JPH0854009A - 拡張ボルト - Google Patents

拡張ボルト

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JPH0854009A
JPH0854009A JP7019585A JP1958595A JPH0854009A JP H0854009 A JPH0854009 A JP H0854009A JP 7019585 A JP7019585 A JP 7019585A JP 1958595 A JP1958595 A JP 1958595A JP H0854009 A JPH0854009 A JP H0854009A
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JP
Japan
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tightening
pin
tightening member
expansion bolt
clamping
Prior art date
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Pending
Application number
JP7019585A
Other languages
English (en)
Inventor
Muhammet Yildiz
ムハメット イルディッツ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Haefele SE and Co KG
Original Assignee
Haefele SE and Co KG
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Filing date
Publication date
Application filed by Haefele SE and Co KG filed Critical Haefele SE and Co KG
Publication of JPH0854009A publication Critical patent/JPH0854009A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B13/00Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose
    • F16B13/04Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose with parts gripping in the hole or behind the reverse side of the wall after inserting from the front
    • F16B13/06Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose with parts gripping in the hole or behind the reverse side of the wall after inserting from the front combined with expanding sleeve
    • F16B13/063Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose with parts gripping in the hole or behind the reverse side of the wall after inserting from the front combined with expanding sleeve by the use of an expander
    • F16B13/065Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose with parts gripping in the hole or behind the reverse side of the wall after inserting from the front combined with expanding sleeve by the use of an expander fastened by extracting the screw, nail or the like

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 構造部材、特に家具プレートを結合するため
の連結金具において、連結金具が簡単な製造及び組立と
いう点において優れ、かつ同時に各構造部材を、不動で
永続的にかつ互いに直接当接させて相互に結合すること
ができるようにする。 【構成】 そのために緊締部材3が、締付けピン2から
離反した外周部に、緊締部材3の外方輪郭を緊締方向に
対し横方向で突出しかつ緊締方向に対して弾性的に旋回
可能である、少くとも1つの、殊には2つの、支持アー
ム5を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は構造部材、殊に家具プレ
ートを結合するための連結金具であって、第1構造部材
に支持された緊締部分と、第2構造部材の切欠き内に不
動に固定可能な締付け部材とを備え、該締付け部材が、
緊締部分によって軸方向の緊締方向に引張り可能な、第
2構造部材に配設された領域において緊締方向に対し横
方向に拡幅されている締付けピンと、拡幅部の領域にお
いて締付けピンの外周部を少くとも部分的に取り囲みか
つ締付けピンを用いて緊締方向に対し横方向に拡開可能
である緊締部材とを有している形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の連結金具を用いて当該構造部材
間に不動で永続的な結合を達成するためには、締付けピ
ンの確実な固定が保証されていなければならない。更に
締付けピンの固定は、緊締方向における締付けピンの引
張荷重の導入によって直接機能を果さなければならな
い。この前提の元に、相互に結合されるべき構造部材が
組立状態において相互に密接に当接し、かつそれに対応
して各構造部材間にギャップが残らないように保証され
ていなければならない。
【0003】この目的に対し、その軸にタッピンねじの
設けられた締付けピンを使用することが公知である。組
立の際この公知の締付けピンは、そのねじ山部分によっ
て当該構造部材の切欠き内に切り込まれる。その際ねじ
山は孔の内壁内に食い込み、かつこのような形式で締付
けピンを軸方向に不動に位置せしめる。
【0004】充分な機能を有する公知の連結金具の場合
には、締付けピンの係合する孔の直径が比較狭い公差範
囲に限定されている。つまり穿孔されたボーリング孔の
直径が所定の基準直径を著しく超過しているような場合
には、ねじ山には切り込み後比較的弱い対応支承部が与
えられるだけであり、従って締付けピンと当該構造部材
との間では負荷を条件付きでしか受容することができな
い。構造部材内に組立孔を設ける際にはそれに対応して
非常に慎重な注意を払わなければならない。締付けピン
と付属する緊締部分との最適な協働作用を可能にするた
め、締付けピンは切り込まれた状態で正確に配向されて
いなければならない。しかしこのためには、締付けピン
が切り込まれる前にそのねじ山部分によって正確に調整
されて穿孔縁部に当て付けられているということが前提
条件である。更に締付けピンを製造する際穿孔口に配設
されたこの領域内にねじ山を刻み込まなくてはならな
い。
【0005】別の公知の連結金具の場合には、拡張栓の
貫通孔内でスライド可能に配置されて、一方の端部に向
って円錐状に拡幅されている緊締ピンが使用されてい
る。組立に対しては拡開ピンが、その円錐形の端部と協
働して拡開栓によって家具プレートの該当孔内に差し込
まれる。緊締方向における緊締ピンの引張応力によって
緊締ピンが拡張栓に対し相対的にスライドし、その際拡
張栓を緊締方向に対し横方向に拡開する。つまり拡張栓
を付属の孔内で固定するには、緊締方向における緊締ピ
ンの相対的なスライドが前提条件である。拡張栓と孔内
壁との間に所望の緊締作用が達成されるようになるま
で、拡張栓が緊締ピンによって緊締方向に連行される。
その際拡張栓は部分的に孔から外に出る。これによって
発生する、当該家具部分の組立面に亘る拡張栓の突出端
部のために、相互に結合されるべき家具部分が組立状態
で直接相互に当接しないようになる。むしろ各家具部分
の間には、そのギャップ幅が拡張栓の突出長の高さに一
致するようなギャップが残るようになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
で述べた形式の連結金具を改良して、連結金具が簡単な
製造及び組立という点において優れ、かつ同時に各構造
部材を、不動で永続的にかつ互いに直接当接させて相互
に結合することができるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では冒頭で述べた
形式の連結金具において、緊締部材が、締付けピンから
離反した外周部に、緊締部材の外方輪郭を緊締方向に対
し横方向で突出しかつ緊締方向に対して弾性的に旋回可
能である、少くとも1つの、殊には2つの、支持アーム
を有していることによって、上記課題を解決することが
できた。締付けピンの壁に不動に位置している孔の穿孔
直径が所定の最適の直径を下廻り、かつ緊締部材が緊締
方向に対し横方向に撓んで形成されている場合には、締
付けピン及び緊締部材から成っている締付け部材を、直
径が偏っていてもこの孔内に圧入することができる。こ
の目的のために必要な押圧力は、手動によって又は必要
な場合には例へばハンマのような補助手段を介して調達
される。押し込められた位置において締付け部材は、緊
締部材の領域で予め緊締されて孔内で保持される。例へ
ば締付けピンに設けられたピンヘッド部用の偏心案内カ
ムを備えている公知の緊締シリンダである緊締部分を作
動させることによって、締付けピンが負荷されて緊締方
向に引張られるようになる。孔内で緊締部材を予め緊締
することにより、締付けピンを引張る際緊締部材と孔内
壁との間に相対運動が発生しないようになる。その結果
緊締部材は、孔内におけるその挿入位置を保持し、かつ
締付けピンに作用する引張力の作用の元で孔から抜け出
し得ないようになっている。締付けピンが緊締部材の領
域で緊締方向に対し横方向に拡幅していることによっ
て、またこの方向における緊締部材の変形性能に基いて
緊締部材は、締付けピンに緊締方向の引張り負荷を掛け
る際、その外周部において孔の側方壁部に向って押圧さ
れる。その結果緊締部材の領域の締付け部材と付属の構
造部材との間に、負荷受容能力のある結合ひいては締付
けピンの機能的な固定が形成されるようになる。別の構
造部材に支持されている緊締部分と、該部分から結果的
に生ずる締付けピンの引張応力とを連続的に作動させる
ことによって、両構造部分を不動にかつ永続的に相互に
位置させることができる。保持可能な結合作用は、緊締
部材用の受容孔の直径が所定の基準値を超えるような場
合においても、本発明の連結金具によってこれを達成す
ることができる。このような場合に緊締部分が作動し、
その結果締付けピンに引張力が負荷されるようになる
と、締付け部材は緊締部材と共に先づ、締付けピンの引
張り負荷の方向に運動しようとする。しかしこの種の運
動は、緊締部材の外方輪郭が緊締方向に対し横方向に突
出している支持アームによって反対の作用を受ける。緊
締部分が作動させられ、それによって締付けピンが軸方
向の緊締方向に引張力を負荷するような場合には、支持
アームが緊締部材の受容孔の壁部において、作用した引
張力によって発生する締付け部材の軸方向の運動に抵抗
するようになる。これにより支持アームによって一時的
に固定された緊締部材は、締付けピンがその緊締方向に
設けられた拡幅部によって孔の内方に位置する緊締部材
の領域を拡幅しかつ機能的に緊締された結合部が緊締部
材と受容孔の壁部との間に形成されるようになるまで、
受容孔内に保持される。つまり支持アームは、受容孔か
ら緊締部材が突出するのを防いでいる対応支承体の機能
を引き受けている。支持アームは緊締方向に対するその
弾性的な旋回性能に基き、緊締部材の受容孔内へ締付け
部材を押し込むのに対して最小の抵抗を示すだけであ
る。受容孔内へ挿入された後支持アームは、緊締部材か
ら拡開しかつバイアスを受けて受容孔の壁部に当接する
ようになる。連結金具は、滑らかな外周壁を備えた締付
けピンとして使用されかつそれに対応してピン外周部に
ねじ山区分を設ける必要がない限り、これを簡単に製作
することができる。
【0008】本発明の有利な構成にあっては、緊締部材
が、支持アームのための、半径方向平面内で機能する少
くとも1つの支持装置を有している。支持装置は、緊締
部材が所属の組立孔内で回転される場合、支持アーム上
に作用する夫々の負荷を受容するのに役立っている。緊
締部材を回転させることによって、緊締部材の孔内への
挿入もまた孔からの引き出しも簡単になる。支持装置
は、その支持アームによって緊締部材の外周面に取り付
られている旋回結合部の負荷を軽減している。
【0009】1つ乃至複数の支持アームが緊締部材の外
方輪郭の切欠き内へ旋回可能であることによって、締付
け部材の組立と分解の両方を簡素化することができ、か
つ支持アームの領域における緊締部材の損傷を阻止する
ことができる。つまり複数の支持アームは、締付け部材
が緊締部材のための外方輪郭内で回転する際緊締部材の
外方輪郭の内方に位置している。これによって一方で
は、緊締部材の回転を突出している支持アームによって
阻止することができ、同時に緊締部材が回転している
間、複数の支持アームが場合によっては可能な受容孔の
内壁の突起の上に乗り上げて、緊締部材の更なる回転の
際緊締部材から剪断されるようになるのを阻止してい
る。
【0010】緊締部材の外周部に雄ねじが設けられてい
る本発明の連結金具の有利な構成にあっては、支持アー
ムが内方へ旋回させられた状態で緊締部材の外方輪郭に
整合し、かつ外方輪郭に整合したその面が少くとも1つ
のリブ状の付加部を有し、該付加部は雄ねじのねじ山に
続いて緊締部材に沿って延びているという特徴を有して
いる。緊締部材の外周部から半径方向で外方に向って突
出しているねじ山によって、一方では所属の孔内への又
は孔からの緊締部材の回転押込み又は回転引出しを簡易
化することができる。特に構造部材がプレスボードから
製作されている場合には更に雄ねじによって、当該構造
部材内への締付け部材の固定を改善することができる。
つまりねじ山は、いづれにせよ形成される孔壁部との摩
擦接続状の緊締結合に対し付加的に構造部材の旋削構造
体に形状接続状に噛み合っている。本発明の連結金具の
前述の構成に基いて、上記の作用は支持アームの領域に
おいても達成可能である。
【0011】締付けピンと緊締部材とを結合させるた
め、締付けピン及び又は緊締部材が有利には、その互い
に向い合う面において緊締方向に対しほぼ横方向に少く
とも1つの連行部を有し、該連行部は協働する対応面の
切欠きに係合している。このような形式で締付け部材の
両構造部分の間に結合部が形成され、該結合部は、締付
けピンの軸方向の平面及びそれに垂直な平面に作用する
両負荷を受容することができるような状態になってい
る。締付けピンと緊締部材との間に形成される形状接続
的な結合部は、締付け部材を緊締部材のための受容孔内
へ軸方向で押し込む場合にも、また有利には緊締部材の
外周部においてねじ山状に形成されたリブ状の付加部を
利用し乍ら締付け部材を押し込み又は押し出す場合に
も、この両部材の相対運動を阻止している。
【0012】緊締部材と締付けピンとの結合部は、緊締
部材が締付けピンを、緊締部分から離れた端部において
緊締方向に対し横方向で少くとも部分的に取り囲んでい
ることによって同じ様に役立っている。締付けピンへの
緊締部材の上述のオーバラップ部は、前述の連行結合部
に付加的に又はその代りに設けられている。緊締部材の
オーバラップ部によって連行結合部を完全に省くことが
できる場合には、それによって締付けピン及び緊締部材
の製造が著しく簡素化される。それは、両構造部分間に
今や有効な形状接続状の結合部が保証されているからで
あり、しかもこの目的に対しその接触面に連行部及び又
は切欠きを1体成形しなくても宜いからである。緊締部
分の方向で締付けピンは、その緊締方向に対し横方向に
設けられた拡幅部に基いて緊締部材に不動に固定されて
いる。
【0013】緊締部材がほぼ軸方向に分割されており、
緊締部材の各部分が相互にヒンジ状に結合されている場
合には、組立の前作業を簡素化することができる。この
場合にあっては、締付けピンが緊締部材のシェル状の一
方の部材内に挿入可能であり、引続いて緊締部材と一緒
に該当する孔に挿入可能である。例へばプラスチックか
ら成る緊締部材の場合には、緊締部材部分の螺着状の結
合部としてプラスチックフィルムが望ましい。更に締付
け部材の分解後には締付けピンと緊締部材とを相互に簡
単に分離することができる。これによって、同一の緊締
けピンを多面的に使用し、かつ変形した使い古しの緊締
部材を機能的に良好な新しい緊締部材と交換することも
可能となる。
【0014】緊締部材がほぼ軸方向に分割されており、
緊締部材の各部分が相互に解離可能に結合可能であるよ
うな、本発明の構成は特に有利である。緊締部材の各部
分が相互に係止可能である場合には、緊締部材の各部分
の、簡単に製造可能で簡単に解離可能な結合部を形成す
ることができるので、極めて良好な取扱いが可能であ
る。
【0015】本発明の連結金具の別の有利な構成の場合
には、緊締部材が案内付加部を有し、該案内付加部は、
締付けピンをその外周部において少くとも部分的に取り
囲み、かつ組み込まれた状態では、緊締部材に配属され
た構造部材を緊締方向に突出し、緊締部分側の構造部材
と協働している。緊締部分が作動する際、相互に結合さ
れるべき構造部材が締付けピンによって相互に引張られ
る。その際案内付加部が、緊締部分側の構造部材の、そ
れ用に規定された孔に入り込む。組み込まれた状態では
案内付加部が、緊締部分を有する構造部材においても締
付けピンの半径方向の大きな平面状の支持部を構成して
いる。ことによって両構造部材の結合が、緊締方向に対
し横方向でも安定化されるようになる。
【0016】
【実施例】次に本発明を、実施例の概略の図面に基いて
詳しく説明する。
【0017】図1には、図示されていない2つの家具プ
レートを解離可能に結合するための締付け部材1が図示
されている。締付け部材1は締付けピン2と緊締部材と
して役立っている拡開スリーブ3とから構成されてい
る。
【0018】組立の際には拡開スリーブ3が当該家具プ
レートの対応する孔に挿入される。拡開スリーブ3はそ
の外周部に配置された半径方向のリング状のストッパ4
によって制限されており、該ストッパ4は家具プレート
の孔から側方に突き出ており、それによって締付け部材
1を孔の縁部領域で支持している。孔の深さが所定の基
準寸法を超えている場合にはストッパリング4が締付け
部材1の挿入深さを制限するようになっている。
【0019】ストッパ4の外に拡開スリーブ3の外周部
には、弾性的に旋回可能な支持アーム5と、半径方向で
リブ状の複数の付加部6とが設けられている。リブ状の
付加部6は右ねじのねじ山を形成している。
【0020】締付け部材1の押込み方向でみて第1のリ
ップ状の付加部6には、半径方向で内方に向いている突
出端部7が1体成形されている。拡開スリーブ3は突出
端部7によって、拡開スリーブ3の内方に案内される締
付けピン2の端部を覆っている。締付けピン2の長手方
向で拡開スリーブ3は、長手方向に延びる2つの分離ス
リット8によって分割されている。更に案内付加部9
が、軸方向で拡開スリーブ3の突起部を形成していて、
プラスチックから成る拡開スリーブ3と一体に製造され
ている。組み立てた状態では案内付加部9が第2家具プ
レートの孔に挿入されている。軸方向の固定のためには
並びに孔公差の補償のためには支持リブ10,11が役
立っている。
【0021】締付けピン2は円筒形のピン軸12を有
し、該ピン軸12はその拡開スリーブ側端部において半
径方向に拡幅している。締付けピン2の拡開スリーブ側
端部は、縦断面がほぼ台形を成し、横断面がほぼ方形を
成している。締付けピン2に沿って射出成形される拡開
スリーブ3の対応面は、それに対応できるように形成さ
れている。
【0022】締付けピン2は、その図示されていない上
方端部においてピンヘッド部に拡幅しており、該ピンヘ
ッド部によって公知の緊締部分に係止できるようになっ
ている。その際公知の緊締部分は、当該家具プレートの
コップ状の切欠き内に挿入されて、該切欠き内で回転可
能に支承されている緊締円筒である。ピンヘッド部を案
内するため緊締円筒には偏心した案内曲線部が設けられ
ている。緊締円筒のためのコップ状の切欠きは、別の孔
を介して案内付加部9の受容のために規定された孔に接
続されており、この孔の直径はピンヘッド部の直径より
も僅かに大きい。
【0023】相互に結合されるべき家具プレートに先づ
必要な孔乃至切欠きを設ける。この目的のため一方の家
具プレート内に拡開スリーブ3のための孔を設ける。第
2の家具プレートには、案内付加部9用の孔、緊締円筒
用のコップ状の切欠き及び緊締円筒用の切欠き、並びに
案内付加部9用の孔に接続された別の孔を設ける。この
ように予め準備されて家具プレートが組立位置に引き渡
される。
【0024】家具プレートを結合するためには先づ、締
付け部材1を拡開スリーブ3と共にこれ用に設けられた
孔に押し込むか乃至は拡開スリーブ3の外周部に設けら
れたねじ山を利用して螺入する。その際支持アーム5
が、先づ孔縁部上に乗り上げかつ拡開スリーブ3を更に
挿入する際半径方向で内方に向って旋回させられる。ス
トッパリング4が孔縁部に載置されると同時に、拡開ス
リーブ3の孔への所要の押込み深さが達成される。
【0025】孔が拡開スリーブ3の外径よりも大きな寸
法を有している場合には、支持アーム5が拡開スリーブ
3の外方輪郭を側方で突き抜けかつ軸方向の押込み方向
に対し鋭角を成して傾斜して、孔の壁部に当接するよう
になる。拡開スリーブ3の引張応力が押込み方向とは反
対の方向に作用しているような場合には、支持アーム5
が孔の壁部に支持され、それによって拡開スリーブ3が
半径方向で不動に固定されるようになる。
【0026】拡開スリーブ3のための受容孔が所定の基
準寸法で又は所定の公差内の不足寸法で穿孔されている
場合には、プラスチック拡開スリーブ3が孔に挿入され
る際挿入方向に対し横方向に押しつぶされる。挿入され
た後拡開スリーブ3は、その材料の弾性に基いて孔内で
緊締されて保持される。リブ状の付加部6が孔壁部の組
織内に食い込み、これによって拡開スリーブ3の軸方向
の固定が改善される。この場合支持アーム5は拡開スリ
ーブ3の外方輪郭に旋回させられる。
【0027】このような形式で第1家具プレートに固定
された締付け部材1は、案内付加部9と締付けピン2の
自由端部とがこの家具プレートを軸方向で突き出るよう
になる。組立作業を更に続けると、今度は締付けピン2
の自由端部が案内付加部9のための孔及び案内付加部9
の延長部に設けられた孔を貫通して、緊締円筒のための
コップ状の切欠きにまで押し込まれるようになる。緊締
円筒は、回転させることによって締付けピン2のヘッド
部に係合するようになる。緊締円筒の回転角度が増加す
るのにつれてピンヘッド部は緊締円筒の案内曲線部に沿
って案内され、かつ締付けピン2には引張力が負荷され
る。その結果締付け部材1はその案内付加部9と共に、
相互に結合されるべき家具プレートが互いに当接するよ
うになる前に、このために設けられた孔に嵌め込まれる
ようになる。緊締円筒を更に回転させると、今度は第2
家具プレート内で軸方向に固定された拡開スリーブ3に
対し締付けピン2が軸方向で相対運動を行うようにな
る。この相対運動の際、締付けピン2の、半径方向に拡
幅された拡開スリーブ側の端部が拡開スリーブ3を外方
に向って拡開し、それによって孔壁部と拡開スリーブ3
の外周部との間に作用する緊締力が大きくなり、その結
果、当該家具プレートにおける締付け部材1の軸方向の
保持が改善されるようになる。つまり両家具プレートの
不動で永続的な結合作用が保証されるようになる。特に
図2に認められる拡開スリーブ3の分離スリット8によ
って、締付けピン2の相対移動のために調達されるべき
引張力が減少して、拡開スリーブ3の拡開作業を簡単に
行うことができるようになっている。
【0028】両家具プレート間の結合を解離するために
は前述の作業ステップを逆の順序で行う。拡開スリーブ
3を所属の孔から引き出す際には、拡開スリーブ3のね
じ山が右ねじであるため拡開スリーブ3を半時計方向に
回転させなければならないが、支持アーム5は、拡開ス
リーブ3の外周部に設けられた当接縁部13において支
持されうるようになる。これによって、拡開スリーブ3
を抜き出す際支持アーム5が剪断されるのを阻止するこ
とができる。
【0029】図1及び図2の締付け部材1の場合には、
プラスチックから製造される拡開スリーブ3が締付けピ
ン2に沿って射出成形されており、一方図3及び図4に
は相互に係止可能な構造部分が図示されている。
【0030】拡開スリーブ3aは使用状態では緊締部材
として締付けピン2aをその外周部において部分的にだ
け取り囲んでいる。両構造部分を結合するため、締付け
ピン2aを拡開スリーブ3aの側方の係合案内部14に
当て付け、かつ拡開スリーブ3aの係合受容部15内に
圧力を用いて横方向に押し込める。
【0031】締付けピン2aはピン軸12aに半径方向
で外方に向いた連行部16を有し、該連行部16は、拡
開スリーブ3aの内壁に対応して形成された、図示され
ていない切欠きに係合可能である。連行部16と拡開ス
リーブ3aの内壁に所属する切欠きとを介して、締付け
ピン2aと拡開スリーブ3aとの間には、締付けピン2
aの軸方向及び回転方向の両方向において機能的である
結合部が形成される。つまり締付けピン2aの連行部1
6は、拡開スリーブ3aのために当該締付け部材の押し
込み又は引き出しの際回転方向における対応支承体とし
て役立っている。従って締付けピン2aを押し込む際連
行部16は、軸方向における拡開スリーブ3aと締付け
ピン2aとの間の相対運動を阻止している。これ以外の
点では締付けピン2a及び拡開スリーブ3aは、図1及
び図2に図示された構造部材と構造的に一致している。
【0032】図5及び図6には、長手方向で分割された
拡開スリーブ3bの形状を成している緊締部材が図示さ
れている。拡開スリーブ3bを長手方向で分割すること
によって、プラスチックフィルム19を介して相互に螺
着状に結合されたシェル半部17,18が形成される。
シェル半部17,18はその内面に、締付けピン3bを
受容するための切欠きを有している。締付け部材を前以
って組立てるためには、先づ締付けピン3bをシェル半
部17又は18の切欠き内に挿入する。続いてシェル半
部17及び18を折り畳んで一緒にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】射出成形されたプラスチック製緊締部材を備え
ている本発明の締付け部材の、第1実施例の部分断面図
である。
【図2】図1の緊締部材の横断面図である。
【図3】締付け部材の第2実施例における緊締部材の横
断面図である。
【図4】図3の緊締部材に係合可能な締付けピンの図で
ある。
【図5】螺着状に相互に結合された2つのシェル半部か
ら成る緊締部材の図である。
【図6】図5の緊締部材のシェル半部の内面図である。
【符号の説明】
1 締付け部材 2,2a 締付けピン 3,3a,3b 緊締部材、拡開スリーブ 4 ストッパ 5 支持アーム 6 付加部 7 突出端部 8 分離スリット 9 案内付加部 10,11 支持リブ 12 ピン軸 13 当接縁部 14 係合案内部 15 係合受容部 16 連行部 17,18 シェル半部 19 プラスチックフィルム

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造部材、殊に家具プレートを結合する
    ための連結金具であって、第1構造部材に支持された緊
    締部分と、第2構造部材の切欠き内に不動に固定可能な
    締付け部材(1)とを備え、該締付け部材(1)が、緊
    締部分によって軸方向の緊締方向に引張り可能な、第2
    構造部材に配設された領域において緊締方向に対し横方
    向に拡幅されている締付けピン(2,2a)と、拡幅部
    の領域において締付けピン(2,2a)の外周部を少く
    とも部分的に取り囲みかつ締付けピン(2,2a)を用
    いて緊締方向に対し横方向に拡開可能である緊締部材
    (3,3a,3b)とを有している形式のものにおい
    て、 緊締部材(3,3a,3b)が、締付けピン(2,2
    a)から離反した外周部に、緊締部材(3,3a,3
    b)の外方輪郭を緊締方向に対し横方向で突出しかつ緊
    締方向に対して弾性的に旋回可能である、少くとも1つ
    の、殊には2つの、支持アーム(5)を有していること
    を特徴とする、拡張ボルト。
  2. 【請求項2】 緊締部材(3,3a,3b)が、支持ア
    ーム(5)のための、半径方向平面内で機能する少くと
    も1つの支持装置を有していることを特徴とする、請求
    項1記載の拡張ボルト。
  3. 【請求項3】 支持アーム(5)が緊締部材(3,3
    a,3b)の外方輪郭の切欠き内へ旋回可能であること
    を特徴とする、請求項1又は2記載の拡張ボルト。
  4. 【請求項4】 緊締部材(3,3a,3b)の外周部に
    雄ねじが設けられており、支持アーム(5)が内方へ旋
    回させられた状態で緊締部材(3,3a,3b)の外方
    輪郭に整合し、かつ外方輪郭に整合したその面が少くと
    も1つのリブ状の付加部(6)を有し、該付加部(6)
    は雄ねじのねじ山に続いて緊締部材(3,3a,3b)
    に沿って延びていることを特徴とする、請求項3記載の
    拡張ボルト。
  5. 【請求項5】 締付けピン(2,2a)及び又は緊締部
    材(3,3a,3b)が、その互いに向い合う面におい
    て緊締方向に対しほぼ横方向に少くとも1つの連行部
    (16)を有し、該連行部(16)は協働する対応面の
    切欠きに係合していることを特徴とする、請求項1から
    4までのいづれか1項記載の拡張ボルト。
  6. 【請求項6】 緊締部材(3,3a,3b)が締付けピ
    ン(2,2a)を、緊締部分から離れた端部において緊
    締方向に対し横方向で少くとも部分的に取り囲んでいる
    ことを特徴とする、請求項1から5までのいづれか1項
    記載の拡張ボルト。
  7. 【請求項7】 緊締部材(3,3a,3b)がほぼ軸方
    向に分割されており、緊締部材(3,3a,3b)の各
    部分が相互にヒンジ状に結合されていることを特徴とす
    る、請求項1から6までのいづれか1項記載の拡張ボル
    ト。
  8. 【請求項8】 緊締部材(3,3a,3b)がほぼ軸方
    向に分割されており、緊締部材(3,3a,3b)の各
    部分が相互に解離可能に結合可能であることを特徴とす
    る、請求項1から7までのいづれか1項記載の拡張ボル
    ト。
  9. 【請求項9】 緊締部材(3,3a,3b)の各部分が
    相互に係止可能であることを特徴とする、請求項8記載
    の拡張ボルト。
  10. 【請求項10】 緊締部材(3,3a,3b)が案内付
    加部を有し、該案内付加部は、締付けピン(2,2a)
    をその外周部において少くとも部分的に取り囲み、かつ
    組み込まれた状態では、緊締部材(3,3a,3b)に
    配属された構造部材を緊締方向に突出し、緊締部分側の
    構造部材と協働していることを特徴とする、請求項1か
    ら9までのいづれか1項記載の拡張ボルト。
JP7019585A 1994-02-07 1995-02-07 拡張ボルト Pending JPH0854009A (ja)

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