JPH0853557A - スルホン化及び中和による製品の表面処理方法 - Google Patents

スルホン化及び中和による製品の表面処理方法

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JPH0853557A
JPH0853557A JP7183937A JP18393795A JPH0853557A JP H0853557 A JPH0853557 A JP H0853557A JP 7183937 A JP7183937 A JP 7183937A JP 18393795 A JP18393795 A JP 18393795A JP H0853557 A JPH0853557 A JP H0853557A
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neutralization
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plastic
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JP7183937A
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ティーナン アン
Frederic Menu
メヌー フレデリック
Zdenek Hruska
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J7/00Chemical treatment or coating of shaped articles made of macromolecular substances
    • C08J7/12Chemical modification
    • C08J7/14Chemical modification with acids, their salts or anhydrides

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な方法により、特に1種以上のアルコー
ルを含む燃料に対して不透過性の高いプラスチック製品
を提供する。 【解決手段】 実質的にプラスチックからなる一以上の
表面を含む製品の少なくとも一部を表面処理する方法に
おいて、該方法が一以上のスルホン化工程及び一以上の
中和工程を含み、少なくとも一つの中和工程を1種以上
のポリアミン化合物と接触させることにより実施する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スルホン化及び中
和による製品の表面処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パイプ、フィルム又は容器、特に瓶又は
タンクのような実質的に不透過性の製品の製造には、長
年金属が使用されてきた。しかし今日では、そのような
用途においてはプラスチックが、特に使用が容易である
こと、軽量であること及び腐食しにくいことなど多くの
利点を示す。しかしながら、現在のプラスチックの多く
は、ある種の有機物質、特に燃料中に存在するある種の
成分に対して完全には不透過性ではない。特に、一般的
に使用されているプラスチックの相対的な不透過性は、
例えばエタノール又はメタノールのような1種以上のア
ルコールを燃料に含むことに実質的に影響される。更
に、燃料タンクから周囲への排気ガス許容量に関する規
定は、特に環境の制約のために非常に過酷である。従っ
て、特に前述の新規燃料に対して実質的に不透過性を増
大させた製品を入手しうることは望ましいことである。
【0003】文献(BE-740,763)には、その不透過性を改
良するために三酸化硫黄の存在下でスルホン化し、次い
で中和することにより容器を表面処理することが記載さ
れている。しかしながら、そのような処理による容器の
不透過性は、前述の要件に関しては低いままである。文
献JP-58-134,856 によれば、ガソリン及びアルコールの
混合物を入れる予定のプラスチック製の容器の場合に
は、三酸化硫黄の存在下におけるスルホン化及びアンモ
ニアを用いた中和の後、アルカリ土類金属塩を含む水溶
液を用いた処理により改良された結果が得られることも
公知である。しかしながら、そのような処理は、スルホ
ン化及び中和の後に追加の工程を必要とする点で工業的
に使用するには複雑であり、有利ではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、簡単な方法により特に前述の燃料に対して不透過
性の高い製品の製造を可能にすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は実質
的にプラスチックからなる一以上の表面を含む製品の少
なくとも一部を表面処理する方法において、前記方法が
一以上のスルホン化工程及び一以上の中和工程を含み、
少なくとも一つの中和工程を1種以上のポリアミン化合
物と接触させることにより実施することを特徴とする方
法に関する。製品はいかなる種類でもよく、例えばフィ
ルム、パネル、パイプ又は中空体等の形状でもよい。本
発明は中空体の場合に有利である。燃料タンクの場合に
特に有利である。その他の中空体、パイプ又は特に自動
車を整備するためのエンジンの燃料供給回路の作業に関
連するその他の製品にも有利である。プラスチックは、
製品の通常の使用条件下で固体であり、スルホン化しう
る、その他の点では公知であるようなポリマープラスチ
ックである。このプラスチック材料は1種以上のポリマ
ーを含みうる。一般的には、任意の置換基が非芳香族で
ある線状の基本的な分子構造を有する1種以上の熱可塑
性炭化水素ポリマーを使用する。これらのポリマーはホ
モポリマーでも、コポリマーでも、それらの混合物でも
よい。そのようなポリマーの例としては、例えばポリオ
レフィン又は塩化ビニルポリマーを使用しうる。ポリオ
レフィン、特にポリエチレンの場合に良好な結果が得ら
れた。高密度ポリエチレン(HDPE)の場合に優れた結果が
得られた。
【0006】酸化防止剤、安定剤、顔料又はその他の添
加剤のような1種以上の従来の添加剤は、製品を使用す
る際のスルホン化される製品の性能又は実質的にその性
質、特に機械的性質に影響を及ぼさないかぎり、明らか
にプラスチックに添加しうる。目標とする製品は、実質
的にプラスチックを含む一以上の表面を含む。それらは
全体が実質的に単一のプラスチックからなるか、実質的
に1種のプラスチック及び、1種以上のその他のプラス
チック、又は1種以上のその他の物質からなる表面を含
む。したがって、製品は1種以上のその他の層又は1種
以上のその他の物質からなる1種以上のその他の部分を
含みうる。したがって本発明によれば特に、処理される
表面層のみが実質的にプラスチックからなる多層製品を
使用しうる。中空体の場合には、処理される表面層は内
部の層でも外部の層でもよい。好ましくは、中空体の内
部の層を処理する。全体が実質的に単一のプラスチック
からなる製品の場合に優れた結果が得られた。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明による方法は一以上のスル
ホン化工程を含みうる。好ましくは、単一のスルホン化
工程を含む。スルホン化工程は、従来の方法で、当業者
の従来の条件下で実施される。処理される製品は、液相
中又は気相中で不活性化合物中に希釈された三酸化硫黄
に接触させる。好ましくは、例えば窒素、二酸化炭素、
二酸化硫黄又は空気のような乾燥不活性ガスを使用す
る。三酸化硫黄との反応により硫酸の液滴を形成しうる
水蒸気の存在を回避することが重要である。一般的に
は、0.1乃至35容量%、好ましくは15乃至30容
量%の三酸化硫黄を添加する。接触時間は三酸化硫黄の
濃度に反比例する。一般的には0.1乃至20分であ
る。圧力及び温度は、特にその他の作業パラメータの関
数として適合させうる。反応は、特に周囲温度及び周囲
圧力で実施しうる。スルホン化の後、しばしば製品又は
容器を例えば窒素のような不活性ガスを用いて残存する
三酸化硫黄をパージする。残存する三酸化硫黄を、数秒
程度、特に10秒未満の非常に短いアンモニアの噴射に
より中和することもできる。後者の場合には、次いで、
その後中和工程にさらされる製品又は製品の一部を最も
しばしば水を用いて洗浄することが好ましい。
【0008】本発明による方法は、製品の全て又は一部
の中和工程を一以上含む。好ましくは製品の全て又は一
部の単一中和工程を含む。中和工程は、表面処理する製
品の少なくとも一部を1種以上のポリアミン化合物と接
触させることにより実施される。ポリアミン化合物は、
2個以上のアミン官能基を含む脂肪族化合物を意味する
と理解される。ポリアルキレンポリアミンがポリアミン
化合物として有利に使用される。ポリアルキレンポリア
ミンのうち、特にトリエチレンテトラミン(TETA)の場合
に良好な結果が得られた。アルキレンポリアミンもポリ
アミン化合物として有利に使用される。アルキレンポリ
アミンのうち、特にエチレンジアミン(EDA) の場合に良
好な結果が得られた。ポリアルキレンイミンもポリアミ
ン化合物として有利に使用される。ポリアルキレンイミ
ンのうち、未置換の、分枝鎖状又は線状の、又はアミン
官能基上においてアルキル又はアシル基で置換されてい
るホモポリマー又はコポリマーを使用しうる。これらの
ポリアルキレンイミンの分子量は300乃至1,00
0,000である。ポリエチレンイミンの場合に優れた
結果が得られた。
【0009】1種以上のポリアミン化合物を使用するこ
とが可能である。例えば、1種以上のポリアルキレンポ
リアミン、アルキレンポリアミン及び/又はポリアルキ
レンイミンから選択したポリアミンの混合物を使用しう
る。そのような混合物は特に、実質的に分子量の異なる
複数のポリアルキレンイミンを使用する利点を組み合わ
せることを可能とする。好ましくは、分子量が500,
000より大きいポリアルキレンイミンは単独では使用
しない。複数のポリアルキレンイミンの混合物が有利に
使用される。中和工程中においては、一般的にはポリア
ミン化合物は少なくとも0.05容量%の割合で存在す
る。好ましくは少なくとも0.1容量%の割合、更に好
ましくは少なくとも1容量%の割合で存在する。ポリア
ミン化合物は純粋な形でも希釈された形でも使用しう
る。特に20容量%以下、更に特に10容量%以下に希
釈して使用するのが有利である。ポリアミン化合物は特
に水中に希釈しうる。製品を液体又は気体状の中和溶液
と接触させうる。中空体の場合には、液体状の水性中和
溶液で満たすことは簡単である。この溶液は特に噴流の
形で使用しうる。
【0010】中和工程の接触時間は、数種の開発試験か
ら、その他の作業パラメータと関連させて当業者により
容易に最適化しうる。実際には、短時間で十分である。
5分以下で良好な結果が得られた。前記の接触時間は、
しばしば10秒以上であり、好ましくは1分以上であ
る。中和は、特にポリアミン化合物が水で希釈されてい
る場合には例えば0乃至100℃の幅広い温度範囲で実
施しうる。周囲温度において良好な結果が得られた。圧
力もまたその他の作業パラメータに適合させうる。大気
圧において良好な結果が得られた。中和後、必要であれ
ば、製品から残存反応生成物及び中和剤を除去するため
に製品を洗浄及び/又は乾燥させる。本発明による方法
は、実質的にその不透過性を改良するために製品の表面
処理を十分な深さまで実施しうる。実際には、処理され
る深さはしばしば5乃至30μm 程度である。好ましく
は、少なくとも10μm である。
【0011】本発明による表面処理方法は、製品の構成
物質の前加工と有利に組み合わせうる。したがって本発
明はまた、実質的にプラスチックからなる表面を一以上
含む製品の製造方法であって、一以上の加工工程及び前
述の表面処理工程を含む製造方法にも関する。加工工程
は、1種以上の物質を変換するために使用し、製品の製
造を可能にするいずれかの公知の方法を意味すると理解
される。1種以上のプラスチックの加工の場合には、加
工工程の非限定例として、射出、押出、押出吹込成形又
は圧延がある。1種以上のプラスチック製の中空体の特
定の場合においては、加工工程として押出吹込成形を実
施するのが好ましい。加工工程の後、迅速に、特に直ち
に表面処理を実施することが有利であることが分かっ
た。あるいは表面処理は、製品の少なくとも一表面を実
質的に構成するプラスチックについて、加工工程の前で
あっても、特にまだ添加剤で処理していないポリマー粉
末について実施しうる。
【0012】
【実施例】以下の実施例1R及び6Rは比較例として提
供されている。実施例2乃至5、7及び8は、限定する
ことなく本発明を説明する。透過性は、本明細書におい
ては、gmm/m2d 、すなわち、外側を交換する表面積の平
方メートル当たり及び1日当たりの燃料のグラム数と製
品の厚さのミリメートル数の積で表される。実際には、
1日当たりの燃料のグラム数のみで表される透過性よ
り、製品の厚さに比例して、外側を交換する表面積に反
比例した製品の透過性を評価することが論理的である。
実際、そのような測定は、例えば中空体の場合に、厚さ
と表面積の低下した瓶と、厚さと交換表面積の増大した
燃料タンク間における当業者に公知の尺度の効果を考慮
しないであろう。機能透過性(functioning permeabili
ty) とは、時間の関数として安定になった時のこの性質
を意味すると理解される。そこに到達するのに必要な時
間は、明らかに製品に特異的な性質にとりわけ関連し、
絶対的には定義できない。大きさの程度として、瓶の透
過性は約1カ月後に機能するが、タンクの場合には同一
の状態に達するのに3か月必要であると評価できる。
【0013】実施例1R 高密度ポリエチレン(HDPE)製の、内容積360cm3 、厚
さ2mm及び内部表面積280cm2 の瓶を押出吹込成形に
より製造した。使用したHDPEは、平均密度が0.946
g/m3で、HLMI(ASTM 標準1238-1987 による高負荷メルト
インデックス)が5.4乃至6.8g/10分で1g/kgのIrg
anox(登録商標)1076 安定剤を含むPhillipsタイプのも
のであった。この瓶の内部表面を、窒素中に15容量%
の三酸化硫黄を希釈したガス流を周囲温度及び大気圧下
で10分間噴射して保持することにより接触させた。次
いで瓶を周囲温度及び大気圧下で5分間窒素でパージし
た。次いで、周囲温度及び大気圧下において10容量%
のアンモニアを含む水溶液200cm3 で満たし、5分間
攪拌した。最後に瓶を空にして、水で洗浄し、60℃の
オーブン中で一昼夜乾燥させた。
【0014】この瓶の透過性の評価は、92.5容量%
のオクタン価が95の鉛を含まないCEC RF 08-A-85ガソ
リン、5容量%のメタノール及び2.5容量%のエタノ
ールを含む混合物(TF2(試験燃料2)という名称で米国で
知られている混合物)を用いて実施した。瓶を300cm
3 のこの混合物で満たし、栓をして、秤量し、40℃の
部屋に貯蔵した。1か月後、機能条件下で(under func
tioning conditions) 、ECE 標準34-1979(Appendix 5)
に従って重量損失により測定したその透過性は14.3
gmm/m2dであった。比較のために測定した同一の未処理
瓶は、機能条件下で71gmm/m2d を失った。
【0015】実施例2 瓶に10容量%の分子量が20,000のLupasol(登録
商標) WF ポリエチレンイミンを含む水溶液を満たすこ
とにより中和を実施すること以外は、同様にして実施例
1Rの瓶と同一の瓶を処理した。1か月後、機能条件下
で、ECE 標準34-1979(Appendix 5) に従って重量損失に
より測定したその透過性は1.43gmm/m2d であった。実施例3 瓶に純粋なエチレンジアミン(メルクインデックス10
版,3741)を満たすことにより中和を実施すること
以外は、実施例1Rの瓶と同一の瓶をこの実施例と同様
にして処理した。1か月後、機能条件下で、ECE 標準34
-1979(Appendix 5) に従って重量損失により測定したそ
の透過性は2.85gmm/m2d であった。
【0016】実施例4 中和のために瓶に10容量%のトリエチレンテトラミン
(メルクインデックス10版,9483)を含む水溶液
を満たすこと以外は、実施例1Rの瓶と同一の瓶をこの
実施例と同様にして処理した。1か月後、機能条件下
で、ECE 標準34-1979(Appendix 5) に従って重量損失に
より測定したその透過性は2.14gmm/m2d であった。実施例5 中和のために瓶に10容量%のLupasol(登録商標) WF
ポリエチレンイミン(PEI) とエチレンジアミン(EDA) の
等容量部混合物を含む水溶液を満たすこと以外は、実施
例1Rの瓶と同一の瓶をこの実施例と同様にして処理し
た。1か月後、機能条件下で、ECE 標準34-1979(Append
ix 5) に従って重量損失により測定したその透過性は
1.43gmm/m2d であった。
【0017】実施例6R 高密度ポリエチレン(HDPE)製の、内容積60cm3 、平均
の厚さ2mm及び内部表面積1.5m2の燃料タンクを押出
吹込成形により製造した。使用したHDPEは、平均密度が
0.948g/m3で、HLMIが3.4g/10分で0.2g/kgの
カーボンブラックと2g/kgのIrganox(登録商標)B 225安
定剤を含んだ。このタンクの内部表面を、窒素中に15
容量%の三酸化硫黄を希釈したガス流を49℃及び大気
圧下で2分間噴射して保持することにより接触させた。
次いでタンクを周囲温度及び大気圧下で2分間窒素でパ
ージした。次いで、周囲温度及び大気圧下において、微
細な噴霧液滴状の、15容量%の水で湿らせた70容量
%のアンモニアと15容量%の空気を含む混合物で10
0秒間満たした。最後にタンクを空にして、水で洗浄
し、60℃のオーブン中で一昼夜乾燥させた。
【0018】このタンクの透過性の評価は、90容量%
のオクタン価が95の鉛を含まないCEC RF 08-A-85ガソ
リンと10容量%のエタノールを含む混合物(TF1(試験
燃料1)という名称で米国で知られている混合物)を用い
て実施した。タンクを30リットルのこの混合物で満た
し、栓をして、秤量し、40℃の部屋に貯蔵した。3か
月後、機能条件下で、ECE 標準34-1979(Appendix 5) に
従って重量損失により測定したその透過性は10gmm/m2
d であった。このタンクの透過性はまた、"Measurement
of fuel evaporate emission fromgasoline powered p
assenger cars and light trucks, technical enclosur
e SAE J171,June 82"に記載されているSHED測定に従っ
て評価した。3か月後、機能条件下で、この方法に従っ
て測定したタンクの透過性は8.3gmm/m2d であった。
【0019】実施例7 中和のためにタンクに5容量%の分子量が600,00
0乃至1,000,000のLupasol(登録商標) P ポリ
エチレンイミン(PEI) を含む水溶液3リットルを満た
し、次いで3分間攪拌すること以外は、実施例6Rのタ
ンクと同一の燃料タンクを同様にして処理した。3か月
後、機能条件下で、ECE 標準34-1979(Appendix 5) に従
って重量損失により測定したその透過性は1gmm/m2d で
あった。同時に、前述のSHED法に従って測定したタンク
の透過性は0.83gmm/m2d であった。実施例8 中和のためにタンクに5容量%の分子量が600,00
0乃至1,000,000のLupasol(登録商標) P ポリ
エチレンイミン(PEI) と分子量が約2,000のLupaso
l(登録商標) G ポリエチレンイミンとの等容量部混合物
を含む水溶液3リットルを満たし、次いで3分間攪拌す
ること以外は、実施例6Rのタンクと同一の燃料タンク
を同様にして処理した。3か月後、機能条件下で、前述
のSHED法に従って測定したタンクの透過性は0.67gm
m/m2d であった。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的にプラスチックからなる一以上の
    表面を含む製品の少なくとも一部を表面処理する方法に
    おいて、前記方法が一以上のスルホン化工程及び一以上
    の中和工程を含み、少なくとも一つの中和工程を1種以
    上のポリアミン化合物と接触させることにより実施する
    ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記製品が中空体である請求項1記載の
    方法。
  3. 【請求項3】 前記中空体が燃料タンクである請求項2
    記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記プラスチックが高密度ポリエチレン
    である請求項1乃至3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記ポリアミン化合物がポリアルキレン
    ポリアミンである請求項1乃至4のいずれかに記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 前記ポリアミン化合物がアルキレンポリ
    アミンである請求項1乃至4のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記ポリアミン化合物がポリアルキレン
    イミンである請求項1乃至4のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記ポリアルキレンイミンがポリエチレ
    ンイミンである請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記一以上の中和工程をポリアミン化合
    物の混合物と接触させることにより実施する請求項1乃
    至8のいずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】 実質的にプラスチックからなる一以上
    の表面を含む製品の製造方法において、前記方法が一以
    上の加工工程及び請求項1乃至9のいずれかに記載の一
    つの表面処理を含む方法。
JP7183937A 1994-07-20 1995-07-20 スルホン化及び中和による製品の表面処理方法 Pending JPH0853557A (ja)

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