JPH085438A - ガスメーターの接続ユニット - Google Patents

ガスメーターの接続ユニット

Info

Publication number
JPH085438A
JPH085438A JP15801794A JP15801794A JPH085438A JP H085438 A JPH085438 A JP H085438A JP 15801794 A JP15801794 A JP 15801794A JP 15801794 A JP15801794 A JP 15801794A JP H085438 A JPH085438 A JP H085438A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connection
pipe
gas meter
outlet
inlet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP15801794A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2741009B2 (ja
Inventor
Yoshihiko Yamane
良彦 山根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAISHIN KK
Original Assignee
TAISHIN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TAISHIN KK filed Critical TAISHIN KK
Priority to JP6158017A priority Critical patent/JP2741009B2/ja
Publication of JPH085438A publication Critical patent/JPH085438A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2741009B2 publication Critical patent/JP2741009B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 出口と入口の左右が逆である2タイプのガ
スメーターを必要とせず、入口と出口の中心間隔が異な
るガスメーターを簡単に、しかも最短距離で確実に配管
する。 【構成】 ガスメーター1と配管の間に、左右逆接続台
11と偏心ニップル9Aとを連結する。左右逆接続台1
は、流入路7と排出路8とを内部で逆に接続してい
る。左右逆接続台11は、入口接続部3と出口接続部4
の中心間隔と、流入管接続部5と排出管接続部6の中心
間隔が異なり、一方が他方よりも広く設計されている。
偏心ニップル9Aは、両端の連結口9aが互いに平行で
中心が偏心している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガスメーターを配管
に接続するクロス接続部材に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスメーターに配管を接続する接続部材
はすでに開発されている。たとえば、下記の公報にガス
メーターの接続部材が記載される。 特公平3−50970号公報 実公平3−25139号公報 実開昭62−170525号公報 実開平4−61025号公報 実開平4−124424号公報 実開平4−126125号公報
【0003】これ等の公報に記載されるガスメーターの
接続部材は、下面に、メーターを接続する入口接続部と
出口接続部とを有し、上面にはガス配管を接続する排出
管接続部と流入管接続部とを設けている。
【0004】入口接続部はガスメーターのメーター入口
に、出口接続部はガスメーターのメーター出口に接続さ
れる。また、排出管接続部はガスの排出管に接続され、
流入管接続部はガスの流入管に接続される。入口接続部
は流入路を介して流入管接続部に、出口接続部は排出路
を介して排出管接続部に連通されている。
【0005】したがって、この接続部材は、ガスを、流
入管→流入管接続部→流入路→入口接続部→メーター入
口→ガスメーター→メーター出口→出口接続部→排出路
→排出管接続部→排出管の経路で流動させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、接続部材
を介してガスメーターを配管に接続すると、接続部材を
固定台とすることができるので、ガスメーターを確実に
固定できる。ガスメーターは、振動しないように取り付
けることが大切である。それは、多くのガスメーター
が、マイクロコンピューター等の複雑な電子回路を内蔵
し、また、地震のときの振動を検出して閉弁する緊急遮
断弁等を内蔵するものもあるからである。ガスメーター
を、振動しないように取り付けるには、配管の全長を短
くすることが大切である。とくに、自由に変形できるフ
レキシブルな配管を長くすると、ガスメーターを確実に
固定できなくなる。長い配管は、ガスメーターを振動し
やすい状態とするからである。
【0007】ガスの配管とガスメーターの出口と入口と
が同じ側に配設される場合、従来の接続部材は最短距離
で配管を接続できる。しかしながら、常に配管とガスメ
ーターの出口および入口を同じ側に配設することはでき
ない。たとえば、集合住宅の場合、図1に示すように、
ガスの配管2の両側に、ガスメーター1を配設するから
である。この図に示すようにガスメーター1を配設し
て、配管を最短距離とするために、従来は右用と左用と
で、出口1Bと入口1Aとが逆であるガスメーターを使
用する必要がある。このため、内部の構造が同じで、出
口と入口が左右逆になった2タイプのガスメーターを製
造する必要がある。このことは、ガスメーターの種類を
増加させて、実質的にコストを高くする。
【0008】出口と入口とが同じであるガスメーター
を、図1に示すように配設すると、片側のガスメーター
1は最短距離で配管できるが、反対側のガスメーター1
は、出口と入口とが逆になるので、図2に示すように、
配管2を交差して接続する必要があり、配管2の全長が
長くなり、また、綺麗に配管することもできなくなる。
【0009】本発明者はこの欠点を解消することを目的
に図3ないし図5に示すクロス接続部材11を開発し
た。この構造のクロス接続部材11は、図3と図4に示
すように、配管とガスメーター1との間に接続して、左
右を逆に接続できる。この構造のクロス接続部材11
は、内部でクロスする流入路7と排出路8とを有し、上
下で左右を逆にしている。このため、配管2を、ガスメ
ーター1の出口1Bおよび入口1Aに逆の用途に使用し
ても、配管を交差させることなく、最短距離で配管でき
る。配管2とガスメーター1の出口1Bおよび入口1A
の左右が逆にできないときには、クロス接続部材11を
使用することなく、あるいは、流入路7と排出路8とが
交差しない接続部材を使用して、最短距離で配管でき
る。
【0010】しかしながら、ガスメーターは、入口1A
と出口1Bの間隔が全て同じでない。主として使用され
ているガスメーター1は、入口1Aと出口1Bの間隔を
90mmまたは130mmとするものである。ガスメー
ター1を交換するときに、入口と出口の間隔が異なるも
のを接続するときは、配管を曲げて間隔を変更する必要
がある。このため、ガスメーターの交換に著しく手間が
かかる欠点がある。さらに、現場で配管をまげると小さ
い曲率半径で折曲すことが難しい。このため、入口と出
口の間隔を調整するために長い配管を接続する必要があ
る。長い配管を接続すると、ガスメーターを定位置に配
設することができないこともあり、配管に手間がかかる
欠点がある。
【0011】本発明はさらにこの欠点を解消することを
目的に開発されたもので、本発明の重要な目的は、出口
と入口とが異なる2タイプのガスメーターを必要とせ
ず、さらに、入口と出口の間隔が異なるガスメーター
を、簡単かつ容易に、しかも最短距離で確実に配管でき
るガスメータの接続ユニットを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のガスメーターの
接続ユニットは、前述の目的を達成するために下記の構
成を備える。接続ユニットは、クロス接続部材11と偏
心ニップル9Aとを備える。クロス接続部材11は、ガ
スメーター1のメーター出口1Bに接続される出口接続
部4と、メーター入口1Aに接続される入口接続部3
と、ガスの流入管2Aが接続される流入管接続部5と、
ガスの排出管2Bが接続される排出管接続部6とを有す
る。出口接続部4は内部に設けられた排出路8を介して
排出管接続部6に連通され、入口接続部3は内部に設け
られた流入路7を介して流入管接続部5に連通されてい
る。さらに、ガスメーター1が接続される出口接続部4
および入口接続部3は、ガスの流入管2Aと排出管2B
とを接続する流入管接続部5および排出管接続部6とが
互いに反対側に配設されている。
【0013】さらに、本発明のガスメーターの接続ユニ
ットは、クロス接続部材11と偏心ニップル9Aとが下
記の構成を備える。 (a) クロス接続部材11は、流入路7と排出路8と
が内部でクロスする状態に配設されており、排出管接続
部6を左に、流入管接続部5を右として正面から見た状
態で、入口接続部3が左に、出口接続部4が右に配設さ
れている。 (b) クロス接続部材11は、入口接続部3と出口接
続部4の中心間隔と、流入管接続部5と排出管接続部6
の中心間隔が異なり、一方が他方よりも広く設計されて
いる。 (c) 偏心ニップル9Aは、両端の連結口が互いに平
行で中心が偏心している。 (d) 偏心ニップル9Aが、クロス接続部材11の入
口接続部3と、出口接続部4と、流入管接続部5と、排
出管接続部6の何れかに連結されて、入口接続部3と出
口接続部4の中心間隔、または流入管接続部5と排出管
接続部6の中心間隔が変更されるように構成されてい
る。
【0014】
【作用】本発明のガスメーターの接続ユニットは、図6
と図7に示す状態で使用される。以下、ガスメーター1
の入口1Aと出口1Bの間隔が90mmである場合と、
130mmである場合とを例示する。
【0015】図6は、配管及びガスメーター1の入口と
出口の間隔を90mmとする用途に使用する状態を示し
ている。この図に示すガスメーターの接続ユニットは、
偏心ニップル9Aを、中心間隔を130mmとするクロ
ス接続部材11の入口接続部3と出口接続部4とに連結
して、その中心間隔を90mmに変更している。図7は
偏心ニップル9Aを、中心間隔が90mmであるクロス
接続部材11の流入管接続部5と排出管接続部6とに連
結して、その中心間隔を130mmに変換している。こ
のように、本発明のガスメーターの接続ユニットは、偏
心ニップル9Aを、クロス接続部材11の入口接続部3
と出口接続部4と流入管接続部5と排出管接続部6とに
連結して、入口接続部3と出口接続部4の中心間隔を、
または、流入管接続部5と排出管接続部6の中心間隔を
変更する。
【0016】この発明のガスメーターのクロス接続部材
11は、図8ないし図11に示すように、ガスメーター
1の入口1Aおよび出口1Bと、接続する配管2の左右
を逆にクロスして接続する必要のあるところに使用され
る。図8と図10は配管2の中心間隔と、ガスメーター
1の入口1Aと出口1Bの中心間隔が90mmである例
を示している。図9と図11は配管2の中心間隔と、入
口1Aと出口1Bの中心間隔とが130mmである例を
示している。これ等の図に示すように、この発明のガス
メーターの接続ユニットは、偏心ニップル9Aを連結す
る位置を変更することにより、同じクロス接続部材を使
用して、配管2とガスメーター1の中心間隔が異なる部
分に使用できる。
【0017】さらにクロス接続部材11は、内部でクロ
スする流入路7と排出路8とを有し、上下で左右を逆に
している。このため、配管2を、ガスメーター1の出口
1Bおよび入口1Aに逆の用途に使用しても、配管を交
差させることなく、最短距離で配管できる。配管2とガ
スメーター1の出口1Bおよび入口1Aの左右が逆にで
きないときには、クロス接続部材11を使用することな
く、あるいは、流入路7と排出路8とが交差しないクロ
ス接続部材11を使用して、最短距離で配管できる。
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。ただし、以下に示す実施例は、この発明の技術
思想を具体化するためのガスメーターのクロス接続部材
を例示するものであって、この発明のクロス接続部材を
下記のものに特定するものでない。
【0019】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、「作用の欄」、および
「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付
記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、
実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0020】図6ないし図9に示すガスメーターの接続
ユニットは、クロス接続部材11と偏心ニップル9Aと
を備える。クロス接続部材11は、アルミダイキャス
ト、シンチュウ、砲金等の金属を鋳造して製造される。
このクロス接続部材11は、下面をガスメーター1に、
上面を配管2に接続する。したがって、下面には、ガス
メーター1のメーター出口1Bに接続する出口接続部4
と、メーター入口1Aに接続する入口接続部3とを設け
ている。上面には、ガスの流入管2Aを接続する流入管
接続部5と、ガスの排出管2Bを接続する排出管接続部
6とを設けている。
【0021】クロス接続部材11には、配管2のガスを
ガスメーター1に流入し、ガスメーター1から排出され
るガスを配管2に流出させるために、内部に、互いに連
通されない排出路8と流入路7とを穿設している。排出
管2Bは、ガスメーター1の出口1Bに接続される出口
接続部4を上面の排出管接続部6に連通する。流入路7
は、ガスメーター1の入口1Aに接続される入口接続部
3を、流入管接続部5に連通する。
【0022】ガスメーター1と配管2に接続される入口
接続部3、出口接続部4、排出管接続部6および流入管
接続部5は、ニップル9を介してガスメーター1や配管
2に接続される。ニップルをねじ込むために、排出路8
と流入路7の開口部に雌ネジ10を設けている。雌ネジ
10を設ける部分は、突出させて雌ネジ10のネジ山を
多くしている。クロス接続部材11の流入路7と排出路
8の開口端に設けた雌ネジ10に、ニップル9の雄ネジ
をねじ込み、ニップル9を介してガスメーター1と配管
2とに接続する。
【0023】ガスメーター1に接続される入口接続部3
と出口接続部4の間隔は、ニップル9を介してガスメー
ター1の出口1Bと入口1Aとに接続できるように設計
される。ガスメーター1は、入口1Aと出口1Bの中心
距離を、90mmまたは130mmに設計している。し
たがって、図5に示すクロス接続部材11は、下面に設
けた出口接続部4と入口接続部3の中心距離を90m
m、上面に設けた排出管接続部6と流入管接続部5の中
心距離を130mmに設計している。
【0024】この構造のクロス接続部材11は、上下を
反転して使用することにより、出口1Bと入口1Aの中
心距離が90mmと、130mmであるガスメーター1
の出口1Bと入口1Aに、図10と図11とに示すよう
に、直管ユニオンであるニップルを連結してガスメータ
ーを連結できる。
【0025】図6と図7に示すように、入口接続部3、
出口接続部4、排出管接続部6、流入管接続部5を、雌
ネジのある同じ接続構造とするクロス接続部材11は、
全ての接続部をガスメーター1と配管2のいずれにも接
続できる。したがって、本明細書において、入口接続部
3と出口接続部4とは、ガスメーター1に接続する接続
部を意味するものとし、また、排出管接続部6と流入管
接続部5は、配管2に接続する接続部を意味するものと
する。
【0026】さらに、図6と図7に示すクロス接続部材
11は、左右対象な位置に、入口接続部3及び出口接続
部4を、また、排出管接続部6及び流入管接続部5を配
設している。この構造のクロス接続部材11は、上下反
転して使用するときに、ガスメーター1の左右の取付位
置が変わらない特長がある。それは、上下反転しても、
入口接続部3及び出口接続部4の中心と、排出管接続部
6及び流入管接続部5の中心が変化しないからである。
【0027】クロス接続部材11は、流入側と排出側と
が左右逆になった配管2をガスメーター1に接続する。
したがって、図6と図7とに示すように、流入路7と排
出路8は、内部で連通されることなく、互いにクロスす
る状態に配設されている。図6と図7に示すように、排
出管接続部6を左に、流入管接続部5を右として正面か
ら見た状態で、入口接続部3は左に、出口接続部4は右
に位置するように配設される。
【0028】偏心ニップル9Aは、ガスメーター1とク
ロス接続部材11との間、または配管とクロス接続部材
11との間に接続されて、入口接続部3及び出口接続部
4の中心間隔と、流入管接続部5と排出管接続部6の中
心間隔とを変更する。図8と図9に示すように、ガスメ
ーター1とクロス接続部材11との間に連結される偏心
ニップル9Aは、入口接続部3と出口接続部4の中心間
隔を変更する。図10と図11に示すように、配管とク
ロス接続部材11との間に連結される偏心ニップル9A
は、流入管接続部5と排出管接続部6の中心間隔を変更
する。
【0029】偏心ニップル9Aは、図9ないし図11に
示すように、両端の連結口9aを互いに平行として偏心
させている。一端の連結口9aは、クロス接続部材11
に連結できるように雄ネジを設けている。他端の連結口
9aは、締付リング12を介して、ガスメーター1や配
管に連結できるように、外形を太くしている。
【0030】偏心ニップル9Aは、両端に偏心して設け
られる連結口9aの中心間隔を20mmに設計してい
る。これを連結して、クロス接続部材11の中心間隔を
90mmと130mmに変換するためである。中心間隔
を20mm偏心させている偏心ニップル9Aは、図8な
いし図11に示すように、入口接続部3と出口接続部4
か、あるいは、流入管接続部5と排出管接続部6に連結
して、中心間隔を90mmと130mmに変換できる。
この構造の接続ユニットは、左右対称に配管してガスメ
ーター1と配管とを連結できる。
【0031】図示しないが、偏心ニップルは中心間隔を
40mm偏心させることもできる。この構造の偏心ニッ
プルは、入口接続部と出口接続部の何れか片方に連結
し、あるいは流入管接続部と排出管接続部のいずれか片
方に連結して、中心間隔を90mmと130mmとに変
換できる。したがって、中心間隔を40mm偏心させる
偏心ニップルを使用する接続ユニットは、偏心ニップル
を片方に連結し、他の片方には直管のニップルを連結す
ることができる。
【0032】以上の実施例は、たとえば中心間隔を90
mm、または130mmとするガスメーターに適合させ
るために、偏心ニップルの偏心する中心間隔を20m
m、まはた40mmに設計しているが、本発明の接続ユ
ニットは、偏心ニップルの偏心距離を前記の値に特定し
ない。偏心ニップルの中心間隔は、ガスメーターの入口
と出口の中心間隔に適合するように設計される。
【0033】この構造のクロス接続部材は偏心ニップル
を介して配管とガスメーターに接続する。図8と図9に
示す接続ユニットは、右側に位置する流入管2Aから流
入するガスを、流入管接続部5→流入路7→入口接続部
3→偏心ニップル9Aを通過してガスメーター1に流入
させる。また、ガスメーター1から排出されるガスは、
ガスメーター出口1B→偏心ニップル9A→出口接続部
4→排出路8→排出管接続部6を通過して、排出管2B
に流出させる。さらに、図10と図11に示す接続ユニ
ットは、右側の流入管2Aから流入するガスを、偏心ニ
ップル9A→流入管接続部5→流入路7→入口接続部3
を通過してガスメーター1に流入させる。また、ガスメ
ーター1から排出されるガスは、ガスメーター出口1B
→出口接続部4→排出路8→排出管接続部6→偏心ニッ
プル9Aを通過して、排出管2Bに流出する。
【0034】クロス接続部材11の内部で、排出路8と
流入路7とは上下面で左右が逆になっている。このた
め、クロス接続部材11の上面に右側から流入するガス
は、下面の左側から排出されてガスメーター1に流入さ
れる。また、ガスメーター1から排出されるガスは、下
面の右側から上面の左側に排出されて排出管2Bに流出
される。
【0035】
【発明の効果】本発明のガスメーターの接続ユニット
は、出口と入口の左右が逆である2タイプのガスメータ
ーを必要とせず、しかも、入口と出口の間隔が異なるガ
スメーターを、簡単かつ容易に、しかも最短距離で確実
に配管できる特長がある。それは、本発明のガスメータ
の接続ユニットが、ガスメーターと配管との間にクロス
接続部材と偏心ニップルとを連結し、クロス接続部材
は、ガスの流入管と排出管とを内部で左右逆に接続する
と共に、入口と出口の中心間隔を複数のガスメーターに
連結できるように同一とせず、さらに偏心ニップルは両
端の連結口を偏心させているからである。この構造のガ
スメーターの接続ユニットは、図8ないし図11図に示
すように、ガスメーターと配管との間に、クロス接続部
材と偏心ニップルとを連結し、さらに、クロス接続部材
と偏心ニップルの連結状態を変更することにより、中心
間隔の異なるガスメーターと配管とを簡単かつ容易に、
しかも配管を曲げる等の加工を必要とせずに最短距離で
連結できる特長がある。
【0036】とくに、本発明のガスメーターの接続ユニ
ットは、配管を交差させないで入口と出口の左右が逆で
あるガスメーターを確実に固定でき、また、綺麗に配管
して能率よく取り付けできる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のガスメーターの接続状態を例示する正面
【図2】配管とガスメーターの接続位置が左右逆になっ
ている従来の配管状態を示す正面図
【図3】クロス接続部材を使用して左右逆のガスメータ
ーを接続する状態を示す概略正面図
【図4】クロス接続部材の使用状態の一例を示す断面図
【図5】図4に示すクロス接続部材の平面図
【図6】本発明の実施例にかかるクロス接続部材と偏心
ニップルの使用例を示す断面図
【図7】本発明の実施例にかかるクロス接続部材と偏心
ニップルの使用例を示す断面図
【図8】本発明の実施例にかかるクロス接続部材と偏心
ニップルをガスメーターの接続ユニットと配管に連結す
る状態を示す概略正面図
【図9】本発明の実施例にかかるクロス接続部材と偏心
ニップルをガスメーターの接続ユニットと配管に連結す
る他の具体例を示す概略正面図
【図10】本発明の実施例にかかるクロス接続部材と偏
心ニップルをガスメーターの接続ユニットと配管に連結
する他の具体例を示す概略正面図
【図11】本発明の実施例にかかるクロス接続部材と偏
心ニップルをガスメーターの接続ユニットと配管に連結
する他の具体例を示す概略正面図
【符号の説明】
1…ガスメーター 1A…入口 1B…出
口 2…配管 2A…流入管 2B…排
出管 3…入口接続部 4…出口接続部 5…流入管接続部 6…排出管接続部 7…流入路 8…排出路 9…ニップル 9A…偏心ニップル 9a
…連結口 10…雌ネジ 11…クロス接続部材 12…締付リング
【手続補正書】
【提出日】平成7年7月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ガスメーターの接続ユニット
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガスメーターを配管
に接続する接続ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】ガスメーターに配管を接続する接続部材
はすでに開発されている。たとえば、下記の公報にガス
メーターの接続部材が記載される。 特公平3−50970号公報 実公平3−25139号公報 実開昭62−170525号公報 実開平4−61025号公報 実開平4−124424号公報 実開平4−126125号公報
【0003】これ等の公報に記載されるガスメーターの
接続部材は、下面に、メーターを接続する入口接続部と
出口接続部とを有し、上面にはガス配管を接続する排出
管接続部と流入管接続部とを設けている。
【0004】入口接続部はガスメーターのメーター入口
に、出口接続部はガスメーターのメーター出口に接続さ
れる。また、排出管接続部はガスの排出管に接続され、
流入管接続部はガスの流入管に接続される。入口接続部
は流入路を介して流入管接続部に、出口接続部は排出路
を介して排出管接続部に連通されている。
【0005】したがって、この接続部材は、ガスを、流
入管→流入管接続部→流入路→入口接続部→メーター入
口→ガスメーター→メーター出口→出口接続部→排出路
→排出管接続部→排出管の経路で流動させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、接続部材
を介してガスメーターを配管に接続すると、接続部材を
固定台とすることができるので、ガスメーターを確実に
固定できる。ガスメーターは、振動しないように取り付
けることが大切である。それは、多くのガスメーター
が、マイクロコンピューター等の複雑な電子回路を内蔵
し、また、地震のときの振動を検出して閉弁する緊急遮
断弁等を内蔵するものもあるからである。ガスメーター
を、振動しないように取り付けるには、配管の全長を短
くすることが大切である。とくに、自由に変形できるフ
レキシブルな配管を長くすると、ガスメーターを確実に
固定できなくなる。長い配管は、ガスメーターを振動し
やすい状態とするからである。
【0007】ガスの配管とガスメーターの出口と入口と
が同じ側に配設される場合、従来の接続部材は最短距離
で配管を接続できる。しかしながら、常に配管とガスメ
ーターの出口および入口を同じ側に配設することはでき
ない。たとえば、集合住宅の場合、図1に示すように、
ガスの配管2の両側に、ガスメーター1を配設するから
である。この図に示すようにガスメーター1を配設し
て、配管を最短距離とするために、従来は右用と左用と
で、出口1Bと入口1Aとが逆であるガスメーターを使
用する必要がある。このため、内部の構造が同じで、出
口と入口が左右逆になった2タイプのガスメーターを製
造する必要がある。このことは、ガスメーターの種類を
増加させて、実質的にコストを高くする。
【0008】出口と入口とが同じであるガスメーター
を、図1に示すように配設すると、片側のガスメーター
1は最短距離で配管できるが、反対側のガスメーター1
は、出口と入口とが逆になるので、図2に示すように、
配管2を交差して接続する必要があり、配管2の全長が
長くなり、また、綺麗に配管することもできなくなる。
【0009】本発明者はこの欠点を解消することを目的
に図3ないし図5に示す左右逆接続台11を開発した。
この構造の左右逆接続台11は、図3と図4に示すよう
に、配管とガスメーター1との間に接続して、左右を逆
に接続できる。この構造の左右逆接続台11は、内部で
クロスする流入路7と排出路8とを有し、上下で左右を
逆にしている。このため、配管2を、ガスメーター1の
出口1Bおよび入口1Aに逆の用途に使用しても、配管
を交差させることなく、最短距離で配管できる。配管2
とガスメーター1の出口1Bおよび入口1Aの左右が逆
にできないときには、左右逆接続台11を使用すること
なく、あるいは、流入路7と排出路8とが交差しない接
続部材を使用して、最短距離で配管できる。
【0010】しかしながら、ガスメーターは、入口1A
と出口1Bの間隔が全て同じでない。主として使用され
ているガスメーター1は、入口1Aと出口1Bの間隔を
90mmまたは130mmとするものである。ガスメー
ター1を交換するときに、入口と出口の間隔が異なるも
のを接続するときは、配管を曲げて間隔を変更する必要
がある。このため、ガスメーターの交換に著しく手間が
かかる欠点がある。さらに、現場で配管をまげると小さ
い曲率半径で折曲すことが難しい。このため、入口と
出口の間隔を調整するために長い配管を接続する必要が
ある。長い配管を接続すると、ガスメーターを定位置に
配設することができないこともあり、配管に手間がかか
る欠点がある。
【0011】本発明はさらにこの欠点を解消することを
目的に開発されたもので、本発明の重要な目的は、出口
と入口とが異なる2タイプのガスメーターを必要とせ
ず、さらに、入口と出口の間隔が異なるガスメーター
を、簡単かつ容易に、しかも最短距離で確実に配管でき
るガスメータの接続ユニットを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のガスメーターの
接続ユニットは、前述の目的を達成するために下記の構
成を備える。接続ユニットは、左右逆接続台11と偏心
ニップル9Aとを備える。左右逆接続台11は、ガスメ
ーター1のメーター出口1Bに接続される出口接続部4
と、メーター入口1Aに接続される入口接続部3と、ガ
スの流入管2Aが接続される流入管接続部5と、ガスの
排出管2Bが接続される排出管接続部6とを有する。出
口接続部4は内部に設けられた排出路8を介して排出管
接続部6に連通され、入口接続部3は内部に設けられた
流入路7を介して流入管接続部5に連通されている。さ
らに、ガスメーター1が接続される出口接続部4および
入口接続部3は、ガスの流入管2Aと排出管2Bとを接
続する流入管接続部5および排出管接続部6とが互いに
反対側に配設されている。
【0013】さらに、本発明のガスメーターの接続ユニ
ットは、左右逆接続台11と偏心ニップル9Aとが下記
の構成を備える。 (a) 左右逆接続台11は、流入路7と排出路8とが
内部で逆に接続する状態に配設されており、排出管接続
部6を左に、流入管接続部5を右として正面から見た状
態で、入口接続部3が左に、出口接続部4が右に配設さ
れている。 (b) 左右逆接続台11は、入口接続部3と出口接続
部4の中心間隔と、流入管接続部5と排出管接続部6の
中心間隔が異なり、一方が他方よりも広く設計されてい
る。 (c) 偏心ニップル9Aは、両端の連結口が互いに平
行で中心が偏心している。 (d) 偏心ニップル9Aが、左右逆接続台11の入口
接続部3と、出口接続部4と、流入管接続部5と、排出
管接続部6の何れかに連結されて、入口接続部3と出口
接続部4の中心間隔、または流入管接続部5と排出管接
続部6の中心間隔が変更されるように構成されている。
【0014】
【作用】本発明のガスメーターの接続ユニットは、図6
と図7に示す状態で使用される。以下、ガスメーター1
の入口1Aと出口1Bの間隔が90mmである場合と、
130mmである場合とを例示する。
【0015】図6は、配管及びガスメーター1の入口と
出口の間隔を90mmとする用途に使用する状態を示し
ている。この図に示すガスメーターの接続ユニットは、
偏心ニップル9Aを、中心間隔を130mmとする左右
逆接続台11の入口接続部3と出口接続部4とに連結し
て、その中心間隔を90mmに変更している。図7は偏
心ニップル9Aを、中心間隔が90mmである左右逆接
続台11の流入管接続部5と排出管接続部6とに連結し
て、その中心間隔を130mmに変換している。このよ
うに、本発明のガスメーターの接続ユニットは、偏心ニ
ップル9Aを、左右逆接続台11の入口接続部3と出口
接続部4と流入管接続部5と排出管接続部6とに連結し
て、入口接続部3と出口接続部4の中心間隔を、また
は、流入管接続部5と排出管接続部6の中心間隔を変更
する。
【0016】この発明のガスメーターの左右逆接続台
1は、図8ないし図11に示すように、ガスメーター1
の入口1Aおよび出口1Bと、接続する配管2の左右を
逆にして接続する必要のあるところに使用される。図8
と図10は配管2の中心間隔と、ガスメーター1の入口
1Aと出口1Bの中心間隔が90mmである例を示して
いる。図9と図11は配管2の中心間隔と、入口1Aと
出口1Bの中心間隔とが130mmである例を示してい
る。これ等の図に示すように、この発明のガスメーター
の接続ユニットは、偏心ニップル9Aを連結する位置を
変更することにより、同じ左右逆接続台を使用して、配
管2とガスメーター1の中心間隔が異なる部分に使用で
きる。
【0017】さらに左右逆接続台11は、内部で左右を
逆接続とする流入路7と排出路8とを有し、上下で左右
を逆にしている。このため、配管2を、ガスメーター1
の出口1Bおよび入口1Aに逆の用途に使用しても、配
管を交差させることなく、最短距離で配管できる。配管
2とガスメーター1の出口1Bおよび入口1Aの左右が
逆にできないときには、左右逆接続台11を使用するこ
となく、あるいは、流入路7と排出路8とが交差しない
左右逆接続台11を使用して、最短距離で配管できる。
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。ただし、以下に示す実施例は、この発明の技術
思想を具体化するためのガスメーターの左右逆接続台
例示するものであって、この発明の左右逆接続台を下記
のものに特定するものでない。
【0019】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、「作用の欄」、および
「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付
記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、
実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0020】図6ないし図9に示すガスメーターの接続
ユニットは、左右逆接続台11と偏心ニップル9Aとを
備える。左右逆接続台11は、アルミダイキャスト、シ
ンチュウ、砲金等の金属を鋳造して製造される。この
右逆接続台11は、下面をガスメーター1に、上面を配
管2に接続する。したがって、下面には、ガスメーター
1のメーター出口1Bに接続する出口接続部4と、メー
ター入口1Aに接続する入口接続部3とを設けている。
上面には、ガスの流入管2Aを接続する流入管接続部5
と、ガスの排出管2Bを接続する排出管接続部6とを設
けている。
【0021】左右逆接続台11には、配管2のガスをガ
スメーター1に流入し、ガスメーター1から排出される
ガスを配管2に流出させるために、内部に、互いに連通
されない排出路8と流入路7とを穿設している。排出管
2Bは、ガスメーター1の出口1Bに接続される出口接
続部4を上面の排出管接続部6に連通する。流入路7
は、ガスメーター1の入口1Aに接続される入口接続部
3を、流入管接続部5に連通する。
【0022】ガスメーター1と配管2に接続される入口
接続部3、出口接続部4、排出管接続部6および流入管
接続部5は、ニップル9を介してガスメーター1や配管
2に接続される。ニップルをねじ込むために、排出路8
と流入路7の開口部に雌ネジ10を設けている。雌ネジ
10を設ける部分は、突出させて雌ネジ10のネジ山を
多くしている。左右逆接続台11の流入路7と排出路8
の開口端に設けた雌ネジ10に、ニップル9の雄ネジを
ねじ込み、ニップル9を介してガスメーター1と配管2
とに接続する。
【0023】ガスメーター1に接続される入口接続部3
と出口接続部4の間隔は、ニップル9を介してガスメー
ター1の出口1Bと入口1Aとに接続できるように設計
される。ガスメーター1は、入口1Aと出口1Bの中心
距離を、90mmまたは130mmに設計している。し
たがって、図5に示す左右逆接続台11は、下面に設け
た出口接続部4と入口接続部3の中心距離を90mm、
上面に設けた排出管接続部6と流入管接続部5の中心距
離を130mmに設計している。
【0024】この構造の左右逆接続台11は、上下を反
転して使用することにより、出口1Bと入口1Aの中心
距離が90mmと、130mmであるガスメーター1の
出口1Bと入口1Aに、図10と図11とに示すよう
に、直管ユニオンであるニップルを連結してガスメータ
ーを連結できる。
【0025】図6と図7に示すように、入口接続部3、
出口接続部4、排出管接続部6、流入管接続部5を、雌
ネジのある同じ接続構造とする左右逆接続台11は、全
ての接続部をガスメーター1と配管2のいずれにも接続
できる。したがって、本明細書において、入口接続部3
と出口接続部4とは、ガスメーター1に接続する接続部
を意味するものとし、また、排出管接続部6と流入管接
続部5は、配管2に接続する接続部を意味するものとす
る。
【0026】さらに、図6と図7に示す左右逆接続台
1は、左右対象な位置に、入口接続部3及び出口接続部
4を、また、排出管接続部6及び流入管接続部5を配設
している。この構造の左右逆接続台11は、上下反転し
て使用するときに、ガスメーター1の左右の取付位置が
変わらない特長がある。それは、上下反転しても、入口
接続部3及び出口接続部4の中心と、排出管接続部6及
び流入管接続部5の中心が変化しないからである。
【0027】左右逆接続台11は、流入側と排出側とが
左右逆になった配管2をガスメーター1に接続する。し
たがって、図6と図7とに示すように、流入路7と排出
路8は、内部で連通されることなく、互いに左右を逆接
続する状態に配設されている。図6と図7に示すよう
に、排出管接続部6を左に、流入管接続部5を右として
正面から見た状態で、入口接続部3は左に、出口接続部
4は右に位置するように配設される。
【0028】偏心ニップル9Aは、ガスメーター1と
右逆接続台11との間、または配管と左右逆接続台11
との間に接続されて、入口接続部3及び出口接続部4の
中心間隔と、流入管接続部5と排出管接続部6の中心間
隔とを変更する。図8と図9に示すように、ガスメータ
ー1と左右逆接続台11との間に連結される偏心ニップ
ル9Aは、入口接続部3と出口接続部4の中心間隔を変
更する。図10と図11に示すように、配管と左右逆接
続台11との間に連結される偏心ニップル9Aは、流入
管接続部5と排出管接続部6の中心間隔を変更する。
【0029】偏心ニップル9Aは、図9ないし図11に
示すように、両端の連結口9aを互いに平行として偏心
させている。一端の連結口9aは、左右逆接続台11に
連結できるように雄ネジを設けている。他端の連結口9
aは、締付リング12を介して、ガスメーター1や配管
に連結できるように、外形を太くしている。
【0030】偏心ニップル9Aは、両端に偏心して設け
られる連結口9aの中心間隔を20mmに設計してい
る。これを連結して、左右逆接続台11の中心間隔を9
0mmと130mmに変換するためである。中心間隔を
20mm偏心させている偏心ニップル9Aは、図8ない
し図11に示すように、入口接続部3と出口接続部4
か、あるいは、流入管接続部5と排出管接続部6に連結
して、中心間隔を90mmと130mmに変換できる。
この構造の接続ユニットは、左右対称に配管してガスメ
ーター1と配管とを連結できる。
【0031】図示しないが、偏心ニップルは中心間隔を
40mm偏心させることもできる。この構造の偏心ニッ
プルは、入口接続部と出口接続部の何れか片方に連結
し、あるいは流入管接続部と排出管接続部のいずれか片
方に連結して、中心間隔を90mmと130mmとに変
換できる。したがって、中心間隔を40mm偏心させる
偏心ニップルを使用する接続ユニットは、偏心ニップル
を片方に連結し、他の片方には直管のニップルを連結す
ることができる。
【0032】以上の実施例は、たとえば中心間隔を90
mm、または130mmとするガスメーターに適合させ
るために、偏心ニップルの偏心する中心間隔を20m
m、まはた40mmに設計しているが、本発明の接続ユ
ニットは、偏心ニップルの偏心距離を前記の値に特定し
ない。偏心ニップルの中心間隔は、ガスメーターの入口
と出口の中心間隔に適合するように設計される。
【0033】この構造の左右逆接続台は偏心ニップルを
介して配管とガスメーターに接続する。図8と図9に示
す接続ユニットは、右側に位置する流入管2Aから流入
するガスを、流入管接続部5→流入路7→入口接続部3
→偏心ニップル9Aを通過してガスメーター1に流入さ
せる。また、ガスメーター1から排出されるガスは、ガ
スメーター出口1B→偏心ニップル9A→出口接続部4
→排出路8→排出管接続部6を通過して、排出管2Bに
流出させる。さらに、図10と図11に示す接続ユニッ
トは、右側の流入管2Aから流入するガスを、偏心ニッ
プル9A→流入管接続部5→流入路7→入口接続部3を
通過してガスメーター1に流入させる。また、ガスメー
ター1から排出されるガスは、ガスメーター出口1B→
出口接続部4→排出路8→排出管接続部6→偏心ニップ
ル9Aを通過して、排出管2Bに流出する。
【0034】左右逆接続台11の内部で、排出路8と流
入路7とは上下面で左右が逆になっている。このため、
左右逆接続台11の上面に右側から流入するガスは、下
面の左側から排出されてガスメーター1に流入される。
また、ガスメーター1から排出されるガスは、下面の右
側から上面の左側に排出されて排出管2Bに流出され
る。
【0035】
【発明の効果】本発明のガスメーターの接続ユニット
は、出口と入口の左右が逆である2タイプのガスメータ
ーを必要とせず、しかも、入口と出口の間隔が異なるガ
スメーターを、簡単かつ容易に、しかも最短距離で確実
に配管できる特長がある。それは、本発明のガスメータ
の接続ユニットが、ガスメーターと配管との間に左右逆
接続台と偏心ニップルとを連結し、左右逆接続台は、ガ
スの流入管と排出管とを内部で左右逆に接続すると共
に、入口と出口の中心間隔を複数のガスメーターに連結
できるように同一とせず、さらに偏心ニップルは両端の
連結口を偏心させているからである。この構造のガスメ
ーターの接続ユニットは、図8ないし図11図に示すよ
うに、ガスメーターと配管との間に、左右逆接続台と偏
心ニップルとを連結し、さらに、左右逆接続台と偏心ニ
ップルの連結状態を変更することにより、中心間隔の異
なるガスメーターと配管とを簡単かつ容易に、しかも配
管を曲げる等の加工を必要とせずに最短距離で連結でき
る特長がある。
【0036】とくに、本発明のガスメーターの接続ユニ
ットは、配管を交差させないで入口と出口の左右が逆で
あるガスメーターを確実に固定でき、また、綺麗に配管
して能率よく取り付けできる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のガスメーターの接続状態を例示する正面
【図2】配管とガスメーターの接続位置が左右逆になっ
ている従来の配管状態を示す正面図
【図3】左右逆接続台を使用して左右逆のガスメーター
を接続する状態を示す概略正面図
【図4】左右逆接続台の使用状態の一例を示す断面図
【図5】図4に示す左右逆接続台の平面図
【図6】本発明の実施例にかかる左右逆接続台と偏心ニ
ップルの使用例を示す断面図
【図7】本発明の実施例にかかる左右逆接続台と偏心ニ
ップルの使用例を示す断面図
【図8】本発明の実施例にかかる左右逆接続台と偏心ニ
ップルをガスメーターの接続ユニットと配管に連結する
状態を示す概略正面図
【図9】本発明の実施例にかかる左右逆接続台と偏心ニ
ップルをガスメーターの接続ユニットと配管に連結する
他の具体例を示す概略正面図
【図10】本発明の実施例にかかる左右逆接続台と偏心
ニップルをガスメーターの接続ユニットと配管に連結す
る他の具体例を示す概略正面図
【図11】本発明の実施例にかかる左右逆接続台と偏心
ニップルをガスメーターの接続ユニットと配管に連結す
る他の具体例を示す概略正面図
【符号の説明】 1…ガスメーター 1A…入口 1B…出
口 2…配管 2A…流入管 2B…排
出管 3…入口接続部 4…出口接続部 5…流入管接続部 6…排出管接続部 7…流入路 8…排出路 9…ニップル 9A…偏心ニップル 9a
…連結口 10…雌ネジ 11…左右逆接続台 12…締付リング
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図8】
【図5】
【図6】
【図7】
【図9】
【図10】
【図11】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスメーター(1)のメーター出口(1B)に
    接続される出口接続部(4)と、メーター入口(1A)に接続
    される入口接続部(3)と、ガスの流入管(2A)が接続され
    る流入管接続部(5)と、ガスの排出管(2B)が接続される
    排出管接続部(6)とを有し、出口接続部(4)は内部に設け
    られた排出路(8)を介して排出管接続部(6)に連通され、
    入口接続部(3)は内部に設けられた流入路(7)を介して流
    入管接続部(5)に連通されており、さらに、ガスメータ
    ー(1)が接続される出口接続部(4)および入口接続部(3)
    は、ガスの流入管(2A)と排出管(2B)とを接続する流入管
    接続部(5)および排出管接続部(6)と互いに反対側に配設
    されているクロス接続部材(11)と、このクロス接続部材
    (11)の入口接続部(3)と出口接続部(4)と流入管接続部
    (5)と排出管接続部(6)のいずれかに連結される偏心ニッ
    プル(9A)とからなり、クロス接続部材(11)と偏心ニップ
    ル(9A)とが下記の全ての構造を有することを特徴とする
    ガスメーターの接続ユニット。 (a) クロス接続部材(11)は、流入路(7)と排出路(8)
    とが内部でクロスする状態に配設されており、排出管接
    続部(6)を左に、流入管接続部(5)を右として正面から見
    た状態で、入口接続部(3)が左に、出口接続部(4)が右に
    配設されている。 (b) クロス接続部材(11)は、入口接続部(3)と出口
    接続部(4)の中心間隔と、流入管接続部(5)と排出管接続
    部(6)の中心間隔が異なり、一方が他方よりも広く設計
    されている。 (c) 偏心ニップル(9A)は、両端の連結口(9a)が互い
    に平行で中心が偏心している。 (d) 偏心ニップル(9A)が、クロス接続部材(11)の入
    口接続部(3)と、出口接続部(4)と、流入管接続部(5)
    と、排出管接続部(6)の何れかに連結されて、入口接続
    部(3)と出口接続部(4)の中心間隔、または流入管接続部
    (5)と排出管接続部(6)の中心間隔が変更されるように構
    成されている。
JP6158017A 1994-06-15 1994-06-15 ガスメーターの接続ユニット Expired - Fee Related JP2741009B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6158017A JP2741009B2 (ja) 1994-06-15 1994-06-15 ガスメーターの接続ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6158017A JP2741009B2 (ja) 1994-06-15 1994-06-15 ガスメーターの接続ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH085438A true JPH085438A (ja) 1996-01-12
JP2741009B2 JP2741009B2 (ja) 1998-04-15

Family

ID=15662458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6158017A Expired - Fee Related JP2741009B2 (ja) 1994-06-15 1994-06-15 ガスメーターの接続ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2741009B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005172479A (ja) * 2003-12-08 2005-06-30 Tokyo Gas Co Ltd ガスメータおよびその組立方法
KR200452348Y1 (ko) * 2008-11-18 2011-02-21 주식회사 극동기전 직각 굴절형 가스 유출구를 구비한 가스 미터

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07198442A (ja) * 1993-12-28 1995-08-01 Ricoh Seiki Co Ltd ガスメータ用交差継手

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07198442A (ja) * 1993-12-28 1995-08-01 Ricoh Seiki Co Ltd ガスメータ用交差継手

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005172479A (ja) * 2003-12-08 2005-06-30 Tokyo Gas Co Ltd ガスメータおよびその組立方法
KR200452348Y1 (ko) * 2008-11-18 2011-02-21 주식회사 극동기전 직각 굴절형 가스 유출구를 구비한 가스 미터

Also Published As

Publication number Publication date
JP2741009B2 (ja) 1998-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1091196A3 (en) Coriolis mass flow meter
EP4394335A1 (en) Coriolis mass flowmeter with non-circular section
US7191789B2 (en) Transition adaptor and component modules for hydronic heating
JPH085438A (ja) ガスメーターの接続ユニット
JP4156672B2 (ja) 高純度、高腐食性ガス施設用ガス流制御装置
ATE317104T1 (de) Leitungsstruktur für wärmetauscher, leitungsverbindungsblock für wärmetauscher und wärmetauscher mit einem solchen verbindungsblock
WO2006017147A2 (en) Fluid flow control system and method
JP3026323U (ja) ガスメーターの接続ユニット
JP2640651B2 (ja) ガスメーターの接続ユニット
US8251021B1 (en) Hydronic assembly of manifold with hydraulic separator and endsuction pumps
JPS5896986A (ja) 熱交換器
JPH075025U (ja) ガスメーターの接続ユニット
WO2002010624A1 (en) Diaphragm valve
CA2356831A1 (en) Ceramic valve in combination with connection mount for a single outlet faucet
CN214145924U (zh) 一种水泵
WO2002081978A8 (en) Device for a hot water tank of the pressure heater type and a fitting for a hot water tank of the pressure heater type
JP2006317098A (ja) 分流器
CN217952721U (zh) 一种水路组件和零冷水燃气热水器
JPH08247819A (ja) ガスメーターの交差接続ユニット
CN216045641U (zh) 一种便捷式管路单向阀
CN212005620U (zh) 一种余热锅炉入口烟道安装支架
CN216382618U (zh) 一种阀组件、阀管连接组件及换热机组
JPH0596685U (ja) 流体の分流器
JP3016993U (ja) 複式逆止型自在継ぎ手
KR19980057003U (ko) 가스계량기의 배관유니트

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090130

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100130

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100130

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110130

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 16

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140130

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees