JPH0854580A - 双方向光増幅器 - Google Patents

双方向光増幅器

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JPH0854580A
JPH0854580A JP6212056A JP21205694A JPH0854580A JP H0854580 A JPH0854580 A JP H0854580A JP 6212056 A JP6212056 A JP 6212056A JP 21205694 A JP21205694 A JP 21205694A JP H0854580 A JPH0854580 A JP H0854580A
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JP
Japan
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optical
light
port
fiber
amplifier
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JP6212056A
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Inventor
Masaru Fukushima
大 福島
Akira Fujisaki
晃 藤崎
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1個の光サーキュレータで上り下り双方の信
号光を増幅することができる双方向光増幅器を提供する
こと。 【構成】 第1、第2、第3、第4のポートを備え、第
1のポートに入射される光が第2のポートから、第2の
ポートに入射される光が第3のポートから、第3のポー
トに入射される光が第4のポートから、第4のポートに
入射される光が第1のポートから、夫々出射される光サ
ーキュレータ1と、第1のポートに入射されて第2のポ
ートから出射する上り光を増幅する光増幅ファイバ2と
この増幅された上り光を反射させて第2のポートに戻す
反射体3を備えた反射型上り増幅部4と、前記光サーキ
ュレータ1の第3のポートに入射されて第4のポートか
ら出射する下り光を増幅する光増幅ファイバ5とこの増
幅された下り光を反射させて第4のポートに戻す反射体
6を備えた反射型下り増幅部7とを備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は双方向の光ファイバ通信
に使用される双方向光増幅器に関するものであり、光サ
ーキュレータを用いて上り下り双方の信号光を増幅でき
るようにした双方向光増幅器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光信号を増幅する増幅器には、光信号を
一旦電気信号に変換してからこの電気信号を増幅し、そ
の後にこの電気信号を光信号に再変換して出力するとい
う増幅器があるが、近年はエルビウム(Er)やネオジ
ウム(Nd)、プラセオジウム(Pr)等の希土類元素
を石英系もしくはフッ化物系等の光ファイバにドープし
た希土類添加光ファイバ(光増幅ファイバ)を用いて光
信号を光のまま増幅できるようにした光増幅器が実用化
されている。
【0003】この直接増幅型の光増幅器は図6に示すよ
うに、光アイソレータA、光増幅ファイバB、光合分波
器(WDMカプラ)C、励起用光源Dとから構成され、
光増幅ファイバBに光合分波器Cを介して励起用光源D
からの励起光を送り込むと、同励起光により励起された
光増幅ファイバBが光増幅作用を持つようになり、同光
増幅ファイバB内を伝播する信号光を増幅するものであ
る。図6の光アイソレータAは光増幅器の外部で発生し
た戻り光が光増幅ファイバB内に逆向きに入射されるの
を防ぎ、戻り光による不必要な発振が生じるのを防ぐた
めのものである。
【0004】また、このような光増幅器には、光増幅フ
ァイバB内で発生する自然放出光やその他の不要な光が
伝送路(光ファイバ)に入射されるのを防ぐため図7に
示すように、出力側光アイソレータAのさらに出力側に
光狭帯域フィルタEを設けたものもある。この光狭帯域
フィルタEは必要とする信号光のみを通過させるもので
ある。
【0005】図7では光狭帯域フィルタEにより、光増
幅ファイバB内やその入力側で発生した自然放出光等が
出力側の光ファイバに入らないようにすることはできる
が、光増幅ファイバBの手前側で発生した自然放出光等
が同光増幅ファイバBに入らないようにすることはでき
ない。従って目的とする波長以外の光も光増幅ファイバ
Bで増幅されることになり、伝送システム内の雑音光を
増加させてしまう。これを防ぐためには光増幅ファイバ
Bの入力側にもう1つの光狭帯域フィルタを配置すれば
よいが、光学部品の点数が増えることは避けられない。
【0006】ところで前記図6、7の光増幅器は光を一
方向にしか通過させない光アイソレータAを備えてなる
ため、光増幅ファイバB自体に双方向の増幅作用があっ
ても光アイソレータAの信号通過方向に伝播する光しか
光を増幅することができない。このため前記構成の増幅
器では双方向の光通信に使用することができなかった。
【0007】そこで従来は図9に示すような4ポートの
光サーキュレータ(光サーキュレータの構造としてはこ
れ以外のものもある)Gを2個用い、これらを図8に示
すように光増幅ファイバBの入力側と出力側に配置して
双方向の光増幅器を構成していた。この光サーキュレー
タGは、第1のポートに入射される光は第2のポート
に、第2のポートに入射される光は第3のポート
に、第3のポートに入射される光は第4のポート
に、第4のポートに入射される光は第1のポート
に、夫々出射する光学機器であり、これを用いた双方向
光増幅器では光ファイバに伝送される上り下り双方の信
号光を2個の光サーキュレータGで上り光と下り光とに
分け、夫々の信号光を別々の光増幅ファイバBに送り込
み、同夫々の光ファイバBを励起用光源Dの光で励起さ
せて別々に増幅することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら高精度の
光学部品を複数使用し、これらを複雑且つ高精度に組合
わせて作る光サーキュレータは非常に高価(数百万円す
るものもある)なものであり、これを2個も使用する図
8の双方向光増幅器は製造はできても、そう簡単に購入
して使用することはできず、使用範囲が限られていた。
このためより安価な双方向光増幅器の開発が望まれてい
た。
【0009】本発明の目的は、1個の光サーキュレータ
で上り下り双方の信号光を増幅することができる双方向
光増幅器を提供して前記問題を解決することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1の
双方向光増幅器は図1に示すように、第1、第2、第
3、第4のポートを備え、第1のポートに入射される光
が第2のポートから、第2のポートに入射される光が第
3のポートから、第3のポートに入射される光が第4の
ポートから、第4のポートに入射される光が第1のポー
トから、夫々出射される光サーキュレータ1と、第1の
ポートに入射されて第2のポートから出射する上り光を
増幅する光増幅ファイバ2とこの増幅された上り光を反
射させて第2のポートに戻す反射体3を備えた反射型上
り増幅部4と、前記光サーキュレータ1の第3のポート
に入射されて第4のポートから出射する下り光を増幅す
る光増幅ファイバ5とこの増幅された下り光を反射させ
て第4のポートに戻す反射体6を備えた反射型下り増幅
部7とを備えてなることを特徴とするものである。
【0011】本発明のうち請求項2の双方向光増幅器は
図2に示すように、光サーキュレータ1の第2のポート
と反射型上り増幅部4との間、第4のポートと反射型下
り増幅部7との間のうちいずれか一方もしくは双方に、
光狭帯域フィルタ8を設けてなることを特徴とするもの
である。
【0012】本発明のうち請求項3の双方向光増幅器は
図3に示すように、光増幅ファイバ2の上り光入力側、
光増幅ファイバ5の下り光入力側のうちいずれか一方も
しくは双方に、光サーキュレータ1からの光からモニタ
光を分岐する光分岐結合器9と、そのモニタ光を検出す
る光検出器10と、光検出器10からの電気信号に基づ
いて光増幅ファイバ2、5の励起用光源11、12を制
御する制御部14を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0013】本発明のうち請求項4の双方向光増幅器は
図4に示すように、光増幅ファイバ2の上り光出力側、
光増幅ファイバ5の下り光出力側のうちいずれか一方も
しくは双方に、光増幅ファイバ2、5からの光からモニ
タ光を分岐する光分岐結合器15と、そのモニタ光を検
出する光検出器16と、光検出器16からの電気信号に
基づいて光増幅ファイバ2、5の励起用光源11、12
を制御する制御部17を設けたことを特徴とするもので
ある。
【0014】
【作用】本発明のうち請求項1の双方向光増幅器では、
光サーキュレータ1の第1のポートと第3のポート
に上り光と下り光とが伝送される信号伝送用光ファイバ
20を接続すると、第1のポートに入射される上り光
は第2のポートから出射し、反射型上り増幅部4の光
増幅ファイバ2により光増幅され、且つ反射体3により
第2のポートに戻されて第3のポートから出射され
て信号伝送用光ファイバ20に送り出される。また第3
のポートに入射される下り光は第4のポートから出
射し、この下り光は反射型下り増幅部7で光増幅ファイ
バ5により光増幅され、且つ反射体6により第4のポー
トに戻されて第1のポートから出射されて信号伝送
用光ファイバ20に送り出される。
【0015】またこの双方向光増幅器では、光増幅ファ
イバ2、5に伝播される信号光が反射体3、6により反
射されて同光ファイバ2、5内を往復するため、光増幅
ファイバ2、5内の長手方向での光密度が、図6等に示
した一方向励起型(前方向励起型と後方向励起型とがあ
る)のものと比較して一定化され、一方向励起型のもの
よりも短い光増幅ファイバ2、5を使用し、且つ励起用
光源11、12に励起光出力の小さいものを用いても一
方向励起型の増幅器と同様の増幅性能を得ることができ
る。
【0016】本発明のうち請求項2の双方向光増幅器で
は、光サーキュレータ1の第2のポートと反射型上り増
幅部4との間、第4のポートと反射型下り増幅部7との
間のうちいずれか一方もしくは双方に、光狭帯域フィル
タ8を設けてなるため、同光狭帯域フィルタ8により不
要な光を除去することができる。しかも同フィルタ8に
は増幅部4、7に入射される前の光と、増幅部4、7で
増幅された後の光とが往復して通過するようになってい
るため、1個のフィルタ8で増幅部4、7へ入る雑音光
の除去と、増幅部4、7から出る自然放出光の除去を併
せて行うことができる。
【0017】本発明のうち請求項3の双方向光増幅器で
は、光増幅ファイバ2の上り光入力側、光増幅ファイバ
5の下り光入力側のうちいずれか一方もしくは双方に、
光サーキュレータ1からの光からモニタ光を分岐する光
分岐結合器9と、そのモニタ光を検出する光検出器10
と、光検出器10からの電気信号に基づいて光増幅ファ
イバ2、5の励起用光源11、12を制御する制御部1
4を設けたため、上り光、下り光が伝送されていないと
きに光増幅ファイバ2、5による増幅作用を停止させる
ことができる。通常、動作中の光増幅ファイバ2、5か
らは自然放出光が発生し、この自然放出光が信号伝送用
光ファイバ20を伝播してレーザダイオードに入射され
ると、同レーザダイオ−ドが不要な発振を起こすが、本
光増幅器では信号光停波時の増幅作用を停止させること
で、このような不要発振を抑えることができる。
【0018】本発明のうち請求項4の双方向光増幅器で
は、光増幅ファイバ2の上り光出力側、光増幅ファイバ
5の下り光出力側のうちいずれか一方もしくは双方に、
光増幅ファイバ2、5からの光からモニタ光を分岐する
光分岐結合器15と、そのモニタ光を検出する光検出器
16と、光検出器16からの電気信号に基づいて光増幅
ファイバ2、5の励起用光源11、12を制御する制御
部17を設けたため、前記モニタ光により信号光の光パ
ワーを検出しながら増幅部4、7の利得を制御すること
ができ、例えばAGC回路のような働きをさせて信号光
の増幅後の光レベルを安定化させることができる。
【0019】
【実施例1】本発明の双方向光増幅器の第1の実施例を
図1に基づいて説明する。図1に示す1は4つのポート
、、、を備えた光サーキュレータであり、第1
のポートに入射される光は第2のポートに、第2の
ポートに入射される光は第3のポートに、第3のポ
ートに入射される光は第4のポートに、第4のポー
トに入射される光は第1のポートに、夫々出射され
る。この光サーキュレータ1の例としては図9に示すも
のが上げられる。この光サーキュレータ1の第1のポー
トと第3のポートには信号伝送用光ファイバ20を
接続してあり、同光ファイバ20には図1に示すように
上り光と下り光とを伝送することができる。
【0020】図1に示す4、7は同様の構成を持つ反射
型上り増幅部、反射型下り増幅部であり、反射型上り増
幅部4は前記光サーキュレータ1の第2のポートに、
反射型下り増幅部7は光サーキュレータ1の第4のポー
トに、夫々取り付けてある。これらの増幅部4、7は
いずれも光サーキュレータ1のポートから出射される信
号光を光のまま増幅し、且つ増幅した信号光を再びその
ポートに送り返すことができるように構成された反射型
の光増幅器であり、夫々が光増幅ファイバ2、5、励起
用光源11、12、反射体(反射鏡)3、6、励起用光
源11、12の光を光増幅ファイバ2、5に供給する光
合分波器(WDMカプラ)21で構成されている。
【0021】図1の構成の双方向光増幅器を波長1.5
5μm帯の上り下り多重光通信に使用する場合には、前
記各増幅部4、7の光増幅ファイバ2、5に夫々エルビ
ウムドープ光ファイバを用い、励起用光源11、12に
はエルビウムドープ光ファイバに誘導放出を起こさせる
ものを用いる。またこの場合、エルビウムドープ光ファ
イバに限らず、希土類等の誘導放出を伴う元素を添加し
た各種光ファイバを用いることもできる。例えばプラセ
オジウム、ネオジウム等の希土類を単独もしくは複合添
加してなる1.3μm帯の信号光を増幅可能な光ファイ
バを用いることもできる。なおこの場合も、励起用光源
11、12については夫々適当なものを使用する。
【0022】また図1の構成の双方向光増幅器を波長
1.55μm帯の上り光と波長1.3μm帯の下り光と
による波長多重通信(WDM:Wavelength Division on
Multiplexing )に使用する場合には、上り増幅部4の
光増幅ファイバ2に1.55μm帯の光を増幅するエル
ビウムドープ光ファイバを使用し、下り増幅部7の光増
幅ファイバ5には1.3μm帯の光を増幅するプラセオ
ジウムやネオジウム等の希土類を単独もしくは複合添加
した光ファイバを用い、励起用光源11、12には夫々
の光ファイバに誘導放出を起こさせるものを用いる。
【0023】さらに図1の構成の双方向光増幅器を波長
1540nmの上り光と波長1540nmの下り光とに
よる双方向の光通信に使用する場合には、前記各増幅部
4、7の光増幅ファイバ2、5に夫々エルビウムドープ
光ファイバを用い、励起用光源11、12にはエルビウ
ムドープ光ファイバに誘導放出を起こさせるものを用い
る。
【0024】図1の構成の双方向増幅器をこれ以外の波
長の上り光、下り光による双方向の光通信に使用するこ
ともでき、この場合、増幅部4、7の光増幅ファイバ
2、5に前記以外のものを使用したり、前記以外の組合
わせで使用したりすることもできる。
【0025】
【実施例2】本発明の双方向光増幅器は図2のような構
成にしてもよい。これは図1の双方向光増幅器におい
て、光サーキュレータ1の第2のポートと反射型上り
増幅部4との間、光サーキュレータ1の第4のポート
と反射型下り増幅部7との間に、夫々通信用の信号光の
みを通過可能とする光狭帯域フィルタ8を設けたもので
ある。この光増幅器では光サーキュレータ1の第2のポ
ート、第4のポートから出射される上り光、下り光
に所望とする波長以外の光が含まれていてもその光が光
狭帯域フィルタ8により除去されるので不要な雑音光が
増幅部4、7に入射されず、従って増幅されることもな
い。また、増幅部4、7で発生する自然放出光も同光狭
帯域フィルタ8を先とは反対向きに通過する際に除去さ
れるので、自然放出光が光サーキュレータ1に入射され
ることもない。
【0026】なお、前記光狭帯域フィルタ8は反射型上
り増幅部4側に取り付けるものと、反射型下り増幅部7
に取り付けるものとを同じにしてもよいが、上り光と下
り光の波長が異なる時はそれに合わせて異なるものを取
り付けてもよい。
【0027】
【実施例3】本発明の双方向光増幅器は図3のような構
成にしてもよい。これは図2の光増幅器において、反射
型上り増幅部4における上り光入力側と反射型下り増幅
部7における下り光入力側に、夫々光サーキュレータ1
からの光からモニタ光を分岐するための光分岐結合器9
と、そのモニタ光を検出してそれに応じた電気信号を出
力する光検出器10と、光検出器10からの電気信号に
基づいて励起用光源駆動回路13をON/OFF制御す
る制御部14とを設け、これにより光増幅ファイバ2、
5の励起用光源11、12を制御部14を介してON/
OFF制御できるようにしたものである。即ち、各増幅
部4、7の増幅機能をON/OFFできるようにしたも
のである。
【0028】この場合、光サーキュレータ1から増幅部
4、7へ信号光が送信されている間、即ち光分岐結合器
9からモニタ光が出力されている間は、前記光検出器1
0、制御部14、励起用光源駆動回路13により増幅部
4、7の増幅機能がONになるようにし、光サーキュレ
ータ1から増幅部4、7へ信号光が送信されなくなる
と、即ち光分岐結合器9からモニタ光が出力されなくな
ると、前記光検出器10、制御部14、励起用光源駆動
回路13により増幅部4、7の増幅機能がOFFになる
ようにする。このようにすることで増幅部4、7の無駄
な動作をなくし、また自然放出光によるレーザダイオー
ドの発振を防止することができる。
【0029】
【実施例4】本発明の双方向光増幅器は図4のような構
成にしてもよい。これは図2の光増幅器において、反射
型上り増幅部4における上り光出力側と反射型下り増幅
部7における下り光出力側に、夫々増幅部4、7から光
サーキュレータ1へと進む光からモニタ光を分岐する光
分岐結合器15と、そのモニタ光を検出してそれに応じ
た電気信号を出力する光検出器16と、光検出器16か
らの電気信号に基づいて励起用光源駆動回路13を連続
的に可変制御する制御部17を設け、これにより光増幅
ファイバ2、5の励起用光源11、12を制御部14を
介して連続的に可変できるようにしたものである。即
ち、各増幅部4、7の利得を連続的に可変できるように
したものである。
【0030】この場合、光検出器16で検出される光の
パワーが低下すると増幅部4、7による増幅レベルが増
大するようにし、反対に光検出器16で検出される光の
パワーが増大すると増幅部4、7による増幅レベルが低
下するようにして、最終的に増幅部4、7で増幅された
光りのレベルが一定になるようにする。このようにする
ことで上り光、下り光の光パワーを安定化することがで
きる。
【0031】
【実施例5】本発明の双方向光増幅器は図1〜図4の増
幅器をまとめて図5のような構成にしてもよい。この光
増幅器では、光狭帯域フィルタ8により不要な光がすべ
て除去され、その上光検出器10により上り光、下り光
の有無が検出されると増幅部4、7が自動的にON/O
FFされ、さらに光検出器16により上り光、下り光の
パワー変動が検出されると増幅部4、7の利得が自動的
にそれを解消するように変動するので、実施例1〜4の
機能をすべて備えた優れた増幅器となる。
【0032】また以上説明した各双方向光増幅器は上り
光と下り光とを1本の信号伝送用光ファイバ20で伝送
させる各種通信方式に利用することができ、例えばDD
M(Directional Division Multiplexing )やTCM
(Time Compression Mutiplexing)等の光通信にも用い
ることができる。
【0033】
【発明の効果】本発明のうち請求項1の双方向光増幅器
によれば下記の効果がある。 .1つの光サーキュレータ1で上り下り双方の信号光
を増幅することができるので、これまでの光サーキュレ
ータを2つ使用するものに比べで部品代が易くなり、双
方向光増幅器の製造コストを低減することができる。 .反射型の増幅部を用いるので前方向励起や後方向励
起のものに比べて短い光増幅ファイバ2、5や、出力の
小さい励起用光源11、12を用いても十分な増幅作用
を得ることができる。 .上り光と下り光とを夫々別の光増幅ファイバ2、5
で増幅するため、上り光と下り光の波長が異なる波長多
重の双方向光通信にも使用することができる。 .この他、上り光と下り光に同じ波長を使用するDD
M方式の通信や、上り光と下り光とに時間差を設けるT
CM方式の通信等にも使用することができる。
【0034】本発明のうち請求項2の双方向光増幅器に
よれば下記の効果がある。 .1つの光狭帯域フィルタ8で増幅部の外で発生した
雑音光と、増幅部野内部で発生した雑音光とを共に除去
することができ、従って伝送特性の優れた双方向光通信
が行なえる。 .光狭帯域フィルタ8が1つで済むため部品代を抑え
ることができ、増幅器の製造コストを低減することがで
きる。
【0035】本発明のうち請求項3の双方向光増幅器に
よれば、信号光の停波を検知すると自動的に増幅が停止
されるので、停波時に不要な雑音光がレーザダイオード
に入って雑音光を発生させることがない。また無駄な電
力を消費することもない。
【0036】本発明のうち請求項4の双方向光増幅器に
よれば、信号光のレベルが変動してもそれを自動的な利
得調整で安定化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の双方向光増幅器の第1の実施例を示し
た概略図。
【図2】本発明の双方向光増幅器の第2の実施例を示し
た概略図。
【図3】本発明の双方向光増幅器の第3の実施例を示し
た概略図。
【図4】本発明の双方向光増幅器の第4の実施例を示し
た概略図。
【図5】本発明の双方向光増幅器の第5の実施例を示し
た概略図。
【図6】従来の光増幅器の一例を示した概略図。
【図7】従来の光増幅器の他の例を示した概略図。
【図8】従来の双方向光増幅器の一例を示した概略図。
【図9】光サーキュレータの一例を示した概略図。
【符号の説明】
1 光サーキュレータ 2 光増幅ファイバ 3 反射体 4 反射型上り増幅部 5 光増幅ファイバ 6 反射体 7 反射型下り増幅部 8 光狭帯域フィルタ 9 光分岐結合器 10 光検出器 11 励起用光源 12 励起用光源 14 制御部 15 光分岐結合器 16 光検出器 17 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01S 3/07 3/17 H04B 10/24

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1、第2、第3、第4のポートを備
    え、第1のポートに入射される光が第2のポートから、
    第2のポートに入射される光が第3のポートから、第3
    のポートに入射される光が第4のポートから、第4のポ
    ートに入射される光が第1のポートから、夫々出射され
    る光サーキュレータ(1)と、第1のポートに入射され
    て第2のポートから出射する上り光を増幅する光増幅フ
    ァイバ(2)とこの増幅された上り光を反射させて第2
    のポートに戻す反射体(3)を備えた反射型上り増幅部
    (4)と、前記光サーキュレータ(1)の第3のポート
    に入射されて第4のポートから出射する下り光を増幅す
    る光増幅ファイバ(5)とこの増幅された下り光を反射
    させて第4のポートに戻す反射体(6)を備えた反射型
    下り増幅部(7)とを備えてなることを特徴とする双方
    向光増幅器。
  2. 【請求項2】 光サーキュレータ(1)の第2のポート
    と反射型上り増幅部(4)との間、第4のポートと反射
    型下り増幅部(7)との間のうちいずれか一方もしくは
    双方に、光狭帯域フィルタ(8)を設けてなることを特
    徴とする請求項1記載の双方向光増幅器。
  3. 【請求項3】 光増幅ファイバ(2)の上り光入力側、
    光増幅ファイバ(5)の下り光入力側のうちいずれか一
    方もしくは双方に、光サーキュレータ(1)からの光か
    らモニタ光を分岐する光分岐結合器(9)と、そのモニ
    タ光を検出する光検出器(10)と、光検出器(10)
    からの電気信号に基づいて光増幅ファイバ(2、5)の
    励起用光源(11、12)を制御する制御部(14)を
    設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の双
    方向光増幅器。
  4. 【請求項4】 光増幅ファイバ(2)の上り光出力側、
    光増幅ファイバ(5)の下り光出力側のうちいずれか一
    方もしくは双方に、光増幅ファイバ(2、5)からの光
    からモニタ光を分岐する光分岐結合器(15)と、その
    モニタ光を検出する光検出器(16)と、光検出器(1
    6)からの電気信号に基づいて光増幅ファイバ(2、
    5)の励起用光源(11、12)を制御する制御部(1
    7)を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2又
    は請求項3記載の双方向光増幅器。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998044605A1 (en) * 1997-04-01 1998-10-08 The Furukawa Electric Co., Ltd. Optical amplifier
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