示パネル15a
及びバックライト15bの評価試験を自動的に、かつ、
迅速に行うことができる。
【0094】さらに、本実施例においては、環境試験装
置14により液晶表示パネル15a及びバックライト1
5bに実際に生成される動作環境をセンサ(環境測定手
段)16、17で計測し、制御評価装置11が、この測
定結果に基づいて、液晶表示パネル15aやバックライ
ト15bの動作環境を制御するとともに、液晶表示パネ
ル15aやバックライト15bの評価を行っているの
で、動作環境をより適切に生成することができるととも
に、この適切な動作環境における評価試験により、より
正確な評価を行うことができる。
【0095】また、本実施例においては、液晶表示装置
評価システム10が、複数種類のテストパターンデータ
を、記憶装置22に記憶し、制御評価装置11の制御装
置21が、このテストパターンデータを適宜選択して液
晶駆動装置12により液晶表示パネル15aに表示させ
るので、テストパターンに基づいて液晶表示装置15の
評価試験を行うことができ、評価試験を適切に行うこと
ができる。
【0096】さらに、本実施例では、制御評価装置11
が、液晶表示パネル15aやバックライト15bの駆動
方法や動作環境の制御処理及び評価処理の一連の手順を
液晶表示パネル15aやバックライト15bの種類毎に
複数種類記憶し、評価対象の液晶表示パネル15aやバ
ックライト15bの種類に適した手順に基づいて、制御
処理及び評価処理を行っているので、液晶表示パネル1
5やバックライト15bの種類を選択するだけで、自動
的に、当該液晶表示パネル15aやバックライト15b
の種類に適した評価試験を行うことができる。
【0097】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記
実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0098】例えば、上記実施例においては、液晶表示
パネル15aとバックライト15bを同時に試験する場
合について説明しているが、これに限るものではなく、
液晶表示パネル15aとバックライト15bを単独で試
験する場合にも、同様に適用することができる。
【0099】
【発明の効果】請求項1に記載する液晶表示装置評価シ
ステムによれば、被評価対象の液晶表示パネルの動作環
境を、環境生成手段により生成し、当該動作環境下の液
晶表示パネルを、液晶駆動回路部により、所定の駆動方
法で表示駆動するとともに、この液晶表示パネルの表示
状態を特性データとして、表示状態計測手段により、計
測するが、この液晶表示パネルの動作環境及び駆動方法
を制御評価装置により、制御し、また、表示状態計測手
段の計測結果に基づいて、制御評価装置により、被評価
対象の液晶表示パネルの評価を行う。
【0100】したがって、液晶表示パネルの動作環境と
駆動方法を自動で制御しつつ動作させ、その表示状態を
特性データとして取得して、自動で評価することがで
き、液晶表示パネルの評価試験を自動的に、かつ、迅速
に行うことができる。
【0101】また、請求項2に記載する液晶表示装置評
価システムによれば、被評価対象の液晶表示パネルとバ
ックライトの動作環境を、環境生成手段により生成し、
当該動作環境下の液晶表示パネルを、液晶駆動回路部に
より、所定の駆動方法で表示駆動し、また、バックライ
トを、バックライト駆動回路により、所定の駆動方法で
駆動するとともに、この液晶表示パネルの表示状態を特
性データとして、表示状態計測手段により、計測し、ま
た、バックライトの動作状態を動作状態計測手段によ
り、計測するが、この液晶表示パネル及びバックライト
の動作環境及び駆動方法を制御評価装置により、制御
し、また、表示状態計測手段の計測結果及び動作状態計
測手段の計測結果に基づいて、制御評価装置により、被
評価対象の液晶表示パネル及びバックライトの評価を行
う。
【0102】したがって、液晶表示パネル及びバックラ
イトの動作環境と駆動方法を自動で制御しつつ動作さ
せ、液晶表示パネルの表示状態を特性データとして取得
するとともに、バックライトの動作状態を取得して、自
動で評価することができ、液晶表示パネル及びバックラ
イトの評価試験を自動的に、かつ、迅速に行うことがで
きる。
【0103】上記各場合において、請求項3に記載する
ように、前記液晶表示装置評価システムが、複数種類の
テストパターンデータを記憶するパターンデータ記憶手
段を、さらに備え、前記制御評価装置が、前記パターン
データ記憶手段に記憶されているテストパターンデータ
を適宜選択して前記液晶駆動回路部により前記液晶表示
パネルに表示させると、テストパターンに基づいて液晶
表示装置の評価試験を行うことができ、評価試験を適切
に行うことができる。
【0104】また、請求項4に記載するように、液晶表
示装置評価システムが、前記環境生成手段により被評価
対象に実際に生成される動作環境を測定する環境測定手
段を、さらに備え、前記制御評価装置が、前記環境測定
手段の測定結果に基づいて、前記動作環境を制御すると
ともに、前記評価を行うようにすると、動作環境をより
適切に生成することができるとともに、この適切な動作
環境における動作試験により、より正確な評価を行うこ
とができる。
【0105】また、請求項5に記載するように、前記制
御評価装置が、前記駆動方法及び前記動作環境の前記制
御処理及び前記評価処理の一連の手順を記憶する手順記
憶手段を有し、該手順記憶手段内の一連の手順に基づい
て、前記制御処理及び前記評価処理を行うようにする
と、液晶表示パネルやバックライトの評価試験の自動化
をより一層促進することができ、より一層評価試験を迅
速、かつ、簡単に行うことができる。
【0106】さらに、請求項6に記載するように、前記
制御評価装置が、前記手順記憶手段内に前記手順を液晶
表示パネルの種類毎に複数種類記憶し、前記被評価対象
の液晶表示パネルの種類に適した手順に基づいて、前記
制御処理及び前記評価処理を行うようにすると、液晶表
示パネルの種類を選択するだけで、自動的に、当該液晶
表示パネルの種類に適した液晶表示パネルの評価試験を
行うことができる。
【0107】また、請求項7に記載するように、前記制
御評価装置が、前記手順記憶手段内に前記手順をバック
ライトの種類毎に複数種類記憶し、前記被評価対象のバ
ックライトの種類に適した手順に基づいて、前記制御処
理及び前記評価処理を行うようにすると、バックライト
の種類を選択するだけで、自動的に、当該バックライト
の種類に適したバックライトの評価試験を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示装置評価システムの一実施例
の回路ブロック図。
【図2】図1の液晶駆動装置の模式的回路ブロック図。
【図3】図1の液晶表示装置評価システムによる評価試
験の処理の流れを示す図。
【図4】従来の液晶表示パネルの評価試験を行う場合の
全体図。
【符号の説明】
10 液晶表示装置評価システム 11 制御評価装置 12 液晶駆動装置 13 特性計測装置 14 環境試験装置 14a 環境槽 14b コントローラ 14c センサ 15 液晶駆動装置 15a 液晶表示パネル 15b バックライト 16、17 センサ 21 制御装置 22 記憶装置 23 インターフェース回路 24 周辺機器 25 外部記憶装置 26 モデム 27 プリンタ 28 X−Yプロッタ 31 駆動ユニット制御部 32 判別部 33 発振回路部 34 テレビ電波受信部 35 各種LCD駆動回路部 36 各種バックライト駆動回路部 37 出力信号選択回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被評価対象としての液晶表示パネルと、 前記液晶表示パネルを複数種類の駆動方法により表示駆
    動する液晶駆動回路部と、 前記液晶駆動回路部により表示駆動される液晶表示パネ
    ルの表示状態を複数の特性データとして計測する表示状
    態計測手段と、 前記液晶表示パネルの複数種類の動作環境を生成する環
    境生成手段と、 前記液晶駆動回路部の駆動方法及び前記環境生成手段の
    生成する動作環境を制御するとともに、前記表示状態計
    測手段の計測結果に基づいて前記液晶表示パネルの評価
    を行う制御評価装置と、 を備えたことを特徴とする液晶表示装置評価システム。
  2. 【請求項2】被評価対象としての液晶表示パネルと、 被評価対象としてのバックライトと、 前記液晶表示パネルを複数種類の駆動方法により表示駆
    動する液晶駆動回路部と、 前記液晶駆動回路部により表示駆動される液晶表示パネ
    ルの表示状態を複数の特性データとして計測する表示状
    態計測手段と、 前記バックライトに複数種類の駆動電源を供給して、複
    数種類の駆動方法によりバックライトを駆動するバック
    ライト駆動回路と、 前記バックライト駆動回路により駆動されるバックライ
    トの動作状態を所定の特性データとして計測する動作状
    態計測手段と、 前記液晶表示パネル及び前記バックライトの複数種類の
    動作環境を生成する環境生成手段と、 前記液晶駆動回路部及び前記バックライト駆動回路の駆
    動方法及び前記環境生成手段の生成する動作環境を制御
    するとともに、前記表示状態計測手段及び前記動作状態
    計測手段の計測結果に基づいて前記液晶表示パネル及び
    前記バックライトの評価を行う制御評価装置と、 を備えたことを特徴とする液晶表示装置評価システム。
  3. 【請求項3】前記液晶表示装置評価システムは、 複数種類のテストパターンデータを記憶するパターンデ
    ータ記憶手段を、さらに備え、 前記制御評価装置は、前記パターンデータ記憶手段に記
    憶されているテストパターンデータを適宜選択して前記
    液晶駆動回路部により前記液晶表示パネルに表示させる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液晶
    表示装置評価システム。
  4. 【請求項4】前記液晶表示装置評価システムは、 前記環境生成手段により前記被評価対象に実際に生成さ
    れる動作環境を測定する環境測定手段を、さらに備え、 前記制御評価装置は、 前記環境測定手段の測定結果に基づいて、前記動作環境
    を制御するとともに、前記評価を行うことを特徴とする
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の液晶表示装置
    評価システム。
  5. 【請求項5】前記制御評価装置は、 前記駆動方法及び前記動作環境の前記制御処理及び前記
    評価処理の一連の手順を記憶する手順記憶手段を有し、 該手順記憶手段内の一連の手順に基づいて、前記制御処
    理及び前記評価処理を行うことを特徴とする請求項1か
    ら請求項4のいずれかに記載の液晶表示装置評価システ
    ム。
  6. 【請求項6】前記制御評価装置は、 前記手順記憶手段に前記手順を液晶表示パネルの種類毎
    に複数種類記憶し、 前記被評価対象の液晶表示パネルの種類に適した手順に
    基づいて、前記制御処理及び前記評価処理を行うことを
    特徴とする請求項5記載の液晶表示装置評価システム。
  7. 【請求項7】前記制御評価装置は、 前記手順記憶手段に前記手順をバックライトの種類毎に
    複数種類記憶し、 前記被評価対象のバックライトの種類に適した手順に基
    づいて、前記制御処理及び前記評価処理を行うことを特
    徴とする請求項5または請求項6に記載の液晶表示装置
    評価システム。
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Cited By (5)

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