JPH0854229A - 操舵角出力装置 - Google Patents

操舵角出力装置

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JPH0854229A
JPH0854229A JP7203493A JP20349395A JPH0854229A JP H0854229 A JPH0854229 A JP H0854229A JP 7203493 A JP7203493 A JP 7203493A JP 20349395 A JP20349395 A JP 20349395A JP H0854229 A JPH0854229 A JP H0854229A
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JP
Japan
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steering angle
steering
value
relative
sensor
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JP7203493A
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English (en)
Inventor
Mamoru Sawada
護 沢田
Shoichi Masaki
彰一 正木
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Denso Corp
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NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本願発明は、センサ機構あるいは操舵角計算
機構等の故障による出力異常等を的確に判断することが
できる操舵角出力装置を提供することを目的とする。 【構成】 ステアリングの回動に伴う操舵角の変化に応
じて所定の信号を出力し、この所定の信号に基づいて操
舵角の相対的変化量から相対操舵角を検出する操舵角セ
ンサにおいて、相対操舵角の値が所定の範囲内に納まっ
ているか否かを判定する判定手段と、操舵角の値が前記
所定の範囲内に納まっていないと判断された場合には、
相対操舵角値の出力異常と判定する異常判定手段と、を
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の操舵角をセンタ
信号を発生することなしに検出する操舵角出力装置に関
し、特に出力異常を検出することができる操舵角出力装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の操舵角出力装置では、例えば操舵
角の中立位置に相当する操舵中立位置識別信号(センタ
信号)を発生する機能を有する操舵角センサをステアリ
ングに配置し、中立位置識別信号を検出した際には直進
走行状態にあって操舵角は0であるとして、この操舵角
0位置からの操舵量に基づいて操舵角を検出していた。
しかしながら、このような中立位置識別信号を出力する
タイプの操舵角出力装置では、中立位置を正確に出力し
て高精度の操舵角検出を行うために、操舵角出力装置の
ステアリングへの組付け等を極めて高精度に行う必要が
あった。
【0003】これに対して例えば特開昭60−1527
0号公報に記載されているような車両の操舵角検出装置
では、中立位置識別信号を用いず、左右両車輪の平均速
度および速度差に基づいて中立位置の補正を行って、正
確な操舵角の検出を実現しようとしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報では中立位置の補正をするのみであり、操舵角出力装
置自体の異常すなわちセンサ異常もしくは操舵角出力装
置内における操舵角の算出異常による出力異常等を検知
し、これに対処する構成は確率されていなかった。よっ
て、操舵角出力装置の故障による出力異常等が発生する
と、誤った操舵角出力値に基づいて例えば4WS制御等
が実行される恐れがあった。
【0005】そこで、本願発明は、センサ機構あるいは
操舵角計算機構等の故障による出力異常等を的確に判断
することができる操舵角出力装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願発明では、特に以下の構成を有している。すな
わち、請求項1に記載の発明では、相対操舵角の値が所
定の範囲内に納まっているか否かを判定する判定手段
と、前記判定手段によって前記操舵角の値が前記所定の
範囲内に納まっていないと判断された場合には、前記相
対操舵角値の出力異常と判定する異常判定手段と、を備
えている。
【0007】なお、ー層具体的な構成としては請求項2
に記載の如く、相対操舵角の値のアンダ−フローおよび
オーバーフローを防止するガード処理手段と、前記ガー
ド処理手段によるガード処理が施された前記相対操舵角
の値の正常、異常を判断する判断手段と、前記判断手段
により前記相対操舵角の値が異常であると判断された場
合には、操舵角センサの異常と判定する異常判定手段
と、を備えるようにしてもよい。
【0008】
【作用】請求項1の発明においては、相対操舵角を所定
の信号より演算される操舵角の相対的変化量より求め
る。そして、操舵角出力装置の異常検出機構としての判
定手段および異常判定手段において、相対操舵角の値が
所定範囲内に納まっているか否かを判定し、この判定に
おいて否定判断された場合には相対操舵角値の出力異常
と判断する。
【0009】また、請求項2に記載のものによれば、操
舵角出力装置の異常検出機構としてのガード処理手段、
判断手段および異常判定手段において、オーバーフロ
ー、アンダーフローを防止するようにガード処理が施さ
れる相対操舵角の出力値が前記ガード処理に沿った正常
な値を採っているか否かを判定し、否定判断された場合
には操舵角センサの異常と判断する。
【0010】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。本発明の一実施例である直進走行状態検出機
能を備えた制動制御装置のシステム構成を図1に示す。
同図に示すように、、制動制御装置1は、車両の操舵角
を検出して検出信号を出力する操舵角センサ2、操舵角
センサ2の検出信号から操舵角を算出する操舵信号処理
装置3、車両の各車輪4a,5a,6a,7aの回転速
度を検出して車輪速度信号を出力する車輪速度センサ
4、5、6、67これらを集中制御する電子制御装置
(以下、単にECUと呼ぶ。)8から構成されている。
【0011】また、制動制御装置1は、ブレーキペダル
9aの踏込量におうじた油圧を発生するマスタシリンダ
9、マスタシリンダ9の油圧をECU8の制御野本に調
圧するブレーキ液圧アクチュエータ10、調圧された油
圧の給排により各車輪4a,5a,6a,7aに制動力
を作用させるホイールシリンダ4b,5b,6b,7b
を備えている。
【0012】さらに、制動制御装置1は、検出器とし
て、ブレーキペダル11の操作を検出するブレーキスイ
ッチ11、車速を検出する車速センサ12、車両に作用
する横加速度を検出する横加速度センサ13、車両に作
用するヨーレートを検出する世ーレートセンサ14を有
する。操舵角センサ2は、図2にしめすように、ステア
リングシャフト21に圧入され、全周に亘って等間隔で
スリット22が穿設されたスリット板23、スリット板
23を挟む位置に配設された2組のフォトインタラプタ
2a,2bから構成されている。両フォトインタラプタ
2a,2bは、発光3ダイオード24a,25a、フォ
トトランジスタ24b,25bを備えている。ステアリ
ングシャフト21の回転に伴ってスリット板23がフォ
トインタラプタ2a,2bの光路を遮光・透光すると、
両フォトインタラプタ2a,2bの配設位置に応じて定
まる位相差だけ位相ずれした操舵角センサ検出信号が出
力される。したがって、第3図に示すように、操舵角セ
ンサ第1検出信号SS1、操舵角センサ第2検出信号S
S2の出力状態の推移により、操舵方向および操舵量を
検出できる。
【0013】この操舵角センサ第1検出信号SS1、操
舵角センサ第2検出信号SS2は、図3に示す操舵信号
処理装置3に入力される。操舵信号処理装置3は、CP
U3a、ROM3b、RAM3cを中心に論理演算回路
として構成され、コモンバス3dを介して入力部3e、
入出力部3fに接続され、外部との入出力を行う。操舵
角センサ2の出力する操舵角センサ第1検出信号SS
1、操舵角センサ第2検出信号SS2からの送信信号は
入出力部3fを介して、各々CPU3aに入力される。
ー方、CPU3aは、入出力部3fを介して、ECU8
に送信信号を出力する。
【0014】また、操舵信号処理装置3の送信信号、各
センサやスイッチの検出信号は、ECU8に入力され
る。ECU8は、CPU8a、ROM8b、RAM8
c、バックアップRAM8dを中心に論理演算回路とし
て構成され、コモンバス8eを介して入出力部8f、出
力部8gに接続され、外部との入出力を行う。車輪速度
センサ4、5、6、7の検出した車輪速度信号は、波形
整形回路8h、入出力部8fを介して、各々CPU8a
に入力される。ー方、CPU8aは、入出力部8fを介
して操舵信号処置装置3に送信信号を、出力部8g、駆
動回路8iを介してブレーキ液圧アクチュエータ10に
制御信号を、各々出力する。
【0015】次に、操舵信号処理装置3が実行する操舵
角検出処理を、図4に示すフローチャートにしたがって
説明する。本操舵角検出処理は、操舵信号処理装置3の
起動に伴って実行される。まず、ステップ100では、
操舵角算出処理用のカウンタCを値0にリセットする等
の初期化処理が行われる。続くステップ105では、前
回処理時の操舵角センサ第1検出信号SS1(n−
1)、前回処理時の操舵角センサ第2検出信号SS2
(n−1)、今回処理時の操舵角センサ第1検出信号S
S1(n)、今回処理時の操舵角センサ第2検出信号S
S2(n)を全て値0にリセットする処理が行われる。
次にステップ110に進み、後述するように、ECU8
から送信される操舵中立位置信号SCを読み込む処理が
行われる。続くステップ115では、操舵中立位置信号
SCが値1であるか否かを判定し、肯定判断されるとス
テップ120に、ー方、否定判断されるとステップ12
5に、各々進む。ここで、操舵中立位置信号SCは、操
舵角が操舵中立位置にあるときに値1を、ー方、操舵角
が操舵中立位置にないときはその他の値に設定される。
操舵角が操舵中立位置にあるときに実行されるステップ
120では、カウンタCを値0にリセットする処理を行
った後、ステップ125に進む。ステップ125では、
今回処理時の操舵角センサ第1検出信号SS1(n)お
よび今回処理時の操舵角センサ第2検出信号SS2
(n)を読み込む処理が行われる。続くステップ130
では、記憶されている前回処理時の操舵角センサ第1検
出信号SS1(n−1)前回処理時の操舵角センサ第2
検出信号SS2(n−1)、ステップ125で読み込ん
だ今回処理時の操舵角センサ第1検出信号SS1
(n)、今回処理時の操舵角センサ第2検出信号SS2
(n)に応じて、予めROMU3bに記憶されている、
図5に示すマップに従って、カウンタCの加算値CIを
算出する処理が行われる。加算値CIの値は操舵量を、
正負の符号は操舵方向を、各々示す。次にステップ13
5に進み、カウンタCの計数値に、ステップ130で算
出した加算値CIを加算し、カウンタCの敬すうちを更
新する処理が行われる。続くステップ140では、カウ
ンタCの敬すうちのオーバーフロー、アンダーフローを
防止するガード処理が行われる。次にステップ145に
進む、カウンタCの計数値が正常であるが否かを判定
し、肯定判断されるとステップ150に、ー方、否定判
断されるとステップ155に、各々進む。カウンタの計
数値が正常であるときに実行されるステップ150で
は、操舵角δHにカウンタCの計数値を設定する処理を
行った後、ステップ160に進む。ー方、カウンタCの
計数値が正常でないときに実行されるステップ155で
は、操舵角δHに異常を示すデータERRを設定する処
理を行った後、ステップ160に進む。ステップ160
では、操舵角δHの値を、ECU8に出力する処理が行
われる。続くステップ165では、次回の処理に備え
て、今回処理時の操舵角センサ第1検出信号SS1
(n)を前回処理時の操舵角センサ第1検出信号SS1
(n−1)に、今回処理時の操舵角センサ第2検出信号
SS2(n)を前回処理時の操舵角センサ第2検出信号
SS2(n−1)に、各々設定した後、再びステップ1
10に戻る。以後、本操舵角検出処理は、ステップ11
0〜ステップ165を繰り返して実行する。
【0016】次に、ECU8がじっこうする操舵角補正
処理を、図6のフローチャートにしたがって説明する。
本操舵角補正処理は、ECU8の起動に伴って実行され
る。まず、ステップ200では、後述する補正条件成立
時間を計数する補正カウンタCHを値0にリセットする
等の初期化処理が行われる。次にステップ203に進
み、後述する補正条件成立後の操舵中立信号出力処理が
正常に終了したか否かを示す補正完了フラグFHを値0
にリセットする処理が行われる。続くステップ205で
は、未だ補正条件成立後の操舵中立位置信号出力処理が
正常に終了していないので、操舵信号処理装置3に操舵
中立位置信号SC(値1)を出力する処理が行われる。
次にステップ210に進み、車輪速度センサ4、5、
6、7の検出し各車輪の車輪速度信号を読み込む処理が
行われる。続くステップ215では、ステップ210で
読み込んだ各車輪の車輪速度信号から、各車輪の車輪速
度Vwi(i=FL,FR,RL,,RR)および車輪
加速度
【0017】
【数1】
【0018】を算出する処理が行われる。次にステップ
220に進み、操舵信号処理装置3から送信される操舵
角δHを読み込む処理が行われる。続くステップ225
では、ステップ220で読み込んだ操舵角δHの値が異
常を示すデータERRであるか否か、または、補正完了
フラグFHが値0にリセットされているか否かを判定
し、肯定判断されると、操舵角δHの値が異常である
か、あるいは、補正条件成立後の操舵中立位置信号出力
処理が正常に終了していないため、ステップ230に進
んで操舵信号処理装置3に操舵中立位置信号SC(値
1)を出力する処理を行い、さらに、ステップ233に
進んで補正完了フラグFHを値0にリセットする処理を
行った後、ステップ210に戻り、ー方、否定判断され
ると、ステップ235に進む。操舵角δHが正常である
ときに実行されるステップ235では、補正条件が成立
するか否かを判定し、肯定判断されるとステップ245
に、ー方、否定判断されるとステップ240に、各々進
む。ここで、補正条件とは、車両が直進走行状態にある
ことであり、以下の各式(1)〜(6)が成立すること
である。すなわち、低速走行時は誤判定し易いので、次
式(1)に示すように、4輪の車輪速度Vwiが全て基
準速度VwTH1 以上であること。 Vwi ≧ VwTH1 … (1) 4輪の車輪加速度Vwiが、全て基準加速度VwTH以下
であり、車両が加減速状態にないこと。
【0019】
【数2】
【0020】左右前輪の速度差が前輪基準速度差Vw
TH2 以下であり、車両が旋回走行状態にないこと。 |VwFR − VwFL| ≦ VwTH2 … (3) 左右後輪の速度さが後輪基準速度差VwTH3 以下であ
り、車両が旋回走行状態にないこと。 |VwRR − VwRL| ≦ VwTH3 … (4) 前後対角輪の速度差が両基準速度差VwTH4 、VwTH5
以下であり、左右車輪間のタイヤ直径差に起因して直進
走行状態を誤判定していないこと。 |VwFR − VwRL| ≦ VwTH4 … (5) |VwFL − VwRR| ≦ VwTH5 … (6) これらの各式(1)〜(6)のいずれか1つでも不成立
の場合、すなわち、補正条件が成立しないときに実行さ
れるステップ240では、補正カウンタCHの計数値を
値0にリセットする処理を行った後、ステップ210に
戻る。ー方、各式(1)〜(6)の全てが成立する場
合、すなわち、補正条件が成立する時に実行されるステ
ップ245では、補正カウンタCHの計数値に1を加算
する処理が行われる。続くステップ250では、ステッ
プ220で読み込み、補正条件成立時間中に亘って記憶
されている操舵角δHから、操舵角最大値δHMAX、
操舵角最小値δHMINを算出する処理が行われる。次
にステップ255に進み、補正カウンタCHの計数値が
基準継続時間に相当する基準計数値Nを上回ったか否か
を判定し、否定判断されると、未だ補正条件成立状態が
基準継続時間以上継続していないものとしてステップ2
10に戻り、ー方、肯定判断されると、帆エイ条件成立
状態が基準継続時間以上継続したものとしてステップ2
60に進む。補正条件成立状態が基準継続時間以上継続
したときに実行されるステップ260では、ステップ2
50で算出した操舵角最大値δHMAXと操舵角最小値
δHMINとの差が微小角度ε以下であるか否かを判定
し、否定判断されると操舵角が操舵中立位置に無いもの
として、ステップ240を経てステップ210に戻り、
ー方、肯定判断されるとステップ265に進む。ステッ
プ265では、操舵角が操舵中立位置にあるものとし
て、操舵中立位置信号SC(値1)を操舵信号処理装置
3に送信する処理が行われる。続くステップ270で
は、補正条件成立後の操舵中立位置信号出力処理が正常
に終了したことを示す補正完了フラグFHを値1にセッ
トする処理を行った後、ステップ210〜ステップ27
0を繰り返して実行する。
【0021】なお本実施例において、操舵角センサ2が
操舵状態検出手段に該当し、操舵信号処理装置3および
操舵信号処理装置3の実行する処理(ステップ125〜
ステップ165)が相対操舵角算出手段として機能す
る。また、車輪速度センサ4、5、6、7が第1の車輪
速度検出手段および第2の検出手段を構成し、ECU8
およびECU8の実行する処理(ステップ235内)が
車輪速度差判定手段、および対角輪速度差判定手段、直
進走行状態判定手段として各々機能する。
【0022】以上説明したように本実施例によれば、操
舵角センサ2の出力した操舵角センサ第1検出信号SS
1、操舵角センサ第2検出信号SS2から定まる操舵角
δHを、車輪速度センサ4、5、6、7の検出した車輪
速度信号から求まる車輪速度、車輪加速度に基づいて車
両が直進走行状態にあると判定される補正条件成立状態
計測時間中に、操舵角δHの変化が微小値ε以下の時は
操舵中立位置にあるものとして、操舵角δHを定めるカ
ウンタCを値0にリセットするので、車両の走行状態に
よらず、操舵中立位置誤判定を防止し、常時的確に操舵
中立位置を判定することができる。
【0023】また、操舵角センサ2に操舵中立位置に相
当する原点信号発生機能や、操舵信号処理装置3に操舵
中立位置判定機能を備え無くても済むので、簡単な装置
構成で、信頼性の高い操舵中立位置検出性能を発揮でき
る。さらに、操舵角センサ2に原点信号発生機能を必要
としないので、操舵角センサ2の機械的取付に際し、さ
ほど高い精度を要求されない。
【0024】なお、本実施例では、操舵角補正処理で、
車輪速度センサ4、5、6、7の検出した車輪速度信号
に基づいて車両が直進走行状態にある補正条件が成立す
るか否かを判定した。この際、ステップ235における
補正条件成立の判定、言い換えれば直進走行状態にある
か否かの判定において、左右の車輪速度差、対角輪の車
輪速度差、および車輪加速度を加味することによって、
余分なセンサ等を付加することなく簡単に直進走行状態
を判定することができた。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の車両直進走
行状態判定装置では、左右の車輪速度差に基づいて車両
の直進走行状態を判定するため、簡素な構成にて簡単且
つ正確に車両直進走行状態を判定することができる。ま
た、対角輪速度差および車輪加速度を加味することによ
って、直進走行状態の判定をー層正確にすることも可能
である。また、左右車輪速度差から直進走行状態と判定
された場合には操舵角センサの中立点を決定するように
しているため、操舵角センサを設ける場合でも、中立位
置信号を発生する機能を持たない操舵角センサを採用で
き、組付け性等に有利である。なお、左右車輪速度差に
加えて操舵角センサの相対操舵角の変化量を直進走行状
態の判定材料とすることによって、ー層正確に直進走行
状態を判定することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシステム構成図である。
【図2】操舵角センサの斜視図である。
【図3】操舵角検出信号のタイミングチャートである。
【図4】ECUにおける制御内容を示すフローチャート
である。
【図5】制御マップを示すグラフである。
【図6】ECUにおける制御内容を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 制動制御装置 2 操舵角センサ 3 操舵信号理装置 4、5、6、7 車輪速度センサ 8 電子制御装置(ECU) 3a、8a CPU

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両走行時に、ステアリングの回動に伴
    う操舵角の変化に応じて所定の信号を出力し、この所定
    の信号に基づいて操舵角の相対的変化量から相対操舵角
    を検出する操舵角センサにおいて、 前記相対操舵角の値が所定の範囲内に納まっているか否
    かを判定する判定手段と、 前記判定手段によって前記操舵角の値が前記所定の範囲
    内に納まっていないと判断された場合には、前記相対操
    舵角値の出力異常と判定する異常判定手段と、 を備えることを特徴とする操舵角出力装置。
  2. 【請求項2】 車両走行時に、ステアリングの回動に伴
    う操舵角の変化に応じて所定の信号を出力し、この所定
    の信号に基づいて操舵角の相対的変化量およびこの相対
    的変化量の正負符号から相対操舵角および操舵方向を検
    出する操舵角センサを具備する操舵角出力装置におい
    て、 前記相対操舵角の出力値のアンダ−フローおよびオーバ
    ーフローを防止するガード処理手段と、 前記ガード処理手段によるガード処理が施された前記相
    対操舵角の値の正常、異常を判断する判断手段と、 前記判断手段により前記相対操舵角の値が異常であると
    判断された場合には、前記操舵角センサの異常と判定す
    る異常判定手段と、 を備えることを特徴とする操舵角出力装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003160054A (ja) * 2001-11-22 2003-06-03 Toyoda Mach Works Ltd 電気式動力舵取装置
US7849957B2 (en) 2006-07-14 2010-12-14 Nsk Ltd. Control apparatus for electric power steering

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